JPH10207953A - スケジュール交渉システムおよびスケジュール交渉エージェントプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

スケジュール交渉システムおよびスケジュール交渉エージェントプログラムを記録した記録媒体

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JPH10207953A
JPH10207953A JP1080097A JP1080097A JPH10207953A JP H10207953 A JPH10207953 A JP H10207953A JP 1080097 A JP1080097 A JP 1080097A JP 1080097 A JP1080097 A JP 1080097A JP H10207953 A JPH10207953 A JP H10207953A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スケジュールを調整する際に、先に予約され
ていた予定に対して変更、キャンセルの交渉ができるよ
うにする。 【解決手段】 役職などのオフィスにおけるメンバーの
属性が記述されたユーザ評価知識を用いて、新規の仕事
や仕事の変更を他のユーザに交渉する交渉手段を有する
ことにより、個人の都合とグループの都合を調整する。
さらに交渉手段は、交渉先のエージェントと繰り返し交
渉することで、例えば、自分以外の会議参加者の都合が
すでに調整されている場合には交渉に応じるといった調
整が可能となる。また、スケジュールのつまり具合を各
エージェントに問い合わせ、この回答から交渉の簡単さ
を意味する交渉容易度を算出する表明評価手段を用い
て、交渉手段が交渉先、交渉内容を選択することで、い
わゆる根回しを基にした調整を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】ユーザに代わって、個人スケ
ジュールを管理するエージェント(プログラム)が、他
のユーザが持つエージェントと様々な交渉を行うこと
で、グループスケジュールを自動的に調整するスケジュ
ール交渉システムとスケジュール交渉エージェントプロ
グラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】企業等において、頻繁に行われる会議の
開催に際しての開催日や、メンバーの決定は面倒な作業
である。特に、メンバー数が多くなればなるほど、各メ
ンバーのスケジュールの調整が厄介である。そこで、マ
イクロソフト社のSchedule+(米国マイクロソフト社の
商標:以下、従来技術1)、ノベル社のGroupWise (米
国ノベル社の商標:以下、従来技術2)、特開平07−
182415「会議予約システム」(以下、従来技術
3)、において、グループメンバーのスケジュールの把
握を助けることを目的としたスケジュール管理ソフトウ
ェアが開示されている。
【0003】従来技術1では、ネットワークを使ってス
ケジュールファイルを互いに共有しあい、他のメンバー
のスケジュールを参照できる。他のユーザに公開したく
ない仕事に関しては、プライベートと呼ばれる属性をセ
ットすることで、他人からその仕事を見た場合、その時
間に何か仕事が入っていることは表示されるが、具体的
な内容は表示されないようにすることができる。実際に
会議を開きたいときには、会議の主催者が参加メンバー
のスケジュールデータを参照し、空いている時間帯を探
して開催する。
【0004】従来技術2では、会議参加メンバーのスケ
ジュール管理ソフトウェアに問い合わせ、この問い合わ
せに対して、各会議参加メンバーのスケジュール管理ソ
フトウェアは、すでに予定が入っているかどうかを回答
する。会議主催者は、システムからのビジュアルに表示
された回答結果を基に、開催日時、参加メンバーの決定
を行う。
【0005】従来技術3では、従来技術2と同様の方法
で、参加メンバーのスケジュール管理ソフトウェアに問
い合わせて、会議参加メンバー全員が空いている日時に
自動的に会議室の予約等のセッティングを行う。
【0006】ここまで述べた従来技術の例は、他人のス
ケジュールを容易に把握するための支援ツールであっ
た。
【0007】一方、計算機が利用者のエージェント(代
理人)として、他のエージェントと様々な取引や交渉を
行う手法が研究されている。例えば、雑誌IEEE Transac
tionon Systems, Man, and Cybernetics, Vol. 21, No.
6, 1991の1462ページから1477ページに示された論文「M
ultistage Negotiation for distributed Constraint S
atisfaction」(以下、従来技術4)において、複数エ
ージェント間でのタスク・資源割り当て問題(分散制約
充足問題)の解決方法が示されている。
【0008】従来技術4では、部分タスク間に存在する
制約を局所的なエージェント間で解決し、この結果が別
の部分タスク間の制約に影響を与えることで、最終的に
は大局的な制約を満たした資源割り当てが可能になる。
【0009】各ユーザのスケジュールの都合を分散され
た制約と見たとき、グループワークのスケジューリング
は分散制約充足問題の側面を持っている。すなわち、各
ユーザのスケジュールの都合をエージェントで管理し、
制約を充足させるようにエージェント間で交渉を行うこ
とで、オフィスワークのスケジュール調整ができそうで
ある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術1
〜3の手法では、先に予約された仕事が最優先であり問
題である。さらに、会議参加者全員の空き時間がない場
合に会議を開くことができず、特に参加者の人数が多い
場合に問題となる。こういった場合、現実のオフィスワ
ークを見てみると、会議の主催者と参加者の間で、仕事
の重要度を判断して先に予約されている予定をキャンセ
ルしてもらう交渉を行ったり、グループ全体の都合を優
先してプライベートな予定を変更する交渉を行ったり、
上司のスケジュールを優先するように交渉を行うことで
うまく調整を行っている。すなわち、主催者と参加者の
間で交渉を行う必要がある。
【0011】一方、こういった主催者と参加者の間で行
われる交渉は、従来技術4でいう制約の充足解を求める
ことにあたる。ところが、従来技術4をそのままオフィ
スワークのスケジューリング問題に適応した場合に、す
べての制約を満たす解が存在しなかったり、存在する場
合においても、非常に多くのユーザのスケジューリング
の変更を強いられることがありえた。つまり、オフィス
ワークのスケジューリング問題は、ある制約が満たされ
ることをあきらめてでも、より局所的に(少ない人数
で)調整できる仕組みが必要である。
【0012】そこで、本発明の目的は、上述した従来技
術の問題を解決する、新規で有効なスケジュール交渉シ
ステムとスケジュール交渉エージェントプログラムを記
録した記録媒体を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によるスケジュー
ル交渉システムでは、役職などの、オフィスにおけるメ
ンバーに関する属性が記述されたユーザ評価知識を用い
て、新規の仕事や仕事の変更を他のユーザに交渉する交
渉手段を有することにより、個人の都合とグループの都
合をうまく調整できる。例えば、会議の依頼を受けた場
合、このユーザの独断の都合では断りたいが、役職の高
いユーザのスケジュールに合わせて、交渉に応じるとい
った調整が可能となる。
【0014】さらに交渉手段は、交渉先のエージェント
と繰り返し交渉することで、例えば、自分以外の会議参
加者の都合がすでに調整されている場合には交渉に応じ
るといった調整が可能となる。
【0015】また、スケジュールのつまり具合を各エー
ジェントに問い合わせ、この回答から交渉の簡単さを意
味する交渉容易度を算出する表明評価手段を用いて、交
渉手段が交渉先、交渉内容を選択することで、いわゆる
根回しを基にした調整を行うことができる。
【0016】例えば、できるかぎり少ない人数で調整し
たり、役職の高いユーザのスケジュールの変更がないよ
うに調整することができる。
【0017】また、本発明のスケジュール交渉システム
をコンピュータが読み取り可能なプログラムによって記
述し、CD−ROMやDVD、フロッピーディスクに代
表される記録媒体によって提供することが可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0019】まず、図1と図2を参照して、本発明によ
るスケジュール交渉システムの実施の形態について説明
する。
【0020】図2に本発明の利用形態の一例を示す。本
発明によるスケジュール交渉システムは、図1のスケジ
ュール交渉エージェント101と同様の構成のものがユ
ーザ毎に存在し、それらがネットワーク106で互いに
結合される。スケジュール交渉エージェント101は、
各々が独立して動作し、互いに通信を行うためにネット
ワークアドレスが割り当てられている。図2の例では、
ユーザ1のスケジュール交渉エージェントは「SCH0
01」というネットワークアドレスが割り与えられてお
り、他のスケジュール交渉エージェントはネットワーク
アドレス「SCH001」を用いてユーザ1のスケジュ
ール交渉エージェントと通信することができる。ネット
ワーク106は、複数のスケジュール交渉エージェント
を結合する仮想的なものであり、ローカルエリアネット
ワーク、ワイドエリアネットワーク、あるいは同一マシ
ーン内のプロセス間通信でも良い。
【0021】図1は、スケジュール交渉エージェント1
01の構成の一例を示すブロック図である。スケジュー
ル交渉エージェント101は、ユーザ個人のスケジュー
ルを管理するスケジュール管理手段109と、前記スケ
ジュール交渉エージェント101が互いに通信を行うネ
ットワーク106と、例えば役職などの、オフィスにお
けるメンバーに関する属性が記述されたユーザ評価知識
107と、他のユーザが持つ前記スケジュール交渉エー
ジェント101にスケジュールを問い合わせ、その結果
を前記ユーザ評価知識107を用いて評価する表明評価
手段103と、前記表明評価手段103から他のユーザ
のスケジュールの評価を得て、仕事の依頼、変更、キャ
ンセル等の交渉を、前記ネットワーク106を介して行
う交渉手段102と、自分以外のユーザが行っても構わ
ない仕事について、各エージェント毎に、仕事名と代理
人名を記述した知識を保持する代理人知識108と、仕
事の重要度や、ある仕事をキャンセルした場合に、その
仕事やメンバー等に与える影響や、ある仕事を代理人へ
依頼した場合の影響などを数値化した知識を保持する仕
事評価知識105と、他のエージェントからなされた仕
事の依頼などの交渉に対して、前記代理人知識108を
用いてその仕事を代理できるユーザがいるか検索し、さ
らに、前記仕事知識105を使って、この仕事の依頼の
内容を評価することで、依頼を受け入れるのか拒否する
のか代理人に頼むのかの回答を作成する交渉回答手段1
04とから構成される。
【0022】
【実施例】以下では、本発明のスケジュール交渉システ
ムを、グループにおける会議の日程を調整する例を用い
て、本発明の各手段の動作について詳しく説明する。
【0023】また、本実施例では、説明のために会議を
提起するユーザ(以下、主催者)を図2におけるユーザ
0とし、主催者が会議の参加を呼びかけるユーザ(以
下、参加者)をユーザ1,ユーザ2,...,ユーザn
とする。さらに、ユーザ0,ユーザ1,...,ユーザ
nはぞれぞれ、スケジュール交渉エージェント0,スケ
ジュール交渉エージェント1,...,スケジュール交
渉エージェントnを持つ。また、以下ではエージェント
という言葉は、スケジュール交渉エージェント101を
意味する。
【0024】ここで、本実施例における会議日程の調整
の流れについて図3を参照しながら説明する。また、説
明は図3の各ステップ毎に詳細に行う。
【0025】ステップS3001:主催者は、自分のス
ケジュール交渉エージェント(以下、主催エージェン
ト)に、次に説明する、会議名、参加者リスト、希望日
時のリストからなる項目をスケジュール管理手段109
を用いて入力する。 会議名:会議の呼び名。値は文字列。 参加者リスト:会議の参加者の名前のリスト。各参加者
の名前は、参加者の持つスケジュール交渉エージェント
(以下、参加エージェント)のネットワークアドレスへ
変換できるものとする。 希望日時のリスト:主催者が希望する日程(希望開始時
間と希望終了時間。以下希望日時)のリスト。
【0026】本実施例における、会議日程の調整とは、
会議の主催者が入力した希望日時に、参加者全員が参加
できるように調整することであり、必要があれば、主催
エージェントが参加不可能と表明しているユーザのエー
ジェントに参加するように説得を行う。
【0027】ステップS3002:主催エージェント
は、全ての参加エージェントに、会議への参加可能性を
尋ねるために、図4に示したフォーマット(以下、候補
リストテーブル)で、会議開催の希望日時のリストを渡
す。
【0028】図4に示した候補リストテーブルの各レコ
ードは、主催者が入力した希望日時1つを表している。
また、第一の項目は、希望開始時間を「年/月/日
時:分」で表したもので、第二の項目は希望終了時間を
「年/月/日 時:分」で表したものであり、第三の項
目は、参加エージェントが参加可能であるならば○、不
可能であるならば×を記述して回答するための項目であ
り、ステップS3002では第三の項目は空である。例
えば、図4の第1のレコードは「1996年11月25
日の10時から12時までの会議を開きたい」ことを意
味する。
【0029】また、この候補リストテーブルの入力方法
については特に図示していないが、当業者には分かるよ
うに、既存のキーボードやマウスなどの入力手段により
入力することができる。また、この候補リストテーブル
は、交渉手段102とネットワーク106を介して全て
の参加エージェントの交渉回答手段104に送られる。
ただし、この例はあくまで一例であり、候補リストテー
ブルに参加者リストを加え、交渉手段にこの参加者リス
トを参照させて該当する参加エージェントにのみ候補リ
ストテーブルを送信するように設計してもかまわない。
【0030】ステップS3003 主催エージェントは、参加エージェント全員からの回答
を待つ。
【0031】ステップS3101 参加エージェントは、主催エージェントから交渉回答手
段104を介して候補リストテーブルを受信し、会議の
参加可能性について調査を行う。実際には、受信した候
補リストテーブルに記載されている希望日時それぞれに
ついて、スケジュール管理手段109が管理しているス
ケジュールデータベース(以下、スケジュールDB)を
調べる。参加エージェントの交渉回答手段104は、こ
のスケジュールDBの該当する日時に予定が登録されて
いる場合には、参加不可能であるとして候補リストテー
ブルの第三の項目に×を記述し、スケジュールDBに登
録されていない場合には「参加可能」であるとして候補
リストテーブルの第三の項目に○を記述し、主催エージ
ェントに対して、ネットワーク106を使って回答を行
う。ここで、図5に図4に対するユーザ1の回答例を示
す。
【0032】図5において、ユーザ1は、11月25日
10時から12時までと11月26日13時から15時
までの2つの希望日時に参加可能であり、11月26日
10時から12時までと、11月27日15時から17
時までは参加不可能であることを意味する。
【0033】ステップS3004:主催エージェントの
交渉手段102は、参加エージェントの交渉回答手段1
04からネットワーク106を使って送られてくる候補
リストテーブルに対する回答を集計する。図6にユーザ
1、ユーザ2、ユーザ3、ユーザ4の図4の候補リスト
テーブルに対する回答を集計した例(以下、表明テーブ
ル)を示す。表明テーブルは、第一の項目は主催者の希
望開始日時、第二の項目は主催者の希望終了日時、第三
の項目はユーザ1の回答、第四の項目はユーザ2の回
答、第五の項目はユーザ3の回答、第六の項目はユーザ
4の回答を意味する。このように、表明テーブルは主催
エージェントの交渉手段102が候補リストテーブル
に、参加者全員の回答に関する項目を追加して作成す
る。
【0034】図6において、第一レコードは、「11月
25日10時から12時までの会議には、ユーザ1とユ
ーザ2が参加可能であるがユーザ3とユーザ4は参加不
可能である。」ことを意味する。次に、主催エージェン
トは、表明テーブルから全員が参加できる日時を検索す
る。
【0035】ステップS3005:交渉手段102は、
ステップS3004で作成した表明テーブルを用いて、
会議参加者の全員が参加できる希望日時が存在した場
合、ステップS3006以降を実行する。全員参加でき
る希望日時が存在しない場合、主催エージェントは、参
加エージェントへ交渉を行うためにステップS3007
以降を実行する。ここで、交渉とは、ステップS3101
での参加エージェントからの回答で、「参加不可能」と
表明してきた希望日時に対して、「参加可能」、あるい
は代理人を回答するように主催エージェントが説得する
ことである。
【0036】ステップS3006:主催エージェントの
交渉手段102は、主催者がステップS3002におい
て入力した候補リストテーブルのうち、会議を開催する
ことが可能な日時、すなわち参加者からの回答がすべて
○であった希望日時を主催者に表示する。この表示方法
に関しては特に図示していないが、例えば、「希望開始
日時 → 希望終了日時」のフォーマットで開催可能日
時をディスプレイ上に列挙して表示すればよい。主催者
はこの表示から実際に会議を開催する日時をひとつ、既
存のキーボードやマウスなどの入力手段により選択す
る。主催エージェントの交渉手段102はこの入力を受
けて、参加エージェントへ会議開催通知を送り、会議日
程の調整作業を終了する。ただし、特に図面には図示し
ていないが、本発明に、会議開催通知を作成する既存の
会議開催通知手段を加えることにより、容易に会議開催
通知を作成することが可能である。
【0037】ステップS3007:主催エージェントの
交渉手段102はまず、最も簡単に交渉が成功しそうな
候補日時を決定するために、ステップS3004におい
て作成した表明テーブルを表明評価手段103に送る。
【0038】主催エージェントの表明評価手段103
は、表明テーブルを受け取ると、表明テーブルの各レコ
ード毎に(すなわち、主催者が入力した希望日時毎
に)、全員が参加できるように参加者エージェントを説
得する場合の簡単さ(以下、交渉容易度)を算出する。
【0039】ここで、図7を用いてユーザ評価知識が保
持する知識の例を示す。
【0040】ユーザ評価知識107は役職の高い順に、
上司を親、部下を子としてツリーで表し、役職毎に評価
値を割り当てる。評価値は0以上の整数とする。図7の
例では、ユーザ1の評価値(以下、Val(ユーザ
1))は1であり、Val(ユーザ2)=1であり、V
al(ユーザ3)=3であり、Val(ユーザ4)=5
である。
【0041】表明評価手段103は、主催者が入力した
希望日時毎に、交渉容易度を以下の計算式で算出する。
【0042】交渉容易度(t)=(Val(ユーザY
1)+Val(ユーザY2)+...+Val(ユーザ
Ym))−(Val(ユーザN1)+Val(ユーザN
2)+...+Val(ユーザN1) ) ただし、t:希望日時 ユーザY1,ユーザY2,...,ユーザYm : 希
望日時tに参加可能と表明したエージェント ユーザN1,ユーザN2,...,ユーザNl : 希
望日時tに参加不可能と表明したエージェント 例えば、図6の表明テーブルにおける第一レコードの交
渉容易度は以下の通りである。 (Val(ユーザ1)+Val(ユーザ2))−(Va
l(ユーザ3)+Val(ユーザ4))=(1+1)−
(3+5)=−6 交渉容易度は、役職の低い参加者と交渉すれば良い場合
と、交渉する必要があるエージェント(すなわち、参加
不可能と表明しているエージェント)の数が少ない場合
に高い値となる。逆に、役職の高い参加者を交渉する必
要がある場合と、交渉する人数が多い場合に交渉容易度
は低くなる。このようにすることで、現実のオフィスワ
ークのように、役職の高い人の意見ほどグループの意見
に反映しやすくなる。ただし、役職でValを決めるの
は一例であって、他に、外出の多いユーザのスケジュー
ルを優先するように、こういったユーザのValを高く
設定したり、あるいは、仕事毎にユーザのValを設定
しても良い。また、上記の交渉容易度の計算式は一例で
あって、例えば、前述した式による算出結果を、さらに
参加人数で割って求めても良い。
【0043】図8に、図6の表明テーブルに、図7のユ
ーザ評価知識から算出した交渉容易度と交渉回数の項目
を追加した例を示す(以下 表明評価テーブル)。ただ
し、交渉回数は初期値を0とする。
【0044】主催エージェントの表明評価手段103
は、表明評価テーブルを交渉手段102に渡す。
【0045】ステップS3008 主催エージェントの交渉手段102は、交渉評価手段1
03からの回答をうけて、表明評価テーブルにおいて交
渉容易度の値が最も高くかつ、交渉回数=0であるレコ
ード(以下、交渉候補)について、参加不可能と表明し
た参加エージェントに、参加可能となるように交渉を依
頼する。
【0046】すべてのレコードの交渉が終了している場
合には、希望日時、参加者の変更を主催者が行うために
ステップS3001に戻る。また、交渉容易度がある一
定値以上の交渉先が見つからない場合、交渉をあきらめ
てステップS3001へ戻っても良い。
【0047】図8の例の場合、第二のレコードが最も交
渉容易度が高い。従って、交渉手段102は、交渉容易
度の高い第二のレコードの希望日時(11月26日10
時から12時)に会議を開けるようにするために、この
希望日時に参加不可能と表明しているユーザ1とユーザ
2のエージェントと交渉する。交渉方法は表明評価テー
ブルの交渉候補に、会議名、交渉回答を項目に加えて
(以下、交渉メッセージ)交渉先のエージェントに送
る。ただし、交渉回答の項目はステップS3008では
空であり、ステップS3102において、交渉先のエージ
ェントがこの項目に回答を入れる。図9に交渉メッセー
ジの例を示す。図9の例は「会議Xを1996/11/
26 10:00〜12:00まで開きたいという交渉
を初めて行う。」ことを意味する。以下では、ユーザ1
が会議Xと同時間に会議Aがすでに予約されており、こ
れに対して、主催エージェントがエージェント1(ユー
ザ1のエージェント)と交渉をすることを想定して説明
する。
【0048】ステップS3009 主催エージェントの交渉手段102は、表明評価テーブ
ルの交渉を依頼したレコードの交渉回数の値を1増加さ
せ、交渉を依頼したユーザ(上記例では、ユーザ1とユ
ーザ2)からの回答を待つ。
【0049】ステップS3102 エージェント1は、主催エージェントからの交渉の依頼
を受けて、交渉回答手段104で回答を作成する。この
場合、交渉回答手段104が取り得る回答は、 回答1:会議Xに参加せずに会議Aに参加する 回答2:代理人に会議Xを出席させて自分は会議Aに参
加する 回答3:代理人に会議Aを出席させて自分は会議Xに参
加する 回答4:会議Aをキャンセルして会議Xに参加する のいずれかである。
【0050】仕事評価知識105は、会議Aと会議Xの
それぞれについて、参加した場合、代理人に参加させた
場合、会議Aについてキャンセルした場合、会議Xにつ
いて交渉を断った(参加不可能と回答)場合に対する評
価値を提供することで交渉回答手段104の判断を助け
る。
【0051】この例の場合の仕事評価知識105の内容
の一例を図10に示す。
【0052】第一の項目は会議名を表し、第二の項目は
参加した場合の評価値を表しており、実際にはスケジュ
ール管理手段109においてユーザが入力した会議の重
要度の数値である。第三の項目はすでに予約されている
仕事をキャンセルした場合のマイナスの評価値であり、
会議の重要度から決定したり、スケジュール管理手段1
09においてユーザが入力した数値である。第四の項目
は代理人に依頼した場合の評価値(0以上、重要度以
下)であり、自分が参加する必要性が高いほど数値は低
く、代理人でもかまわない場合は高い値をスケジュール
管理手段109においてユーザが入力したものである。
【0053】なお、図10には会議Xのキャンセル評価
は、この時点ではまだスケジュールとして予約されてい
ないためにキャンセルが発生することはないために、無
関係な値である。
【0054】交渉回答手段104が仕事評価知識105
を用いて、回答する手順を図11に示す。
【0055】ステップS11101 まず、交渉回答手段104は、回答候補として回答1、
回答2、回答3、回答4とする。
【0056】ステップS11102 交渉依頼があった会議(この例の場合、会議X)の代理
人を検索する。代理人の検索は代理人知識106を用い
て、代理人を決定し、ステップS3001からステップ
S3004と同様の方法で代理人の都合を調査する。図
12に代理人知識106の例を示す。代理人知識106
は会議の名前と代理人の名前からなる。例えば、図12
の場合、会議Aは、ユーザ2またはユーザ4を代理人と
して良いことを意味している。
【0057】ステップS11103 すべての代理人からの回答が「×」であれば、交渉依頼
があった会議の代理人を使えないとする。例えば、会議
Xの代理人であるユーザ5から「×」の回答があった場
合、交渉回答手段104は回答2を回答候補から除く。
【0058】ステップS11104 交渉依頼があった会議と同様の時間に予約されている会
議(この例の場合、会議A)の代理人をステップS11
102と同様の方法で調査する。
【0059】ステップS11105 すべての代理人からの回答が「×」であれば、交渉依頼
があった会議と同様の時間に予約されている会議に対し
て、代理人を使えないとする。例えば、会議Aの代理人
であるユーザ2とユーザ4から「×」の回答があった場
合、交渉回答手段104は回答3を回答候補から除く。
【0060】ステップS11106 回答候補それぞれを仕事評価知識105を用いて評価す
る。各回答の評価値の算出は以下のルールに従う。
【0061】ルール1:評価値の初期値を0とする ルール2:参加する会議の重要度を評価値に加える。こ
の例では、回答1、回答2の場合、会議Aの重要度
「5」を評価値とし、回答3、回答4の場合、会議Xの
重要度「4」を評価値とする ルール3:もし、キャンセルする会議があれば、キャン
セルする会議のキャンセル評価を評価値に加える。この
例では、回答4の場合に会議Aのキャンセルが発生する
ため、この場合、評価値に「−3」を加える。
【0062】ルール4:もし、代理人を使う会議があれ
ば、代理人を使う会議の代理人評価を評価値に加える。
この例では、会議Aの代理が可能であった場合、回答3
の評価値に「1」を加える。
【0063】ルール5:もし、交渉を断る場合(回答1
の場合)、交渉メッセージの交渉容易度の値を評価値か
ら引いたものを評価値とする。この例では、回答1の場
合、評価値=評価値−6とする。
【0064】ルール5の意味を簡単に説明すると、交渉
容易度の値は、直感的には、参加者全員の意見と考える
ことができる。すなわち、交渉容易度が高ければ他のユ
ーザの多数意見であるし、交渉容易度が低い場合には少
数意見である。ルール5は、多数の人数が指示している
にも関わらず、交渉を断った場合には、この判断に対す
る評価値を下げることを意味する。このようにすること
で、ユーザ独断の判断を避け、グループの意見を回答に
反映することができる。
【0065】以下に、本例における回答1から回答4の
評価値を示す。ただし、回答2、回答3は代理人が見つ
かった場合に関して述べる。代理人が見つからなかった
場合には、これを回答とはしない。
【0066】回答1の場合:会議Aに参加するので、ル
ール2を用いて、会議Aの重要度の値「5」をまず評価
値とし、会議Xの交渉を断るので、ルール5を用いて、
評価値=5−6=−1。
【0067】回答2の場合:会議Aに参加するので、ル
ール2を用いて、会議Aの重要度の値「5」をまず評価
値とし、会議Xは代理人に出席させるので、ルール4を
用いて、会議Xの代理人評価「2」を評価値に加える
と、全体として評価値は「7」となる 回答3の場合:会議Xに参加するので、ルール2を用い
て、会議Xの重要度の値「4」をまず評価値とし、会議
Aは代理人に出席させるので、ルール4を用いて、会議
Aの代理人評価「1」を評価値に加えると、全体として
評価値は「5」となる 回答4の場合:会議Xに参加するので、ルール2を用い
て、会議Xの重要度の値「4」をまず評価値とし、会議
Aをキャンセルするので、ルール3を用いて、会議Aの
キャンセル評価「−3」を評価値に加えると。全体とし
て評価値は「1」となる。
【0068】ただし、この評価値の計算方法は、あくま
で一例であって本発明は、この例だけに限定されるもの
ではない。例えば、会議Aの参加者全員にキャンセルに
賛成できるかを問い合わせ、その結果を集計して交渉容
易度を算出し、このことにより会議Aのキャンセル評価
の値とすることも可能である。
【0069】ステップ11107 交渉回答手段104は評価値の最も高いものを回答す
る。
【0070】本例では、交渉回答手段104は、会議X
の代理人が見つかった場合には回答2、会議Xの代理人
が見つからず、会議Aの代理人が見つかった場合には回
答3、会議X、会議Aともに代理人が見つからなかった
場合には回答4(会議Aをキャンセルして会議Xに参加
する。)を回答する。
【0071】ところで、会議X、会議Aともに代理人が
見つからなかった場合、会議Aの方が会議Xよりも重要
度が高いため、会議Aを優先すべきである(すなわち、
回答1)という考え方もある。しかし、重要度は該ユー
ザ固有の知識であり、このような決定方法はこのユーザ
の独断に相当する。組織で業務を行っていく場合には、
各ユーザは自己の独断ではなく周囲のことも考えて行動
すべきである。本発明では、重要度だけではなく、賛成
者の人数や、役職の高いユーザの意見を反映した交渉容
易度を使うことで、ユーザ独断の判断を避けたグループ
の意見を回答に反映することができる。
【0072】ステップS3011:回答を受けた主催エ
ージェントは交渉メッセージの回答を集計して、表明評
価テーブルを更新する。図13に、ユーザ1から代理人
ユーザ5が参加、ユーザ2から参加不可能の回答があっ
た場合の例を示す。
【0073】ステップS3012 ケース1:全員の参加であれば、S3006を実行。た
だし、代理人の参加も参加と扱う。 ケース2:全員参加ではなく、交渉の前後で、少なくと
も一人の表明が変わった場合、表明評価テーブルの交渉
回数の項目を0にして、S3008を実行する。 ケース3:全員参加ではなく、交渉前後で、一人も表明
が変わらなかった場合、S3007を実行することで、
希望日時の違う会議の交渉を行う。
【0074】図13の例の場合、交渉の前後でユーザ1
の表明が参加不可能から代理人ユーザ5による参加に変
わっており、かつユーザ2が参加不可能であるためケー
ス2である。
【0075】ケース2の場合は交渉回数の値を0に初期
化することで、S3008において再度同じ交渉を行う
可能性を残している。ケース2において、S3007を
実行すると、ユーザ1の表明が変化しているため交渉容
易度が1‐1+3+5=8となる(交渉前は6)。つま
り、ユーザ1の交渉に成功したために、残りの参加不可
能を表明しているユーザ(この例の場合、ユーザ2)へ
の交渉が簡単になっている。
【0076】ケース3の場合は交渉回数の値が1であ
り、S3008において別の希望曜日で交渉が行われ
る。
【0077】
【発明の効果】本発明によるスケジュール交渉システム
では、以下のような効果を奏する。
【0078】1.従来の調整は、先に予約されていた予
定が優先されていたが、本手法は交渉手段により、先に
予約されていた予定に対して変更、キャンセルの交渉が
できる。
【0079】2.交渉前に、関係者のスケジュールの調
査を行うことで、より簡単に交渉が成功しそうな、交渉
先、交渉内容の決定ができる。
【0080】3.交渉前に、関係者のスケジュールの調
査を行い、この調査回答を交渉先に公開することで、交
渉先は、グループ全体の意見に合わせる交渉回答を行う
ことができる。
【0081】4.役職などのユーザ情報を使って交渉を
行うことにより、役職の高いユーザの意見をグループの
意見に反映しやすくなる。
【0082】5.自分以外のユーザが行っても良い仕事
について記述され代理人知識を使うことで、交渉の回答
に、受理するか拒絶するかに加えて、代理人を回答する
ことができる。
【0083】6.他のユーザとの交渉結果を交渉先に公
開し、繰り返し交渉することで、グループ全体の意見に
合わせる交渉回答を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示すブロック図
【図2】本発明の利用形態を示す図
【図3】本発明の会議調整交渉の流れを示す図
【図4】本発明のスケジュール調査依頼の例を示す図
【図5】本発明のスケジュール調査依頼に対する回答の
例を示す図
【図6】本発明のスケジュール調査依頼に対する回答を
集計した例を示す図
【図7】本発明のユーザ評価知識の例を示す図
【図8】本発明の交渉容易度の例を示す図
【図9】本発明の交渉メッセージの例を示す図
【図10】本発明の仕事評価知識の例を示す図
【図11】本発明の交渉回答を作成する流れを示す図
【図12】本発明の代理人知識の例を示す図
【図13】本発明のスケジュール交渉依頼に対する回答
を集計した例を示す図。
【符号の説明】
101 スケジュール交渉エージェント 102 交渉手段 103 表明評価手段 104 交渉回答手段 105 仕事評価知識 106 ネットワーク 107 ユーザ評価知識 108 代理人知識 109 スケジュール管理手段 S3001 会議条件入力ステップ S3002 参加可能性調査ステップ S3003 調査回答待ちステップ S3004 表明テーブル作成ステップ S3005 全員参加チェックステップ S3006 会議開催通知ステップ S3007 表明評価ステップ S3008 交渉先チェックステップ S3009 交渉ステップ S3010 交渉回答待ちステップ S3011 交渉回答の集計ステップ S3012 交渉回答の集計結果をチェック S3101 参加可能性回答ステップ S3102 交渉回答ステップ S11101 回答候補初期化ステップ S11102 代理人調査(交渉対象会議)ステップ S11103 代理人回答ステップ S11104 代理人調査(予約済み会議)ステップ S11105 代理人回答ステップ S11106 回答候補評価ステップ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくともユーザの個人スケジュールを管
    理するエージェントが、他のユーザのエージェントとネ
    ットワークを介して仕事の交渉依頼を行うことで、ユー
    ザ間のスケジュールを調整することが可能なスケジュー
    ル交渉システムにおいて、 前記仕事の交渉依頼を行う側のユーザの第一のエージェ
    ントが、他のユーザに関する属性が記述されたユーザ評
    価知識を用いて、交渉先や交渉内容を決定し、前記ネッ
    トワークを介して交渉先のユーザの第二のエージェント
    に対して交渉依頼を行う交渉手段を少なくとも有し、 前記第二のエージェントが、前記交渉依頼を受けて、前
    記交渉依頼を評価するための仕事に関する知識を保存し
    た仕事評価知識と、管理しているユーザ個人のスケジュ
    ールとを用いて、前記交渉依頼を受け入れるのか拒否す
    るのかの回答を作成する交渉回答手段を少なくとも有す
    ることを特徴とするスケジュール交渉システム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のスケジュール交渉システ
    ムにおいて、 前記ユーザ評価知識が、オフィスにおける役職順の評価
    値を設定し、 前記役職の高い人の意見を仕事の交渉依頼に反映しやす
    くすることを特徴とするスケジュール交渉システム。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のスケジュール交
    渉システムにおいて、 前記交渉手段が、前記第二のエージェントに交渉依頼を
    行う前に、他のユーザのスケジュールの詰まり具合を各
    エージェントに問い合わせ、この問い合わせの回答(以
    下、表明)を基に交渉先や交渉内容を決定して交渉依頼
    を行うことで、他のユーザのスケジュールを予め考慮し
    た交渉依頼を行えることを特徴とするスケジュール交渉
    システム。
  4. 【請求項4】前記第一のエージェントが前記第二のエー
    ジェントと交渉を行う際に、各エージェントからの前記
    表明を前記第二のエージェントに公開することで、前記
    第二のエージェントは、他のユーザの表明を基にした交
    渉依頼の回答を行うことができることを特徴とする請求
    項3に記載のスケジュール交渉システム。
  5. 【請求項5】前記ユーザ評価知識と、前記表明とから、
    前記交渉依頼の容易さを意味する交渉容易度を算出する
    表明評価手段をさらに備え、 前記交渉手段が、前記第一のエージェントが前記第二の
    エージェントに交渉依頼する際に、他のユーザの表明と
    前記交渉容易度を考慮した交渉依頼を行うことを特徴と
    する請求項3または4に記載のスケジュール交渉システ
    ム。
  6. 【請求項6】請求項5に記載のスケジュール交渉システ
    ムにおいて、 前記表明評価手段が算出する前記交渉容易度が、スケジ
    ュールが空いていると表明しているユーザの前記ユーザ
    評価知識の合計から、スケジュールが詰まっていると表
    明しているユーザの前記ユーザの評価知識の合計の差分
    を取ることで、算出することを特徴とするスケジュール
    交渉システム。
  7. 【請求項7】前記第一のエージェントが前記第二のエー
    ジェントと交渉依頼を行う際に、前記第一のエージェン
    トが前記第二のエージェントに対して前記交渉容易度を
    公開することで、前記第二のエージェントは、他のユー
    ザ全体の多数意見に合わせる交渉回答を行うことができ
    ることを特徴とする請求項5または6に記載のスケジュ
    ール交渉システム。
  8. 【請求項8】自分以外のユーザが行っても良い仕事につ
    いて、前記仕事毎に代理できるユーザ名を記述した代理
    人知識をさらに有し、 前記交渉回答手段は、前記第二のエージェントが前記第
    一のエージェントに交渉依頼の回答をする際に、受け入
    れるのか拒否するのかの回答に加えて、代理人を回答す
    ることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記
    載のスケジュール交渉システム。
  9. 【請求項9】前記仕事評価知識に保存されている仕事に
    関する知識に、仕事毎にキャンセルした場合の評価値を
    記述しておき、 前記交渉回答手段は、前記キャンセルした場合の評価値
    を考慮して、仕事を受け入れるのか拒否するのかの回答
    を行うことで、先に予約されている予定をキャンセルし
    てでも前記第一のエージェントからの交渉を受理する回
    答を行うことができることを特徴とする請求項1から8
    のいずれか一項に記載のスケジュール交渉システム。
  10. 【請求項10】前記表明評価手段において、前記第二の
    エージェントから得られた回答結果を集計し、 前記交渉手段においては、この集計結果から再度交渉依
    頼を行うかどうかを判断することを特徴とする請求項
    5、6または7に記載のスケジュール交渉システム。
  11. 【請求項11】請求項10に記載のスケジュール交渉シ
    ステムにおいて、 前記交渉手段において、前記交渉容易度の高いものから
    順に交渉を進め、前記交渉容易度がある一定値以上の交
    渉に失敗した場合に、再度交渉依頼を行わないことで、
    多くのユーザのスケジュールの変更を強いるような交渉
    を行わないことを特徴とするスケジュール交渉システ
    ム。
  12. 【請求項12】少なくともユーザの個人スケジュールを
    管理するエージェントプログラムが、他のユーザのエー
    ジェントプログラムと前記エージェントプログラムを実
    行するコンピュータに繋がっているネットワークを介し
    て仕事の交渉依頼を行うことで、ユーザ間のスケジュー
    ルを調整することが可能なスケジュール交渉エージェン
    トプログラムを記録した記録媒体において、 前記仕事の交渉依頼を行う側のユーザの第一のエージェ
    ントプログラムが、他のユーザに関する属性が記述され
    たユーザ評価知識を用いて、交渉先や交渉内容を決定
    し、前記ネットワークを介して交渉先のユーザの第二の
    エージェントプログラムに対して交渉依頼を行う交渉手
    段としてコンピュータに機能させるためのプログラムを
    少なくとも有し、 前記第二のエージェントプログラムが、前記交渉依頼を
    受けて、前記交渉依頼を評価するための仕事に関する知
    識を保存した仕事評価知識と、管理しているユーザ個人
    のスケジュールとを用いて、前記交渉依頼を受け入れる
    のか拒否するのかの回答を作成する交渉回答手段として
    コンピュータに機能させるためのプログラムを少なくと
    も有することを特徴とするスケジュール交渉エージェン
    トプログラムを記録した記録媒体。
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Cited By (6)

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