JPH10203606A - 空気輸送装置の閉塞防止方法 - Google Patents

空気輸送装置の閉塞防止方法

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JPH10203606A
JPH10203606A JP2425497A JP2425497A JPH10203606A JP H10203606 A JPH10203606 A JP H10203606A JP 2425497 A JP2425497 A JP 2425497A JP 2425497 A JP2425497 A JP 2425497A JP H10203606 A JPH10203606 A JP H10203606A
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洋文 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粗大ごみ処理施設における可燃ごみ、都市ご
み等の固体廃棄物の空気輸送装置の閉塞を簡単な構成で
確実に防止する。 【解決手段】 ごみを送風機を備えた空気輸送管10を
有する空気輸送装置により空気輸送する方法において、
空気輸送管10の曲管部や傾斜管部のような閉塞の発生
し易い箇所12の差圧を差圧検知器14で計測して閉塞
の発生を予測し、閉塞の発生が予測されるときに、閉塞
の発生が予測される箇所に空気圧縮機18により加圧補
助空気を導入して、閉塞の発生を未然に防止する。この
場合、加圧補助空気を空気輸送管10の接線方向に導入
して空気輸送管内に旋回流を発生させることが好まし
い。また、差圧によりごみ閉塞を検知し、閉塞箇所の前
後や、閉塞箇所の下流に加圧空気を供給して閉塞を解除
することにより閉塞を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ごみの空気輸送装
置の閉塞防止方法、詳しくは、粗大ごみ処理施設におけ
る可燃ごみ(紙、プラスチック、木材等)、都市ごみ等
の固体廃棄物の空気輸送装置の閉塞防止方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、固体廃棄物、例えば、粗大ごみを
処理する場合、特開昭58−82901号公報に示され
るように、不燃物を含む粗大ごみを破砕分別設備で破砕
の上、分別処理し、その分別された破砕ごみ中の可燃ご
みを空気輸送装置の空気輸送管によりごみ焼却設備に近
設されたサイクロンに空気輸送し、可燃ごみを分離して
ごみ焼却設備付帯の可燃ごみピットに送り込むようにし
ている。
【0003】従来、特開昭54−90866号公報に記
載されているように、水平と垂直な固体廃棄物輸送管を
用いて固体廃棄物を空気で輸送する方法において、垂直
輸送区間の空気の流速を部分的に増大させるために、垂
直輸送区間に近い前後を接続して補助ブロワを具えた空
気循環用管を設け、この空気循環用管を介して垂直輸送
区間を出た直後の空気の一部分を吸引して垂直輸送区間
に進入する直前の空気流に合流させる固体廃棄物の空気
輸送方法が提案されている。
【0004】また、特開昭64−13311号公報に記
載されているように、ごみ容器を空気流によって輸送管
内を始端側から末端側に向かって搬送するようにしたご
み容器搬送システムにおいて、ごみ容器が輸送管内に詰
まってその輸送管が閉塞された場合に、その閉塞位置の
末端側から始端側に向かって空気を逆流させるごみ容器
搬送システムにおける搬送管の閉塞解除方法が提案され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】粗大ごみを破砕・分別
処理した可燃ごみは、紙、プラスチック、木材等からな
っているので、空気輸送管の曲管部や傾斜管部において
閉塞が生じ易く、一旦、閉塞が生じると空気輸送装置の
運転を停止しなければならないという問題があった。前
記の特開昭54−90866号公報に記載の補助ブロワ
を使用して空気輸送管の途中から空気を循環させる方法
では、空気輸送管からの空気の取り出し部、空気輸送管
への空気の吹き出し部の構造が複雑で、閉塞の発生の一
因ともなる可能性がある。また、補助ブロワを常時作動
させるのでコスト高となる。また、前記の特開昭64−
13311号公報に記載の送風用ブロワをそのまま使用
し、空気輸送管へ空気を逆流させて、ごみ容器の閉塞を
解除する方法では、圧力レベルが低いため、空気を逆流
させるだけでは、強固に閉塞したごみ容器の場合、解除
できない可能性がある。
【0006】本発明は、上記の諸点に鑑みなされたもの
で、その目的は、ごみの詰まりによる閉塞が発生し易い
曲管部や傾斜管部において、差圧の検知により閉塞の発
生が予測される場合に、加圧補助空気を空気輸送管に導
入して閉塞の発生を未然に防止する空気輸送装置の閉塞
防止方法を提供することにある。
【0007】また、本発明の目的は、ごみの詰まりによ
り閉塞が発生した場合、閉塞箇所を検知し、閉塞箇所前
後の圧力を変動させて閉塞状態を解除する空気輸送装置
の閉塞防止方法を提供することにある。
【0008】さらに、本発明の目的は、ごみの詰まりに
より閉塞が発生した場合、閉塞箇所を検知し、閉塞箇所
の下流に、送風機及び補助送風機を用いて2段に加圧し
た加圧空気を導入し、閉塞ごみを吹き飛ばして閉塞状態
を解除する空気輸送装置の閉塞防止方法を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の空気輸送装置の閉塞防止方法は、ごみを
送風機を備えた空気輸送管を有する空気輸送装置により
空気輸送する方法において、空気輸送管の曲管部や傾斜
管部のような閉塞の発生し易い箇所の差圧を計測し、こ
の差圧が一定の値以上になると、差圧計測部近傍の空気
輸送管内に加圧空気を導入するように構成される。差圧
の値は、空気輸送管に備えられた送風機の能力、性能、
輸送管中の空気流速等によって異なるので、使用条件に
よって適した値を設定する必要がある。
【0010】また、本発明の方法は、ごみを送風機を備
えた空気輸送管を有する空気輸送装置により空気輸送す
る方法において、空気輸送管の曲管部や傾斜管部のよう
な閉塞の発生し易い箇所の差圧を計測して閉塞の発生を
予測し、閉塞の発生が予測されるときに、閉塞の発生が
予測される箇所に加圧補助空気を導入して、閉塞の発生
を未然に防止することを特徴としている(図1〜3参
照)。この方法において、加圧補助空気を空気輸送管の
略接線方向に導入して空気輸送管内に旋回流を発生させ
ることが好ましい(図2参照)。
【0011】また、本発明の方法は、ごみを送風機を備
えた空気輸送管を有する空気輸送装置により空気輸送す
る方法において、空気輸送管の曲管部や傾斜管部のよう
な閉塞の発生し易い箇所の差圧を計測して閉塞の発生を
検知し、閉塞箇所前後に加圧空気を交互に導入し、閉塞
したごみに前後方向の振動力を与えて閉塞状態を解除す
ることを特徴としている(図4、7参照)。
【0012】さらに、本発明の方法は、ごみを送風機を
備えた空気輸送管を有する空気輸送装置により空気輸送
する方法において、空気輸送管の曲管部や傾斜管部のよ
うな閉塞の発生し易い箇所の差圧を計測して閉塞の発生
を検知し、閉塞箇所の下流に加圧空気を導入し閉塞ごみ
を吹き飛ばして閉塞状態を解除することを特徴としてい
る(図5、6、8参照)。これらの方法において、加圧
空気として、空気輸送管に備えられた送風機からの加圧
空気を補助送風機でさらに加圧した空気、又は空気圧縮
機からの加圧空気を用いることができる(図5、6、7
参照)。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の第1形態
による空気輸送装置の閉塞防止方法を実施する装置の概
略を示している。本実施の形態は、固体廃棄物の一例と
して、粗大ごみを破砕・分別処理して得た可燃ごみ
(紙、プラスチック、木材等)を空気輸送する場合、閉
塞の発生を未然に防止するものである。空気輸送装置
は、送風機を備えた空気輸送管(空気輸送ライン)、空
気輸送されたごみを含む空気をごみと空気とに分離する
サイクロン、サイクロンからの排空気を脱臭する脱臭装
置等からなっている。なお、脱臭装置を省略することも
ある。また、サイクロンの下流に集塵器を設けることも
ある。サイクロンで分離されたごみは、ごみピットに一
旦、貯留された後、ごみ焼却設備に送り込まれて焼却処
理される。
【0014】図1において、10はごみの空気輸送装置
における空気輸送管で、この空気輸送管10の下流には
送風機(図示略)が接続されている。12は曲管部、傾
斜管部等の閉塞の発生し易い箇所(以下、単に曲管部等
12と記すこともある)である。13はごみである。閉
塞の発生し易い箇所12の差圧を差圧検知器14で検知
し、差圧があるレベル以上になって閉塞の発生が予測さ
れる場合、制御装置16を介して空気圧縮機18を作動
させて加圧補助空気を空気輸送管10の閉塞が発生し易
い箇所12に空気噴射ノズル20から導入する。
【0015】図2に示すように、空気噴射ノズル20を
空気輸送管10に略接線方向に設け、空気輸送管10内
に旋回流を発生させて、閉塞の発生を未然に防止するよ
うに構成することが好ましい。しかし、図3に示すよう
に、空気噴射ノズル22を空気輸送管10に略垂直方向
に設けるように構成することも可能である。
【0016】空気圧縮機18を作動させる差圧のレベル
は、空気輸送管10に備えられた送風機の能力、性能、
輸送管中の空気流速等によって異なるので、使用条件に
よって適した値を設定する必要がある。なお、閉塞が発
生し始めると、曲管部等12の下流の圧力が低く、曲管
部等12の上流の圧力が高くなるので、差圧が生じるこ
とになる。空気噴射ノズル20は曲管部等12に複数段
設けられ、上流側から下流側に順次、作動させて下流側
にごみを送るようにしてもよく、また、逆に、下流側か
ら上流側に順次、作動させて下流側からごみを除去して
いくようにしてもよい。また、上流側の空気噴射ノズル
と下流側の空気噴射ノズルから同時に加圧空気を噴射し
てもよい。また、空気噴射ノズルを曲管部等20の上流
側のみに設けるように構成してもよい。なお、空気圧縮
機18からの加圧空気管は枝分れして、空気噴射ノズル
を介して各曲管部等12に接続されている。枝分れした
各加圧空気管には制御装置16に接続された制御バルブ
(例えば、電動バルブ)(図示略)が設けられている。
【0017】本実施の形態においては、閉塞の発生し易
い箇所12の差圧を計測することにより、閉塞の発生し
そうな箇所を特定することができ、この場合、空気輸送
管内に加圧補助空気を導入することにより、閉塞を未然
に防止することができる。とくに、管内に強制的に旋回
流を発生させる場合は、閉塞しかかったごみをほぐすこ
とにより、高い閉塞防止効果を得ることができる。ま
た、差圧を測定して閉塞が発生しそうな時だけ、空気圧
縮機18を作動させることになり、省エネルギ効果が期
待できコストを低減することができる。
【0018】図4は、本発明の実施の第2形態による空
気輸送装置の閉塞防止方法を実施する装置の概略を示し
ている。本実施の形態は、固体廃棄物の一例として、粗
大ごみを破砕・分別処理して得た可燃ごみを空気輸送す
る場合、ごみの詰まりにより閉塞が発生すると、閉塞箇
所を検知し、閉塞箇所前後の圧力を変動させて閉塞状態
を解除するものである。空気輸送装置の構成は、実施の
第1形態の場合と同様である。
【0019】図4において、10はごみの空気輸送装置
における空気輸送管で、この空気輸送管10の下流に、
サイクロン40、脱臭装置42が接続され、下流の空気
管43に送風機24が設けられている。12は曲管部、
傾斜管部等の閉塞の発生し易い箇所(以下、単に曲管部
等12と記すこともある)である。空気輸送管10の曲
管部等12で閉塞が発生した場合、差圧検知器14で閉
塞箇所の特定を行うとともに、送風機24、混入機(ロ
ータリフィーダ、スクリュウフィーダ等)26を停止す
るとともに、上流側制御バルブ28、下流側制御バルブ
30を閉にする。なお、制御バルブとしては、例えば、
電動バルブが用いられる。
【0020】ついで、制御装置16を介して空気圧縮機
18を作動させ、圧力切換器(例えば、電磁バルブ)3
2で加圧空気流を切り換えて、閉塞箇所前後で圧力を交
互にかけることにより、閉塞ごみ34に前後方向の振動
力を発生させ、閉塞状態を解除する。解除されたごみは
制御バルブ28、30を開とし、送風機24を駆動させ
てサイクロン40へ導入され、ごみと空気が分離され
る。また、サイクロンへ送れない場合は、制御バルブ3
0を閉め空気圧縮機18を作動させ、空気輸送管の下流
側から、空気を逆流させることにより、空気輸送管10
の始端の制御バルブ44を通して空気輸送管10外へ排
出される。また、図4に示すように、曲管部等12の近
傍に設けられた開閉可能な閉塞物排出口11からごみを
排出するようにしてもよい。閉塞が解除されると、制御
バルブ28、30を開とし、混入機26、送風機24を
駆動させてごみの空気輸送を再開する。ごみを含む空気
流はサイクロン40に導入され、ごみと空気とに分離さ
れる。36は吸込サイレンサ、38はごみホッパ、40
は可燃ごみを分離するためのサイクロン、42は脱臭装
置である。なお、サイクロン40で分離された可燃ごみ
は、一旦、ごみピット(図示略)に収容された後、ごみ
焼却設備へ送り込まれる。
【0021】空気圧縮機18を作動させる差圧のレベル
は、実施の第1形態の場合よりも高くなる。なお、閉塞
が発生すると、曲管部等12の下流の圧力が低く、曲管
部等12の上流の圧力が高くなるので、差圧が生じるこ
とになる。
【0022】本実施の形態において、差圧を計測するこ
とにより閉塞の発生箇所を特定することができ、閉塞が
発生した場合、制御装置16により、送風機24、混入
機26等の停止、バルブ切替、空気圧縮機18の起動等
の一連の閉塞解除のアルゴリズムを自動的に行うように
構成されている。また、空気圧縮機18を使用して、圧
力レベルを高くした状態で、閉塞箇所前後で交互に加圧
することにより、強固にごみが閉塞している場合でも、
閉塞状態の解除が可能である。また、複雑な経路の空気
輸送管の場合でも閉塞状態の解除が可能である。
【0023】図5は、本発明の実施の第3形態による空
気輸送装置の閉塞防止方法を実施する装置の概略を示し
ている。本実施の形態は、ごみの詰まりにより閉塞が発
生すると、閉塞箇所を検知し、閉塞箇所の上流側に送風
機及び補助送風機の2段で加圧した加圧空気を導入して
閉塞を解除するようにしたものである。図5はごみを空
気輸送している状態を示し、図6は閉塞を解除している
状態を示している。なお、白抜きのバルブは開を示し、
黒塗りのバルブは閉を示している。
【0024】図5に示すように、通常は、制御バルブ4
4、50、52、56を閉、制御バルブ30、46、4
8、54を開にしておく。空気輸送管10の曲管部等1
2で閉塞が発生した場合、差圧検知器14で閉塞箇所の
特定を行うとともに、送風機24、混入機(ロータリフ
ィーダ、スクリュウフィーダ等)26を停止するととも
に、図6に示すように、制御バルブ44、50、52、
56を開、制御バルブ30、46、48、54を閉にす
る。なお、制御バルブとしては、例えば、電動バルブが
用いられる。ついで、制御装置16を介して送風機24
及び補助送風機58を作動させて、送風機24からの加
圧空気をさらに加圧し、閉塞箇所の下流に送り込んで閉
塞状態を解除する。解除されたごみは、バルブを通常の
図5の状態に戻し、送風機を再起動することにより、サ
イクロン40に導入され、ごみと空気が分離される。ま
た、サイクロンへ送れない場合は、図6の状態に戻して
送風機、補助送風機を再起動して空気輸送管10の始端
の制御バルブ44を通して空気輸送管10外へ排出され
る。また、図6に示すように、曲管部等12の近傍に設
けられた開閉可能な閉塞物排出口11からごみを排出す
るようにしてもよい。60は空気管43の送風機24出
口と曲管部等12の下流側とを接続するバイパス管で、
このバイパス管60に補助送風機58が設けられてい
る。62は空気入口である。ごみの閉塞が解除される
と、再び図5に示す状態に切り替えて、ごみを含む気流
はサイクロン40に導入され、ごみと空気とが分離され
る。
【0025】本実施の形態においては、送風機からの空
気を補助送風機で加圧し、この加圧空気を多量に閉塞箇
所に逆流させるので、効率よく閉塞を解除することがで
きる。本実施の形態においては、閉塞が発生した場合、
制御装置16により、送風機24、補助送風機58、混
入機26等の停止、バルブ切替等の一連の閉塞解除のア
ルゴリズムを自動的に行うように構成されている。他の
構成は、実施の第2形態の場合と同様である。
【0026】図7は、本発明の実施の第4形態による空
気輸送装置の閉塞防止方法を実施する装置の概略を示し
ている。本実施の形態は、実施の第2形態(図4参照)
において、実施の第3形態(図5、6参照)の加圧方式
を採用するように構成したものである。すなわち、本実
施の形態においては、補助送風機58の出口を圧力切換
器32に接続し、補助送風機58からの加圧空気を曲管
部等12の前後に交互に供給するようにしたものであ
る。他の構成及び作用は、実施の第2、3形態の場合と
同様である。
【0027】図8は、本発明の実施の第5形態による空
気輸送装置の閉塞防止方法を実施する装置の概略を示し
ている。本実施の形態は、実施の第3形態(図5、6参
照)において、実施の第2形態(図4参照)の加圧方式
を採用するように構成したものである。すなわち、補助
送風機の代わりに空気圧縮機18を設け、この空気圧縮
機18からの加圧空気を曲管部等12の下流に供給する
ようにしたものである。他の構成及び作用は実施の第
2、3形態の場合と同様である。
【0028】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、つぎのような効果を奏する。 (1) 差圧の検知によりごみの閉塞の発生が予測され
ると加圧補助空気を空気輸送管内に噴射する場合は、簡
単な構成で閉塞の発生しそうな箇所を特定することがで
き、閉塞しかかったごみをほぐして閉塞を未然に防止す
ることができる。この場合、管内に強制的に旋回流を発
生させることにより、より高い閉塞防止効果を得ること
ができる。また、閉塞が発生しそうな時だけ空気圧縮機
を作動させるので、省エネルギを図ることができ、コス
トを低減することができる。 (2) ごみの詰まりにより閉塞が発生すると、差圧に
より閉塞箇所を検知し、閉塞箇所前後の圧力を変動させ
る場合は、差圧の検知により閉塞の発生箇所を特定で
き、空気圧縮機又は補助送風機を使用して圧力レベルを
高くした状態で閉塞箇所前後で交互に加圧することによ
り、強固にごみが閉塞していても、閉塞状態を簡単、か
つ確実に解除することができる。また、複雑な経路の空
気輸送管の場合でも閉塞状態を解除することができる。 (3) ごみの詰まりにより閉塞が発生すると、差圧に
より閉塞箇所を検知し、閉塞箇所の下流に送風機及び補
助送風機で2段に加圧した加圧空気、又は空気圧縮機か
らの加圧空気を導入する場合は、差圧の検知により閉塞
の発生箇所を特定でき、閉塞ごみを吹き飛ばして確実に
閉塞状態を解除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態による空気輸送装置の
閉塞防止方法を実施する装置の概略構成図である。
【図2】図1における空気輸送管を空気噴射ノズル部で
切断した状態を示す拡大断面図である。
【図3】図1における空気輸送管を空気噴射ノズル部で
切断した状態の他の例を示す拡大断面図である。
【図4】本発明の実施の第2形態による空気輸送装置の
閉塞防止方法を実施する装置の概略構成図である。
【図5】本発明の実施の第3形態による空気輸送装置の
閉塞防止方法を実施する装置で、通常の運転状態を示す
概略構成図である。
【図6】図5に示す装置において、閉塞を解除している
状態を示す概略構成図である。
【図7】本発明の実施の第4形態による空気輸送装置の
閉塞防止方法を実施する装置の概略構成図である。
【図8】本発明の実施の第5形態による空気輸送装置の
閉塞防止方法を実施する装置の概略構成図である。
【符号の説明】
10 空気輸送管 11 閉塞物排出口 12 曲管部、傾斜管部等の閉塞の発生し易い箇所(曲
管部等) 13 ごみ 14 差圧検知器 16 制御装置 18 空気圧縮機 20、22 空気噴射ノズル 24 送風機 26 混入機 28 上流側制御バルブ 30 下流側制御バルブ 32 圧力切換器 34 閉塞ごみ 36 吸込サイレンサ 38 ごみホッパ 40 サイクロン 42 脱臭装置 43 空気管 44、46、48、50、52、54、56 制御バル
ブ 58 補助送風機 60 バイパス管 62 空気入口

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ごみを送風機を備えた空気輸送管を有す
    る空気輸送装置により空気輸送する方法において、 空気輸送管の曲管部や傾斜管部のような閉塞の発生し易
    い箇所の差圧を計測し、この差圧が一定の値以上になる
    と、差圧計測部近傍の空気輸送管内に加圧空気を導入す
    ることを特徴とする空気輸送装置の閉塞防止方法。
  2. 【請求項2】 ごみを送風機を備えた空気輸送管を有す
    る空気輸送装置により空気輸送する方法において、 空気輸送管の曲管部や傾斜管部のような閉塞の発生し易
    い箇所の差圧を計測して閉塞の発生を予測し、閉塞の発
    生が予測されるときに、閉塞の発生が予測される箇所に
    加圧補助空気を導入して、閉塞の発生を未然に防止する
    ことを特徴とする空気輸送装置の閉塞防止方法。
  3. 【請求項3】 加圧補助空気を空気輸送管の略接線方向
    に導入して空気輸送管内に旋回流を発生させる請求項2
    記載の空気輸送装置の閉塞防止方法。
  4. 【請求項4】 ごみを送風機を備えた空気輸送管を有す
    る空気輸送装置により空気輸送する方法において、 空気輸送管の曲管部や傾斜管部のような閉塞の発生し易
    い箇所の差圧を計測して閉塞の発生を検知し、閉塞箇所
    前後に加圧空気を交互に導入し、閉塞したごみに前後方
    向の振動力を与えて閉塞状態を解除することを特徴とす
    る空気輸送装置の閉塞防止方法。
  5. 【請求項5】 ごみを送風機を備えた空気輸送管を有す
    る空気輸送装置により空気輸送する方法において、 空気輸送管の曲管部や傾斜管部のような閉塞の発生し易
    い箇所の差圧を計測して閉塞の発生を検知し、閉塞箇所
    の下流に加圧空気を導入し閉塞ごみを吹き飛ばして閉塞
    状態を解除することを特徴とする空気輸送装置の閉塞防
    止方法。
  6. 【請求項6】 加圧空気として、空気輸送管に備えられ
    た送風機からの加圧空気を補助送風機でさらに加圧した
    空気、又は空気圧縮機からの加圧空気を用いる請求項4
    又は5記載の空気輸送装置の閉塞防止方法。
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