JPH10203539A - 咬合具付き袋 - Google Patents

咬合具付き袋

Info

Publication number
JPH10203539A
JPH10203539A JP639297A JP639297A JPH10203539A JP H10203539 A JPH10203539 A JP H10203539A JP 639297 A JP639297 A JP 639297A JP 639297 A JP639297 A JP 639297A JP H10203539 A JPH10203539 A JP H10203539A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
space
film
tool
band
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP639297A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Goto
修一 後藤
Yuichi Oki
祐一 大木
Kenichi Tanaka
研一 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Petrochemical Co Ltd filed Critical Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority to JP639297A priority Critical patent/JPH10203539A/ja
Publication of JPH10203539A publication Critical patent/JPH10203539A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bag Frames (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 充分な水密性および耐圧性を有する咬合具付
き袋を提供する。 【解決手段】 咬合し合う雄部材21,23および雌部
材22,24を備えた咬合具13,14が袋本体12の
開口部11側に設けられた咬合具付き袋1において、袋
本体12の内部に、その内部空間を第1の空間51およ
び第2の空間52に分割する仕切部材として内袋15を
設け、第1の空間51は咬合具13,14を介して外部
と連通させ、第1の空間51および第2の空間52を互
いに連通させることにより、第2の空間52を第1の空
間51を介して外部と連通させる。これにより、外圧が
かかったときに、第2の空間52の内圧によって第1の
空間51が閉じて、咬合具13,14には直接圧力がか
かることがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、咬合具付き袋に関
し、例えば、食品、医療の分野等で利用される咬合具付
き袋に関する。
【0002】
【背景技術】従来、鮮魚や弁当等の食品を運搬するとき
には、予め冷却しておいた蓄冷剤を利用して鮮度を維持
するようにしていた。このような蓄冷剤は、前もって冷
蔵庫内で充分に冷やしておかなければならないので、保
冷効果を得るためには手間や時間がかかるという問題が
あった。このため、最近では、水の入った小袋と硝酸ア
ンモニウム粉末とを袋本体内に収納した混合型保冷袋が
使用されている。この混合型保冷袋は、使用時に外部か
ら加圧して小袋を破袋させることにより、硝酸アンモニ
ウム粉末と水とが反応して吸熱反応を起こすようになっ
ている。
【0003】しかし、この混合型保冷袋では、流通段階
から小袋に水を入れておかなければならないので、袋全
体の体積や重量が大きくなり、取扱い性が悪いという問
題があった。このような問題点を解決するために、袋本
体の開口部側に雄部材および雌部材からなる咬合具を設
けて開閉自在に構成し、内部に硝酸アンモニウム粉末の
みを封入しておくことが考えられる。この混合型保冷袋
においては、使用者が袋本体内に水を入れて再封し、水
および硝酸アンモニウム粉末を反応させることにより保
冷効果を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記咬合具付き袋を用
いて混合型保冷袋を構成すると、咬合具の水密性および
嵌合強度を可能な限り上げても、落袋や不注意で踏んだ
場合等の不意な衝撃により咬合具が開いて水等の収容物
が流出するおそれがあった。
【0005】本発明の目的は、充分な水密性および耐圧
性を有する咬合具付き袋を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明に係る
咬合具付き袋は、咬合し合う雄部材および雌部材を備え
た咬合具が袋本体の開口部側に設けられた咬合具付き袋
であって、前記袋本体の内部には、その内部空間を第1
の空間および第2の空間に分割する仕切部材が設けら
れ、前記第1の空間は前記咬合具を介して外部と連通す
るとともに、前記第2の空間は前記第1の空間を介して
外部と連通していることを特徴とする。
【0007】本発明の咬合具付き袋を、例えば、保冷袋
として使用した場合、第2の空間は硝酸アンモニウム粉
末等の薬剤を収容するための空間となり、第1の空間は
第2の空間へ水を導入するための導入路となる。第1の
空間から第2の空間に水が移ると、第2の空間の水圧に
より第1の空間の水が第2の空間に押し出されて第1の
空間が閉じるようになり、第1および第2の空間の連通
状態がなくなる。咬合具はこの第1の空間のみに面して
いるため、第1の空間が閉じた状態では、第2の空間の
圧力が直接咬合具に伝わることがなくなる。従って、咬
合具付き袋が衝撃等により外部から加圧されても、咬合
具に直接圧力がかかることがなくなり、咬合具の咬合強
度を確実に維持できるから、優れた水密性および耐圧性
を確保できる。
【0008】本発明の第2発明に係る咬合具付き袋は、
第1発明において、前記仕切部材は前記袋本体に設けら
れた内袋からなり、この内袋は、開口端部が前記袋本体
の内面に接合され、かつその内部空間が前記咬合具を介
して外部と連通し、前記内袋の内部空間により前記第1
の空間が構成されるとともに、前記袋本体の内部空間の
うち前記内袋を除く部分により前記第2の空間が構成さ
れ、前記第1の空間および第2の空間は前記内袋に形成
された連通孔を介して連通していることを特徴とする。
このように仕切部材を内袋により構成すれば、袋本体の
内部に第1の空間および第2の空間を簡単な構造で容易
に形成できる。また、前記連通孔は、水等の収容物が第
1の空間から第2の空間に流れ込むようになっていれ
ば、形状、大きさ、個数は任意である。
【0009】本発明の第3発明に係る咬合具付き袋は、
第2発明において、前記袋本体は、表裏面となる一方の
フィルムと他方のフィルムとで構成され、前記内袋の開
口部とは反対側の収容部側の端部は、前記一方のフィル
ムに接合されていることを特徴とする。
【0010】前記一方および他方のフィルムは、表面ま
たは裏面のいずれとなってもよい。また、フィルムとし
ては、二軸延伸ナイロンフィルムと直鎖状低密度ポリエ
チレン共押出しフィルムとのラミネートフィルム等を使
用できる。
【0011】このように内袋の収容部側の端部を一方の
フィルムに接合すると、内袋は一方のフィルムに沿うよ
うになる。この咬合具付き袋を、例えば、保冷袋として
使用した場合、内袋の開口部から第1の空間に水を注ぐ
と、第1の空間の水は連通孔を介して第2の空間に導入
され、この第2の空間の水圧によって、内袋が一方のフ
ィルムに押しつけられるようになる。その結果、内袋が
第2の空間の水圧により均一に押圧されるので、第1の
空間から第2の空間への水の移動が確実に行われるよう
になり、第1の空間がほぼ完全に塞がれる。
【0012】本発明の第4発明に係る咬合具付き袋は、
第2発明において、前記雄部材および雌部材はそれぞれ
前記袋本体に接着される帯状基部を有し、一方の帯状基
部は、その前記開口部側の端部および収容部側の端部が
前記袋本体に接着され、他方の帯状基部は、その前記開
口部側の端部が前記袋本体に接着され、かつ前記収容部
側の端部が前記内袋の開口端部に接着されていることを
特徴とする。
【0013】前記一方および他方の帯状基部は、雄部材
または雌部材のいずれのものでもよい。また、帯状基部
の袋本体または内袋への接着は、ヒートシールや超音波
接合等の熱融着、接着剤による接着等により行うことが
できる。
【0014】この咬合具付き袋を、例えば、保冷袋とし
て使用した場合、第1の空間を介して第2の空間に水を
入れ、咬合具が上になるように立てた状態で外圧がかか
ると、第2の空間の水圧によって袋本体と他方の帯状基
部の収容部側の端部とが離れ、咬合具が横に傾く。その
結果、咬合具には、雄部材および雌部材を互いに開かせ
る方向に力がかからなくなるので、雄部材および雌部材
の圧着力が高められ、一層優れた水密性を確保できる。
【0015】本発明の第5発明に係る咬合具付き袋は、
第4発明において、前記袋本体は、表裏面となる一方の
フィルムと他方のフィルムとで構成され、前記一方の帯
状基部は前記一方のフィルムに接着されるとともに、前
記他方の帯状基部は前記他方のフィルムに接着され、前
記内袋の収容部側の端部は、前記一方のフィルムに接合
されていることを特徴とする。
【0016】内袋の収容部側の端部が袋本体の一方のフ
ィルムに接合されているため、咬合具付き袋を、例え
ば、保冷袋として使用した場合に、第1の空間の水は連
通孔を介して第2の空間に導入され、この第2の空間の
水圧によって、内袋が一方のフィルムに押しつけられる
ようになり、第1の空間がほぼ完全に塞がれるため、良
好な水漏れ防止効果が得られる。さらに、他方のフィル
ムと内袋との間に第2の空間として比較的大きな空間を
確保できるので、咬合具付き袋を、例えば、保冷袋とし
て使用した場合、薬剤を収容するための第2の空間を比
較的大きなまとまった空間として確保できる。
【0017】また、内袋の収容部側の端部を他方のフィ
ルムに接合すると、咬合具付き袋を、例えば、保冷袋と
して使用した場合、外圧によって第2の空間の水圧が高
くなっても、内袋によって他方の帯状基部の動きが阻害
され、咬合具が横に傾かなくなるおそれが生じる。本発
明では、内袋の収容部側の端部は一方のフィルムに接合
されているため、他方のフィルムと内袋との間に比較的
大きな空間を確保できるので、咬合具を確実に横に傾か
せることができるようになり、優れた水密性が得られ
る。
【0018】本発明の第6発明に係る咬合具付き袋は、
第1発明において、前記仕切部材は前記袋本体の内部に
設けられた仕切フィルムからなり、この仕切フィルムの
周縁部は前記袋本体の内面に接合され、前記仕切フィル
ムにより二つに分割された前記袋本体の内部空間のう
ち、前記咬合具を介して外部に連通する空間は前記第1
の空間とされるとともに、前記第1の空間を介して外部
に連通する空間は前記第2の空間とされ、前記第1の空
間および第2の空間は前記仕切フィルムに形成された連
通孔により連通していることを特徴とする。このように
仕切部材を仕切フィルムにより構成すれば、袋本体の内
部に第1の空間および第2の空間を簡単な構造で容易に
形成できる。また、前記連通孔は、水等の収容物が第1
の空間から第2の空間に流れ込むようになっていれば、
形状、大きさ、個数は任意である。
【0019】本発明の第7発明に係る咬合具付き袋は、
第6発明において、前記雄部材および雌部材はそれぞれ
前記袋本体に接着される帯状基部を有し、一方の帯状基
部は、その前記開口部側の端部および前記収容部側の端
部が前記袋本体に接着され、他方の帯状基部は、その前
記開口部側の端部が前記袋本体に接着され、かつ前記収
容部側の端部が前記仕切フィルムの開口部側の端部に接
着されていることを特徴とする。
【0020】この咬合具付き袋を、例えば、保冷袋とし
て使用した場合、第1の空間を介して第2の空間に水を
入れ、咬合具が上になるように立てた状態で外圧がかか
ると、第2の空間の水圧によって袋本体と他方の帯状基
部の収容部側の端部とが離れ、咬合具が横に傾く。その
結果、咬合具には、雄部材および雌部材を互いに開かせ
る方向の力がかからなくなるので、雄部材および雌部材
の圧着力が高められ、一層優れた水密性を確保できる。
【0021】本発明の第8発明に係る咬合具付き袋は、
第2〜第7発明のいずれかにおいて、前記連通孔は、前
記内袋或いは前記仕切フィルムにおける前記収容部側の
部分に形成されていることを特徴とする。この咬合具付
き袋を、例えば、保冷袋として使用した場合、咬合具が
上になるように立てた状態において、連通孔は内袋或い
は仕切フィルムの下部に位置するようになるため、第1
の空間の水が重力によって連通孔を介して第2の空間へ
ほぼ完全に移動するようになり、第1の空間が確実に閉
じられるようになる。
【0022】本発明の第9発明に係る咬合具付き袋は、
第1〜第8発明のいずれかにおいて、前記咬合具は、前
記雄部材および雌部材が面接触し合う密封型の咬合具と
されていることを特徴とする。このように咬合具を密封
型の咬合具とすることにより、袋本体の密封性を高める
ことができる。
【0023】本発明の第10発明に係る咬合具付き袋
は、第1〜第9発明のいずれかにおいて、前記袋本体の
開口部側には、前記咬合具に隣接して、咬合強度を高め
るための強度維持型の咬合具が設けられていることを特
徴とする。この強度維持型の咬合具により、咬合具の咬
合強度を高めることができるので、強度維持型の咬合具
のない場合と比べて、一層優れた密封性および耐圧性を
確保できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕図1および図2を参照して本発明の第
1実施形態に係る咬合具付き袋1を説明する。咬合具付
き袋1は、一側辺に開口部11を備えた袋本体12と、
袋本体12内の開口部11近傍に設けられた第1および
第2の二条の咬合具13,14と、袋本体12内に設け
られた仕切部材としての内袋15とを備えて構成され、
袋本体12の内部空間は内袋15によって二つの空間5
1,52に分割されている。袋本体12は、表裏2枚の
四角形の樹脂フィルム16,17からなる。これらの樹
脂フィルム16,17は開口部11を除く各側辺に沿っ
て熱融着等により接着され、これにより、シール部18
が形成されている。なお、樹脂フィルム16,17は、
袋本体12の外層となる外層フィルムと、袋本体12の
内層となる内層フィルムとが積層されたラミネートフィ
ルムである。
【0025】第1の咬合具13および第2の咬合具14
は、袋本体12の開口部11側の側辺に沿って隣り合う
ように設けられ、袋本体12を構成する樹脂フィルム1
6,17に接着されている。二条の咬合具13,14の
うち、開口部11側に設けられた第1の咬合具13は密
封型の咬合具であり、開口部11と反対側の収容部19
側に設けられた第2の咬合具14は強度維持型の咬合具
である。これらの第1および第2の咬合具13,14
は、図3に示すように、袋本体12の一方の面側の樹脂
フィルム16に融着された雄部材21,23と、他方の
面側の樹脂フィルム17に融着されかつ雄部材21,2
3とそれぞれ咬合し合う雌部材22,24とを有して構
成されている。
【0026】第1の咬合具13の雄部材21は、袋本体
12との接着部となる連続した帯状基部30と、断面半
円形状の頭部31と、これらの帯状基部30および頭部
31を連結する連結部32とが一体成形されたものであ
る。また、第1の咬合具13の雌部材22は、袋本体1
2との接着部となる連続した帯状基部33と、この基部
33に立設された円弧状の第1のフック部34と、この
第1のフック部34と対向するように基部33に立設さ
れた第2のフック部35とが一体成形されたものであ
る。両フック部34,35の先端縁間には、連結部32
に相当する幅の隙間が形成され、第1の咬合具13を閉
じたときにフック部34,35の各先端縁と連結部32
とが隙間なく密着するようになっている。このような第
1の咬合具13は、雄部材21および雌部材22を咬合
させたときに、雄部材21の頭部31の外周面と雌部材
22のフック部34,35の内周面とが面接触するよう
に形成され、良好な水密性および気密性を確保できるよ
うになっている。
【0027】一方、第2の咬合具14の雄部材23は、
第1の咬合具13の帯状基部30と共通の帯状基部30
と、断面矢印形の頭部36と、これらの帯状基部30お
よび頭部36を連結する連結部37とが一体成形された
ものである。また、第2の咬合具14の雌部材24は、
第1の咬合具21の帯状基部33と共通の帯状基部33
と、この基部33に立設された円弧状の第1のフック部
38と、この第1のフック部38と対向するように基部
33に立設された第2のフック部39とが一体成形され
たものである。両フック部38,39の先端縁間には、
連結部37に相当する幅の隙間が形成され、第2の咬合
具14を閉じたときにフック部38,39の各先端縁と
連結部37とが隙間なく密着するようになっている。こ
のような第2の咬合具14は、咬合具14を閉じた際
に、雄部材23および雌部材24の係合によって充分な
咬合強度が得られる。
【0028】これらの第1および第2の咬合具13,1
4の帯状基部30,33のうち、雌部材22,24の帯
状基部33は、開口部11側の端部33Aおよび収容部
19側の端部33Bが袋本体12、具体的には他方の樹
脂フィルム17に接着されている。なお、図3中の×印
は咬合具付き袋1における接着部分を示すものである。
一方、雄部材21,23の帯状基部30は、開口部11
側の端部30Aが袋本体12の一方の樹脂フィルム16
に接着され、収容部19側の端部30Bが内袋15の開
口端部41に接着されている。
【0029】この内袋15は、開口部42が袋本体12
の開口部11と同じ向きになるように袋本体12内に収
納されている。内袋15は、袋本体12の樹脂フィルム
16,17よりもひとまわり小さい表裏2枚の四角形の
樹脂フィルム44,45からなる。これらの樹脂フィル
ム44,45は、開口部42を除く各側辺に沿って接着
されて、シール部46が形成されている。一方の樹脂フ
ィルム44は他方の樹脂フィルム45よりも若干長く形
成され、開口部42において、一方の樹脂フィルム44
は他方の樹脂フィルム45よりも若干開口部42側に突
出している。シール部46の角隅部近傍には未融着部分
が2箇所設けられ、これにより、内袋15の収容部43
側の部分に2つの連通孔47が形成されている。
【0030】内袋15を構成する樹脂フィルム44,4
5のうち、袋本体12の樹脂フィルム17に対向する他
方の樹脂フィルム45は、図3にも示すように、その開
口部42側の端部が袋本体12の他方の樹脂フィルム1
7に接着されている。一方、袋本体12の一方の樹脂フ
ィルム16に対向する内袋15の一方の樹脂フィルム4
4は、その開口部42側の端部が帯状基部30の収容部
19側の端部30Bに接着されている。
【0031】袋本体12の樹脂フィルム16,17にお
ける咬合具13,14よりも若干収容部19側の部分に
は、シール部18および内袋15のシール部46に跨る
補助シール部48が設けられ、内袋15および袋本体1
2の間の隙間が塞がれている。
【0032】また、内袋15の収容部43側の端部とし
ての下端部15Aは、袋本体12の内面のうち帯状基部
33が接着された側に接合されている。具体的には、内
袋15を構成する樹脂フィルム45の収容部43側の端
部が、対向する袋本体12の樹脂フィルム17に接着さ
れ、これにより、内袋15が袋本体12の雌部材22,
24側に沿うようになっている。
【0033】このように構成された咬合具付き袋1で
は、袋本体12の内部空間が、内袋15の内部空間から
なる第1の空間51と、袋本体12の内部空間のうち内
袋15を除く部分からなる第2の空間52とに分割さ
れ、これらの第1および第2の空間51,52は、内袋
15に設けられた連通孔47を介して互いに連通してい
る。これにより、第1の空間51は咬合具13,14を
介して外部と連通し、第2の空間52は第1の空間51
を介して外部と連通している。
【0034】本実施形態の咬合具付き袋1を用いて混合
型保冷袋を構成する場合には、第2の空間52に硝酸ア
ンモニウム粉末等の薬剤を封入しておく。そして、使用
時には、咬合具13,14を開封し、咬合具付き袋1を
立てた状態で内袋15の開口部42から第1の空間51
に水を注ぎ、咬合具13,14を再封する。このとき、
第1の空間51は第2の空間52へ水を導入するための
導入路となり、第1の空間51の水は、重力によって内
袋15下部の連通孔47を介して直ちに第2の空間52
に導かれる。この第2の空間52の水圧により、内袋1
5は、袋本体12の他方の樹脂フィルム17に押しつけ
られて均一に押圧され、第1の空間51の水および空気
は、連通孔47から第2の空間52へほぼ完全に押し出
される。その結果、内袋15の樹脂フィルム44,45
が互いに密着し、第1の空間51が閉じて、第1および
第2の空間51,52の連通状態がなくなる。また、第
2の空間52において、硝酸アンモニウム等の薬剤と水
とが吸熱反応を起こすため、保冷効果が得られる。
【0035】次に、図4を参照して、この咬合具付き袋
1を混合型保冷袋として使用した場合を例に、落とした
際の衝撃等により、袋1に外圧Aがかかったときの作用
を説明する。第2の空間52に例えば水等の流体の収容
物53が入った咬合具付き袋1に対して外圧Aがかかる
と、第2の空間52における収容物53の圧力が高くな
り、この圧力によって内袋15の樹脂フィルム16,1
7は一層強固に密着して第1の空間51が塞がれるよう
になる。咬合具13,14は、この塞がれた第1の空間
51のみに面しているため、第2の空間52の収容物5
3の圧力が直接咬合具13,14に伝わることがなくな
り、外圧Aによる影響を受けることがないので、その咬
合強度を確実に維持できる。
【0036】さらに、第2の空間52の収容物53の圧
力によって、帯状基部30の収容部19側の端部30B
は袋本体12の樹脂フィルム16から離れるようにな
り、咬合具13,14が横に傾いた状態になる。この状
態においては、咬合具13,14には、雄部材21,2
3および雌部材22,24を互いに開かせる方向に力が
かからなくなり、これらを互いに剪断する方向(図4中
矢印B方向)に力がかかるので、雄部材21,23およ
び雌部材22,24の圧着力が高められ、一層優れた水
密性を確保できる。また、咬合具13,14に対して雄
部材21,23と雌部材22,24とを互いに開かせる
方向に力がかかったとしても、その力は収容部19側に
設けられた咬合強度維持型の咬合具14により阻止さ
れ、密封型の咬合具13にはほとんど伝わらない。
【0037】〔第2実施形態〕図5〜図7を参照して本
発明の第2実施形態に係る咬合具付き袋2を説明する。
本実施形態の咬合具付き袋2は、前記第1実施形態の内
袋15を仕切フィルム60としたものであり、図1〜図
4と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略
し、以下には異なる部分のみを詳述する。図5および図
6に示すように、袋本体12の内部には、内部空間を分
割するための仕切部材である仕切フィルム60が設けら
れている。この仕切フィルム60は、袋本体12を構成
する樹脂フィルム16,17よりもひとまわり小さい四
角形の樹脂フィルムであり、その収容部19側の下端部
60B近傍には三つの連通孔61が形成されている。
【0038】仕切フィルム60の開口部11側の上端部
60Aは、帯状基部30の収容部19側の端部30Bに
接着されている。また、仕切フィルム60の下端部60
Bは、袋本体12の内面の帯状基部33側、具体的には
他方の樹脂フィルム17に接着されている。仕切フィル
ム60の一対の側端部60C,60Dは、樹脂フィルム
16,17とともに接着されて、シール部18が形成さ
れている。前述した連通孔61は、仕切フィルム60の
下端部60Bと樹脂フィルム17との融着部分に接する
ように形成されている。
【0039】このように構成された咬合具付き袋2で
は、袋本体12の内部空間が、仕切フィルム60を挟ん
で咬合具13,14側の空間からなる第1の空間55
と、仕切フィルム60を挟んで収容部19側の空間から
なる第2の空間56とに分割され、これらの第1および
第2の空間55,56は、仕切フィルム60に設けられ
た連通孔61を介して互いに連通している。これによ
り、第1の空間55は咬合具13,14を介して外部と
連通し、第2の空間56は第1の空間55を介して外部
と連通している。
【0040】本実施形態の咬合具付き袋2を用いて混合
型保冷袋を構成する場合には、第2の空間56に硝酸ア
ンモニウム粉末等の薬剤を封入しておく。そして、使用
時に、咬合具付き袋1を立てた状態で袋本体12の開口
部11から第1の空間55に水を注ぎ、咬合具13,1
4を再封する。このとき、第1の空間55の水は、重力
によって仕切フィルム60の連通孔61を介して直ちに
第2の空間56に導かれる。この第2の空間56の水圧
により、仕切フィルム60は、袋本体12の他方の樹脂
フィルム17に押しつけられて均一に押圧され、第1の
空間55の水および空気は、連通孔61から第2の空間
56へほぼ完全に押し出される。その結果、仕切フィル
ム60と他方の樹脂フィルム17とが互いに密着して、
第1および第2の空間55,56の連通状態がなくな
る。
【0041】次に、図7を参照して、この咬合具付き袋
2を混合型保冷袋として使用した場合を例に、落とした
際の衝撃等によって、咬合具付き袋2に外圧Aがかかっ
たときの作用を説明する。第2の空間56に水等の流体
の収容物53が入った咬合具付き袋2に対して外圧Aが
かかると、第2の空間56における収容物53の圧力に
よって仕切フィルム60は他方の樹脂フィルム17に対
して一層強固に密着し、第1の空間55が塞がれるよう
になる。これにより、第2の空間56の圧力が直接咬合
具13,14に伝わることがなくなり、外圧Aの影響を
受けることがないので、その咬合強度を確実に維持でき
る。
【0042】さらに、第2の空間56の収容物53の圧
力により、帯状基部30の収容部19側の端部30Bは
袋本体12の樹脂フィルム16から離れるようになり、
咬合具13,14が横に傾いた状態になる。この状態に
おいては、咬合具13,14には、雄部材21,23お
よび雌部材22,24を互いに開かせる方向に力がかか
らなくなり、これらを互いに剪断する方向(図4中矢印
B方向)に力がかかるので、雄部材21,23および雌
部材22,24の圧着力が高められ、一層優れた水密性
を確保できる。また、咬合具13,14に対して雄部材
21,23と雌部材22,24とを互いに開かせる方向
に力がかかったとしても、その力は収容部19側に設け
られた咬合強度維持型の咬合具14により阻止され、密
封型の咬合具13にはほとんど伝わらない。
【0043】
【実施例】
〔実施例1〕前記第1実施形態において、咬合具付き袋
1の具体的構成を下記の通りとした。袋本体12を構成
する樹脂フィルム16,17の外層フィルム…二軸延伸
ナイロンフィルム(ユニアスロンG−100、商品名、
出光石油化学株式会社製、厚さ15μm)。樹脂フィルム
16,17の内層フィルム…直鎖状低密度ポリエチレン
共押出しフィルム(ユニラックスLS−711C、商品
名、出光石油化学株式会社製、厚さ60μm)。咬合具1
3,14…高密封直鎖状低密度ポリエチレンチャックテ
ープ(プラロックLK−251、商品名、出光石油化学
株式会社製)。内袋15を構成する樹脂フィルム44,
45…直鎖状低密度ポリエチレン共押出しフィルム(ユ
ニラックスLS−711C、商品名、出光石油化学株式
会社製、厚さ40μm)。なお、本実施例の袋本体12の
平面寸法は170mm×220mmであり、内袋15の平面寸法は
150mm×100mmである。また、袋本体12の樹脂フィルム
16,17、内袋15の樹脂フィルム44,45、およ
び咬合具13,14の帯状基部30,33相互の接着
は、熱融着により行った。
【0044】〔実施例2〕咬合具付き袋1の構成を下記
の構成としたこと以外は実施例1と同様にして咬合具付
き袋1を得た。すなわち、図8に示すように、内袋15
を構成する樹脂フィルム44の開口部11側の端部を袋
本体12の樹脂フィルム16に熱融着し、帯状基部30
の収容部19側の端部30Bを袋本体12の内面、具体
的には樹脂フィルム16に熱融着した。
【0045】〔実施例3〕図9に示すように、内袋15
の収容部43側の下端部15Aを袋本体12に接合しな
かったこと以外は実施例2と同様にして本実施例の咬合
具付き袋1を得た。
【0046】〔実施例4〕前記第2実施形態において、
咬合具付き袋2の具体的構成を下記の通りとした。袋本
体12を構成する樹脂フィルム16,17の外層フィル
ム…二軸延伸ナイロンフィルム(ユニアスロンG−10
0、商品名、出光石油化学株式会社製、厚さ15μm)。
樹脂フィルム16,17の内層フィルム…直鎖状低密度
ポリエチレン共押出しフィルム(ユニラックスLS−7
11C、商品名、出光石油化学株式会社製、厚さ60μ
m)。咬合具13,14…高密封直鎖状低密度ポリエチ
レンチャックテープ(プラロックLK−251、商品
名、出光石油化学株式会社製)。内袋15を構成する樹
脂フィルム44,45…直鎖状低密度ポリエチレン共押
出しフィルム(ユニラックスLS−711C、商品名、
出光石油化学株式会社製、厚さ40μm)。なお、本実施
例の袋本体12の平面寸法は170mm×220mmである。
【0047】〔実施例5〕咬合具付き袋2の構成を下記
の構成としたこと以外は実施例4と同様にして本実施例
の咬合具付き袋2を得た。すなわち、図10に示すよう
に、仕切フィルム60の開口部11側の上端部60Aを
袋本体12の樹脂フィルム16に熱融着し、帯状基部3
0の収容部19側の端部30Bを袋本体12の内面、具
体的には樹脂フィルム16に熱融着した。
【0048】〔実施例6〕仕切フィルム60の連通孔6
1を、仕切フィルム60の収容部19側の下端部60B
と袋本体12の樹脂フィルム17との熱融着部分から20
mm開口部11寄りの部分に形成したこと以外は実施例5
と同様にして本実施例の咬合具付き袋2を得た。
【0049】〔比較例1〕内袋15を設けなかったこと
以外は実施例2と同様にして咬合具付き袋を得た。
【0050】〔比較例2〕咬合具付き袋1の構成を下記
の構成としたこと以外は実施例1と同様にして咬合具付
き袋を得た。すなわち、雄部材21,22の帯状基部3
0の収容部19側の端部30Bは、内袋14の樹脂フィ
ルム44に熱融着しないで、袋本体12の樹脂フィルム
16に熱融着した。また、内袋15の樹脂フィルム44
の開口部42側の端部は、樹脂フィルム16に熱融着し
た。雌部材22,24の帯状基部33の収容部19側の
端部33Bは、袋本体12の樹脂フィルム17に熱融着
しないで、内袋15の樹脂フィルム45の開口部42側
の端部に熱融着した。
【0051】〔特性の評価〕前記実施例1〜6および比
較例1,2で得られた各咬合具付き袋に対して、次のよ
うにして耐圧性および水密性を評価した。即ち、咬合具
付き袋に水600ml を封入して寝かせ、JIS Z 0238の方
法により、9.81MPaおよび19.61MPaの圧力をか
け、10分間放置した後の破袋の有無を調べ、また、漏れ
があった場合にはその重量を測った。それらの結果を表
1に示す。耐圧性の評価は、破袋しなかったものを◎、
咬合具13,14から破袋したものを×とした。水密性
の評価は、水漏れしなかったものを◎、漏れ量が5ml 未
満のものを○、漏れ量が5ml 以上10ml未満のものを△、
漏れ量が10ml以上のものを×とした。また、総合判定
は、9.81MPaの圧力で、耐圧性および水密性がともに
◎、○または△のものを◎とし、×が一つでもあるもの
を×とした。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】表1および表2より、実施例1〜6の咬合
具付き袋は、袋本体12の内部空間が第1の空間51,
55および第2の空間52,56に分割されているた
め、優れた水密性および耐圧性を確保できることがわか
る。また、実施例1,4の咬合具付き袋は、それぞれ内
袋15の樹脂フィルム45の収容部19側の下端部15
A、或いは、仕切フィルム60の収容部側19の下端部
60Bを袋本体12の他方の樹脂フィルム17に熱融着
したので、極めて良好な水密性および耐圧性が得られる
ことがわかる。実施例5,6を比較すると、実施例5
は、仕切フィルム60の連通孔61が実施例6の連通孔
61よりも下端部60B寄りに設けられているので、第
1の空間55から第2の空間56への水の移動が円滑に
行われるから、水密性に優れていることがわかる。
【0055】一方、比較例1の咬合具付き袋は、袋本体
12の内部空間が分割されていないため、加圧により高
くなる水圧が直接咬合具13,14にかかるので、水密
性が不良であることがわかる。比較例2の咬合具付き袋
は、内袋15の開口端部41と帯状基部30,33およ
び袋本体12との接合構造が実施例1と逆であるため、
加圧されたときに咬合具13,14が横になるのを内袋
15によって阻害され、水密性が不良になることがわか
る。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、仕切部材により、袋本
体の内部空間が、咬合具を介して外部に直接連通する第
1の空間と、第1の空間を介して外部に連通する第2の
空間とに分割されているため、袋本体が衝撃により加圧
されても、この仕切部材によって咬合具に直接圧力がか
かることがなくなり、咬合具の咬合状態を確実に維持で
きるから、優れた水密性および耐圧性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる咬合具付き袋を
一部破断して示す平面図である。
【図2】前記第1実施形態の咬合具付き袋を示す断面図
である。
【図3】前記第1実施の形態の咬合具付き袋の開口部近
傍を示す断面図である。
【図4】前記第1実施形態の咬合具付き袋の使用状態を
示す断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態にかかる咬合具付き袋を
一部破断して示す平面図である。
【図6】前記第2実施形態の咬合具付き袋を示す断面図
である。
【図7】前記第2実施形態の咬合具付き袋の使用状態を
示す断面図である。
【図8】前記第1実施形態の咬合具付き袋の他の構成を
示す断面図である。
【図9】前記第1実施形態の咬合具付き袋のさらに他の
構成を示す断面図である。
【図10】前記第2実施形態の咬合具付き袋の他の構成
を示す断面図である。
【符号の説明】
1,2 咬合具付き袋 11 (袋本体の)開口部 12 袋本体 13 第1の咬合具 14 第2の咬合具 15 内袋(仕切部材) 19 (袋本体の)収容部 21,23 雄部材 22,24 雌部材 30,33 帯状基部 42 (内袋の)開口部 43 (内袋の)収容部 47,61 連通孔 51,55 第1の空間 52、56 第2の空間 60 仕切フィルム(仕切部材)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 咬合し合う雄部材および雌部材を備えた
    咬合具が袋本体の開口部側に設けられた咬合具付き袋で
    あって、 前記袋本体の内部には、その内部空間を第1の空間およ
    び第2の空間に分割する仕切部材が設けられ、 前記第1の空間は前記咬合具を介して外部と連通すると
    ともに、前記第2の空間は前記第1の空間を介して外部
    と連通していることを特徴とする咬合具付き袋。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した咬合具付き袋におい
    て、 前記仕切部材は前記袋本体に設けられた内袋からなり、 この内袋は、開口端部が前記袋本体の内面に接合され、
    かつその内部空間が前記咬合具を介して外部と連通し、 前記内袋の内部空間により前記第1の空間が構成される
    とともに、前記袋本体の内部空間のうち前記内袋を除く
    部分により前記第2の空間が構成され、 前記第1の空間および第2の空間は前記内袋に形成され
    た連通孔を介して連通していることを特徴とする咬合具
    付き袋。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載した咬合具付き袋におい
    て、 前記袋本体は、表裏面となる一方のフィルムと他方のフ
    ィルムとで構成され、 前記内袋の開口部とは反対側の収容部側の端部は、前記
    一方のフィルムに接合されていることを特徴とする咬合
    具付き袋。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載した咬合具付き袋におい
    て、 前記雄部材および雌部材はそれぞれ前記袋本体に接着さ
    れる帯状基部を有し、 一方の帯状基部は、その前記開口部側の端部および収容
    部側の端部が前記袋本体に接着され、 他方の帯状基部は、その前記開口部側の端部が前記袋本
    体に接着され、かつ前記収容部側の端部が前記内袋の開
    口端部に接着されていることを特徴とする咬合具付き
    袋。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載した咬合具付き袋におい
    て、 前記袋本体は、表裏面となる一方のフィルムと他方のフ
    ィルムとで構成され、 前記一方の帯状基部は前記一方のフィルムに接着される
    とともに、前記他方の帯状基部は前記他方のフィルムに
    接着され、 前記内袋の収容部側の端部は、前記一方のフィルムに接
    合されていることを特徴とする咬合具付き袋。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載した咬合具付き袋におい
    て、 前記仕切部材は前記袋本体の内部に設けられた仕切フィ
    ルムからなり、 この仕切フィルムの周縁部は前記袋本体の内面に接合さ
    れ、 前記仕切フィルムにより二つに分割された前記袋本体の
    内部空間のうち、前記咬合具を介して外部に連通する空
    間は前記第1の空間とされるとともに、前記第1の空間
    を介して外部に連通する空間は前記第2の空間とされ、 前記第1の空間および第2の空間は前記仕切フィルムに
    形成された連通孔により連通していることを特徴とする
    咬合具付き袋。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載した咬合具付き袋におい
    て、 前記雄部材および雌部材はそれぞれ前記袋本体に接着さ
    れる帯状基部を有し、 一方の帯状基部は、その前記開口部側の端部および前記
    収容部側の端部が前記袋本体に接着され、 他方の帯状基部は、その前記開口部側の端部が前記袋本
    体に接着され、かつ前記収容部側の端部が前記仕切フィ
    ルムの開口部側の端部に接着されていることを特徴とす
    る咬合具付き袋。
  8. 【請求項8】 請求項2から請求項7までのいずれかに
    記載した咬合具付き袋において、 前記連通孔は、前記内袋或いは前記仕切フィルムにおけ
    る前記収容部側の部分に形成されていることを特徴とす
    る咬合具付き袋。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8までのいずれかに
    記載した咬合具付き袋において、 前記咬合具は、前記雄部材および雌部材が面接触し合う
    密封型の咬合具とされていることを特徴とする咬合具付
    き袋。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項9までのいずれか
    に記載した咬合具付き袋において、 前記袋本体の開口部側には、前記咬合具に隣接して、咬
    合強度を高めるための強度維持型の咬合具が設けられて
    いることを特徴とする咬合具付き袋。
JP639297A 1997-01-17 1997-01-17 咬合具付き袋 Withdrawn JPH10203539A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP639297A JPH10203539A (ja) 1997-01-17 1997-01-17 咬合具付き袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP639297A JPH10203539A (ja) 1997-01-17 1997-01-17 咬合具付き袋

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10203539A true JPH10203539A (ja) 1998-08-04

Family

ID=11637102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP639297A Withdrawn JPH10203539A (ja) 1997-01-17 1997-01-17 咬合具付き袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10203539A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6641307B2 (en) * 1998-05-29 2003-11-04 Toyo Seikan Kaisha, Ltd. Pouch having a branched chamber
US6769229B2 (en) 2001-08-30 2004-08-03 Kraft Foods Holdings, Inc. Method for manufacturing flexible packages having slide closures
US6823647B2 (en) 2001-04-18 2004-11-30 Kraft Foods Holdings, Inc. Apparatus for manufacturing flexible packages having slides closures
US6829873B2 (en) 2001-04-18 2004-12-14 Kraft Foods Holdings, Inc. Apparatus for manufacturing flexible packages having slide closures
US6834474B2 (en) 1999-07-29 2004-12-28 Kraft Foods Holdings, Inc. Package with zipper closure
JP2007008589A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Illinois Tool Works Inc <Itw> 再閉鎖可能な貯蔵用バッグ
JP4678625B1 (ja) * 2010-10-28 2011-04-27 株式会社リングストン チャック付二重袋及びその製造方法
JP4753145B1 (ja) * 2010-12-22 2011-08-24 株式会社リングストン チャック付二重袋及びその製造方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6641307B2 (en) * 1998-05-29 2003-11-04 Toyo Seikan Kaisha, Ltd. Pouch having a branched chamber
US6834474B2 (en) 1999-07-29 2004-12-28 Kraft Foods Holdings, Inc. Package with zipper closure
US6823647B2 (en) 2001-04-18 2004-11-30 Kraft Foods Holdings, Inc. Apparatus for manufacturing flexible packages having slides closures
US6829873B2 (en) 2001-04-18 2004-12-14 Kraft Foods Holdings, Inc. Apparatus for manufacturing flexible packages having slide closures
US6769229B2 (en) 2001-08-30 2004-08-03 Kraft Foods Holdings, Inc. Method for manufacturing flexible packages having slide closures
JP2007008589A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Illinois Tool Works Inc <Itw> 再閉鎖可能な貯蔵用バッグ
JP4678625B1 (ja) * 2010-10-28 2011-04-27 株式会社リングストン チャック付二重袋及びその製造方法
JP4753145B1 (ja) * 2010-12-22 2011-08-24 株式会社リングストン チャック付二重袋及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2938784B2 (ja) プラスチックチャック
EP0648687B1 (en) Easily-openable, hermetically-sealed, packaging bag
JP4559615B2 (ja) 不正開封を防止したスライダー付きプラスチックチャック及び該チャック付き袋体
JP4525184B2 (ja) 自立袋
WO2005115871A1 (ja) 複室構造の密封収納用バッグ
JP3294043B2 (ja) 咬合具付き袋
WO2007086513A1 (ja) チャックテープ、チャックテープ付き包装袋およびチャックテープ付き包装袋の製造装置
KR100819549B1 (ko) 감합구 및 감합구가 부착된 포장용 주머니체
JP2011148554A (ja) 押さえ開ける非接合面を持つ2重ポーチと、その製造に好適な熱封合金型
JPH10203539A (ja) 咬合具付き袋
JP2007331805A (ja) チャック及びそれを用いた加熱殺菌可能なチャック付き袋
EP1010632B1 (en) Plastic container with fastener
JPH11193039A (ja) 注出機能付包装袋
JP2007302343A (ja) 密封構造式チャック付流体収容用袋
JPH10139050A (ja) 咬合具付き袋
JPH1081347A (ja) 小出し機能付き袋
JP2004168420A (ja) ジッパー付き包装袋
JP2000079951A (ja) 咬合具付き気泡フィルムの製造方法、包装袋の製造方法および包装袋
KR200314106Y1 (ko) 파우치형 밀봉팩
JPH08324594A (ja) チャック付きプラスチック容器
JP2000226041A (ja) プラスチックチャック及びチャック付包装袋
JPH0212200Y2 (ja)
JPH0752961A (ja) 咬合具及び咬合具付き包装袋
JPH09169366A (ja) 混合袋
WO2002060773A1 (en) Plastic bag with zippered small bag

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040406