JPH10200485A - 双方向光伝送システム及び光伝送方法 - Google Patents

双方向光伝送システム及び光伝送方法

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JPH10200485A
JPH10200485A JP9004283A JP428397A JPH10200485A JP H10200485 A JPH10200485 A JP H10200485A JP 9004283 A JP9004283 A JP 9004283A JP 428397 A JP428397 A JP 428397A JP H10200485 A JPH10200485 A JP H10200485A
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JP
Japan
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optical
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signal
station
optical fiber
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Application number
JP9004283A
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English (en)
Inventor
Hideto Hata
英遠 秦
Toshihiko Watanabe
利彦 渡辺
Yuichi Shimada
裕一 島田
Sumuto Kasai
澄人 笠井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Fujitsu Telecom Networks Ltd
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Fujitsu Telecom Networks Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一波長の光信号による双方向光伝送システ
ム及び光伝送方法に関し、伝送効率を低下させることな
く、光ファイバ伝送路の障害発生を検出する。 【解決手段】 電光変換部1と光電変換部2とを光カプ
ラ3を介して光ファイバ伝送路4に接続し、同一波長の
光信号により対向局との間で双方向に伝送する双方向光
伝送システムに於いて、マルチフレーム同期ビットの一
部ビット又はオーバーヘッドの一部ビットを、自局か他
局かを識別する識別情報として送信信号に挿入する識別
情報挿入部5と、光電変換部2により変換された電気信
号から識別情報を抽出する識別情報抽出部6と、この抽
出した識別情報が自局を示すか否かを判定し、自局を示
す時は、光ファイバ伝送路4の障害発生と判定して警報
を出力する警報処理部7とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同一の波長の光信
号を用いて双方向に伝送する双方向光伝送システム及び
光伝送方法に関する。1本の光ファイバ伝送路を用いて
光信号により双方向伝送を行う双方向光伝送システム
は、2本の光ファイバ伝送路を用いる双方向光伝送シス
テムに比較して経済化を図ることができる。その反面、
光ファイバ伝送路の断線等の障害発生時に、光ファイバ
端面からの反射により、光受信部に入力する光信号が完
全に断とならず、簡単に光ファイバ伝送路の断線等の障
害を検出することができないことになる。従って、この
ような光ファイバ伝送路の障害発生を簡単に且つ経済的
に検出することが要望されている。
【0002】
【従来の技術】2本の光ファイバ伝送路を用いた双方向
光伝送システムに於いて、光ファイバ伝送路の断線等の
障害の発生は、光受信部に入力される光信号が断となる
ことにより、比較的容易に検出することができる。しか
し、2本の光ファイバ伝送路を敷設する必要があるから
コストアップとなる問題がある。そこで、光カプラを介
して光送信部と光受信部とを1本の光ファイバ伝送路に
接続した双方向光伝送システムが各種提案されている。
【0003】その場合、伝送方向に対応して異なる波長
の光信号を用い、且つ伝送方向を示す為に、フレームの
データ内にサービスビット列を設け、そのサービスビッ
ト列の中の例えば1ビットを反転,非反転とする方式が
知られている(例えば、特開平3−40614号公報参
照)。即ち、光送信部から光カプラを介して送出した光
信号が、障害発生箇所に於いて反射して戻り、光カプラ
を介して光受信部に入射された時に、他局からの光信号
であるか、自局が送出した光信号であるかを、伝送方向
を示すビットにより識別して、光ファイバ伝送路の障害
発生を検出するものである。なお、異なる波長の光信号
を用いることから、波長選択性の光受信部の構成とする
ことにより、他局からの光信号波長であるか、自局の送
出光信号波長であるかを識別することもできる。
【0004】又前述のように伝送方向に対応して異なる
波長の光信号を用いる方式は、自局と他局とに於いて異
なる波長の光信号を発生するレーザダイオード等が必要
となる。従って、端局構成が相違することにより、コス
トダウンを図ることが困難となる。そこで、伝送方向に
関係なく、同一波長の光信号を用いる方式が各種提案さ
れている。
【0005】例えば、戻り光等による発光波長の変動の
影響がなく、且つ光ファイバとの結合が容易な端面発光
型の発光ダイオードを光送信部に設け、自局と他局との
間で同一波長の光信号を用いて双方向伝送を行う構成が
知られている(例えば、特開昭63−199531号公
報参照)。
【0006】又同一波長の光信号を用いた双方向光伝送
システムに於いても、光ファイバ伝送路の断線等の障害
発生時に、反射光信号が光受信部に入力されるから、光
信号の入力レベルのみでは障害発生の検出ができないこ
とになる。又受信信号と送信信号とを比較し、不一致の
場合は他局からの信号を受信している正常時であり、一
致の場合は、光ファイバ伝送路の障害発生による反射光
信号を受信した場合で、障害発生と判定することが考え
られる。その場合、高速データの比較を行う必要がある
から、回路構成が複雑且つ高価となる問題があり、実用
化することは困難である。
【0007】そこで、自局の光信号か他局の光信号かを
識別する為に、例えば、自局のフレームパターンを符号
則違反とし、他端局のフレームパターンは符号則に従っ
たものとし、又自局は符号則に従ったフレーム同期回路
を備え、他局は符号則違反のフレーム同期回路を備える
ことにより、自局及び他局に於いてフレーム同期をとる
ことができる時は、光ファイバ伝送路は正常であると判
定し、フレーム同期がとれない時は、光ファイバ伝送路
の障害による反射光信号が入力される障害発生と判定す
る方式が知られている(例えば、特開平2−5641号
公報参照)。
【0008】又中間中継局に於いて、主信号と共に送出
するアラーム信号の中に、アラーム情報挿入の有無を示
すビットを設け、中間中継局から送出された光信号が、
光ファイバ伝送路の障害によって反射して戻った場合、
既に、アラーム情報の挿入を行って送出しているから、
アラーム挿入の有無を示すビットを監視することによ
り、光ファイバ伝送路の障害発生を検出する方式も知ら
れている(例えば、特開平3−192827号公報参
照)。
【0009】又伝送方向に対応して異なる周波数の低周
波信号を主信号に重畳して同一波長の光信号により双方
向伝送を行い、低周波信号の周波数を識別することによ
り、他局からの光信号であるか、又は光ファイバ伝送路
の障害による反射光信号であるからを判定する方式も知
られている(例えば、特開平4−318714号公報参
照)。
【0010】又フレーム同期ビットを反転して送出する
例えば自局と、非反転として送出する他局との間で、同
一波長の光信号を用いて双方向伝送を行い、フレーム同
期外れによって障害発生検出を行い、次に、その障害箇
所の切り分けを行う為のループバックを行い、且つルー
プバック時に、反転回路を介してフレーム同期回路にフ
レーム同期ビットを入力する障害切り分けの方法が知ら
れている(例えば、特開平5−211479号公報参
照)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】1本の光ファイバ伝送
路を用いて同一波長の光信号により双方向伝送を行う双
方向光伝送システムに於いて、光信号の伝送方向を示す
為の前述の各種の従来例は、一方と他方との端局の構成
の大幅な改造を必要とし、既設のシステムに適用するこ
とは容易でない問題がある。
【0012】又自局と他局とを識別する為に、特別な識
別情報を付加する従来例に於いては、伝送効率が低下す
る問題がある。又フレーム同期ビットの符号則違反や,
反転,非反転を行うことにより、自局と他局とを識別す
る従来例に於いては、異なる構成のフレーム同期回路を
用意する必要があると共に、フレーム同期引込みの高速
化を図ることが容易でない問題がある。本発明は、比較
的簡単な構成により伝送効率を低下させることなく、光
ファイバ伝送路の障害を検出できるようにすることを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の双方向光伝送シ
ステムは、図1を参照して説明すると、(1)送信信号
を光信号に変換する電光変換部(E/O)1と、光信号
を電気信号に変換する光電変換部(O/E)2とを、光
カプラ3を介して1本の光ファイバ伝送路4に接続し、
対向局との間で同一波長の光信号を用いて双方向伝送す
る双方向光伝送システムに於いて、マルチフレーム同期
ビットの一部ビット又はオーバーヘッドの一部ビットを
自局か他局かを識別する識別情報として送信信号に挿入
する識別情報挿入部5と、光電変換部2により変換され
た電気信号から識別情報を抽出して、自局か他局かを識
別する識別情報抽出部6と、この識別情報抽出部6によ
り抽出された識別情報が自局を示す時に、光ファイバ伝
送路4の障害発生として警報を送出する警報処理部7と
を備えている。又8は対向局の光カプラ、9は光電変換
部(O/E)、10は電光変換部(E/O)である。
【0014】又本発明の光伝送方法は、(2)送信信号
を光信号に変換する電光変換部1と、光信号を電気信号
に変換する光電変換部2とを、光カプラ3を介して1本
の光ファイバ伝送路4に接続し、対向局との間で同一波
長の光信号を用いて双方向伝送する光伝送方法に於い
て、光信号のフォーマットのマルチフレーム同期ビット
の一部ビット又はオーバーヘッドの一部ビットを自局を
示す識別情報として送信信号に挿入して他局へ送信する
過程と、光電変換部2により変換した電気信号から識別
情報を抽出して、この識別情報が自局を示すか否かを判
定し、自局を示す時は光ファイバ伝送路4の障害発生と
して警報を送出する過程とを含むものである。
【0015】又(3)識別情報を挿入するマルチフレー
ム同期ビットの一部ビットを、データリンクビット及び
予備ビットとすることができる。
【0016】又(4)識別情報を挿入するオーバーヘッ
ドの一部ビットを、同期ディジタル・ハイアラーキのオ
ーバーヘッドに於ける空きバイト又は空きビットとする
ことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の原理説明図であ
り、前述のように、1本の光ファイバ伝送路4に、光カ
プラ4,8を介して電光変換部1,10と、光電変換部
2,9とを接続し、同一波長の光信号により双方向伝送
を行うもので、識別情報挿入部5により、マルチフレー
ム同期ビットの一部ビット又はオーバーヘッドの一部ビ
ットを自局を示す識別情報として挿入する。又識別情報
抽出部6により受信信号に含まれる識別情報を抽出し、
この識別情報抽出部6又は警報処理部7に於いて、識別
情報が自局を示すか否かを判定し、自局を示す時は、例
えば、光ファイバ伝送路4のa点に於いて断線し、光信
号は点線経路で反射して戻った場合に相当し、警報処理
部7から光ファイバ伝送路4の障害発生の警報を出力す
る。
【0018】対向局側も同様な構成を備えることができ
るものであるが、例えば、自局が交換局で、対向局側が
加入者端末装置等の場合、交換局側だけで光ファイバ伝
送路4の障害発生か否かの監視を行うことができるか
ら、対向局側の加入者端末装置には、前述のような光フ
ァイバ伝送路4の監視機能を設ける必要がなく、コスト
ダウンを図ることができる。
【0019】図2は本発明の実施の形態の説明図であ
り、21はディジタル部、22は光モジュール部、23
は光カプラ部、24はフレーム挿入部、25は識別情報
挿入部、26は選択スイッチ(SW)、27は符号化
部、28は復号化部、29はフレーム同期部、30は同
期検出回路、31は識別情報抽出部、32は警報処理
部、33は電光変換部(E/O)、34は光電変換部
(O/E)、35は光カプラ、36は光ファイバ伝送路
である。
【0020】光カプラ35は、例えば、電光変換部33
に接続した光ファイバと、光電変換部34に接続した光
ファイバとを、融着した構成を適用できるものであり、
又電光変換部33は、例えば、光ファイバ伝送路36の
特性に対応して低損失となる波長の光信号を発生する半
導体レーザにより構成することができる。なお、光ファ
イバ伝送路36が比較的短い場合は、電光変換部33を
発光ダイオードにより構成することも可能である。
【0021】又送信信号の所定長毎に、フレーム挿入部
24に於いて単一又は複数ビット構成のフレーム同期ビ
ットが挿入され、識別情報挿入部25に於いて、フレー
ム同期ビットをマルチフレーム構成とした時の使用して
いないビットを用いて自局の識別情報として挿入する。
例えば、使用していないビットは、“1”とするように
予め定められている場合、選択スイッチ26により
“0”を選択して、その使用していないビットを“0”
とする。
【0022】又符号化部27は、伝送路符号に変換する
か或いはスクランブルを行うものであり、この符号化部
27の出力信号は電光変換部33により光信号に変換さ
れ、光カプラ35を介して光ファイバ伝送路36に送出
される。
【0023】又光ファイバ伝送路36から光カプラ35
を介して光モジュール部22に入力された光信号は、光
電変換部34により電気信号に変換されて、フレーム同
期部29に入力され、フレーム同期外れか否かを同期検
出回路30により検出する。なお、フレーム同期引込み
や同期外れの判定は、既に知られている保護段数に従っ
た前方保護と後方保護とを適用することができる。同期
外れの検出信号を警報処理部32に入力することより、
同期外れ警報を出力する。
【0024】又フレーム同期がとれた受信信号から識別
情報抽出部31により識別情報を抽出し、自局を示す識
別情報か否かを判定し、自局を示す識別情報でない場合
は、他局からの送信信号であるから、光ファイバ伝送路
36は正常と判定する。又自局を示す識別情報の場合
は、光ファイバ伝送路36の障害により反射光信号を受
信した場合であるから、警報処理部32から障害発生の
警報を出力する。
【0025】図3は本発明の実施の形態の識別情報の説
明図であり、(A)は1.5Mbpsのフレームフォー
マットを示し、193ビット構成のフレームについて、
フレーム同期ビットFは1ビット構成であり、24フレ
ームによるマルチフレーム同期ビットを(B)に示す。
なお、Dはデータリンクビット、CはCRCビット、
0,1は4フレーム毎の“001011”のフレーム同
期パターンを示す。
【0026】この(B)に示すマルチフレーム同期ビッ
トの中のデータリンクビットDは、通常は使用しない場
合が多いものであり、例えば、“1”として伝送され
る。そこで、図2に示す実施の形態では、選択スイッチ
26により“0”を選択し、識別情報挿入部25により
データリンクビットDを“0”として挿入し、自局の識
別情報とする。
【0027】フレーム同期部29は、“001011”
のフレーム同期パターンを検出してフレーム同期をとる
ものであり、フレーム同期がとれた受信信号から識別情
報抽出部31はデータリンクビットDを抽出する。そし
て、データリンクビットDが“1”の場合は、対向局の
送信信号を受信した場合であるから、正常状態と判定
し、“0”の場合は、自局の送信信号を受信した場合で
あるから、光ファイバ伝送路36の断線等の障害発生と
判定し、警報処理部32から光ファイバ伝送路の障害発
生の警報を出力する。なお、データリンクビットDは、
24マルチフレームに於いて12ビット構成であるか
ら、自局の識別情報として、オール“0”以外に所望の
パターンとすることも可能である。
【0028】又図3の(C)は、6.3Mbpsのフレ
ームフォーマットを示し、789ビット構成のフレーム
について、フレーム同期ビットFは5ビット構成であ
り、4マルチフレームによるフレーム同期ビットを
(D)に示す。この(D)に於いて、Dはデータリンク
ビット、CはCRCビット、Sは対局警報用等のSEN
Dビット、−は予備ビット、0,1はフレーム同期パタ
ーンを示す。
【0029】この(D)に示すマルチフレーム同期ビッ
トの中のデータリンクビットDと予備ビットとが使用さ
れないビットであるから、前述の場合と同様に、例え
ば、それらの使用されないビットを“0”として挿入
し、自局の識別情報とすることができる。又図2に於け
るフレーム同期部29は、4マルチフレーム同期ビット
の中のフレーム同期パターンを検出してフレーム同期を
とり、識別情報抽出部31は、データリンクビットDと
予備ビットとを抽出し、自局を示す“0”であるか否か
を判定し、“0”でない場合は、対向局の送信信号を受
信した場合であるから正常と判定し、“0”の場合は、
自局の送信信号を受信した場合であるから、光ファイバ
伝送路36の障害発生と判定する。
【0030】図4は本発明の実施の形態の識別情報の説
明図であり、50Mbpsのフレームフォーマットを示
し、SOHはセクション・オーバーヘッド、POHはパ
ス・オーバーヘッドを示し、ペイロードを含めて、9行
×90バイトの構成を有するものである。又セクション
・オーバーヘッドSOHに於いて、A1,A2はフレー
ム同期バイト、C1は識別番号バイト、B1は誤り監視
バイト、E1はオーダーワイヤバイト、F1は保守用バ
イト、D1〜D3はデータ通信用バイト、B2は誤り監
視バイト、K1,K2はシステム切替バイト、D4〜D
12はデータ通信用バイト、Z1,Z2は予備バイト、
E2はオーダーワイヤバイトである。
【0031】又パス・オーバーヘッドPOHに於いて、
J1はパス導通確認バイト、B3は誤り監視バイト、C
2は情報識別バイト、G1は誤り通知バイト、F2は保
守用バイト、H4はマルチフレーム表示バイト、Z3〜
Z5は予備バイトである。
【0032】前述のセクション・オーバーヘッドSOH
及びパス・オーバーヘッドPOHに於けるデータ通信用
バイトD1〜D12は、使用しないことが多いものであ
り、又予備バイトZ1〜Z5は、使用していないバイト
であるから、これらのバイト、或いはその中の任意数の
ビットを自局の識別情報とする。
【0033】図2に於ける識別情報挿入部25に於いて
は、前述のオーバーヘッドの使用していないバイト、例
えば、予備バイトZ1について、選択スイッチ26によ
り選択した“0”を挿入して自局の識別情報とする。又
フレーム同期部29は、セクション・オーバーヘッドS
OHのフレーム同期バイトA1,A2を検出して同期を
とり、識別情報抽出部31は、セクション・オーバーヘ
ッドSOHの予備バイトZ1を抽出する。そして、予備
バイトZ1が“0”か否かを判定し、“0”でない場合
は正常とし、“0”の場合は障害発生と判定し、警報処
理部32から警報を出力することになる。
【0034】又複数の使用していないバイトを用いて自
局の識別情報を挿入することも可能であり、又所定のバ
イトの中の1ビット又は複数ビットを用いて自局の識別
情報とすることも可能である。又識別情報抽出部31
は、フレーム同期部29により同期をとった受信信号か
ら識別情報を抽出することになる。
【0035】図5は本発明の実施の形態の識別情報の説
明図であり、150Mbpsのフレームフォーマットを
示し、セクション・オーバーヘッドSOHとパス・オー
バーヘッドPOHとペイロードとを含めて、9行×27
0バイトの構成を有し、図4に示すフレームフォーマッ
トを3多重化した場合に相当する。この場合も、使用し
ないバイトを用いて自局の識別情報とすることができる
ものであり、データ通信用バイトD1〜D12や予備バ
イトZ1〜Z5の何れか1バイト或いはその中の1〜数
バイトを用いることができる。
【0036】図6は本発明の実施の形態の波長多重伝送
の説明図であり、41〜44は光カプラ、45,46は
光波長多重部、47は光ファイバ伝送路である。又F1
S,F1Rは例えば波長F1=1.3μmの光信号、F
2S,F2Rは例えば波長F2=1.55μmの光信号
を示す。
【0037】又光波長多重部45は、光カプラ41,4
2からの異なる波長F1,F2の光信号F1S,F2S
を多重化して、光ファイバ伝送路47に送出し、光波長
多重部46は、波長F1,F2対応に分波して、光カプ
ラ43,44に入力する。従って、同一の波長多重され
た光信号によって双方向伝送を行うことができる。その
場合に於いて、前述の実施の形態のように、自局の識別
情報をマルチフレーム同期ビットの一部ビット又はオー
バーヘッドの一部ビットを用いて送信信号に挿入するも
のである。
【0038】例えば、光カプラ41に入力する光信号F
1Rには自局の識別情報が挿入されており、従って、光
カプラ41により分岐された光信号F1Rに含まれる識
別情報を抽出し、自局を示すか否かを判定し、自局を示
す時は、光カプラ41と光波長多重部45との間の光コ
ネクタの抜けや光ファイバの断線、或いは、光ファイバ
伝送路47の断線等の障害発生と判定することができ
る。
【0039】同様に、光カプラ42に入力される光信号
F2Sにも自局の識別情報が挿入されており、従って、
光カプラ42により分岐された光信号F2Rに含まれる
識別情報を抽出し、自局を示すか否かを判定し、自局を
示す時は、光カプラ42と光波長多重部45との間の光
コネクタの抜けや光ファイバの断線、或いは光ファイバ
伝送路47の断線等の障害発生により反射光信号を受信
した場合であり、障害発生と判定する。
【0040】この場合、例えば、光信号F1Rに自局を
示す識別情報が含まれ、光信号F2Rに自局を示す識別
情報が含まれていない場合は、光カプラ42側は正常と
判定されるから、光カプラ41と光波長多重部45との
間の障害と判定することができる。又多重化する波長数
を更に多くした場合にも、それぞれ波長対応に自局の識
別情報を挿入することにより、波長多重前後に於ける光
ファイバ伝送路の障害発生を容易に検出することかでき
る。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、1本の
光ファイバ伝送路により同一波長の光信号を用いて双方
向伝送を行うものであり、マルチフレーム同期ビットの
一部ビット又はオーバーヘッドの一部ビットについて、
使用していないビットを用いて自局の識別情報として挿
入するものであり、伝送データには影響を与えないか
ら、伝送効率を低下させない利点がある。
【0042】又フレーム同期部は、フレーム同期パター
ン等を変更するものではないから、対向局間で同一のフ
レーム同期部を適用することが可能となり、経済化を図
ることができると共に、既設のシステムにも容易に適用
することができる利点がある。従って、双方向光伝送シ
ステムに於ける光ファイバ伝送路の障害発生を経済的に
且つ容易に検出できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施の形態の説明図である。
【図3】本発明の実施の形態の識別情報の説明図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態の識別情報の説明図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態の識別情報の説明図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態の波長多重伝送の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 電光変換部(E/O) 2 光電変換部(O/E) 3 光カプラ 4 光ファイバ伝送路 5 識別情報挿入部 6 識別情報抽出部 7 警報処理部 8 光カプラ 9 光電変換部(O/E) 10 電光変換部(E/O)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島田 裕一 神奈川県川崎市高津区坂戸1丁目17番3号 富士通電装株式会社内 (72)発明者 笠井 澄人 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信信号を光信号に変換する電光変換部
    と、光信号を電気信号に変換する光電変換部とを、光カ
    プラを介して1本の光ファイバ伝送路に接続し、対向局
    との間で同一波長の光信号を用いて双方向伝送する双方
    向光伝送システムに於いて、 マルチフレーム同期ビットの一部ビット又はオーバーヘ
    ッドの一部ビットを自局か他局かを識別する識別情報と
    して送信信号に挿入する識別情報挿入部と、 前記光電変換部により変換された電気信号から前記識別
    情報を抽出して、自局か他局かを識別する識別情報抽出
    部と、 該識別情報抽出部により抽出された前記識別情報が自局
    を示す時に前記光ファイバ伝送路の障害発生として警報
    を送出する警報処理部とを備えたことを特徴とする双方
    向光伝送システム。
  2. 【請求項2】 送信信号を光信号に変換する電光変換部
    と、光信号を電気信号に変換する光電変換部とを、光カ
    プラを介して1本の光ファイバ伝送路に接続し、対向局
    との間で同一波長の光信号を用いて双方向伝送する光伝
    送方法に於いて、 前記光信号のフォーマットのマルチフレーム同期ビット
    の一部ビット又はオーバーヘッドの一部ビットを自局を
    示す識別情報として送信信号に挿入して他局へ送信する
    過程と、前記光電変換部により変換した電気信号から識
    別情報を抽出して、該識別情報が自局を示すか否かを判
    定し、自局を示す時は前記光ファイバ伝送路の障害発生
    として警報を送出する過程とを含むことを特徴とする光
    伝送方法。
  3. 【請求項3】 前記識別情報を挿入する前記マルチフレ
    ーム同期ビットの一部ビットを、データリンクビット及
    び予備ビットとすることを特徴とする請求項2記載の光
    伝送方法。
  4. 【請求項4】 前記識別情報を挿入する前記オーバーヘ
    ッドの一部ビットを、同期ディジタル・ハイアラーキの
    オーバーヘッドに於ける空きバイト又は空きビットとす
    ることを特徴とする請求項2記載の光伝送方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110611532A (zh) * 2018-06-14 2019-12-24 中国移动通信集团设计院有限公司 一种光缆接头装置及系统
WO2020122635A3 (ko) * 2018-12-12 2020-08-06 주식회사 온페이스 5g 통신용 광파 회로와 이를 이용한 단일 채널의 전이중 광통신 시스템

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