JPH10195989A - 構造材の連結構造 - Google Patents
構造材の連結構造Info
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- JPH10195989A JPH10195989A JP9001006A JP100697A JPH10195989A JP H10195989 A JPH10195989 A JP H10195989A JP 9001006 A JP9001006 A JP 9001006A JP 100697 A JP100697 A JP 100697A JP H10195989 A JPH10195989 A JP H10195989A
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 建物の梁や柱等の断面H状やI状の構造材同
士の連結を、現場でのナット締めをなくすか極力低減
し、容易且つ迅速に行える連結構造を提供する。 【解決手段】一対のフランジ4,4とこれらを結合する
ウェブ5とからなる断面H状を呈し、上記フランジ4の
内側面の両側端に沿ってネジ受け孔8を有するネジ受け
部6を設けた形材よりなる構造材2,2を直線状に対向
させ、各構造材2の端面に端面プレート10を上記ネジ
受け孔8内に螺合するボルト又はタッピングボルト18
によって固定し、更に、これらの端面プレート10同士
を接続手段たる接続プレート14をその両側辺に上記ボ
ルト18の螺合によって結合した構造材の連結構造1。
士の連結を、現場でのナット締めをなくすか極力低減
し、容易且つ迅速に行える連結構造を提供する。 【解決手段】一対のフランジ4,4とこれらを結合する
ウェブ5とからなる断面H状を呈し、上記フランジ4の
内側面の両側端に沿ってネジ受け孔8を有するネジ受け
部6を設けた形材よりなる構造材2,2を直線状に対向
させ、各構造材2の端面に端面プレート10を上記ネジ
受け孔8内に螺合するボルト又はタッピングボルト18
によって固定し、更に、これらの端面プレート10同士
を接続手段たる接続プレート14をその両側辺に上記ボ
ルト18の螺合によって結合した構造材の連結構造1。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断面H形やI形を
有する建物用の梁又は柱等、又はその他の構築物の構造
材同士を連結する構造に関し、特に現場における工数の
低減と軽量化を図ったものに関する。
有する建物用の梁又は柱等、又はその他の構築物の構造
材同士を連結する構造に関し、特に現場における工数の
低減と軽量化を図ったものに関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】一般に断面H形やI形の柱
同士や梁同士、或いは、柱と梁の連結構造は、図8(A)
及び(B)に示すように、例えば、形鋼からなる断面H形
の梁100同士を直線状に突き合わせ、各々のフランジ
101の内側面に跨って水平な接続プレート103を配
置し、各ウェブ102の両側面に跨って垂直な接続プレ
ート104を配置すると共に、これらの各プレート10
3,104、及びフランジ101、ウェブ102を貫通
する多数のボルト106のネジ部にナット108を螺合
して締結している。
同士や梁同士、或いは、柱と梁の連結構造は、図8(A)
及び(B)に示すように、例えば、形鋼からなる断面H形
の梁100同士を直線状に突き合わせ、各々のフランジ
101の内側面に跨って水平な接続プレート103を配
置し、各ウェブ102の両側面に跨って垂直な接続プレ
ート104を配置すると共に、これらの各プレート10
3,104、及びフランジ101、ウェブ102を貫通
する多数のボルト106のネジ部にナット108を螺合
して締結している。
【0003】この構造では、多数のボルト106の締付
力による接続プレート103,104と梁100間の摩
擦力により結合力を得るため、接続プレート103,1
04の全面に渉るボルト106を必要とし、且つ締付力
を得るためナット108を必要とする。このため、予め
工場内で重量の大きい形鋼よりなる構造材に多数のボル
ト孔を精度良く明ける加工が必要であった。更に、現場
では垂直な接続プレート104に千鳥状に多数のボルト
106を貫通しナット108と螺合した後、各水平な接
続プレート103を配置して多数のボルト106、ナッ
ト108を螺合するため工数が多く、且つ各ボルト10
6、ナット108が互い接近しているため締結作業自体
も行い難かった。
力による接続プレート103,104と梁100間の摩
擦力により結合力を得るため、接続プレート103,1
04の全面に渉るボルト106を必要とし、且つ締付力
を得るためナット108を必要とする。このため、予め
工場内で重量の大きい形鋼よりなる構造材に多数のボル
ト孔を精度良く明ける加工が必要であった。更に、現場
では垂直な接続プレート104に千鳥状に多数のボルト
106を貫通しナット108と螺合した後、各水平な接
続プレート103を配置して多数のボルト106、ナッ
ト108を螺合するため工数が多く、且つ各ボルト10
6、ナット108が互い接近しているため締結作業自体
も行い難かった。
【0004】また、図8(C)及び(D)に示すように、建
物の棟部を構成するため、断面H形を有し端面をやや斜
めに切断した一対の梁110同士を互いに傾斜して突き
合わせ、各々フランジ111の内側面に接触する水平片
113とウェブ112の各側面に接触する垂直片114
とからなる板曲げ加工による断面チャンネル状の接続材
115を各梁110の両側から挿入して跨らせる。そし
て、各接続材115の垂直片114と梁110のウェブ
112を貫通する多数のボルト116のネジ部にナット
118を螺合し締結している。この構造でも、梁110
同士間に接続材115をセットした後、その各垂直片1
14に千鳥状にボルト116を通してナット118と螺
合するが、接続材115と梁110間の摩擦力を得るた
め、前記と同様に多数のボルト116及びナット118
を必要とするため、現場での工数が多くなる。
物の棟部を構成するため、断面H形を有し端面をやや斜
めに切断した一対の梁110同士を互いに傾斜して突き
合わせ、各々フランジ111の内側面に接触する水平片
113とウェブ112の各側面に接触する垂直片114
とからなる板曲げ加工による断面チャンネル状の接続材
115を各梁110の両側から挿入して跨らせる。そし
て、各接続材115の垂直片114と梁110のウェブ
112を貫通する多数のボルト116のネジ部にナット
118を螺合し締結している。この構造でも、梁110
同士間に接続材115をセットした後、その各垂直片1
14に千鳥状にボルト116を通してナット118と螺
合するが、接続材115と梁110間の摩擦力を得るた
め、前記と同様に多数のボルト116及びナット118
を必要とするため、現場での工数が多くなる。
【0005】更に、図8(E)及び(F)に示すように、同
様に一対のI形鋼からなる梁120同士をに互いに傾斜
して突き合わせ、各梁120のウェブ122の両側面に
側面視で略矢羽根形状の接続片124をその上下辺が上
下のフランジ121に接するようにウェブ122に面接
触させ、一対の接続片124とウェブ122を貫通する
各ボルト126のネジ部にナット128を螺合し締結し
ている。この構造でも、梁120同士間に接続片124
をセットした後、接続片124にボルト116を通しナ
ット118と螺合するため、現場での工数が多くなる。
しかも、何れもにおいても各梁100〜120は、所謂
H形鋼又はI形鋼を用いるため、重量が嵩みクレーン等
の設備を要すると共に、作業者にとっても危険であっ
た。
様に一対のI形鋼からなる梁120同士をに互いに傾斜
して突き合わせ、各梁120のウェブ122の両側面に
側面視で略矢羽根形状の接続片124をその上下辺が上
下のフランジ121に接するようにウェブ122に面接
触させ、一対の接続片124とウェブ122を貫通する
各ボルト126のネジ部にナット128を螺合し締結し
ている。この構造でも、梁120同士間に接続片124
をセットした後、接続片124にボルト116を通しナ
ット118と螺合するため、現場での工数が多くなる。
しかも、何れもにおいても各梁100〜120は、所謂
H形鋼又はI形鋼を用いるため、重量が嵩みクレーン等
の設備を要すると共に、作業者にとっても危険であっ
た。
【0006】
【発明が解決すべき課題】本発明は、以上の従来におけ
る技術が抱える問題点を解決し、現場でのナット締め作
業をなくすか、極力減らすことにより工数を減らして構
造材同士の連結が迅速且つ安全に行えると共に、併せて
断面H形やI形の構造材の軽量化も図ることを目的とす
る。尚、本明細書においては、断面I形も同H形の構造
材に含まれるものとする。
る技術が抱える問題点を解決し、現場でのナット締め作
業をなくすか、極力減らすことにより工数を減らして構
造材同士の連結が迅速且つ安全に行えると共に、併せて
断面H形やI形の構造材の軽量化も図ることを目的とす
る。尚、本明細書においては、断面I形も同H形の構造
材に含まれるものとする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、構造材を形材に予めネジ受け部を用意した
もので形成し、且つこれに螺合するボルトを用いること
に着想して成されたものである。即ち、本発明の構造材
の連結構造は、一対のフランジとこれらを結合するウェ
ブとからなる断面H状を呈し、且つ上記フランジ及び/
又はウェブにネジ受け孔又はネジ受け溝を有するネジ受
け部を設けた形材よりなる構造材を用い、これら2本の
構造材同士を各々の長手方向に直線状又は所望の角度に
て対向させ、各構造材の端面にこの構造材の長手方向と
略直交する端面プレートを配置し、このプレートを貫通
するボルト又はタッピングボルトを上記ネジ受け部に螺
合して各構造材の端面に端面プレートを固定し、これら
の各端面プレートを接続手段によって結合したことを特
徴とする。
決するため、構造材を形材に予めネジ受け部を用意した
もので形成し、且つこれに螺合するボルトを用いること
に着想して成されたものである。即ち、本発明の構造材
の連結構造は、一対のフランジとこれらを結合するウェ
ブとからなる断面H状を呈し、且つ上記フランジ及び/
又はウェブにネジ受け孔又はネジ受け溝を有するネジ受
け部を設けた形材よりなる構造材を用い、これら2本の
構造材同士を各々の長手方向に直線状又は所望の角度に
て対向させ、各構造材の端面にこの構造材の長手方向と
略直交する端面プレートを配置し、このプレートを貫通
するボルト又はタッピングボルトを上記ネジ受け部に螺
合して各構造材の端面に端面プレートを固定し、これら
の各端面プレートを接続手段によって結合したことを特
徴とする。
【0008】係る構成によれば、現場でのナット締め作
業をなくすか、極力減らすことが可能となる。尚、上記
ネジ受け孔等の内周面には雌ネジを刻設するか、又はボ
ルト自体がネジ受け孔の内周面に雌ネジを刻設するセル
フタッピングタイプのものを用いる。このボルトは例え
ば高力ボルト(JIS B1186-1979)の他、ステンレス鋼製
や、チタン合金製等のボルトを用いることもできる。ま
た、前記接続手段が各端面プレートの間に配置した接続
プレートと、この接続プレートと各端面プレートを結合
するボルトとからなる連結構造も含まれる。更に、各接
続プレートと端面プレートを一体にした接続ユニットを
用いることもできる。係る構成により極く少数のボルト
締めにて構造材の連結を行える。
業をなくすか、極力減らすことが可能となる。尚、上記
ネジ受け孔等の内周面には雌ネジを刻設するか、又はボ
ルト自体がネジ受け孔の内周面に雌ネジを刻設するセル
フタッピングタイプのものを用いる。このボルトは例え
ば高力ボルト(JIS B1186-1979)の他、ステンレス鋼製
や、チタン合金製等のボルトを用いることもできる。ま
た、前記接続手段が各端面プレートの間に配置した接続
プレートと、この接続プレートと各端面プレートを結合
するボルトとからなる連結構造も含まれる。更に、各接
続プレートと端面プレートを一体にした接続ユニットを
用いることもできる。係る構成により極く少数のボルト
締めにて構造材の連結を行える。
【0009】加えて、前記接続手段が、各端面プレート
の対向する側面に開口部を有する底広凹部と、これらの
各底広凹部間に嵌合する先太凸部を両側に対称に有する
嵌合片とからなる構造材の連結構造も含まれる。係る構
成によれば、少ないボルト締めと嵌合作業にて構造材の
連結が行える。また、本発明は、一対のフランジとこれ
らを結合するウェブとからなる断面H状を呈し、且つ上
記フランジ及び/又はウェブにネジ受け孔又はネジ受け
溝を有するネジ受け部を設けた形材よりなる構造材を用
い、これら2本の構造材同士を各々の長手方向に直線状
に対向させ、各構造材同士の対向する上記ネジ受け部
に、片側に右ネジをもう一方の側に左ネジを刻設したボ
ルト又はタッピングボルトの両側の上記各ネジ部を螺合
することを特徴とする構造材の連結構造も含む。係る構
成によれば、構造材と上記のボルトのみで構造材の連結
を行うことが可能になる。
の対向する側面に開口部を有する底広凹部と、これらの
各底広凹部間に嵌合する先太凸部を両側に対称に有する
嵌合片とからなる構造材の連結構造も含まれる。係る構
成によれば、少ないボルト締めと嵌合作業にて構造材の
連結が行える。また、本発明は、一対のフランジとこれ
らを結合するウェブとからなる断面H状を呈し、且つ上
記フランジ及び/又はウェブにネジ受け孔又はネジ受け
溝を有するネジ受け部を設けた形材よりなる構造材を用
い、これら2本の構造材同士を各々の長手方向に直線状
に対向させ、各構造材同士の対向する上記ネジ受け部
に、片側に右ネジをもう一方の側に左ネジを刻設したボ
ルト又はタッピングボルトの両側の上記各ネジ部を螺合
することを特徴とする構造材の連結構造も含む。係る構
成によれば、構造材と上記のボルトのみで構造材の連結
を行うことが可能になる。
【0010】更に、前記構造材を構成する形材が、アル
ミニウム合金からなり、一対のフランジ、ウェブ、及び
ネジ受け部を一体に有する押出形材で形成される連結構
造も含まれる。係るアルミニウム合金の押出形材を用い
ることにより、住宅などの梁、柱、桁或いは大引き等の
構造材、間柱や母屋等の準構造材、又は他の構築物用の
構造材を所要の連結強度を維持しつつ、格段に軽量化す
ることができる。従って、現場への搬入や位置合わせが
容易且つ安全に行え、更にボルト締めの数を減らせるこ
と、及び、ナット締めを無くすか極力減らせることと相
まって、構造材同士の連結作業自体の工数も低減するこ
とが可能となる。尚、前記ネジ受け孔又はネジ受け溝を
有するネジ受け部は、H形断面を構成するフランジの内
側面の両端辺は基より、ウェブの両側面を含め構造材の
適所に一体にして形成することができる。
ミニウム合金からなり、一対のフランジ、ウェブ、及び
ネジ受け部を一体に有する押出形材で形成される連結構
造も含まれる。係るアルミニウム合金の押出形材を用い
ることにより、住宅などの梁、柱、桁或いは大引き等の
構造材、間柱や母屋等の準構造材、又は他の構築物用の
構造材を所要の連結強度を維持しつつ、格段に軽量化す
ることができる。従って、現場への搬入や位置合わせが
容易且つ安全に行え、更にボルト締めの数を減らせるこ
と、及び、ナット締めを無くすか極力減らせることと相
まって、構造材同士の連結作業自体の工数も低減するこ
とが可能となる。尚、前記ネジ受け孔又はネジ受け溝を
有するネジ受け部は、H形断面を構成するフランジの内
側面の両端辺は基より、ウェブの両側面を含め構造材の
適所に一体にして形成することができる。
【0011】
【実施の形態】以下において本発明の実施に好適な形態
を図面と共に説明する。図1は、本発明による断面H状
の梁(構造材)2同士を直線状に連結する形態の構造1に
関する。同図(A)及び(B)に示すように、一対の梁2
は、互いに端面同士の間隔を置いて対向して配置され
る。各梁2の端面には、端面プレート10がボルト又は
タッピングボルト18によって固定されている。各梁2
は、図1(C)に示すように、上下に水平な一対のフラン
ジ4と、これらのフランジ4同士を中央部で結合するウ
ェブ5からなり、且つ各フランジ4の内側面における両
端に沿ってネジ受け孔8を有するネジ受け部6が一体に
設けられた例えばJIS;A6063-T5,同6N01T5等のアルミニ
ウム合金製の押出形材からなる。
を図面と共に説明する。図1は、本発明による断面H状
の梁(構造材)2同士を直線状に連結する形態の構造1に
関する。同図(A)及び(B)に示すように、一対の梁2
は、互いに端面同士の間隔を置いて対向して配置され
る。各梁2の端面には、端面プレート10がボルト又は
タッピングボルト18によって固定されている。各梁2
は、図1(C)に示すように、上下に水平な一対のフラン
ジ4と、これらのフランジ4同士を中央部で結合するウ
ェブ5からなり、且つ各フランジ4の内側面における両
端に沿ってネジ受け孔8を有するネジ受け部6が一体に
設けられた例えばJIS;A6063-T5,同6N01T5等のアルミニ
ウム合金製の押出形材からなる。
【0012】従って、図1(B)に示すように、各端面プ
レート10の四隅付近を貫通する各ボルト18のネジ部
は、梁2のネジ受け孔8内に進入して螺合することで、
各端面プレート10を梁2の端面に固定している。ま
た、上記一対の端面プレート10は、その両側辺に沿っ
て配設される接続手段たる一対の接続プレート14によ
って結合される。即ち、図1(D)に示すように、対向す
る各端面プレート10の両側辺の中間に設けられた切り
欠き部12内に、各接続プレート14の両側辺が挿入さ
れ、その通し孔15から上記切り欠き部12の底面に穿
設した図示しないネジ孔にボルト18のネジ部を螺入し
て両プレート10,14同士を結合する。尚、同図中の
符号11は、端面プレート10の四隅付近に穿設したボ
ルト18用の通し孔である。
レート10の四隅付近を貫通する各ボルト18のネジ部
は、梁2のネジ受け孔8内に進入して螺合することで、
各端面プレート10を梁2の端面に固定している。ま
た、上記一対の端面プレート10は、その両側辺に沿っ
て配設される接続手段たる一対の接続プレート14によ
って結合される。即ち、図1(D)に示すように、対向す
る各端面プレート10の両側辺の中間に設けられた切り
欠き部12内に、各接続プレート14の両側辺が挿入さ
れ、その通し孔15から上記切り欠き部12の底面に穿
設した図示しないネジ孔にボルト18のネジ部を螺入し
て両プレート10,14同士を結合する。尚、同図中の
符号11は、端面プレート10の四隅付近に穿設したボ
ルト18用の通し孔である。
【0013】実際の施工においては、各梁2の端面に端
面プレート10を固定した後、それぞれの端面プレート
10の切り欠き部12に接続プレート14の両側辺を挿
入しボルト18で固定する。しかし、図1(D)のような
両プレート10,14同士を予め結合したユニットを組
立てた後、各梁2の端面に端面プレート10からボルト
18を螺入させても良い。何れの順序によって施工する
かは、梁2、両プレート10,14のサイズ等や現場の
条件によって適宜選択することができる。この連結構造
1によれば、ナット締めがなくボルト締めのみで、一対
の梁2を直線状に迅速に連結することができる。尚、前
記各プレート10,14は、前述したアルミニウム合金
の板の他、鋼板やステンレス鋼板を用いても良い。
面プレート10を固定した後、それぞれの端面プレート
10の切り欠き部12に接続プレート14の両側辺を挿
入しボルト18で固定する。しかし、図1(D)のような
両プレート10,14同士を予め結合したユニットを組
立てた後、各梁2の端面に端面プレート10からボルト
18を螺入させても良い。何れの順序によって施工する
かは、梁2、両プレート10,14のサイズ等や現場の
条件によって適宜選択することができる。この連結構造
1によれば、ナット締めがなくボルト締めのみで、一対
の梁2を直線状に迅速に連結することができる。尚、前
記各プレート10,14は、前述したアルミニウム合金
の板の他、鋼板やステンレス鋼板を用いても良い。
【0014】ここで、上記梁2とボルト18の具体的な
適用例における強度を説明する。梁2を構成するアルミ
ニウム合金の押出形材(JIS;A6063-T5)は、フランジ4の
幅が100mm、その厚さが4.5mm、ウェブ5の厚さが3.
5mm、フランジ4の厚さとウェブ5の高さを含めた全高さ
が100mmであり、総断面積Dは1191mm2、その断面
係数(Zx)は4.50×104mm3、その材料JIS;A6063-T5の許
容曲げ応力度(fb)は73.3N/mm2、許容剪断応力度(fs)
は42.3N/mm2、基準強度(F)は110N/mm2である。
この梁2自体の許容曲げモーメントMは数式1により求
められる。
適用例における強度を説明する。梁2を構成するアルミ
ニウム合金の押出形材(JIS;A6063-T5)は、フランジ4の
幅が100mm、その厚さが4.5mm、ウェブ5の厚さが3.
5mm、フランジ4の厚さとウェブ5の高さを含めた全高さ
が100mmであり、総断面積Dは1191mm2、その断面
係数(Zx)は4.50×104mm3、その材料JIS;A6063-T5の許
容曲げ応力度(fb)は73.3N/mm2、許容剪断応力度(fs)
は42.3N/mm2、基準強度(F)は110N/mm2である。
この梁2自体の許容曲げモーメントMは数式1により求
められる。
【0015】
【数1】
【0016】一方、前記ネジ受け孔8内に螺合される各
ボルト18が受ける荷重Wbは数式2により求められ
る。尚、数式2中のHRは一つのネジ受け孔8の中心から
反対側のフランジ4の外側面までの高さである(図1
(C)参照)。
ボルト18が受ける荷重Wbは数式2により求められ
る。尚、数式2中のHRは一つのネジ受け孔8の中心から
反対側のフランジ4の外側面までの高さである(図1
(C)参照)。
【0017】
【数2】
【0018】また、上記ボルト18は、F8T−M12
(JIS B 1186-1979に定める1種)で、その許容引張応力度
σeは245N/mm2で、且つ有効断面積d1は84.3mm2
あるので、その許容引張荷重We1は数式3で算出される
ように、上記各ボルト18が受ける荷重(18.5kN)
より大きくなり、使用する上で問題とならない。
(JIS B 1186-1979に定める1種)で、その許容引張応力度
σeは245N/mm2で、且つ有効断面積d1は84.3mm2
あるので、その許容引張荷重We1は数式3で算出される
ように、上記各ボルト18が受ける荷重(18.5kN)
より大きくなり、使用する上で問題とならない。
【0019】
【数3】
【0020】また、前記梁2の各ネジ受け部6の直径を
22mm、ネジ受け孔8の直径を12mmとすると、各ネジ受け
部6の断面積d2は267mm2であるため、ネジ受け部6
の許容引張強度We2は数式4で算出されるように19.
6kNであり、各ボルト18が受ける荷重(18.5k
N)より大きくなり、支障にならない。
22mm、ネジ受け孔8の直径を12mmとすると、各ネジ受け
部6の断面積d2は267mm2であるため、ネジ受け部6
の許容引張強度We2は数式4で算出されるように19.
6kNであり、各ボルト18が受ける荷重(18.5k
N)より大きくなり、支障にならない。
【0021】
【数4】
【0022】更に、ネジ受け孔8内における雌ネジ部分
の許容引張強度We3は、数式5によって求められる。
尚、ネジ部分の長さは18mm、ピッチPは1.75mmとす
る。数式5中のnはネジ山数で、ネジ込み深さ/ネジ山
ピッチ;(18÷1.75)からnは10である。また、d
3はボルト18の有効径でM12では10.863mmであ
り、h′はネジ山の接触面高さで、M12では1.042mm
である。更に、qは前記押出形材の許容支圧応力度で、
基準強度(F)/1.25;(110N/mm2÷1.25)から8
8N/mm2である。この許容引張強度We3も前記ボルト1
8が受ける荷重より大きくなり、支障にはならない。
の許容引張強度We3は、数式5によって求められる。
尚、ネジ部分の長さは18mm、ピッチPは1.75mmとす
る。数式5中のnはネジ山数で、ネジ込み深さ/ネジ山
ピッチ;(18÷1.75)からnは10である。また、d
3はボルト18の有効径でM12では10.863mmであ
り、h′はネジ山の接触面高さで、M12では1.042mm
である。更に、qは前記押出形材の許容支圧応力度で、
基準強度(F)/1.25;(110N/mm2÷1.25)から8
8N/mm2である。この許容引張強度We3も前記ボルト1
8が受ける荷重より大きくなり、支障にはならない。
【0023】
【数5】
【0024】また、ボルト18の剪断強度についてみる
と、1本のボルト(F8T−M12)18の剪断力P1は
数式6により求められ、且つその許容剪断力P2は数式
7により求められる。尚、数式7中でσsは許容剪断応
力度を示す。両式から許容剪断力P2は、剪断力P1を上
回るので、剪断についても支障はない。
と、1本のボルト(F8T−M12)18の剪断力P1は
数式6により求められ、且つその許容剪断力P2は数式
7により求められる。尚、数式7中でσsは許容剪断応
力度を示す。両式から許容剪断力P2は、剪断力P1を上
回るので、剪断についても支障はない。
【0025】
【数6】
【0026】
【数7】
【0027】以上の計算結果から、梁2にアルミニウム
合金の押出形材を用い、高力ボルト18を用いて端面プ
レート10を固定するに際し、ナットを省略しても充分
な強度を得ることが可能であることは明らかである。
合金の押出形材を用い、高力ボルト18を用いて端面プ
レート10を固定するに際し、ナットを省略しても充分
な強度を得ることが可能であることは明らかである。
【0028】図2は、前記梁2同士を長手方向において
所定の傾斜角度にて連結する形態の構造20に関する。
尚、前記形態と同じ部分や要素には同じ符号を用いる。
同図(A)に示すように、各梁2の端面には端面プレート
10がボルト又はタッピングボルト18によって固定さ
れている。各端面プレート10は、その両側辺に沿って
配設される接続手段たる一対の接続プレート22によっ
て結合される。即ち、図2(B)に示すように、対向する
各端面プレート10の両側辺の切り欠き部12内に、上
下の各辺23,24を上記傾斜角度に沿わせた全体が略
扇形状の接続プレート22の両側辺を挿入し、その付近
に穿設した通し孔25から切り欠き部12の底面に穿設
したネジ孔13内に、ボルト18のネジ部を螺入して両
プレート10,22同士を結合する。
所定の傾斜角度にて連結する形態の構造20に関する。
尚、前記形態と同じ部分や要素には同じ符号を用いる。
同図(A)に示すように、各梁2の端面には端面プレート
10がボルト又はタッピングボルト18によって固定さ
れている。各端面プレート10は、その両側辺に沿って
配設される接続手段たる一対の接続プレート22によっ
て結合される。即ち、図2(B)に示すように、対向する
各端面プレート10の両側辺の切り欠き部12内に、上
下の各辺23,24を上記傾斜角度に沿わせた全体が略
扇形状の接続プレート22の両側辺を挿入し、その付近
に穿設した通し孔25から切り欠き部12の底面に穿設
したネジ孔13内に、ボルト18のネジ部を螺入して両
プレート10,22同士を結合する。
【0029】実際の施工においては、各梁2の端面に端
面プレート10を固定した後、それぞれの端面プレート
10の切り欠き部12に接続プレート22の両側辺を挿
入しボルト18で固定する。一方、図2(B)のような両
プレート10,22同士を予め結合したユニットを組立
てた後、各梁2の端面に各端面プレート10からボルト
18を螺入させても良い。この連結構造20によれば、
接続プレート22の上下辺23,24を連結部の傾斜角
度に沿わせるか、又は接続プレート22の上下寸法を僅
かに縮めることにより、一対の梁2同士を任意の傾斜角
度で自在に且つナット締めなしで迅速に連結することが
できる。尚、各プレート10,22にも前述のアルミニ
ウム合金の板の他、鋼板やステンレス鋼板を用いても良
い。
面プレート10を固定した後、それぞれの端面プレート
10の切り欠き部12に接続プレート22の両側辺を挿
入しボルト18で固定する。一方、図2(B)のような両
プレート10,22同士を予め結合したユニットを組立
てた後、各梁2の端面に各端面プレート10からボルト
18を螺入させても良い。この連結構造20によれば、
接続プレート22の上下辺23,24を連結部の傾斜角
度に沿わせるか、又は接続プレート22の上下寸法を僅
かに縮めることにより、一対の梁2同士を任意の傾斜角
度で自在に且つナット締めなしで迅速に連結することが
できる。尚、各プレート10,22にも前述のアルミニ
ウム合金の板の他、鋼板やステンレス鋼板を用いても良
い。
【0030】図3は、前記梁2同士を所定の傾斜角度で
連結する別の形態の構造30に関する。即ちこの構造3
0は、同図(A)及び(B)に示すように、一対の梁2の対
向する各端面間に1個の接続ユニット32を介在させ、
その端面プレート33の四隅を貫通する各ボルト又はタ
ッピングボルト18を梁2のネジ受け孔8内に進入させ
螺合して連結するものである。上記接続ユニット32
は、図3(B)のように、左右対称に傾斜した一対の端面
プレート33と、これらを繋ぐ上下の略へ形状の接続プ
レート35,36と、端面プレート33と接続プレート
35,36に囲まれた凹部38の中央部に立設されるウ
ェブ37とからなる。各端面プレート33の四隅付近に
は、ボルト18を貫通させる通し孔34が穿設されてい
る。この接続ユニット32は、各種の鍛造用アルミニウ
ム合金を用い、上記各プレート33,35,36及びウ
ェブ37を形成する金型内において鍛造することによ
り、高い強度を保有させて製造することができる。
連結する別の形態の構造30に関する。即ちこの構造3
0は、同図(A)及び(B)に示すように、一対の梁2の対
向する各端面間に1個の接続ユニット32を介在させ、
その端面プレート33の四隅を貫通する各ボルト又はタ
ッピングボルト18を梁2のネジ受け孔8内に進入させ
螺合して連結するものである。上記接続ユニット32
は、図3(B)のように、左右対称に傾斜した一対の端面
プレート33と、これらを繋ぐ上下の略へ形状の接続プ
レート35,36と、端面プレート33と接続プレート
35,36に囲まれた凹部38の中央部に立設されるウ
ェブ37とからなる。各端面プレート33の四隅付近に
は、ボルト18を貫通させる通し孔34が穿設されてい
る。この接続ユニット32は、各種の鍛造用アルミニウ
ム合金を用い、上記各プレート33,35,36及びウ
ェブ37を形成する金型内において鍛造することによ
り、高い強度を保有させて製造することができる。
【0031】また、図3(C)に示すように、左右に垂直
な端面プレート33とこれらを繋ぐ水平な接続プレート
35,36及びウェブ37とからなる接続ユニット3
2′を用いると、一対の梁2同士をその長手方向に直線
状に連結することができる。この連結構造30によれ
ば、一対の梁2を単一の接続ユニット32,32′と極
く少ないボルト又はタッピングボルト18のみによっ
て、所望の傾斜角度を持って、或いは直線状に容易且つ
迅速に連結することが可能となる。尚、上記接続ユニッ
ト32,32′は、アルミニウム合金によるダイキャス
トによって製造したり、又は、アルミニウム合金の押出
加工、特に後方押出方法によって前記ウェブ37のない
中空体を一体に製造することもでき、強力且つ安価に製
造することも可能である。勿論、ユニット32,32′
を鋼板やステンレス鋼板の溶接組立によって得ることも
できる。
な端面プレート33とこれらを繋ぐ水平な接続プレート
35,36及びウェブ37とからなる接続ユニット3
2′を用いると、一対の梁2同士をその長手方向に直線
状に連結することができる。この連結構造30によれ
ば、一対の梁2を単一の接続ユニット32,32′と極
く少ないボルト又はタッピングボルト18のみによっ
て、所望の傾斜角度を持って、或いは直線状に容易且つ
迅速に連結することが可能となる。尚、上記接続ユニッ
ト32,32′は、アルミニウム合金によるダイキャス
トによって製造したり、又は、アルミニウム合金の押出
加工、特に後方押出方法によって前記ウェブ37のない
中空体を一体に製造することもでき、強力且つ安価に製
造することも可能である。勿論、ユニット32,32′
を鋼板やステンレス鋼板の溶接組立によって得ることも
できる。
【0032】図4は、前記梁2同士を所定の傾斜角度で
連結する異なる形態の構造40に関する。即ちこの連結
構造40は、同図(A)及び(B)に示すように、一対の梁
2の対向する傾斜した各端面に接続プレート42をボル
ト又はタッピングボルト18を用いて前記同様に固定す
ると共に、これらの接続プレート42同士を接続手段た
る嵌合片48を用いて結合するものである。各接続プレ
ート42は、図4(B)のように、四隅にボルト18を通
す傾斜した通し孔44とボルト18のボルト頭を受け入
れる凹部43を有すると共に、互いに対向する側面に上
下一対の水平な底広凹部46を形成したもので、上下面
は傾斜している。上記底広凹部46には、これらと略相
似形の先太凸部47を左右対称に設けた棒状の嵌合片4
8が横方向から挿入される。
連結する異なる形態の構造40に関する。即ちこの連結
構造40は、同図(A)及び(B)に示すように、一対の梁
2の対向する傾斜した各端面に接続プレート42をボル
ト又はタッピングボルト18を用いて前記同様に固定す
ると共に、これらの接続プレート42同士を接続手段た
る嵌合片48を用いて結合するものである。各接続プレ
ート42は、図4(B)のように、四隅にボルト18を通
す傾斜した通し孔44とボルト18のボルト頭を受け入
れる凹部43を有すると共に、互いに対向する側面に上
下一対の水平な底広凹部46を形成したもので、上下面
は傾斜している。上記底広凹部46には、これらと略相
似形の先太凸部47を左右対称に設けた棒状の嵌合片4
8が横方向から挿入される。
【0033】実際の施工においては、各梁2の端面に端
面プレート42を固定した後、それぞれの端面プレート
42を面接触させると共に、各底広凹部46内に嵌合片
48の両側の先太凸部47を挿入して連結される。尚、
この嵌合片48のズレや抜けを防ぐため、図示しないビ
スを接続プレート42の凹部43から嵌合片48に向け
てネジ込み、その先端が当接するようにすることが望ま
しい。また、図4(C)の平面図に示すように、各端面プ
レート42にも上下方向の底広凹部49を設け、これら
の間に小型の嵌合片48′を垂直方向から挿入して、水
平方向から挿入した嵌合片48の図示しない切り欠き部
にも貫通させるようにしても良い。尚、嵌合片48′が
抜け落ちないよう上記同様ビスを打ち込む。更に、図4
(D)の側面図に示すように、前記通し孔44と上下面を
水平にした接続プレート42′を用いると、一対の梁2
を直線状に連結することもできる。以上のような連結構
造40によれば、少ないボルト18の螺合と嵌合片4
8,48′の挿入のみによって、梁2を傾斜又は直線状
に容易且つ迅速に連結することが可能となる。
面プレート42を固定した後、それぞれの端面プレート
42を面接触させると共に、各底広凹部46内に嵌合片
48の両側の先太凸部47を挿入して連結される。尚、
この嵌合片48のズレや抜けを防ぐため、図示しないビ
スを接続プレート42の凹部43から嵌合片48に向け
てネジ込み、その先端が当接するようにすることが望ま
しい。また、図4(C)の平面図に示すように、各端面プ
レート42にも上下方向の底広凹部49を設け、これら
の間に小型の嵌合片48′を垂直方向から挿入して、水
平方向から挿入した嵌合片48の図示しない切り欠き部
にも貫通させるようにしても良い。尚、嵌合片48′が
抜け落ちないよう上記同様ビスを打ち込む。更に、図4
(D)の側面図に示すように、前記通し孔44と上下面を
水平にした接続プレート42′を用いると、一対の梁2
を直線状に連結することもできる。以上のような連結構
造40によれば、少ないボルト18の螺合と嵌合片4
8,48′の挿入のみによって、梁2を傾斜又は直線状
に容易且つ迅速に連結することが可能となる。
【0034】尚、上記接続プレート42,42′や嵌合
片48,48′は、アルミニウム合金の鍛造材やダイキ
ャスト材を用いたり、或いはアルミニウム合金の押出形
材を用いて部分加工することは勿論、鋼材やステンレス
鋼材の切削加工によって製造することもできる。また、
底広凹部46,49を半円より大きな円弧状断面とする
と共に、嵌合片48,48′両側の各先太凸部47も同
様の形状にして嵌合片48,48′を断面ほぼ繭形状の
ものを用いると、連結部に作用する応力の集中を緩和す
ることができるので、望ましい。
片48,48′は、アルミニウム合金の鍛造材やダイキ
ャスト材を用いたり、或いはアルミニウム合金の押出形
材を用いて部分加工することは勿論、鋼材やステンレス
鋼材の切削加工によって製造することもできる。また、
底広凹部46,49を半円より大きな円弧状断面とする
と共に、嵌合片48,48′両側の各先太凸部47も同
様の形状にして嵌合片48,48′を断面ほぼ繭形状の
ものを用いると、連結部に作用する応力の集中を緩和す
ることができるので、望ましい。
【0035】図5は、前記梁2同士を同じレベルにおい
て直角に連結する形態の構造50に関する。即ちこの構
造50は、同図(A)の平面図に示すように、互いに離隔
して直角に対向して配置された一対の梁2の各端面に前
記と同様の端面プレート52をボルト又はタッピングボ
ルト18によって前記同様に固定し、これらの端面プレ
ート52をその両側辺において大・小径の円弧形状の接
続プレート55,56によって、結合するものである。
即ち、図5(B)に示すように、互いに離隔して直角に対
向配置された一対の端面プレート52の各両側辺の切り
欠き部54内に、接続プレート55,56の各両側辺を
挿入しボルト18を螺合して各プレート52,55,5
6を結合する。
て直角に連結する形態の構造50に関する。即ちこの構
造50は、同図(A)の平面図に示すように、互いに離隔
して直角に対向して配置された一対の梁2の各端面に前
記と同様の端面プレート52をボルト又はタッピングボ
ルト18によって前記同様に固定し、これらの端面プレ
ート52をその両側辺において大・小径の円弧形状の接
続プレート55,56によって、結合するものである。
即ち、図5(B)に示すように、互いに離隔して直角に対
向配置された一対の端面プレート52の各両側辺の切り
欠き部54内に、接続プレート55,56の各両側辺を
挿入しボルト18を螺合して各プレート52,55,5
6を結合する。
【0036】実際の施工においては、各梁2の端面に端
面プレート52を固定した後、それぞれの端面プレート
52の切り欠き部54に接続プレート55,56の両側
辺を挿入しボルト18で固定する。一方、図5(B)のよ
うな両プレート52,55,56同士を予め結合したユ
ニットを組立てた後、各梁2の端面に各端面プレート5
2の通し孔53からボルト18を螺入させても良い。何
れの順序によって施工するかは、梁2、両プレート5
2,55等のサイズ等や現場の条件によって適宜選択す
る。
面プレート52を固定した後、それぞれの端面プレート
52の切り欠き部54に接続プレート55,56の両側
辺を挿入しボルト18で固定する。一方、図5(B)のよ
うな両プレート52,55,56同士を予め結合したユ
ニットを組立てた後、各梁2の端面に各端面プレート5
2の通し孔53からボルト18を螺入させても良い。何
れの順序によって施工するかは、梁2、両プレート5
2,55等のサイズ等や現場の条件によって適宜選択す
る。
【0037】尚、端面プレート52と接続プレート5
5,56を前記鍛造やダイキャスト等によって予め一体
の接続ユニットとしても良い。また、上記の各プレート
52,55,56にもアルミニウム合金の板、鋼板又は
ステンレス鋼板が用いられる。また、接続プレートは上
記円弧形状に限らず、各端面プレート52と結合できる
ものであれば、平面視でL形状や中間で傾斜した形状等
の任意のものを用いることもできる。更に、3枚の端面
プレートの間に2枚のL形状と1枚の直線状の接続プレ
ートを用いることにより、3本の梁2を平面視でT形に
連結することもでき、4枚の端面プレートの間に4枚の
L形状接続プレートを用いることにより、4本の梁2を
+形に連結することもできる。
5,56を前記鍛造やダイキャスト等によって予め一体
の接続ユニットとしても良い。また、上記の各プレート
52,55,56にもアルミニウム合金の板、鋼板又は
ステンレス鋼板が用いられる。また、接続プレートは上
記円弧形状に限らず、各端面プレート52と結合できる
ものであれば、平面視でL形状や中間で傾斜した形状等
の任意のものを用いることもできる。更に、3枚の端面
プレートの間に2枚のL形状と1枚の直線状の接続プレ
ートを用いることにより、3本の梁2を平面視でT形に
連結することもでき、4枚の端面プレートの間に4枚の
L形状接続プレートを用いることにより、4本の梁2を
+形に連結することもできる。
【0038】図6は、梁の異なる形態に関し、同図(A)
の梁60は、中央のウェブ64の上下に位置する各フラ
ンジ62の内側面の両端に沿って、断面円弧形状のネジ
受け溝68を有するネジ受け部66を全長に一体に設け
た前記同様のアルミニウム合金の押出形材からなる。ま
た、図6(B)の梁70は、一対のフランジ72とウェブ
74を有するH形鋼からなり、そのフランジ72の内側
面の両端に沿って、短尺の鋼管を溶着して、小径のネジ
受け孔78を有するネジ受け部76を設けたものであ
る。
の梁60は、中央のウェブ64の上下に位置する各フラ
ンジ62の内側面の両端に沿って、断面円弧形状のネジ
受け溝68を有するネジ受け部66を全長に一体に設け
た前記同様のアルミニウム合金の押出形材からなる。ま
た、図6(B)の梁70は、一対のフランジ72とウェブ
74を有するH形鋼からなり、そのフランジ72の内側
面の両端に沿って、短尺の鋼管を溶着して、小径のネジ
受け孔78を有するネジ受け部76を設けたものであ
る。
【0039】更に、図6(C)の梁80は、一対のフラン
ジ82とウェブ84を有するH形鋼からなり、そのフラ
ンジ82の内側面の両端に沿って短尺の円弧部材を溶着
し、小径で円弧形状のネジ受け溝88を有するネジ受け
部86を設けたものである。これらの各梁60〜80
は、断面I形状にしたり、下方のフランジ62等を幅狭
くすることもできる。また、各ネジ受け部66〜86を
各フランジ62等の内側面の中間やウェブ64等の両側
面又は片側面上に沿って設けることもできる。更に、前
記梁2と上記梁60の押出形材の場合、そのウェブ5,
64の中間から両側に向けて水平に小フランジやリブを
突出させたり、或いはそのウェブ5,64を2枚以上併
設した中空形材とすることも容易にできる。
ジ82とウェブ84を有するH形鋼からなり、そのフラ
ンジ82の内側面の両端に沿って短尺の円弧部材を溶着
し、小径で円弧形状のネジ受け溝88を有するネジ受け
部86を設けたものである。これらの各梁60〜80
は、断面I形状にしたり、下方のフランジ62等を幅狭
くすることもできる。また、各ネジ受け部66〜86を
各フランジ62等の内側面の中間やウェブ64等の両側
面又は片側面上に沿って設けることもできる。更に、前
記梁2と上記梁60の押出形材の場合、そのウェブ5,
64の中間から両側に向けて水平に小フランジやリブを
突出させたり、或いはそのウェブ5,64を2枚以上併
設した中空形材とすることも容易にできる。
【0040】図7は、前記梁2同士を直線状に連結する
別の形態の構造90に関する。即ちこの構造90は、同
図(A)に示すように、一対の前記梁2を直線状に対向配
置して、各々のネジ受け孔8a,8b内にボルト92の
両側の右ネジ部94aと左ネジ部94bを螺合して結合
するものである。即ち図7(B)に示すように、このボル
ト92はボルト頭96の両側に対称に右・左ネジ部94
a,94bを有する。そして、梁2の各ネジ受け孔8
a,8b内に予め雌ネジを刻設しておき、ボルト92の
各ネジ部94a,94bを進入させ螺合する。この場
合、4カ所のネジ受け孔8a,8b内に進入したボルト
92のボルト頭96を同時に回すのは困難であるが、1
カ所ずつ順番に又は2カ所ずつ交互に回すことで、4本
のボルト92の螺合を行うことが可能である。尚、この
両側に対称に右・左ネジ部94a,94bを有するボル
ト92による連結構造90が、上記各梁60〜80にも
適用できることは明らかである。
別の形態の構造90に関する。即ちこの構造90は、同
図(A)に示すように、一対の前記梁2を直線状に対向配
置して、各々のネジ受け孔8a,8b内にボルト92の
両側の右ネジ部94aと左ネジ部94bを螺合して結合
するものである。即ち図7(B)に示すように、このボル
ト92はボルト頭96の両側に対称に右・左ネジ部94
a,94bを有する。そして、梁2の各ネジ受け孔8
a,8b内に予め雌ネジを刻設しておき、ボルト92の
各ネジ部94a,94bを進入させ螺合する。この場
合、4カ所のネジ受け孔8a,8b内に進入したボルト
92のボルト頭96を同時に回すのは困難であるが、1
カ所ずつ順番に又は2カ所ずつ交互に回すことで、4本
のボルト92の螺合を行うことが可能である。尚、この
両側に対称に右・左ネジ部94a,94bを有するボル
ト92による連結構造90が、上記各梁60〜80にも
適用できることは明らかである。
【0041】本発明は、上述した各形態に限定されるも
のでない。例えば、端面プレート10,52と接続プレ
ート14,55,56との結合は、端面プレート10,
52を横方向に貫通する長めの通しボルトとこれに螺合
するナットによっても良く、少ないナット締めで作業す
ることができる。また、上記両プレート同士の接合部に
互いに平行で面接触する平坦片を設け、これらを貫通す
るリベットによって、結合することもできる。更に、各
梁2,60〜80のウェブ5,64,74,84には、
その長手方向に沿って、丸形、六角形、又は交互に上下
逆向きになる三角形の通し孔を複数個穿設して軽量化を
図ることもできる。また、梁2等のネジ受け部には、前
記ネジ受け孔とネジ受け溝を有するものを併設しても良
い。
のでない。例えば、端面プレート10,52と接続プレ
ート14,55,56との結合は、端面プレート10,
52を横方向に貫通する長めの通しボルトとこれに螺合
するナットによっても良く、少ないナット締めで作業す
ることができる。また、上記両プレート同士の接合部に
互いに平行で面接触する平坦片を設け、これらを貫通す
るリベットによって、結合することもできる。更に、各
梁2,60〜80のウェブ5,64,74,84には、
その長手方向に沿って、丸形、六角形、又は交互に上下
逆向きになる三角形の通し孔を複数個穿設して軽量化を
図ることもできる。また、梁2等のネジ受け部には、前
記ネジ受け孔とネジ受け溝を有するものを併設しても良
い。
【0042】
【発明の効果】以上において説明した本発明の構造材の
連結構造によれば、断面H(含むI)状の形材からなる梁
や柱等の構造材同士を現場におけるナット締めを無くす
か極く僅かに減らして、容易且つ迅速に連結することが
できる。また、請求項5に記載の発明によれば、一対の
構造材と両側に対称に右・左ネジ部を有するボルトのみ
で、構造材同士を直線状に容易且つ迅速に連結すること
が可能となる。更に、請求項6に記載の発明によれば、
梁等の構造材を前記ネジ受け部等を一体に有する所望の
断面形状のアルミニウム合金の押出形材によって構成で
きるため、格段に軽量化できると共に現場での作業に特
殊な設備を要さず、且つ作業の安全化を図ることも可能
となる。
連結構造によれば、断面H(含むI)状の形材からなる梁
や柱等の構造材同士を現場におけるナット締めを無くす
か極く僅かに減らして、容易且つ迅速に連結することが
できる。また、請求項5に記載の発明によれば、一対の
構造材と両側に対称に右・左ネジ部を有するボルトのみ
で、構造材同士を直線状に容易且つ迅速に連結すること
が可能となる。更に、請求項6に記載の発明によれば、
梁等の構造材を前記ネジ受け部等を一体に有する所望の
断面形状のアルミニウム合金の押出形材によって構成で
きるため、格段に軽量化できると共に現場での作業に特
殊な設備を要さず、且つ作業の安全化を図ることも可能
となる。
【図1】(A)は本発明の連結構造の一形態を示す正面
図、(B)は(A)中のB−B断面図、(C)はこれに用いる
梁の部分斜視図、(D)はこの構造に用いる端面プレート
と接続プレートを接合した状態を示す斜視図である。
図、(B)は(A)中のB−B断面図、(C)はこれに用いる
梁の部分斜視図、(D)はこの構造に用いる端面プレート
と接続プレートを接合した状態を示す斜視図である。
【図2】(A)は本発明の連結構造の異なる形態を示す正
面図、(B)はこれに用いる端面プレートと接続プレート
の斜視図である。
面図、(B)はこれに用いる端面プレートと接続プレート
の斜視図である。
【図3】(A)は本発明の連結構造の別の形態を示す正面
図、(B)はその分解斜視図で、(C)はこの連結構造に用
いる別の接続ユニットの正面図である。
図、(B)はその分解斜視図で、(C)はこの連結構造に用
いる別の接続ユニットの正面図である。
【図4】(A)は本発明の連結構造の更に異なる形態を示
す正面図、(B)はその分解斜視図で、(C)はこの連結構
造の変形例を示す平面図、(D)はこの連結構造の更に異
なる変形例を示す正面図である。
す正面図、(B)はその分解斜視図で、(C)はこの連結構
造の変形例を示す平面図、(D)はこの連結構造の更に異
なる変形例を示す正面図である。
【図5】(A)は本発明の連結構造の更に別の形態を示す
平面図、(B)はこの構造に用いる端面プレートと接続プ
レートを接合した状態を示す斜視図である。
平面図、(B)はこの構造に用いる端面プレートと接続プ
レートを接合した状態を示す斜視図である。
【図6】(A)乃至(C)は共に本発明の連結構造に用いる
異なる梁の断面図である。
異なる梁の断面図である。
【図7】(A)は本発明の連結構造の別個の形態を示す正
面図、(B)はこの構造に用いるボルトの側面図である。
面図、(B)はこの構造に用いるボルトの側面図である。
【図8】(A),(C),(E)は各々従来の梁同士の連結構造
を示す正面図、(B)は(A)中のB−B断面図、(D)は
(C)中のD−D断面図、(F)は(E)中のF−F断面図で
ある。
を示す正面図、(B)は(A)中のB−B断面図、(D)は
(C)中のD−D断面図、(F)は(E)中のF−F断面図で
ある。
1,20,30,40,50,90……連結構造 2,60,70,80…………………梁(構造材) 4,62,72,82…………………フランジ 5,64,74,84…………………ウェブ 6,66,76,86…………………ネジ受け部 8,78………………………………ネジ受け孔 68,88……………………………ネジ受け溝 10,33,42,52………………端面プレート 14,22,35,36,55,56……接続プレート 18,92………………………………ボルト 32,32′…………………………接続ユニット 46,49……………………………底広凹部 47……………………………………先太凸部 48,48′…………………………嵌合片 94a,94b………………………右・左ネジ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年1月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】実際の施工においては、各梁2の端面に端
面プレート42を固定した後、それぞれの端面プレート
42を面接触させると共に、各底広凹部46内に嵌合片
48の両側の先太凸部47を挿入して連結される。尚、
この嵌合片48のズレや抜けを防ぐため、図示しないビ
スを接続プレート42の凹部43から嵌合片48に向け
てネジ込み、その先端が当接するようにすることが望ま
しい。また、図4(C)の平面図に示すように、各端面プ
レート42にも上下方向の底広凹部49を設け、これら
の間に小型の嵌合片48′を垂直方向から挿入して、水
平方向から挿入した嵌合片48の図示しない切り欠き部
にも貫通させるようにしても良い。尚、嵌合片48′が
抜け落ちないよう上記同様ビスを打ち込む。更に、図4
(D)の正面図に示すように、前記通し孔44と上下面を
水平にした接続プレート42′を用いると、一対の梁2
を直線状に連結することもできる。以上のような連結構
造40によれば、少ないボルト18の螺合と嵌合片4
8,48′の挿入のみによって、梁2を傾斜又は直線状
に容易且つ迅速に連結することが可能となる。
面プレート42を固定した後、それぞれの端面プレート
42を面接触させると共に、各底広凹部46内に嵌合片
48の両側の先太凸部47を挿入して連結される。尚、
この嵌合片48のズレや抜けを防ぐため、図示しないビ
スを接続プレート42の凹部43から嵌合片48に向け
てネジ込み、その先端が当接するようにすることが望ま
しい。また、図4(C)の平面図に示すように、各端面プ
レート42にも上下方向の底広凹部49を設け、これら
の間に小型の嵌合片48′を垂直方向から挿入して、水
平方向から挿入した嵌合片48の図示しない切り欠き部
にも貫通させるようにしても良い。尚、嵌合片48′が
抜け落ちないよう上記同様ビスを打ち込む。更に、図4
(D)の正面図に示すように、前記通し孔44と上下面を
水平にした接続プレート42′を用いると、一対の梁2
を直線状に連結することもできる。以上のような連結構
造40によれば、少ないボルト18の螺合と嵌合片4
8,48′の挿入のみによって、梁2を傾斜又は直線状
に容易且つ迅速に連結することが可能となる。
Claims (6)
- 【請求項1】一対のフランジとこれらを結合するウェブ
とからなる断面H状を呈し、且つ上記フランジ及び/又
はウェブにネジ受け孔又はネジ受け溝を有するネジ受け
部を設けた形材よりなる構造材を用い、これら2本の構
造材同士を各々の長手方向に直線状又は所望の角度にて
対向させ、 各構造材の端面にこの構造材の長手方向と略直交して端
面プレートを配置し、 このプレートを貫通するボルト又はタッピングボルトを
上記ネジ受け部に螺合して各構造材の端面に端面プレー
トを固定し、 これらの各端面プレートを接続手段によって結合したこ
とを特徴とする構造材の連結構造。 - 【請求項2】前記接続手段が、各端面プレートの間に配
置した接続プレートと、この接続プレートと各端面プレ
ートを結合するボルトとからなることを特徴とする請求
項1に記載の構造材の連結構造。 - 【請求項3】前記接続手段が、各端面プレートの間に一
体に配置した接続プレートであり、各端面プレートとこ
の接続プレートにより一体の接続ユニットを構成するこ
とを特徴とする請求項1に記載の構造材の連結構造。 - 【請求項4】前記接続手段が、各端面プレートの対向す
る側面に開口部を有する底広凹部と、これらの各底広凹
部間に嵌合する先太凸部を両側に対称に有する嵌合片と
からなることを特徴とする請求項1に記載の構造材の連
結構造。 - 【請求項5】一対のフランジとこれらを結合するウェブ
とからなる断面H状を呈し、且つ上記フランジ及び/又
はウェブにネジ受け孔又はネジ受け溝を有するネジ受け
部を設けた形材よりなる構造材を用い、これら2本の構
造材同士を各々の長手方向に直線状に対向させ、 各構造材同士の対向する上記ネジ受け部に、片側に右ネ
ジをもう一方の側に左ネジを刻設したボルト又はタッピ
ングボルトの両側の上記各ネジ部を螺合することを特徴
とする構造材の連結構造。 - 【請求項6】前記構造材を構成する形材が、アルミニウ
ム合金からなり、一対のフランジ、ウェブ、及びネジ受
け部を一体に有する押出形材で形成されることを特徴と
する請求項1乃至5の何れかに記載の構造材の連結構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9001006A JPH10195989A (ja) | 1997-01-08 | 1997-01-08 | 構造材の連結構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9001006A JPH10195989A (ja) | 1997-01-08 | 1997-01-08 | 構造材の連結構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10195989A true JPH10195989A (ja) | 1998-07-28 |
Family
ID=11489504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9001006A Pending JPH10195989A (ja) | 1997-01-08 | 1997-01-08 | 構造材の連結構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10195989A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014125845A (ja) * | 2012-12-27 | 2014-07-07 | Lixil Corp | 柱接続構造 |
JP2016006278A (ja) * | 2014-05-30 | 2016-01-14 | 東京製綱株式会社 | 予防施設、防護柵、予防杭、及び防護柵形成方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5951107U (ja) * | 1982-09-28 | 1984-04-04 | 住友金属工業株式会社 | コンクリ−ト埋込用鉄骨部材の接合構造 |
JPS6227908U (ja) * | 1985-08-01 | 1987-02-20 | ||
JPH0539632A (ja) * | 1991-08-07 | 1993-02-19 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 柱接合部構造 |
JPH07189347A (ja) * | 1993-12-28 | 1995-07-28 | Nobumune Tamura | 建築・土木構造用継手 |
JPH07286373A (ja) * | 1994-02-28 | 1995-10-31 | Matsushita Electric Works Ltd | 杆を用いた骨組み構造 |
-
1997
- 1997-01-08 JP JP9001006A patent/JPH10195989A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016006278A (ja) * | 2014-05-30 | 2016-01-14 | 東京製綱株式会社 | 予防施設、防護柵、予防杭、及び防護柵形成方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030318 |