JPH10193948A - 車両用空気調和装置 - Google Patents
車両用空気調和装置Info
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- JPH10193948A JPH10193948A JP160497A JP160497A JPH10193948A JP H10193948 A JPH10193948 A JP H10193948A JP 160497 A JP160497 A JP 160497A JP 160497 A JP160497 A JP 160497A JP H10193948 A JPH10193948 A JP H10193948A
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Abstract
手席及び後席領域の空調とを互いに独立に制御する。 【解決手段】 車両用空気調和装置10のフィルムダン
パーシステム20の下流側には分岐箱50が配設されて
おり、この分岐箱50によって、フィルムダンパーシス
テム20から吹き出された運転席側調整風は、運転席側
サイドレジスター32、運転席側センタレジスター34
及び運転席側足元吹出口36へ配風される。また、フィ
ルムダンパーシステム20から吹き出された助手席側調
整風は、分岐箱50によって、助手席側サイドレジスタ
ー26、助手席側センタレジスター28及び助手席側足
元吹出口30へ配風されると共に、左右のリヤヒータダ
クト38及びコンソールレジスタ39へ配風される。
Description
に係り、詳しくは、自動車等の車両の車室内の各座席を
個別的に空調できるようにした車両用空気調和装置に関
する。
用空気調和装置においては、車室内の各座席を個別的に
空調できるようにした車両用空気調和装置が既に提案さ
れている。以下、この種の車両用空気調和装置を開示し
た・実公平7−324号に示される構成について説明す
る。
装置100では、サブエアミックスドア102を所定の
位置にセットすることによって、暖房用熱交換器104
とサブエアミックスドア102との間に、暖房用熱交換
器104内を通過しなかったエアが流通するメインダク
ト106内の主空間部とは適度に仕切られた、小空間部
108を画成することができるようになっており、小空
間部108内へは暖房用熱交換器104内を通過しなか
ったエアはほとんど混入しないようになっている。そし
て、後席用エア吹出通路110の温風導入用の上流側端
部110Aは、暖房用熱交換器104とサブエアミック
スドア102との間に画成される小空間部108に接続
されるので、後席用エア吹出通路110に導入される温
風は暖房用熱交換器104を通過したエアのみによって
形成される。従って、前席側の空調条件が変化しても後
席側に導入される温風の温度は変化しないので、第1、
第2の開閉ドア112、114の開度を調節することに
より、前席側の空調条件に左右されることなく、後座席
の空調状態を所望の状態にすることができるようになっ
ている。
両用空気調和装置100においては、運転席の空調状態
と助手席の空調状態とが、同一の空調状態となる構成と
なっている。このため、後席乗員の付き人が助手席に着
座した場合に、助手席に着座した乗員に合った空調状態
にすると、運転席に着座した乗員、例えば、専属の運転
手にとっては、所望の空調状態では無くなることがあ
る。逆に、運転席に着座した乗員に合った空調状態にす
ると、助手席の乗員にとっては、所望の空調状態で無く
なることがある。
空調とそれ以外の座席となる助手席領域及び後席領域の
空調とを互いに独立に制御することができる車両用空気
調和装置を得ることが目的である。
は、車室内空間を複数の領域に分割し、それぞれ独立の
空調を行う車両用空気調和装置において、後席領域の空
調と助手席領域の空調とを一致させる配風手段を有する
ことを特徴としている。
調と、後席領域及び助手席領域の空調とを独立に制御す
ることができる。このため、後席及び助手席に着座した
乗員が所望する空調状態を得ることができると共に運転
席に着座した乗員も所望する空調状態を得ることができ
る。
載の車両用空気調和装置において、前記配風手段は、運
転席側と助手席側とを独立に空調制御する左右独立空調
手段と、該左右独立空調手段より吹き出る空調空気の流
れを運転席側の吹出口と、助手席側及び後席側の吹出口
とに配風する分岐手段と、であることを特徴としてい
る。
と助手席側とに独立に空調制御され、吹き出された空調
空気の流れを、分岐手段によって、運転席側の吹出口と
助手席側及び後席側の各吹出口とに配風することができ
る。特に、助手席側で空調制御された空調空気を後席側
にも配風することができる。
載の車両用空気調和装置において、前記分岐手段は、前
記左右独立空調手段が配設される空調ユニットからの吹
出口に取り付けられ、助手席側の空調空気を後席側の吹
出口に配風する分岐箱であることを特徴としている。
調ユニットから吹き出された空調空気の流れを、分岐箱
によって分岐し、運転席側の吹出口に配風すると共に、
助手席側の吹出口に配風する空調空気の一部を後席側の
吹出口に配風することができる。また、分岐箱を使用し
たことで構成が簡単となる。
明の車両用空気調和装置の一実施形態について説明す
る。なお、図中矢印FRは車両前方方向を、UPは車両
上方方向を示す。
空気調和装置10では、ブロワ12によってダクト14
内に吸い込んだ外気(図1の矢印F1)または内気(図
1の矢印F2)を、ダクト14内に設けたエバポレータ
ー16とヒーターコア18とで温度調整した後、配風手
段を構成する左右独立空調手段としてのフィルムダンパ
ーシステム20へ送風するようになっている。
ステム20は、助手席側制御用のモード用フィルムダン
パー20A、助手席側制御用のエアミックス用フィルム
ダンパー20B、運転席側制御用のモード用フィルムダ
ンパー20C、運転席側制御用のエアミックス用フィル
ムダンパー20D及びこれらの各フィルムダンパーをフ
ィルムダンパーの長手方向(図2の矢印方向)へスライ
ドさせる作動装置とを有する周知の構造となっており、
作動装置により各フィルムダンパーをスライドさせてモ
ード及びエアミックスの切り替えを行うようになってい
る。
ステム20の下流側には、配風手段を構成する分岐手段
としての分岐箱50が配設されており、この分岐箱50
によって、フィルムダンパーシステム20から吹き出さ
れた調整風が、図3に示されるデフロスター22、左右
のサイドデフロスター24、助手席側サイドレジスター
26、助手席側センタレジスター28、助手席側足元吹
出口30、運転席側サイドレジスター32、運転席側セ
ンタレジスター34、運転席側足元吹出口36、左右の
リヤヒータダクト38、コンソールレジスタ39に吹き
出されるようになっている。なお、運転席側サイドレジ
スター32への送風路の途中には、運転席側ロワーレジ
スター33が形成されている。
ンユニット52の後部に取付けられている。分岐箱50
の上部には、助手席側サイドレジスター26に連結され
た助手席側サイドレジスター用連結部50A、助手席側
センタレジスター28に連結された助手席側センタレジ
スター用連結部50B、運転席側センタレジスター34
に連結された運転席側センタレジスター用連結部50
C、及び運転席側サイドレジスター32に連結された運
転席側サイドレジスター用連結部50Dが形成されてお
り、分岐箱50の下部には、助手席側足元吹出口30に
連結された助手席側足元用連結部50E、リヤヒータダ
クト38に連結された助手席側リヤヒータダクト連結部
50F、運転席側足元吹出口36に連結された運転席側
足元用連結部50G、リヤヒータダクト38に連結され
た運転席側リヤヒータダクト連結部50H及びコンソー
ルレジスタ39に連結されたコンソールレジスタ用連結
部50Jが形成されている。
ンユニット52(図4参照)側は開口部54となってお
り、この開口部54は、助手席側サイドレジスター用連
結部50Aに連通する助手席側サイドレジスター用開口
54A、助手席側センタレジスター用連結部50Bに連
通する助手席側センタレジスター用開口54B、運転席
側センタレジスター用連結部50Cに連通する運転席側
センタレジスター用開口54C、運転席側サイドレジス
ター用連結部50Dに連通する運転席側サイドレジスタ
ー用開口54D、助手席側足元用連結部50E、助手席
側リヤヒータダクト連結部50F、及び運転席側リヤヒ
ータダクト連結部50Hに連通する助手席側足元吹出用
開口54E、運転席側足元用連結部50Gに連通する運
転席側足元用開口54F、及びコンソールレジスタ用連
結部50Jに連通するコンソールレジスタ用開口54J
に分割されている。
ター用開口54A、助手席側センタレジスター用開口5
4B、コンソールレジスタ用開口54J及び助手席側足
元吹出用開口54Eの上部に対向する位置、即ち図5の
範囲Cの領域には、フィルムダンパーシステム20の助
手席後席制御用モード用フィルムダンパ20Aが配置さ
れている。また、運転席側センタレジスター用開口54
D及び運転席側足元用開口54Fの上部に対向する位
置、即ち図5の範囲Dの領域には、フィルムダンパーシ
ステム20の運転席制御用モード用フィルムダンパ20
Cが対向している。
ネルに設けられた操作パネル60には運転席用の温度設
定ボタン60Aと助手席後席用の温度設定ボタン60B
とが配設されており、運転席用の温度設定ボタン60A
を操作すると、図8に示される車室内空間62の運転席
64に対応した領域62Aの空調が調整され、温度設定
ボタン60Bを操作すると、図8に示される車室内62
の助手席66及び後席68に対応した領域62Bの空調
が調整されるようになっている。
る。本実施形態の車両用空気調和装置10では、操作パ
ネル60の助手席後席用の温度設定ボタン60Bを操作
すると、その時の条件に応じて、フィルムダンパーシス
テム20の助手席後席制御用モード用フィルムダンパ2
0A及び助手席後席制御用エアミックス用フィルムダン
パ20Bが作動する。
分岐箱50の助手席側サイドレジスター用開口54A、
助手席側センタレジスター用開口54B及びコンソール
レジスタ用開口54Jからは、助手席側サイドレジスタ
ー26、助手席側センタレジスター28及びコンソール
レジスタ39へ同一温度に調整された調整風が送風さ
れ、図3に矢印W1で示すように、助手席及び後席のフ
ェイス部へ吹き出される。
箱50の助手席側足元吹出用開口54Eからは、助手席
側足元吹出口30及びリヤヒータダクト38へ同一温度
に調整された調整風が送風され、図3に矢印W2で示す
ように、助手席及び後席のフット部へ吹き出される。
定ボタン60Aを操作すると、その時の条件に応じて、
フィルムダンパーシステム20の運転席制御用モード用
フィルムダンパ20C及び運転席用エアミックス用フィ
ルムダンパ20Dが作動する。
分岐箱50の運転席側センタレジスター用開口54C及
び運転席側サイドレジスター用開口54Dからは、運転
席側センタレジスター34、運転席側サイドレジスター
32及び運転席側ロワーレジスター33へ同一温度に調
整された調整風が送風され、図3に矢印W3で示すよう
に、運転席のフェイス部へ吹き出される。
箱50の運転席側足元用開口54Fからは、運転席側足
元吹出口36へ所定温度に調整された調整風が送風さ
れ、図3に矢印W4で示すように、運転席フット部へ吹
き出される。
10では、分岐箱50を使用した簡単な構造で、図8に
示される如く、車室内空間62の運転席64に対応した
領域62Aの空調とそれ以外の座席となる助手席66及
び後席68に対応した領域62Bの空調とを互いに独立
に制御することができる。このため、運転席64に着座
した乗員の所望の空調状態と、助手席及び後席に着座し
た各乗員の所望の空調状態とを得ることができると共
に、それぞれの快適性が維持される。
64に対応した領域62Aの空調とそれ以外の座席とな
る助手席66及び後席68に対応した領域62Bの空調
とを互いに独立に制御することができるため、タクシ
ー、ハイヤー等の車両にも最適なシステムである。
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、ダンパーシステムは、フィルムダンパー
システム20に限定されず、扉式等の他のダンパーシス
テムでも良い。また、後席が前後2列あるRV車等の車
両にも適用しても良い。また、本発明においては、左右
独立制御空調装置を基にして、助手席側の空調空気を後
席に配風する構成としたが、これに代えて、前後独立制
御空調装置を基にして、後席側の空調空気を助手席に配
風する構成としても良い。
を複数の領域に分割し、それぞれ独立の空調を行う車両
用空気調和装置において、後席領域の空調と助手席領域
の空調とを一致させる配風手段を有するため、運転席領
域の空調とそれ以外の座席となる助手席領域及び後席領
域の空調とを互いに独立に制御することができるという
優れた効果を有する。
載の車両用空気調和装置において、配風手段は、運転席
側と助手席側とを独立に空調制御する左右独立空調手段
と、左右独立空調手段より吹き出る空調空気の流れを運
転席側の吹出口と、助手席側及び後席側の吹出口とに配
風する分岐手段と、であるため、運転席領域の空調とそ
れ以外の座席となる助手席領域及び後席領域の空調とを
互いに独立に制御することができるという優れた効果を
有する。
載の車両用空気調和装置において、分岐手段は、左右独
立空調手段が配設される空調ユニットからの吹出口に取
り付けられ、助手席側の空調空気を後席側の吹出口に配
風する分岐箱であるため、簡単な構成で、運転席領域の
空調とそれ以外の座席となる助手席領域及び後席領域の
空調とを互いに独立に制御することができるという優れ
た効果を有する。
を示す概略構成図である。
のフィルムダンパーシステムを示す斜視図である。
の各吹出口を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
の分岐箱を示す斜視図である。
の分岐箱を示す斜視図である。
の操作パネルを示す正面図である。
が適用された車両の車室内温度調整領域を示す概略平面
図である。
略構成図である。
る左右独立空調手段) 26 助手席側サイドレジスター 28 助手席側センタレジスター 30 助手席側足元吹出口 32 運転席側サイドレジスター 34 運転席側センタレジスター 36 運転席側足元吹出口 38 左右のリヤヒータダクト 39 コンソールレジスタ 50 分岐箱(配風手段を構成する分岐手段) 62 車室内空間 62A 車室内空間の運転席に対応した領域 62B 車室内空間の助手席及び後席に対応した領域
Claims (3)
- 【請求項1】 車室内空間を複数の領域に分割し、それ
ぞれ独立の空調を行う車両用空気調和装置において、 後席領域の空調と助手席領域の空調とを一致させる配風
手段を有することを特徴とする車両用空気調和装置。 - 【請求項2】 前記配風手段は、運転席側と助手席側と
を独立に空調制御する左右独立空調手段と、 該左右独立空調手段より吹き出る空調空気の流れを運転
席側の吹出口と、助手席側及び後席側の吹出口とに配風
する分岐手段と、 であることを特徴とする請求項1に記載の車両用空気調
和装置。 - 【請求項3】 前記分岐手段は、前記左右独立空調手段
が配設される空調ユニットからの吹出口に取り付けら
れ、助手席側の空調空気を後席側の吹出口に配風する分
岐箱であることを特徴とする請求項2に記載の車両用空
気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00160497A JP3757510B2 (ja) | 1997-01-08 | 1997-01-08 | 車両用空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00160497A JP3757510B2 (ja) | 1997-01-08 | 1997-01-08 | 車両用空気調和装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10193948A true JPH10193948A (ja) | 1998-07-28 |
JP3757510B2 JP3757510B2 (ja) | 2006-03-22 |
Family
ID=11506116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00160497A Expired - Fee Related JP3757510B2 (ja) | 1997-01-08 | 1997-01-08 | 車両用空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3757510B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008302793A (ja) * | 2007-06-07 | 2008-12-18 | Japan Climate Systems Corp | 車両用空調装置 |
JP2009184555A (ja) * | 2008-02-07 | 2009-08-20 | Calsonic Kansei Corp | 自動車用空気調和装置 |
WO2016129832A1 (ko) * | 2015-02-10 | 2016-08-18 | 한온시스템 주식회사 | 차량용 공조장치 |
CN107000542A (zh) * | 2015-02-10 | 2017-08-01 | 翰昂系统株式会社 | 用于机动车辆的空气调节装置 |
-
1997
- 1997-01-08 JP JP00160497A patent/JP3757510B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008302793A (ja) * | 2007-06-07 | 2008-12-18 | Japan Climate Systems Corp | 車両用空調装置 |
JP2009184555A (ja) * | 2008-02-07 | 2009-08-20 | Calsonic Kansei Corp | 自動車用空気調和装置 |
WO2016129832A1 (ko) * | 2015-02-10 | 2016-08-18 | 한온시스템 주식회사 | 차량용 공조장치 |
CN107000542A (zh) * | 2015-02-10 | 2017-08-01 | 翰昂系统株式会社 | 用于机动车辆的空气调节装置 |
US10723197B2 (en) | 2015-02-10 | 2020-07-28 | Hanon Systems | Air conditioning system for motor vehicles |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3757510B2 (ja) | 2006-03-22 |
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