JPH10188099A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JPH10188099A
JPH10188099A JP34984396A JP34984396A JPH10188099A JP H10188099 A JPH10188099 A JP H10188099A JP 34984396 A JP34984396 A JP 34984396A JP 34984396 A JP34984396 A JP 34984396A JP H10188099 A JPH10188099 A JP H10188099A
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JP
Japan
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product
storage shelf
door
vending machine
guide
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Pending
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JP34984396A
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Inventor
Kiyoshi Shimizu
清 清水
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品を収納棚の横側脇から補充する際の作業
性を向上できるようにする。 【解決手段】 複数の商品Aを一列に並べて搬出端部側
に向けて搬送可能に収納する収納棚8と、その収納棚の
横側脇に上方に突出位置されて、商品を搬出端部側に向
けて案内するガイド34と、収納棚の搬出端部から商品
を取り出して、商品取出し部に向けて搬送する商品搬送
装置とをケーシング1の内側に設け、ケーシングには、
開いた状態において、収納棚の横側脇であって、少なく
とも商品搬送方向上手側端部に相当する箇所を露呈する
扉51aを開閉自在に設け、扉を開いた状態において露
呈される収納棚の横側脇に対応して位置されるガイド
を、扉を開いた状態においては、少なくとも収納棚の商
品搬送方向上手側端部において商品の搬送方向長さより
も長い距離に亘って不存在となるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の商品を一列
に並べて搬出端部側に向けて搬送可能に収納する収納棚
と、その収納棚の横側脇に上方に突出するように位置さ
れて、商品を前記搬出端部側に向けて案内するガイド
と、前記収納棚の前記搬出端部から商品を取り出して、
商品取出し部に向けて搬送する商品搬送装置とがケーシ
ングの内側に設けられ、前記ケーシングには、開いた状
態において、前記収納棚の横側脇であって、少なくとも
商品搬送方向上手側端部に相当する箇所を露呈する扉が
開閉自在に設けられている自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】冒記自動販売機は、複数の商品を収納棚
に一列に並べて収納しておき、販売指令があると、収納
棚の搬出端部から商品を取り出して商品取出し部に向け
て搬送するとともに、残りの商品を収納棚の搬出端部側
に向けて搬送して、次の販売指令があるまで待機させる
ように構成したものである。そして、収納棚に収納され
ている商品を搬出端部側に向けて円滑に搬送できるよう
に、商品をその搬出端部側に向けて案内するガイドを収
納棚の横側脇に上方に突出するように位置させて設け、
収納棚の横側脇であって、少なくとも商品搬送方向上手
側端部に相当する箇所を露呈するように開く扉をケーシ
ングに設けて、商品を収納棚に補充する必要があるよう
な場合は、その扉を開いて、収納棚の横側脇から商品を
補充できるようにしたものである。かかる自動販売機に
おいては、従来、例えば特開平8−235433号公報
に記載されているように、商品を搬出端部側に向けて案
内するガイドを、収納棚の搬送方向全長に亘って、その
収納棚の横側脇に取付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この為、商品を収納棚
の横側脇から補充する際に、そのガイドが邪魔になると
ともに、商品をガイドよりも上方に持ち上げてからその
収納棚に載せる必要があり、作業性が劣る欠点がある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、商品
を収納棚の横側脇から補充する際の作業性を向上できる
ようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の自動販売
機は、扉を開いた状態では、収納棚の横側脇であって、
少なくとも商品搬送方向上手側端部に相当する箇所が露
呈されるが、その露呈される収納棚の横側脇に対応して
位置されるガイドが、少なくとも収納棚の商品搬送方向
上手側端部において商品の搬送方向長さよりも長い距離
に亘って不存在となるように構成されているので、その
不存在箇所から商品を収納棚に載せることができる。従
って、商品を収納棚の横側脇から補充する際に、ガイド
が邪魔にならないとともに、商品をガイドよりも上方に
持ち上げてからその収納棚に載せる必要がなく、作業性
を向上できる。
【0005】請求項2記載の自動販売機は、扉を開いた
状態において露呈される収納棚の横側脇に対応して位置
されるガイドを、収納棚の商品搬送方向上手側端部を除
いた部分にのみ設ければ良いので、構造を簡略化するこ
とができる。
【0006】請求項3記載の自動販売機は、扉を開いた
状態では、露呈されている収納棚の横側脇に対応して位
置されるガイドが不存在となり、扉を閉じた状態では、
扉の内側に取付けたガイドが、その露呈されていた収納
棚の横側脇に対応して位置されるので、扉を開いて商品
を収納棚の横側脇から補充する際には、その作業性を向
上できるとともに、扉を閉じた状態では、収納棚に収納
されている商品が販売指令にともなってその搬出端部側
に向けて搬送される際に、その商品を搬送経路の全長に
亘って円滑に搬送できる。また、商品を収納棚の横側脇
から補充し易くなるように、ガイドが長い距離に亘って
不存在となるように構成しても、商品を搬送経路の全長
に亘って円滑に搬送できる。
【0007】請求項4記載の自動販売機は、扉を開いて
商品を収納棚の横側脇から補充する際に、回転体に商品
を載置して、その商品の重量を回転体に支持させた状態
で、収納棚に押し込むと回転体が転動するので、商品を
収納棚に楽に載せることができる。
【0008】請求項5記載の自動販売機は、商品搬送装
置が、収納棚の搬出端部に位置する商品を上方側に持ち
上げて取出すように構成されているので、商品をその姿
勢変化が少ない状態で収納棚から取出すことができ、商
品を破損するようなおそれが少ないのであるが、取出し
た商品に後続する商品が、搬送下手側に隣合う商品が存
在しない状態で搬出端部に搬送されることになるので、
その商品が搬送開始にともなって倒れ易くなり、商品を
収納棚から取出せなくなったり破損したりするおそれが
ある。ところが、収納棚の搬出端部よりも商品搬送方向
上手側に位置する商品の上部に接当して、その倒れを防
止する倒れ防止部材が設けられているので、搬送開始に
ともなう商品の倒れを防止できる。また、商品をパレッ
ト等に多段に積み上げた際に、それらの商品が崩れない
ように、重なり合った商品どうしを軽く接着する接着部
が商品の外面に設けられている場合は、それらの商品を
収納棚に並べた際にも互いに接着し易く、収納棚の搬出
端部に位置する取り出そうとする商品にその搬出端部よ
りも商品搬送方向上手側に位置する後続の商品が接着し
ていると、その取り出そうとする商品を上方に持ち上げ
ると後続の商品も同時に持ち上がってしまい、上手く取
出せないおそれがあるが、後続の商品の持ち上がりがそ
の上部に接当する倒れ防止部材によって規制されるの
で、取り出そうとする商品を持ち上げるにともなって後
続の商品との接着が切り離され、上手く取出すことがで
きる。従って、商品を、収納棚から取出せなくなったり
破損したりするようなおそれなく、商品搬送装置に受け
渡すことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕本発明による自動販売機の一例として
の、ケースに収納されている多数の缶ビールや缶ジュー
ス等をそのケースごと商品Aとして販売する所謂ケース
売りの自動販売機を図面に基づいて説明する。この自動
販売機は、図1に示すように、矩形箱状の鋼板製ケーシ
ング1の前面側中央に、前面扉5が上下軸芯周りで揺動
開閉できるように設けられ、この前面扉5の前面側には
商品選択ボタン2,紙幣投入口3,釣り銭払出し口4,
商品見本棚2aなどを備えた操作パネル5aが設けら
れ、前面扉5の下方には、商品取出し口6を上下軸芯周
りで揺動開閉する取出し口扉50が設けられ、ケーシン
グ1の前面側左右両側には、商品補充口51を上下軸芯
周りで揺動開閉自在な補充口扉51aが設けられ、これ
らの補充口扉51aには、機械式の施錠装置56が上下
2箇所に設けられている。図2に示すように、ケーシン
グ1内の左右両側には、複数の商品Aを横方向に一列に
並べて収納する収納棚8を上下方向に複数段に備えた商
品収納装置9が設けられ、左右の商品収納装置9の間の
ケーシング1内には、それらの収納棚8の横方向一端側
に収納されている商品Aを商品取出し部52に向けて昇
降搬送する商品搬送装置7が設けられ、ケーシング1の
上部には、そのケーシング1の内部に冷却風をファン5
3aで通風するヒートポンプ利用の冷却ユニット53が
設けられている。
【0010】前記ケーシング1の前面扉5を挟む両側に
は、商品収納装置9の収納棚8に収納されている商品A
をそのケーシング1の外側から透視可能な合計8箇所の
矩形状の透視窓54が、各収納棚8の横方向一端側の端
部に対応させて各別に設けられている。前記取出し口扉
50は、図5に示すように、閉じ側に自動復帰するよう
に弾性付勢するスプリングを備えた蝶番50aで揺動開
閉自在に支持され、その取出し口扉50に設けた吸着片
50bに吸着して閉じ状態に保持する磁石50cが設け
られている。
【0011】前記商品搬送装置7は、上下方向に向かう
昇降径路10に沿って昇降する昇降台11にフォーク2
1を設けて、このフォーク21に商品Aを載せて昇降搬
送するように構成され、その昇降台11は、図3〜図5
に示すように、側面視においてL字型に構成されてい
て、後方の縦枠部分の上下に、昇降径路10の後方に沿
って設けられたガイド枠12に接触して回転する複数の
ガイドローラ13を設けて、ガイド枠12に沿って上下
に昇降可能に構成されている。昇降台11の上方には、
昇降用チェーン14の一端が連結固定され、そのチェー
ン14の他端が昇降台11の下方に連結固定され、か
つ、その昇降用チェーン14がケーシング1の上方に取
り付けた昇降用電動モータ15に直結の昇降用駆動スプ
ロケット16とケーシング1の下方に取り付けられた昇
降用遊転スプロケット17とにわたって巻き掛けられ、
昇降用電動モータ15の正逆回転駆動により、昇降台1
1が昇降用チェーン14を介して上下昇降し得るように
構成されている。
【0012】前記昇降台11には、昇降台11の上下方
向の位置を検出するための金属板からなる位置検出片1
8が設けられ、この位置検出片18の上下昇降径路に対
応する箇所には、位置検出片18の存在を検出する位置
検出用フォトセンサ19a〜19eが合計5個設けられ
ている。各位置検出用フォトセンサ19a〜19eは、
前記ガイド枠12の横側方に取り付けられ、上方から順
に、19aは下から4段目の収納棚8に、19bは3段
目の収納棚8に、19cは2段目の収納棚8に各々対応
して設けられ、19dは1段目の収納棚8と後述するセ
ンタリング位置とに対応して設けられ、19eは後述す
る商品搬出位置に対応して設けられ、各位置検出用フォ
トセンサ19a〜19eが位置検出片18を検出するこ
とにより、昇降台11の上下位置を検出して所望の位置
で昇降台11を停止し得るように構成されている。尚、
昇降台11側に位置検出片18を設け、ガイド枠12に
位置検出用フォトセンサ19a〜19eを設けて昇降台
11の上下位置を検出する構成に代え、図示しないが、
昇降台11側に位置検出用フォトセンサを設けるととも
に、この位置検出用フォトセンサによって存在が検出さ
れる位置検出片を各収納棚8に対応してガイド枠12の
横側方に設けて、昇降台11の昇降にともなってフォト
センサがそれらの位置検出片を検出することにより、昇
降台11の上下位置を検出して所望の位置で昇降台11
を停止し得るように構成しても良い。
【0013】前記昇降台11上には、図6,図7に示す
ように、断面コの字状で、かつ、左右横方向に沿う前後
一対のスライド用ガイド枠20が取り付けられ、前後一
対の単動式のフォーク21が各スライド用ガイド枠20
に沿って左右横方向にスライド可能に設けられている。
各フォーク21は、下方が開放した断面コの字状に形成
されていて、その内面側に板状のスライド枠22が取り
付けられている。各スライド枠22とスライド用ガイド
枠20とは、複数のボールが自転しながら循環するスラ
イド機構を介して連結され、そのスライド枠22を介し
て各フォーク21がスライド用ガイド枠20に保持され
るとともに、スライド用ガイド枠20に沿って各フォー
ク21が円滑に左右にスライドできるように構成されて
いる。
【0014】前記昇降台11の各スライド用ガイド枠2
0の下方には、フォーク21を出退させるための出退用
の駆動スプロケット23と遊転スプロケット24とがそ
れぞれ軸支され、かつ、両スプロケット23,24間に
は出退用チェーン25がそれぞれ巻き掛けられている。
各出退用チェーン25は、スライド用ガイド枠20に沿
って張設され、その出退用チェーン25に前記フォーク
21を連結するとともに、前後に位置する出退用駆動ス
プロケット23どうしを連結軸26で互いに連結して、
その連結軸26に連動する出退用電動モータ27の正逆
回転駆動により、各出退用駆動スプロケット23とチェ
ーン25を介して両フォーク21が同期して左右横方向
にスライドして出退し得るように構成されている。
【0015】前記両フォーク21のうちの前方に位置す
るフォーク21の左右幅方向中央には、昇降台11に対
するフォーク21の左右横方向への出退位置を検出する
ための出退検出片28が設けられ、この出退検出片28
の左右横方向への移動径路に対応する箇所には、出退検
出片28の存在を検出する出退検出用フォトセンサ29
a〜29eが合計5個設けられている。各出退検出用フ
ォトセンサ29a〜29eは、昇降台11側に取り付け
られていて、図7において左から順に、29aはフォー
ク21の左側への最大突出位置と後述するセンタリング
位置を、29bと29dは商品Aを載置したフォーク2
1を昇降させる位置を、29cは昇降台11に対する左
右幅方向中心位置を、29eはフォーク21の右側への
最大突出位置とセンタリング位置を各々検出できるよう
に設けられ、各位置検出用フォトセンサ29a〜29e
が出退検出片28を検出することにより、フォーク21
の左右への出退位置を検出して所望の位置でフォーク2
1を停止し得るように構成されている。
【0016】前記商品収納装置9の各収納棚8には、複
数の遊転ローラ31と分割遊転ローラ32とを備えたロ
ーラ式の重力コンベヤが設けられていて、収納した商品
Aが自重でその横方向一端の搬出端部側、つまり、商品
搬送装置7の昇降径路10側へ向けて搬送されるように
構成されている。前記ローラ式の重力コンベヤは、昇降
台11の昇降径路10側の方が低くなるように傾斜した
前後一対の棚枠30間に複数個の遊転ローラ31を軸支
するとともに、搬出端部においては、一定の距離に亘っ
て前後に分割された分割遊転ローラ32を棚枠30に軸
支して構成され、前後の分割遊転ローラ32間の空間
を、フォーク21の上下方向への通過を許容するフォー
ク通過空間33に構成して、商品搬送装置7が、収納棚
8の搬出端部に位置する商品Aをフォーク21で上方に
持ち上げて取出すように構成されている。そして、左右
の補充口扉51aの各々が、開いた状態において、収納
棚8の横側脇であって、少なくとも商品搬送方向上手側
端部に相当する箇所を露呈する扉に構成されている。
【0017】前記収納棚8の両横側脇には、遊転ローラ
31,32による搬送面よりも上方に突出するように位
置されて、商品Aを搬出端部側に向けて案内するガイド
34が設けられ、各棚枠30の搬出端部側には、搬送方
向先端の商品Aに接当してその移動を停止させるストッ
パ35が取付けられている。前記ガイド34は、各棚枠
30の上面に固定したローラ支持フレーム34bに、上
下軸芯Y周りで回転自在な複数個のガイドローラ34a
を軸支して構成され、遊転ローラ31上に載置された商
品Aは、ガイドローラ34aでガイドされながら、その
自重によって遊転ローラ31と分割遊転ローラ32の上
を移動して、収納棚8の搬出端部側に搬送されるように
構成されている。
【0018】前記ガイド34のうちの、補充口扉51a
を開いた状態において商品補充口51に露呈される収納
棚8の横側脇に対応して位置されるガイド34を、図8
〜図10に示すように、収納棚8の商品搬送方向上手側
端部を除いた部分にのみ設けて、その補充口扉51aを
開いた状態においては、少なくとも収納棚8の商品搬送
方向上手側端部において商品Aの搬送方向長さよりも長
い距離に亘ってガイド34が不存在となるように構成さ
れている。そして、そのガイド34が設けられていない
不存在個所に対応する収納棚8の横側脇に沿って、商品
Aを載置自在な回転体としての積込み用遊転ローラ57
が、収納棚横幅方向に沿う横軸芯X周りで軸支されてい
る。従って、商品Aを収納棚8に補充する際に、商品A
を積込み用遊転ローラ57に載置して収納棚8に押し込
むにともなって、その積込み用遊転ローラ57が転動す
るので、商品Aを収納棚8に楽に載せることができる。
【0019】また、各々の収納棚8の搬出端部近くの上
部には、その搬出端部よりも商品搬送方向上手側に位置
して収納される商品Aの上部に接当してその倒れを防止
する倒れ防止部材58が設けられている。前記倒れ防止
部材58は、板材を上向きコの字上に屈曲させて構成さ
れ、棚枠30の下面や、ケーシング1に固定したフレー
ム1aに固定されている。
【0020】前記ストッパ35に接当した搬送方向先端
の商品Aは、前後に位置する分割遊転ローラ32上、換
言すると、フォーク通過空間33を塞ぐ状態で停止する
ように構成され、そのフォーク通過空間33を挟んで上
方の前後には、投光器と受光器とからなる在荷検出器3
6がそれぞれ設けられ、各収納棚8に商品Aがあるか否
かを検出するように構成されている。
【0021】前記昇降台11の昇降径路10の下方に
は、2つの搬出用遊転ローラ37,38が設けられ、こ
れらの搬出用遊転ローラ37,38の前面側空間が、商
品取出し口6を前面側に設けた商品取出し部52に構成
され、この商品取出し部52には、左右のローラ支持フ
レーム39aに複数の遊転ローラを支持させた搬出用ロ
ーラコンベヤ39と、搬出用ローラコンベヤ39に載せ
た商品Aの左右側部に接当して搬出用ローラコンベヤ3
9による搬出方向を案内するガイド板39bとが設けら
れ、搬出用ローラコンベヤ39の搬出方向終端部には商
品受止め用遊転ローラ55が設けられている。前記搬出
用遊転ローラ37,38と搬出用ローラコンベヤ39と
は、図5から明らかなように、その搬出幅方向の中心が
商品取出し口6の中心に向くように配置され、図3に示
すように、側面視において後方の遊転ローラ37の方が
高く、前方のローラコンベヤ39の方が低く、また、両
搬出用遊転ローラ37,38と搬出用ローラコンベヤ3
9とによる搬送面がほぼ面一で商品取出し口6側に傾斜
するように配置されている。
【0022】そして、搬出用ローラコンベヤ39による
搬送面が商品取出し口6側に傾斜するように配置されて
いるので、商品受止め用遊転ローラ55に受け止められ
た商品Aの前面側上端部が、閉じ側に保持されている取
出し口扉50を押圧して、その取出し口扉50を蝶番5
0aによる閉じ側への弾性付勢力及び磁石50cによる
吸着力に抗して開き状態に押し開き、購入者は、その押
し開かれている取出し口扉50の適当な箇所を掴んで全
開させて、商品Aを商品受止め用遊転ローラ55上に載
置し、その状態で商品Aを引き寄せると商品受止め用遊
転ローラ55が転動するので、商品取出し口6から楽に
取り出すことができる。
【0023】両搬出用遊転ローラ37,38のうち、後
方の遊転ローラ37は、平面視において後方のフォーク
21よりもさらに後方に配置され、前方の遊転ローラ3
8は、前後のフォーク21の間に配置されていて、昇降
台11には、両搬送用遊転ローラ37,38との干渉を
避けるための開口部40,41が設けられている。そし
て、フォーク21の上面が、後方の搬出用遊転ローラ3
7の上面よりも若干上方に位置するセンタリング位置に
おいて、フォーク21の左側への最大突出位置に至るま
での突出を許容するフォーク出退空間42が、左側に位
置する1段目の収納棚8の下方に設けられ、同様に、右
側の1段目の収納棚8の下方には、フォーク21の右側
への最大突出位置に至るまでの突出を許容するフォーク
出退空間43が設けられている。
【0024】この自動販売機の作動は、ケーシング1内
に収納された制御装置Hによって全て制御され、図12
に示すように、その制御装置Hは、各収納棚8に収納さ
れた商品Aに関する情報を記憶管理する主制御装置H
1、昇降用電動モータ15の作動などを制御して昇降台
11の昇降作動を制御する昇降制御装置H2、出退用電
動モータ27の作動などを制御してフォーク21の出退
作動を制御する出退制御装置H3などから構成され、主
制御装置H1と昇降制御装置H2および出退制御装置H
3とは相互に通信可能に構成されている。
【0025】つぎに、この自動販売機における搬送装置
の具体的な作動を図11に基づいて説明すると、まず、
紙幣投入口3に紙幣を投入し、商品選択ボタン2によっ
て希望する商品Aを選択すると、主制御装置H1がその
商品Aの収納されている収納棚8を検索し、その検索結
果を昇降制御装置H2と出退制御装置H3とに伝達指令
する。例えば、その収納棚8が下から4段目の左側の棚
であれば、その指令に基づいて、昇降制御装置H2が、
昇降用電動モータ15を駆動して昇降台11を上昇さ
せ、4段目の棚に対応する位置検出用フォトセンサ19
aが昇降台11に設けた位置検出片18を検出した時点
で昇降用電動モータ15を停止する。この停止位置にお
いては、昇降台11上のフォーク21の上面が、4段目
の収納棚8の先端にある商品Aの底部よりも若干低い位
置に位置している。
【0026】その後、出退制御装置H3が、出退用電動
モータ27を駆動し、昇降台11の中心に位置している
フォーク21を左側にスライド突出させ、左側に位置す
る出退用フォトセンサ29aがフォーク21に設けた出
退検出片28を検出した時点で出退用電動モータ27を
停止する。このフォーク21の左側への最大突出位置に
おいては、フォーク21の左側の先端が、フォーク通過
空間33内で、かつ、収納棚8の先端にある商品Aの底
部の下に位置し、さらに、商品Aの底部の左端よりも余
裕幅hだけ右側に寄っている。その状態のままで昇降台
11が上昇し、フォーク21が商品Aをひとつだけ掬い
取って停止する。この停止位置においては、掬い取った
商品Aの底部が、ストッパ35よりも上方に位置し、か
つ、掬い取った商品Aに対して、収納棚8上の後続する
商品Aが当接した状態となっている。
【0027】つぎに、出退用電動モータ27を逆転駆動
してフォーク21を右側に退避させ、左から4つ目の出
退用フォトセンサ29dが出退検出片28を検出した時
点で出退用電動モータ27を停止し、商品Aの昇降台1
1上への移載が完了する。その移載状態においては、商
品Aがフォーク21の先端よりほぼ余裕幅h程度左側へ
突出することになるが、フォーク21が昇降台11の中
心より若干右側に寄った位置にあるため、昇降台11上
の商品Aが、昇降台11の昇降時に他の商品Aと干渉す
ることはない。フォーク21の右側への退避に伴って、
フォーク21上の商品Aに当接して停止していた収納棚
8上の各商品Aは、商品自体の重力によって順次ひとつ
分だけ搬送され、先端の商品Aがストッパ35に当接し
て停止し、その際、収納棚8上に商品Aがなければ、在
荷検出器36による検出に基づいて、商品Aが売り切れ
であることを適宜操作パネル5aに表示する。
【0028】上述のようにフォーク21が若干右側に寄
った状態で昇降台11を下降させ、センタリング位置
(下から1段目の収納棚8に対応する位置でもある)に
対応する位置検出用フォトセンサ19dが位置検出片1
8を検出した時点で昇降用電動モータ15を停止する。
この停止位置においては、フォーク21上の商品Aの底
面が、後方に位置する搬出用遊転ローラ37の上面より
も若干上方に位置し、かつ、フォーク21の上面が、1
段目の収納棚8と干渉しない程度に若干下方に位置して
いる。この状態で出退用電動モータ27を駆動し、フォ
ーク21を右側にスライドさせて右側のフォーク出退空
間43内に突出させ、右側に位置する出退検出用フォト
センサ29eが出退検出片28を検出した時点で出退用
電動モータ27を停止する。この停止位置においては、
フォーク21上の商品Aが搬出用遊転ローラ37,38
の搬出幅方向の中心線上に位置するように予め設定して
あるので、商品Aは搬出用遊転ローラ37,38や搬出
用ローラコンベヤ39の搬送幅方向の中心線上で、か
つ、商品取出し口6の中心線上に位置する。
【0029】その後、昇降台11をさらに降下させ、商
品搬出位置に対応する位置検出用フォトセンサ19eが
位置検出片18を検出した時点で昇降台11を停止させ
るのであり、その際の昇降台11の下降に伴って、搬出
用遊転ローラ37,38がフォーク21上の商品Aを掬
い取り、商品自体の重力によって商品取出し部52の搬
出用ローラコンベヤ39上に移載して商品取出し口6へ
商品Aを搬出する。そして、商品搬出位置で停止した昇
降台11は、フォーク21を昇降台11の中心にまで戻
した状態でつぎの商品搬出に備えるのである。
【0030】以上、左側の4段目の収納棚8から商品A
を搬出する際の作動について説明したが、1段目から3
段目についても同じである。右側の収納棚8から商品A
を搬出する場合には、昇降台11に商品Aを移載して下
降する際、フォーク21が昇降台11の中心より若干左
側に寄った位置にあり、そのフォーク21の右端に商品
Aを載置した状態となり、その後、商品Aを昇降台11
の中心にセンタリングするべくフォーク21を左側にス
ライドさせた際、フォーク21が左側のフォーク出退空
間42内に突出する違いはあるが、その差は左右の違い
のみである。
【0031】〔第2実施形態〕図13,図14は第2実
施形態を示し、図13に示すように、ガイド34のうち
の、商品搬送方向上手側端部に対応する部分のガイド3
4を補充口扉51aの内側に取付けて、補充口扉51a
を開いた状態において商品補充口51に露呈される収納
棚8の横側脇に対応して位置されるガイド34が、補充
口扉51aを開くにともなって不存在となり、補充口扉
51aを閉じると、図14に示すように、積込み用遊転
ローラ57の上方位置で商品Aを搬出端部側に向けて案
内するように構成されている。その他の構成は第1実施
形態と同様である。
【0032】〔その他の実施形態〕 1.先の実施形態においては、ケース売りの自動販売機
を例にとって説明したが、ケース売り以外の自動販売機
であっても良く、例えば袋詰め米等を販売する自動販売
機や、ケースに詰めた商品と袋詰め商品との両方を販売
する自動販売機であっても良い。 2.複数の商品を一列に並べて搬出端部側に向けて搬送
可能に収納する収納棚は、商品の重量で遊転ローラを回
転させて搬送する重力コンベヤを備えた収納棚に限定さ
れず、商品の重量でチェーンを回動させて搬送するチェ
ーン式重力コンベヤや商品を自重で滑降させるシュート
を備えた収納棚や、通常の動力を利用した強制駆動式の
ベルトコンベヤ、ローラコンベヤ、チェンコンベヤなど
を備えた収納棚、各種のコンベヤを組み合わせて備えた
収納棚などであっても良い。 3.収納棚に収納されている商品を搬出端部側に向けて
案内するガイドは、商品の横側部に摺接して案内するよ
うに設けられていても良い。 4.収納棚に収納されている商品を搬出端部側に向けて
案内するガイドは、ケーシング側に取付けられていても
良い。 5.収納棚の搬出端部から商品を取出して商品取出し部
に向けて搬送する商品搬送装置は、商品を収納棚の搬出
端部から落下させて取出すものであっても良い。 6.収納棚の搬出端部から商品を取出して商品取出し部
に向けて搬送する商品搬送装置は、取出した商品を商品
取出し部に向けて水平方向に駆動搬送するものであって
も、取出した商品を商品取出し部に向けて滑降或いは落
下させて搬送するものであっても良い。 7.開いた状態において、収納棚の横側脇であって、少
なくとも商品搬送方向上手側端部に相当する箇所を露呈
する扉は、ケーシング内部に設けた内扉や断熱用の扉で
あっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動販売機の外観斜視図
【図2】自動販売機内部の正面図
【図3】商品搬送装置の一部省略側面図
【図4】商品搬送装置の要部正面図
【図5】商品搬送装置の要部平面図
【図6】フォークの断面側面図
【図7】フォークの一部切欠き平面図
【図8】補充口扉51aを開いた自動販売機内部の要部
平面図
【図9】補充口扉51aを開いた自動販売機内部の要部
側面図
【図10】補充口扉51aを開いた自動販売機内部の要
部断面図
【図11】商品搬送装置の動きを示す概略正面図
【図12】制御装置を示すブロック図
【図13】第2実施形態の補充口扉51aを開いた自動
販売機内部の要部平面図
【図14】第2実施形態の補充口扉51aを閉じた自動
販売機内部の要部断面図
【符号の説明】
1 ケーシング 7 商品搬送装置 8 収納棚 34 ガイド 51a 扉 57 回転体 58 倒れ防止部材 A 商品

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の商品を一列に並べて搬出端部側に
    向けて搬送可能に収納する収納棚と、その収納棚の横側
    脇に上方に突出するように位置されて、商品を前記搬出
    端部側に向けて案内するガイドと、前記収納棚の前記搬
    出端部から商品を取り出して、商品取出し部に向けて搬
    送する商品搬送装置とがケーシングの内側に設けられ、 前記ケーシングには、開いた状態において、前記収納棚
    の横側脇であって、少なくとも商品搬送方向上手側端部
    に相当する箇所を露呈する扉が開閉自在に設けられてい
    る自動販売機であって、 前記扉を開いた状態において露呈される前記収納棚の横
    側脇に対応して位置される前記ガイドが、前記扉を開い
    た状態においては、少なくとも前記収納棚の商品搬送方
    向上手側端部において商品の搬送方向長さよりも長い距
    離に亘って不存在となるように構成されている自動販売
    機。
  2. 【請求項2】 前記扉を開いた状態において露呈される
    前記収納棚の横側脇に対応して位置される前記ガイド
    が、前記収納棚の商品搬送方向上手側端部を除いた部分
    にのみ設けられて、前記不存在となるように構成されて
    いる請求項1記載の自動販売機。
  3. 【請求項3】 前記扉を開いた状態において露呈される
    前記収納棚の横側脇に対応して位置される前記ガイド
    が、前記商品搬送方向上手側端部に対応する部分を前記
    扉の内側に取付けて、前記扉を開くにともなって前記不
    存在となるように構成されている請求項1記載の自動販
    売機。
  4. 【請求項4】 前記扉を開いた状態において露呈される
    前記収納棚の横側脇に、商品を載置自在で、かつ、載置
    した商品が前記収納棚に押し込まれるにともなって転動
    する回転体が設けられている請求項1〜3のいずれか1
    項記載の自動販売機。
  5. 【請求項5】 前記商品搬送装置が、前記収納棚の搬出
    端部に位置する商品を上方側に持ち上げて取出すように
    構成され、 前記収納棚に収納される商品の上部に接当してその倒れ
    を防止する倒れ防止部材が、前記収納棚の搬出端部より
    も商品搬送方向上手側に位置する商品に作用するように
    設けられている請求項1〜4のいずれか1項記載の自動
    販売機。
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