JPH10186446A - カメラ用シャッター - Google Patents

カメラ用シャッター

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JPH10186446A
JPH10186446A JP8350424A JP35042496A JPH10186446A JP H10186446 A JPH10186446 A JP H10186446A JP 8350424 A JP8350424 A JP 8350424A JP 35042496 A JP35042496 A JP 35042496A JP H10186446 A JPH10186446 A JP H10186446A
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JP
Japan
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shutter
blade
camera
coil spring
spring
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JP8350424A
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English (en)
Inventor
Akihiko Ebe
江部昭彦
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B9/00Exposure-making shutters; Diaphragms
    • G03B9/08Shutters
    • G03B9/10Blade or disc rotating or pivoting about axis normal to its plane
    • G03B9/14Two separate members moving in opposite directions

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Shutters For Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁アクチュエーター駆動式のシャッターに
おいて、シャッター羽根の開速度をリニアで連続的に微
調整を可能にしたカメラ用シャッターを提供する。 【解決手段】 開閉運動するシャッター羽根3,4と、
電磁アクチュエーター8の可動部8aの変位に追従した
回動によりシャッター羽根3,4の開閉運動をさせる羽
根駆動レバー6と、羽根駆動レバー6とカメラ本体側の
フック取付け軸11の偏心軸11aの間に張設されて羽
根駆動レバー6をシャッター羽根開き方向に回動させる
バネ復元力を作用する引張コイルバネ7とを備えた電磁
アクチュエーター駆動式のシャッターにおいて、引張コ
イルバネ7の張設長さを偏心軸11aの回転移動で調整
可能に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電磁アクチュエータ
ー駆動式のカメラ用シャッターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁アクチュエーター駆動式のカ
メラ用シャッターでは、シャッター羽根の開速度を機械
的に変更する必要がある場合に、力量の違うバネを何種
類も用意してそれを選択して使用したり、あるいはトー
ションバネを掛ける位置を変えることでバネ力を変更す
る方法がとられている。
【0003】また、実開平5−59435号公報で提案
されているカメラ用シャッターのように、シャッター羽
根の開運動を電磁アクチュエーターで直接行い、且つシ
ャッター羽根の閉運動をバネの復元力で行わせるように
構成したカメラ用シャッターとしてバネにトーションバ
ネを使用し、該トーションバネの基部取付け部を回動す
ることでバネ復元力を調整するようにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の前者ものは、シャッター羽根の開速度の調整を力
量の違うバネの選択で行ったり、力量が不安定なトーシ
ョンバネを使用し、該トーションバネの掛け位置を変更
したりする方式であるから、調整して得られるのは、不
連続な段階的に設定されたバネ力量からの選択となるた
め、微妙な調整はできず調整が不正確になってしまうと
いう問題があった。
【0005】また、上記後者の提案(実開平5−594
35号公報)のものは、カメラ用シャッターのシャッタ
ー羽根閉速度を調整するものであって、開速度を調整す
るものではないが、シャッター閉じバネとしてトーショ
ンバネを使用し、該トーションバネの基部取付け部を回
動して閉速度を調整する構成のため、バネの復元力をリ
ニアに変更するのが困難である。またバネ掛けを直接シ
ャッターバネに具備した穴にする構成のため、該シャッ
ター羽根の穴のメクレ等の問題もある。
【0006】本願発明の第一の目的は、電磁アクチュエ
ーター駆動式のシャッターで、シャッター羽根の開閉運
動は、該電磁アクチュエーターの可動部の変位に追従し
て回動する羽根駆動レバーで直接行い、該シャッター羽
根の開運動は、該羽根駆動レバーを開き方向に回動せし
める引張コイルバネの復元力で行うシャッターにおい
て、該引張コイルバネの張設長さを調整することによ
り、該引張コイルバネの復元力を調整し得るようにし、
機械的にシャッター羽根の開速度のリニアで連続的な微
調整を可能にしたカメラ用シャッターを提供することに
ある。
【0007】また、本願発明の第二の目的は、上記のカ
メラ用シャッターで、該引張コイルバネの復元力の調整
をカメラ前面側より調整し得るようにし、カメラ組立行
程でシャッターがカメラ本体に取付いた後でも、シャッ
ター羽根の開速度の微調整ができるようにし、シャッタ
ーがカメラ本体に取付いた事により生じる微少なシャッ
ター羽根の開速度変化に対応し再調整もできるカメラ用
シャッターを提供することにある。
【0008】また、本願発明の第三の目的は、上記カメ
ラ用シャッターで、該引張コイルバネの復元力の調整位
置を目視でわかるようにし、調整方向が予め分かる事
で、調整の効率を上げる事ができるカメラ用シャッター
を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するため、本願請求項1のカメラ用シャッターの発明
は、開閉運動するシャッター羽根と、電磁アクチュエー
ターの可動部の変位に追従した回動によりシャッター羽
根の前記開閉運動をさせる羽根駆動レバーと、羽根駆動
レバーとカメラ本体の間に張設されて該羽根駆動レバー
をシャッター羽根開き方向に回動させるバネ復元力を作
用する引張コイルバネとを備えた電磁アクチュエーター
駆動式のシャッターにおいて、上記引張コイルバネの張
設長さを調整可能に設けたことを特徴とする。
【0010】この発明によれば、引張コイルバネの張設
長さを、例えば、引張コイルバネのカメラ本体側に連結
するフックを、カメラ本体の軸に取付け、この軸をボル
ト部材の軸回り回転で位置が回転する偏心軸として設け
ることで、引張コイルバネの張設長さを変化する方向に
連続的に移動させて調整でき、シャッター羽根開き方向
の運動力となる引張コイルバネの復元力を連続的かつリ
ニアに変化させることができる。したがってシャッター
羽根の開速度が連続的かつリニアに変化調整できる。
【0011】本願の請求項2の発明は、上記発明におい
て、引張コイルバネの張設長さの調整をカメラ前面側よ
り行えるようにしたことを特徴とする。
【0012】この発明によれば、カメラ前面側から、例
えば上記したボルト部材の回転を行うことで引張コイル
バネのカメラ本体側に連結するフックの移動を行わせる
ことができ、したがって、カメラ組立行程でシャッター
がカメラ本体に取付いた後でも、シャッター羽根の開速
度の調整ができる。
【0013】本願の請求項3の発明は、上記発明におい
て、引張コイルバネの張設長さの調整量を目視確認でき
る記号や溝等の目安を設けたことを特徴とする。
【0014】この発明によれば、引張コイルバネのカメ
ラ本体側に連結するフックの取付け位置を目視でわかる
ように構成するので、調整方向が分かり易く、調整の作
業効率を向上できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施形態1 図1は、本願の請求項1記載の発明の特徴を最もよく表
すカメラ用シャッターを示した斜視図であり、図2は、
図1の立体構成図である。
【0016】これらの図中において、1はシャッター地
板であり、2は羽根押さえ地板、3はシャッター羽根、
4はシャッター羽根B、5は羽根プレート、6は羽根駆
動レバー、7は引張コイルバネ、8はプランジャー、9
はプランジャー復帰スプリング、10はフォトインタラ
プター、11は引張コイルバネ7のフック取付け軸であ
り引張コイルバネ7の上フックが取り付けられるフック
取付け部(軸状)11aが、フック取付け軸11の軸心
に対し偏心した状態でその先端に設けられている。1
2,13,14は羽根押さえ地板止めビスである。
【0017】シャッター羽根3は、その穴部3aがシャ
ッター地板1の軸部1aに嵌合し、1aを中心に回動自
在になるようシャッター地板1に取付けられる。同様
に、シャッター羽根B4は、その穴部4aがシャッター
地板1の軸部1bに嵌合し、1bを中心に回動自在にな
るようシャッター地板1に取付けられる。尚、フォトイ
ンタラプター10もシャッター地板1に取付けられる
が、その際、検出部10aの間に前記シャッター羽根3
・4が移動可能な様に取付けられる。このフォトインタ
ラプター10はプランジャーのコイル通電時間の制御を
行うためにシャッター羽根の動きを検知する目的で配設
するものである。シャッター開口径を形成する羽根プレ
ート5は、シャッター地板1に組付けられる。
【0018】上記羽根駆動レバー6は、駆動部6bを前
記シャッター羽根の長穴3b及びシャッター羽根Bの長
穴4bに嵌合させつつ穴部6aをシャッター地板1の軸
部1cに組付けられる。従って、羽根駆動レバー6は軸
1cを中心に回動でき、また回動に連動してシャッター
羽根3・シャッター羽根B4をそれぞれシャッター地板
1の1a及び1bを中心に回動させることになる。
【0019】また、プランジャー8はプランジャー復帰
スプリング9の先端部9aをプランジャー可動部先端の
引っ掛け部8aに引っ掛け、シャッター地板1の取付け
軸1dに組付けられる。この際、プランジャー8の可動
部先端8bは羽根駆動レバーの従動係合部6cの下部に
配設されるようにする。また、フック取付け軸11は羽
根押さえ地板2の2a部に回転可能な状態で圧入され
る。ここで、フック取付け軸11のフック取付け部11
a、さらに羽根押さえ地板2は前方からシャッター地板
1に取付けられビス12・13・14によって固定され
る。
【0020】最後に引張コイルバネ7の両端フックを、
一方(下フック)は羽根駆動レバー6の後面に配備した
引っ掛け部6dに取付けっれ、他方(上フック)はフッ
ク取付け部11aに引っ掛け取付けられる。
【0021】次にシャッター動作について、図3・図4
・図5をもとに説明する。
【0022】図3・図4・図5は前記構成のシャッター
を簡略化した図であり、図3はシャッター羽根・Bが閉
じている状態で、図4はシャッター羽根・Bが開き始め
ている状態、図5はシャッター羽根・Bが全開した状態
を示す。
【0023】図3では、羽根駆動レバー6が、プランジ
ャー復帰スプリング9のバネ力により持上げられたプラ
ンジャー可動部先端8bにより、羽根駆動レバー6の従
動係合部6cが押され、シャッター地板1の軸部1cを
中心に引張コイルバネ7のバネ力に抗して、図中の時計
回り向に回転させられている状態であり、羽根駆動レバ
ー6の駆動軸6bとシャッター羽根3及びシャッター羽
根B4の長穴部3b・4bとの嵌合によって、シャッタ
ー羽根3及びシャッター羽根B4はそれぞれの回転中心
軸1a・1bを中心に閉じ方向に回動させられている状
態である。この時、シャッター羽根・Bの閉じ位置はシ
ャッター地板1に設けたシャッター羽根閉じストッパー
1eによって決定されている。
【0024】図3の状態からプランジャー8のコイル部
に通電すると、プランジャー8の可動部はプランジャー
復帰スプリング9のバネ力に抗して、図中で下側に下げ
られ、吸着保持される(図4参照)。
【0025】これにより、プランジャー可動部の先端8
bと羽根駆動レバー6の従動係合部6cが離れ、羽根駆
動レバー6はシャッター地板1の軸1c部を中心に引張
コイルバネ7の復元力により図中の時計回り方向に回動
させられ、これにより羽根駆動レバー6の駆動軸6bと
シャッター羽根3及シャッター羽根B4の長穴部3b・
4bとの嵌合によって、シャッター羽根3及びシャッタ
ー羽根B4はそれぞれの回転中心軸1a・1bを中心に
開き方向に回動させられることになる。図4はシャッタ
ー羽根・Bが開き始めている状態を示す。図5は、シャ
ッター羽根・Bが全開した状態を示す。この時シャッタ
ー羽根・Bの全開位置はシャッター地板1に具備したシ
ャッター羽根閉じストッパー1fによって決定される。
【0026】ところで、シャッターの閉じ動作は、プラ
ンジャー8のコイル通電を停止することで、再びプラン
ジャー復帰スプリング9のバネ力によりプランジャー可
動部が持上げられ、羽根駆動レバーの図の反時計真あり
方向の回動動作により、シャッター羽根・Bが閉じ方向
に回動させられ図3の状態にもどる動作である。
【0027】さて、本例においては、前記フック取付け
軸11は、上述したようにフック取付け部11aの軸中
心が羽根押さえ地板2の圧入穴2aの穴中心(フック取
付け軸の軸心と同じ)と偏心しているように形成されて
おり、従って、フック取付け軸11を圧入穴2aの穴中
心を中心に回転させると、フック取付け部11aは穴中
心に対して偏心して回転させられる。
【0028】従って、フック取り付け部11aに掛けら
れている引張コイルバネ7の長さも、フック取付け軸1
1の回転によって変化する。この詳細を図6、図7、図
8で説明する。
【0029】図6〜図8は、引張コイルバネ7の部分を
含む本例シャッターの縦断面図である。
【0030】図6は引張コイルバネ7の復元力が中間の
状態で、図7は引張コイルバネ7の復元力が最も強い状
態、図8は引張コイルバネ7の復元力が最も弱い状態を
示している。
【0031】図7、図8で分かるように、フック取付け
軸11は、羽根押さえ地板2の圧入穴2aの穴中心に対
してフック取付け部11aの軸中心が偏心しているた
め、上記で説明したように、フック取付け軸11を回転
させると、フック取付け部11aは引張コイルバネ7の
長さを変化させる方向に移動することになる。すなわ
ち、フック取付け軸11を回転させることで、引張コイ
ルバネ7の復元力を連続的に、かつリニアに変化させる
ことができる。
【0032】ここで、図4に戻って説明すると、シャッ
ター羽根3及びシャッター羽根B4の開速度は、羽根駆
動レバー6の回動動作の速度に従う。また、羽根駆動レ
バー6の回動動作の速度は引張コイルバネ7の復元力に
従う。従って、上述のフック取付け軸7を回転操作させ
ることで引張コイルバネ7の復元力を調整することがで
きるようにした本例によれば、結果的に羽根駆動レバー
6の回動速度を変化しさせること、すなわち、シャッタ
ー羽根の開速度の調整が可能になる。
【0033】実施形態2 次に本願の請求項1記載の発明の別の例を、図9、図1
0、図11で説明する。
【0034】これらの図において、基本的なシャッター
の構成は上記実施形態1と同じであるが、電磁アクチュ
エーターとして、電磁式ムービングマグネットを使用し
ている点において異なっている。
【0035】図9で、15はムービングマグネット、1
6はコイル、17はヨーク、18はムービングマグネッ
ト復帰スプリングである。
【0036】ムービングマグネット15は、回転軸15
aを中心に回動自在にシャッター地板1に取付けられて
おり、コイル16の通電により、回転軸15aを中心に
回動する。また、ムービングマグネット15の回動突起
15bは、羽根駆動レバー6の従動係合部6cの下側に
配設されている。また、本例のムービングマグネット復
帰スプリング18は捩じりコイルバネであり、シャッタ
ー地板1に設けた軸1gに捩じりコイルバネの基部を取
付け、基部から延出した一方のスプリング端部は、スプ
リング端部1の上記軸1gに掛け、他方のスプリング端
部は、ムービングマグネット15の回動突起15bを図
の時計回り方向に回動付勢するように掛けられている。
従って、ムービングマグネット復帰スプリング18は、
ムービングマグネット15を回転軸15aを中心に図の
時計回り方向に回転させる付勢をしている。
【0037】さて、図9はシャッター羽根・Bが閉じて
いる状態で、図10はシャッター羽根・Bが開き始めて
いる状態、図11はシャッター羽根・Bが全開した状態
を示し、動作は上記実施形態1で示したものと電磁アク
チュエーター部を除き同じである。すなわち、ムービン
グマグネット復帰スプリング18のバネ力により、引張
コイルバネ7の復帰力に抗して、羽根駆動レバー6を図
の反時計回り方向に回動させてシャッター羽根3及びシ
ャッター羽根B4を閉じさせている図9の状態から、コ
イル16に通電することで、ムービングマグネットが回
転軸15aを中心に図の反時計回り方向に、ムービング
マグネット18のバネ力に抗して回転させる。このムー
ビングマグネット15の回転により、回動突起15bが
従動係合部6cから離れ、羽根駆動レバー6が、引張コ
イルバネ7の復元力により、図のシャッター地板1の軸
1cを中心に時計回り方向に回転させられ、羽根駆動レ
バー6の駆動軸6bとシャッター羽根3及びシャッター
羽根B4の長穴3b、4bとの回転自在な嵌合によっ
て、シャッター羽根3及びシャッター羽根B4が開き方
向に回転し始める。すなわちシャッター羽根が開くこと
になり、開き始めた状態が図10、シャッター羽根が全
開した状態が図11である。
【0038】尚、シャッター羽根の閉じ動作も基本的に
上記実施形態1とおなじである。すなわち、コイル16
の通電停止により、ムービングマグネット15はムービ
ングマグネット復帰スプリング18のバネ力により、回
転軸15aを中心に引張コイルバネ7の復元力に抗し
て、図の時計回り方向に回転させられる。従って羽根駆
動レバー6は、ムービングマグネット15の回動突起1
5bの羽根駆動レバー6の従動係合部6cへの付勢によ
りシャッター地板1の軸1cを中心に図の反時計回り方
向に回転させられ、駆動軸6b及び長穴3b,4bの回
動自在な嵌合によって、シャッター羽根3及びシャッタ
ー羽根B4は、閉じ方向に回転し、再び図9の状態にも
どる。これがシャッター羽根の閉じ動作である。
【0039】ここで図9に戻って説明すると、フック取
付け軸11は前述のようにフック取付け部11aが偏心
した軸であり、従って、フック取付け軸11を回転させ
ることで、フック取付け部11aが引張コイルバネ7の
長さを変化させる方向に移動する。すなわち、フック取
付け軸11の回転により、引張コイルバネ7の復元力を
調整することができるので、最終的にシャッター羽根の
開速度の調整が可能になる。
【0040】実施形態3 次に本願請求項2記載の発明の例を、図2及び図12、
図13で説明する。
【0041】図2で示した実施形態1の例では、フック
取付け軸11はカメラ前方より羽根押さえ地板2に圧入
されるようにしている。
【0042】これに対し本例を示した図12及び図13
は、図12はシャッターのカメラ前方より見た正面図、
図13は背面図であって、これらの図から分かるよう
に、本例のシャッターの特徴は、フック取付け部11a
をカメラの背面側に配置したことを特徴とする。
【0043】本例のように構成することで、引張コイル
バネ7は背面側から取付けることができる。また、フッ
ク取付け軸11のカメラ前面側にはドライバー等の工具
で回せるよう溝を具備させている。従って、この例の構
成によれば引張コイルバネ7の復元力の調整をカメラ前
面側よりフック取付け軸11をドライバー等の工具でま
わし、調整することができる。
【0044】実施形態4 次に本願の請求項3記載の発明を図14、図15、図1
6で説明する。
【0045】これらの図で、11bはフック取付け軸1
1の頭に配備したT字型の溝である。この図でわかるよ
うに、溝11bはT字型をしており、フック取付け部1
1aの偏心位相を表している。具体的には、図14の状
態のフック取付け軸11は引張コイルバネ7の長さが中
央(中心)の状態で、図15のフック取付け軸11の回
転位置は、引張コイルバネ7の長さが最も短い状態であ
り、図16のフック取付け軸11の回転位置は、引張コ
イルバネ7の長さが最も長い状態である。
【0046】このように、本例では、引張コイルバネ7
の復元力の調整位置をフック取付け軸11のT字型の溝
11bを目視でみることで分かるようにしたので、調整
時の目安が明瞭となり、調整操作がやり易く、また誤り
のない調整行える。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本願の請求項1の
発明によれば、電磁アクチュエーター駆動式のカメラ用
シャッターにおいて、シャッター羽根の開閉運動は、該
電磁アクチュエーターの可動部の変位に追従して回動す
る羽根駆動レバーで直接行い、該シャッター羽根の開運
動は該羽根駆動レバーを開き方向に回動せしめる引張コ
イルバネの復元力で行うカメラ用シャッターにおいて、
上記引張コイルバネの復元力を連続的に調整することが
できるという効果が奏される。
【0048】また、本願の請求項2の発明によれば、上
記カメラ用シャッターにおいて、引張コイルバネの復元
力の調整をカメラ前面側より調整することができるとい
う効果が奏される。
【0049】また、本願の請求項3の発明によれば、上
記カメラ用シャッターにおいて、引張コイルバネの復元
力の調整位置を目視で判断することができるという効果
が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施形態1のカメラ用シャッターの
斜視図。
【図2】図1の部品展開した立体構成図。
【図3】図1のカメラ用シャッターのシャッター羽根の
閉じ状態を表す簡略図。
【図4】図1のカメラ用シャッターのシャッター羽根の
開き始めを表す簡略図。
【図5】図1のカメラ用シャッターのシャッター羽根の
全開状態を表す簡略図。
【図6】図1のカメラ用シャッターの引張コイルバネの
縦断面図で引張コイルバネの復元力が中間的状態にある
図。
【図7】図1のカメラ用シャッターの引張コイルバネの
縦断面図で引張コイルバネの復元力が最大にある状態の
図。
【図8】図1のカメラ用シャッターの引張コイルバネの
縦断面図で引張コイルバネの復元力が最小にある状態の
図。
【図9】本願発明の実施形態2のカメラ用シャッターの
閉じ状態を表す簡略図。
【図10】図9のカメラ用シャッターの羽根の開き始め
を表す簡略図。
【図11】図9のカメラ用シャッターの羽根の全開状態
を表す簡略図。
【図12】本願発明の実施形態3のカメラ前方から見た
正面図。
【図13】図12のカメラ背面から見た図。
【図14】本願発明の実施形態4を示すフック取付け軸
の正面拡大図で引張コイルバネの復元力が最大にある状
態を表した図。
【図15】図14のフック取付け軸の正面拡大図で引張
コイルバネの復元力が最大にある状態を表した図。
【図16】図14のフック取付け軸の正面拡大図で引張
コイルバネの復元力が最小にある状態を表した図。
【符号の説明】
1 :シャッター地板 2 :羽根押さえ地板 3 :シャッター羽根 4 :シャッター羽根B 5 :羽根プレート 6 :羽根駆動レバー 7 :引張コイルバネ 8 :プランジャー 9 :プランジャー復帰スプリング 10:フォトインタラプター 11:フック取付け軸 12、13、14:ビス 15:ムービングマグネット 16:コイル 17:ヨーク 18:ムービングマグネット復帰スプリング 19:撮影レンズ 20:前面保護カバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉運動するシャッター羽根と、電磁ア
    クチュエーターの可動部の変位に追従した回動によりシ
    ャッター羽根の前記開閉運動をさせる羽根駆動レバー
    と、羽根駆動レバーとカメラ固定部の間に張設されて該
    羽根駆動レバーをシャッター羽根開き方向に回動させる
    バネ復元力を作用する引張コイルバネと、を備えた電磁
    アクチュエーター駆動式のシャッターにおいて、上記引
    張コイルバネの張設長さを調整可能に設けたことを特徴
    とするカメラ用シャッター。
  2. 【請求項2】 請求項1のシャッターにおいて、引張コ
    イルバネの張設長さの調整をカメラ前面側より行えるよ
    うにしたことを特徴とするカメラ用シャッター。
  3. 【請求項3】 請求項1のシャッターにおいて、該引張
    コイルバネの張設長さの調整量を目視確認できる目安を
    設けたことを特徴とするカメラ用シャッター。
JP8350424A 1996-12-27 1996-12-27 カメラ用シャッター Pending JPH10186446A (ja)

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