JPH10186133A - 偏光板 - Google Patents
偏光板Info
- Publication number
- JPH10186133A JPH10186133A JP8349329A JP34932996A JPH10186133A JP H10186133 A JPH10186133 A JP H10186133A JP 8349329 A JP8349329 A JP 8349329A JP 34932996 A JP34932996 A JP 34932996A JP H10186133 A JPH10186133 A JP H10186133A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- adhesive layer
- polarizing
- synthetic resin
- polarizing plate
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 薄肉、軽量化と耐久性を両立させた偏光板を
提供する。 【解決手段】 片側に粘着層を有する合成樹脂フィルム
（１）の粘着面に、透明合成樹脂フィルムからなる保護
層（２）を、その上に接着剤層（３）を介して、ポリビ
ニルアルコール系偏光フィルム（４）、粘着剤層
（５）、剥離フィルム（６）を順次積層してなる偏光
板。
提供する。 【解決手段】 片側に粘着層を有する合成樹脂フィルム
（１）の粘着面に、透明合成樹脂フィルムからなる保護
層（２）を、その上に接着剤層（３）を介して、ポリビ
ニルアルコール系偏光フィルム（４）、粘着剤層
（５）、剥離フィルム（６）を順次積層してなる偏光
板。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置用の偏
光板に関する。
光板に関する。
【０００２】
【従来の技術】液晶表示装置は、表示パターンを可視化
するため、光の振動方向を制御する目的で上下に偏光板
を使用している。偏光板は偏光フィルムの両面を透明樹
脂フィルム、特に酢酸セルロース系のフィルムで積層し
た構成のものが一般的であり、これを液晶表示装置に粘
着剤で貼り合わせて使用されている。
するため、光の振動方向を制御する目的で上下に偏光板
を使用している。偏光板は偏光フィルムの両面を透明樹
脂フィルム、特に酢酸セルロース系のフィルムで積層し
た構成のものが一般的であり、これを液晶表示装置に粘
着剤で貼り合わせて使用されている。
【０００３】一方、液晶表示装置は種々のところに使用
されるに伴って、薄肉化、軽量化が要望され、液晶表示
装置に使用される偏光板についても薄肉化、軽量化が要
望されている。
されるに伴って、薄肉化、軽量化が要望され、液晶表示
装置に使用される偏光板についても薄肉化、軽量化が要
望されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成の偏光板では薄肉化、軽量化を追求するには限界が
ある。本来、ポリビニルアルコール系の偏光フィルムは
それ自体が偏光性能を有しているが力学的性質、光学的
耐久性に乏しいために保護層の付与は必須であるが、通
常両面にある保護層を片面に省略できれば非常に効果的
である。しかしながら、片面のみに保護層を有している
偏光板は、表裏の構成が非対称となるため、特に偏光フ
ィルムの配向方向の反りが非常に大きく、液晶表示装置
に貼合時等、実用上非常に問題となる。
構成の偏光板では薄肉化、軽量化を追求するには限界が
ある。本来、ポリビニルアルコール系の偏光フィルムは
それ自体が偏光性能を有しているが力学的性質、光学的
耐久性に乏しいために保護層の付与は必須であるが、通
常両面にある保護層を片面に省略できれば非常に効果的
である。しかしながら、片面のみに保護層を有している
偏光板は、表裏の構成が非対称となるため、特に偏光フ
ィルムの配向方向の反りが非常に大きく、液晶表示装置
に貼合時等、実用上非常に問題となる。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる事情に
鑑み、薄肉、軽量化と耐久性を両立させた偏光板を提供
することを目的とする。
鑑み、薄肉、軽量化と耐久性を両立させた偏光板を提供
することを目的とする。
【０００６】すなわち本発明は、片側に粘着層を有する
合成樹脂フィルム（１）の粘着面に、透明合成樹脂フィ
ルムからなる保護層（２）を、その上に接着剤層（３）
を介して、ポリビニルアルコール系偏光フィルム
（４）、粘着剤層（５）、剥離フィルム（６）が順次積
層してなる偏光板である。以下、本発明を詳細に説明す
る。
合成樹脂フィルム（１）の粘着面に、透明合成樹脂フィ
ルムからなる保護層（２）を、その上に接着剤層（３）
を介して、ポリビニルアルコール系偏光フィルム
（４）、粘着剤層（５）、剥離フィルム（６）が順次積
層してなる偏光板である。以下、本発明を詳細に説明す
る。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、図１および図２に基づいて
本発明を説明する。図１は本発明の偏光板の構成の断面
図である。（１）は片面粘着層付き合成樹脂フィルム、
（２）は透明合成樹脂フィルムからなる保護層、（３）
は接着剤層、（４）はポリビニルアルコール系偏光フィ
ルム、（５）は粘着剤層、（６）は剥離フィルムであ
る。本発明における偏光板はこれら（１）〜（６）を順
次積層して構成される。
本発明を説明する。図１は本発明の偏光板の構成の断面
図である。（１）は片面粘着層付き合成樹脂フィルム、
（２）は透明合成樹脂フィルムからなる保護層、（３）
は接着剤層、（４）はポリビニルアルコール系偏光フィ
ルム、（５）は粘着剤層、（６）は剥離フィルムであ
る。本発明における偏光板はこれら（１）〜（６）を順
次積層して構成される。
【０００８】片面粘着層付き合成樹脂フィルム（１）を
形成する合成樹脂としては、通常の偏光板に用いられる
用途、すなわち偏光板を液晶表示装置に貼り合わせたと
きに表面の傷付きを保護し、使用時には剥がされる目的
に加えて、本発明の偏光板において、その非対称に起因
する偏光フィルム側への偏光フィルムの配向方向の反り
を防止するために必須である。
形成する合成樹脂としては、通常の偏光板に用いられる
用途、すなわち偏光板を液晶表示装置に貼り合わせたと
きに表面の傷付きを保護し、使用時には剥がされる目的
に加えて、本発明の偏光板において、その非対称に起因
する偏光フィルム側への偏光フィルムの配向方向の反り
を防止するために必須である。
【０００９】材質としては、ポリエチレン系のものが最
も一般的である。ポリエチレンをベースに酢酸ビニルを
共重合して粘着性を付与させたポリマーやアクリル系の
粘着剤層を単層あるいは多層押出やインフレーション法
でフィルム化したものが好適に用いられる。他にはポリ
エステル系、ポリアミド系のフィルムに粘着加工したフ
ィルム等がある。粘着力は偏光板に対して１ｇｆ／２５
ｍｍ以上のものが一般的に用いられる。
も一般的である。ポリエチレンをベースに酢酸ビニルを
共重合して粘着性を付与させたポリマーやアクリル系の
粘着剤層を単層あるいは多層押出やインフレーション法
でフィルム化したものが好適に用いられる。他にはポリ
エステル系、ポリアミド系のフィルムに粘着加工したフ
ィルム等がある。粘着力は偏光板に対して１ｇｆ／２５
ｍｍ以上のものが一般的に用いられる。
【００１０】フィルム中の添加成分として、染料、顔
料、滑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、タッキファイヤ
ー等を目的に応じて加えることが出来る。
料、滑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、タッキファイヤ
ー等を目的に応じて加えることが出来る。
【００１１】偏光板の反りを抑えるために、貼合後ある
程度の残留収縮応力が必要であり、そのためには、引張
強度が５００ｇｆ／１０ｍｍ以上、引張伸度が１００％
以上のフィルムを用い、そのフィルムを偏光フィルムの
保護層に貼り合わせる際に、フィルムの引張強度の０．
０１〜０．５の張力を加えて、張力の方向が偏光フィル
ム（４）の配向方向と平行になるよう貼合する。０．０
１より小さいと元々の反りを矯正するには不足であり、
０．５を超えると合成樹脂フィルム（１）側の反りが大
きくなる。図２は、貼合する際の片面粘着層付き合成樹
脂フィルム（１）の張力の方向と偏光フィルム（４）の
配向方向を示す図である。
程度の残留収縮応力が必要であり、そのためには、引張
強度が５００ｇｆ／１０ｍｍ以上、引張伸度が１００％
以上のフィルムを用い、そのフィルムを偏光フィルムの
保護層に貼り合わせる際に、フィルムの引張強度の０．
０１〜０．５の張力を加えて、張力の方向が偏光フィル
ム（４）の配向方向と平行になるよう貼合する。０．０
１より小さいと元々の反りを矯正するには不足であり、
０．５を超えると合成樹脂フィルム（１）側の反りが大
きくなる。図２は、貼合する際の片面粘着層付き合成樹
脂フィルム（１）の張力の方向と偏光フィルム（４）の
配向方向を示す図である。
【００１２】透明合成樹脂フィルム層（２）を形成する
合成樹脂としては、必要な透明性、強度、耐久性が満足
できるものであれば特に限定はないが、例えば、ポリエ
ステル、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリスル
ホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケ
トン、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、ポリ
オレフィン、ポリ塩化ビニル、セルローストリアセテー
ト、セルロースジアセテート等が挙げられる。またその
厚みとしては、目的に応じて設定することができるが、
使用時の機械的強度が得られれば特に限定はされるもの
ではなく、一般的には５μｍ〜１００μｍ程度である。
合成樹脂としては、必要な透明性、強度、耐久性が満足
できるものであれば特に限定はないが、例えば、ポリエ
ステル、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリスル
ホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケ
トン、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、ポリ
オレフィン、ポリ塩化ビニル、セルローストリアセテー
ト、セルロースジアセテート等が挙げられる。またその
厚みとしては、目的に応じて設定することができるが、
使用時の機械的強度が得られれば特に限定はされるもの
ではなく、一般的には５μｍ〜１００μｍ程度である。
【００１３】接着剤層（３）は透明合成樹脂フィルム層
（２）とポリビニルアルコール系偏光フィルム（４）と
の接着を受け持つ層である。目的とする接着性を有し、
かつ使用時の耐久性を満足するものであれば特に限定さ
れるものではない。例えば、ポリビニルアルコール系接
着剤等が挙げられる。
（２）とポリビニルアルコール系偏光フィルム（４）と
の接着を受け持つ層である。目的とする接着性を有し、
かつ使用時の耐久性を満足するものであれば特に限定さ
れるものではない。例えば、ポリビニルアルコール系接
着剤等が挙げられる。
【００１４】ポリビニルアルコール系偏光フィルム
（４）は、よう素、二色性染料をポリビニルアルコール
系フィルムに吸着配向させて偏光性能を持たしたフィル
ムであり、一般的に知られている既知の方法で製造され
る。
（４）は、よう素、二色性染料をポリビニルアルコール
系フィルムに吸着配向させて偏光性能を持たしたフィル
ムであり、一般的に知られている既知の方法で製造され
る。
【００１５】粘着剤層（５）は、実際に液晶表示装置と
貼合するための層であり、ポリビニルアルコール系偏光
フィルム（４）を侵さず、使用時に浮き、剥がれ等無
く、目的の粘着力、耐久性を有していれば特に限定され
るものではない。一般的にはアクリル系、シリコン系、
ゴム系、ウレタン系、エポキシ系などの粘着剤が用いら
れる。
貼合するための層であり、ポリビニルアルコール系偏光
フィルム（４）を侵さず、使用時に浮き、剥がれ等無
く、目的の粘着力、耐久性を有していれば特に限定され
るものではない。一般的にはアクリル系、シリコン系、
ゴム系、ウレタン系、エポキシ系などの粘着剤が用いら
れる。
【００１６】剥離フィルム（６）は、偏光板を実際に液
晶表示装置と貼り合わせるときまで粘着剤層（５）を保
護し、貼合時に剥がして使用するものであり、行おうと
する貼合工程に合った剥離力を有していれば特に限定さ
れるものではない。例えば、ポリエステル系のベースフ
ィルムにシリコン系やフッ素系の離型剤層を有した構成
のものが一般的に用いられる。
晶表示装置と貼り合わせるときまで粘着剤層（５）を保
護し、貼合時に剥がして使用するものであり、行おうと
する貼合工程に合った剥離力を有していれば特に限定さ
れるものではない。例えば、ポリエステル系のベースフ
ィルムにシリコン系やフッ素系の離型剤層を有した構成
のものが一般的に用いられる。
【００１７】
【発明の効果】本発明により、片面のみに保護層という
非対称構成ながら、貼合時までの反りが解消され、従来
の偏光板を用いたのと同等の耐久性、ハンドリング性を
有し、液晶表示装置に貼合した時に、より薄型とするこ
とができ、現在開発の進められている携帯電話、移動型
情報端末等の軽量薄肉化に非常に有用である。
非対称構成ながら、貼合時までの反りが解消され、従来
の偏光板を用いたのと同等の耐久性、ハンドリング性を
有し、液晶表示装置に貼合した時に、より薄型とするこ
とができ、現在開発の進められている携帯電話、移動型
情報端末等の軽量薄肉化に非常に有用である。
【００１８】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが本発明はこれに限定されるものではない。な
お、評価方法は以下の通りである。 （１）引張強度、引張伸度：ＪＩＳ−Ｋ−６７８１に準
拠し、引張試験機（島津オートグラフＡＧＳ−Ｄ）を用
いて測定した。 （２）光線透過率、偏光度：片面粘着付き合成樹脂フィ
ルム、剥離フィルムを剥がし、日本電子機械工業規格
（ＥＩＡＪ）ＬＤ−２０１−１９８３に準拠し、分光光
度計（島津製作所製ＵＶ−２２００）を用いて測定し
た。 （３）反り：偏光板を偏光フィルムの配向方向に垂直・
平行になるよう一辺１００ｍｍの正方形に切ったサンプ
ルを用意し、水平なところに静置して、ＪＩＳ１級の鋼
尺で反りをｍｍ単位まで測定した。その際、剥離フィル
ム（６）側を下面にしたときの上側への反りを＋、反対
面を上面にしたときの上側への反りを−と表示した。 （４）耐久性：一辺２８ｍｍの正方形の偏光板を剥離フ
ィルム、片面粘着付き合成樹脂フィルムを剥がし、一辺
３０ｍｍの正方形、厚さ１ｍｍのガラス板に貼り付け、
温度８０℃の恒温槽に入れて５００ｈｒ後における外観
変化観察、光線透過率、偏光度の測定を行い評価した。
明するが本発明はこれに限定されるものではない。な
お、評価方法は以下の通りである。 （１）引張強度、引張伸度：ＪＩＳ−Ｋ−６７８１に準
拠し、引張試験機（島津オートグラフＡＧＳ−Ｄ）を用
いて測定した。 （２）光線透過率、偏光度：片面粘着付き合成樹脂フィ
ルム、剥離フィルムを剥がし、日本電子機械工業規格
（ＥＩＡＪ）ＬＤ−２０１−１９８３に準拠し、分光光
度計（島津製作所製ＵＶ−２２００）を用いて測定し
た。 （３）反り：偏光板を偏光フィルムの配向方向に垂直・
平行になるよう一辺１００ｍｍの正方形に切ったサンプ
ルを用意し、水平なところに静置して、ＪＩＳ１級の鋼
尺で反りをｍｍ単位まで測定した。その際、剥離フィル
ム（６）側を下面にしたときの上側への反りを＋、反対
面を上面にしたときの上側への反りを−と表示した。 （４）耐久性：一辺２８ｍｍの正方形の偏光板を剥離フ
ィルム、片面粘着付き合成樹脂フィルムを剥がし、一辺
３０ｍｍの正方形、厚さ１ｍｍのガラス板に貼り付け、
温度８０℃の恒温槽に入れて５００ｈｒ後における外観
変化観察、光線透過率、偏光度の測定を行い評価した。
【００１９】参考例１ ポリビニルアルコール系偏光フィルム（４）の作製 厚さ８０μｍのケン化度９９．７％のポリビニルアルコ
ールフィルムを一軸延伸（延伸倍率５倍）し、これを緊
張状態に保ったままよう素、よう化カリウム水溶液に浸
積し、次いでほう酸水溶液で処理、水洗、乾燥を行って
ポリビニルアルコール系偏光フィルム（４）を得た。
ールフィルムを一軸延伸（延伸倍率５倍）し、これを緊
張状態に保ったままよう素、よう化カリウム水溶液に浸
積し、次いでほう酸水溶液で処理、水洗、乾燥を行って
ポリビニルアルコール系偏光フィルム（４）を得た。
【００２０】実施例１ 参考例１で得た偏光フィルム（４）（厚み：１８μｍ）
に、透明合成樹脂フィルム（２）として、厚さ８０μｍ
のトリアセチルセルロースフィルム（富士ＴＡＣ ＵＶ
８０）を、接着剤（３）としてポリビニルアルコール
（クラレポバール２１７）の５重量％水溶液を用いて貼
合し、６０℃で２０分乾燥させた。このフィルムの偏光
フィルム側にアクリル系粘着剤（５）を厚さ２５μｍに
なるように塗布し、その上にシリコン系離型剤を塗布し
た厚さ２５μｍのＰＥＴフィルム（東レ ルミラー）
（６）を貼合した。透明樹脂フィルム側には、引張強度
６２７ｇｆ／１０ｍｍ、引張伸び２８３％、厚さ６０μ
ｍの片面粘着層付きポリエチレン系フィルム（積水プロ
テクトテープ６２２ＡＸ）（１）を引張試験機（島津オ
ートグラフＡＧＳ−Ｄ）に流れ方向にチャッキングし、
５０ｇｆ／１０ｍｍの張力になるよう引張り、偏光フィ
ルムの配向方向と平行になるよう粘着面を貼合した。こ
のとき、ポリエチレン系フィルムに付加した張力は、ポ
リエチレン系フィルムの引張強度の０．０８である。評
価結果を表１および表２に示す。
に、透明合成樹脂フィルム（２）として、厚さ８０μｍ
のトリアセチルセルロースフィルム（富士ＴＡＣ ＵＶ
８０）を、接着剤（３）としてポリビニルアルコール
（クラレポバール２１７）の５重量％水溶液を用いて貼
合し、６０℃で２０分乾燥させた。このフィルムの偏光
フィルム側にアクリル系粘着剤（５）を厚さ２５μｍに
なるように塗布し、その上にシリコン系離型剤を塗布し
た厚さ２５μｍのＰＥＴフィルム（東レ ルミラー）
（６）を貼合した。透明樹脂フィルム側には、引張強度
６２７ｇｆ／１０ｍｍ、引張伸び２８３％、厚さ６０μ
ｍの片面粘着層付きポリエチレン系フィルム（積水プロ
テクトテープ６２２ＡＸ）（１）を引張試験機（島津オ
ートグラフＡＧＳ−Ｄ）に流れ方向にチャッキングし、
５０ｇｆ／１０ｍｍの張力になるよう引張り、偏光フィ
ルムの配向方向と平行になるよう粘着面を貼合した。こ
のとき、ポリエチレン系フィルムに付加した張力は、ポ
リエチレン系フィルムの引張強度の０．０８である。評
価結果を表１および表２に示す。
【００２１】比較例１ 片面粘着層付きポリエチレン系フィルム（１）を貼合し
なかった以外は実施例１と同様にして偏光板を作製し
た。評価結果を表１に示す。
なかった以外は実施例１と同様にして偏光板を作製し
た。評価結果を表１に示す。
【００２２】比較例２ 片面粘着層付きポリエチレン系フィルムを貼合する際の
付加する張力を５ｇｆ／１０ｍｍとした以外は実施例１
と同様にして偏光板を作製した。このとき、ポリエチレ
ン系フィルムに付加した張力は、ポリエチレン系フィル
ムの引張強度の０．００８である。評価結果を表１に示
す。
付加する張力を５ｇｆ／１０ｍｍとした以外は実施例１
と同様にして偏光板を作製した。このとき、ポリエチレ
ン系フィルムに付加した張力は、ポリエチレン系フィル
ムの引張強度の０．００８である。評価結果を表１に示
す。
【００２３】比較例３ 片面粘着層付きポリエチレン系フィルムを貼合する際の
付加する張力を４００ｇｆ／１０ｍｍとした以外は実施
例１と同様にして偏光板を作製した。このとき、ポリエ
チレン系フィルムに付加した張力は、ポリエチレン系フ
ィルムの引張強度の０．６３８である。評価結果を表１
に示す。
付加する張力を４００ｇｆ／１０ｍｍとした以外は実施
例１と同様にして偏光板を作製した。このとき、ポリエ
チレン系フィルムに付加した張力は、ポリエチレン系フ
ィルムの引張強度の０．６３８である。評価結果を表１
に示す。
【００２４】比較例４ 実施例１と同様の材料を用いたが、偏光フィルムの両面
に厚さ８０μｍのトリアセチルセルロースフィルム（富
士ＴＡＣ ＵＶ８０）を貼合し、片側にアクリル系粘着
剤を厚さ２５μｍになるように塗布し、その上にシリコ
ン系離型剤を塗布した厚さ２５μｍのＰＥＴフィルム
（東レルミラー）を貼合した。もう片側に、引張強度６
２７ｇｆ／１０ｍｍ、引張伸び２８３％、厚さ６０μｍ
の片面粘着層付きポリエチレン系フィルム（積水プロテ
クトテープ６２２ＡＸ）を引張試験機（島津オートグラ
フＡＧＳ−Ｄ）に流れ方向にチャッキングし、５０ｇｆ
／１０ｍｍの張力になるよう引張り、偏光フィルムの配
向方向と平行になるよう粘着面を貼合した。このとき，
ポリエチレン系フィルムに付加した張力はポリエチレン
系フィルムの引張強度の０．０８である。評価結果を表
１および表２に示す。
に厚さ８０μｍのトリアセチルセルロースフィルム（富
士ＴＡＣ ＵＶ８０）を貼合し、片側にアクリル系粘着
剤を厚さ２５μｍになるように塗布し、その上にシリコ
ン系離型剤を塗布した厚さ２５μｍのＰＥＴフィルム
（東レルミラー）を貼合した。もう片側に、引張強度６
２７ｇｆ／１０ｍｍ、引張伸び２８３％、厚さ６０μｍ
の片面粘着層付きポリエチレン系フィルム（積水プロテ
クトテープ６２２ＡＸ）を引張試験機（島津オートグラ
フＡＧＳ−Ｄ）に流れ方向にチャッキングし、５０ｇｆ
／１０ｍｍの張力になるよう引張り、偏光フィルムの配
向方向と平行になるよう粘着面を貼合した。このとき，
ポリエチレン系フィルムに付加した張力はポリエチレン
系フィルムの引張強度の０．０８である。評価結果を表
１および表２に示す。
【００２５】
【表１】 ＊：液晶表示装置に貼合した時の偏光板由来の厚み（貼合する際に除く 合成樹脂フィルム（１）と剥離フィルム（６）を除いた値）
【００２６】
【表２】 （光線透過率変化）＝（初期光線透過率）−（試験後光線透過率） （偏光度変化）＝（初期偏光度）−（試験後偏光度）
【図１】本発明の偏光板の構成の断面図である。
【図２】貼合する際の片面粘着層付き合成樹脂フィルム
（１）の張力の方向と偏光フィルム（４）の配向方向を
示す図である。
（１）の張力の方向と偏光フィルム（４）の配向方向を
示す図である。
【符号の説明】 （１） 片面粘着層付き合成樹脂フィルム （２） 透明合成樹脂フィルムからなる保護層 （３） 接着剤層 （４） ポリビニルアルコール系偏光フィルム （５） 粘着剤層 （６） 剥離フィルム
Claims (3)
- 【請求項１】片側に粘着層を有する合成樹脂フィルム
（１）の粘着面に、透明合成樹脂フィルムからなる保護
層（２）を、その上に接着剤層（３）を介して、ポリビ
ニルアルコール系偏光フィルム（４）、粘着剤層
（５）、剥離フィルム（６）を順次積層してなる偏光
板。 - 【請求項２】片側に粘着層を有する合成樹脂フィルム
（１）の引張強度が５００ｇｆ／１０ｍｍ以上、引張伸
度が１００％以上である請求項１記載の偏光板。 - 【請求項３】片側に粘着層を有する合成樹脂フィルム
（１）を偏光フィルム（４）の透明合成樹脂フィルムか
らなる保護層（２）に貼合する際に、該合成樹脂フィル
ム（１）にその引張強度の０．０１〜０．５の張力を付
加し、その張力方向と偏光フィルム（４）の配向方向が
平行になるよう貼合してなる請求項１記載の偏光板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34932996A JP3368524B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 偏光板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34932996A JP3368524B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 偏光板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10186133A true JPH10186133A (ja) | 1998-07-14 |
| JP3368524B2 JP3368524B2 (ja) | 2003-01-20 |
Family
ID=18403046
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34932996A Expired - Fee Related JP3368524B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 偏光板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3368524B2 (ja) |
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004512199A (ja) * | 2000-10-27 | 2004-04-22 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 光学フィルムの反りを防止する方法および材料 |
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