JPH10183824A - 木造建築物の接合工法及び接合金具 - Google Patents
木造建築物の接合工法及び接合金具Info
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- JPH10183824A JPH10183824A JP13050097A JP13050097A JPH10183824A JP H10183824 A JPH10183824 A JP H10183824A JP 13050097 A JP13050097 A JP 13050097A JP 13050097 A JP13050097 A JP 13050097A JP H10183824 A JPH10183824 A JP H10183824A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 梁材、パネルに組み込まれた桁の端部にメス
型の蟻溝2を有するプレート1を埋め込み固定し、柱材
の上部にボックス本体5の周辺にオス型の蟻ホゾ6を設
けたボックス型接合金具4を上側に仮止めし、前記梁
材、桁を組み込んだパネル14に埋め込んだプレート1
の蟻溝2と柱材に挿入したボックス型接合金具4の蟻ホ
ゾ6を引き下げるように係合させてボルト13等で固定
する木造建築物の接合工法。該接合工法に使用するパネ
ルと、柱材を接合する接合金具。 【効果】 柱材に梁材のホゾが入る孔をあけ、梁材にホ
ゾを直接付ける必要がないので、高度な加工技術も必要
なく、さらに強度が強いものにすることができる。柱
材、梁材に組み込む、プレートと、ボックス型接合金具
を予め工場生産でき、極めてコストが安く、接合にも省
力化がはかれ、外壁パネルをより強固に確実に固定する
ことができる。
型の蟻溝2を有するプレート1を埋め込み固定し、柱材
の上部にボックス本体5の周辺にオス型の蟻ホゾ6を設
けたボックス型接合金具4を上側に仮止めし、前記梁
材、桁を組み込んだパネル14に埋め込んだプレート1
の蟻溝2と柱材に挿入したボックス型接合金具4の蟻ホ
ゾ6を引き下げるように係合させてボルト13等で固定
する木造建築物の接合工法。該接合工法に使用するパネ
ルと、柱材を接合する接合金具。 【効果】 柱材に梁材のホゾが入る孔をあけ、梁材にホ
ゾを直接付ける必要がないので、高度な加工技術も必要
なく、さらに強度が強いものにすることができる。柱
材、梁材に組み込む、プレートと、ボックス型接合金具
を予め工場生産でき、極めてコストが安く、接合にも省
力化がはかれ、外壁パネルをより強固に確実に固定する
ことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、梁材と柱材、梁材
と胴差し、梁材と桁と管柱を組み込んだ壁パネル、ある
いは柱材と桁と管柱を組み込んだ壁パネルとの接合工
法、並びに壁パネルの管柱と土台との接合工法、及びこ
れらの接合工法に使用される接合金具に関するものであ
る。
と胴差し、梁材と桁と管柱を組み込んだ壁パネル、ある
いは柱材と桁と管柱を組み込んだ壁パネルとの接合工
法、並びに壁パネルの管柱と土台との接合工法、及びこ
れらの接合工法に使用される接合金具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、例えば、柱材に梁材
のホゾが入る孔をあけ、梁材にホゾを付け、柱材のホゾ
孔に梁材のホゾを嵌合するように打ち込み接合する工法
が存在している。
のホゾが入る孔をあけ、梁材にホゾを付け、柱材のホゾ
孔に梁材のホゾを嵌合するように打ち込み接合する工法
が存在している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記で
示された従来技術は、梁材にホゾを加工する高度の加工
技術を要求され、更に柱材にホゾ孔をあけるので、強度
が弱くなり、地震等の災害に折れてしまう等の欠点があ
った。
示された従来技術は、梁材にホゾを加工する高度の加工
技術を要求され、更に柱材にホゾ孔をあけるので、強度
が弱くなり、地震等の災害に折れてしまう等の欠点があ
った。
【0004】本発明は、このような事情に鑑み、前記従
来技術の欠点を解消し、簡単な構成により、梁材や管柱
に組み込む接合金具用の切り込み部分を予め工場生産に
より形成し、その切り込み部分に接合金具を工場にて取
り付けることができる木造建築物の接合工法及び、その
接合工法に使用する接合金具を提供することを目的とす
るものである。
来技術の欠点を解消し、簡単な構成により、梁材や管柱
に組み込む接合金具用の切り込み部分を予め工場生産に
より形成し、その切り込み部分に接合金具を工場にて取
り付けることができる木造建築物の接合工法及び、その
接合工法に使用する接合金具を提供することを目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題の解
決を図ったもので、次のような技術手段を採用した。請
求項1記載の発明においては、梁材、桁を組み込んだパ
ネルと柱材との接合工法において、梁材、パネルに組み
込まれた桁の端部にメス型の蟻溝を有するプレートを埋
め込み固定し、柱材の上部にボックス本体の周辺にオス
型の蟻ホゾを設けたボックス型接合金具を上側に仮止め
し、前記梁材、桁を組み込んだパネルに埋め込んだプレ
ートの蟻溝と柱材に挿入したボックス型接合金具の蟻ホ
ゾを引き下げるように係合させてボルト等で固定すると
いう技術手段を採用した。
決を図ったもので、次のような技術手段を採用した。請
求項1記載の発明においては、梁材、桁を組み込んだパ
ネルと柱材との接合工法において、梁材、パネルに組み
込まれた桁の端部にメス型の蟻溝を有するプレートを埋
め込み固定し、柱材の上部にボックス本体の周辺にオス
型の蟻ホゾを設けたボックス型接合金具を上側に仮止め
し、前記梁材、桁を組み込んだパネルに埋め込んだプレ
ートの蟻溝と柱材に挿入したボックス型接合金具の蟻ホ
ゾを引き下げるように係合させてボルト等で固定すると
いう技術手段を採用した。
【0006】請求項2記載の発明においては、請求項1
記載の発明に加えてプレートの蟻溝及びボックス型接合
金具の蟻ホゾをテーパ形状にして係合させるという技術
手段を採用した。
記載の発明に加えてプレートの蟻溝及びボックス型接合
金具の蟻ホゾをテーパ形状にして係合させるという技術
手段を採用した。
【0007】請求項3記載の発明においては、梁材、
桁、管柱を組み込んだパネルと土台との接合工法におい
て、パネルの管柱下端部に締めネジを持った逆T字型プ
レートを埋め込み固定し、土台の上部に係止溝を備えた
ボックス型接合金具を固定し、前記梁材、桁、管柱を組
み込んだパネルの管柱に埋め込んだ逆T字型プレートの
締めネジと土台に固定したボックス型接合金具の係止溝
とを水平にスライド係合させて固定するという技術手段
を採用した。
桁、管柱を組み込んだパネルと土台との接合工法におい
て、パネルの管柱下端部に締めネジを持った逆T字型プ
レートを埋め込み固定し、土台の上部に係止溝を備えた
ボックス型接合金具を固定し、前記梁材、桁、管柱を組
み込んだパネルの管柱に埋め込んだ逆T字型プレートの
締めネジと土台に固定したボックス型接合金具の係止溝
とを水平にスライド係合させて固定するという技術手段
を採用した。
【0008】請求項4記載の発明においては、梁材、桁
を組み込んだパネルと柱材を接合するための、蟻溝を有
するプレートとボックス本体の四周辺の適宣個所に蟻ホ
ゾを設けたボックス型接合金具とからなるいう技術手段
を採用した。
を組み込んだパネルと柱材を接合するための、蟻溝を有
するプレートとボックス本体の四周辺の適宣個所に蟻ホ
ゾを設けたボックス型接合金具とからなるいう技術手段
を採用した。
【0009】請求項5記載の発明においては、請求項3
記載の発明に加えてプレートの蟻溝とボックス型接合金
具の蟻ホゾをテーパ形状にするという技術手段を採用し
た。
記載の発明に加えてプレートの蟻溝とボックス型接合金
具の蟻ホゾをテーパ形状にするという技術手段を採用し
た。
【0010】請求項6記載の発明においては、梁材、桁
を組み込んだパネルと柱材を接合するための、締めネジ
を有する逆T字型プレートと、上辺に係止溝を有するボ
ックス型接合金具とからなるという技術手段を採用し
た。
を組み込んだパネルと柱材を接合するための、締めネジ
を有する逆T字型プレートと、上辺に係止溝を有するボ
ックス型接合金具とからなるという技術手段を採用し
た。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、梁材、胴差し、桁材、
管柱、あるいはこれらを組み込んだ耐力壁パネルの各々
と柱材あるいは土台との接合を行う接合工法及びその接
合金具で、この接合金具の一方を梁材、胴差し、桁材、
管柱、あるいはこれらを組み込んだ壁パネルに埋め込む
プレートの形状に合わせた切り込みを形成し、埋め込み
プレートを埋め込み固定する。
管柱、あるいはこれらを組み込んだ耐力壁パネルの各々
と柱材あるいは土台との接合を行う接合工法及びその接
合金具で、この接合金具の一方を梁材、胴差し、桁材、
管柱、あるいはこれらを組み込んだ壁パネルに埋め込む
プレートの形状に合わせた切り込みを形成し、埋め込み
プレートを埋め込み固定する。
【0012】この埋め込みプレートの係合凹部あるいは
締めネジと係合する係合突起部、あるいは係止溝を備え
たボックス型接合金具を柱材あるいは土台に取り付け、
この柱材の係合突起部あるいは土台の係止溝と梁材、胴
差し、桁材、管柱、あるいはこれらを組み込んだ壁パネ
ルに埋め込んだ埋め込みプレートの係合凹部あるいは締
めネジとを係合するように接合する木造建築物の接合工
法及び接合金具が実施の形態である。
締めネジと係合する係合突起部、あるいは係止溝を備え
たボックス型接合金具を柱材あるいは土台に取り付け、
この柱材の係合突起部あるいは土台の係止溝と梁材、胴
差し、桁材、管柱、あるいはこれらを組み込んだ壁パネ
ルに埋め込んだ埋め込みプレートの係合凹部あるいは締
めネジとを係合するように接合する木造建築物の接合工
法及び接合金具が実施の形態である。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面で詳細に
説明する。先ず、図1、図2に基づいて、接合金具につ
いて詳細に説明する。
説明する。先ず、図1、図2に基づいて、接合金具につ
いて詳細に説明する。
【0014】図1に示すものは、梁材、桁材、あるいは
桁材を組み込んだ壁パネルの端部に埋め込むプレート1
で、図示からも理解できる一端部にメス型の蟻溝2を有
するプレート1で、端部には梁材、桁材、あるいは桁材
を組み込んだ壁パネルを固定するための第1孔3が穿設
されている。
桁材を組み込んだ壁パネルの端部に埋め込むプレート1
で、図示からも理解できる一端部にメス型の蟻溝2を有
するプレート1で、端部には梁材、桁材、あるいは桁材
を組み込んだ壁パネルを固定するための第1孔3が穿設
されている。
【0015】また、図2〜図4に示すものは、柱材10
に挿入嵌合する第1ボックス型接合金具4で図示からも
理解できるように、ボックス本体5の四周辺の一周辺以
上の部分に同一方向あるいは交互に上向、あるいは下向
にオス型の蟻ホゾ6を設け、ボックス本体5部分には柱
材10に固定できる第2孔7を穿設してある。
に挿入嵌合する第1ボックス型接合金具4で図示からも
理解できるように、ボックス本体5の四周辺の一周辺以
上の部分に同一方向あるいは交互に上向、あるいは下向
にオス型の蟻ホゾ6を設け、ボックス本体5部分には柱
材10に固定できる第2孔7を穿設してある。
【0016】なお、この図2〜図4に示した実施例の場
合は、蟻ホゾ6は三周辺に各1個ずつ3個設け、しか
も、上向と下向を交互に上向を2個、下向を1個設けた
ものが示してある。
合は、蟻ホゾ6は三周辺に各1個ずつ3個設け、しか
も、上向と下向を交互に上向を2個、下向を1個設けた
ものが示してある。
【0017】また、他の実施例として図5〜図7に示し
たものを説明する。柱とパネルを接合した後、さらに、
梁材だけを上部に取り付ける場合等に採用するもので、
柱材10に取り付ける第2ボックス型接合金具9は、四
周辺に突起部である蟻ホゾ6が互い違いに上向、下向に
形成され、上方に突出部8を形成したものである。この
第2ボックス型接合金具9を採用する例としては、上側
より図1で示したプレート1を組み込んだパネルに固定
した後、柱材10と接合し、図1で示す蟻溝2を有する
プレート1を組み込んだ梁材だけを上側より下げて固定
する際に採用するものである。以上のような蟻溝2を有
するプレート1と第1ボックス型接合金具4、第2ボッ
クス型接合金具9を採用して柱材10に梁材を接合する
場合の具体例として、第1ボックス型接合金具4を採用
した例について図8に基づいて説明する。
たものを説明する。柱とパネルを接合した後、さらに、
梁材だけを上部に取り付ける場合等に採用するもので、
柱材10に取り付ける第2ボックス型接合金具9は、四
周辺に突起部である蟻ホゾ6が互い違いに上向、下向に
形成され、上方に突出部8を形成したものである。この
第2ボックス型接合金具9を採用する例としては、上側
より図1で示したプレート1を組み込んだパネルに固定
した後、柱材10と接合し、図1で示す蟻溝2を有する
プレート1を組み込んだ梁材だけを上側より下げて固定
する際に採用するものである。以上のような蟻溝2を有
するプレート1と第1ボックス型接合金具4、第2ボッ
クス型接合金具9を採用して柱材10に梁材を接合する
場合の具体例として、第1ボックス型接合金具4を採用
した例について図8に基づいて説明する。
【0018】先ず、柱材10である例えば通柱に図2で
示す第1ボックス型接合金具4を挿入し、適宣の位置、
例えば上端にボックス本体5に穿設した第2孔7を介し
て、木ネジ11等で固定する。
示す第1ボックス型接合金具4を挿入し、適宣の位置、
例えば上端にボックス本体5に穿設した第2孔7を介し
て、木ネジ11等で固定する。
【0019】そして、梁材12の端部に形成した蟻溝2
を有するプレート1に合致した溝を形成し、この溝には
図1で示す蟻溝2を有するプレート1を蟻溝2が第1ボ
ックス型接合金具4の上向のオス型の蟻ホゾ6と係合す
るように挿入されてプレート1に穿設された第1孔3を
介してドリフトピン等で固定されている。
を有するプレート1に合致した溝を形成し、この溝には
図1で示す蟻溝2を有するプレート1を蟻溝2が第1ボ
ックス型接合金具4の上向のオス型の蟻ホゾ6と係合す
るように挿入されてプレート1に穿設された第1孔3を
介してドリフトピン等で固定されている。
【0020】この柱材10に対し梁材12を上方から落
とし入れ各々の蟻溝2を有するプレート1と第1ボック
ス型接合金具4にある蟻ホゾ6により所定の位置にセッ
トされ、ボルト13で蟻溝2と蟻ホゾ6とを図8に示す
ように密着させ蟻溝2の上端よりボルト13にて蟻ホゾ
6に固定するものである、
とし入れ各々の蟻溝2を有するプレート1と第1ボック
ス型接合金具4にある蟻ホゾ6により所定の位置にセッ
トされ、ボルト13で蟻溝2と蟻ホゾ6とを図8に示す
ように密着させ蟻溝2の上端よりボルト13にて蟻ホゾ
6に固定するものである、
【0021】次に、外壁パネル14と柱材10を接合す
る場合について説明する。図10に示すように、外壁パ
ネル14は、桁15、枠材16、窓枠材17、管柱1
8、間柱19、表裏材の構造用金板20、断熱材等から
なるもので、この外壁パネル14と柱材10を接合する
場合は、図9に示したものからも理解できるように上記
桁15の端部に図1で示した蟻溝2を有するプレート1
を取り付け、この外壁パネル14を柱材10と取り付け
接合するには、前記梁材12と柱材10の接合と同様に
外壁パネル14の桁15に取り付けた蟻溝2を有するプ
レート1と通し柱材10に取り付けた第1ボックス型接
合金具4の蟻ホゾ6とを通し柱材10を立て掛けて第1
ボックス型接合金具4を下げて係合させ接合するもので
ある。
る場合について説明する。図10に示すように、外壁パ
ネル14は、桁15、枠材16、窓枠材17、管柱1
8、間柱19、表裏材の構造用金板20、断熱材等から
なるもので、この外壁パネル14と柱材10を接合する
場合は、図9に示したものからも理解できるように上記
桁15の端部に図1で示した蟻溝2を有するプレート1
を取り付け、この外壁パネル14を柱材10と取り付け
接合するには、前記梁材12と柱材10の接合と同様に
外壁パネル14の桁15に取り付けた蟻溝2を有するプ
レート1と通し柱材10に取り付けた第1ボックス型接
合金具4の蟻ホゾ6とを通し柱材10を立て掛けて第1
ボックス型接合金具4を下げて係合させ接合するもので
ある。
【0022】なお、第1ボックス型接合金具4は、ボッ
クス本体5の四周辺に蟻ホゾ6を形成するが、この形成
する四周辺は、多方向の三周辺にパネル等を同時に接合
できるようにしたものであることは当然である。
クス本体5の四周辺に蟻ホゾ6を形成するが、この形成
する四周辺は、多方向の三周辺にパネル等を同時に接合
できるようにしたものであることは当然である。
【0023】また、外壁パネル14の高さと同じ柱材1
0を使用する場合は、柱材10と外壁パネル14を合わ
せて、第1ボックス型接合金具4を挿入し固定すること
はいうまでもない。
0を使用する場合は、柱材10と外壁パネル14を合わ
せて、第1ボックス型接合金具4を挿入し固定すること
はいうまでもない。
【0024】プレート1のメス型の蟻溝2と、第1ボッ
クス型接合金具4、第2ボックス型接合金具9のオス型
の蟻ホゾ6が完全に密着できるように各々逆のテーパを
形成させることにより、クサビ係合で確実に接合できる
ものである。
クス型接合金具4、第2ボックス型接合金具9のオス型
の蟻ホゾ6が完全に密着できるように各々逆のテーパを
形成させることにより、クサビ係合で確実に接合できる
ものである。
【0025】更に、地震等で、はね上らぬように上記の
蟻ホゾ6と同様なテーパを有する止め具を第1ボックス
型接合金具4、第2ボックス型接合金具9に設けること
により、梁材やパネルが柱材側に引き寄せられ、柱材と
密着するため、隙間ができないので、高気密建築物を提
供することができる。
蟻ホゾ6と同様なテーパを有する止め具を第1ボックス
型接合金具4、第2ボックス型接合金具9に設けること
により、梁材やパネルが柱材側に引き寄せられ、柱材と
密着するため、隙間ができないので、高気密建築物を提
供することができる。
【0026】次に、図11に示すものは、壁パネルの管
柱18の下端部に形成した溝23に締めネジ22を持っ
た逆T字型プレート21を埋め込み、ピン24等で固定
する。この逆T字型プレート21の埋め込まれた管柱1
8に対向するように土台25にアンカーボルト26等で
固定された上面に係止溝28を形成した第3ボックス型
接合金具27が設けられている。
柱18の下端部に形成した溝23に締めネジ22を持っ
た逆T字型プレート21を埋め込み、ピン24等で固定
する。この逆T字型プレート21の埋め込まれた管柱1
8に対向するように土台25にアンカーボルト26等で
固定された上面に係止溝28を形成した第3ボックス型
接合金具27が設けられている。
【0027】ここで、外壁パネル14と土台25、及び
柱材10(この実施例では通柱)に取り付ける実施例に
ついて図12に基づいて説明する。
柱材10(この実施例では通柱)に取り付ける実施例に
ついて図12に基づいて説明する。
【0028】図8で説明したように、外壁パネル14の
桁15の端部に蟻溝2を有するプレート1を固定し、さ
らに管柱18の下端部に形成した溝23に締めネジ22
を有する逆T字型プレート21を埋め込み固定する。こ
のプレート1と逆T字型プレート21を固定した外壁パ
ネル14を矢印A方向にスライドさせるようにして土台
25と柱材(通柱)10に接合させるものである。その
ために、管柱18の下端部に取り付けた逆T字型プレー
ト21と対向する位置に土台25の上面に係止溝28を
有する第3ボックス型接合金具27が固定されている。
また、柱材(通柱)10には、蟻ホゾ6を有する第1ボ
ックス型接合金具4が挿入嵌合されている。
桁15の端部に蟻溝2を有するプレート1を固定し、さ
らに管柱18の下端部に形成した溝23に締めネジ22
を有する逆T字型プレート21を埋め込み固定する。こ
のプレート1と逆T字型プレート21を固定した外壁パ
ネル14を矢印A方向にスライドさせるようにして土台
25と柱材(通柱)10に接合させるものである。その
ために、管柱18の下端部に取り付けた逆T字型プレー
ト21と対向する位置に土台25の上面に係止溝28を
有する第3ボックス型接合金具27が固定されている。
また、柱材(通柱)10には、蟻ホゾ6を有する第1ボ
ックス型接合金具4が挿入嵌合されている。
【0029】以上のように、土台25に設けられた第3
ボックス型接合金具27と柱材(通柱)10に設けられ
た第1ボックス型接合金具4に対して、外壁パネル14
の管柱18に設けた逆T字型プレート21を係合するよ
うに矢印Aの方向にスライドさせて固定し、さらに、外
壁パネル14の梁材12の端部に固定したプレートを接
合するように、矢印Bの方向に下降させて、第1ボック
ス型接合金具4の蟻ホゾ6とプレート1の蟻溝2とを係
合させて、より確実に強固に固定できるものである。
ボックス型接合金具27と柱材(通柱)10に設けられ
た第1ボックス型接合金具4に対して、外壁パネル14
の管柱18に設けた逆T字型プレート21を係合するよ
うに矢印Aの方向にスライドさせて固定し、さらに、外
壁パネル14の梁材12の端部に固定したプレートを接
合するように、矢印Bの方向に下降させて、第1ボック
ス型接合金具4の蟻ホゾ6とプレート1の蟻溝2とを係
合させて、より確実に強固に固定できるものである。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上の構成を採用した結果、
次のような効果を得ることができる。
次のような効果を得ることができる。
【0030】(1)柱材に梁材のホゾが入る孔をあけ、
梁材にホゾを直接付ける必要がないので、高度な加工技
術も必要なく、さらに強度が強いものにすることができ
る。
梁材にホゾを直接付ける必要がないので、高度な加工技
術も必要なく、さらに強度が強いものにすることができ
る。
【0031】(2)柱材、梁材に組み込む、蟻溝を有す
るプレートと、蟻ホゾを有するボックス型接合金具を予
め工場生産による取り付けができるため、極めてコスト
が安く、接合にも省力化が、はかれるものである。
るプレートと、蟻ホゾを有するボックス型接合金具を予
め工場生産による取り付けができるため、極めてコスト
が安く、接合にも省力化が、はかれるものである。
【0032】(3)外壁パネルをより強固に確実に固定
することができるものである。
することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蟻溝を有するプレートを示す斜視図で
ある。
ある。
【図2】本発明の第1ボックス型接合金具を示す斜視図
である。
である。
【図3】前記第1ボックス型接合金具の平面図である。
【図4】前記第1ボックス型接合金具の正面図である。
【図5】本発明の第2ボックス型接合金具を示す正面図
である。
である。
【図6】前記第2ボックス型接合金具を示す平面図であ
る。
る。
【図7】前記第2ボックス型接合金具の側面図である。
【図8】梁材と柱材の接合を示す斜視図である。
【図9】柱材と耐力壁パネルの接合を示す斜視図であ
る。
る。
【図10】外壁パネルの一実施例を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図11】締めネジを有する逆T字型プレートと第3ボ
ックス型接合金具とを採用して土台と管柱の接合を示す
斜視図である。
ックス型接合金具とを採用して土台と管柱の接合を示す
斜視図である。
【図12】外壁パネルの接合を説明する全体分解概略斜
視図である。
視図である。
1‥‥プレート 2‥‥蟻溝 3‥‥第1孔 4‥‥第1ボッ
クス型接合金具 5‥‥ボックス本体 6‥‥蟻ホゾ 7‥‥第2孔 8‥‥突出部 9‥‥第2ボックス型接合金具 10‥‥柱材 11‥‥木ネジ 12‥‥梁材 13‥‥ボルト 14‥‥外壁パ
ネル 15‥‥桁 16‥‥枠材 17‥‥窓枠材 18‥‥管柱 19‥‥間柱 20‥‥構造用
金板 21‥‥逆T字型プレート 22‥‥締めネ
ジ 23‥‥溝 24‥‥ピン 25‥‥土台 26‥‥アンカ
ーボルト 27‥‥第3ボックス型接合金具 28‥‥係止溝
クス型接合金具 5‥‥ボックス本体 6‥‥蟻ホゾ 7‥‥第2孔 8‥‥突出部 9‥‥第2ボックス型接合金具 10‥‥柱材 11‥‥木ネジ 12‥‥梁材 13‥‥ボルト 14‥‥外壁パ
ネル 15‥‥桁 16‥‥枠材 17‥‥窓枠材 18‥‥管柱 19‥‥間柱 20‥‥構造用
金板 21‥‥逆T字型プレート 22‥‥締めネ
ジ 23‥‥溝 24‥‥ピン 25‥‥土台 26‥‥アンカ
ーボルト 27‥‥第3ボックス型接合金具 28‥‥係止溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E04B 2/56 622 E04B 2/56 622L 632 632D 632K 651 651L 652 652K 652L 1/38 1/60 508E 508A
Claims (6)
- 【請求項1】 梁材、桁を組み込んだパネルと柱材との
接合工法において、梁材、パネルに組み込まれた桁の端
部にメス型の蟻溝を有するプレートを埋め込み固定し、
柱材の上部にボックス本体の周辺にオス型の蟻ホゾを設
けたボックス型接合金具を上側に仮止めし、前記梁材、
桁を組み込んだパネルに埋め込んだプレートの蟻溝と柱
材に挿入したボックス型接合金具の蟻ホゾを引き下げる
ように係合させてボルト等で固定することを特徴とする
木造建築物の接合工法。 - 【請求項2】 プレートの蟻溝及びボックス型接合金具
の蟻ホゾをテーパ形状にして係合させるようにしたこと
を特徴とする請求項1記載の木造建築物の接合工法。 - 【請求項3】 梁材、桁、管柱を組み込んだパネルと土
台との接合工法において、パネルの管柱下端部に締めネ
ジを持った逆T字型プレートを埋め込み固定し、土台の
上部に係止溝を備えたボックス型接合金具を固定し、前
記梁材、桁、管柱を組み込んだパネルの管柱に埋め込ん
だ逆T字型プレートの締めネジと土台に固定したボック
ス型接合金具の係止溝とを水平にスライド係合させて固
定することを特徴とする木造建築物の接合工法。 - 【請求項4】 蟻溝を有するプレートと、ボックス本体
の四周辺の適宣個所に蟻ホゾを設けたボックス型接合金
具とからなることを特徴とする梁材、桁を組み込んだパ
ネルと、柱材を接合する接合金具。 - 【請求項5】 プレートの蟻溝と、ボックス型接合金具
の蟻ホゾをテーパ形状にしたことを特徴とする請求項3
記載の接合金具。 - 【請求項6】 締めネジを有する逆T字型プレートと、
上辺に係止溝を有するボックス型接合金具とからなるこ
とを特徴とする梁材、桁、管柱を組み込んだパネルの管
柱と土台とを接合する接合金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13050097A JPH10183824A (ja) | 1996-11-02 | 1997-05-02 | 木造建築物の接合工法及び接合金具 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30704696 | 1996-11-02 | ||
JP8-307046 | 1996-11-02 | ||
JP13050097A JPH10183824A (ja) | 1996-11-02 | 1997-05-02 | 木造建築物の接合工法及び接合金具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10183824A true JPH10183824A (ja) | 1998-07-14 |
Family
ID=26465616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13050097A Pending JPH10183824A (ja) | 1996-11-02 | 1997-05-02 | 木造建築物の接合工法及び接合金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10183824A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016079630A (ja) * | 2014-10-15 | 2016-05-16 | ミサワホーム株式会社 | 建物 |
CN109629680A (zh) * | 2019-01-09 | 2019-04-16 | 西安建筑科技大学 | 一种端头搭接式梁与柱的装配式连接节点 |
-
1997
- 1997-05-02 JP JP13050097A patent/JPH10183824A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016079630A (ja) * | 2014-10-15 | 2016-05-16 | ミサワホーム株式会社 | 建物 |
CN109629680A (zh) * | 2019-01-09 | 2019-04-16 | 西安建筑科技大学 | 一种端头搭接式梁与柱的装配式连接节点 |
CN109629680B (zh) * | 2019-01-09 | 2020-05-05 | 西安建筑科技大学 | 一种端头搭接式梁与柱的装配式连接节点 |
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