JPH10181464A - 車両用ジャッキ取付部構造 - Google Patents

車両用ジャッキ取付部構造

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JPH10181464A
JPH10181464A JP34437896A JP34437896A JPH10181464A JP H10181464 A JPH10181464 A JP H10181464A JP 34437896 A JP34437896 A JP 34437896A JP 34437896 A JP34437896 A JP 34437896A JP H10181464 A JPH10181464 A JP H10181464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
jack
inner panel
side body
bracket
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP34437896A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsutaka Sanada
充孝 真田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH10181464A publication Critical patent/JPH10181464A/ja
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、後部席に着座する乗員のレッグス
ペースを確保し、客室のマットを汚さずに収納でき、出
し入れが容易でかつ外観を損ねることなく、荷室隅のデ
ッドスペースの有効利用を図ることが可能な車両用ジャ
ッキ取付部構造を提供することにある。 【解決手段】 本発明は、客室Pと荷室Lとが連続して
いる車両用ジャッキ取付部構造において、荷室Lの後端
に膨み部3が形成されているサイドボディのアウタパネ
ル4とインナパネル5との間に、ジャッキ6を縦置きに
固定して収納する断面略コ字状のジャッキブラケット7
を設けるとともに、ジャッキブラケット7をインナパネ
ル5の取付穴11に固着する一方、インナパネル5を覆
うクォータトリム12にインナパネル5の取付穴11と
対応してジャッキ出入り口13を設け、ジャッキ出入り
口13を開閉するリッド14をクォータトリム12に取
付けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用ジャッキ取
付部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、客室と荷室とが連続している
四輪自動車等には、重量物の車体を持ち上げるための携
行用ジャッキが装備されており、当該ジャッキはタイヤ
を交換する際などに使用されている。このようなジャッ
キとしては、例えば図7に示すようなパンタグラフ型の
ものが用いられている。この種のジャッキ51は、非使
用時において、運転席シート52の下方に横置き配置し
て収納されている。そのため、運転席シート52の下方
には、ジャッキ固定用のブラケット53が溶接によって
固着されており、ジャッキ51は当該ブラケット53に
圧接するなどして固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のジャッキ取付部構造にあっては、運転席シート52
の下方がジャッキ51によって塞がれることになるの
で、後部席に着座する乗員に対してレッグスペースが狭
くなってしまうおそれがあった。また、ジャッキ51は
客室内に収納されるので、その使用時に付着した泥等に
より客室のマットなどが汚れることがあった。さらに、
従来の取付部構造では、ジャッキ51を出し入れする際
に運転席シート52を倒す必要があるので、出し入れが
容易でないという不具合を有していた。
【0004】本発明はこのような実状に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、後部席に着座する乗員のレ
ッグスペースを確保し、客室のマットを汚さずに収納で
き、出し入れが容易でかつ外観を損ねることなく、荷室
隅のデッドスペースの有効利用を図ることが可能な車両
用ジャッキ取付部構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の有する課
題を解決するために、本発明においては、客室と荷室と
が連続している車両用ジャッキ取付部構造において、前
記荷室後端に膨み部が形成されているサイドボディアウ
タパネルとサイドボディインナパネルとの間に、ジャッ
キを縦置きに固定して収納する断面略コ字状のジャッキ
ブラケットを設けるとともに、前記ジャッキブラケット
を前記サイドボディインナパネルの取付穴に固着する一
方、前記サイドボディインナパネルを覆う内装トリムに
前記サイドボディインナパネルの取付穴と対応してジャ
ッキ出入り口を設け、該ジャッキ出入り口を開閉するリ
ッドを前記内装トリムに取付けている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0007】図1〜図6は本発明に係る車両用ジャッキ
取付部構造の実施の形態を示している。図において、1
は本実施の形態のジャッキ取付部構造が適用された四輪
自動車であり、当該自動車1の車室内は、客室Pと荷室
Lとが車体前後に連続して形成されている。しかも、こ
の自動車1の荷室後端であって、バックピラー2の根元
部には、荷室L側へ向かって膨出する膨み部3が形成さ
れている。この膨み部3に位置するサイドボディアウタ
パネル4とサイドボディインナパネル5との間には、構
造上の理由からスペースSが形成されており、当該スペ
ースSにはジャッキ6を縦置きに固定して収納する水平
断面略コ字状のジャッキブラケット7が設けられてい
る。なお、サイドボディアウタパネル4およびサイドボ
ディインナパネル5の後端部は、図2に示すように、ほ
ぼクランク状に屈曲させたランプサポートパネル8およ
びピラーアウタパネル9によって閉塞されており、隣接
する各パネルは溶接にて互いに結合されている。また、
ランプサポートパネル8には、リヤコンビネーションラ
ンプ10が取付けられている。
【0008】上記ジャッキブラケット7は、図2および
図3に示すように、縦置きに配置したジャッキ6の中間
部分が収納可能な大きさに形成され、その断面コ字状の
開口部分はサイドボディインナパネル5側に向けて配置
されている。また、ジャッキブラケット7は、車体前後
方向に対向して設けられる対向縦壁7a,7bと、サイ
ドボディアウタパネル4側に設けられる縦壁7cとを有
しており、対向縦壁7a,7bの先端にはこれを外側へ
ほぼ直角に折曲げた取付フランジ7dが形成されてい
る。しかも、前方側の対向縦壁7aの下端部にはこれを
内側へほぼ直角に折曲げた支持フランジ7eが形成さ
れ、後方側の対向縦壁7bの中間部には斜め下方へ屈曲
させた傾斜面7fが形成されている。
【0009】このようなジャッキブラケット7は、前後
両側の取付フランジ7dをサイドボディインナパネル5
の取付穴11の周縁部に重ね合わせ、その重合部分を溶
接にて固着することにより取付けられており、これによ
って当該ジャッキブラケット7は、リヤコンビネーショ
ンランプ10の前方側の近傍に位置するスペースSに配
設されている。なお、取付穴11は、ジャッキ6を出し
入れすることが可能な大きさでサイドボディインナパネ
ル5に穿設されている。
【0010】また、上記サイドボディインナパネル5の
車室内側には、これを覆うクォータトリム(内装トリ
ム)12が配設されている。このため、クォータトリム
12は、サイドボディインナパネル5に沿った形状に形
成され、所定の間隔を置いて配設されており、サイドボ
ディインナパネル5の取付穴11と対応する位置には、
ジャッキ出入り口13が穿設されている。このジャッキ
出入り口13は、ジャッキ6を出し入れするためのもの
であるから、取付穴11の寸法とほぼ同じか、やや大き
く形成されている。
【0011】上記ジャッキ出入り口13は、図2および
図5に示す如く、水平断面略L字状の一体成形品である
リッド14によって開閉されるように構成されている。
そのため、リッド14の前端部にはハンドル15が回動
自在に取付けられており、このハンドル15のロック爪
部15aをジャッキ出入り口13の周縁部に引っ掛ける
とともに、その後端部を係止孔16に差込むことにより
クォータトリム12に取付けられている。
【0012】一方、上記ジャッキ6は、図2および図6
に示す如く、パンタグラフ型の携行用ジャッキであっ
て、自動車1の車体に当てるボディホルダ(荷受け座)
17と、車体の重量を支えるベース(台座)18とが左
右のリンク19にて連結されており、左右のリンク19
間には係止具20が設けられている。しかして、ジャッ
キ6は、係止具20に引っ掛けたジャッキハンドル(図
示せず)を回転させてリンク19を伸縮させることによ
り、上部のボディホルダ17が上下動して車体を持ち上
げたり、あるいは降ろしたりするように構成されてい
る。
【0013】本発明の実施の形態に係るジャッキ取付部
構造によってジャッキ6をジャッキブラケット7に収納
するには、まず、ハンドル15を反時計方向へ回動させ
てクォータトリム12とのロックを解除し、リッド14
を荷室L側に引いてジャッキ出入り口13を開ける。そ
して、縮めたジャッキ6を立てて持ち、クォータトリム
12のジャッキ出入り口13およびサイドボディインナ
パネル5の取付穴11を介してジャッキブラケット7内
に縦置きに配置する。
【0014】次いで、ジャッキ6を拡開することによ
り、ボディホルダ17およびベース18をジャッキブラ
ケット7の対向縦壁7a,7bにそれぞれ強く押し当
て、ボディホルダ17の端部を傾斜面7fに係合させる
とともに、ベース18の端部を支持フランジ7eに載せ
ると、ジャッキ6は、前後方向および上下方向に動けな
い状態でジャッキブラケット7に固定される。しかる
後、ハンドル15を逆に回動させてクォータトリム12
にロックし、当該クォータトリム12のジャッキ出入り
口13を閉じれば、ジャッキ6はジャッキブラケット7
内に縦置きに収納されることになる(図2および図6参
照)。
【0015】本発明の実施の形態に係るジャッキ取付部
構造では、バックピラー2の根元部に形成される膨み部
3に位置し、構造上の理由から無駄になっていたスペー
スSを利用しているため、車内の居住性などを損なうこ
とはない。本発明の実施の形態におけるジャッキブラケ
ット7は、下端部に支持フランジ7eが形成された前方
側の対向縦壁7aと、中間部に傾斜面7fが形成された
後方側の対向縦壁7bとを有しているため、縦置きに収
納したジャッキ6を容易かつ確実に固定することができ
る。
【0016】以上、本発明の実施の形態につき述べた
が、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形および変
更が可能である。例えば、ジャッキブラケット7の形状
は、既述の実施の形態のものに限られず、ジャッキ6を
しっかりと固定できるものであれば、他の形状のもので
もよい。
【0017】
【発明の効果】上述の如く、本発明に係る車両用ジャッ
キ取付部構造は、客室と荷室とが連続しており、前記荷
室後端に膨み部が形成されているサイドボディアウタパ
ネルとサイドボディインナパネルとの間に、ジャッキを
縦置きに固定して収納する断面略コ字状のジャッキブラ
ケットを設けるとともに、前記ジャッキブラケットを前
記サイドボディインナパネルの取付穴に固着する一方、
前記サイドボディインナパネルを覆う内装トリムに前記
サイドボディインナパネルの取付穴と対応してジャッキ
出入り口を設け、該ジャッキ出入り口を開閉するリッド
を前記内装トリムに取付けているので、ジャッキが車室
内に露出して収納されたり、前部席シートの下方に配置
されたりするということはなくなり、後部席に着座する
乗員のレッグスペースを確保できるとともに、従来のよ
うに、運転席シートを倒さなくてもジャッキを出し入れ
することができる。また、本発明のジャッキ取付部構造
では、ジャッキをリッドにて覆われる荷室後端の膨み部
内に収納しているので、荷室隅のデッドスペースを有効
に利用することが可能となり、客室のマットなどを汚さ
ずに収納でき、ジャッキの出し入れも容易である上、収
納状態のジャッキが外部から見えるということはなく、
外観の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るジャッキ取付部構造
が適用された自動車の車体後部を示す斜視図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るジャッキ取付部構造
のジャッキブラケットを示す斜視図である。
【図4】図1において矢視X方向から見たジャッキ取付
部をクォータトリムを一部破断して示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るジャッキ取付部構造
のリッドを示す斜視図である。
【図6】図3におけるジャッキブラケットにジャッキを
固定した状態を示す正面図である。
【図7】従来の取付部構造によってジャッキが運転席シ
ートの下方に収納された状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 自動車 3 膨み部 4 サイドボディアウタパネル 5 サイドボディインナパネル 6 ジャッキ 7 ジャッキブラケット 11 取付穴 12 クォータトリム 13 ジャッキ出入り口 14 リッド 15 ハンドル 17 ボディホルダ 18 ベース P 客室 L 荷室 S スペース

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 客室と荷室とが連続している車両用ジャ
    ッキ取付部構造において、前記荷室後端に膨み部が形成
    されているサイドボディアウタパネルとサイドボディイ
    ンナパネルとの間に、ジャッキを縦置きに固定して収納
    する断面略コ字状のジャッキブラケットを設けるととも
    に、前記ジャッキブラケットを前記サイドボディインナ
    パネルの取付穴に固着する一方、前記サイドボディイン
    ナパネルを覆う内装トリムに前記サイドボディインナパ
    ネルの取付穴と対応してジャッキ出入り口を設け、該ジ
    ャッキ出入り口を開閉するリッドを前記内装トリムに取
    付けたことを特徴とする車両用ジャッキ取付部構造。
JP34437896A 1996-12-25 1996-12-25 車両用ジャッキ取付部構造 Pending JPH10181464A (ja)

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ID=18368787

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103129483A (zh) * 2011-11-29 2013-06-05 铃木株式会社 机动车千斤顶收纳结构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103129483A (zh) * 2011-11-29 2013-06-05 铃木株式会社 机动车千斤顶收纳结构
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