JPH10173270A - 半導体レーザ駆動回路および画像記録装置 - Google Patents
半導体レーザ駆動回路および画像記録装置Info
- Publication number
- JPH10173270A JPH10173270A JP8325433A JP32543396A JPH10173270A JP H10173270 A JPH10173270 A JP H10173270A JP 8325433 A JP8325433 A JP 8325433A JP 32543396 A JP32543396 A JP 32543396A JP H10173270 A JPH10173270 A JP H10173270A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- semiconductor laser
- constant current
- circuit
- control unit
- switching
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
- Laser Beam Printer (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
- Semiconductor Lasers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】複数の定電流源を選択駆動することにより半導
体レーザの強度変調を行う半導体レーザ駆動回路におけ
る、複数の定電流源からの出力タイミングのずれを低減
することを目的とする。 【解決手段】定電流源12a,12b,12cをオンオ
フするスイッチング回路11a,11b,11cと、ス
イッチング回路11a,11b,11cを駆動すること
により半導体レーザ20に流れる電流を制御する制御部
15と、信号線16a,16b,16cに定電流源12
a,12b,12cの負荷を調整する負荷調整回路13
a,13b,13cとを備えた。
体レーザの強度変調を行う半導体レーザ駆動回路におけ
る、複数の定電流源からの出力タイミングのずれを低減
することを目的とする。 【解決手段】定電流源12a,12b,12cをオンオ
フするスイッチング回路11a,11b,11cと、ス
イッチング回路11a,11b,11cを駆動すること
により半導体レーザ20に流れる電流を制御する制御部
15と、信号線16a,16b,16cに定電流源12
a,12b,12cの負荷を調整する負荷調整回路13
a,13b,13cとを備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザを高
速で駆動することのできる強度変調方式の半導体レーザ
駆動回路、およびこの半導体レーザ駆動回路を具備した
画像記録装置に関する。
速で駆動することのできる強度変調方式の半導体レーザ
駆動回路、およびこの半導体レーザ駆動回路を具備した
画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光走査方式の画像記録装置におい
て、光ビームを発生させる手段として半導体レーザが広
く用いられている。この半導体レーザを用いた光走査記
録装置において中間調を得る代表的な方式にパルス幅変
調方式と強度変調方式とがある。パルス幅変調方式には
高速化の限界があるので、高速の半導体レーザ駆動回路
では強度変調方式、あるいはパルス幅変調と強度変調と
を組み合せた方式が用いられることが多い。
て、光ビームを発生させる手段として半導体レーザが広
く用いられている。この半導体レーザを用いた光走査記
録装置において中間調を得る代表的な方式にパルス幅変
調方式と強度変調方式とがある。パルス幅変調方式には
高速化の限界があるので、高速の半導体レーザ駆動回路
では強度変調方式、あるいはパルス幅変調と強度変調と
を組み合せた方式が用いられることが多い。
【0003】図5は、特開平4−77050号公報に開
示された、パルス幅変調と強度変調とを組み合せた方式
の半導体レーザ駆動回路の構成図である。図5に示す半
導体レーザ駆動回路の構成について説明する。ビデオ信
号はPWM(パルス幅変調)回路及びパワー切換回路に
入力され、パワー切換回路からは2種類の制御信号S
1,S2が選択的に出力される。制御信号S1 ,S2 お
よびPWM回路から出力される変調信号はANDゲート
301a,301bに入力され、ANDゲート301
a,301bにより論理和が求められる。ANDゲート
301a,301bはそれぞれスイッチング回路302
a,302bに接続されている。スイッチング回路30
2a,302bはレーザダイオードLDを共通の負荷と
する、定電流源回路および差動アンプから成り、ともに
同一の回路構成となっている。スイッチング回路302
a,302bのうちの一方のスイッチング回路302a
について説明する。定電流源回路は、制御電圧V1 を入
力とするバッファ回路304、このバッファ回路304
の出力を入力として動作するトランジスタ305、およ
びトランジスタ305のエミッタ・アース間に接続され
る抵抗306から構成されている。また差動アンプは、
電源VccまたはレーザダイオードLDとトランジスタ
305のコレクタとの間に挿入された、差動接続された
FET307,308、これらFET307,308に
バイアス電圧を付与する抵抗R1 ,R2 ,R3 ,R4 と
から構成されている。さらに、ANDゲート301aの
出力信号をFET307,308の各ゲートに安定供給
するためのインバータ309が設けられている。
示された、パルス幅変調と強度変調とを組み合せた方式
の半導体レーザ駆動回路の構成図である。図5に示す半
導体レーザ駆動回路の構成について説明する。ビデオ信
号はPWM(パルス幅変調)回路及びパワー切換回路に
入力され、パワー切換回路からは2種類の制御信号S
1,S2が選択的に出力される。制御信号S1 ,S2 お
よびPWM回路から出力される変調信号はANDゲート
301a,301bに入力され、ANDゲート301
a,301bにより論理和が求められる。ANDゲート
301a,301bはそれぞれスイッチング回路302
a,302bに接続されている。スイッチング回路30
2a,302bはレーザダイオードLDを共通の負荷と
する、定電流源回路および差動アンプから成り、ともに
同一の回路構成となっている。スイッチング回路302
a,302bのうちの一方のスイッチング回路302a
について説明する。定電流源回路は、制御電圧V1 を入
力とするバッファ回路304、このバッファ回路304
の出力を入力として動作するトランジスタ305、およ
びトランジスタ305のエミッタ・アース間に接続され
る抵抗306から構成されている。また差動アンプは、
電源VccまたはレーザダイオードLDとトランジスタ
305のコレクタとの間に挿入された、差動接続された
FET307,308、これらFET307,308に
バイアス電圧を付与する抵抗R1 ,R2 ,R3 ,R4 と
から構成されている。さらに、ANDゲート301aの
出力信号をFET307,308の各ゲートに安定供給
するためのインバータ309が設けられている。
【0004】このような構成の半導体レーザ駆動回路に
おいて、ビデオ信号はPWM回路により、その多値レベ
ルに応じたパルス幅の変調信号に変換され、ANDゲー
ト301a,301bに入力される。同時にビデオ信号
はパワー切換回路により、その多値レベルに応じて制御
信号S1 ,S2 を画素の周期でオンオフする。2つのス
イッチング回路302a,302bの定電流源回路は、
制御電圧V1 および制御電圧V2 に応じて互いに異なる
電流容量の電流を生成することができる。例えば、スイ
ッチング回路302bの定電流源回路の電流容量をスイ
ッチング回路302aの定電流源回路の電流容量の2倍
に設定しておけば、スイッチング回路302aとスイッ
チング回路302bの組合わせかたにより、レーザダイ
オードLDには4種類の電流容量の電流を供給すること
ができる。すなわち、レーザダイオードLDのレーザ光
強度を0,1,2,3の4階調に制御することができ
る。この4階調に、パルス幅による階調を組み合せるこ
とにより、さらに多階調の画像制御が可能である。
おいて、ビデオ信号はPWM回路により、その多値レベ
ルに応じたパルス幅の変調信号に変換され、ANDゲー
ト301a,301bに入力される。同時にビデオ信号
はパワー切換回路により、その多値レベルに応じて制御
信号S1 ,S2 を画素の周期でオンオフする。2つのス
イッチング回路302a,302bの定電流源回路は、
制御電圧V1 および制御電圧V2 に応じて互いに異なる
電流容量の電流を生成することができる。例えば、スイ
ッチング回路302bの定電流源回路の電流容量をスイ
ッチング回路302aの定電流源回路の電流容量の2倍
に設定しておけば、スイッチング回路302aとスイッ
チング回路302bの組合わせかたにより、レーザダイ
オードLDには4種類の電流容量の電流を供給すること
ができる。すなわち、レーザダイオードLDのレーザ光
強度を0,1,2,3の4階調に制御することができ
る。この4階調に、パルス幅による階調を組み合せるこ
とにより、さらに多階調の画像制御が可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成の半導体レーザ駆動回路においては、定電流源回路
のトランジスタサイズが大きく静電容量が大きいのでパ
ワー切換回路から見た負荷が大きく、かつスイッチング
回路ごとに負荷の大きさが異なり、そのためスイッチン
グ回路ごとにスイッチングのタイミングがずれるという
問題を生じやすい。そこで、負荷の大きさに応じて制御
側の駆動能力を調整することによりスイッチングスピー
ドを一致させてタイミングを合わせる必要がある。しか
し、駆動能力をスイッチング回路ごとに調整しても、パ
ワー切換回路から各スイッチング回路までの配線容量の
差により各スイッチング回路ごとに負荷の比が異なるた
め、デジタル信号の伝送時間に差が生じ画素の形成タイ
ミングがずれて画質を劣化させるという問題が生じやす
い。
構成の半導体レーザ駆動回路においては、定電流源回路
のトランジスタサイズが大きく静電容量が大きいのでパ
ワー切換回路から見た負荷が大きく、かつスイッチング
回路ごとに負荷の大きさが異なり、そのためスイッチン
グ回路ごとにスイッチングのタイミングがずれるという
問題を生じやすい。そこで、負荷の大きさに応じて制御
側の駆動能力を調整することによりスイッチングスピー
ドを一致させてタイミングを合わせる必要がある。しか
し、駆動能力をスイッチング回路ごとに調整しても、パ
ワー切換回路から各スイッチング回路までの配線容量の
差により各スイッチング回路ごとに負荷の比が異なるた
め、デジタル信号の伝送時間に差が生じ画素の形成タイ
ミングがずれて画質を劣化させるという問題が生じやす
い。
【0006】図6は、従来の半導体レーザ駆動回路にお
ける画素形成タイミングのずれを示す図である。図5に
示すパワー切換回路からの制御信号S1 によりANDゲ
ート301aが開かれ、PWM回路からのパルス信号
(図6(a))がスイッチング回路302aに入力され
ると、スイッチング回路302aからレーザダイオード
LDに向かって、図6(b)に示すような駆動電流が出
力される。この場合、パルス信号(図6(a))が半導
体レーザ駆動回路に入力された時刻をt0 とすると、パ
ワー切換回路からスイッチング回路302aまでの信号
線の配線容量の影響でスイッチング回路302a内の定
電流源回路からの出力電流の立上がり時刻はt1 とな
り、t1 −t0 の伝送時間による遅延が生じる。
ける画素形成タイミングのずれを示す図である。図5に
示すパワー切換回路からの制御信号S1 によりANDゲ
ート301aが開かれ、PWM回路からのパルス信号
(図6(a))がスイッチング回路302aに入力され
ると、スイッチング回路302aからレーザダイオード
LDに向かって、図6(b)に示すような駆動電流が出
力される。この場合、パルス信号(図6(a))が半導
体レーザ駆動回路に入力された時刻をt0 とすると、パ
ワー切換回路からスイッチング回路302aまでの信号
線の配線容量の影響でスイッチング回路302a内の定
電流源回路からの出力電流の立上がり時刻はt1 とな
り、t1 −t0 の伝送時間による遅延が生じる。
【0007】図6(c)は、スイッチング回路302b
(図5参照)によってレーザダイオードLDが駆動され
る場合のレーザダイオードLDへの出力電流の波形を示
したものである。ここで、スイッチング回路302bの
定電流源回路の出力電流が、スイッチング回路302a
の定電流源回路の出力電流よりも大きく設定されている
ものとすると、パワー切換回路からスイッチング回路3
02bまでの配線容量は、パワー切換回路からスイッチ
ング回路302aまでの配線容量より大きくなることが
多い。そこで、制御信号S2 (図5参照)によりAND
ゲート301bが開かれ、PWM回路からのパルス信号
(図6(a))がスイッチング回路302bに入力され
ると、スイッチング回路302bからレーザダイオード
LDに向かって、図6(c)に示すような駆動電流が出
力される。この場合、パワー切換回路からスイッチング
回路302bまでの配線容量がパワー切換回路からスイ
ッチング回路302aまでの配線容量より大きいため、
スイッチング回路302bの定電流源回路からの出力電
流の立ち上がり時刻はt2 となり、t2 −t0 の伝送時
間による遅延が生じる。従って、図6(c)では図6
(b)に比べて、t2−t1 だけの立上がりのずれが生
じる。この立上がりのずれのために、スイッチング回路
302aとスイッチング回路302bとの画素形成タイ
ミングにはずれが生じる。
(図5参照)によってレーザダイオードLDが駆動され
る場合のレーザダイオードLDへの出力電流の波形を示
したものである。ここで、スイッチング回路302bの
定電流源回路の出力電流が、スイッチング回路302a
の定電流源回路の出力電流よりも大きく設定されている
ものとすると、パワー切換回路からスイッチング回路3
02bまでの配線容量は、パワー切換回路からスイッチ
ング回路302aまでの配線容量より大きくなることが
多い。そこで、制御信号S2 (図5参照)によりAND
ゲート301bが開かれ、PWM回路からのパルス信号
(図6(a))がスイッチング回路302bに入力され
ると、スイッチング回路302bからレーザダイオード
LDに向かって、図6(c)に示すような駆動電流が出
力される。この場合、パワー切換回路からスイッチング
回路302bまでの配線容量がパワー切換回路からスイ
ッチング回路302aまでの配線容量より大きいため、
スイッチング回路302bの定電流源回路からの出力電
流の立ち上がり時刻はt2 となり、t2 −t0 の伝送時
間による遅延が生じる。従って、図6(c)では図6
(b)に比べて、t2−t1 だけの立上がりのずれが生
じる。この立上がりのずれのために、スイッチング回路
302aとスイッチング回路302bとの画素形成タイ
ミングにはずれが生じる。
【0008】図6(e)は、制御信号S1 ,S2 (図5
参照)によりANDゲート301a,301bがともに
開かれ、PWM回路からのパルス信号(図6(d))が
スイッチング回路302a,302bに入力された場合
の、スイッチング回路302a,302bからレーザダ
イオードLDに出力される電流の波形を示している。図
6(b)および図6(c)に示したようにスイッチング
回路302a,302bからの出力電流の立上がりのタ
イミングがt2 −t1 だけずれているため、両者を合成
した出力波形は、図6(e)に示すように2段階の立上
がりと2段階の立下がりからなる複雑な波形となり、こ
のような駆動電流を出力する半導体レーザ駆動回路を採
用した画像記録装置においては画質劣化を免れることは
できない。
参照)によりANDゲート301a,301bがともに
開かれ、PWM回路からのパルス信号(図6(d))が
スイッチング回路302a,302bに入力された場合
の、スイッチング回路302a,302bからレーザダ
イオードLDに出力される電流の波形を示している。図
6(b)および図6(c)に示したようにスイッチング
回路302a,302bからの出力電流の立上がりのタ
イミングがt2 −t1 だけずれているため、両者を合成
した出力波形は、図6(e)に示すように2段階の立上
がりと2段階の立下がりからなる複雑な波形となり、こ
のような駆動電流を出力する半導体レーザ駆動回路を採
用した画像記録装置においては画質劣化を免れることは
できない。
【0009】本発明は、上記の事情に鑑み、複数の定電
流源を選択駆動することにより半導体レーザの強度変調
を行う半導体レーザ駆動回路において、複数の定電流源
からの出力タイミングのずれの少ない高速の半導体レー
ザ駆動回路、およびこの半導体レーザ駆動回路を用いた
画像記録装置を提供することを目的とする。
流源を選択駆動することにより半導体レーザの強度変調
を行う半導体レーザ駆動回路において、複数の定電流源
からの出力タイミングのずれの少ない高速の半導体レー
ザ駆動回路、およびこの半導体レーザ駆動回路を用いた
画像記録装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の半導体レーザ駆動回路は、複数の定電流源を選択
駆動することにより半導体レーザの強度変調を行う半導
体レーザ駆動回路において、上記複数の定電流源をそれ
ぞれオンオフする、これら定電流源それぞれに対応した
複数のスイッチング回路と、これら複数のスイッチング
回路を駆動することにより上記半導体レーザに流れる電
流を制御する制御部と、制御部から発せられた各スイッ
チング回路をオンオフするための指令を伝達するため
の、制御部と上記複数のスイッチング回路とをつなぐ複
数の信号線とを備え、上記制御部から上記複数のスイッ
チング回路のオンオフの指令が発せられた後、各スイッ
チング回路がオンオフするまでの時間遅れがいずれのス
イッチング回路でも略同一となるように調整されてなる
ことを特徴とする。
発明の半導体レーザ駆動回路は、複数の定電流源を選択
駆動することにより半導体レーザの強度変調を行う半導
体レーザ駆動回路において、上記複数の定電流源をそれ
ぞれオンオフする、これら定電流源それぞれに対応した
複数のスイッチング回路と、これら複数のスイッチング
回路を駆動することにより上記半導体レーザに流れる電
流を制御する制御部と、制御部から発せられた各スイッ
チング回路をオンオフするための指令を伝達するため
の、制御部と上記複数のスイッチング回路とをつなぐ複
数の信号線とを備え、上記制御部から上記複数のスイッ
チング回路のオンオフの指令が発せられた後、各スイッ
チング回路がオンオフするまでの時間遅れがいずれのス
イッチング回路でも略同一となるように調整されてなる
ことを特徴とする。
【0011】ここで、上記制御部から見た上記各スイッ
チング回路毎の負荷が略同一となるように、前記各信号
線に、該各信号線の負荷を調整してなる負荷調整回路を
備えたものであることが好ましい。また、上記複数の信
号線が、互いに略同一の長さを有しているものであるこ
とも好ましい態様の一つである。
チング回路毎の負荷が略同一となるように、前記各信号
線に、該各信号線の負荷を調整してなる負荷調整回路を
備えたものであることが好ましい。また、上記複数の信
号線が、互いに略同一の長さを有しているものであるこ
とも好ましい態様の一つである。
【0012】また、上記の目的を達成する本発明の画像
記録装置は、画像を記録する過程に、画像情報を担持す
る光ビームにより所定の被走査体上を走査する過程を含
む画像記録装置において、光ビームを出射する半導体レ
ーザ、上記半導体レーザから出射した光ビームにより、
所定の被走査体上を走査する走査光学系、および複数の
定電流源と、上記複数の定電流源をそれぞれオンオフす
る、これら定電流源それぞれに対応した複数のスイッチ
ング回路と、これら複数のスイッチング回路を駆動する
ことにより上記半導体レーザに流れる電流を制御する制
御部と、制御部から発せられた各スイッチング回路をオ
ンオフするための指令を伝達するための、制御部と上記
複数のスイッチング回路とをつなぐ複数の信号線とを備
え、上記制御部から上記複数のスイッチング回路のオン
オフの指令が発せられた後、各スイッチング回路がオン
オフするまでの時間遅れがいずれのスイッチング回路で
も略同一となるように調整された、上記複数の定電流源
を選択駆動することにより上記半導体レーザの強度変調
を行う半導体レーザ駆動回路を具備したことを特徴とす
る。
記録装置は、画像を記録する過程に、画像情報を担持す
る光ビームにより所定の被走査体上を走査する過程を含
む画像記録装置において、光ビームを出射する半導体レ
ーザ、上記半導体レーザから出射した光ビームにより、
所定の被走査体上を走査する走査光学系、および複数の
定電流源と、上記複数の定電流源をそれぞれオンオフす
る、これら定電流源それぞれに対応した複数のスイッチ
ング回路と、これら複数のスイッチング回路を駆動する
ことにより上記半導体レーザに流れる電流を制御する制
御部と、制御部から発せられた各スイッチング回路をオ
ンオフするための指令を伝達するための、制御部と上記
複数のスイッチング回路とをつなぐ複数の信号線とを備
え、上記制御部から上記複数のスイッチング回路のオン
オフの指令が発せられた後、各スイッチング回路がオン
オフするまでの時間遅れがいずれのスイッチング回路で
も略同一となるように調整された、上記複数の定電流源
を選択駆動することにより上記半導体レーザの強度変調
を行う半導体レーザ駆動回路を具備したことを特徴とす
る。
【0013】ここで、上記本発明において、「略同一」
とは、完全な同一であることが好ましいが、必ずしも完
全に同一である必要はなく、例えば、負荷や信号線の長
さなどが調整された結果、半導体レーザの駆動に支障が
ないレベルにまで同一性が確保されていることをもって
足りることを意味している。
とは、完全な同一であることが好ましいが、必ずしも完
全に同一である必要はなく、例えば、負荷や信号線の長
さなどが調整された結果、半導体レーザの駆動に支障が
ないレベルにまで同一性が確保されていることをもって
足りることを意味している。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明の半導体レーザ駆動回路の一
実施形態を示すブロック図であり、図2は、図1に示す
本発明の半導体レーザ駆動回路に用いられるスイッチン
グ回路および定電流源の回路図である。
説明する。図1は、本発明の半導体レーザ駆動回路の一
実施形態を示すブロック図であり、図2は、図1に示す
本発明の半導体レーザ駆動回路に用いられるスイッチン
グ回路および定電流源の回路図である。
【0015】本実施形態の半導体レーザ駆動回路10
は、レーザ光走査方式の画像記録装置に組み込まれて使
用されるものであり、図1には、図示しない画像記録装
置の被走査体にレーザ光を照射するレーザダイオード
(LD)20と、レーザダイオード20に駆動電流を供
給する本実施形態の半導体レーザ駆動回路10と、レー
ザダイオード20の光量自動制御を行うAPC制御回路
50と、レーザダイオード20発光量を検知しAPC制
御回路50に制御信号を供給するPD(フォトダイオー
ド)30およびフォトダイオード30からグランドに流
れる電流を電圧に変換するための抵抗40とが示されて
いる。
は、レーザ光走査方式の画像記録装置に組み込まれて使
用されるものであり、図1には、図示しない画像記録装
置の被走査体にレーザ光を照射するレーザダイオード
(LD)20と、レーザダイオード20に駆動電流を供
給する本実施形態の半導体レーザ駆動回路10と、レー
ザダイオード20の光量自動制御を行うAPC制御回路
50と、レーザダイオード20発光量を検知しAPC制
御回路50に制御信号を供給するPD(フォトダイオー
ド)30およびフォトダイオード30からグランドに流
れる電流を電圧に変換するための抵抗40とが示されて
いる。
【0016】図1に示すように、この半導体レーザ駆動
回路10には、レーザダイオード20を駆動するための
3つの定電流源12a,12b,12cと、これら3つ
の定電流源のうちの各一つの定電流源をオンオフするた
めの、これら3つの定電流源それぞれ対応して設けられ
たスイッチング回路11a,11b,11cと、これら
3つのスイッチング回路を選択駆動することによりレー
ザダイオード20に流れる電流を制御する制御部15
と、制御部15から発せられた、各スイッチング回路1
1a,11b,11cをオンオフするための指令を伝達
する信号線16a,16b,16cと、3つの定電流源
12a,12b,12cの負荷をそれぞれ調整する3つ
の負荷調整回路13a,13b,13cと、レーザダイ
オード20に所定のバイアス電流を供給するためのバイ
アス電流源14とが備えられている。
回路10には、レーザダイオード20を駆動するための
3つの定電流源12a,12b,12cと、これら3つ
の定電流源のうちの各一つの定電流源をオンオフするた
めの、これら3つの定電流源それぞれ対応して設けられ
たスイッチング回路11a,11b,11cと、これら
3つのスイッチング回路を選択駆動することによりレー
ザダイオード20に流れる電流を制御する制御部15
と、制御部15から発せられた、各スイッチング回路1
1a,11b,11cをオンオフするための指令を伝達
する信号線16a,16b,16cと、3つの定電流源
12a,12b,12cの負荷をそれぞれ調整する3つ
の負荷調整回路13a,13b,13cと、レーザダイ
オード20に所定のバイアス電流を供給するためのバイ
アス電流源14とが備えられている。
【0017】3つの定電流源12a,12b,12c
は、強度変調を行うため互いに異なる電流容量を持つよ
う構成されており、定電流源を構成するMOSトランジ
スタを並列に接続することにより実効的なチャネル幅W
とチャネル長Lの比W/Lを4:2:1とすることによ
り電流容量の比も4:2:1に設定されている。図1に
は、定電流源の電流容量の比をわかりやすく表現するた
め、4:2:1の数の回路が記載されているが、定電流
源12a,12b,12cは必ずしもこのような数の回
路から構成しなければならないわけではなく、要は、定
電流源12a、定電流源12b、および定電流源12c
の電流容量の比が4:2:1であればよい。このように
電流容量の比が4:2:1に設定された3つの定電流源
12a,12b,12cを組み合わせて駆動することに
より、0から7までの8種類の電流容量の組合わせがで
きる。従って、制御部15からの制御信号によりスイッ
チング回路11a,11b,11cを制御することによ
り、定電流源12a,12b,12cからレーザダイオ
ード20に8種類の電流容量の電流を供給することが可
能となり、レーザダイオード20による8階調に強度変
調されたレーザ光を被走査体に照射することができる。
は、強度変調を行うため互いに異なる電流容量を持つよ
う構成されており、定電流源を構成するMOSトランジ
スタを並列に接続することにより実効的なチャネル幅W
とチャネル長Lの比W/Lを4:2:1とすることによ
り電流容量の比も4:2:1に設定されている。図1に
は、定電流源の電流容量の比をわかりやすく表現するた
め、4:2:1の数の回路が記載されているが、定電流
源12a,12b,12cは必ずしもこのような数の回
路から構成しなければならないわけではなく、要は、定
電流源12a、定電流源12b、および定電流源12c
の電流容量の比が4:2:1であればよい。このように
電流容量の比が4:2:1に設定された3つの定電流源
12a,12b,12cを組み合わせて駆動することに
より、0から7までの8種類の電流容量の組合わせがで
きる。従って、制御部15からの制御信号によりスイッ
チング回路11a,11b,11cを制御することによ
り、定電流源12a,12b,12cからレーザダイオ
ード20に8種類の電流容量の電流を供給することが可
能となり、レーザダイオード20による8階調に強度変
調されたレーザ光を被走査体に照射することができる。
【0018】なお、この実施形態に示す3種類の定電流
源の代わりに4種類の定電流源を用いた場合は0から1
5までの16階調の強度変調を行うことができる。次
に、この半導体レーザ駆動回路10の動作についてさら
に詳しく説明する。レーザダイオード20は、一方が電
源Vccに接続され、他方がバイアス電流源14および
3つのスイッチング回路11a,11b,11cを介し
て3つの定電流源12a,12b,12cに接続されて
いる。
源の代わりに4種類の定電流源を用いた場合は0から1
5までの16階調の強度変調を行うことができる。次
に、この半導体レーザ駆動回路10の動作についてさら
に詳しく説明する。レーザダイオード20は、一方が電
源Vccに接続され、他方がバイアス電流源14および
3つのスイッチング回路11a,11b,11cを介し
て3つの定電流源12a,12b,12cに接続されて
いる。
【0019】図2に示すように、個々のスイッチング回
路21は、2つのMOSトランジスタ21a,21b
と、2つのインバータ21c,21dとから構成されて
おり、2つのMOSトランジスタ21a,21bは差動
対を構成している。2つのMOSトランジスタ21a,
21bのうち一方のMOSトランジスタ21aはレーザ
ダイオード20に接続されており、他方のMOSトラン
ジスタ21bは電源Vccに接続されている。定電流源
22はMOSトランジスタ22aで構成されており、ソ
ースが接地され、ドレインがMOSトランジスタ21
a,21bのソースに接続されている。そのゲート電圧
Vnは、APC制御回路50(図1参照)から供給さ
れ、ゲート電圧Vnによって制御された一定電流を2つ
のMOSトランジスタ21a,21bのうちのいずれか
一方に供給する。
路21は、2つのMOSトランジスタ21a,21b
と、2つのインバータ21c,21dとから構成されて
おり、2つのMOSトランジスタ21a,21bは差動
対を構成している。2つのMOSトランジスタ21a,
21bのうち一方のMOSトランジスタ21aはレーザ
ダイオード20に接続されており、他方のMOSトラン
ジスタ21bは電源Vccに接続されている。定電流源
22はMOSトランジスタ22aで構成されており、ソ
ースが接地され、ドレインがMOSトランジスタ21
a,21bのソースに接続されている。そのゲート電圧
Vnは、APC制御回路50(図1参照)から供給さ
れ、ゲート電圧Vnによって制御された一定電流を2つ
のMOSトランジスタ21a,21bのうちのいずれか
一方に供給する。
【0020】スイッチング回路21の2つのインバータ
21c,21dのうちのMOSトランジスタ21bの前
段に設けられたインバータ21dには、図1に示す制御
部15からの制御信号Snが入力される。インバータ2
1dの出力はMOSトランジスタ21bに入力されると
ともに、その出力の一部は他方のインバータ21cによ
り反転されてMOSトランジスタ21aに入力される。
このようにして、制御部15からの信号Snはインバー
タ21c,21dにより反転・波形整形されてMOSト
ランジスタ21a,21bの差動対に入力される。この
ように2つのMOSトランジスタ21a,21bは、い
ずれか一方がオンになると他方はオフとなるので、定電
流源22のMOSトランジスタ22aのソース・ドレイ
ン間には、上記のゲート電圧Vnによって制御された一
定電流が常に流れている。こうして、一組のスイッチン
グ回路21および定電流源22により、レーザダイオー
ド20には所定の一定電流が所定のタイミングで供給さ
れる。
21c,21dのうちのMOSトランジスタ21bの前
段に設けられたインバータ21dには、図1に示す制御
部15からの制御信号Snが入力される。インバータ2
1dの出力はMOSトランジスタ21bに入力されると
ともに、その出力の一部は他方のインバータ21cによ
り反転されてMOSトランジスタ21aに入力される。
このようにして、制御部15からの信号Snはインバー
タ21c,21dにより反転・波形整形されてMOSト
ランジスタ21a,21bの差動対に入力される。この
ように2つのMOSトランジスタ21a,21bは、い
ずれか一方がオンになると他方はオフとなるので、定電
流源22のMOSトランジスタ22aのソース・ドレイ
ン間には、上記のゲート電圧Vnによって制御された一
定電流が常に流れている。こうして、一組のスイッチン
グ回路21および定電流源22により、レーザダイオー
ド20には所定の一定電流が所定のタイミングで供給さ
れる。
【0021】図1に戻って、半導体レーザ駆動回路10
全体の説明を続ける。本実施形態の半導体レーザ駆動回
路10には、各スイッチング回路11a,11b,11
cと制御部15の間を接続する信号線16a,16b,
16cに接続された3つの負荷調整回路13a,13
b,13cが備えられている。これらの負荷調整回路1
3a,13b,13cは、制御部15から見た各定電流
源の負荷を調整するために備えられたものである。
全体の説明を続ける。本実施形態の半導体レーザ駆動回
路10には、各スイッチング回路11a,11b,11
cと制御部15の間を接続する信号線16a,16b,
16cに接続された3つの負荷調整回路13a,13
b,13cが備えられている。これらの負荷調整回路1
3a,13b,13cは、制御部15から見た各定電流
源の負荷を調整するために備えられたものである。
【0022】定電流源12a,12b,12cを流れる
電流はMOSトランジスタのW/Lの比に比例するの
で、各定電流源12a,12b,12cの電流のスイッ
チング速度を略同一とするためには、定電流源12a,
12b,12cを制御するスイッチング回路11a,1
1b,11cを構成するMOSトランジスタの実効的な
W/Lも定電流源12a,12b,12cのW/Lと同
様、4:2:1とする必要がある。そのため、制御部1
5からスイッチング回路11a,11b,11cを見る
と、駆動する負荷が異なり、その負荷の比は4:2:1
となる。さらにレーザダイオード20を流れる電流は数
mAから100mA程度という比較的大電流であるた
め、スイッチング回路及び定電流源を構成するMOSト
ランジスタのサイズが大きくなりその占有面積も大きく
なる。そのため、制御部15からスイッチング回路11
a,11b,11cまでの信号線16a,16b,16
cの配線長が長くなる。また、特別な考慮を払わない限
り各信号線毎にその長さがままちとなるので、寄生容量
もそれぞれ異なる。このように各スイッチング回路毎、
定電流源毎に負荷が異なるため、信号の立上がり立下が
りの過渡的な遅れ(波形のなまり)が生じるが、本実施
形態では、各スイッチング回路のMOSトランジスタの
直前に波形整形のためのインバーターが設けられている
ので信号の立上がり立下がりの過渡的な遅れ(波長なま
り)は遅延となって表れる。すなわち、制御部15から
同じタイミングで制御信号が出力されても、各スイッチ
ング回路11a,11b,11cを電流が通るタイミン
グにはずれが生じることになり、この半導体レーザ駆動
回路を、例えば画像記録装置に用いた場合、画質が損な
われる恐れがある。
電流はMOSトランジスタのW/Lの比に比例するの
で、各定電流源12a,12b,12cの電流のスイッ
チング速度を略同一とするためには、定電流源12a,
12b,12cを制御するスイッチング回路11a,1
1b,11cを構成するMOSトランジスタの実効的な
W/Lも定電流源12a,12b,12cのW/Lと同
様、4:2:1とする必要がある。そのため、制御部1
5からスイッチング回路11a,11b,11cを見る
と、駆動する負荷が異なり、その負荷の比は4:2:1
となる。さらにレーザダイオード20を流れる電流は数
mAから100mA程度という比較的大電流であるた
め、スイッチング回路及び定電流源を構成するMOSト
ランジスタのサイズが大きくなりその占有面積も大きく
なる。そのため、制御部15からスイッチング回路11
a,11b,11cまでの信号線16a,16b,16
cの配線長が長くなる。また、特別な考慮を払わない限
り各信号線毎にその長さがままちとなるので、寄生容量
もそれぞれ異なる。このように各スイッチング回路毎、
定電流源毎に負荷が異なるため、信号の立上がり立下が
りの過渡的な遅れ(波形のなまり)が生じるが、本実施
形態では、各スイッチング回路のMOSトランジスタの
直前に波形整形のためのインバーターが設けられている
ので信号の立上がり立下がりの過渡的な遅れ(波長なま
り)は遅延となって表れる。すなわち、制御部15から
同じタイミングで制御信号が出力されても、各スイッチ
ング回路11a,11b,11cを電流が通るタイミン
グにはずれが生じることになり、この半導体レーザ駆動
回路を、例えば画像記録装置に用いた場合、画質が損な
われる恐れがある。
【0023】そこで、本実施形態では、信号線16a,
16b,16cの、制御部15から見た各定電流源毎の
負荷が略同一となるように、各信号線に各定電流源の負
荷を調整する負荷調整回路16a,16b,16cを備
えている。負荷調整回路16a,16b,16cとして
は、本実施形態ではキャパシタを用いているが、キャパ
シタに限らず負荷の差を解消することのできるものであ
ればなにを用いてもよい。
16b,16cの、制御部15から見た各定電流源毎の
負荷が略同一となるように、各信号線に各定電流源の負
荷を調整する負荷調整回路16a,16b,16cを備
えている。負荷調整回路16a,16b,16cとして
は、本実施形態ではキャパシタを用いているが、キャパ
シタに限らず負荷の差を解消することのできるものであ
ればなにを用いてもよい。
【0024】次に、半導体レーザ駆動回路10、レーザ
ダイオード20、フォトダイオード30、およびAPC
制御回路50による自動光量制御について説明する。最
初にバイアス電流の設定を行う。先ず、バイアス電流源
14にレーザ閾値電流よりも小さい電流値をバイアス電
流として設定した後、そのバイアス電流でレーザダイオ
ード20が駆動されることによりAPC(自動光量制
御)が開始される。レーザダイオード20の発光量がフ
ォトダイオード30で検知され、フォトダイオード30
から流れる電流は抵抗40により電圧に変換されてAP
C制御回路50に入力される。APC制御回路50は、
レーザダイオード20の発光量が第1の基準発光レベル
(微小発光レベル)となるように、バイアス電流源14
にかかる電圧を制御する。バイアス電流源14には上記
の制御動作で求められた電圧がかけられ、バイアス電流
源14は、その電圧に対応したバイアス電流をレーザダ
イオード20に供給する。次に、レーザダイオード20
に供給される最大電流を決定する。3つの定電流源12
a,12b,12cには、初期値のゲート電圧がかけら
れ、3つのスイッチング回路11a,11b,11cを
すべてオンとする。レーザダイオード20には、バイア
ス電流源14からのバイアス電流と、3つの定電流源1
2a,12b,12cからの電流とが流れる。この状態
でレーザダイオード20の発光量がフォトダイオード3
0で検知され、フォトダイオード30から流れる電流が
抵抗40で電圧に変換されAPC制御回路50に入力さ
れる。APC制御回路50はレーザダイオード20の発
光量が第2の基準発光レベル(最大発光レベル)となる
ように、定電流源12a,12b,12cにかかる電圧
を制御する。こうして、レーザダイオード20に供給さ
れる電流値の下限および上限が決定される。
ダイオード20、フォトダイオード30、およびAPC
制御回路50による自動光量制御について説明する。最
初にバイアス電流の設定を行う。先ず、バイアス電流源
14にレーザ閾値電流よりも小さい電流値をバイアス電
流として設定した後、そのバイアス電流でレーザダイオ
ード20が駆動されることによりAPC(自動光量制
御)が開始される。レーザダイオード20の発光量がフ
ォトダイオード30で検知され、フォトダイオード30
から流れる電流は抵抗40により電圧に変換されてAP
C制御回路50に入力される。APC制御回路50は、
レーザダイオード20の発光量が第1の基準発光レベル
(微小発光レベル)となるように、バイアス電流源14
にかかる電圧を制御する。バイアス電流源14には上記
の制御動作で求められた電圧がかけられ、バイアス電流
源14は、その電圧に対応したバイアス電流をレーザダ
イオード20に供給する。次に、レーザダイオード20
に供給される最大電流を決定する。3つの定電流源12
a,12b,12cには、初期値のゲート電圧がかけら
れ、3つのスイッチング回路11a,11b,11cを
すべてオンとする。レーザダイオード20には、バイア
ス電流源14からのバイアス電流と、3つの定電流源1
2a,12b,12cからの電流とが流れる。この状態
でレーザダイオード20の発光量がフォトダイオード3
0で検知され、フォトダイオード30から流れる電流が
抵抗40で電圧に変換されAPC制御回路50に入力さ
れる。APC制御回路50はレーザダイオード20の発
光量が第2の基準発光レベル(最大発光レベル)となる
ように、定電流源12a,12b,12cにかかる電圧
を制御する。こうして、レーザダイオード20に供給さ
れる電流値の下限および上限が決定される。
【0025】次に、実際のレーザ駆動時における、強度
変調による8階調とパルス幅変調による8階調とを組み
合わせて64階調の変調を行う方法について説明する。
スイッチング回路11a,11b,11cをすべてオフ
とすることにより強度変調レベルは0に設定され、スイ
ッチング回路11cだけを最小のパルス幅でオンとする
ことにより強度変調レベルは1に設定され、スイッチン
グ回路11bだけを最小のパルス幅でオンとすることに
より強度変調レベルは2に設定され、スイッチング回路
11aだけを最小のパルス幅でオンとすることにより強
度変調レベルは4に設定される。また、スイッチング回
路11cとスイッチング回路11bとを最小のパルス幅
でオンとすることにより強度変調レベルは3に設定さ
れ、スイッチング回路11cとスイッチング回路11a
とを最小のパルス幅でオンとすることにより強度変調レ
ベルは5に設定され、以下省略、スイッチング回路11
a,11b,11cをすべてオンとすることにより強度
変調レベルは7に設定される。このような設定をパルス
幅8段階と組み合わせることにより64階調の変調を行
うことができる。
変調による8階調とパルス幅変調による8階調とを組み
合わせて64階調の変調を行う方法について説明する。
スイッチング回路11a,11b,11cをすべてオフ
とすることにより強度変調レベルは0に設定され、スイ
ッチング回路11cだけを最小のパルス幅でオンとする
ことにより強度変調レベルは1に設定され、スイッチン
グ回路11bだけを最小のパルス幅でオンとすることに
より強度変調レベルは2に設定され、スイッチング回路
11aだけを最小のパルス幅でオンとすることにより強
度変調レベルは4に設定される。また、スイッチング回
路11cとスイッチング回路11bとを最小のパルス幅
でオンとすることにより強度変調レベルは3に設定さ
れ、スイッチング回路11cとスイッチング回路11a
とを最小のパルス幅でオンとすることにより強度変調レ
ベルは5に設定され、以下省略、スイッチング回路11
a,11b,11cをすべてオンとすることにより強度
変調レベルは7に設定される。このような設定をパルス
幅8段階と組み合わせることにより64階調の変調を行
うことができる。
【0026】次に、負荷調整回路13a,13b,13
cの作用について説明する。説明を簡単にするため、2
つの定電流源12a,12bが駆動される場合について
説明する。いま、スイッチング回路11a,11bのゲ
ート静電容量をそれぞれCg1,Cg2とし、スイッチ
ング回路11a,11bと制御部15とを結ぶ信号線1
6a,16bの静電容量をCs1 ,Cs2 とし、信号線
16a,16bを流れる電流をI1 ,I2 とすると、こ
れらの各静電容量を充電する際のスルーレート(Sle
w Rate:電圧上昇率)SR1 ,SR2 は次のよう
にして導き出すことができる。
cの作用について説明する。説明を簡単にするため、2
つの定電流源12a,12bが駆動される場合について
説明する。いま、スイッチング回路11a,11bのゲ
ート静電容量をそれぞれCg1,Cg2とし、スイッチ
ング回路11a,11bと制御部15とを結ぶ信号線1
6a,16bの静電容量をCs1 ,Cs2 とし、信号線
16a,16bを流れる電流をI1 ,I2 とすると、こ
れらの各静電容量を充電する際のスルーレート(Sle
w Rate:電圧上昇率)SR1 ,SR2 は次のよう
にして導き出すことができる。
【0027】すなわち、電荷をQとし静電容量をCとす
れば、電圧Vは V=Q/C であり、単位時間t当たりの電圧の変化:V/tは V/t=(Q/t)・(1/C)=I/C であるから、スルーレートSR1 ,SR2 は SR1 =I1 /(Cg1 +Cs1 ) …(1) SR2 =I2 /(Cg2 +Cs2 ) …(2) として表現することができる。
れば、電圧Vは V=Q/C であり、単位時間t当たりの電圧の変化:V/tは V/t=(Q/t)・(1/C)=I/C であるから、スルーレートSR1 ,SR2 は SR1 =I1 /(Cg1 +Cs1 ) …(1) SR2 =I2 /(Cg2 +Cs2 ) …(2) として表現することができる。
【0028】ここで、 I1 :Cg1 =I2 :Cg2 すなわち、配線容量がない場合にスルーレートが等しく
なるだけの電流が設定されるとすると、式(1),
(2)から、スルーレートSR1 ,SR2 の差は次式に
より求められる。
なるだけの電流が設定されるとすると、式(1),
(2)から、スルーレートSR1 ,SR2 の差は次式に
より求められる。
【0029】 SR1 −SR2 =(I1 Cg2 +I1 Cs2 −I2 Cg1 −I2 Cs1 )/( (Cg1 +C s1 )(Cg2 +Cs2 )) =(I1 Cs2 −I2 Cs1 )/((Cg1 +Cs1 )(Cg2 +Cs2 )) …(3) 式(3)に示すように、信号線16a,16bの静電容
量Cs1 ,Cs2 が同一で、かつ、電流I1 ,I2 が同
一の場合、右辺の分子はゼロとなり、スルーレートSR
1 ,SR2 を等しくすることができる。従って、制御部
15から各スイッチング回路へのオンオフの指令が発せ
られた後、各スイッチング回路がオンオフするまでの時
間遅れをいずれのスイッチング回路でも同一とすること
ができる。
量Cs1 ,Cs2 が同一で、かつ、電流I1 ,I2 が同
一の場合、右辺の分子はゼロとなり、スルーレートSR
1 ,SR2 を等しくすることができる。従って、制御部
15から各スイッチング回路へのオンオフの指令が発せ
られた後、各スイッチング回路がオンオフするまでの時
間遅れをいずれのスイッチング回路でも同一とすること
ができる。
【0030】そこで、本発明の半導体レーザ駆動回路の
第1の実施形態には、図1に示すように、半導体レーザ
駆動回路10に負荷調整回路13a,13b,13cが
備えられている。負荷調整回路としては、前述のように
キャパシタを用いることが好ましい。すなわち、式
(3)において、電流I1 ,I2 を等しくするために、
一方の信号線にダミーの静電容量を加えることにより、
他方のゲート静電容量を充電する電流からダミーの静電
容量を充電する分の電流を差し引くようにしてやればよ
い。
第1の実施形態には、図1に示すように、半導体レーザ
駆動回路10に負荷調整回路13a,13b,13cが
備えられている。負荷調整回路としては、前述のように
キャパシタを用いることが好ましい。すなわち、式
(3)において、電流I1 ,I2 を等しくするために、
一方の信号線にダミーの静電容量を加えることにより、
他方のゲート静電容量を充電する電流からダミーの静電
容量を充電する分の電流を差し引くようにしてやればよ
い。
【0031】ところで、上記式(3)において、信号線
16a,16bの配線長を略同一とすることにより静電
容量Cs1 ,Cs2 を等しくすることができれば、スル
ーレートSR1 ,SR2 を等しくすることができる。そ
こで、本発明の半導体レーザ駆動回路の第2の実施形態
では、上記の負荷調整回路13a,13b,13cを用
いる代わりに、各信号線16a,16b,16cそれぞ
れの長さを略同一としている。こうすることにより、制
御部15から各スイッチング回路へのオンオフの指令が
発せられた後、各スイッチング回路がオンオフされるま
での時間遅れをいずれのスイッチング回路でも略同一と
することができる。
16a,16bの配線長を略同一とすることにより静電
容量Cs1 ,Cs2 を等しくすることができれば、スル
ーレートSR1 ,SR2 を等しくすることができる。そ
こで、本発明の半導体レーザ駆動回路の第2の実施形態
では、上記の負荷調整回路13a,13b,13cを用
いる代わりに、各信号線16a,16b,16cそれぞ
れの長さを略同一としている。こうすることにより、制
御部15から各スイッチング回路へのオンオフの指令が
発せられた後、各スイッチング回路がオンオフされるま
での時間遅れをいずれのスイッチング回路でも略同一と
することができる。
【0032】次に、上記の半導体レーザ駆動回路が、画
像記録装置のレーザダイオードを駆動するLDドライバ
として組み込まれてなる本発明の画像記録装置の実施形
態について説明する。図3は、本発明の画像記録装置の
一実施形態を示すブロック図であり、図4は、図3に示
す画像記録装置のレーザ走査系の構成図である。
像記録装置のレーザダイオードを駆動するLDドライバ
として組み込まれてなる本発明の画像記録装置の実施形
態について説明する。図3は、本発明の画像記録装置の
一実施形態を示すブロック図であり、図4は、図3に示
す画像記録装置のレーザ走査系の構成図である。
【0033】図3に示す画像記録装置は、その構成が信
号処理系110、レーザ走査系120、および画像出力
系130に大別される。画像を読み取って画像信号を得
る例えばデジタルスキャナ等の画像生成系101で得ら
れた画像信号が、信号処理系110を構成する画像信号
処理システム111に入力されると、この画像処理シス
テム111では、画像出力系130を構成する電子写真
プロセス132の機構を制御する機構制御部131から
の制御情報、例えば現像条件等の情報を受け、それに適
合するように、入力された画像信号に適切な画像処理、
例えば階調処理や色補正処理等が施され、その画像処理
後の画像信号がレーザ変調信号生成部112に入力され
る。レーザ変調信号生成部112では、入力された画像
信号に基づいて、レーザ走査系120を構成するレーザ
ダイオード122から出射されるレーザ光の変調強度を
表わすレーザ変調信号を生成する。このレーザ変調信号
の生成にあたっては、レーザ走査系120を構成する走
査レーザ光の同期検知手段126からの情報を受け、レ
ーザ走査と同期するようにレーザ変調信号が生成され
る。この走査レーザ光の同期検知手段126は、本実施
形態では、図4に示すように、ミラー126_1と光セ
ンサ126_2とからなり、光センサ126_2から
は、レーザダイオード122から出射したレーザ光が図
4に示す矢印A方向に一回偏向される毎に同期パルスが
出力される。
号処理系110、レーザ走査系120、および画像出力
系130に大別される。画像を読み取って画像信号を得
る例えばデジタルスキャナ等の画像生成系101で得ら
れた画像信号が、信号処理系110を構成する画像信号
処理システム111に入力されると、この画像処理シス
テム111では、画像出力系130を構成する電子写真
プロセス132の機構を制御する機構制御部131から
の制御情報、例えば現像条件等の情報を受け、それに適
合するように、入力された画像信号に適切な画像処理、
例えば階調処理や色補正処理等が施され、その画像処理
後の画像信号がレーザ変調信号生成部112に入力され
る。レーザ変調信号生成部112では、入力された画像
信号に基づいて、レーザ走査系120を構成するレーザ
ダイオード122から出射されるレーザ光の変調強度を
表わすレーザ変調信号を生成する。このレーザ変調信号
の生成にあたっては、レーザ走査系120を構成する走
査レーザ光の同期検知手段126からの情報を受け、レ
ーザ走査と同期するようにレーザ変調信号が生成され
る。この走査レーザ光の同期検知手段126は、本実施
形態では、図4に示すように、ミラー126_1と光セ
ンサ126_2とからなり、光センサ126_2から
は、レーザダイオード122から出射したレーザ光が図
4に示す矢印A方向に一回偏向される毎に同期パルスが
出力される。
【0034】図3に示すレーザ変調信号生成部112で
生成されたレーザ変調信号SL は、レーザ走査系120
を構成するLD(レーザダイオード)ドライバ121に
入力される。LDドライバ121には、機構制御部13
1からの機構制御情報SC も入力され、LDドライバ1
21は、その機構制御に合わせて、LD122を駆動す
る。レーザダイオード122は、LDドライバ121の
駆動により時系列的な強度変調を伴ったレーザ光を出射
し、その出射レーザ光は、レンズ123_1,アパーチ
ャ123_2,シリンドリカルレンズ123_3からな
るプレポリゴン光学系123を経由し、矢印B方向に回
転するポリゴンミラー124_1を含む光偏向器124
により矢印A方向に繰り返し偏向され、さらにfθレン
ズ125_1,およびシリンドリカルミラー125_2
からなるポストポリゴン光学系125を経由し、画像出
力系130を構成する、矢印C方向に回転する感光体1
33上を矢印A’方向に繰り返し走査(主走査)する。
生成されたレーザ変調信号SL は、レーザ走査系120
を構成するLD(レーザダイオード)ドライバ121に
入力される。LDドライバ121には、機構制御部13
1からの機構制御情報SC も入力され、LDドライバ1
21は、その機構制御に合わせて、LD122を駆動す
る。レーザダイオード122は、LDドライバ121の
駆動により時系列的な強度変調を伴ったレーザ光を出射
し、その出射レーザ光は、レンズ123_1,アパーチ
ャ123_2,シリンドリカルレンズ123_3からな
るプレポリゴン光学系123を経由し、矢印B方向に回
転するポリゴンミラー124_1を含む光偏向器124
により矢印A方向に繰り返し偏向され、さらにfθレン
ズ125_1,およびシリンドリカルミラー125_2
からなるポストポリゴン光学系125を経由し、画像出
力系130を構成する、矢印C方向に回転する感光体1
33上を矢印A’方向に繰り返し走査(主走査)する。
【0035】この感光体133は、光の照射により表面
の抵抗値が変化する性質を有し、画像情報を担持したレ
ーザ光により走査されることにより、その表面に静電潜
像が形成される。この感光体133に形成された静電潜
像は所定の電子写真プロセス132を経て、所定の用紙
上に、画像生成系101で得られた画像信号が担持する
画像のハードコピー102が生成される。
の抵抗値が変化する性質を有し、画像情報を担持したレ
ーザ光により走査されることにより、その表面に静電潜
像が形成される。この感光体133に形成された静電潜
像は所定の電子写真プロセス132を経て、所定の用紙
上に、画像生成系101で得られた画像信号が担持する
画像のハードコピー102が生成される。
【0036】本実施形態のLDドライバ121として
は、図1を参照して説明した、本発明にいう半導体レー
ザ駆動回路が用いられる。従って、このように構成され
た本発明の画像記録装置によれば、半導体レーザの発熱
による出力変動が補正されるため画像濃度の変動が抑え
られ高画質の画像記録を行うことができる。
は、図1を参照して説明した、本発明にいう半導体レー
ザ駆動回路が用いられる。従って、このように構成され
た本発明の画像記録装置によれば、半導体レーザの発熱
による出力変動が補正されるため画像濃度の変動が抑え
られ高画質の画像記録を行うことができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体レ
ーザ駆動回路によれば、複数の定電流源を選択駆動する
ことにより半導体レーザの強度変調を行う半導体レーザ
駆動回路において、制御部から各スイッチング回路のオ
ンオフの指令が発せられた後、各スイッチング回路がオ
ンオフするまでの時間遅れがいずれのスイッチング回路
でも略同一となるように調整されるので、複数のスイッ
チング回路により制御される電流波形の時間遅れが均一
となり半導体レーザを略同一のタイミングで高速駆動す
ることが可能となる。
ーザ駆動回路によれば、複数の定電流源を選択駆動する
ことにより半導体レーザの強度変調を行う半導体レーザ
駆動回路において、制御部から各スイッチング回路のオ
ンオフの指令が発せられた後、各スイッチング回路がオ
ンオフするまでの時間遅れがいずれのスイッチング回路
でも略同一となるように調整されるので、複数のスイッ
チング回路により制御される電流波形の時間遅れが均一
となり半導体レーザを略同一のタイミングで高速駆動す
ることが可能となる。
【0038】また、本発明の画像記録装置によれば、上
記のように、半導体レーザを略同一のタイミングで高速
駆動することが可能な半導体レーザ駆動回路が組み込ま
れているため、画素の形成タイミングのずれの少ない高
画質の画像を高速で記録することができる。
記のように、半導体レーザを略同一のタイミングで高速
駆動することが可能な半導体レーザ駆動回路が組み込ま
れているため、画素の形成タイミングのずれの少ない高
画質の画像を高速で記録することができる。
【図1】本発明の半導体レーザ駆動回路の一実施形態を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】図1に示す本発明の半導体レーザ駆動回路に用
いられるスイッチング回路および定電流源の回路図であ
る。
いられるスイッチング回路および定電流源の回路図であ
る。
【図3】本発明の画像記録装置の一実施形態を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図4】図3に示す画像記録装置のレーザ走査系の構成
図である。
図である。
【図5】特開平4−77050号公報に開示された、パ
ルス幅変調と強度変調とを組み合せた方式の半導体レー
ザ駆動回路の構成図である。
ルス幅変調と強度変調とを組み合せた方式の半導体レー
ザ駆動回路の構成図である。
【図6】従来の半導体レーザ駆動回路における画素形成
タイミングのずれを示す図である。
タイミングのずれを示す図である。
10 半導体レーザ駆動回路 11a,11b,11c スイッチング回路 12a,12b,12c 定電流源 13a,13b,13c 負荷調整回路 14 バイアス電流源 15 制御部 16a,16b,16c 信号線 20 レーザダイオード 21 スイッチング回路 21a,21b MOSトランジスタ 21c,21d インバータ 22 定電流源 30 フォトダイオード 40 抵抗 50 APC制御回路 101 画像生成系 102 ハードコピー 110 信号処理系 111 画像信号処理システム 112 レーザ変調信号生成部 120 レーザ走査系 121 レーザダイオードドライバ 122 レーザダイオード 123 プレポリゴン光学系 123_1 レンズ 123_2 アパーチャ 123_3 シリンドリカルレンズ 124 光偏向器 124_1 ポリゴンミラー 125 ポストポリゴン光学系 125_1 fθレンズ 125_2 シリンドリカルミラー 126 同期検知手段 126_1 ミラー 126_2 光センサ 130 画像出力系 131 機構制御部 132 電子写真プロセス 133 感光体 301a,301b ANDゲート 302a,302b スイッチング回路 304 バッファ回路 305 トランジスタ 306 抵抗 307,308 FET 309 インバータ
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の定電流源を選択駆動することによ
り半導体レーザの強度変調を行う半導体レーザ駆動回路
において、 前記複数の定電流源をそれぞれオンオフする、これら定
電流源それぞれに対応した複数のスイッチング回路と、
これら複数のスイッチング回路を駆動することにより前
記半導体レーザに流れる電流を制御する制御部と、該制
御部から発せられた各スイッチング回路をオンオフする
ための指令を伝達するための、該制御部と前記複数のス
イッチング回路とをつなぐ複数の信号線とを備え、 前記制御部から前記複数のスイッチング回路のオンオフ
の指令が発せられた後、各スイッチング回路がオンオフ
するまでの時間遅れがいずれのスイッチング回路でも略
同一となるように調整されてなることを特徴とする半導
体レーザ駆動回路。 - 【請求項2】 前記制御部から見た前記各スイッチング
回路毎の負荷が略同一となるように、前記各信号線に、
該各信号線の負荷を調整してなる負荷調整回路を備えた
ことを特徴とする請求項1記載の半導体レーザ駆動回
路。 - 【請求項3】 前記複数の信号線が、互いに略同一の長
さを有していることを特徴とする請求項1記載の半導体
レーザ駆動回路。 - 【請求項4】 画像を記録する過程に、画像情報を担持
する光ビームにより所定の被走査体上を走査する過程を
含む画像記録装置において、 光ビームを出射する半導体レーザ、 前記半導体レーザから出射した光ビームにより、所定の
被走査体上を走査する走査光学系、および複数の定電流
源と、前記複数の定電流源をそれぞれオンオフする、こ
れら定電流源それぞれに対応した複数のスイッチング回
路と、これら複数のスイッチング回路を駆動することに
より前記半導体レーザに流れる電流を制御する制御部
と、該制御部から発せられた各スイッチング回路をオン
オフするための指令を伝達するための、該制御部と前記
複数のスイッチング回路とをつなぐ複数の信号線とを備
え、前記制御部から前記複数のスイッチング回路のオン
オフの指令が発せられた後、各スイッチング回路がオン
オフするまでの時間遅れがいずれのスイッチング回路で
も略同一となるように調整された、前記複数の定電流源
を選択駆動することにより前記半導体レーザの強度変調
を行う半導体レーザ駆動回路を具備したことを特徴とす
る画像記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8325433A JPH10173270A (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | 半導体レーザ駆動回路および画像記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8325433A JPH10173270A (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | 半導体レーザ駆動回路および画像記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10173270A true JPH10173270A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18176813
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8325433A Withdrawn JPH10173270A (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | 半導体レーザ駆動回路および画像記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10173270A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007081222A (ja) * | 2005-09-15 | 2007-03-29 | Canon Inc | 半導体レーザ駆動装置 |
JP2008027977A (ja) * | 2006-07-18 | 2008-02-07 | Canon Inc | 半導体レーザ駆動装置 |
-
1996
- 1996-12-05 JP JP8325433A patent/JPH10173270A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007081222A (ja) * | 2005-09-15 | 2007-03-29 | Canon Inc | 半導体レーザ駆動装置 |
JP2008027977A (ja) * | 2006-07-18 | 2008-02-07 | Canon Inc | 半導体レーザ駆動装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5912694A (en) | Laser diode driving circuit, semiconductor integrated circuit for driving laser diode, and image recording apparatus | |
US20050089069A1 (en) | Image forming apparatus and semiconductor laser modulation driving apparatus | |
JPH10163556A (ja) | 半導体レーザ駆動装置および画像記録装置 | |
US8576887B2 (en) | Semiconductor laser driving unit, optical scanner having semiconductor laser driving unit, and image forming apparatus | |
US7298502B2 (en) | Image forming apparatus | |
US7068691B2 (en) | Directly modulated optical module and method for driving semiconductor laser included therein | |
KR970013536A (ko) | 반도체 레이저 구동회로, 반도체 레이저장치, 화상기록장치 및 광디스크장치 | |
US5473153A (en) | Light intensity control circuit for an optical scanning unit | |
JPH10173270A (ja) | 半導体レーザ駆動回路および画像記録装置 | |
JPS6349779A (ja) | 画像濃度補正装置 | |
JP2002086793A (ja) | 画像記録装置 | |
US6590599B2 (en) | Apparatus and method for equivalently changing a write clock frequency | |
JPH09169136A (ja) | 画像形成方法、及び画像形成装置 | |
JP3893655B2 (ja) | レーザダイオード駆動回路および画像記録装置 | |
JP3843666B2 (ja) | レーザダイオード駆動回路及び画像記録装置 | |
JP2002321402A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3728824B2 (ja) | レーザダイオード駆動回路、レーザダイオード駆動用半導体集積回路、および画像記録装置 | |
US5812174A (en) | Device for driving a laser diode and an electrophotography type image forming apparatus using the same | |
US20080273076A1 (en) | Light beam scanning apparatus and image forming apparatus | |
JPH0958048A (ja) | 光源駆動装置 | |
JP2840326B2 (ja) | 画像処理装置 | |
JP2004284130A (ja) | 半導体レーザ変調駆動装置及び画像形成装置 | |
JP4181833B2 (ja) | 画像形成装置およびそのレーザ走査長補正方法 | |
JPH06334248A (ja) | レーザダイオードの駆動回路 | |
JP3062201B2 (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040302 |