JPH10170662A - 磁界計測機能付き電子時計 - Google Patents

磁界計測機能付き電子時計

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JPH10170662A
JPH10170662A JP8330072A JP33007296A JPH10170662A JP H10170662 A JPH10170662 A JP H10170662A JP 8330072 A JP8330072 A JP 8330072A JP 33007296 A JP33007296 A JP 33007296A JP H10170662 A JPH10170662 A JP H10170662A
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孝 川口
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Yoshitaka Iijima
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 時刻表示用2極ステップモータの駆動時に発
生する動的な磁界変化が方位などの計測に影響が及ぶこ
とを防止でき、さらにはステップモータなどの部品と磁
気センサとを近くに配置しても方位などの計測に支障の
ない磁界計測機能付き指針式電子時計を提供すること。 【解決手段】 磁界計測機能付きの指針式電子時計で
は、時刻表示用2極ステップモータ104に対する駆動
と磁気センサ装置109での方位の計測とを同期させ、
異なるタイミングで行うので、ステップモータ104の
駆動時に発生する動的な磁界変化が方位の計測に影響を
及ぼさない。また、時刻表示用2極ステップモータ10
4のロータの極位置が特定状態のみ方位の計測を行い、
それ以外は方位の計測を行わないので、ロータの極位置
が特定の状態のときに合わせて磁気センサ装置109で
の検出結果に対して所定の補正)を施すように初期設定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、方位や磁気強度な
どといった磁界情報を計測する機能を有する電子時計に
関するものである。さらに詳しくは、時刻表示用指針な
どの時刻表示部材を駆動するためのステップモータのロ
ータの極位置が磁気センサに及ぼす磁気的な影響を防止
するための計測技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】方位の計測には、図15に示すように、
同じ方向に配置されて地磁気のX方向成分を検出する一
対のMR素子11X+、11X−と、これらの素子と等
しい特性をもっていずれもMR素子11X+、11X−
と直交する向きに配置され、地磁気のY方向成分を検出
するMR素子11Y+、11Y−とを有する磁気センサ
装置4を用いるのが一般的である。ここで、MR素子1
1X+、11X−、11Y+、11Y−は、抵抗値の等
しい抵抗12が直列に接続された状態で定電圧駆動さ
れ、バイアスコイルなどから等しい大きさのバイアス磁
界が加えられる。但し、MR素子11X+、11X−の
間でバイアス磁界の向きは逆であり、MR素子11Y
+、11Y−の間でバイアス磁界の向きは逆である。従
って、この構成の磁気センサ回路において、MR素子1
1X+、11X−、およびMR素子11Y+、11Y−
がそれぞれ地磁気成分を検出すれば、それらの抵抗変化
に相当する中点電位の変化が差動増幅回路13を介して
センサ出力(X出力、Y出力)として得られる。しか
も、各MR素子11X+、11X−、11Y+、11Y
−にはバイアス磁界が加えられているので、図16に示
すように、わずかな地磁気成分の変化があっても比較的
大きなセンサ出力が得られる。このとき、互いに直交す
るMR素子11はそれぞれ別々に、互いに直交する方向
の地磁気成分HE を検出し、それに応じた中点電位を発
生させる。従って、このようにして検出したX成分およ
びY成分のセンサ出力と方位角とは、図17に示すよう
な関係を示すので、以下の式 θcal = arctan(Y出力/X出力) から方位角(θ)を検出することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、このような磁気
計測機能を付加しようとする指針式電子時計には、周知
のとおり、時刻表示を行うための指針などの時刻表示部
材と、これらの指針を駆動するための2極のステップモ
ータと、該ステップモータの駆動制御を行うモータ制御
手段とが構成され、このモータ制御手段が発する駆動パ
ルスに基づいて、ステップモータのロータは1パルス毎
に極位置が反転する。従って、磁気計測機能を指針式電
子時計に付加したときに、ステップモータを駆動するタ
イミングと方位計測のタイミングとが重なると、ステッ
プモータからの磁界が磁気センサの計測結果に動的に影
響してしまう。また、ロータの各極は、磁気センサの計
測結果(センサ出力)に、図18に示すようなオフセッ
トを発生させてしまい、このようなオフセットの発生
は、方位角の計測結果に図19に示すような大きな誤差
を発生させる。
【0004】そこで、特開平5−312573号公報に
は、ステップモータの起電力からモータの動作を検出
し、モータの停止時のみ磁界の計測を実行することが開
示されている。しかし、これに開示されたものでは、ス
テップモータからの磁界が磁気センサの計測結果に動的
に影響してしまうことを防止するにはステップモータの
起電力からモータが停止状態にあることを検出するため
の装置が必要であるという問題点がある。
【0005】一方、特開平6−300869号公報には
電子部品を磁気センサから離すようにレイアウトするこ
とが開示され、実開昭61−48389号公報には磁気
的な影響を打ち消すようにレイアウトすることが開示さ
れている。しかし、指針式電子時計では、小型化・薄型
化が積極的に図られている状況下にあり、上記公報に開
示されているようなレイアウトを採用できるほど、スペ
ース的な余裕がない。従って、すべての部品をムーブメ
ント内に配置できず、磁気センサを装置本体から張り出
した部分に設けざるを得ないなど、構造上およびデザイ
ン上の制約が大きいという問題点がある。
【0006】そこで、本発明の課題は、上記の問題点を
解消することにあり、ステップモータが停止状態にある
ことを検出しなくても、時刻表示用ステップモータの駆
動時に発生する動的な磁界変化が方位などの計測に影響
が及ぶことを防止できる磁界計測機能付き電子時計を提
供することにある。
【0007】また、本発明の課題は、ステップモータな
どの部品と磁気センサとを近くに配置しても方位などの
計測に支障のない磁界計測機能付き電子時計を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る磁界計測機能付き電子時計では、時刻
表示部材を駆動するための時刻表示用2極ステップモー
タと、該ステップモータの駆動制御を行う時刻表示用モ
ータ制御手段と、磁気センサと、該磁気センサの検出結
果に基づいて方位などの磁界情報を求めるセンサ制御手
段と、該センサ制御手段が求めた磁界情報を表示するた
めの磁界情報表示手段と、前記磁界情報を求めるように
との指令を入力するための入力手段と、該入力手段を介
して前記磁界情報を求めるようにとの指令があったとき
に前記時刻表示用2極ステップモータに対する駆動と前
記センサ制御手段での磁界情報の計測とを同期させて所
定のタイミングで行わせるタイミング制御手段とを有す
ることを特徴とする。
【0009】本発明では、入力手段を介して方位などの
磁界情報を求めるようにとの指令があったときには時刻
表示用2極ステップモータに対する駆動とセンサ制御手
段での方位の計測とを同期させて所定のタイミングで行
うので、特開平5−312573号公報に開示されてい
た発明と違い、時刻表示用2極ステップモータの起電力
からモータが停止状態にあるか否かを検出しなくても、
常に時刻表示用2極ステップモータに対する駆動が終了
した後に方位などの計測を行うことができる。従って、
時刻表示用2極ステップモータに対する駆動を行うタイ
ミングと方位の計測を行うタイミングとが重なることが
ないので、時刻表示用2極ステップモータの駆動時に発
生する動的な磁界変化は、方位の計測に影響を及ぼすこ
とがない。
【0010】本発明において、前記時刻表示用2極ステ
ップモータで交互に入れ替わるロータの極位置(ロータ
のN極およびS極の向き)を該ステップモータに対する
駆動パルスに基づいて判定する時刻表示用モータ極性判
定手段を有する場合に、前記タイミング制御手段は、前
記入力手段から前記磁界情報を求めるようにとの指令が
あったときには前記時刻表示用モータ極性判定手段の判
定結果において前記時刻表示用2極ステップモータのロ
ータの極位置が一方の状態にあるときのみ前記センサ制
御手段に磁界情報の計測を行わせ、当該極位置が他方の
状態にあるときには該極位置が前記一方の状態になるま
で前記センサ制御手段に前記磁界情報の計測を見送らせ
るように構成されていることが好ましい。
【0011】また、前記時刻表示用2極ステップモータ
で交互に入れ替わるロータの極位置を該ステップモータ
に対する駆動パルスに基づいて判定する時刻表示用モー
タ極性判定手段を有する場合に、前記タイミング制御手
段を、前記入力手段から前記磁界情報を求めるようにと
の指令があったときには前記時刻表示用モータ極性判定
手段の判定結果において前記時刻表示用2極ステップモ
ータのロータの極位置が一方の状態にあるときには前記
センサ制御手段に磁界情報の計測を行わせ、当該極位置
が他方の状態にあるときには前記時刻表示用2極ステッ
プモータの駆動を奇数ステップ分先行させることにより
当該極位置を前記一方の状態に反転させてから前記セン
サ制御手段に磁界情報の計測を行わせ、しかる後に前記
指針による時刻表示を現在時刻に合わせるように構成し
てもよい。
【0012】このように構成すると、ロータの極位置が
特定の状態のときのみ方位の計測を行い、それ以外のと
きには方位の計測を行わない。従って、ロータの極位置
が特定の状態のときに合わせて磁気センサでの検出結果
に対して所定の補正(オフセットに対する補正)を施す
ように初期設定しておくだけで、時刻表示用2極ステッ
プモータからの磁気的な影響を補正した計測結果を得る
ことができる。それ故、時刻表示用2極ステップモータ
と磁気センサとを同じ装置本体内で近接した位置に配置
できるなど、各構成部品のレイアウトに大きな制約がな
い。しかも、駆動パルスの極性などに基づいてロータの
極位置を判定するので、複雑な検出装置が不要である。
【0013】本発明において、前記磁界情報表示手段
は、前記センサ制御手段が計測した磁界情報を機構的に
表示するための磁界情報表示用ステップモータと、該ス
テップモータのロータの極位置を当該ステップモータに
対する駆動パルスに基づいて判定する磁界情報表示用モ
ータ極性判定手段とを有する場合がある。この場合に、
前記タイミング制御手段は、前記磁界情報表示用モータ
極性判定手段の判定結果において前記磁界情報表示用ス
テップモータのロータの極位置が一方の状態にあるとき
のみ前記センサ制御手段に磁界情報の計測を行わせ、当
該極位置が他方の状態にあるときには前記磁界情報表示
用ステップモータを奇数ステップ分駆動させることによ
り当該極位置を一方の状態に反転させから前記センサ制
御手段に磁界情報の計測を行わせることが好ましい。
【0014】このように構成すると、磁界情報表示用ス
テップモータのロータの極位置が特定の状態のときのみ
方位の計測を行い、それ以外のときには方位の計測を行
わないことになる。従って、磁界情報表示用ステップモ
ータからの磁界が方位などの計測に影響を及ぼすことを
防止できる。しかも、磁界情報表示用ステップモータの
ロータの極位置も駆動パルスの極性などに基づいて判定
するので、複雑な検出装置が不要である。
【0015】本発明において、前記時刻表示用モータ極
性判定手段は、前記駆動パルスの極性に基づいて前記時
刻表示用2極ステップモータのロータの極位置を判定す
るように構成してもよい。また、前記時刻表示用モータ
極性判定手段は、前記ステップモータでの駆動が基準状
態から偶数ステップ目か奇数ステップ目かにより前記時
刻表示用2極ステップモータのロータの極位置を判定す
るように構成してもよい。
【0016】本発明において、前記タイミング制御手段
は、前記入力手段を介して前記磁界情報を連続的に求め
るようにとの指令があったときには、前記時刻表示用モ
ータ極性判定手段の判定結果において前記時刻表示用2
極ステップモータのロータの極位置が一方の状態にある
ときには前記時刻表示用2極ステップモータの駆動を停
止させて前記センサ制御手段に前記磁界情報の連続計測
を行わせ、当該連続計測が完了した後に前記指針による
時刻表示を現在時刻に合わせるように構成されているこ
とが好ましい。
【0017】また、前記タイミング制御手段を、前記入
力手段を介して前記磁界情報を連続的に求めるようにと
の指令があったときには、前記時刻表示用モータ極性判
定手段の判定結果において前記時刻表示用2極ステップ
モータのロータの極位置が一方の状態にあるときのみ前
記センサ制御手段に磁界情報の計測を行わせ、当該極位
置が他方の状態にあるときには前記センサ制御手段に磁
界情報の計測を見送らせるように構成してもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明の代表的
な実施の形態を説明する。
【0019】図1は、本発明を適用した磁気計測機能を
備えた電子時計の概略構成図、図2は、この電子時計の
機能ブロック図である。
【0020】図1に示す磁気計測機能を備える指針式電
子時計1は、通常の時刻表示に加えて、いわゆる方位計
としても用いることのできるものである。すなわち、本
形態の指針式電子時計1には、装置本体2の内部に指針
(時刻表示部材/図示せず。)を駆動するための時刻表
示用2極ステップモータ3の他にも、磁気センサ装置
4、該磁気センサ装置4での検出結果から求めた方位
(磁界情報)を指針(図示せず。)によって表示するた
めの方位表示用ステップモータ5(磁界情報表示用ステ
ップモータ/磁界情報表示手段)が内蔵されている。こ
れらの構成部品の駆動源は装置本体2に内蔵の電池6で
ある。また、装置本体2の外周側には通常の時刻合わせ
を行うためのスイッチ7Aに加えて、各種の機能を実行
せさせるためのスイッチ7B〜7Eが構成されている。
以下の説明では、スイッチ7A〜7Eのうち、スイッチ
7Eを押すと、方位が表示されるものとして説明する。
【0021】このように構成した指針式電子時計1にお
いて、磁気センサ装置4の構成については図15〜図1
7を参照して先に説明したのでその詳細な説明を省略す
るが、磁気センサ装置4では、図15に示すMR素子1
1X+、11X−とMR素子11Y+、11Y−とが直
交する向きに配置され、かつ、各MR素子11X+、1
1X−、11Y+、11Y−には所定のバイアス磁界が
加えられている。従って、この構成の磁気センサ回路に
おいて、MR素子11X+、11X−、およびMR素子
11Y+、11Y−がそれぞれその位置に対応する地磁
気成分HE に応じた中点電位を発生させるので、各差動
増幅回路13から得られるX出力、Y出力に基づいて方
位角を求めることができる。
【0022】このような基本構成は、以下に説明するい
ずれの実施の形態でも共通することから、以下の説明で
はその特徴的な部分のみについて説明する。
【0023】[実施の形態1]本形態に係る指針式電子
時計では、時刻表示用2極ステップモータ3に対する駆
動と方位の計測とを同期させながら行い、かつ、スイッ
チ7Eから方位を求めるようにとの操作(指令)があっ
たときには時刻表示用2極ステップモータ3のロータの
極位置が一方の状態にあるときのみ方位の計測を行う。
これに対して、時刻表示用2極ステップモータ3のロー
タの極位置が他方の状態にあるときにはこの極位置が前
記の一方の状態になるまで方位の計測を見送るように構
成されている。すなわち、ステップモータのロータにお
いてN極およびS極が特定の向きにあるときだけ方位の
計測を行うようになっている。
【0024】図2には、本形態に係る方位計測機能付き
指針式電子時計の構成を機能ブロックで示してある。
【0025】図2に示すように、本形態の指針式電子時
計1では、発振手段101と、この発振手段101から
の信号を分周して所定の周波数の信号を得るための分周
手段102と、この分周手段102からの信号に基づい
て、時刻表示用の指針などの機械的表示手段105を駆
動する時刻表示用2極ステップモータ104(図1にお
ける時刻表示用2極ステップモータ3に相当する。)の
駆動制御を行う時刻表示用モータ制御手段103とが構
成してある。また、方位を計測するための磁界を検出す
る磁気センサ装置109(図1における磁気センサ装置
4に相当する。)と、この磁気センサ装置109の検出
結果に基づいて方位を求めるセンサ制御手段110と、
このセンサ制御手段110で求めた方位を表示するため
の磁界情報表示手段111とが構成されている。さら
に、本形態では、方位を求めるようにとの指令を入力す
るための入力手段106(図1におけるスイッチ7Eに
相当する。)と、この入力手段106を介して方位を求
めるようにとの指令があったときに時刻表示用2極ステ
ップモータ104に対する駆動とセンサ制御手段110
での方位の計測とを同期させるタイミング制御手段10
7とが構成されている。ここで、タイミング制御手段1
07は、ROMなどに格納されているプログラムによっ
て動作するマイクロコンピュータから構成され、この指
針式電子時計における全体的な制御を司る。
【0026】また、本形態の指針式電子時計では、時刻
表示用2極ステップモータ104で交互に入れ替わるロ
ータの極位置をこのステップモータに対する駆動パルス
の極性に基づいて判定する時刻表示用モータ極性判定手
段108が構成されており、タイミング制御手段107
は、入力手段106から方位を求めるようにとの指令が
あったときには時刻表示用モータ極性判定手段108の
判定結果に基づいて時刻表示用2極ステップモータ10
4のロータの極位置が一方の状態にあるときのみセンサ
制御手段110に方位の計測を行わせる一方、時刻表示
用2極ステップモータ104のロータの極位置が他方の
状態にあるときには、この極位置が前記の一方の状態に
なるまでセンサ制御手段110に方位の計測を見送らせ
るように構成されている。
【0027】なお、時刻表示用モータ極性判定手段10
8については、時刻表示用2極ステップモータ104に
対する今回の駆動が基準状態から奇数ステップ目の駆動
か偶数ステップ目の駆動かによってロータの極位置を判
定するように構成してもよい。
【0028】次に、図3に示す各信号のタイミングチャ
ート図、図4および図5に示すフローチャートを参照し
て、本形態の指針式電子時計においてタイミング制御手
段107が行う処理を中心に説明しながら、本形態の指
針式電子時計の構成、動作を説明する。以下の説明にお
いて、時刻表示用モータ極性判定手段108は、時刻表
示用2極ステップモータ104のロータの極位置が一方
の状態(方位の計測を行うべき状態)のときにはその出
力が「0」であり、ロータの極位置が他方の状態(方位
の計測を見合わせるべき状態)のときにはその出力が
「1」である。
【0029】図3(A)ないし(E)には、秒針を運針
するために分周手段102から出力される1Hzの信号
の出力タイミングT1、時刻表示用モータ制御手段10
3から時刻表示用2極ステップモータ104へのモータ
駆動パルスの出力タイミングT2、入力手段106から
スイッチ入力があったときの指令信号の出力タイミング
T3、この指令信号に基づいて計測実行待ちのフラグが
セットされるタイミングT4、方位の計測を行う際のタ
イミングT5、および方位の表示を行うためにセンサ制
御手段110から磁界情報表示手段111の方位表示用
ステップモータにモータ駆動パルスが出力されるタイミ
ングT6をそれぞれ示してある。これらの信号に基づい
て、方位を計測するようにとの指令があったときには、
後述するように、時刻表示用2極ステップモータ104
に対する駆動とセンサ制御手段110での方位の計測と
を同期させて所定のタイミングで行うことになる。
【0030】このように構成した指針式電子時計におい
て、図4に示すように、ステップST401で入力手段
106からスイッチ入力処理が行われ、かつ、ステップ
ST402でスイッチ入力有りと判断すると、ステップ
ST403において計測実行待ちフラグに「1」をセッ
トした後、他の処理に移行する(ステップST40
4)。
【0031】このような入力処理が行われた以降、図5
に示すように、ステップST405においてタイマ割り
込みがあり、かつ、ステップST406でこのタイマ割
り込みが分周手段102からの1Hzの割り込み(秒針
を運針させるための割り込み)であると判断すると、ス
テップST407では時刻表示用モータ制御手段103
から時刻表示用2極ステップモータ104に対してモー
タ駆動パルスを1発出力する。その結果、モータ駆動パ
ルスが1発出力される度にロータが回転して極位置が反
転するとともに、秒針が1ステップ進む。
【0032】次に、ステップST416では計測実行待
ちフラグに「1」がセットされているいるか否かを判断
する。ここで、計測実行待ちフラグに「1」がセットさ
れていると判断すれば、ステップST408で時刻表示
用モータ極性判定手段108の出力が「0」であるか否
かを判断する。すなわち、時刻表示用2極ステップモー
タ104のロータの極位置が一方の状態(方位の計測を
行うべき状態)にあるか否かを確認する。ここで、時刻
表示用モータ極性判定手段108の出力が「0」である
と判断すれば、ステップST409において磁気センサ
装置109による方位の計測を実行した後、ステップS
T410ではその計測値から方位を決定する。次に、ス
テップST411では計算した方位を表示するための指
針の位置を計算し、ステップST412では計算した針
位置と現在の針位置との差を計算する。ステップST4
13ではステップST412で求めた差に相当する数の
モータ駆動パルスをセンサ制御手段110から磁界情報
表示手段111の方位表示用ステップモータに出力し、
方位の計測結果を磁界情報表示手段111で表示する。
しかる後に、ステップST414では計測実行待ちのフ
ラグに「0」をセットして、他の処理に移行する(ステ
ップST415)。
【0033】なお、ステップST405でタイマ割り込
みがあっても、ステップST406でこのタイマ割り込
みが1Hzの割り込みでないと判断したとき、ステップ
ST416で計測実行待ちのフラグに「1」がセットさ
れていないと判断したとき、およびステップST408
で時刻表示用モータ極性判定手段108の出力が「0」
でない(時刻表示用2極ステップモータ104のロータ
の極位置が他方の状態にあるので、方位の計測を見合わ
せるべき)と判断したときには、そのまま他の処理に移
行する(ステップST415)。
【0034】このように、本形態に係る指針式電子時計
では、時刻表示用2極ステップモータ104に対する駆
動を行って秒針を進ませるための1Hz割り込みがある
度に、入力手段106を介して方位を求めるようにとの
指令があったか否かを判断し、指令があったときには時
刻表示用2極ステップモータ104に対する駆動とセン
サ制御手段110での方位の計測とを同期させて行う。
このため、特開平5−312573号公報に開示されて
いた発明と違って時刻表示用2極ステップモータ104
の起電力からモータが停止状態にあるか否かを検出しな
くても、常に時刻表示用2極ステップモータ104に対
する駆動が終了した後に方位の計測、決定を行うことが
できる。従って、時刻表示用2極ステップモータ104
に対する駆動を行うタイミングと方位を計測するタイミ
ングとが重なることがないので、時刻表示用2極ステッ
プモータ104の駆動時に発生する磁界が方位の計測に
対して動的な影響を及ぼすことを防止できる。また、本
形態では、ロータの極位置が特定の状態のときのみ方位
の計測を行い、それ以外のときには方位の計測を行わな
い。それ故、ロータの極位置が特定の状態のときに合わ
せて、磁気センサ装置109での検出結果に対して所定
の補正(図18を参照して説明したオフセットに対する
補正)を施すように初期設定しておくだけで、時刻表示
用2極ステップモータ104からの磁気的な影響を避け
ることができるので、方位を正確に計測できる。よっ
て、本形態の指針式電子時計では、図1に示したよう
に、装置本体2内に時刻表示用2極ステップモータ3と
磁気センサ装置4を比較的近い位置に配置することがで
きるなど、各構成部品のレイアウトについての大きな制
約がない。
【0035】さらに、本形態では、時刻表示用モータ極
性判定手段108は、時刻表示用2極ステップモータ1
04に対する駆動パルスの極性に基づいてロータの極位
置を判定する。あるいは、時刻表示用モータ極性判定手
段108は、時刻表示用2極ステップモータ104の駆
動が基準状態から偶数ステップ目か奇数ステップ目かに
よりロータの極位置を判定する。従って、ロータの極位
置を判定するのに複雑な検出装置が不要である。
【0036】[実施の形態1のハード構成例]本形態1
の指針式電子時計は、図6にそのブロック図を示すよう
に構成することができる。すなわち、指針式電子時計に
は、発振回路201、この発振回路201からの信号を
分周して所定の周波数の信号を得るための分周回路20
2とが構成されている。また、図2に示した時刻表示用
2極ステップモータ制御手段103は、分周回路202
からの信号に基づいて時刻表示用2極ステップモータ2
05(図1における時刻表示用2極ステップモータ3、
および図2における時刻表示用2極ステップモータ10
4に相当する。)に対する駆動パルスを出力するモータ
駆動パルス発生回路203、およびこの駆動パルスに基
づいて時刻表示用2極ステップモータ205を駆動する
モータ駆動回路204から構成する。また、モータ駆動
回路204に対しては、時刻表示用2極ステップモータ
205のロータの極位置を判定するための時刻表示用モ
ータ極性判定手段206を構成する。また、図2に示し
たタイミング制御手段107は、モータ駆動パルス発生
回路203および時刻表示用モータ極性判定手段206
とのデータバス217、動作プログラムが格納されたR
OM207、このROM207に格納されている動作プ
ログラムに基づいて全体の制御を司るCPU208、各
種のパラメータを記憶しておくRAM209、および入
力手段210での操作を判別する入力制御回路211か
ら構成する。さらに、磁気センサ装置212(図1にお
ける磁気センサ装置4、および図2における磁気センサ
装置109に相当する。)、およびセンサ制御回路21
3(センサ制御手段)に加えて、モータ駆動パルス発生
回路214、モータ駆動回路215、および方位表示用
ステップモータ216も構成し、これらのモータ駆動パ
ルス発生回路214、モータ駆動回路215、および方
位表示用ステップモータ216によって、図2に示した
磁界情報表示手段111を構成する。
【0037】[実施の形態2]図2、図4および図7を
参照して、本発明の実施の形態2に係る方位計測機能付
き指針式電子時計を説明する。本形態の指針式電子時計
の各構成は、図2に示した各機能として表すことができ
るので、それらの説明を省略するが、この指針式電子時
計でも、時刻表示用2極ステップモータ3に対する駆動
と方位の計測とを同期させながら行い、かつ、スイッチ
7Eから方位を求めるようにとの操作(指令)があった
ときには時刻表示用2極ステップモータ104のロータ
の極位置が一方の状態にあるときのみ方位の計測を行
う。このような動作を行うにあたって、本形態では、入
力手段106から方位を求めるようにとの指令があった
ときには時刻表示用モータ極性判定手段108の判定結
果において時刻表示用2極ステップモータ104のロー
タの極位置が一方の状態にあるときにはセンサ制御手段
110に方位の計測を行わせ、当該極位置が他方の状態
にあるときには時刻表示用2極ステップモータ104の
駆動を1ステップ分先行させることにより当該極位置を
前記一方の状態に反転させてからセンサ制御手段110
に方位の計測を行わせ、しかる後に指針による時刻表示
を現在時刻に合わせるように構成してある。
【0038】本形態に係る指針式電子時計でも、実施の
形態1と同様、図4に示すように、ステップST401
で入力手段106からスイッチ入力処理が行われ、か
つ、ステップST402でスイッチ入力有りと判断する
と、ステップST403において計測実行待ちフラグに
「1」をセットした後、他の処理に移行する(ステップ
ST404)。
【0039】それ以降、図7に示すように、ステップS
T501においてタイマ割り込みがあり、かつ、ステッ
プST502での割り込みが1Hzの割り込みであると
判断すると、ステップST503で運針禁止フラグに
「1」がセットされているか否かを判断する。
【0040】ここで、運針禁止フラグに「1」がセット
されていなければ、テップST504では時刻表示用2
極ステップモータ104にモータ駆動パルスを1発出力
する。
【0041】次に、ステップST506では計測実行待
ちフラグに「1」がセットされているいるか否かを判断
する。ここで、計測実行待ちフラグに「1」がセットさ
れていなければ、そのまま他の処理に移行する(ステッ
プST516)。
【0042】これに対して、ステップST506で計測
実行待ちフラグに「1」がセットされていると判断すれ
ば、ステップST507で時刻表示用モータ極性判定手
段108の出力が「0」であるか否かを判断する。ここ
で、時刻表示用モータ極性判定手段108の出力が
「0」でないと判断されれば、ステップST508で時
刻表示用2極ステップモータ104にモータ駆動パルス
を1発出力し、時刻表示用2極ステップモータ104の
ロータの極位置を反転させた上で、ステップST509
では運針禁止フラグに「1」をセットする。次に、ステ
ップST510において磁気センサ装置109による方
位の計測を実行した後、ステップST511ではその計
測値から方位を決定する。次に、ステップST512で
は計算した方位を表示するための針位置を計算し、ステ
ップST513では計算した針位置と現在の針位置との
差を計算する。ステップST514では、この差に相当
する数のモータ駆動パルスを磁界情報表示手段111の
方位表示用ステップモータに出力する。しかる後に、計
測実行待ちのフラグに「0」をセットして(ステップS
T515)、他の処理に移行する(ステップST51
6)。
【0043】但し、この処理では1回の1Hz割り込み
に対して2秒分の運針を行ったことになる。従って、次
回の1Hz割り込みがあったときには、ステップST5
03で運針禁止フラグに「1」がセットされていると判
断したときには、ステップST505で運針禁止フラグ
を「0」にセットするだけで、運針を行わないので、指
針による時刻表示と現在時刻とを合わせることができ
る。
【0044】なお、ステップST507で極性判定回路
の出力が「0」であると判断すれば、そのままステップ
ST510において磁気センサ装置109による方位の
計測を実行した後、ステップST511〜ステップST
516の処理を行うので、指針による時刻表示は現在時
刻に合ったまま、方位の計測を行うことになる。
【0045】このように本形態でも、時刻表示用2極ス
テップモータ104に対する駆動とセンサ制御手段11
0での方位の計測とを同期させて行うので、常に時刻表
示用2極ステップモータ104に対する駆動が終了した
後にセンサ制御手段110での方位の計測を行うことが
できる。従って、時刻表示用2極ステップモータ104
の駆動時に発生する磁界が方位の計測に対して動的な影
響を及ぼすことを防止できる。また、ロータの極位置が
特定の状態のときのみ方位の計測を行い、それ以外のと
きには方位の計測を行わないので、ロータの極位置が特
定の状態のときに合わせて、磁気センサ装置109での
検出結果に対して所定の補正(オフセットに対する補
正)を施すように初期設定しておくだけで、時刻表示用
2極ステップモータ104からの磁気的な影響を避ける
ことができる。よって、本形態の指針式電子時計では、
各種部品を比較的近い位置に配置することができるな
ど、各構成部品のレイアウトについての制約がない。
【0046】[実施の形態3]図4、図8および図9を
参照して、本形態に係る方位計測機能付き指針式電子時
計を説明する。
【0047】本形態の指針式電子時計は、図8にそのブ
ロック図を示すように、発振回路601、この発振回路
601からの信号を分周して所定の周波数の信号を得る
ための分周回路602とが構成されている。また、図2
に示した時刻表示用2極ステップモータ制御手段103
は、分周回路602からの信号に基づいて時刻表示用2
極ステップモータ605(図1における時刻表示用2極
ステップモータ3に相当する。)に対する駆動パルスを
出力するモータ駆動パルス発生回路603、およびこの
駆動パルスに基づいて時刻表示用2極ステップモータ6
05を駆動するモータ駆動回路604から構成されてい
る。また、モータ駆動回路604に対しては、時刻表示
用2極ステップモータ605のロータの極位置を判定す
るための時刻表示用モータ極性判定手段606が構成さ
れている。また、図2に示したタイミング制御手段10
7は、モータ駆動パルス発生回路603および時刻表示
用モータ極性判定手段606とのデータバス617、動
作プログラムが格納されたROM607、このROM6
07に格納されている動作プログラムに基づいて全体の
制御を司るCPU608、各種のパラメータを記憶して
おくRAM609、および入力手段610での操作を判
別する入力制御回路611から構成されている。また、
磁気センサ装置612(図1における磁気センサ装置4
に相当する。)、およびセンサ制御回路613(センサ
制御手段)に加えて、モータ駆動パルス発生回路61
4、モータ駆動回路615、および方位表示用ステップ
モータ616も構成され、これらのモータ駆動パルス発
生回路614、モータ駆動回路615、および方位表示
用ステップモータ616によって、図2に示した磁界情
報表示手段111が構成されている。
【0048】さらに、本形態では、モータ駆動回路61
5に対しては、方位表示用ステップモータ616のロー
タの極位置を判定するための方位表示用モータ極性判定
手段619が構成されている。
【0049】ここで、時刻表示用モータ極性判定手段6
06および方位表示用モータ極性判定手段619は、そ
れぞれ時刻表示用2極ステップモータ605および方位
表示用ステップモータ616に対する駆動パルスの極性
に基づいてロータの極位置を判定する。あるいは、時刻
表示用モータ極性判定手段606および方位表示用モー
タ極性判定手段619は、時刻表示用2極ステップモー
タ605および方位表示用ステップモータ616に対す
る駆動が基準状態から偶数ステップ目か奇数ステップ目
かによりロータの極位置を判定する。このようにして、
ロータの極位置を判定するのに、複雑な検出装置を不要
としてある。
【0050】このように構成した指針式電子時計の動作
を、図4および図9に示すフローチャートに基づいて説
明する。
【0051】本形態に係る指針式電子時計でも、実施の
形態1と同様、図4に示すように、ステップST401
で入力手段106からスイッチ入力処理が行われ、か
つ、ステップST402でスイッチ入力有りと判断する
と、ステップST403において計測実行待ちフラグに
「1」をセットした後、他の処理に移行する(ステップ
ST404)。
【0052】それ以降、ステップST701においてタ
イマ割り込みがあり、かつ、ステップST702でこの
割り込みが1Hzの割り込みがあると判断すると、ステ
ップST703で時刻表示用2極ステップモータ605
に対してモータ駆動パルスを1発出力する。
【0053】次に、ステップST704では計測実行待
ちフラグに「1」がセットされているいるか否かを判断
する。ここで、計測実行待ちフラグに「1」がセットさ
れていると判断すれば、ステップST706で時刻表示
用モータ極性判定手段606の出力が「0」であるか否
かを判断する。すなわち、時刻表示用2極ステップモー
タ605のロータの極位置を確認する。
【0054】ここで、時刻表示用モータ極性判定手段6
06の出力が「0」であると判断すれば、ステップST
707において方位表示用モータ極性判定手段619の
出力が「0」であるか否かを判断する。すなわち、方位
表示用ステップモータ616のロータの極位置を確認す
る。ここで、方位表示用モータ極性判定手段619の出
力が「0」でないと判断されれば、方位表示用ステップ
モータ616にモータ駆動パルスを1発出力した後、ス
テップST709で磁気センサ装置612による方位の
計測を実行する。すなわち、方位表示用ステップモータ
616のロータの極位置を一方の状態に反転させた後、
磁気センサ装置612で方位の計測を実行する。このよ
うにして方位の計測を実行した後、ステップST710
ではその計測値から方位を決定する。次に、ステップS
T711では計算した方位を表示するための針位置を計
算し、ステップST712では計算した針位置と現在の
針位置との差を計算する。ステップST713では、こ
の差に相当する数のモータ駆動パルスを方位表示用ステ
ップモータ616に出力する。しかる後に、計測実行待
ちのフラグに「0」をセットして(ステップST71
4)、他の処理に移行する(ステップST715)。
【0055】これに対して、ステップST707におい
て極性判定手段619の出力が「0」であると判断すれ
ば、そのまま、ステップST709で方位の計測を実行
する。
【0056】なお、ステップST702で1Hzの割り
込みでないと判断したとき、ステップST704で計測
実行待ちのフラグに「1」がセットされていないと判断
したたとき、およびステップST706で極性判定手段
606の出力が「0」でないと判断したときには、いず
れも上記の処理を行わずに他の処理に移行する(ステッ
プST715)。
【0057】このように、本形態でも、実施の形態1と
同様、時刻表示用2極ステップモータ605に対する駆
動とセンサ制御手段613での方位の計測とを同期させ
て行うので、常に時刻表示用2極ステップモータ605
に対する駆動が終了した後にセンサ制御手段613での
方位の計測を行うことができる。従って、時刻表示用2
極ステップモータ605の駆動時に発生する磁界が方位
の計測に対して動的な影響を及ぼすことを防止できる。
また、ロータの極位置が特定の状態のときのみ方位の計
測を行い、それ以外のときには方位の計測を行わないの
で、ロータの極位置が特定の状態のときに合わせて、磁
気センサ装置612での検出結果に対して所定の補正
(オフセットに対する補正)を施すように初期設定して
おくだけで、時刻表示用2極ステップモータ605から
の磁気的な影響を避けることができる。
【0058】また、本形態では、方位表示用ステップモ
ータ616のロータの極位置が一方の状態にあるときの
み方位の計測を行い、このステップモータのロータの極
位置が他方の状態にあるときにはそれを一方の状態に強
制的に反転させた後に方位の計測を行う。それ故、方位
表示用ステップモータ616のロータの極位置が特定の
状態のときに合わせて、磁気センサ装置612での検出
結果に対して所定の補正(オフセットに対する補正)を
施すように初期設定しておくだけで、方位表示用ステッ
プモータ616からの磁気的な影響も受けることなく方
位を正確に計測できる。よって、本形態では、図1に示
すように、時刻表示用2極ステップモータ3、方位表示
用ステップモータ5、および磁気センサ装置4を同じ装
置本体2内で比較的近い位置に配置することができるな
ど、レイアウト上の制約がない。
【0059】[方位の連続計測]なお、上記のいずれの
形態に係る方位計測機能付き指針式電子時計でも同様で
あるが、たとえば、実施の形態1に係る方位計測機能付
き指針式電子時計において方位を連続的に計測するよう
にとの指令があったときには、タイミング制御手段10
7は、図10および図11に示すフロチャートに従って
以下の処理を行う。
【0060】まず、図10からわかるように、ステップ
ST1101においてスイッチ入力処理が行われ、か
つ、ステップST1102でスイッチ入力の有りを確認
すると、ステップST1103で連続計測タイマに「6
0」をセットし、しかる後に他の処理に移行する(ステ
ップST1104)。
【0061】このような入力処理が行われた以降、図1
1に示すように、ステップST1201においてタイマ
割り込みがあり、かつ、ステップST1202でこの割
り込みが1Hzの割り込みがあると判断すると、ステッ
プST1203では連続計測タイマが「0」であるか否
かを判断する。ステップST1203において連続計測
タイマが「0」であると判断すれば、ステップST12
13で時刻表示用2極ステップモータ104に対してモ
ータ駆動パルスを1発出力し、しかる後に他の処理に移
行する(ステップST1214)。
【0062】一方、ステップST1203において連続
計測タイマが「0」でないと判断すれば、ステップST
1204において磁気センサ装置109による方位の計
測を実行した後、ステップST1205ではその計測値
から方位を決定する。次に、ステップST1206では
計算した方位を表示するための針位置を計算し、ステッ
プST1207では計算した針位置と現在の針位置との
差を計算する。ステップST1208ではこの差に相当
する数のモータ駆動パルスを磁界情報表示手段111に
構成されている方位表示用ステップモータに出力する。
次に、連続計測タイマから「1」だけ減算した後、ステ
ップST1210では連続計測タイマが「0」であるか
否かを判断する。
【0063】ここで、連続計測タイマが「0」でなけれ
ば、他の処理に移行し(ステップST1214)、それ
以降、1Hzの割り込みがある度に連続計測タイマが
「0」となるまで、表示時刻を変えることなく方位の計
測を実行する。
【0064】このようにして方位の計測を繰り返してい
くうちに、ステップST1210で連続計測タイマが
「0」であると判断すると、ステップST1211でモ
ータ1に対してモータ駆動パルスを1発出力し、続いて
ステップST1212で時刻表示と現在時刻とが一致し
ているか否かを判断する。それらが一致しておれば他の
処理に移行するが(ステップST1214)、それらが
一致していなければ一致するまで、時刻表示用2極ステ
ップモータ104に対するモータ駆動パルスの出力(ス
テップST1211)と、時刻表示と現在時刻との比較
(ステップST1212)とを繰り返す。
【0065】このようにして方位の連続計測を行う場合
でも、ステップST1215において時刻表示用モータ
極性判定手段108の出力が「0」か否かを判断し、時
刻表示用モータ極性判定手段108の出力が「0」かあ
ると判断したときに上記の方位の連続計測の処理を行え
ば、連続計測が終了するまで、時刻表示用2極ステップ
モータ104のロータの極位置が変わらないので、その
影響を受けることなく、方位の連続計測を行うことがで
きる。それ故、時刻表示用2極ステップモータ104ロ
ータの極位置が特定の状態のときに合わせて磁気センサ
装置109での検出結果に対して所定の補正(オフセッ
トに対する補正)を施すように初期設定しておけば、時
刻表示用2極ステップモータ104からの磁気的な影響
を受けることなく方位を連続計測できるなどの効果を奏
する。
【0066】[方位の連続計測の別の形態]また、方位
の連続計測については、図12に示すフローチャートに
基づく処理で行ってもよい。すなわち、図10を参照し
て説明した処理を終えた以降、図12に示すように、ス
テップST1301においてタイマ割り込みがあり、か
つ、ステップST1302でこの割り込みが1Hzの割
り込みがあると判断すると、ステップST1303で時
刻表示用2極ステップモータ104に対してモータ駆動
パルスを1発出力する。
【0067】ステップST1304では連続計測タイマ
が「0」であるか否かを判断する。ここで、連続計測タ
イマが「0」でないと判断すれば、ステップST130
5で時刻表示用モータ極性判定手段108の出力が
「0」であるか否かを判断し、時刻表示用モータ極性判
定手段108の出力が「0」であると判断すれば、ステ
ップST1306で磁気センサ装置109による方位の
計測が実行された後、ステップST1307ではその計
測値から方位を決定する。次に、ステップST1308
では計算した方位を表示するための針位置を計算し、ス
テップST1309では計算した針位置と現在の針位置
との差を計算する。ステップST1310ではこの差に
相当する数のモータ駆動パルスを磁界情報表示手段11
1に構成されている方位表示用ステップモータに出力さ
れる。次に、ステップST1311で連続計測タイマか
ら「1」だけ減算した後、他の処理に移行する(ステッ
プST1314)。
【0068】このように構成した場合でも、時刻表示用
2極ステップモータ104ロータの極位置が特定の状態
のときに合わせて磁気センサ装置109での検出結果に
対して所定の補正(オフセットに対する補正)を施すよ
うに初期設定しておけば、時刻表示用2極ステップモー
タ104からの磁気的な影響を受けることなく方位を連
続計測できるなどの効果を奏する。
【0069】[その他の実施の形態]なお、時刻表示用
2極ステップモータに対する駆動とセンサ制御手段での
方位の計測とを同期させるにあたっては、図13(A)
に示すように処理を行ってもよい。すなわち、ステップ
ST1501で時刻表示用2極ステップモータに駆動パ
ルスを1発出力した以降、ステップST1502におい
てCPUからモータ制御回路にモータ駆動パルス出力命
令を出力し、ステップST1503でモータ駆動パルス
を出力中か否かを監視する。このような監視を行ってい
るうちに、この出力が終了したと判断してから、方位の
計測等の次の処理を行ってもよい。
【0070】また、図13(B)に示すように、ステッ
プST1601で時刻表示用2極ステップモータに駆動
パルスを1発出力した以降、ステップST1602にお
いてCPUからモータ制御回路にモータ駆動パルス出力
命令を出力し、ステップST1603で一定時間が経過
するまで待機し、しかる後に、方位の計測等の次の処理
を行うように構成してもよい。
【0071】なお、時刻表示用モータ極性判定手段にお
いて駆動パルスに基づいてロータの極位置を判定するに
あたって、ステップモータでの駆動が基準状態から偶数
ステップ目か奇数ステップ目かによりソフト的に判定し
てもよいが、駆動パルスの極性からハード的に判定する
場合には、図14に示すような回路を用いることができ
る。この回路では、モータ駆動パルスと、フリップフロ
ップ307からの出力信号およびこの出力信号をインバ
ータ308で反転させた信号とをAND回路303、3
05、およびモータドライバ304、306を通すこと
によって、図3(B)に示すモータ駆動パルスをモータ
端子10、11に発生させる。この間、モータ駆動パル
スをインバータ313およびクロックトインバータ31
4を備えるモータ駆動読出回路312によって読み出
し、それをアドレスデコータ309およびAND回路3
10を備える極性判定回路302によってサンプリング
しながらデータ線にデータ「1」としてのせる。一方、
フリップフロップ307からの出力信号をクロックトイ
ンバータ311で反転させた後、極性判定回路302に
よってサンプリングしながら、データ線にデータ「1」
としてのせるように構成してある。
【0072】また、上記のいずれの形態においても、磁
界情報として方位を計測する例を説明したが、磁気セン
サを介して計測するものであれば方位に限らず、磁界強
度の計測機能を指針式電子時計に搭載してもよい。
【0073】さらに、方位などの磁界情報を表示するに
あたっては、方位表示用ステップモータを用いて指針表
示する例を説明したが、方位の表示については液晶表示
装置などを用いてデジタル表示を行ってもよい。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る磁界
計測機能付き電子時計では、時刻表示用2極ステップモ
ータに対する駆動とセンサ制御手段での方位の計測とを
同期させて所定のタイミングで行うので、常に時刻表示
用2極ステップモータに対する駆動が終了した後にセン
サ制御手段での方位の計測を行うことができる。従っ
て、時刻表示用2極ステップモータに対する駆動を行う
タイミングと方位計測を行うタイミングとが重なること
がないので、時刻表示用2極ステップモータの駆動時に
発生する動的な磁界変化が方位の計測に影響を及ぼすこ
とがない。
【0075】また、ロータの極位置が特定の状態のとき
のみ方位の計測を行い、それ以外のときには方位の計測
を行わないように構成すると、ロータの極位置が特定の
状態のときに合わせて磁気センサでの検出結果に対して
所定の補正(オフセットに対する補正)を施すように初
期設定しておくだけで、時刻表示用2極ステップモータ
からの磁気的な影響を補正した計測結果を得ることがで
きる。それ故、時刻表示用2極ステップモータと磁気セ
ンサとを同じ装置本体内で近接した位置に配置できるな
ど、各構成部品のレイアウトに大きな制約がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した磁気計測機能付きの指針式電
子時計の概略構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る磁気計測機能付き
の指針式電子時計の機能ブロック図である。
【図3】図2に示す指針式電子時計の各信号のタイミン
グチャートである。
【図4】図2に示す指針式電子時計におけるスイッチ入
力処理を示すフローチャートである。
【図5】図2に示す指針式電子時計における運針処理お
よび方位計測処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態1に係る指針式電子時計の
回路例を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施の形態1に係る指針式電子時計に
おける別の運針処理および方位計測処理を示すフローチ
ャートである。
【図8】本発明の実施の形態2に係る磁気計測機能付き
の指針式電子時計のブロック図である。
【図9】図8に示す指針式電子時計における運針処理お
よび方位計測処理を示すフローチャートである。
【図10】図2に示す指針式電子時計において方位の連
続計測を行う場合の入力処理を示すフローチャートであ
る。
【図11】図2に示す指針式電子時計において方位の連
続計測を行う場合の運針処理および方位計測処理を示す
フローチャートである。
【図12】図2に示す指針式電子時計において方位の連
続計測を行う場合の別の運針処理および方位計測処理を
示すフローチャートである。
【図13】(A)、(B)はそれぞれ、本発明を適用し
た磁気計測機能付きの指針式電子時計において運針処理
と方位計測処理を同期させるために運針終了を監視処理
するための処理を示すフローチャートである。
【図14】本発明を適用した磁気計測機能付きの指針式
電子時計においてロータの極位置を駆動パルスから判定
するための回路図である。
【図15】方位計測に用いる磁気センサの基本的な構成
を示す説明図である。
【図16】方位計測に用いる磁気センサにバイアスをか
けたときのセンサ出力を示す説明図である。
【図17】方位計測を行う際に磁気センサから得られる
2方向成分のセンサ出力の説明図である。
【図18】磁気センサを用いて方位計測を行う際にステ
ップモータからの磁界によってセンサ出力に発生するオ
フセットを示す説明図である。
【図19】図18に示すオフセットに起因する測定誤差
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 指針式電子時計 2 装置本体 3 時刻表示用2極ステップモータ 4 磁気センサ装置 5 方位表示用ステップモータ(磁界情報表示用ステッ
プモータ) 6 電池 7A〜7E スイッチ 11X+、11X−、11Y+、11Y− MR素子 12 抵抗 13 差動増幅回路 101 発振手段 102 分周手段 103 時刻表示用モータ制御手段 104 時刻表示用2極ステップモータ 106 入力手段 107 タイミング制御手段 108 時刻表示用モータ極性判定手段 109 磁気センサ装置 110 センサ制御手段 111 表示手段 201、601 発振回路 202、602 分周回路 203、603 モータ駆動パルス発生回路 204、604 モータ駆動回路 205、605 時刻表示用2極ステップモータ 206、606 時刻表示用モータ極性判定手段 207、607 ROM 208、608 CPU 209、609 RAM 210、610 入力手段 211、611 入力制御回路 212、612 磁気センサ装置 213、613 センサ制御回路(センサ制御手段) 214、614 モータ駆動パルス発生回路 215、615 モータ駆動回路 216、616 方位表示用ステップモータ 217、617 データバス 619 方位表示用モータ極性判定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G04G 1/00 315 G04G 1/00 315J

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時刻表示部材を駆動するための時刻表示
    用2極ステップモータと、該ステップモータの駆動制御
    を行う時刻表示用モータ制御手段と、磁気センサと、該
    磁気センサの検出結果に基づいて方位などの磁界情報を
    求めるセンサ制御手段と、該センサ制御手段が求めた磁
    界情報を表示するための磁界情報表示手段と、前記磁界
    情報を求めるようにとの指令を入力するための入力手段
    と、該入力手段を介して前記磁界情報を求めるようにと
    の指令があったときに前記時刻表示用2極ステップモー
    タに対する駆動と前記センサ制御手段での磁界情報の計
    測とを同期させて所定のタイミングで行わせるタイミン
    グ制御手段とを有することを特徴とする磁界計測機能付
    き電子時計。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記時刻表示用2極
    ステップモータで交互に入れ替わるロータの極位置を該
    ステップモータに対する駆動パルスに基づいて判定する
    時刻表示用モータ極性判定手段を有し、 前記タイミング制御手段は、前記入力手段から前記磁界
    情報を求めるようにとの指令があったときには前記時刻
    表示用モータ極性判定手段の判定結果において前記時刻
    表示用2極ステップモータのロータの極位置が一方の状
    態にあるときのみ前記センサ制御手段に磁界情報の計測
    を行わせ、当該極位置が他方の状態にあるときには該極
    位置が前記一方の状態になるまで前記センサ制御手段に
    前記磁界情報の計測を見送らせるように構成されている
    ことを特徴とする磁界計測機能付き電子時計。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記時刻表示用2極
    ステップモータで交互に入れ替わるロータの極位置を該
    ステップモータに対する駆動パルスに基づいて判定する
    時刻表示用モータ極性判定手段を有し、 前記タイミング制御手段は、前記入力手段から前記磁界
    情報を求めるようにとの指令があったときには前記時刻
    表示用モータ極性判定手段の判定結果において前記時刻
    表示用2極ステップモータのロータの極位置が一方の状
    態にあるときには前記センサ制御手段に磁界情報の計測
    を行わせ、当該極位置が他方の状態にあるときには前記
    時刻表示用2極ステップモータの駆動を奇数ステップ分
    先行させることにより当該極位置を前記一方の状態に反
    転させてから前記センサ制御手段に磁界情報の計測を行
    わせ、しかる後に前記指針による時刻表示を現在時刻に
    合わせるように構成されていることを特徴とする磁界計
    測機能付き電子時計。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、前記時刻表
    示用モータ極性判定手段は、前記駆動パルスの極性に基
    づいて前記時刻表示用2極ステップモータのロータの極
    位置を判定するように構成されていることを特徴とする
    磁界計測機能付き電子時計。
  5. 【請求項5】 請求項2または3において、前記時刻表
    示用モータ極性判定手段は、前記ステップモータでの駆
    動が基準状態から偶数ステップ目か奇数ステップ目かに
    より前記時刻表示用2極ステップモータのロータの極位
    置を判定するように構成されていることを特徴とする磁
    界計測機能付き電子時計。
  6. 【請求項6】 請求項2ないし5のいずれかにおいて、
    前記磁界情報表示手段は、前記センサ制御手段が計測し
    た磁界情報を機構的に表示するための磁界情報表示用ス
    テップモータと、該ステップモータのロータの極位置を
    当該ステップモータに対する駆動パルスに基づいて判定
    する磁界情報表示用モータ極性判定手段とを有し、 前記タイミング制御手段は、前記磁界情報表示用モータ
    極性判定手段の判定結果において前記磁界情報表示用ス
    テップモータのロータの極位置が一方の状態にあるとき
    のみ前記センサ制御手段に磁界情報の計測を行わせ、当
    該極位置が他方の状態にあるときには前記磁界情報表示
    用ステップモータを奇数ステップ分駆動させることによ
    り当該極位置を一方の状態に反転させから前記センサ制
    御手段に磁界情報の計測を行わせることを特徴とする磁
    界計測機能付き電子時計。
  7. 【請求項7】 請求項2ないし6のいずれかにおいて、
    前記タイミング制御手段は、前記入力手段を介して前記
    磁界情報を連続的に求めるようにとの指令があったとき
    には、前記時刻表示用モータ極性判定手段の判定結果に
    おいて前記時刻表示用2極ステップモータのロータの極
    位置が一方の状態にあるときには前記時刻表示用2極ス
    テップモータの駆動を停止させて前記センサ制御手段に
    前記磁界情報の連続計測を行わせ、当該連続計測が完了
    した後に前記指針による時刻表示を現在時刻に合わせる
    ように構成されていることを特徴とする磁界計測機能付
    き電子時計。
  8. 【請求項8】 請求項2ないし6のいずれかにおいて、
    前記タイミング制御手段は、前記入力手段を介して前記
    磁界情報を連続的に求めるようにとの指令があったとき
    には、前記時刻表示用モータ極性判定手段の判定結果に
    おいて前記時刻表示用2極ステップモータのロータの極
    位置が一方の状態にあるときのみ前記センサ制御手段に
    磁界情報の計測を行わせ、当該極位置が他方の状態にあ
    るときには前記センサ制御手段に磁界情報の計測を見送
    らせるように構成されていることを特徴とする磁界計測
    機能付き電子時計。
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