JPH10167118A - キャブオーバ型車の前部車体構造 - Google Patents

キャブオーバ型車の前部車体構造

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Publication number
JPH10167118A
JPH10167118A JP8356527A JP35652796A JPH10167118A JP H10167118 A JPH10167118 A JP H10167118A JP 8356527 A JP8356527 A JP 8356527A JP 35652796 A JP35652796 A JP 35652796A JP H10167118 A JPH10167118 A JP H10167118A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
front panel
inner panel
belt
body structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8356527A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Inoue
浩史 井上
Tetsuji Shibata
哲治 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP8356527A priority Critical patent/JPH10167118A/ja
Publication of JPH10167118A publication Critical patent/JPH10167118A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャブオーバ型車の前部車体構造において、
フロントパネルの意匠の自由度を損なうことなくアンダ
ライドベルトの取付作業を容易にする。 【解決手段】 フロントパネル1の内側において、フロ
ントインナパネル2とで閉断面を形成する。上記閉断面
は、フロントインナパネル2の上縁および下縁2bでフ
ロントパネル1に接合するとともに、フロントインナパ
ネル2の下縁2bを除く周縁をフロントパネル1に対し
て水密構造とする。上記閉断面内においてフロントイン
ナパネル2にアンダライドベルト3の一端を固定する。
フロントパネル1の下端には上記アンダライドベルト3
の他端を貫通する開口部1aを形成する。上記閉断面形
成のフロントパネル1およびフロントインナパネル2の
下縁2bをフロントフロアパネル6の前端に接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワンボックスカー
や図6に示すトラック等のキャブオーバ型車の前部車体
構造に関する。
【0002】
【従来技術】従来より、高位置障害物との衝突による前
部車体の後方変形を低減するために、例えば図7および
図8に示すような前部車体構造が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
7の従来構造の場合は、フロントパネル11が下方途中
で終わっておりアンダライドベルト13の上端を固定す
る作業は容易であるが、その反面、アンダライドベルト
13の上端高さがガーニッシュ17との見切りで制限を
受けるとともに、フロントパネル11の意匠の自由度が
損なわれていた。
【0004】また、図8の従来構造の場合は、フロント
パネル11の下方はフロントバンパ上部まで延ばすこと
ができ意匠の自由度が損なわれることがないとともに、
アンダライドベルト13の上端位置を高くすることがで
きるが、その反面アンダライドベルト13はフロントフ
ロアパネル6を貫通させねばならず取付作業が面倒にな
るとともに、貫通部スペースを室内側に大きく必要とす
るという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、フロントパ
ネル1の内側において、フロントパネル1より幅の狭い
フロントインナパネル2をフロントパネル1とで閉断面
を形成すべくその上縁2aおよび下縁2bでフロントパ
ネル1に接合するとともに、フロントインナパネル2の
下縁2bを除く周縁をフロントパネル1に対して水密構
造とし、上記閉断面内においてフロントインナパネル2
にアンダライドベルト3の一端を固定するとともに、フ
ロントパネル1の下端にアンダライドベルト3の他端が
貫通する開口部1aを形成し、これらフロントパネル1
およびフロントインナパネル2の下縁2bをフロントフ
ロアパネル6の前端に接合するようにしてある。
【0006】本発明においては、アンダライドベルト3
の一端をフロントインナパネル2に固定した後にフロン
トパネル1の内側にフロントインナパネル2を接合する
ことにより、フロントパネル1の下方はフロントバンパ
上部まで延ばすことができ、フロントパネル1の意匠の
自由度を損なうことなくアンダライドベルト3の上端を
高くすることができるとともに、フロントフロアパネル
6にアンダライドベルト3の貫通部を必要とするという
問題が解消され、アンダライドベルト3の取付作業を容
易にすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1には前部車体の要部正面図を
示す。フロントパネル1の内側には図2に示すフロント
インナパネル2をフロントパネル1とで閉断面を形成す
べくその上縁2aおよび下縁2bでフロントパネル1の
中央部に接合されている。図中7はアッパーガーニッシ
ュ、8はロアガーニッシュで、フロントパネル1の上縁
およに下縁部を覆っている。
【0008】図2にフロントインナパネル2の詳細な構
造を示し、図3ないし図5はそれぞれフロントインナパ
ネル2をフロントパネル1とで閉断面を形成した断面図
である。
【0009】フロントインナパネル2はフロントパネル
1より幅の狭い略四辺形体で、板面の周縁はフロントパ
ネル1の内面形状に沿って当接可能に上縁2a、下縁2
bおよび縦縁2cが左右対称で形成されている。縦縁2
c間の内側にはアンダライドベルト3の取付面2eが図
3に示す深さHの凹面に中央面2dを挟んで形成されて
いる。中央面2dは図3に示すようにフロントパネル1
内面との間隙hを隔てて取付面2eに対して凸面に形成
されている。フロントインナパネル2の裏面(図3にお
ける上方)側には取り付け面2e、中央面2dに沿って
折曲形成された長板体の補強部材4が接合されている。
アンダライドベルト3は図略のボルトナット等の締結部
材あるいは溶接によりフロントインナパネル2の取付面
2eにフロントパネル1とで形成された閉断面内にその
上端が固定される。フロントインナパネル2は、フロン
トパネル1の内側で閉断面をを形成すべく、その上縁2
aおよび下縁2bでフロントパネル1に溶接するととも
に、下縁2bを除く周縁の上縁2a、縦縁2cに対して
シーラ5塗布により水密構造とされている。フトントパ
ネル1の下端には上記アンダライドベルト3の他端が貫
通する開口部1a(図5)が形成されている。
【0010】上記よりなるフロントパネル1およびフロ
ントインナパネル2の下縁2bはフロントフロアパネル
6の前端に溶接される。このように本発明の前部車体構
造によれば、フロントパネル1とで閉断面を形成する前
にフロントインナパネル2にアンダライドベルト3を固
定するので、フロントパネル1は下方途中で終わること
なくフロントパネル1の意匠を自由に選択することがで
きるとともに、アンダライドベルト3をフロントフロア
パネル6を貫通させる必要がない。また本発明の前部車
体構造によればフロントパネル1はその内側中央部で閉
断面を形成する構造で、フロントパネル1の面剛性が高
められるので振動を低減する効果が得られる。
【0011】本発明の前部車体構造はこれに限らずフロ
ントインナパネル2の下縁2bをフロントフロアパネル
6の前端に接合した後フロントパネル1と接合して閉断
面を形成することができる。
【0011】
【発明の効果】以上のように、本発明の前部車体構造に
よれば、フロントパネルの意匠の自由度を損なうことな
くアンダライドベルトの取付作業を容易にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の前部車体構造の要部正面図である。
【図2】本発明のフロントインナパネルの正面図であ
る。
【図3】図1のIII−III線に沿う位置での断面図
である。
【図4】図1のIV−IV線に沿う位置での断面図であ
る。
【図5】図1のV−V線に沿う位置での断面図である。
【図6】本発明の前部車体構造を備えた自動車の斜視図
である。
【図7】従来の前部車体構造を示す図5に対応する断面
図である。
【図8】従来の他の前部車体構造を示す図5に対応する
断面図である。
【符号の説明】
1…フロントパネル、1a…開口部、2…フロントイン
ナパネル、2a…上縁、2b…下縁、2c…縦縁、2d
…中央面、2e…取付面、3…アンダライドベルト、4
…補強部材、5…シーラ、6…フロントフロアパネル。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図6】
【図3】
【図4】
【図5】
【図7】
【図8】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントパネルの内側において、フロン
    トパネルより幅の狭いフロントインナパネルをフロント
    パネルとで閉断面を形成すべくその上縁および下縁でフ
    ロントパネルに接合するとともに、フロントインナパネ
    ルの下縁を除く周縁をフロントパネルに対して水密構造
    とし、上記閉断面内においてフロントインナパネルにア
    ンダライドベルトの一端を固定するとともに、フロント
    パネルの下端にアンダライドベルトの他端が貫通する開
    口部を形成し、これらフロントパネルおよびフロントイ
    ンナパネルの下縁をフロントフロアパネルの前端に接合
    したことを特徴とするキャブオーバ型車の前部車体構
    造。
JP8356527A 1996-12-04 1996-12-04 キャブオーバ型車の前部車体構造 Pending JPH10167118A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8356527A JPH10167118A (ja) 1996-12-04 1996-12-04 キャブオーバ型車の前部車体構造

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JP8356527A JPH10167118A (ja) 1996-12-04 1996-12-04 キャブオーバ型車の前部車体構造

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Publication Number Publication Date
JPH10167118A true JPH10167118A (ja) 1998-06-23

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ID=18449473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8356527A Pending JPH10167118A (ja) 1996-12-04 1996-12-04 キャブオーバ型車の前部車体構造

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JP (1) JPH10167118A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008047748A1 (fr) * 2006-10-20 2008-04-24 Isuzu Motors Limited Structure de fixation de panneau avant
CN103029758A (zh) * 2013-01-23 2013-04-10 安徽江淮汽车股份有限公司 一种轻型卡车驾驶室前围总成
KR101364278B1 (ko) * 2012-07-30 2014-02-19 해양산업 주식회사 트럭의 프론트 패널 결합부재 및 이를 포함하는 트럭의 프론트 패널 어셈블리

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