JPH10166356A - 紙とプラスチックからなるペレットを用いた成形法 - Google Patents
紙とプラスチックからなるペレットを用いた成形法Info
- Publication number
- JPH10166356A JPH10166356A JP32629596A JP32629596A JPH10166356A JP H10166356 A JPH10166356 A JP H10166356A JP 32629596 A JP32629596 A JP 32629596A JP 32629596 A JP32629596 A JP 32629596A JP H10166356 A JPH10166356 A JP H10166356A
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- pellets
- plastic
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- molding
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/62—Plastics recycling; Rubber recycling
Landscapes
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 古紙と廃棄プラスチックからなるペレットを
用いた成形方法を改善する。 【解決手段】 紙51重量%以上、プラスチック49重
量%以下からなるペレットを用い、別に熱可塑性プラス
チックに無機粉末を加えた調整材をつくり、該調整材1
〜20重量%を前記ペレットに加えて加熱成形し、該成
形品の組成が紙51重量%以上となるように成形した紙
とプラスチックからなるペレットを用いた成形法。
用いた成形方法を改善する。 【解決手段】 紙51重量%以上、プラスチック49重
量%以下からなるペレットを用い、別に熱可塑性プラス
チックに無機粉末を加えた調整材をつくり、該調整材1
〜20重量%を前記ペレットに加えて加熱成形し、該成
形品の組成が紙51重量%以上となるように成形した紙
とプラスチックからなるペレットを用いた成形法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紙とプラスチック、
特に古紙と廃棄プラスチックなどの廃材を有効利用して
おこなう成形品の成形方法に関する。
特に古紙と廃棄プラスチックなどの廃材を有効利用して
おこなう成形品の成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】古紙と廃棄プラスチックなどの廃材を有
効に利用するため、古紙を主原料(51%以上)とし、
残部を廃棄プラスチックのオレフイン類(PE,PP,
PET)をバインダーとして造粒した材料(ペレット
化)を用いて、成形品を成形する技術が開発された。こ
の造粒されたペレットは通常のプラスチックの場合と同
様に射出成形,押出成形,押出プレス成形などの慣用の
成形方法の利用が可能である。
効に利用するため、古紙を主原料(51%以上)とし、
残部を廃棄プラスチックのオレフイン類(PE,PP,
PET)をバインダーとして造粒した材料(ペレット
化)を用いて、成形品を成形する技術が開発された。こ
の造粒されたペレットは通常のプラスチックの場合と同
様に射出成形,押出成形,押出プレス成形などの慣用の
成形方法の利用が可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記材
料を用いて成形する場合、流動性が悪くショートモール
ドが発生するため、圧力をあげて成形すると不当なバリ
が発生するという問題が生じ、成形条件や原材料の配合
に工夫が必要であった。また成形品の肌も滑らかとは言
えず、改善が望まれていた。本発明は、このような問題
点に鑑み、成形時の材料の流動性の改善と成形品の肌を
滑らかにする成形方法を提供することを目的とする。
料を用いて成形する場合、流動性が悪くショートモール
ドが発生するため、圧力をあげて成形すると不当なバリ
が発生するという問題が生じ、成形条件や原材料の配合
に工夫が必要であった。また成形品の肌も滑らかとは言
えず、改善が望まれていた。本発明は、このような問題
点に鑑み、成形時の材料の流動性の改善と成形品の肌を
滑らかにする成形方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に添い、本発明
は紙51重量%以上、プラスチック49重量%以下から
なるペレットを用い、別に熱可塑性プラスチックに無機
粉末を加えた調整材をつくり、該調整材1〜20重量%
を前記ペレットに加えて加熱成形し、該成形品の組成が
紙51重量%以上となるように成形したことを特徴とす
る紙とプラスチックからなるペレットを用いた成形法に
よって前記課題を解消した。
は紙51重量%以上、プラスチック49重量%以下から
なるペレットを用い、別に熱可塑性プラスチックに無機
粉末を加えた調整材をつくり、該調整材1〜20重量%
を前記ペレットに加えて加熱成形し、該成形品の組成が
紙51重量%以上となるように成形したことを特徴とす
る紙とプラスチックからなるペレットを用いた成形法に
よって前記課題を解消した。
【0005】
【発明の実施の形態】まず、原料としては特に古紙や廃
棄された紙類を主体とし、これに特に廃棄されたプラス
チック類をバインダーとして用いる。前記紙類は処理し
易いように紙粉に加工する。これをペレットの主原料と
して51〜80重量%の割合で用いる。割合が50重量
%以下となると法律上紙とされず、また割合が80重量
%を越えると完全な成形が困難になる。ちなみに複合素
材については重量比率の大きい方の材料に属するとさ
れ、従ってペレットが50重量%以上の紙を混合したペ
レットは紙とみなされている。
棄された紙類を主体とし、これに特に廃棄されたプラス
チック類をバインダーとして用いる。前記紙類は処理し
易いように紙粉に加工する。これをペレットの主原料と
して51〜80重量%の割合で用いる。割合が50重量
%以下となると法律上紙とされず、また割合が80重量
%を越えると完全な成形が困難になる。ちなみに複合素
材については重量比率の大きい方の材料に属するとさ
れ、従ってペレットが50重量%以上の紙を混合したペ
レットは紙とみなされている。
【0006】また、前記廃棄プラスチックとしては、高
密度ポリエチレン(H.D.P.E),低密度ポリエチ
レン(L.D.P.E),ポリプロピレン(P.P),
ポリエチレンテレフタレート(P.E.T)及び其他の
樹脂を用いる。これを49〜20重量%の割合で用い
る。50重量%を越えると前記のように紙として処理さ
れず、また、20重量%以下では紙成分が多くなり、成
形時の流動性が悪く、完全な成形品が得られない。前記
仕様の2原料を用いてペレットを造粒する。
密度ポリエチレン(H.D.P.E),低密度ポリエチ
レン(L.D.P.E),ポリプロピレン(P.P),
ポリエチレンテレフタレート(P.E.T)及び其他の
樹脂を用いる。これを49〜20重量%の割合で用い
る。50重量%を越えると前記のように紙として処理さ
れず、また、20重量%以下では紙成分が多くなり、成
形時の流動性が悪く、完全な成形品が得られない。前記
仕様の2原料を用いてペレットを造粒する。
【0007】次に成形時の流動性の改善と成形品の肌を
良好とするため、次の材料を添加する。即ち、熱可塑性
のプラスチック、例えばポリエチレン(P.E),ポリ
プロピレン(P.P),ポリエチレンテレフタレート
(P.E.T)などを用い、これに5〜40重量%の無
機物質の粉末(以下無機粉末とする)を加えた材料(以
下、調整材とする)をつくる。無機物質としては炭酸カ
ルシウム,タルク(滑石)などを用いる。無機粉末5重
量%以上としたのはこの数値以下では成形品の肌を滑ら
かにする効果が充分ではなく、また40重量%を越えて
加えても効果に変わりがないからである。
良好とするため、次の材料を添加する。即ち、熱可塑性
のプラスチック、例えばポリエチレン(P.E),ポリ
プロピレン(P.P),ポリエチレンテレフタレート
(P.E.T)などを用い、これに5〜40重量%の無
機物質の粉末(以下無機粉末とする)を加えた材料(以
下、調整材とする)をつくる。無機物質としては炭酸カ
ルシウム,タルク(滑石)などを用いる。無機粉末5重
量%以上としたのはこの数値以下では成形品の肌を滑ら
かにする効果が充分ではなく、また40重量%を越えて
加えても効果に変わりがないからである。
【0008】次に前記ペレットに対し、調整材を1〜2
0重量%を添加して加熱混合し、慣用の成形装置によっ
て成形品を製作すればよい。なお調整材を前記範囲とし
たのは1重量%以下では効果がなく、20重量%を越え
ても効果に変わりがないばかりでなく、廃棄の際におこ
なう焼却などの処理に問題が生ずるからである。ここで
最終成形品の組成が紙51重量%以上を維持するよう
に、前記調整材の組成及びその添加量と、ペレット中の
紙の含有量とを配慮して成形しなければならない。紙成
分が50重量%以下となると、紙とみなされず、廃棄の
際に焼却などによる処分ができないからである。よって
本発明では安全側をとって紙50重量%以上とせず51
重量%以上とした。
0重量%を添加して加熱混合し、慣用の成形装置によっ
て成形品を製作すればよい。なお調整材を前記範囲とし
たのは1重量%以下では効果がなく、20重量%を越え
ても効果に変わりがないばかりでなく、廃棄の際におこ
なう焼却などの処理に問題が生ずるからである。ここで
最終成形品の組成が紙51重量%以上を維持するよう
に、前記調整材の組成及びその添加量と、ペレット中の
紙の含有量とを配慮して成形しなければならない。紙成
分が50重量%以下となると、紙とみなされず、廃棄の
際に焼却などによる処分ができないからである。よって
本発明では安全側をとって紙50重量%以上とせず51
重量%以上とした。
【0009】以上のように処理することによって成形時
の流動性が良好となり、バリ,ショートなどの不良品が
減少するとともに、成形圧力が低くてもよく、成形サイ
クルを速くすることが可能となった。また成形品の肌が
滑らかとなった。
の流動性が良好となり、バリ,ショートなどの不良品が
減少するとともに、成形圧力が低くてもよく、成形サイ
クルを速くすることが可能となった。また成形品の肌が
滑らかとなった。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、特に古紙等と廃棄プラ
スチックを用いて造粒したペレットに、本発明に係る調
整材を添加して成形することによって、このペレットの
みを用いて成形する場合に比較して成形時の流動性が良
好となり、成形品の不良が減少した。そして成形圧力も
低くすることもでき、従って製品の成形サイクルを速く
することも可能となり、コスト低減の効果がえられる。
また成形品の肌が滑らかとなり、従って商品価値が向上
した。
スチックを用いて造粒したペレットに、本発明に係る調
整材を添加して成形することによって、このペレットの
みを用いて成形する場合に比較して成形時の流動性が良
好となり、成形品の不良が減少した。そして成形圧力も
低くすることもでき、従って製品の成形サイクルを速く
することも可能となり、コスト低減の効果がえられる。
また成形品の肌が滑らかとなり、従って商品価値が向上
した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29K 511:12
Claims (3)
- 【請求項1】 紙51重量%以上、プラスチック49重
量%以下からなるペレットを用い、別に熱可塑性プラス
チックに無機粉末を加えた調整材をつくり、該調整材1
〜20重量%を前記ペレットに加えて加熱成形し、該成
形品の組成が紙51重量%以上となるように成形したこ
とを特徴とする紙とプラスチックからなるペレットを用
いた成形法。 - 【請求項2】 前記調整材に用いる無機粉末に炭酸カル
シウム又はタルクを5〜40重量%用いることを特徴と
する請求項1に記載の紙とプラスチックからなるペレッ
トを用いた成形法。 - 【請求項3】 前記ペレットの紙に古紙又は廃棄された
紙を用い、前記ペレットのプラスチックに廃棄プラスチ
ックを用いることを特徴とする請求項1に記載の紙とプ
ラスチックからなるペレットを用いた成形法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32629596A JPH10166356A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 紙とプラスチックからなるペレットを用いた成形法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32629596A JPH10166356A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 紙とプラスチックからなるペレットを用いた成形法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10166356A true JPH10166356A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18186181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32629596A Pending JPH10166356A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 紙とプラスチックからなるペレットを用いた成形法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10166356A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002052564A (ja) * | 2000-08-07 | 2002-02-19 | Key Tranding Co Ltd | 樹脂成形品 |
KR20020015153A (ko) * | 2000-08-21 | 2002-02-27 | 정진경 | 폐플라스틱 성형체의 제조 방법 |
-
1996
- 1996-12-06 JP JP32629596A patent/JPH10166356A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002052564A (ja) * | 2000-08-07 | 2002-02-19 | Key Tranding Co Ltd | 樹脂成形品 |
JP4509330B2 (ja) * | 2000-08-07 | 2010-07-21 | 紀伊産業株式会社 | 大理石模様の化粧品容器用樹脂成形品 |
KR20020015153A (ko) * | 2000-08-21 | 2002-02-27 | 정진경 | 폐플라스틱 성형체의 제조 방법 |
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