JPH10165596A - 遊技機の表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えばパチンコ遊技機などの遊技機におい
て、切替操作や台情報、あるいはリモコン操作で表示内
容を順次切替えて表示する。 【解決手段】 遊技機における遊技成績を表示する表示
器を設けた遊技機の表示装置において、各種の遊技成績
情報を記憶する遊技成績情報記憶装置と、表示切替操作
手段と、該表示切替操作手段からの切替信号を受ける度
に、前記遊技成績情報記憶手段に記憶された種々の成績
情報を予め定められた順序で取り出して前記表示器の表
示内容を切替えて表示させる表示制御装置とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、例えばパチンコ遊
技機などの遊技機において、切替操作や台情報、あるい
はリモコン操作で表示内容を順次切替えて表示するよう
にした遊技機の表示装置に関する。

【０００２】

【発明が解決しようとする課題】例えばパチンコ店で
は、多数のパチンコ台を一直線上に並べて配置していわ
ゆるパチンコ島を形成し、各パチンコ台が回収したパチ
ンコ玉を揚送装置によってパチンコ島の上部に設けられ
た貯留部へ揚送して貯留し、その貯留部からパチンコ島
の各パチンコ台へパチンコ玉を分散供給するようにして
いた。

【０００３】ところが、近年パチンコ店はパチンコ店専
用の建物で開業する他に、既成のビル内にテナントとし
て開業する場合が多く、このような場合、ホールが予め
パチンコ島を効率よく配置できるように考えられていな
いので、無駄なスペースが生じてしまう。

【０００４】このため、一台の遊技台だけで遊技媒体を
循環させるように機構的に他の遊技装置と独立した単独
機能型の遊技装置を、ホールの状況に応じて任意に配置
することが提案されている。このような単独機能型のパ
チンコ遊技装置では、客が獲得したパチンコ玉を遊技装
置内に戻しながら遊技を続け、遊技終了時には客が装置
内に戻したパチンコ玉の総数をレシートに印字して発行
している。

【０００５】したがって、遊技中に玉箱にあるパチンコ
玉の数と実際に客が獲得したパチンコ玉の数とは一致し
ない。このため、この種のパチンコ遊技装置では、台中
央の大当りのための変動表示部の他に別の表示器を設け
て、客が獲得したパチンコ玉の数をこの別の表示器で表
示することが必要となる。

【０００６】本発明はこの遊技成績の表示器を積極的に
利用して、遊技者が求める遊技成績の種々の異なる情報
を切替操作によって切替表示できるようにした表示装置
を提供することを目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の請求項１では、遊技機における遊技成績を表
示する表示器を設けた遊技機の表示装置において、各種
の遊技成績情報を記憶する遊技成績情報記憶装置と、表
示切替操作装置と、該表示切替操作装置からの切替信号
を受ける度に、前記遊技成績情報記憶装置に記憶された
種々の成績情報を予め定められた順序で取り出して前記
表示器の表示内容を切替えて表示させる表示制御装置と
を設けたことを特徴としている。このため、遊技者は切
替操作によって必要な内容の遊技成績を予め定められた
順番で順次表示を切替えて見ることができる。

【０００８】また、本発明の請求項２では、前記表示器
に前記遊技成績情報のうちの計数玉数の表示を維持した
まま、他の遊技成績情報を前記表示切替操作装置の操作
によって予め定められた順序で順次切替えて表示させる
ようにしているので、遊技者が獲得した計数玉数を常に
見られる状態で他の成績情報を順次見ることができる。

【０００９】また、本発明の請求項３では、遊技機にお
ける遊技成績を表示する表示器を設けた遊技機の表示装
置において、各種の表示内容の画像情報を予め記憶した
画像情報記憶装置と、リモコン受信装置と、台情報検出
装置と、前記リモコン受信装置からのリモコン指令受信
信号あるいは前記台情報検出装置からの台情報検出信号
を受けると、該リモコン指令受信信号あるいは前記台情
報検出信号に対応して前記画像情報記憶装置に記憶され
た画像情報を取り出して前記表示器に表示させる表示制
御装置とを設けたことを特徴としている。このため、遊
技機の台情報の出力あるいは遊技店の店員のリモコン操
作に対応した内容を表示器に表示できる。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施形態を説明する。図１は本発明を適用した一実施形
態の単独機能型のパチンコ遊技装置１０の外観図、図２
は、パチンコ遊技装置１０の構成とその遊技装置１０お
よび情報収集装置５０からなる遊技場システムを示す図
である。

【００１１】図１において、このパチンコ遊技装置１０
の上部には、遊技成績その他の各種情報を画像表示する
ための液晶表示器１１と、その上部に横一列に並んで設
けられた複数の発光部１２ａ〜１２ｅと、さらにその上
部に横一列に並んで設けられた複数のランプ１３ａ〜１
３ｄが設けられている。

【００１２】前記液晶表示器１１の側方にはレシート排
出口１４ａが設けられ、内部には遊技者が獲得した玉数
をレシートに印字して発行するプリンタ１４が設けられ
ている。

【００１３】液晶表示器１１の下方において、遊技者が
操作するための操作部１５が横方向に複数設けられてい
る。即ち、前記レシート排出口１４ａの下方には、獲得
玉数を印字したレシートを発行させるためのレシート発
行操作用押釦１５ａと、余り玉を精算して排出させるか
あるいはレシートに印字させるための余り玉精算操作用
押釦１５ｂが設けられている。

【００１４】液晶表示器１１の下方には、液晶表示器１
１の表示内容を切替えるための表示送り操作用押釦１５
ｃと、食事休憩などのために店員を呼び出すための呼出
し操作用押釦１５ｄが設けられている。

【００１５】また、その左方には、遊技者がトイレなど
のために小時間休止する際に操作するための離席操作用
押釦１５ｅが設けられている。前記操作部１５の下方に
は、パチンコ台２１が配置され、パチンコ台２１の側方
には、玉貸機２２が配設されている。玉貸機２２は、硬
貨投入口２２ａから投入された金額に応じた数のパチン
コ玉を貸出口２２ｂから貸し出す。

【００１６】パチンコ台２１は、レバー２１ａが回転操
作されると上皿２１ｂ内のパチンコ玉を打ち込み、その
パチンコ玉が入賞穴に入賞すると上皿２１ｂまたは下皿
２１ｃに所定数の賞玉を排出し、入賞玉および外れ玉を
下部タンク（図２）に回収する。

【００１７】パチンコ台２１の下には、パチンコ台２１
から排出されたパチンコ玉（賞玉）をためておくための
玉箱２３が配置されている。この玉箱２３は、操作レバ
ー２３ａを操作するとゲート２３ｂ（図２参照）が開い
て、玉箱２３内に貯留していたパチンコ玉を、後述する
戻し玉検出装置３２を介して装置内部の下部タンク２７
へ戻せるようになっている。玉貸機２２の側方にはパチ
ンコ玉を上部タンク２４（図２）へ揚送する揚送装置３
４が設けられている。

【００１８】一方、図２に示すように、装置内上部に
は、パチンコ玉を貯留するための上部タンク２４が設け
られている。この上部タンク２４には、内部に貯留して
いるパチンコ玉の量が、上限レベルに達したことを検出
するための上限センサ２５ａと下限レベルに達したこと
を検出するための下限センサ２５ｂとが設けられてい
る。上限センサ２５ａおよび下限センサ２５ｂの出力
は、後述する制御装置６０へ出力される。

【００１９】上部タンク２４は、その下方に配置されて
いる玉貸機２２、パチンコ台２１および余り玉排出装置
２６にパチンコ玉を供給する。

【００２０】パチンコ台２１が賞玉として排出するパチ
ンコ玉は、上部タンク２４から、補給玉検出装置３１を
介して供給される。

【００２１】補給玉検出装置３１は、パチンコ台２１に
補給されるパチンコ玉を検出して検出パルスを制御装置
６０へ出力する。

【００２２】余り玉排出装置２６は、プリンタ１４がレ
シートを発行する時に、制御装置６０からの信号によっ
て獲得玉の端数を玉箱２３に排出する。また、この余り
玉排出装置２６は、操作部１５の余り玉精算操作用押釦
１５ｂが操作されたときに、制御装置６０からの信号に
よって所定個数のパチンコ玉を玉箱２３に排出する。

【００２３】玉箱２３から装置内へ戻されるパチンコ玉
は、戻し玉検出装置３２を介して装置内下部に配置され
た下部タンク２７内へ落下収容される。

【００２４】戻し玉検出装置３２は、玉箱２３から下部
タンク２７内へ戻されるパチンコ玉を検出して検出パル
スを制御装置６０へ出力する。

【００２５】下部タンク２７には、タンク内に貯留され
ているパチンコ玉の量を４段階に検出して制御装置６０
へ出力するために、４つのセンサ２８ａ〜２８ｄが異な
る高さに設けられている。

【００２６】また、パチンコ台２１で回収されたパチン
コ玉（打ち込まれた玉）は、回収玉検出装置３３を介し
て下部タンク２７内へ落下収容される。回収玉検出装置
３３は、回収されるパチンコ玉を検出して検出パルスを
制御装置６０へ出力する。

【００２７】下部タンク２７に貯留されたパチンコ玉
は、揚送装置３４によって上部タンク２４へ揚送され
る。この揚送装置３４は、上部タンク２４内のパチンコ
玉が下限センサ２５ｂのレベルに達すると、そのパチン
コ玉が上限センサ２５ａのレベルに達するまで駆動され
る。

【００２８】第１の通信装置４１は情報収集装置５０と
の間で通信を行うためのものであり、第２の通信装置４
２はこのパチンコ遊技装置１０の管理情報（例えば不正
の発生、パチンコ玉の不足や過剰等）をホールの集中管
理装置（図示せず）へ送信するためのものであり、どち
らの通信装置４１、４２も有線式あるいは無線式のいず
れであってもよい。なお、情報収集装置５０は、複数の
パチンコ遊技装置１０との間で通信を行うための通信装
置と複数の遊技装置１０から通知された遊技成績を記憶
するためのメモリを有し、このメモリに記憶した各遊技
装置１０の遊技成績を要求のあった遊技装置１０に送信
するように構成されている。

【００２９】リモコン受信装置４３は、店員が所持する
特定操作部としてのリモコン４４（例えば赤外線式リモ
コン）からの信号を受信して、制御装置６０へ出力す
る。

【００３０】制御装置６０は、前記各センサからの信
号、各検出装置からの検出パルス、各操作部１５ａ〜１
５ｅの操作に応じて、あるいは、第１、第２の通信装置
４１、４２、リモコン受信装置４３からの各出力、パチ
ンコ台２１からの不正信号、大当り信号、確率変動信
号、入賞穴へのパチンコ玉の入賞信号などの台情報出力
に応じて、液晶表示器１１に表示する情報の出力、発光
部１２ａ〜１２ｅ、ランプ１３ａ〜１３ｄの駆動、プリ
ンタ１４への印字情報の出力、余り玉排出ユニット２６
および揚送装置３４の制御を行う。

【００３１】次に、制御装置６０の構成を図３に基づい
て説明する。図３は制御装置６０の構成を示すものであ
って、図３において、揚送制御装置６１は、上部タンク
２４のパチンコ玉のレベルが下限に達したことを下限セ
ンサ２５ｂの出力によって検知して揚送装置３４を駆動
し、パチンコ玉のレベルが上限に達したことを上限セン
サ２５ａの出力によって検知して揚送装置３４の駆動を
停止する。この制御によって、上部タンク２４のパチン
コ玉は上限レベルから下限レベルの間に保たれる。

【００３２】補給玉検出装置３１、回収玉検出装置３３
および戻し玉検出装置３２からの各検出パルスは、それ
ぞれ補給玉計数装置６２、戻し玉計数装置６３、回収玉
計数装置６４で計数され、各計数値はそれぞれ補給玉数
メモリ６５、計数玉数メモリ６６、打玉数メモリ６７に
更新記憶される。

【００３３】また、パチンコ台２１からのパチンコ玉が
入賞穴に入賞したスタートパルス（パチンコ台２１の中
央の回転変動表示２１ｄのスタート）が出力されると、
台情報検出装置８９で検出されてスタート回数計数装置
６８で計数され、回転数メモリ６９に更新記憶され、こ
の回転数は一日の総回転数および大当り後の回転数の二
種類が記憶され、また、これらの本日分、前日分、前々
日分が記憶される。パチンコ台２１からの大当りを表す
大当りパルスは、大当り回数計数装置７０で計数され、
大当り回数メモリ７１に更新記憶される。この大当り回
数は、本日分、前日分、前々日分の三種類が記憶され
る。

【００３４】演算制御装置７５は、計数玉数メモリ６６
に記憶された計数玉数を、景品１個当り必要な玉数（例
えば１００個）で除算し、その商（景品数）を景品数メ
モリ７６が記憶し、余りを余り玉数メモリ７７が記憶す
る。

【００３５】また、演算制御装置７５は、大当り回数メ
モリ７１に記憶された大当り回数を、回転数メモリ６９
に記憶された回転数で除算し、その商（大当り確率）を
大当確率メモリ７８が記憶する。この大当り確率は本日
分、前日分、前々日分の三種類が記憶される。

【００３６】また、演算制御装置７５は、玉貸機２２か
ら出力される貸玉数信号を受けて、補給玉数メモリ６５
に記憶された玉数とこの貸玉数を加算した値（出玉）
を、出玉数メモリ７９が記憶する。

【００３７】演算制御装置７５は、この出玉数メモリ７
９に記憶された出玉数から、打ち玉数メモリ６７に記憶
された打ち玉数を減算した値（差し引き玉数）を演算
し、差し引き玉数メモリ８０が記憶する。

【００３８】大当り回数メモリ７１に記憶された大当り
回数（あるいは、大当確率メモリ７８に記憶された大当
り確率）は第１の通信装置４１から情報収集装置５０へ
送られる。

【００３９】順位付け装置８１は、大当り回数メモリ７
１に記憶されている自装置の大当り回数と第１の通信装
置４１で受信した他の遊技装置の大当り回数を比較して
順位を付け、上位（例えば１位から３位まで）の遊技装
置の装置番号とその大当り回数を記憶する。

【００４０】前記した各メモリ６５、６６、６７、６
９、７１、７６、７７、７８、７９、８０及び順位付け
装置８１は、遊技成績情報記憶装置であって、これらの
遊技成績表示制御装置９０によって情報が表示器１１に
表示される。

【００４１】印字制御装置８５は、操作部１５のレシー
ト発行操作用押釦１５ａの操作によって端数込みのレシ
ート発行が選択されると、計数玉数メモリ６６、景品数
メモリ７６、余り玉数メモリ７７にそれぞれ記憶された
計数玉（戻し玉）数、景品数および余り玉数をレシート
に印字させ、端数を含まないレシート発行が選択される
と、計数玉（戻し玉）数、景品数を印字したレシートを
プリンタ１４にレシート発行制御装置８６が発行させ
る。なお、印字制御装置８５は、レシートの発行が終了
すると、戻し玉計数装置６３およびメモリ６６、７６、
７７の記憶値を零にリセットして、次の遊技に備える。

【００４２】なお、遊技者が遊技を中断して席を離れる
ときに、レシートの発行機能を停止できるように、店員
が所持しているリモコンを操作すると、リモコン受信装
置４３がこれを受信し、レシート発行制御装置８６は、
プリンタ１４のレシートの発行を停止させる。

【００４３】また、余り玉排出制御装置７３は、レシー
ト発行操作用押釦１５ａによって端数を含まないレシー
ト発行が選択されると、演算制御装置７５によって算出
され余り玉数メモリ７７に記憶された余り玉数を余り玉
排出装置２６から玉箱２３内へ排出させ、余り玉数メモ
リ７７の記憶をゼロにリセットする。画像メモリ８８に
は、「呼出中」、「点検」、「交換」、その他種々の台
情報などに対応した文字、図形などの画像が記憶されて
いる。

【００４４】表示制御装置９０は、各計数装置の計数動
作、パチンコ台２１からの台情報の入力、操作部１５の
操作、あるいはリモコン受信装置４３の受信信号に応じ
て、液晶表示器１１に表示する内容を切り換える。

【００４５】図４は、この表示制御装置９０の処理手順
を示すフローチャートである。以下、このフローチャー
トに基づいて液晶表示器１１の表示動作を説明する。

【００４６】まず、遊技者が、玉貸機２２から貸し出さ
れたパチンコ玉をパチンコ台２１の上皿２１ｂに入れ
て、遊技を開始し、パチンコ台２１に打ち込まれたパチ
ンコ玉が入賞穴に入賞すると、上部タンク２４から賞玉
が排出され、その賞玉が遊技者によって玉箱２３内に移
されるか、あるいは、上皿２１ｂが満杯になると、下皿
２１ｃへ流下、さらに下皿２１ｃが満杯になると、玉箱
２３に流下する。

【００４７】パチンコ台２１の入賞穴に入賞したパチン
コ玉及び入賞せず、パチンコ台２１の回収穴へ落下した
パチンコ玉は、回収玉検出装置３３を介して下部タンク
２７内へ落下する。

【００４８】玉箱２３内のパチンコ玉は操作レバー２３
ａの操作によって、戻し玉検出装置３２を介して下部タ
ンク２７内へ落下する。また、操作レバー２３ａを操作
せずに玉箱２３内がパチンコ玉が満杯になるとオーバー
フローしたパチンコ玉が同じく戻し玉検出装置３２を介
して下部タンク２７内へ落下する。

【００４９】このようにして遊技が継続している間に、
前記したように補給玉数、計数玉数、打玉数がそれぞれ
補給玉数メモリ６５、計数玉数メモリ６６、打玉数メモ
リ６７に更新記憶され、また、スタート回数が回転数メ
モリ６９に、大当り回数が大当り回数メモリ７１に更新
される。

【００５０】また、前記したように演算制御装置７５の
各演算結果が、それぞれ景品数メモリ７６、余り玉数メ
モリ７７、大当り確率メモリ７８、出玉数メモリ７９、
差し引き玉数メモリ８０に更新記憶される。

【００５１】表示制御装置９０は、回収玉検出装置３３
の検出パルスが予め定めた時間の間に出力されるか否か
によってそのパチンコ遊技装置１０で客が遊技中か否か
を判定する（Ｓ１）。

【００５２】遊技中でない場合には、画面マスク設定
（店員がリモコン操作で行なう）がされているか否かを
リモコン受信装置４３からの信号で判定する（Ｓ２）。
画面マスク設定がされている場合には、表示制御装置９
０は画像メモリ８８に記憶されているマスク用画面（図
７にその一例示す）を液晶表示器１１に表示させる（Ｓ
３）。

【００５３】画面マスク設定がされていない場合には、
表示制御装置９０は液晶表示器１１に非遊技者用画面を
表示させる（Ｓ４）。図５はこの図４の非遊技者用画面
表示の詳細なフローチャートを示している。即ち、図５
に示すように、パチンコ遊技装置１０で遊技者が遊技し
ていない状態では、回転数メモリ６９に記憶された回転
数及び大当り回数メモリ７１に記憶された総大当り回数
に基づいて、表示制御装置９０は図８に示す「回転数・
総大当り回数」表示を行なわせる（Ｓ４１）。（ここで
「回転数」とは大当り後の入賞によるスタート回数、
「総大当り回数」とは一日の営業開始後からの大当り回
数である。）

【００５４】総大当り回数は本日分の他に、下段に前日
分及び前々日分が表示される。そのパチンコ遊技装置１
０に遊技者が来て、液晶表示器１１の図８の表示を見て
そのパチンコ遊技装置１０の成績を知り、そのパチンコ
遊技装置１０で遊技するかどうかを考えるが、さらにそ
の他の成績内容を知りたい場合に表示送り操作用押釦１
５ｃを押す（Ｓ４２）と、大当り確率メモリ７８に記憶
された大当り確率及び回転数メモリ６９に記憶された総
回転数によって、表示制御装置９０は図９に示す本日
分、前日分、前々日分の「大当り確率・総回転数」表示
に切替える（Ｓ４３）。

【００５５】この図９の表示に切替わった後、所定時間
（例えば１分）内にさらに表示送り操作用押釦１５ｃを
押す（Ｓ４５）と、出玉数メモリ７９に記憶された出玉
数、打玉数メモリ６７に記憶された打ち玉数、差し引き
玉数メモリ８０に記憶された差し引き玉数、回転数メモ
リ６９に記憶された総回転数に基づいて、表示制御装置
９０は図１０に示す「差し引き」表示に切替える（Ｓ４
６）。

【００５６】次に、この図１０の表示から１分以内にさ
らに表示送り操作用押釦１５ｃを押すと、順位付け装置
８１に記憶された本日の大当り回数の多い第３位までの
パチンコ遊技装置１０の番台と大当り回数に基づいて、
表示制御装置９０は図１１に示す「本日の大当りＴＯＰ
３」表示に切替える（Ｓ４９）。

【００５７】同様にさらに１分以内に表示送り操作用押
釦１５ｃを押すと前日の大当りＴＯＰ３表示（図示せ
ず）に切替え（Ｓ５２）、さらに１分以内に表示送り操
作用押釦１５ｃを押すと前々日の大当りＴＯＰ３表示
（図示せず）に切替える（Ｓ５５）。そして、表示送り
操作用押釦１５ｃを押すと、図８の最初の表示に戻る。

【００５８】しかして、図９、図１０などの図８以外の
画面の表示中において、１分以内に表示送り操作用押釦
１５ｃが押されなかった場合、図８の最初の表示に戻
る。そして、図８の画面の表示中に表示送り操作用押釦
１５ｃが押されないまま予め定められた設定時間（例え
ば３０分）が経過すると（Ｓ５８）、液晶画面の焼付け
防止のために、表示制御装置９０は、図８の画面に重ね
て、画像メモリ８８に記憶されている例えば図１２に示
す「１８才未満遊技禁止」の文字などを上下左右に移動
表示させる（Ｓ５９）。

【００５９】しかして、非遊技中に、店員がリモコン操
作でパチンコ遊技装置１０の種々の条件設定（例えば打
止め条件、食事時間、離席時間、その他）をすることが
できる（Ｓ５、６、７）。

【００６０】そのパチンコ遊技装置１０で客が遊技を始
めると、表示制御装置９０は、回収玉検出装置３３から
の検出パルスによって遊技中であると判定し（Ｓ１）、
画面マスク設定されていない限り（Ｓ８）、遊技者用画
面表示（Ｓ１０）に液晶表示器１１の表示を切替える。

【００６１】図６は遊技中のこの遊技者用画面表示の詳
細を示している。即ち、回収玉検出装置３３からの検出
パルスを受けると、表示制御装置９０は液晶表示器１１
を計数玉数メモリ６６に記憶された計数玉数、景品数メ
モリ７６に記憶された景品数、余り玉数メモリ７７に記
憶された余り玉数をリセットしてゼロにし、「景品数・
余り玉数」表示に切替える。従って、遊技の開始時は数
値はゼロである。

【００６２】遊技中にこれらの値が変化すれば表示の数
値もそれに応じて変化し、例えば図１３のように表示さ
れる。これによって遊技者は遊技中に成績を知ることが
できる。そして、遊技者が遊技を止めて景品に代えるた
めにレシート発行操作用押釦１５ａを押すと、図１３の
数値を印字したレシートがプリンタ１４から発行される
と共に、これらの数値はゼロにリセットされる（余り玉
精算操作用押釦１５ｂで余り玉を精算すれば、余り玉数
もゼロにリセットされる。）。

【００６３】遊技中に、遊技者が図１３の表示状態にお
いて表示送り操作用押釦１５ｃを押すと（Ｓ１０２）、
回転数メモリ６９、大当り確率メモリ７８の各記憶値に
基づいて、表示制御装置９０は液晶表示器１１の表示を
図１４に示す「総回転数・大当り確率表示」に切替える
（Ｓ１０３）。そして、１分以内に表示送り操作用押釦
１５ｃを押せば、順次図１５、図１６と表示が切替えら
れ（Ｓ１０６〜Ｓ１０９）、図１６の表示状態からさら
に表示送り操作用押釦１５ｃを押すと、再び最初の図１
３の表示に戻る。

【００６４】しかして、以上のような遊技中の遊技者用
画面表示（Ｓ１０）が行なわれている時に、パチンコ台
２１からの台情報が表示制御装置９０へ入力すると（Ｓ
１１２）、表示制御装置９０は画像メモリ８８に記憶さ
れている各台情報に対応した表示画像を液晶表示器１１
に台情報表示（Ｓ１１）として表示させる（図４）。

【００６５】例えば、表示制御装置９０はパチンコ台２
１からの不正を表す信号を確認すると、図１７のように
「点検」表示を表示させる。なお、店員によるリモコン
の点検キー操作をリモコン受信装置４３が受信して、表
示制御装置９０がリモコン受信装置４３からの信号を受
けた場合にも、この図１７の「点検」表示を表示させ
る。

【００６６】店員がリモコンのリセットキーを操作する
と、リモコン受信装置４３からのリセット信号を表示制
御装置９０が受けて、図１３の表示に戻す。また、パチ
ンコ台２１の前扉が開かれたとき、表示制御装置９０は
パチンコ台２１からのドアオープン信号を確認すると、
図１８に示す「ドアオープン表示」を表示させる。ドア
オープン状態が解除されると、図１３の表示に戻す。

【００６７】また、パチンコ台２１にエラー（例えば玉
詰まり、入賞穴の羽根の動作異常、その他）が発生した
とき、パチンコ台２１からのエラー信号を受けると、表
示制御装置９０は図１９の「エラー発生」表示を表示さ
せる。エラー信号が解除されると、図１３の表示に戻
す。

【００６８】また、表示制御装置９０はパチンコ台２１
からの大当り信号を確認すると、一定時間（例えば１０
秒）図２０に示す「大当り」表示を表示させ、次に「抽
選スロット」表示を表示させ、次に変動する３つの数字
の出目によって選ばれた「交換」、「連続」、「無制
限」などのいずれかを表示させる。そして図２１に示す
ように画面の一部に「確変」などの遊技状況を点滅表示
させる。

【００６９】なお、「交換」、「連続」、「無制限」な
どの表示は、抽選スロットの他に、リモコン操作によっ
ても表示され、また、打止め、交換、連続、無制限など
の各条件を満たした場合にパチンコ台情報として出力さ
れたときにも表示される。

【００７０】また、システムエラー（例えば揚送装置３
４の動作異常、上部タンク２４のセンサ２５ａ、２５
ｂ、下部タンク２７のセンサ２８ａ〜２８ｄの動作異
常、その他）によってシステムエラー信号を表示制御装
置９０が受けると、図２２に示すように、システム個所
に対応づけした番号（図では６９）と共に、「システム
エラー」表示を表示する。この番号によって店員はエラ
ーを生じたシステム箇所を点検し、エラー解除後に、店
員がリモコンのリセットキーを押すと元の図１３の画面
に戻る。

【００７１】遊技者が店員呼出しのため呼出し操作用押
釦１５ｄを押すと（Ｓ１２）、表示制御装置９０は画像
メモリ８８に記憶された呼出中を表す画像に基づいて図
２３に示す「呼出中」表示を表示させる（Ｓ１３）。店
員によるリモコンのリセットキー操作（Ｓ１４）で、表
示制御装置９０は図１３の表示に戻す。

【００７２】遊技者が食事のため店員を呼び、店員がリ
モコンの食事中キーを押すと（Ｓ１５）、表示制御装置
９０は画像メモリ８８に記憶された食事中を表す画像に
基づいて図２４に示す「食事中」表示を表示させる（Ｓ
１６）。この表示中は押釦１５ａ〜１５ｅを押してもす
べて無効にされる。店員によるリモコンのリセットキー
操作（Ｓ１７）で、表示制御装置９０は図１３の表示に
戻す。

【００７３】遊技者がたばこ買いやトイレ休憩のため離
席操作用押釦１５ｅを押すと（Ｓ１８）、表示制御装置
９０は画像メモリ８８に記憶された呼出中を表す画像に
基づいて「休憩中」表示（図示せず）を一定時間だけ表
示させる（Ｓ１９）。この表示中は押釦１５ａ〜１５ｅ
を押しても全て無効にされる。店員によるリモコンのリ
セットキー操作（Ｓ２０）で、表示制御装置９０は図１
３の表示に戻す。

【００７４】なお、前記した大当り、呼出し、点検、シ
ステムエラーなどを液晶表示器１１で表示する場合、同
時に発光部制御装置９１、ランプ制御装置９２によって
発光部１２ａ〜１２ｅ、ランプ１３ａ〜１３ｄを点滅さ
せる。

【００７５】なお、前記実施形態は、パチンコ遊技装置
に本発明を適用した例を示したが、メダルを投入して遊
技する遊技装置等にも本発明を同様に適用できる。ま
た、前記実施形態は、一台の遊技装置で遊技媒体を循環
させる単独機能型の遊技装置に適用した例を示したが、
多数の遊技装置全体で遊技媒体を循環させる遊技装置に
も本発明を同様に適用できる。また、表示内容も前記実
施形態の例とは異なる内容にしてもよい。

【００７６】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項１
では、遊技機における遊技成績を表示する表示器を設け
た遊技機の表示装置において、各種の遊技成績情報を記
憶する遊技成績情報記憶装置と、表示切替操作装置と、
該表示切替操作装置からの切替信号を受ける度に、前記
遊技成績情報記憶装置に記憶された種々の成績情報を予
め定められた順序で取り出して前記表示器の表示内容を
切替えて表示させる表示制御装置とを設けたため、遊技
者の表示切替操作によって必要な内容の遊技成績を予め
定められた順番で順次表示を切替えて見ることができ、
遊技者の台の選択、あるいは景品交換の時期の選択など
遊技のための種々の戦略に極めて有益となり、遊技者の
興趣をひき、ひいては遊技店の繁栄を招く。

【００７７】また、本発明の請求項２では、前記表示器
に前記遊技成績情報のうちの計数玉数の表示を維持した
まま、他の遊技成績情報を前記表示切替操作装置の操作
によって予め定められた順序で順次切替えて表示させる
ようにしているので、遊技者が獲得した計数玉数を常に
見られる状態で他の成績情報を順次見ることができる。

【００７８】また、本発明の請求項３では、遊技機にお
ける遊技成績を表示する表示器を設けた遊技機の表示装
置において、各種の表示内容の画像情報を予め記憶した
画像情報記憶装置と、リモコン受信装置と、台情報検出
装置と、前記リモコン受信装置からのリモコン指令受信
信号あるいは前記台情報検出装置からの台情報検出信号
を受けると、該リモコン指令受信信号あるいは前記台情
報検出信号に対応して前記画像情報記憶装置に記憶され
た画像情報を取り出して、前記表示器に表示させる表示
制御装置とを設けたため、遊技機の台情報の出力あるい
は遊技店の店員のリモコン操作に対応した内容を表示器
に表示でき、遊技者にとっても店側にとっても遊技内容
や指示の相互伝達がスムーズとなり、遊技者には気持ち
よく遊技できる状況が生み出され、店側にもスムーズな
運営が果たされることとなり、両方にとって極めて有益
となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明を適用した一実施形態のパチンコ遊技装
置の正面図

【図２】一実施形態の全体構成図

【図３】一実施形態の制御装置の構成図

【図４】一実施形態の要部の処理手順を示すフローチャ
ート

【図５】一実施形態の要部の処理手順を示すフローチャ
ート

【図６】一実施形態の要部の処理手順を示すフローチャ
ート

【図７】一実施形態の液晶表示画面の一例を示す図

【図８】一実施形態の液晶表示画面の一例を示す図

【図９】一実施形態の液晶表示画面の一例を示す図

【図１０】一実施形態の液晶表示画面の一例を示す図

【図１１】一実施形態の液晶表示画面の一例を示す図

【図１２】一実施形態の液晶表示画面の一例を示す図

【図１３】一実施形態の液晶表示画面の一例を示す図

【図１４】一実施形態の液晶表示画面の一例を示す図

【図１５】一実施形態の液晶表示画面の一例を示す図

【図１６】一実施形態の液晶表示画面の一例を示す図

【図１７】一実施形態の液晶表示画面の一例を示す図

【図１８】一実施形態の液晶表示画面の一例を示す図

【図１９】一実施形態の液晶表示画面の一例を示す図

【図２０】一実施形態の液晶表示画面の一例を示す図

【図２１】一実施形態の液晶表示画面の一例を示す図

【図２２】一実施形態の液晶表示画面の一例を示す図

【図２３】一実施形態の液晶表示画面の一例を示す図

【図２４】一実施形態の液晶表示画面の一例を示す図

【符号の説明】

１０ パチンコ遊技装置 １１ 液晶表示器 １５ 操作部 １５ａ レシート発行操作用押釦 １５ｂ 余り玉精算操作用押釦 １５ｃ 表示送り操作用押釦 １５ｄ 呼出し操作用押釦 １５ｅ 離席操作用押釦 ２１ パチンコ台 ３３ 回収玉検出装置 ４１ 第１の通信装置 ４３ リモコン受信装置 ６０ 制御装置 ６２ 補給玉計数装置 ６３ 戻し玉計数装置 ６４ 回収玉計数装置 ６５ 補給玉数メモリ ６６ 計数玉数メモリ ６７ 打玉数メモリ ６８ スタート回数計数装置 ６９ 回転数メモリ ７０ 大当り回数計数装置 ７１ 大当り回数メモリ ７３ 余り玉排出制御装置 ７５ 演算制御装置 ７６ 景品数メモリ ７７ 余り玉数メモリ ７８ 大当り確率メモリ ７９ 出玉数メモリ ８０ 差し引き玉数メモリ ８１ 順位付け装置 ８５ 印字制御装置 ８６ レシート発行制御装置 ８８ 画像メモリ ９０ 表示制御装置

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成９年１月２４日

【手続補正１】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図 １】

【図 ７】

【図 ８】

【図 ９】

【図１０】

【図１１】

【図１２】

【図 ２】

【図 ３】

【図 ４】

【図１３】

【図１４】

【図１５】

【図 ５】

【図１６】

【図１７】

【図１８】

【図１９】

【図２０】

【図 ６】

【図２１】

【図２２】

【図２３】

【図２４】

フロントページの続き (72)発明者 徳山 英秀 埼玉県狭山市富士見２丁目15番１号 狭山 精密工業株式会社内 (72)発明者 下口 二郎 東京都杉並区阿佐谷北６丁目30番６号 シ ルバー電研株式会社内 (72)発明者 高林 義勝 東京都杉並区阿佐谷北６丁目30番６号 シ ルバー電研株式会社内 (72)発明者 馬橋 薫 東京都杉並区阿佐谷北６丁目30番６号 シ ルバー電研株式会社内

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】遊技機における遊技成績を表示する表示器
   を設けた遊技機の表示装置において、 各種の遊技成績情報を記憶する遊技成績情報記憶装置
   と、 表示切替操作装置と、 該表示切替操作装置からの切替信号を受ける度に、前記
   遊技成績情報記憶装置に記憶された種々の成績情報を予
   め定められた順序で取り出して前記表示器の表示内容を
   切替えて表示させる表示制御装置とを設けたことを特徴
   とする遊技機の表示装置。
2. 【請求項２】遊技機における遊技成績を表示する表示器
   を設けた遊技機の表示装置において、 各種の遊技成績情報を記憶する遊技成績情報記憶装置
   と、 表示切替操作装置と、 該表示切替操作装置からの切替信号を受ける度に、前記
   遊技成績情報記憶装置に記憶された種々の成績情報を予
   め定められた順序で取り出して前記表示器の表示内容を
   切替えて表示させる表示制御装置とを設けて、 前記表示器に前記遊技成績情報のうちの計数玉数の表示
   を維持したまま、他の遊技成績情報を前記表示切替操作
   装置の操作によって予め定められた順序で順次切替えて
   表示させるようにしたことを特徴とする遊技機の表示装
   置。
3. 【請求項３】遊技機における遊技成績を表示する表示器
   を設けた遊技機の表示装置において、 各種の表示内容の画像情報を予め記憶した画像情報記憶
   装置と、 リモコン受信装置と、 台情報検出装置と、 前記リモコン受信装置からのリモコン指令受信信号ある
   いは前記台情報検出装置からの台情報検出信号を受ける
   と、該リモコン指令受信信号あるいは前記台情報検出信
   号に対応して前記画像情報記憶装置に記憶された画像情
   報を取り出して前記表示器に表示させる表示制御装置と
   を設けたことを特徴とする遊技機の表示装置。