JPH10164863A - パルストランス、高電圧パルス発生回路、放電ランプ点灯装置、発光装置及び画像表示装置 - Google Patents

パルストランス、高電圧パルス発生回路、放電ランプ点灯装置、発光装置及び画像表示装置

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JPH10164863A
JPH10164863A JP8317743A JP31774396A JPH10164863A JP H10164863 A JPH10164863 A JP H10164863A JP 8317743 A JP8317743 A JP 8317743A JP 31774396 A JP31774396 A JP 31774396A JP H10164863 A JPH10164863 A JP H10164863A
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primary winding
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insulating material
winding
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JP8317743A
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Manabu Takaya
学 貴家
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中央に1次巻線がある単層巻きの棒状のパル
ストランスを用いても、通常絶縁の昇圧トランスを用い
ることができるようにすること。 【解決手段】 サイダック5のスイッチングによって、
コンデンサ4から昇圧トランス6の1次巻線61にパル
ス電圧が入力されると、このトランス6の2次巻線62
に昇圧電圧が発生する。この昇圧電圧はダイオード7、
コンデンサ8、パルストランス10の2次巻線sの回路
でコンデンサ8を充電する。コンデンサ8の充電電圧が
上昇してギャップ9が導通することにより、パルストラ
ンス10の1次巻線fに高電圧が入力されて、パルスト
ランス10の2次巻線s及び1次巻線fに高電圧が発生
するが、この高電圧はダイオード7を逆バイアスしてこ
のダイオード7により阻止され、昇圧トランス6の2次
巻線62にはかからない。このため、昇圧トランスの1
次巻線61と2次巻線62間の絶縁を通常のものとする
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メタルハライドラ
ンプなどの高圧放電ランプを点灯する放電ランプ点灯装
置と、この放電ランプ点灯装置を用いた発光装置及びこ
の発光装置を光源として用いた画像表示装置に係り、特
に放電ランプを始動するための高電圧を発生する高電圧
パルス発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、放電ランプ点灯装置におけるラ
ンプ始動用の高電圧パルス発生回路では、最終段のパル
ストランスとして、図8に示すような閉磁路タイプのト
ランスが使用されてきた。しかし、この閉磁路タイプの
トランスでは、巻き上げ部分の耐電圧を確保するために
テフロン線等の高価な電線を使用したり、或いは層間テ
ープ等を何重も施す必要があった。このため、構造が複
雑になってコストがかかる割には信頼性はさほど得られ
ないという不具合がある。
【0003】そこで、上記のような不具合を解決する方
法として、棒状のコアを内包した筒状のボビンを使用
し、1次巻線と2次巻線を直列に接続して、前記ボビン
にこれら巻線を単層に巻回した構造を有する図9に示す
ようなパルストランスが開発されている。このような構
造のパルストランスでは、絶縁された棒状のコア21を
内包する筒状のボビン22の外周部に、1次巻線f、2
次巻線sともに単層巻きに巻回しているため、層間絶縁
が必要なく、巻線材も1ターンごとの絶縁だけでよいの
で、通常のトランスと同じ様なポリウレタン被服線を使
用でき、しかも、構造を簡単化することができるため、
組立作業性が向上する。従って、棒状の単層巻タイプの
パルストランスはその製造コストを安くすることができ
る。その上、パルストランスの低電圧側と高電圧側との
距離が必然的に大きくとれるので、安全性も非常に高
く、絶縁に対する信頼性も高いという利点がある。
【0004】しかし、このタイプのパルストランスは図
9に示すようにその1次巻線がコア端部に位置している
ため、2次巻線sから必要なパルス出力を得るには、こ
のパルストランスの1次巻線f側に接続される発振回路
を強力にしなければならない。
【0005】図10は上記した従来のパルストランスを
用いた高電圧パルス発生回路の構成例を示した回路図で
ある。直流点灯回路1の直流出力電圧は抵抗3を通して
コンデンサ4を充電する。コンデンサ4の充電電圧が上
昇すると、サイダック5がオンとなって、パルス電流を
昇圧トランス6の1次側に流す。このため、昇圧トラン
ス6の2次側に高電圧が発生し、この高電圧はダイオー
ド7により整流されて、高耐圧のコンデンサ8を充電す
る。このコンデンサ8の充電電圧が所定電圧に上昇する
と、ギャップ9が放電し、コンデンサ8から高電圧パル
スがパルストランス10の1次巻線fに入力される。
【0006】これにより、パルストランス10の2次巻
線sに更に高電圧のパルスが発生して、これが放電ラン
プ2に印加されて、この放電ランプ2を放電させる。一
度、放電ランプ2が放電すると、以降、直流点灯回路1
の直流出力電圧が放電ランプ2の放電に供されるため、
点灯が持続されるが、こうなると、直流点灯回路1の直
流出力電圧が下がり、コンデンサ4の充電電圧がサイダ
ック5がオンする電圧まで上昇しないため、パルストラ
ンス10の2次巻線sからの高電圧の発生は停止され
る。
【0007】ところで、メタルハライドランプのような
高圧放電ランプ2を起動するためには、非常に大きな高
電圧パルスを放電ランプ2に印加しなければならない。
特に、いかなる場合にも瞬時に再始動したい場合には約
30キロボルトの高電圧が必要になってくる。また、最
近主流のシヨートアークタイプの放電ランプでは、点灯
時のランプ電流も従来使われていたものに比べ非常に大
きい。このため、パルストランスとしては、昇圧比を大
きくとり、巻線も太くしなければならない。
【0008】そこで、上記のような直流点灯回路1とし
て、安定器を用いた場合、その出力(商用電源使用の場
合は通常倍電圧整流を行うので、安定器の無負荷出力電
圧は280ボル卜程度になる)をサイダック5を用いた
発振回路と、小型昇圧トランス6とにより一旦昇圧整流
し、高耐圧のコンデンサ8に充電し、これをギャップ9
により再度発振させ、最終段のパルストランス10によ
り高電圧パルスを出力する構成により、パルストランス
10での昇圧比を少なくして、このパルストランスの小
形化を図り、その信頼性を向上している。
【0009】しかし、上記したようにパルストランス1
0の1次巻線sがコア端部に位置することにより、2次
巻線sとの結合が悪化しているため、パルストランス1
0の1次側に接続されているコンデンサ8の容量を大き
くして出力電流を増大させたり、ギャップ9の閾値電圧
を高くして、出力電圧を大きくすることなどにより、発
振回路を強力にしなければならず、この部分でのコスト
が高くなってしまうという不具合がある。
【0010】このような不具合を回避する対策として、
上記パルストランス10の1次巻線fの位置を効率の良
いコア中央付近へ移動させる方法がある。この方法のー
つとして、単層巻のまま1次巻線fの位置を図11に示
すように中央付近に並び替たり、図12に示すように中
央付近に層間テープ27等を巻いた上に、1次巻線fを
巻回して下側の2次巻線sの上に1次巻線fを重ねるこ
とが行われている。しかし、これら方法を採ると、パル
ストランス10の中央付近では、少なくとも出力パルス
の半分近くの高電圧が発生しているはずであり、これを
確実に絶縁出来るような構造を採らなければ大変危険で
あるという不具合があった。
【0011】また、別の方法として、単層巻のままボビ
ン中央付近を1次巻線として使用する手段もある。つま
り、先ほどの並び替えとは異なり、図13に示すように
全ての1次巻線f及び2次巻線sを直列的に接続する構
造を採れば、パルストランスの部分では耐電圧的な問題
箇所は生じない。しかし、このような接続を可能にする
ためには、図14に示すようにパルストランス10の1
次巻線f側に接続される発振回路に電圧を供給する前段
の昇圧トランス6の1次巻線61、2次巻線62間を絶
縁されたタイプに変更し、しかも、パルストランスの1
次巻線f側に接続される前記発振回路を電気的に完全に
浮かせる必要があるため、これら発振回路と前記昇圧ト
ランス6の絶縁された部分には、パルストランス10か
らの出力パルスの半分近くの耐電圧が必要になる。一般
に、パルストランス10の前段の昇圧トランス6は、電
流をあまり流さないため非常に小型な物が多く、このた
め、上記の様な耐電圧の高い強力な絶縁をすることは構
造的に大変難しいという問題がある。
【0012】さらに別の手段として、図15に示すよう
に前段の昇圧トランス6を、1次巻線61、2次巻線6
2間が絶縁されたタイプに変更して、パルストランス1
0の1次巻線側に接続される発振回路を電気的に浮かせ
ると共に、パルストランス10の1次巻線側自体も完全
に浮かせてしまうといった物もある。このような構造に
より、絶縁すべき箇所は昇圧トランス6の部分とパルス
トランス10の部分に分散されるが、やはり昇圧トラン
ス6に高耐電圧な絶縁が必要とされることにはかわりは
なく、構造的に絶縁を施すことが難しいという問題は残
る。
【0013】ここで、例えば図17に示すような単層巻
の構造を有するパルストランス10は、ボビン22の材
料に非常に高耐電圧な樹脂を使用しなければ、コア21
を通して高電圧側と低電圧側がリークし、パルス出力が
低下し、ランブ始動が困難となる可能性がある。そこ
で、通常の樹脂を使用して耐電圧を確保しようとする
と、ボビン肉厚を非常に厚くしなければならないが、1
次、2次巻線f、sとコア21の磁気的結合が低くなっ
て、十分なパルス電圧を放電ランプ2に供給出来なくな
ってしまう。また、パルストランス10はランプ点灯時
(起動後の安定点灯時)にも常時電流が流れるため、温
度上昇が大きい部品である。
【0014】特に最近主流のショートアーク瞬時再始動
タイプの放電ランプ2を使用した場合、パルストランス
10の2次巻線sの巻数を多くし、電流も多く流すた
め、温度上昇はより激しい。このため、棒コアタイプの
図17に示すようなパルストランス10では、その細長
い形状から温度差による伸縮が激しく、通常の肉厚のボ
ビン22を用いた場合、ボビン22にクラックが発生し
てしまう可能性が高い。このクラックが大きい場合や、
クラックが2カ所以上に出来てしまった場合は、このク
ラック部の最高電圧部と最低電圧部が前記コア21を通
してリークするため、パルス出力が低下し、ランプ始動
が困難となる可能性がある。
【0015】クラックが非常に小さい場合は、ランプ始
動性に大きな影響を与えることはほとんどないが、減衰
振動波形のパルスは高周波的にコア21ヘ漏れるととも
にコア21を同電位にする。通常クラックがない場合
は、高電圧側と低電圧側の耐電圧は高電圧側のボビン厚
と低電圧側のボビン厚が二重に効いていることになる。
【0016】しかし、小さくとも、1度クラックが発生
してしまった場合、ボビン厚はクラックが発生していな
い側の一重しか効いていないことになる。しかも、コア
21にはパルス的に高電位がかかつているため、コロナ
放電によるボビン22の浸食が進み、ボビン22の絶縁
が破られる可能性が非常に高い。しかし、図16に示す
ように放電ランプの片側の電極のみに起動パルスを印加
している場合では、上記のような不具合が生じたとして
も、パルストランス10から高電圧パルスが発生せず、
放電ランプの起動不能になるだけで発煙発火に至ること
はない。
【0017】しかし、図18に示すように一つのパルス
トランス10で放電ランプの両側電極に起動パルスを印
加している場合(これはランプ起動時の放射ノイズを減
らす目的や、配線ケーブルの耐電圧を下げコストを下げ
るとともに外部へのリークの危険性を防止することを目
的としている場合が多い)は、図19に示すようなパル
ストランス10での上記の様なリークが1次巻線f側と
2次巻線s側で生じた場合、パルストランス10の2次
側からは高電圧が発生し続け、ボビン22のリーク部分
に印加されるため、この間でグロー短絡放電が生じる。
またランプへの印加電圧が重畳されると、このグロー放
電からアーク放電へ移行し、ボビン22のリーク部分の
発煙発火に至る危険性が非常に高いという不具合があっ
た。但し、図17は図16に示したパルストランスの詳
細図で、図19は図18に示したパルストランス10の
詳細図であり、各図のa〜eは対応関係にあって、パル
ストランス10の1次、2次巻線f、sの接続関係を示
している。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従来の高電圧パルス発
生回路に用いられるパルストランス10を、棒状のコア
21を内包したが筒状のボビン22を用いた単層巻タイ
プとし、且つ1次巻線fをボビン22の中央に配置する
と、パルストランス10の前段の昇圧トランス6の1次
巻線61側と2次巻線62側とを高耐電圧で絶縁しなけ
ればならないが、この昇圧トランス6は小型なため、上
記のような高耐電圧の絶縁をすることは構造的に大変難
しいという課題があった。
【0019】又、上記のような棒状の単層巻タイプのパ
ルストランスはボビン22の材料に安価な通常の樹脂を
用い、しかも1次、2次巻線f、sとコア21の磁気結
合を悪化させないために、その肉厚を厚くしなかった場
合で、特に最近主流のショートアーク瞬時再始動タイプ
の放電ランプを使用した場合、パルストランス10の2
次巻線sの巻数が多く、電流も多いため、温度上昇が激
しく、ボビン22にクラックが生じ、このクラックによ
りボビン22の絶縁破壊によるリークが生じて、放電ラ
ンプ2が点灯不能になったり、場合によっては、ボビン
22が発煙して発火に至るなどという課題があった。
【0020】そこで本発明は上記のような課題を解決す
るためになされたもので、1次巻線をボビン中央に配置
し、且つ、1次、2次巻線を単層巻きにした棒状のパル
ストランスを用いても、このパルストランスの前段とし
て通常絶縁の昇圧トランスを用いることができる高電圧
パルス発生回路、この高電圧パルス発生回路を用いた放
電ランプ点灯装置、この放電ランプ点灯装置を用いた発
光装置及びこの発光装置を光源として用いた画像表示装
置を提供することを第1の目的とし、又、単層巻きの棒
状のパルストランスを形成するボビンとして、通常の材
料及び肉厚のものを用いても、ボビンに生じたクラック
による巻線間のリークを生じない単層巻きの棒状のパル
ストランスを提供することを第2の目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、直流
電圧からパルス電流を発生する発振回路と;この発振回
路により発生されたパルス電流を1次巻線に入力する
と、2次巻線から昇圧電圧を発生し、且つ前記1次巻線
の一端が前記直流電圧の一方の極に接続されると共に、
前記2次巻線の一端が前記直流電圧の一方の極に接続さ
れた昇圧トランスと;この昇圧トランスの前記2次巻線
から出力される昇圧電圧による電流を整流する整流素子
と;この整流素子により整流された電流を充電するコン
デンサと;このコンデンサの充電電圧が所定電圧以上に
なると放電して導通するギャップと;このギャップから
出力される高電圧が1次巻線に入力されると、2次巻線
に昇圧された高電圧を発生し、且つ前記1次巻線と前記
2次巻線が直列接続されていて、しかもこの2次巻線の
一端が前記直流電圧の一方の極に接続されて、前記発生
した高電圧と前記1次巻線の印加電圧の加算電圧を放電
ランプに印加し、更に中空の絶縁材に棒状の磁性材を内
包し、且つ、この絶縁材の外周部の長手方向中央部に前
記1次巻線が巻回され、しかも、この1次巻線も前記2
次巻線も絶縁材の外周部に単層に巻回されているパルス
トランスと;を具備している。
【0022】このような構成により、昇圧トランスの前
記2次巻線から出力される昇圧電圧は、前記整流素子、
前記コンデンサ、前記パルストランス、前記昇圧トラン
スの前記2次巻線の前記直流電圧の一方の極に接続され
た側に戻る回路を通して前記コンデンサに充電される。
その後、このコンデンサの充電電圧が上昇して、前記ギ
ャップが導通すると、このコンデンサの電荷が前記パル
ストランスの前記1次巻線に流れて、高電圧が発生する
が、この高電圧は前記整流素子を逆バイアスするため、
ここで阻止され、前記昇圧トランスの前記2次巻線に印
加されない。従って、前記昇圧トランスの前記1次巻線
と前記2次巻線の間は高耐圧の絶縁をしなくても、前記
1次巻線と前記2次巻線間のリークによる始動パルス低
下、始動性悪化は生じない。又、前記1次巻線を中央に
して、その両側に前記2次巻線が前記中空の絶縁材であ
るボビンの外周面に単層巻きで配置され、且つ前記1次
巻線と前記2次巻線が直列接続されているため、巻線の
1ターン毎にはそれ程電圧がかからない。これにより、
ポリウレタン線のような安価な巻線材を使用しても、巻
線間の絶縁が保持される。又、細長い形状となるため、
低圧側と高圧側の各出力端間の絶縁距離が確保されるた
め、特別に絶縁を施すことなく、簡単な構造で、前記低
圧側と高圧側の絶縁を信頼性高く行うことができる。
又、前記1次巻線とコア中央部の磁気結合が強く、昇圧
効率が高まり、パルス電圧の出力を大きくしなくても、
所定の高電圧が2次巻線から発生される。
【0023】請求項2の発明は、直流電源と;この直流
電源から出力される電力のレベルを調整するレギュレー
タと;このレギュレータから出力される直流電圧からパ
ルス電流を発生する発振回路と;この発振回路により発
生されたパルス電流を1次巻線に入力すると、2次巻線
から昇圧電圧を発生し、且つ前記1次巻線の一端が前記
直流電圧の一方の極に接続されると共に、前記2次巻線
の一端が前記直流電圧の一方の極に接続された昇圧トラ
ンスと;この昇圧トランスの前記2次巻線から出力され
る昇圧電圧による電流を整流する整流素子と;この整流
素子により整流された電流を充電するコンデンサと;こ
のコンデンサの充電電圧が所定電圧以上になると放電し
て導通するギャップと;このギャップを経由して高電圧
が1次巻線に入力されると、2次巻線に昇圧された高電
圧を発生し、且つ前記1次巻線と前記2次巻線が直列接
続されていて、しかもこの2次巻線の一端が前記直流電
圧の一方の極に接続されて、前記発生した高電圧と前記
1次巻線の印加電圧の加算電圧を放電ランプに印加し、
更に中空の絶縁材に棒状の磁性材を内包し、且つ、この
絶縁材の外周部の長手方向中央部に前記1次巻線が巻回
され、しかも、この1次巻線も前記2次巻線も絶縁材の
外周部に単層に巻回されているパルストランスと;を具
備している。
【0024】このような構成により、昇圧トランスの前
記2次巻線から出力される昇圧電圧は、前記整流素子、
前記コンデンサ、前記パルストランス、前記昇圧トラン
スの前記2次巻線の前記直流電圧の一方の極に接続され
た側に戻る回路を通して前記コンデンサに充電される。
その後、このコンデンサの充電電圧が上昇して、前記ギ
ャップが導通すると、このコンデンサの電荷が前記パル
ストランスの前記1次巻線に流れて、高電圧が発生する
が、この高電圧は前記整流素子を逆バイアスするため、
ここで阻止され、前記昇圧トランスの前記2次巻線に印
加されない。従って、前記昇圧トランスの前記1次巻線
と前記2次巻線の間はそれ程高耐圧の絶縁をしなくて
も、前記1次巻線と前記2次巻線間のリークは生じな
い。
【0025】請求項3の発明は、放電ランプと;直流電
源と;この直流電源から出力される電圧のレベルを調整
するレギュレータと;このレギュレータから出力される
直流電圧からパルス電圧を発生する発振回路と;この発
振回路により発生されたパルスを1次巻線に入力する
と、2次巻線から昇圧電圧を発生し、且つ前記1次巻線
の一端が前記直流電圧の一方の極に接続されると共に、
前記2次巻線の一端が前記直流電圧の一方の極に接続さ
れた昇圧トランスと;この昇圧トランスの前記2次巻線
から出力される昇圧電流を整流する整流素子と;この整
流素子により整流された電流を充電するコンデンサと;
このコンデンサの充電電圧が所定電圧以上になると放電
して導通するギャップと;このギャップから出力される
高電圧が1次巻線に入力されると、2次巻線に昇圧され
た高電圧を発生し、且つ前記1次巻線と前記2次巻線が
直列接続されていて、しかもこの2次巻線の一端が前記
直流電圧の一方の極に接続されて、前記発生した高電圧
と前記1次巻線の印加電圧の加算電圧を前記放電ランプ
に印加し、更に中空の絶縁材に棒状の磁性材を内包し、
且つ、この絶縁材の外周部の長手方向中央部に前記1次
巻線が巻回され、しかも、この1次巻線も前記2次巻線
も絶縁材の外周部に単層に巻回されているパルストラン
スと;を具備している。
【0026】このような構成により、昇圧トランスの前
記2次巻線から出力される昇圧電圧は、前記整流素子、
前記コンデンサ、前記パルストランス、前記昇圧トラン
スの前記2次巻線の前記直流電圧の一方の極に接続され
た側に戻る回路を通して前記コンデンサに充電される。
その後、このコンデンサの充電電圧が上昇して、前記ギ
ャップが導通すると、このコンデンサの電荷が前記パル
ストランスの前記1次巻線に流れて、この1次巻線と前
記2次巻線に高電圧が発生するが、この高電圧は前記整
流素子を逆バイアスするため、ここで阻止され、前記昇
圧トランスの前記2次巻線に印加されない。従って、前
記昇圧トランスの前記1次巻線と前記2次巻線の間はそ
れ程高耐圧の絶縁をしなくても、前記1次巻線と前記2
次巻線間のリークは生じない。
【0027】請求項4の発明は、請求項3に記載の発光
装置と;別途入力される画像信号により駆動され、前記
発光装置の前記放電ランプから放射される光を画像光に
する液晶素子と;この液晶素子により画像光となった光
を外部のスクリーン上に投影する投影用レンズと;を具
備している。
【0028】このような構成により、発光装置の通常の
昇圧トランスとしても、高電圧の絶縁性能を損なうこと
がないため、発光装置が故障することなく、画像装置は
信頼性高く動作する。
【0029】請求項5の発明は、中空の絶縁材と;この
絶縁材の外周部に巻回された1次巻線と;この絶縁材の
外周部に巻回された2次巻線と;複数に分割され、それ
ぞれの分割部が互いに接触しないように隔離されて前記
絶縁材の中空部に配置された磁性材と;を具備してい
る。
【0030】このような構成により、複数分割された複
数個の磁性材の分割部は互いに電気的に絶縁されいるた
め、中空の絶縁材にクラックが生じても、磁性材をリー
ク経路とするリークは、磁性材の前記分割部で前記リー
ク経路が切断されているため、発生しない。このため、
中空の絶縁材として、通常の樹脂が通常の厚みで用いら
れた場合で、しかも、ショートアークタイプの放電ラン
プを点灯した時のように、前記絶縁材の温度上昇が激し
くて、例えば、クラックが生じても、巻線間でリークが
生じることなく、しかも分割された磁性材は近接配置さ
れ、磁気的には結合しているので、安定な昇圧動作が行
なわれる。
【0031】請求項6の発明は、中空の絶縁材と;この
絶縁材の外周部に巻回された1次巻線と;この絶縁材の
外周部に巻回された2次巻線と;この絶縁材の前記中空
部に挿入される2分割された磁性材と;これら2分割さ
れた磁性材の2個の分割部を互いに電気的に絶縁する前
記中空部内に形成される隔壁材と;を具備している。
【0032】このような構成により、2分割された2個
の磁性材の分割部を前記隔壁材で互いに電気的に絶縁し
ているため、中空の絶縁材にクラックが生じても、磁性
材をリーク経路とするリークは、前記磁性材の分割部で
リーク経路が切断されているため、発生しない。このた
め、中空の絶縁材として、通常の樹脂が通常の厚みで用
いられた場合で、しかも、ショートアークタイプの放電
ランプを点灯した時のように、前記絶縁材の温度上昇が
激しくて、例えば、クラックが生じても、巻線間でリー
クが生じることなく、しかも分割された磁性材は近接配
置され、磁気的には結合しているので、安定な昇圧動作
が行なわれる。
【0033】請求項7の発明は、中空の絶縁材と;この
絶縁材の外周部に巻回された1次巻線と;この絶縁材の
外周部に巻回された2次巻線と;2分割され、互いに接
触しないように隔離して前記絶縁材の中空部にそれぞれ
の分割部が配置された磁性材と;を具備している。
【0034】このような構成により、2分割された2個
の磁性材の分割部は互いに電気的に絶縁されているた
め、中空の絶縁材にクラックが生じても、前記磁性材を
リーク経路とするリークは、前記磁性材の分割部でリー
ク経路が切断されているため、発生しない。このため、
中空の絶縁材として、通常の樹脂が通常の厚みで用いら
れた場合で、しかも、ショートアークタイプの放電ラン
プを点灯した時のように、前記絶縁材の温度上昇が激し
くて、例えば、クラックが生じても、巻線間でリークが
生じることなく、しかも分割された磁性材は近接配置さ
れ、磁気的には結合しているので、安定な昇圧動作が行
なわれる。
【0035】請求項8の発明は、前記1次巻線を2分割
された磁性材の一方の磁性材に近接して前記絶縁材の外
周部に巻回し、前記2次巻線を2分割された磁性材の他
方の磁性材に近接して前記絶縁材の外周部に巻回してい
る。
【0036】このような構成により、中空の絶縁材とし
て、通常の樹脂が通常の厚みで用いられた場合で、しか
も、ショートアークタイプ等ランプ電流の大きな放電ラ
ンプを点灯した時のように、前記絶縁材の温度上昇が激
しくて、前記1次巻線側の絶縁材側にクラックが生じ、
前記2次巻線側の絶縁材側にクラックが生じると、前記
1次巻線に近接配置された磁性材の分割部は前記1次巻
線の電位と同電位になり、前記2次巻線に近接配置され
た磁性材の分割部は前記2次巻線の電位と同電位になる
が、これら分割部は電気的に絶縁されているため、磁性
材を経路とするリークが発生しない。このため、前記1
次巻線側の低電位部と前記2次巻線側の高電位部間で、
リークが発生することがなく、しかも分割された磁性材
は近接配置され、磁気的には結合しているので、安定な
昇圧動作が行なわれる。
【0037】請求項9の発明は、前記1次巻線と前記2
次巻線を分離する鍔状隔壁を前記絶縁材の外周部に立設
している。
【0038】このような構成により、前記1次巻線と前
記2次巻線間の低電位部と高電位部間で、前記絶縁材の
外側を通るリーク経路が前記鍔状隔壁で遮断されるた
め、前記1次巻線側の低電位部と前記2次巻線側の高電
位部間で、リークが発生することが更になくなる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の高電圧パルス発生
回路を有する放電ランプ点灯装置を備えた発光装置の一
実施の形態を示した回路図である。1は安定器などから
の出力を整流平滑して直流電圧を発生する直流点灯回
路、2はメタルハライドランプなどの放電ランプ、3は
電流制限用抵抗、4は直流点灯回路1の出力電圧を充電
するコンデンサ、5は入力電圧によりスイッチングする
サイダック、6はコンデンサ4の充電電圧を昇圧する昇
圧トランスで、61が1次巻線、62は2次巻線であ
る。7は昇圧トランス6の2次側の出力電圧を整流する
高耐圧の整流用のダイオード、9は所定電圧以上の電圧
がかかった時のみ放電して導通するギャップ、8はダイ
オード7の出力電流を充電するコンデンサ(高耐圧のセ
ラミックコンデンサ)、10は放電ランプ2を始動する
ための高電圧を発生する棒状コア(磁性材)の単層巻タ
イプのパルストランスで、fが1次巻線、sは2次巻線
である。但し、抵抗3、コンデンサ4及びサイダック5
は発振回路を構成する。又、直流点灯回路は直流電源
(図示せず)と、この直流電源から出力される電力を調
整するレギュレータ(図示せず)から構成される。放電
ランプ2を除くと、本発明の放電ランプ点灯装置を構成
し、放電ランプ2と直流点灯回路1を除くと、本発明の
高電圧パルス発生回路を構成する。
【0040】ここで、昇圧トランス6の1次巻線61の
低圧側と2次巻線62側の低圧側並びにパルストランス
10の2次巻線sの一端が、直流点灯回路1の出力の低
圧側へ接続されている。又、昇圧トランス6の2次巻線
の高電圧端は、ダイオード7を経由し、コンデンサ8及
びギャップ9の他端へ接続されている。更に、放電ラン
プ2のマイナス極はパルストランス10の2次巻線sの
出力端に繋がり、プラス極は直接直流点灯回路1のプラ
ス側へ繋がっている。
【0041】次に本実施の形態の動作について説明す
る。直流点灯回路1の直流出力電圧は抵抗3を通してコ
ンデンサ4を充電する。コンデンサ4の充電電圧が上昇
すると、サイダック5がオンとなって、パルス電流が昇
圧トランス6の1次巻線61に流れる。このため、昇圧
トランス6の2次巻線62に高電圧が発生し、この高電
圧はダイオード7により整流されて、整流電流がコンデ
ンサ8及びパルストランス10の2次巻線sを通して流
れ、コンデンサ8を充電する。コンデンサ8の充電電圧
が動作ギャップ9の電圧に上昇すると、ギャップ9が放
電し、コンデンサ8から急峻な電流がパルストランス1
0の1次巻線fに流入し、1次巻線fに高電圧パルスが
発生する。
【0042】この1次巻線fに高電圧によるパルス電流
が流れると、2次巻線sに更に昇圧された高電圧が誘起
される。パルストランス10の各巻線は全て同じ極性で
直列に接続されているので、この誘起高電圧が1次巻線
fの印加電圧に加算されて、放電ランプ2に印加され、
この放電ランプ2を絶縁破壊する。高電圧パルスにより
絶縁破壊された放電ランプ2は、パルストランス10を
経由して直流点灯回路1から電流が供給され、アーク放
電に移行した後、直流点灯回路1の適切な制御により放
電を持続する。放電ランプ2がアーク転移すると、放電
ランプ2の両端の電圧は、サイダック5の動作電圧以下
に低下するので、高電圧パルスの発生は停止する。
【0043】上記した放電ランプ2として、250wの
メタルハライドランプを用いた場合の具体例について述
べる。放電ランプ2は、直流点灯用に非対称電極を備
え、電極間距離は約3mmのショートアークタイプとす
る。このため、定常点灯時でも5アンペア近くの電流が
流れるため、この電流が常時流れるパルストランス10
には断面直径0、8mmのポリウレタン被覆線が使用さ
れている。
【0044】このパルストランス10のコア21には図
2に示すような角形断面の棒状コア(磁性材)が使用さ
れており、絶縁性の高い材質で作られたボビン(絶縁
材)22内に収納されている。放電ランプ2側へ接続さ
れる出力線は、このボビン上の2次巻線sの高圧出力側
とこのボビン上に設けられたピン上で直接結合されてい
る。これ以外の巻線は、ボビン上に取り付けられたピン
を経由し、他のパルス発生用回路部品が取り付けられた
図示されないプリント基板に接続されている。
【0045】ところで、パルストランス10上の1次巻
線fの位置は若干直流点灯回路1側に片寄っている。こ
のため、2次巻線sの巻数は放電ランプ2側に比較して
直流点灯回路1側の方がやや少なくなっている。これ
は、前記ダイオード7に印加されるパルス電圧の値を、
1次巻線を完全に中央に位置させた場合に比べ小さくす
るためである。このようなパルストランス10を有する
高電圧パルス発生回路は、絶縁性の高い材質で作られた
収納ケースにポリウレタン樹脂とともに封入されてい
る。30kVの高電圧パルスを出力することができ、消
灯直後のランプ温度が非常に高い状態であっても、速や
かに再始動することが可能である。
【0046】本実施の形態によれば、パルストランス1
0の2次巻線sに高電圧が誘起された時、この高電圧は
昇圧トランス6の2次巻線62、パルストランス10の
2次巻線s、ギャップ9、ダイオード7の閉回路にて、
ダイオード7により阻止され、昇圧トランス6の2次巻
線62に印加されることがない。このため、昇圧トラン
ス6の1次巻線61と2次巻線62間の絶縁耐圧は高耐
圧にする必要がなく、通常の絶縁を施した小型の昇圧ト
ランス6を用いることができる。
【0047】しかも、パルストランス10として1次巻
線fをボビンの中央付近に配置した棒状コアを用いた単
層巻タイプの安価で信頼性の高いものを用いることがで
きるため、1次巻線fに接続される発振回路(ダイオー
ド7、コンデンサ8、ギャップ9を含む回路)の出力を
増大させる必要がなく、回路のコストを安価に抑えるこ
とができる。尚、パルストランス10としては、図13
に示したようなコア21の断面が円形のものでも良い。
又、上記した実施の形態では、回路のマイナス極側へパ
ルストランス10等を設置しているが、プラス極側へ設
置した場合でも効果はかわらない。更に、放電ランプ2
の点灯回路方式も直流点灯に限定するものではない。例
えば、フルブリッジによる矩形波点灯等であっても構わ
ず、同様の効果がある。
【0048】図3は本発明のパルストランスの第1の実
施の形態を示した断面図である。21A、21Bはフェ
ライト等で出来たコア(磁性材)、22は樹脂などを筒
状に成型し、内部に同樹脂で出来た隔壁25を設けて、
内部を2室に区分けしたボビン(絶縁材)、fはコア2
1A側のボビン22の外周部に巻回された1次巻線、s
はコア21B側のボビン22の外周部に巻回された2次
巻線である。尚、このパルストランスは放電ランプの片
側電極に起動パルスを印加するタイプてある。
【0049】本実施の形態の動作について説明する。本
例のパルストランス10は図16に示したような従来と
同様の高電圧パルス発生回路で用いられる。1次巻線f
の端部a,bからギャップ動作により急峻な電流が入力
されると、2次巻線sに誘起された電圧が1次巻線fの
印加電圧に加算されて1次巻線fの端部aと2次巻線s
の端部cから直流点灯回路1を介して放電ランプ2に印
加され、この放電ランプ2を始動する。
【0050】このパルストランス10の1次巻線f、2
次巻線sとコア21A,21Bとの磁気結合は良好で、
しかも、コア21A,21B間は電気的に絶縁されてい
ても、コア21A,21Bが近接しているので、磁気的
には結合しているため、1次巻線f、2次巻線sはコア
21A,21Bを介して良好な磁気結合をすることがで
きる。もしショートアークタイプのランプ電流の大きな
放電ランプを使用することによる温度上昇などにより、
ボビン22にクラックが発生してしまった場合、このク
ラックが例えばコア21A側に複数出来た場合、コア2
1Aは1次巻線fと同電位になっても、コア21B側は
隔壁25により絶縁されているため、コア21B側には
前記電位は伝達されない。
【0051】又、クラックが例えばコア21B側に複数
出来た場合、コア21Bは2次巻線sと同電位になって
も、コア21A側は隔壁25により絶縁されているた
め、コア21A側には前記電位は伝達されない。従っ
て、ボビン22のクラックを介して生じる最高電位と、
最低電位は最大でも2次巻線s間のそれに等しいため、
ボビン22のクラックが拡大して、リークを生じること
はない。
【0052】更に、クラックが例えば、コア21A側
と、コア21B側に出来た場合、コア21Aは1次巻線
fと同電位に、コア21Bは2次巻線のクラック部分と
同電位になっても、コア21Aとコア21Bは隔壁25
で絶縁されているため、1次巻線のクラック部分の電位
と2次巻線のクラック部分の電位がクラックとコア21
A,コア21Bを介して、ボビン22のクラック対クラ
ックのリークとクラック対弱い所でリークに進行するも
のがある。
【0053】本実施の形態によれば、ボビン22上に生
じたクラックが原因で生じるリーク現象の電位の中継役
となっているコアを2分割し、両コア21A,21Bを
隔壁25で絶縁することにより、リーク放電の中継ルー
トを遮断しているため、ボビン22上に生じたクラック
が原因でリーク放電が起きることを防止することができ
る。又、コアが2個に分割されて、両コアが近接配置さ
れているため、電気的には絶縁されていても磁気的には
繋がっているので、パルストランスとしての機能は全く
損なわれることなく、且つリークによる故障を心配する
ことなく、高電圧を発生することができる。
【0054】図4は本発明のパルストランスの第2の実
施の形態を示した断面図である。本例も、コアが21A
と21Bに2分割され、ボビン22の内側も隔壁25に
より2室に分かれている。コア21B側のボビン22の
外周部には1次巻線fと、2次巻線s1が巻回され、コ
ア21A側のボビン22の外周部には2次巻線s2が巻
回されている。尚、このパルストランスは放電ランプの
両側の電極に起動パルスを印加するタイプである。
【0055】本実施の形態の動作について説明する。本
例のパルストランス10は図18に示したような従来と
同様の高電圧パルス発生回路で用いられる。1次巻線f
の端部a,bからギャップ動作により急峻な電流が入力
されると、2次巻線s1に誘起された電圧が1次巻線f
の印加電圧に加算されて2次巻線s1の端部cから放電
ランプ2の一方の電極に印加されるとともに、2次巻線
s2に誘起された電圧が、この放電ランプ2の他方の電
極に印加されて、これらの合計パルス電圧がランプ電極
間に加わることになり、この放電ランプ2を始動する。
【0056】ところで、クラックがボビン21上の例え
ばコア21A側に複数出来た場合、コア21Aは2次巻
線s1と同電位になっても、コア21B側は隔壁25に
より絶縁されているため、コア21B側には前記電位は
伝達されない。従って、ボビン22のクラックを介して
生じる最高電位と、最低電位は最大でも2次巻線s1間
のそれに等しいため、さほどの電位差にはならず、ボビ
ン22のクラックが拡大して、リークを生じることはな
い。2次巻線s1には片側の電極に起動パルスを印加す
るタイプの半分程度の高電圧が生じるだけであるため、
上記のようなクラックとコア21Bを通して、リークが
生じる確率は低く、上記した故障が生じる可能性を従来
よりもかなり低くすることができる。
【0057】又、クラックが例えばコア21B側に複数
出来た場合、この部分には1次巻線fと2次巻線s1が
巻回されているため、最悪の場合、1次巻線fと2次巻
線s1間の電位がクラックとコア21Bを通してリーク
することにより、故障する可能性があるが、この故障に
よって図示されないパルストランス(図6のパルストラ
ンス10に相当)が正常動作せず、2次巻線s1、s2
から発生する電圧は低いか、出ないため、発火に至るよ
うなことはない。
【0058】更に、クラックが例えば、コア21A側
と、コア21B側に出来た場合、これらコア間は隔壁2
5によって絶縁されているため、コア21Aとコア21
Bは同電位にはならず、特に2次巻線s2と2次巻線s
1間の大きな電位差によるリークが生じることはない。
この2次巻線s2と2次巻線s1間のリークによりボビ
ン22にアークが飛んで、ボビン22が発火するなどと
いう事故を回避することができる。
【0059】図5は本発明のパルストランスの第3の実
施の形態を示した断面図である。本例も、コアがコア2
1Aとコア21Bに2分割され、ボビン22の内側も隔
壁25により2室に分かれている。コア21B側のボビ
ン22の外周部には1次巻線fと、2次巻線s1が巻回
され、コア21A側のボビン22の外周部には2次巻線
s2が巻回されている。尚、このパルストランスは放電
ランプの両側の電極に起動パルスを印加するタイプであ
るが、1次巻線fが独立したタイプてある。
【0060】本実施の形態の動作について説明する。本
例のパルストランス10は図6に示したような高電圧パ
ルス発生回路で用いられる。1次巻線fの端部a,bか
らギャップ動作により急峻な電流が入力されると、2次
巻線s1に誘起された電圧が2次巻線s1の端部cから
放電ランプ2の一方の電極に印加されるとともに、2次
巻線s2に誘起された電圧が、この放電ランプ2の他方
の電極に印加されて、この放電ランプ2を始動する。本
例は、1次巻線fが独立している以外は図4に示した第
2の実施の形態と同様であり、同様の効果がある。
【0061】尚、図3〜図5の実施の形態で示したパル
ストランス10の隔壁25の外側に当たるボビン22の
外周部に、図中破線で示したような鍔状隔壁26を設け
ることにより、コア21A側の巻線と、コア21B側の
巻線間のボビン外側の絶縁を鍔状隔壁26により更に増
強して、巻線のリークをより完全に抑える構成を持って
いるため、上記した各効果を更に一層高めることができ
る。又、図3〜図5の実施の形態で示したパルストラン
ス10の隔壁25は必ずしも必要でなく、コア21Aと
コア21Bが電気的に隔離されるようであれば、どのよ
うな構造であっても、同様の効果を得ることができる。
更に、コアは3分割以上の複数分割とし、各分割コアを
電気的に絶縁してボビン内に配置する構成としても、同
様の効果がある。
【0062】図7は本発明の画像表示装置の第1の実施
の形態の構成を示した図である。本例は画像表示装置の
一種であるビデオプロジェクターで、その光源として図
1に示した発光装置を用いている。発光装置71のメタ
ルハライドランプ711から放射された光は、液晶素子
72を通過して、投影レンズ73に至る。液晶素子72
には図示されないビデオテーブレコーダまたはチューナ
などからビデオ信号50が入力されて駆勤されるため、
前記光は液晶素子72を通過すると、画像光に変換され
る。この画像光は投影レンズ73により前方にあるスク
リーン100に投影され、スクリーン100上に画像が
表示される。但し、発光装置71はメタルハライドラン
プ711を含むものとする。
【0063】本実施の形態によれば、発光装置71の高
電圧パルス発生回路が安価で且つ絶縁性能が良好のた
め、画像表示装置の信頼性を向上させることができる。
【0064】
【発明の効果】以上記述した如く請求項1の発明によれ
ば、整流素子で昇圧トランスの2次巻線にかかる高電圧
を阻止するため、昇圧トランスの1次巻線と2次巻線間
の絶縁耐圧を挙げる必要がなく、通常絶縁の昇圧トラン
スを用いることができ、安価で信頼性の高い高電圧発生
動作を行うことができると共に、パルストランスとし
て、棒状のコアを有する単層巻のタイプを使用し、しか
もボビン(絶縁材)の中央付近に1次巻線を配置してい
るため、パルストランスが安価で信頼性が高く、且つ昇
圧効率が高いため、回路を安価で且つ効率のよいものと
することができる。
【0065】請求項2、3の発明によれば、整流素子で
昇圧トランスの2次巻線にかかる高電圧を阻止するた
め、昇圧トランスの1次巻線と2次巻線間の絶縁の耐圧
を挙げる必要がなく、通常絶縁の昇圧トランスを用いて
信頼性の高い高電圧発生動作を行うため、放電ランプの
始動性能を向上させることができる。
【0066】請求項4の発明によれば、安価で、放電ラ
ンプの始動性が高い発光装置を用いているため、その分
装置の性能を向上させることができる。
【0067】請求項5、6、7の発明によれば、複数分
割された磁性材によりボビン(絶縁材)にクラックが生
じても、磁性材を経路とするリーク経路が前記磁性材の
分割部で遮断されるため、リークが生じないようにする
ことができ、パルストランスの信頼性を向上させること
ができる。
【0068】請求項8の発明によれば、磁性材を経路と
するリーク経路が前記磁性材の分割部で遮断され、その
上、絶縁材の外周部を通るリーク経路を鍔状隔壁にて遮
断するため、リークを全く生じないようにすることがで
き、パルストランスの信頼性を更に向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発光装置の一実施の形態を示した回
路。
【図2】図1に示したパルストランスの外形例を示した
図。
【図3】本発明のパルストランスの第1の実施の形態の
構成を示した断面図。
【図4】本発明のパルストランスの第2の実施の形態の
構成を示した断面図。
【図5】本発明のパルストランスの第3の実施の形態の
構成を示した断面図。
【図6】図5に示したパルストランスを用いた高電圧パ
ルス発生回路の回路例を示した回路図。
【図7】本発明の画像表示装置の一実施の形態を示した
ブロック図。
【図8】従来の閉磁路タイプのパルストランス例を示し
た図。
【図9】従来の棒状コアを有する単層巻線タイプのパル
ストランスの外観例を示した図。
【図10】従来の高電圧パルス発生回路の構成例を示し
た回路図。
【図11】従来の棒状コアを有する単層巻線タイプの他
のパルストランスの外観例を示した図。
【図12】従来の棒状コアを有する複層巻線タイプのパ
ルストランスの外観例を示した図。
【図13】従来の棒状コアを有する単層巻線タイプの更
に他のパルストランスの外観例を示した図。
【図14】従来の高電圧パルス発生回路の他の構成例を
示した回路図。
【図15】従来の高電圧パルス発生回路の他の構成例を
示した回路図。
【図16】従来の高電圧パルス発生回路の他の構成例を
示した回路図。
【図17】図16に示したパルストランスの外観例を示
した断面図。
【図18】従来の高電圧パルス発生回路の更に他の構成
例を示した回路図。
【図19】図18に示したパルストランスの外観例を示
した断面図。
【符号の説明】
1 直流点灯回路 2 放電ランプ 3 抵抗 4、8 コンデンサ 5 サイダック 6 昇圧トランス 7 ダイオード 9 ギャップ 10 パルストランス 21A、21B コア 22 ボビン 25 隔壁 26 鍔状隔壁 71 発光装置 72 液晶素子 73 投影レンズ 100 スクリーン 711 メタルハライドランプ f 1次巻線 s、s1、s2 2次巻線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01F 31/06 501J

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電圧からパルス電圧を発生する発振
    回路と;この発振回路により発生されたパルスを1次巻
    線に入力すると、2次巻線から昇圧電圧を発生し、且つ
    前記1次巻線の一端が前記直流電圧の一方の極に接続さ
    れると共に、前記2次巻線の一端が前記直流電圧の一方
    の極に接続された昇圧トランスと;この昇圧トランスの
    前記2次巻線から出力される昇圧電流を整流する整流素
    子と;この整流素子により整流された電流を充電するコ
    ンデンサと;このコンデンサの充電電圧が所定電圧以上
    になると放電して導通するギャップと;このギャップか
    ら出力される高電圧が1次巻線に入力されると、2次巻
    線に昇圧された高電圧を発生し、且つ前記1次巻線と前
    記2次巻線が直列接続されていて、しかもこの2次巻線
    の一端が前記直流電圧の一方の極に接続されて、前記発
    生した高電圧と前記1次巻線の印加電圧の加算電圧を放
    電ランプに印加し、更に中空の絶縁材に棒状の磁性材を
    内包し、且つ、この絶縁材の外周部の長手方向中央部に
    前記1次巻線が巻回され、しかも、この1次巻線も前記
    2次巻線も絶縁材の外周部に単層に巻回されているパル
    ストランスと;を具備することを特徴とする高電圧パル
    ス発生回路。
  2. 【請求項2】 直流電源と;この直流電源から出力され
    る電圧のレベルを調整するレギュレータと;このレギュ
    レータから出力される直流電圧からパルス電圧を発生す
    る発振回路と;この発振回路により発生されたパルスを
    1次巻線に入力すると、2次巻線から昇圧電圧を発生
    し、且つ前記1次巻線の一端が前記直流電圧の一方の極
    に接続されると共に、前記2次巻線の一端が前記直流電
    圧の一方の極に接続された昇圧トランスと;この昇圧ト
    ランスの前記2次巻線から出力される昇圧電流を整流す
    る整流素子と;この整流素子により整流された電流を充
    電するコンデンサと;このコンデンサの充電電圧が所定
    電圧以上になると放電して導通するギャップと;このギ
    ャップから出力される高電圧が1次巻線に入力される
    と、2次巻線に昇圧された高電圧を発生し、且つ前記1
    次巻線と前記2次巻線が直列接続されていて、しかもこ
    の2次巻線の一端が前記直流電圧の一方の極に接続され
    て、前記発生した高電圧と前記1次巻線の印加電圧の加
    算電圧を放電ランプに印加し、中空の絶縁材に棒状の磁
    性材を内包し、且つ、この絶縁材の外周部の長手方向中
    央部に前記1次巻線が巻回され、しかも、この1次巻線
    も前記2次巻線も絶縁材の外周部に単層に巻回されてい
    るパルストランスと;を具備することを特徴とする放電
    ランプ点灯装置。
  3. 【請求項3】 放電ランプと;直流電源と;この直流電
    源から出力される電圧のレベルを調整するレギュレータ
    と;このレギュレータから出力される直流電圧からパル
    ス電圧を発生する発振回路と;この発振回路により発生
    されたパルスを1次巻線に入力すると、2次巻線から昇
    圧電圧を発生し、且つ前記1次巻線の一端が前記直流電
    圧の一方の極に接続されると共に、前記2次巻線の一端
    が前記直流電圧の一方の極に接続された昇圧トランス
    と;この昇圧トランスの前記2次巻線から出力される昇
    圧電流を整流する整流素子と;この整流素子により整流
    された電流を充電するコンデンサと;このコンデンサの
    充電電圧が所定電圧以上になると放電して導通するギャ
    ップと;このギャップから出力される高電圧が1次巻線
    に入力されると、2次巻線に昇圧された高電圧を発生
    し、且つ前記1次巻線と前記2次巻線が直列接続されて
    いて、しかもこの2次巻線の一端が前記直流電圧の一方
    の極に接続されて、前記発生した高電圧と前記1次巻線
    の印加電圧の加算電圧を前記放電ランプに印加し、中空
    の絶縁材に棒状の磁性材を内包し、且つ、この絶縁材の
    外周部の長手方向中央部に前記1次巻線が巻回され、し
    かも、この1次巻線も前記2次巻線も絶縁材の外周部に
    単層に巻回されているパルストランスと;を具備するこ
    とを特徴とする発光装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の発光装置と;別途入力
    される画像信号により駆動され、前記発光装置の前記放
    電ランプから放射される光を画像光にする液晶素子と;
    この液晶素子により画像光となった光を外部のスクリー
    ン上に投影する投影用レンズと;を具備することを特徴
    とする画像表示装置。
  5. 【請求項5】 中空の絶縁材と;この絶縁材の外周部に
    巻回された1次巻線と;この絶縁材の外周部に巻回され
    た2次巻線と;複数に分割され、それぞれの分割部が互
    いに接触しないように隔離されて前記絶縁材の中空部に
    配置された磁性材と;を具備することを特徴とするパル
    ストランス。
  6. 【請求項6】 中空の絶縁材と;この絶縁材の外周部に
    巻回された1次巻線と;この絶縁材の外周部に巻回され
    た2次巻線と;この絶縁材の前記中空部に挿入される2
    分割された磁性材と;これら2分割された磁性材の2個
    の分割部を互いに電気的に絶縁する前記中空部内に形成
    される隔壁材と;を具備することを特徴とするパルスト
    ランス。
  7. 【請求項7】 中空の絶縁材と;この絶縁材の外周部に
    巻回された1次巻線と;この絶縁材の外周部に巻回され
    た2次巻線と;2分割され、それぞれの分割部が互いに
    接触しないように隔離して前記絶縁材の中空部に配置さ
    れた磁性材と;を具備することを特徴とするパルストラ
    ンス。
  8. 【請求項8】 前記1次巻線を2分割された磁性材の一
    方の磁性材に近接して前記絶縁材の外周部に巻回し、前
    記2次巻線を2分割された磁性材の他方の磁性材に近接
    して前記絶縁材の外周部に巻回したことを特徴とする請
    求項6又は7記載のパルストランス。
  9. 【請求項9】 前記1次巻線と前記2次巻線を分離する
    鍔上隔壁を前記絶縁材の外周部に立設したことを特徴と
    する請求項5乃至8いずれか1に記載のパルストラン
    ス。
JP8317743A 1996-11-28 1996-11-28 パルストランス、高電圧パルス発生回路、放電ランプ点灯装置、発光装置及び画像表示装置 Withdrawn JPH10164863A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10241876A (ja) * 1997-02-28 1998-09-11 Toshiba Lighting & Technol Corp 放電灯用イグナイター及び照明器具
JP2007005755A (ja) * 2005-06-23 2007-01-11 Samsung Electro Mech Co Ltd トランス
CN112514254A (zh) * 2018-07-27 2021-03-16 鹰港科技有限公司 空间可变晶圆偏置功率系统

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JP2007005755A (ja) * 2005-06-23 2007-01-11 Samsung Electro Mech Co Ltd トランス
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