JPH10162022A

JPH10162022A - シーケンス図面検索方法及びその検索装置

Info

Publication number: JPH10162022A
Application number: JP8331613A
Authority: JP
Inventors: Koichi Ueda; 浩一植田; Makoto Hishinuma; 誠菱沼
Original assignee: Hitachi Ltd; Hitachi Information and Control Systems Inc
Current assignee: Hitachi Ltd; Hitachi Information and Control Systems Inc
Priority date: 1996-11-27
Filing date: 1996-11-27
Publication date: 1998-06-19

Abstract

(57)【要約】【課題】複雑な関連を持つシーケンス図面の規則性に
従って効率的かつ直接的に検索すると共に、マンマシン
性を考慮し、使い勝手を向上させることにある。【解決手段】表示部４に表示される第１のシーケンス
図面内のシーケンス番号に関連する第２のシーケンス図
面を検索して表示部に表示するシーケンス図面検索装置
において、第１のシーケンス図面内のシーケンス番号を
入力部６から指定すると、検索・表示手段７では、シー
ケンス番号とファイル名称及びファイル内ページ番号と
の関係を予め記述した図面情報ファイル２に基づいて、
指定されたシーケンス番号に該当するファイル名称及び
ファイル内ページ番号を検索し、検索されたファイル名
称及びファイル内ページ番号に基づいて、複数のシーケ
ンス図面を予め格納する図面ファイル３の中から前記第
２のシーケンス図面を検索する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、シーケンス図面検
索方法及びその検索装置に係り、特に火力、水力、原子
力発電プラント等のシーケンス図面の検索を行うシーケ
ンス図面検索方法及びその検索装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来から、図面・書類等の一般的なドキ
ュメントについて、各種の図面管理システムにより検索
する方法が種々提案されている。例えば、特開平５−０
３５８０３号公報には、設計・製造に使用される図面を
階層的に管理し、この階層により必要な図面を検索する
ことが記載されている。また、電気・制御等で使用する
図面類に関しても、その管理方法については種々の方法
が提案されている。例えば、シーケンス図面の管理方法
に関して、特開平５−１５９０００号公報には、論理図
とシーケンス図の関連に着目し、シーケンス図とそれに
対応あるいは関連する論理図を検索することが記載され
ている。しかし、一般的なドキュメントにおいては、そ
れ自体でクローズしているものであるため、または、頁
構造で連続的に管理されているものであるため、その連
続している文書自体を１つの文書として管理することが
できる。これに対し、火力、水力、原子力発電所で使用
されているシーケンス図面は、各図面の関連が階層構造
であり、複雑なネットワーク状の構造を持っているた
め、シーケンス図面は１つの図面でクローズしておら
ず、非連続的な複数の図面をもって発電所の制御機器の
動きを表している。したがって、従来の図面管理手法で
は検索に手間がかかり、以下のような問題がある。（１）特開平５−３５８０３号公報に記載の図面管理装
置では、管理対象の図面がそれ自体でクローズされたも
のであるため、階層化による図面の管理手法をとること
ができ、この１つの図面に関連する種々の情報を検索で
きる機能を付加することができる。これに対し、シーケ
ンス図面は、１つの図面でクローズしておらず、複数の
図面をもって発電所の制御機器の動きを表しているた
め、本装置に適用した場合、図面間の関連を装置の使用
者が把握して操作する必要があり、図面の検索に手間が
かかる、という問題がある。（２）特開平５−１５９０００号公報に記載のシーケン
ス図表示装置では、論理図とシーケンス図の関連に着目
し、シーケンス図とそれに対応あるいは関連する論理図
を検索するが、シーケンス図面間の検索手法については
述べられていない。このため、現状の発電所のシーケン
ス図面の管理方法は、ファイル等によりシーケンスの分
類毎（制御機器単位等）に分冊ファイルする必要があ
り、この場合、図面を検索するとき、人間が手めくりに
よって検索することになり、同様に、図面の検索に手間
がかかる、という問題がある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】火力、水力、原子力発
電プラントに使用されるシーケンス図面は、発電プラン
ト状態及び機器の監視ロジック及び各設備の制御ロジッ
クを図面上に表現したものであり、ページ構造を持つ複
数の分冊（ファイル）から構成されている。また、最近
は、発電設備が複雑化、多様化しており、１発電所で使
用するシーケンス図面の枚数も増加しており、その数は
数万枚に及ぶ例もある。発電所においては、例えば、監
視警報発生時にこのように大量のシーケンス図面群から
複数の分冊に含まれる複数のシートを参照して警報原因
の早期把握を行う必要がある。このようなシーケンス図
面の検索は、分冊（ファイル）単位で参照されるもので
なく、また、分冊（ファイル）内の単一のシートのみで
完結するものではない。したがって、複数の分冊（ファ
イル）内の複数のシートが関連してシート単位で１：Ｎ
の関連を持つシーケンス図面を検索する上では、以下の
ような課題がある。（１）従来の階層的な検索手法では、ある図面を参照し
ている状態で他の図面を検索する場合は、新たに階層的
な検索方法を用いてファイルの検索を実施し、さらにフ
ァイル検索後にページを更新して目的のシートを表示す
ることとなり、迅速な検索が要求されるシーケンス図面
検索には適用できない。（２）従来のシーケンス図面の検索装置では、論理図と
シーケンス図の対応関係を示す対応関係テーブルによ
り、論理図からシーケンス図を検索するものであり、シ
ーケンス図相互の検索を実施することができない。

【０００４】本発明の課題は、複雑な関連を持つシーケ
ンス図面の規則性にしたがって効率的かつ直接的に検索
すると共に、マンマシン性を考慮し、使い勝手を向上さ
せることにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、表示画面上に表示される第１のシーケンス図面内の
シーケンス番号を指定し、シーケンス番号とファイル名
称及びファイル内ページ番号との関係を予め記述した図
面情報ファイルに基づいて、指定されたシーケンス番号
に該当するファイル名称及びファイル内ページ番号を検
索し、検索されたファイル名称及びファイル内ページ番
号に基づいて、複数のシーケンス図面を予め格納する図
面ファイルの中から第２のシーケンス図面を検索する。
また、表示部に表示される第１のシーケンス図面内のシ
ーケンス番号の指定を受ける入力部と、シーケンス番号
とファイル名称及びファイル内ページ番号との関係を予
め記述した図面情報ファイルを記憶する第１の記憶部
と、図面情報ファイルに基づいて、入力部で指定された
シーケンス番号に該当するファイル名称及びファイル内
ページ番号を検索する第１の制御部と、複数のシーケン
ス図面を予め格納する図面ファイルを記憶する第２の記
憶部と、第１の制御部で検索されたファイル名称及びフ
ァイル内ページ番号に基づいて、図面ファイルの中から
第２のシーケンス図面を検索する第２の制御部を有す
る。また、表示部に表示される第１のシーケンス図面内
のシーケンス番号の指定を受ける入力部と、シーケンス
番号とファイル名称及びファイル内ページ番号との関係
を予め記述した図面情報ファイルと、複数のシーケンス
図面を予め格納する図面ファイルとを記憶する記憶部
と、図面情報ファイルに基づいて、入力部で指定された
シーケンス番号に該当するファイル名称及びファイル内
ページ番号を検索すると共に、検索されたファイル名称
及びファイル内ページ番号に基づいて、図面ファイルの
中から第２のシーケンス図面を検索する制御部を有す
る。

【０００６】シーケンス図面は、ファイル内のシート単
位で１：Ｎの関連を持つ。また、シーケンス図面上には
各接点の詳細を記述した関連シーケンスシート番号が記
載される。このシーケンスシート番号はシートの属する
シーケンス図面の分冊（ファイル）を表す部分とページ
単位に付けられた分冊内でユニークなシート番号とから
構成される特徴を持っている。このようなシーケンス図
面上の表記方式の特性を検索方式に適用し、本発明で
は、この規則的に表示されているシーケンス図面上のシ
ーケンスシート番号をマウス、キーボード等で直接指定
することにより、この指定したシーケンスシート番号に
該当するシーケンス図面を検索する。そのため、検索効
率の向上が図られ、マンマシン性を考慮した使い勝手が
良好になる。

【０００７】

【本発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面
を用いて説明する。図１は、本発明の実施形態によるシ
ーケンス図面検索装置を示す。本シーケンス図面検索装
置は、複数のシーケンス図面を予め格納している図面フ
ァイル３と、シーケンス図面自体の情報つまりシーケン
ス図面内のシーケンス番号とファイル名称及びファイル
内ページ番号との関係を予め記述した図面情報ファイル
２と、シーケンスシート番号とファイル名称及び関連シ
ート番号の関係を定義し、関連シートを検索する場合に
参照する関連情報ファイル１からなるファイル構成と、
これらのファイルを参照して表示部４、印字部５に出力
する検索・表示（制御）手段７及びシーケンス図面を入
力するイメージスキャナ等の入力部６から構成する。

【０００８】図２は、図面情報ファイル２の構成例を示
す。図面情報ファイル２は、「先頭シーケンスシート番
号」４０１、「連続数」４０２、「ファイル名称」４０
３、「先頭ページ番号」４０４、「関連情報レコードＮ
Ｏ」４０５からなり、指定されたシーケンスシート番号
から該当する図面が記憶されているファイル名称、ファ
イル内ページ番号を関連付ける。ここで、例えば、シー
ケンスシート番号「Ｃ５２Ｂ１」が指定された場合は、
図面情報ファイル２上を検索し、指定されたシーケンス
シート番号「Ｃ５２Ｂ１」が図面情報ファイル２上の先
頭シーケンスシート番号４０１から連続数４０２で示さ
れる数を更新した結果のシート番号までの間に含まれて
いるか否かを判定する。この場合、シーケンスシート番
号「Ｃ５２Ｂ１」の「１」から連続数「０５」までのシ
ートを更新し、判定する。判定の結果、シーケンスシー
ト番号「Ｃ５２Ｂ１」は含まれているので、対応するフ
ァイル名称４０３「シーケンス図面ファイルｅ」及び先
頭ページ番号４０４「０１」を読み出す。指定されたシ
ーケンスシート番号「Ｃ５２Ｂ１」を記述した図面は、
読み出したファイル名称４０３「シーケンス図面ファイ
ルｅ」に示されるファイル名で図面ファイル３に格納さ
れており、指定されたシーケンスシート番号「Ｃ５２Ｂ
１」のファイル内ページは、先頭シート番号４０１
「１」と指定シーケンスシート番号「１」の差分を先頭
ページ番号４０４「０１」に加算した値として算出す
る。すなわち、「Ｃ５２Ｂ１」が指定された場合、図面
情報ファイル２上の先頭シート番号４０１が「Ｃ５２Ｂ
１」で連続数４０２が「５」である行に該当し、検索対
象のファイル名称４０３は「シーケンス図面ファイル
ｅ」であり、検索対象ファイル内ページは先頭ページ４
０４「０１」に先頭シート番号４０１「１」と指定シー
ケンスシート番号「１」の差分１−１の０を加算した１
ページ（＝１＋（１−１））となる。ここで、仮に、Ｃ
５２Ｂ３が指定された場合、索引ファイル２上の先頭シ
ート番号４０１が「Ｃ５２Ｂ３」で連続数４０２が
「５」である行に該当し、検索対象ファイル名称４０３
は「シーケンス図面ファイルｅ」であり、検索対象ファ
イル内ページは先頭ページ４０４の「１」に先頭シート
番号４０１「１」と指定シーケンスシート番号「３」の
差分３−１の２を加算した３ページ（＝１＋（３−
１））となる。

【０００９】図３は、関連情報ファイル１の構成例を示
す。関連情報ファイル１は、「シーケンスシート番号」
５０１、「ファイル名称」５０２、「関連シートＮＯ．
（１）」５０３、「図面情報レコードＮＯ．」５０４、
〜、「関連シートＮＯ．（ｎ）」５０５、「図面情報レ
コードＮＯ．」５０６からなり、関連シート番号を管理
し、図面情報ファイル２との関連を示す。シーケンスシ
ートの関連シート番号の一覧表示は、この関連情報ファ
イル１の関連シートＮＯ．の内容によって表示される
（５０３、５０５）。マンマシン上でこの関連シートＮ
Ｏ．が指定されると、これに対応する関連の図面情報フ
ァイルＮＯ．を検索し、この図面情報ファイルＮＯ．と
シーケンスシート番号に基づいて図面情報ファイル２を
シーケンスシート番号により検索する。例えば、関連情
報ファイル１の「６１ＢＲＡ」を表示中に関連図面「Ｃ
５２Ｂ１」を指定した場合、関連情報ファイル１の「６
１ＢＲＡ」の関連シートＮＯ．（１）５０３の「Ｃ５２
Ｂ１」は図面情報レコードＮＯ．５０４が「ｅ」であ
り、このシーケンスシート番号「Ｃ５２Ｂ１」と図面情
報レコードＮＯ．の「ｅ」により図面情報ファイル２を
検索する。図面情報ファイル２では、関連情報レコード
ＮＯ．４０５のｅを検索し、図２に示したように該当す
るシーケンス図面を検索する。

【００１０】ここで、これらの図面入力は、図１（入力
部６）及び図９（入力部３０２、３０６）（後述す
る。）に示したように、イメージスキャナ等の入力手段
により行う。入力されたシーケンス図面は、イメージ情
報（ラスタ形式）として登録される。このイメージ情報
は、ベクトル変換、文字変換機能を持つ汎用的なソフト
ウェア（または、ハードウェアを含む場合もある。）に
より、文字部分はテキスト形式で、図形（線、円等）は
ベクトル形式或いはラスタ形式によって管理する。図面
の表示時は、ベクトル形式或いはラスタ形式の図面に文
字列であるテキスト形式の情報を重ね合わせ表示する。
図面情報ファイル２は、図面を入力する時にシーケンス
番号、ファイル名称等の情報を登録する。また、関連情
報ファイル１は、前述の入力した図面データの文字変換
により作成したテキスト形式の情報に基づいて作成す
る。関連情報ファイル１ができた時点において、図面情
報ファイル２の関連情報レコードＮＯ．と自動的にリン
クさせる。このようにして図２と図３の図面情報ファイ
ル２と関連情報ファイル１を作成する。

【００１２】図４は、図面情報ファイル２と図面ファイ
ル３の関連を示す。図面ファイル３は、用途、設備毎に
「シーケンス図面ファイル１（警報関係シーケン
ス）」、「シーケンス図面ファイル２（ボイラ関係シー
ケンス）」、〜、「シーケンス図面ファイルｍ（タービ
ンシーケンス）」等のように分冊となっており、各ファ
イルも分冊単位で構成される。また、この各ファイルの
分冊は、それぞれシート（ページ）１、２〜ｎ１、シー
ト（ページ）１、２〜ｎ２、〜、シート（ページ）１、
２〜ｎｍを有する。すなわち、シーケンス図面ファイル
群６０２は複数のシーケンス図面ファイルから構成さ
れ、各ファイル６０３は複数シート（ページ）から構成
される。検索時には、警報関係の分冊内のシート１から
タービンの分冊内のシートｎｍを検索するという分冊間
にまたがった検索が必要となる。ここで、シーケンスシ
ート番号が指定されると、指定されたシーケンスシート
番号をキーとして、図面情報ファイル２を検索する。こ
の図面情報ファイル２により発電所内のすべてのシーケ
ンス図面が管理されているため、シーケンス図面は図面
情報ファイル２のファイル名称４０３、ファイル内ペー
ジ番号４０４で検索される。

【００１３】次に、本シーケンス図面検索装置の検索フ
ローを図５及び図６を用いて説明する。図５は、シーケ
ンス図面上のシーケンスシートの直接検索を行う場合の
検索フローを示す。この場合は、図面情報フアイル２と
図面フアイル３を用いて検索を行う。図５において、利
用者は、該当するシーケンス図面を検索する場合、シー
ケンス図面上のシーケンスシート番号をマウス、タッチ
等の指定方法で直接指定する（あるいは、シーケンスシ
ート番号をキーボードより入力する。あるいは、該当ペ
ージから参照されているシーケンスシート番号を一覧表
示したリスト上から選択する）。この入力（指定）内容
に対して、本装置では、まず、指定されたシーケンスシ
ート番号を入力部６から読み出す（１０１）。次に、シ
ーケンスシート番号とファイル名称、ファイル内シート
番号の関係を定義した図面情報ファイル２を読み出し
（１０２）、指定されたシーケンスシート番号をキーと
して図面情報ファイル２の検索を実施する（１０３）。
１０３の処理において１０１で読み出したシーケンスシ
ート番号が索引できない場合（１０４）は検索処理を終
了する。１０１のシーケンスシート番号を検索できた場
合（１０４）は、図面情報ファイル２に記述してあるフ
ァイル名称をキーとして図面ファイル３からファイルを
読み出す（１０５）。さらに、図面情報ファイル２に記
述されているファイル内ページ番号により１０２で読み
出したシーケンスシート番号に該当するファイル内のペ
ージを算出し、算出したページの検索対象のシーケンス
図面を抽出する（１０６）。続いて、表示部４に抽出し
たシーケンス図面を表示する（１０７）。このように、
本実施形態では、シーケンス図面上に記載されている詳
細情報記述元のシーケンス図面のシーケンスシート番号
と、その図面が含まれるファイル名称、さらにはファイ
ル内のページ番号を特定するための情報を図面情報ファ
イル２として記憶し、この図面情報ファイル２を使用し
て、図面上に表示されているシーケンスシート番号をキ
ーとして、検索対象のシーケンス図面を直接検索するも
のである。

【００１４】図７は、図５の検索フローによる具体的な
検索例を表す。シーケンス図面表示画面７０１上に「６
１ＢＲＡ」が表示中であるとき、シーケンス図面表示画
面７０１上の該当するシーケンスシート番号７０２「Ｃ
５２Ｂ１」を直接指定すると、指定されたシーケンス図
面「Ｃ５２Ｂ１」を表示画面７０３に表示する。ここ
で、さらに該当する接点番号７０４「ＢＡＩ３０」を直
接指定すると、指定されたシーケンス図面（図示せず）
を順次表示する。

【００１５】図６は、シーケンス図面の関連図面（シー
ト）を検索する検索フローを示す。この場合は、図面情
報フアイル２と図面フアイル３及び関連情報ファイル１
を用いて検索を行う。図６において、表示されているシ
ーケンス図面の関連シート番号を一覧表示し、この一覧
表示したリスト上（メニューバーからのプルダウン等）
からシーケンスシート番号を選択する。この入力（指
定）内容に対して、本装置では、まず、指定されたシー
ケンスシート番号を入力部６から読み出す（２０１）。
次に、シーケンスシート番号とファイル名称及び関連シ
ート番号の関係を定義した関連情報ファイル１を読み出
し（２０２）、この中の指定されたシーケンスシート番
号をキーとして関連情報ファイル１を検索する（２０
３）。２０１で読み出したシーケンスシート番号が検索
できない場合（２０４）は処理を終了する。２０１のシ
ーケンスシート番号を検索できた場合（２０４）は、図
面情報ファイル２の検索を行う（２０５）。図面情報フ
ァイル２を関連情報ファイル１のシーケンスシート番
号、図面情報レコードＮＯ．で検索する（２０６）。２
０１で読み出したシーケンスシート番号が検索できない
場合（２０７）は検索処理を終了する。２０１のシーケ
ンスシート番号を検索できた場合（２０７）は、図面情
報ファイル２に記述してあるファイル名称をキーとして
図面ファイル１からファイルを読み出す（２０８）。さ
らに、図面情報ファイル２に記述されているファイル内
ページ番号により（２０８）で読み出したシーケンスシ
ート番号に該当するファイル内のページを算出し、算出
したページの検索対象のシーケンス図面を抽出する（２
０９）。続いて、表示部４に抽出したシーケンス図面を
表示する（２１０）。

【００１６】図８は、図６の検索フローによる具体的な
検索例を表す。図８については、シーケンス図面の持っ
ている関連シート番号からの直接指定による検索例であ
り、図７のようなシーケンス図面上の直接指定ではな
く、シーケンス図面表示画面８０１のファンクションと
して、関連シート表示ファンクション８０２を設けてお
き、この中から目的とするシーケンスシート番号８０３
「Ｃ５２Ｂ１」を選択することにより、指定されたシー
ケンス図面「Ｃ５２Ｂ１」を表示画面８０４に表示する
ものである。

【００１７】このように、本発明の実施形態では、マン
マシンを含めたシーケンス図面からのシーケンスシート
番号の指定方法に関しては、図５及び図７と、図６及び
図８に示すように、シーケンス図面上のシーケンスシー
ト番号の直接指定による検索（図５及び図７）、表示中
のシーケンス図面に含まれる関連するシーケンスシート
番号を一覧表として表示し、その中から目的のシーケン
スシート番号を選択することによる検索（図６及び図
８）の２通りの検索手法がある。

【００１８】図９は、本シーケンス図面検索装置を単体
システムとして構成する場合（システム構成１）及びネ
ットワークによって連携したシステムとして構成する場
合（システム構成２）を示す。システム構成１は、シー
ケンス図面群（図面ファイル）、図面情報ファイル、関
連情報ファイルを有する記憶部３０１、シーケンス図面
のシーケンスシート番号の指定を行う入力部３０２、検
索結果を表示する表示部３０４、入力部３０２から指定
されたシーケンスシート番号に該当するファイル名称お
よびファイル内ページ番号を検索し、検索対象シーケン
図面を記憶部３０１より検索し、表示部３０４に表示指
令を実行する制御部３０３からなる。これは、単体シス
テムの構成となる。表示部３０４に表示されているシー
ケンス図面のシーケンスシート番号を入力部３０２から
指定すると、制御部３０３は記憶部３０１よりシーケン
スシート番号に該当するファイル名称及びファイル内ペ
ージ番号を検索し、この検索結果に基づいて検索対象シ
ーケン図面を検索する。そして、この検索対象シーケン
図面を制御部３０３の表示指令により表示部３０４に表
示する。システム構成２は、図面情報ファイル、関連情
報ファイルを有する記憶部３０５、シーケンス図面のシ
ーケンスシート番号の指定を行う入力部３０６、検索結
果を表示する表示部３０８、入力部３０６から指定され
たシーケンスシート番号に該当するファイル名称および
ファイル内ページ番号を記憶部３０５より検索すると共
に、表示部３０８に表示指令を実行する制御部３０７
と、ネットワーク３１１を介して接続されるシーケンス
図面群（図面ファイル）を有する記憶部３０９、制御部
３０７の検索結果に基づいて該当する検索対象シーケン
図面を記憶部３０９から検索する制御部３１０からな
る。これは連携システムの構成となる。表示部３０８に
表示されているシーケンス図面のシーケンスシート番号
を入力部３０６から指定すると、制御部３０７は記憶部
３０５よりシーケンスシート番号に該当するファイル名
称およびファイル内ページ番号を検索し、この検索結果
に基づいて制御部３１０は記憶部３０５より検索対象シ
ーケン図面を検索する。そして、この検索対象シーケン
図面を制御部３０７の表示指令により表示部３０８に表
示する。なお、ネットワーク３１１を介したシステム構
成としては、記憶部３０５の内容（図面情報ファイル、
関連情報ファイル）を記憶部３０９に持たせる構成とす
ることもできる。

【００１９】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
特に火力、水力、原子力発電所で使用する大量のシ−ケ
ンス図面を画面上でその図面に記載されている関連する
シ−ケンスシート番号をキーボード、マウス等で指定す
ることにより、直接検索が可能となるため、検索対象と
するシ−ケンス図面をファイル構成、シ−ト構成を意識
することなく、迅速かつ効率的に検索することができ、
また、マンマシン性を考慮した使い勝手を良好にするこ
とができる。また、火力、水力、原子力発電所において
は、日常の保修や定期検査、更には異常時の対応におい
て頻繁にシーケンス図面を参照するが、本発明によれ
ば、これらの検索時間の短縮、図面管理の容易化が図ら
れ、発電所業務の効率向上及び異常時の早期対応が可能
となる。また、図面情報ファイル、関連情報ファイル、
図面ファイルをネットワーク接続することにより、これ
らのファイルを有効に活用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態によるシーケンス図面検索装
置

【図２】本発明の図面情報ファイルの構成例

【図３】本発明の関連情報ファイルの構成例

【図４】本発明の図面情報ファイルと図面ファイルの関
連図

【図５】本発明のシーケンス図面の直接検索処理フロー
図

【図６】本発明のシーケンス図面の関連シート検索処理
フロー図

【図７】本発明のシーケンス図面の接点番号直接指定に
よる検索例

【図８】本発明のシーケンス図面の関連シート表示ファ
ンクション指定による検索例

【図９】本発明を実現するためのハードウェア構成図

【符号の説明】

３０１………記憶部３０２………入力部３０３………制御部３０４………出力部３０５………記憶部３０６………入力部３０７………制御部３０８………出力部３０９………記憶部３１０………制御部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】表示画面上に表示される第１のシーケン
ス図面内のシーケンス番号に関連する第２のシーケンス
図面を検索して前記表示画面上に表示するシーケンス図
面検索方法において、前記第１のシーケンス図面内のシ
ーケンス番号を指定し、シーケンス番号とファイル名称
及びファイル内ページ番号との関係を予め記述した図面
情報ファイルに基づいて、指定されたシーケンス番号に
該当するファイル名称及びファイル内ページ番号を検索
し、検索されたファイル名称及びファイル内ページ番号
に基づいて、複数のシーケンス図面を予め格納する図面
ファイルの中から前記第２のシーケンス図面を検索する
シーケンス図面検索方法。
【請求項２】表示部に表示される第１のシーケンス図
面内のシーケンス番号に関連する第２のシーケンス図面
を検索して前記表示部に表示するシーケンス図面検索装
置において、前記第１のシーケンス図面内のシーケンス
番号の指定を受ける入力部と、シーケンス番号とファイ
ル名称及びファイル内ページ番号との関係を予め記述し
た図面情報ファイルを記憶する第１の記憶部と、前記図
面情報ファイルに基づいて、前記入力部で指定されたシ
ーケンス番号に該当するファイル名称及びファイル内ペ
ージ番号を検索する第１の制御部と、複数のシーケンス
図面を予め格納する図面ファイルを記憶する第２の記憶
部と、前記第１の制御部で検索されたファイル名称及び
ファイル内ページ番号に基づいて、前記図面ファイルの
中から前記第２のシーケンス図面を検索する第２の制御
部を有するシーケンス図面検索装置。
【請求項３】表示部に表示される第１のシーケンス図
面内のシーケンス番号に関連する第２のシーケンス図面
を検索して前記表示部に表示するシーケンス図面検索装
置において、前記第１のシーケンス図面内のシーケンス
番号の指定を受ける入力部と、シーケンス番号とファイ
ル名称及びファイル内ページ番号との関係を予め記述し
た図面情報ファイルと、複数のシーケンス図面を予め格
納する図面ファイルとを記憶する記憶部と、前記図面情
報ファイルに基づいて、前記入力部で指定されたシーケ
ンス番号に該当するファイル名称及びファイル内ページ
番号を検索すると共に、検索されたファイル名称及びフ
ァイル内ページ番号に基づいて、前記図面ファイルの中
から前記第２のシーケンス図面を検索する制御部を有す
るシーケンス図面検索装置。