JPH10158187A - 薬品・食品組成物 - Google Patents
薬品・食品組成物Info
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- JPH10158187A JPH10158187A JP3188104A JP18810491A JPH10158187A JP H10158187 A JPH10158187 A JP H10158187A JP 3188104 A JP3188104 A JP 3188104A JP 18810491 A JP18810491 A JP 18810491A JP H10158187 A JPH10158187 A JP H10158187A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 虚弱体質の改善並びに健康保持、延いては老
化防止に有用な薬品・食品組成物を提供するのが目的で
ある。 【構成】 クワの新芽・シャクの新芽と若葉・クサギの
若葉・ホウレンソウの全草を卵白の共存下に破砕して粥
状としたものに、ヤマクワの果実・キイチゴ属の果実を
それぞれ蒸焼きして粉砕したもの、およびヤマモモの果
実を炒って粉砕したものを加えて均一化し乾燥した薬品
・食品組成物である。
化防止に有用な薬品・食品組成物を提供するのが目的で
ある。 【構成】 クワの新芽・シャクの新芽と若葉・クサギの
若葉・ホウレンソウの全草を卵白の共存下に破砕して粥
状としたものに、ヤマクワの果実・キイチゴ属の果実を
それぞれ蒸焼きして粉砕したもの、およびヤマモモの果
実を炒って粉砕したものを加えて均一化し乾燥した薬品
・食品組成物である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本加工品は虚弱体質の改善並びに
健康保持、延いては老化防止に有用な薬品・食品組成物
に関するものである。
健康保持、延いては老化防止に有用な薬品・食品組成物
に関するものである。
【０００２】
【従来技術】発明者は先に特願平１−２９４１５８号
（以下前発明という）をもって膜燐脂質過酸化抑制作用
を有する薬剤・食品組成物の発明を出願したが、その発
明の組成物３試料について試みにＳＯＤ活性（日本生化
学会：生化学実験講座１２の方法）を測定したところ、
１．９×１０3Ｕ／ｇ、８．１×１０3Ｕ／ｇ、
２．５×１０3Ｕ／ｇという値で、上下の差が大きく変
動するもののかなりの活性値を示すことが分かった。
（以下前発明という）をもって膜燐脂質過酸化抑制作用
を有する薬剤・食品組成物の発明を出願したが、その発
明の組成物３試料について試みにＳＯＤ活性（日本生化
学会：生化学実験講座１２の方法）を測定したところ、
１．９×１０3Ｕ／ｇ、８．１×１０3Ｕ／ｇ、
２．５×１０3Ｕ／ｇという値で、上下の差が大きく変
動するもののかなりの活性値を示すことが分かった。
【０００３】そこでこの値を一定のレベルに高めつつ変
動を少なくする目的で検討を行い、本発明を完成するに
至った。
動を少なくする目的で検討を行い、本発明を完成するに
至った。
【０００４】
【解決しようとする問題点】前述のように前発明の方法
により製造した製品のＳＯＤ力価は前記のようにかなり
変動する欠点があった。
により製造した製品のＳＯＤ力価は前記のようにかなり
変動する欠点があった。
【０００５】本発明は製造時の原料の配合加工の順序を
変更し、新芽若葉等の組織破砕に際して卵白を共存させ
ることにより、製品のＳＯＤ力価を高い水準に安定させ
ることに成功したものである。
変更し、新芽若葉等の組織破砕に際して卵白を共存させ
ることにより、製品のＳＯＤ力価を高い水準に安定させ
ることに成功したものである。
【０００６】すなわち卵白は、クワの新芽・シャクの新
芽と若葉・クサギの若葉の液汁を、その蛋白質の界面活
性によって分散状態を均一に安定化する目的で使用して
いたものであるが、前記のようにＳＯＤ力価に着目して
考察を重ねた結果、この作用物質がホウレンソウを含む
新芽や若葉に由来するものと考え、それならば卵白蛋白
の界面活性と被覆力を十分に発揮させるには、前発明の
ように液汁を作ってから卵白を加えるのではなく、植物
組織が破壊される以前に加えて少しでも空気との接触を
少なくする方が良いのではないかと考えた。
芽と若葉・クサギの若葉の液汁を、その蛋白質の界面活
性によって分散状態を均一に安定化する目的で使用して
いたものであるが、前記のようにＳＯＤ力価に着目して
考察を重ねた結果、この作用物質がホウレンソウを含む
新芽や若葉に由来するものと考え、それならば卵白蛋白
の界面活性と被覆力を十分に発揮させるには、前発明の
ように液汁を作ってから卵白を加えるのではなく、植物
組織が破壊される以前に加えて少しでも空気との接触を
少なくする方が良いのではないかと考えた。
【０００７】さらに最終工程で使用するホウレンソウに
含まれるＳＯＤ活性を効率よく活用するためにこれも新
芽・若葉と共に初めに処理することとした。
含まれるＳＯＤ活性を効率よく活用するためにこれも新
芽・若葉と共に初めに処理することとした。
【０００８】
【発明の構成】本発明を更に詳細に説明すれば、本発明
で用いる原料および製造法の概要は次の通りである。
で用いる原料および製造法の概要は次の通りである。
【０００９】クワ新芽：Ｍｏｒｕｓ ｂｏｍｂｙｃｉ
ｓ Ｋｏｉｄｚｕｍｉ，Ｍ．ａｌｂａ Ｌｉｎｎ’ｅ
ｅｔｃ．（クワ科） クワ属の植物は北半球の温帯から亜熱帯および南米アン
デス地方にも分布し、人類の生活とは密接な関係があり
多くの人に親しみのある木であり、クワの葉が単独で蚕
を養う完全飼料であることはよく知られており、栽培種
は絶えず刈り取られるので低木状であるが、本来は直径
６０ｃｍ高さ１０ｍにもなる落葉性高木であり、本発明
では春先から野生の木の次々と伸び出てくる新芽を摘ん
で使用する。
ｓ Ｋｏｉｄｚｕｍｉ，Ｍ．ａｌｂａ Ｌｉｎｎ’ｅ
ｅｔｃ．（クワ科） クワ属の植物は北半球の温帯から亜熱帯および南米アン
デス地方にも分布し、人類の生活とは密接な関係があり
多くの人に親しみのある木であり、クワの葉が単独で蚕
を養う完全飼料であることはよく知られており、栽培種
は絶えず刈り取られるので低木状であるが、本来は直径
６０ｃｍ高さ１０ｍにもなる落葉性高木であり、本発明
では春先から野生の木の次々と伸び出てくる新芽を摘ん
で使用する。
【００１０】中国の桑は和名トウグワで家桑・荊桑・桑
椹樹・黄桑とも呼ばれ、この桑の葉はルチン・クエルセ
チン・イソクエルセチン・微量のβ−シトステロ−ル類
・ミノイノシト−ル・クロロゲン酸等を含むことが知ら
れており、この精油中には各種有機酸や芳香族化合物を
含み、その他アミノ酸類・糖類の外、カロチン・ビタミ
ンＣ（２００−３００ｍｇ％）・グルタチオン（１４０
−４００ｍｇ％）等の微量の生化学物質も報告されてい
る。
椹樹・黄桑とも呼ばれ、この桑の葉はルチン・クエルセ
チン・イソクエルセチン・微量のβ−シトステロ−ル類
・ミノイノシト−ル・クロロゲン酸等を含むことが知ら
れており、この精油中には各種有機酸や芳香族化合物を
含み、その他アミノ酸類・糖類の外、カロチン・ビタミ
ンＣ（２００−３００ｍｇ％）・グルタチオン（１４０
−４００ｍｇ％）等の微量の生化学物質も報告されてい
る。
【００１１】このクワの若葉の乾燥したものを砕き、急
須で熱湯を注ぎお茶がわりに飲むと解熱や便秘・高血圧
の予防に良いとされ、最近動物実験で血圧・コレステロ
−ル・中性脂肪の抑制等を認めた報告も見られる。
須で熱湯を注ぎお茶がわりに飲むと解熱や便秘・高血圧
の予防に良いとされ、最近動物実験で血圧・コレステロ
−ル・中性脂肪の抑制等を認めた報告も見られる。
【００１２】シャク新芽と若葉：Ａｎｔｈｒｉｓｃｕ
ｓ ｓｙｌｖｅｓｔｒｉｓ（Ｌ．）Ｈｏｆｆｕｍ ｅｔ
ｃ．（セリ科） シャク属の植物は北半球温帯とアフリカの一部に分布
し、山中の湿地に自生し高さ１ｍにもなり、日本にも全
土にみられ昔から食用や薬用として利用されてきてお
り、ヤマニンジンとも呼ばれ、若い芽や葉・茎は香り高
い山菜として、また開花時の根はアク抜き乾燥粉末とし
て米・餅米・トチの実などと強壮用の力餅として食用に
され、中国では古来根を峨参（ガジン）の名で生薬と
し、煎じて滋養強壮・老人の夜尿・水腫・胃病・吐血・
打撲症・咳等に用いられ、成分についても多くの研究が
ある。
ｓ ｓｙｌｖｅｓｔｒｉｓ（Ｌ．）Ｈｏｆｆｕｍ ｅｔ
ｃ．（セリ科） シャク属の植物は北半球温帯とアフリカの一部に分布
し、山中の湿地に自生し高さ１ｍにもなり、日本にも全
土にみられ昔から食用や薬用として利用されてきてお
り、ヤマニンジンとも呼ばれ、若い芽や葉・茎は香り高
い山菜として、また開花時の根はアク抜き乾燥粉末とし
て米・餅米・トチの実などと強壮用の力餅として食用に
され、中国では古来根を峨参（ガジン）の名で生薬と
し、煎じて滋養強壮・老人の夜尿・水腫・胃病・吐血・
打撲症・咳等に用いられ、成分についても多くの研究が
ある。
【００１３】クサギ若葉：Ｃｌｅｒｏｄｅｎｄｒｏｎ
ｔｒｉｃｈｏｔｏｍｕｍ Ｔｈｕｎｂ．（クマツヅラ
科） クサギ属の植物は中国、日本一帯の亜熱帯から温帯に広
く分布し、高さ３ｍくらいになる落葉低木で、葉に臭気
があるので臭木（クサギ）と呼ばれ、臭木菜の名もあ
り、春に出る若葉を茹でてアク抜きし浸し物にしたり、
中国では臭梧桐と呼ばれ若い葉は枝ごとに日干にして生
薬になり、高血圧・偏頭痛・痔・解熱鎮痛・リウマチ・
健胃などに用いられ、また動物実験でも降圧作用や消炎
鎮痛作用が証明され、臨床試験も多く報告されている。
ｔｒｉｃｈｏｔｏｍｕｍ Ｔｈｕｎｂ．（クマツヅラ
科） クサギ属の植物は中国、日本一帯の亜熱帯から温帯に広
く分布し、高さ３ｍくらいになる落葉低木で、葉に臭気
があるので臭木（クサギ）と呼ばれ、臭木菜の名もあ
り、春に出る若葉を茹でてアク抜きし浸し物にしたり、
中国では臭梧桐と呼ばれ若い葉は枝ごとに日干にして生
薬になり、高血圧・偏頭痛・痔・解熱鎮痛・リウマチ・
健胃などに用いられ、また動物実験でも降圧作用や消炎
鎮痛作用が証明され、臨床試験も多く報告されている。
【００１４】ヤマクワ果実：Ｍｏｒｕｓ ｂｏｍｂｙ
ｃｉｓ Ｋｏｉｄｚｕｍｉ （クワ科） ヤマクワは前記の新芽を利用するクワよりも大きな実が
生り、熟した実はそのまま、あるいは少し蒸した後日干
しにして、そのまま、あるいは煎じ或いは酒に浸して便
秘や心臓病・腎臓病に用いられ、特に桑の実酒は疲労回
復・冷え症・低血圧に良いとされ、成分については糖類
・タンニン酸・ビタミン類・有機酸類などが報告されて
いる。
ｃｉｓ Ｋｏｉｄｚｕｍｉ （クワ科） ヤマクワは前記の新芽を利用するクワよりも大きな実が
生り、熟した実はそのまま、あるいは少し蒸した後日干
しにして、そのまま、あるいは煎じ或いは酒に浸して便
秘や心臓病・腎臓病に用いられ、特に桑の実酒は疲労回
復・冷え症・低血圧に良いとされ、成分については糖類
・タンニン酸・ビタミン類・有機酸類などが報告されて
いる。
【００１５】ヤマモモ果実：Ｍｙｒｉｃａ ｒｕｂｒ
ａ ＳＩＥＢ．ｅｔ Ｚｕｃｃ．（ヤマモモ科） 中国大陸や日本の温暖湿潤な地方に分布し、直径１ｍ高
さ１５ｍにもなる常緑高木で、初夏に熟した直径１−２
ｃｍの暗紅紫色の実は甘酸っぱくそのまま食用され、中
国では楊梅と呼ばれ、収斂（しゅうれん）および利尿作
用があり、吐き気・下痢・腹痛や口内炎等に、種も生薬
として脚気に用いられてきており、楊梅酒は疲労回復・
食欲増進・下痢に良く、鎮静作用があるとされ、成分と
しては糖類・有機酸類・アントシアニジン配糖体等が報
告されている。
ａ ＳＩＥＢ．ｅｔ Ｚｕｃｃ．（ヤマモモ科） 中国大陸や日本の温暖湿潤な地方に分布し、直径１ｍ高
さ１５ｍにもなる常緑高木で、初夏に熟した直径１−２
ｃｍの暗紅紫色の実は甘酸っぱくそのまま食用され、中
国では楊梅と呼ばれ、収斂（しゅうれん）および利尿作
用があり、吐き気・下痢・腹痛や口内炎等に、種も生薬
として脚気に用いられてきており、楊梅酒は疲労回復・
食欲増進・下痢に良く、鎮静作用があるとされ、成分と
しては糖類・有機酸類・アントシアニジン配糖体等が報
告されている。
【００１６】キイチゴ属果実：Ｒｕｂｕｓ ｐａｒｖ
ｉｆｏｌｉｏｕｓ Ｌ．，Ｒｕｂｕｓ ｐａｌｍａｔｕ
ｓ Ｔｈｕｎｂ． ｅｔｃ．（バラ科） キイチゴ属の植物は種類も多く変化に富み、研究者によ
っては３０００種もあると言い、北半球の温帯に多く、
分布は全大陸に亘り、日本には３５種が分布しており、
トゲのある落葉性低木で、春４−５月頃から花が咲き、
続いて苺状の味の良い小粒の実が熟し、一般には古来専
ら食用とされるが、ゴショイチゴ（Ｒｕｂｕｓ ｃｈｉ
ｎｇｉｉ Ｈｕ）の実（覆盆子）のように強壮・強精薬
として用いられるものもあるが、本発明においてはナワ
シロイチゴ・モミジイチゴなど比較的実の大きなものを
用いるのが良い。
ｉｆｏｌｉｏｕｓ Ｌ．，Ｒｕｂｕｓ ｐａｌｍａｔｕ
ｓ Ｔｈｕｎｂ． ｅｔｃ．（バラ科） キイチゴ属の植物は種類も多く変化に富み、研究者によ
っては３０００種もあると言い、北半球の温帯に多く、
分布は全大陸に亘り、日本には３５種が分布しており、
トゲのある落葉性低木で、春４−５月頃から花が咲き、
続いて苺状の味の良い小粒の実が熟し、一般には古来専
ら食用とされるが、ゴショイチゴ（Ｒｕｂｕｓ ｃｈｉ
ｎｇｉｉ Ｈｕ）の実（覆盆子）のように強壮・強精薬
として用いられるものもあるが、本発明においてはナワ
シロイチゴ・モミジイチゴなど比較的実の大きなものを
用いるのが良い。
【００１７】
【製造法の概要】大気汚染や水質汚染のない清浄な山林
の土地に育った原料を選んで採集するが、目的とする植
物材料の多くは険しい崖を登り、さらに高い木に登って
採集しなければない。
の土地に育った原料を選んで採集するが、目的とする植
物材料の多くは険しい崖を登り、さらに高い木に登って
採集しなければない。
【００１８】集められた材料は不良品や異物を選別のの
ち、山の冷たい清流で洗い、ヤマクワの実とキイチゴ属
の実は干したものを特殊な木製の加熱容器に入れて蒸し
焼きにし、ヤマモモの実は干してから肉厚の大鍋で焙じ
てそれぞれ粉末にしておく。
ち、山の冷たい清流で洗い、ヤマクワの実とキイチゴ属
の実は干したものを特殊な木製の加熱容器に入れて蒸し
焼きにし、ヤマモモの実は干してから肉厚の大鍋で焙じ
てそれぞれ粉末にしておく。
【００１９】新芽と若葉は有機栽培のホウレンソウおよ
び少量の卵白（安定剤）と共にミキサ−に掛けて粥状物
とし、さきに準備した粉末を加えて均一化し、山のきれ
いな空気の中で天日に干し、十分乾燥した後に製粉す
る。
び少量の卵白（安定剤）と共にミキサ−に掛けて粥状物
とし、さきに準備した粉末を加えて均一化し、山のきれ
いな空気の中で天日に干し、十分乾燥した後に製粉す
る。
【００２０】
【実施例】 十分に選別・洗浄したヤマクワの実とナワ
シロイチゴの実各１５ｋｇを干し、特殊な加熱容器に入
れて約２時間遠火で均一に加熱して蒸し焼きにし、５時
間かけてゆっくりと放冷後、別の容器に移して再び蒸し
焼きと放冷の工程を繰り返した後粉末化した。
シロイチゴの実各１５ｋｇを干し、特殊な加熱容器に入
れて約２時間遠火で均一に加熱して蒸し焼きにし、５時
間かけてゆっくりと放冷後、別の容器に移して再び蒸し
焼きと放冷の工程を繰り返した後粉末化した。
【００２１】別に同様に十分選別・洗浄したヤマモモの
実１５ｋｇを天日乾燥してから破砕し、肉厚の大鍋で焦
げないようにゆっくりと、２時間焙じて粉末にした。
実１５ｋｇを天日乾燥してから破砕し、肉厚の大鍋で焦
げないようにゆっくりと、２時間焙じて粉末にした。
【００２２】一方、卵白３．５ｋｇをミキサ−に入れ攪
拌しながら、そこへこれも同様に十分選別・洗浄したク
ワの新芽３０ｋｇ・シャクの新芽と若葉１０ｋｇ・クサ
ギの若葉１５ｋｇ・ホウレンソウ２０ｋｇを逐次投入し
て破砕し粥状とした。
拌しながら、そこへこれも同様に十分選別・洗浄したク
ワの新芽３０ｋｇ・シャクの新芽と若葉１０ｋｇ・クサ
ギの若葉１５ｋｇ・ホウレンソウ２０ｋｇを逐次投入し
て破砕し粥状とした。
【００２３】暫く放置して浮上する異物を金網で瀘去、
トレイに拡げて６０℃以下で時々手入れを行いながらゆ
っくりと通風乾燥し、目的の薬品・食品組成物約１０ｋ
ｇを得た。
トレイに拡げて６０℃以下で時々手入れを行いながらゆ
っくりと通風乾燥し、目的の薬品・食品組成物約１０ｋ
ｇを得た。
【００２４】このものの分析値は水分 ３．４％、蛋白
２．７％、脂質 ０．６％、繊維３．８％、灰分 ５
９．６％、糖質 ２９．９％、その他鉄 ２．４１％、
カルシウム ７７７ｍｇ％、マグネシウム ６０３ｍｇ
％、ＳＯＤ活性 １３×１０3Ｕ／ｇ、なお大腸菌群は
陰性、一般生菌数は６．８×１０4／ｇ、腸内細菌群・
大腸菌群・低温細菌群・乳酸菌は１００倍で検出され
ず、真菌類は１０3／ｇでマイコトキシン産生の恐れの
ある菌は検出されなかった。
２．７％、脂質 ０．６％、繊維３．８％、灰分 ５
９．６％、糖質 ２９．９％、その他鉄 ２．４１％、
カルシウム ７７７ｍｇ％、マグネシウム ６０３ｍｇ
％、ＳＯＤ活性 １３×１０3Ｕ／ｇ、なお大腸菌群は
陰性、一般生菌数は６．８×１０4／ｇ、腸内細菌群・
大腸菌群・低温細菌群・乳酸菌は１００倍で検出され
ず、真菌類は１０3／ｇでマイコトキシン産生の恐れの
ある菌は検出されなかった。
【００２５】さらにアフラトキシン（Ｂ1Ｂ2Ｇ1Ｇ2）に
ついて試験したところ全く検出されなかった。
ついて試験したところ全く検出されなかった。
【００２６】その他考えられる５種の残留農薬と有機水
銀やフェオフォルバイドについても検出されなかった。
銀やフェオフォルバイドについても検出されなかった。
【００２７】又前発明品との比較実験の結果は、 ＳＯＤ力価（Ｕ／ｇ） 実験１ 実験２ 実験３ 実験４ 平均値 前発明の方法 ８２４０ ２５６０ ３４８０ １３７０ ３９１２ 本発明の方法 ７５００ ６４８０ ９４５０ ８６４０ ８０１７ であり、本発明製品は前発明品の約２倍のＳＯＤ力価を
え、而もばらつきが少ないという結果を得た。
え、而もばらつきが少ないという結果を得た。
【００２８】因みにＳＯＤとはＳｕｐｅｒｏｘｉｄｅ
Ｄｉｓｕｍｕｔａｓｅ（超酸化物不均化酵素）の略称
で、分子量は約３万ないし９万の糖蛋白質、酸素を必要
とする全ての生物に含まれている酵素であって、活性中
心に銅・亜鉛・マンガン・鉄等の金属原子があり、その
構造や性質は生物や組織の種類により異なっている。
Ｄｉｓｕｍｕｔａｓｅ（超酸化物不均化酵素）の略称
で、分子量は約３万ないし９万の糖蛋白質、酸素を必要
とする全ての生物に含まれている酵素であって、活性中
心に銅・亜鉛・マンガン・鉄等の金属原子があり、その
構造や性質は生物や組織の種類により異なっている。
【００２９】例えば動植物、特に哺乳動物では銅や亜鉛
を含むものが多く、マンガンや鉄を含むものは微生物や
植物で多く研究されているが、ヒト由来のものにマンガ
ンを含むものもある。
を含むものが多く、マンガンや鉄を含むものは微生物や
植物で多く研究されているが、ヒト由来のものにマンガ
ンを含むものもある。
【００３０】抗炎症薬としてのＳＯＤは組み換えＤＮＡ
法によるヒト型のものが各製薬会社で注射用として開発
が進められており、グルタチオンパ−オキシダ−ゼ、カ
タラ−ゼ、チオ−ル化合物等と共にラジカルスカベンジ
ャ−の一つとして近年老化との関係が注目され盛んに研
究が行われているものである。
法によるヒト型のものが各製薬会社で注射用として開発
が進められており、グルタチオンパ−オキシダ−ゼ、カ
タラ−ゼ、チオ−ル化合物等と共にラジカルスカベンジ
ャ−の一つとして近年老化との関係が注目され盛んに研
究が行われているものである。
【００３１】ある研究によれば１日２５００キロカロリ
−、蛋白質７０ｇ、脂肪エネルギ−比２５％の食餌を摂
る人は、１日７３６ｇの酸素を消費する（吸気と呼気の
酸素濃度差を４％とすると２５℃１気圧の空気１３５３
６ｌを吸い込む必要がある。）が、これは１回０．５ｌ
の空気を毎分１８〜１９回、１日にすれば２７０７２回
吸い込むことであり、老化を伴う生理機能低下をもたら
すとされるフリ−ラジカルとなるのはこの酸素のごく一
部であるが、通常は生理的な消去機能により消去される
ものの、少しでも食品によってその懸念を減少したいと
考えるとき、食品中の抗酸化作用物質が注目される。
−、蛋白質７０ｇ、脂肪エネルギ−比２５％の食餌を摂
る人は、１日７３６ｇの酸素を消費する（吸気と呼気の
酸素濃度差を４％とすると２５℃１気圧の空気１３５３
６ｌを吸い込む必要がある。）が、これは１回０．５ｌ
の空気を毎分１８〜１９回、１日にすれば２７０７２回
吸い込むことであり、老化を伴う生理機能低下をもたら
すとされるフリ−ラジカルとなるのはこの酸素のごく一
部であるが、通常は生理的な消去機能により消去される
ものの、少しでも食品によってその懸念を減少したいと
考えるとき、食品中の抗酸化作用物質が注目される。
【００３２】ビタミンＥもその一つであるが、動物実験
でビタミンＥ欠乏により一部のＳＯＤ活性の低下が見ら
れたという報告もあり、ＳＯＤ活性の測定にかかる抗酸
化作用物質の豊富なことが老化防止に繋がることは大い
に期待されることである。
でビタミンＥ欠乏により一部のＳＯＤ活性の低下が見ら
れたという報告もあり、ＳＯＤ活性の測定にかかる抗酸
化作用物質の豊富なことが老化防止に繋がることは大い
に期待されることである。
【００３３】
【発明の作用、効果】本加工品は虚弱体質の改善並びに
健康保持、延いては老化防止に有用な加工食品である
が、例えば便秘しやすい子や栄養状態の悪い子、成長力
の弱い子等いわゆる虚弱児に対しては１日０．２ｇをミ
ルクに入れて飲ませる（乳児の場合は指先につけて毎日
なめさせる）程度で食欲がで、よく眠り体質が健全にな
ることが分かった。
健康保持、延いては老化防止に有用な加工食品である
が、例えば便秘しやすい子や栄養状態の悪い子、成長力
の弱い子等いわゆる虚弱児に対しては１日０．２ｇをミ
ルクに入れて飲ませる（乳児の場合は指先につけて毎日
なめさせる）程度で食欲がで、よく眠り体質が健全にな
ることが分かった。
【００３４】アトピ−性皮膚炎なども全身状態の改善と
共に良くなってくることも分かった。
共に良くなってくることも分かった。
【００３５】成人に対してもいわゆる虚弱体質や病気が
ちの人等に使用すると宿便を除き、常用すれば便通、延
いては腹の調子が良くなり、次第に体質が改善されて血
液の循環も良くなり、動脈硬化も抑制され、頭痛・冷え
性・肌荒れ・貧血・不眠などの不定愁訴も改善され、結
果として成人病の予防ないし老化の予防に繋がってく
る。
ちの人等に使用すると宿便を除き、常用すれば便通、延
いては腹の調子が良くなり、次第に体質が改善されて血
液の循環も良くなり、動脈硬化も抑制され、頭痛・冷え
性・肌荒れ・貧血・不眠などの不定愁訴も改善され、結
果として成人病の予防ないし老化の予防に繋がってく
る。
【００３６】そして外見的にもシミの消退や、角質化し
た皮膚が軟らかくなり爪が瑞々しくなる、顔の艶が良く
なる等の変化が見られるようになる。
た皮膚が軟らかくなり爪が瑞々しくなる、顔の艶が良く
なる等の変化が見られるようになる。
【００３７】内面的にも内臓の機能が改善されてくる、
さらに総合的に活力が高まり元気になる等の効用があ
る。
さらに総合的に活力が高まり元気になる等の効用があ
る。
Claims (1)
- 【請求項１】 クワの新芽・シャクの新芽と若葉・クサ
ギの若葉・ホウレンソウの全草を卵白の共存下に破砕し
て粥状としたものに、ヤマクワの果実・キイチゴ属の果
実をそれぞれ蒸焼きして粉砕したもの、およびヤマモモ
の果実を炒って粉砕したものを加えて均一化し乾燥した
薬品・食品組成物。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3188104A JPH10158187A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | 薬品・食品組成物 |
| KR1019910016428A KR930001924A (ko) | 1991-07-02 | 1991-09-19 | 약품.식품 조성물 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3188104A JPH10158187A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | 薬品・食品組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10158187A true JPH10158187A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=16217774
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3188104A Pending JPH10158187A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | 薬品・食品組成物 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10158187A (ja) |
| KR (1) | KR930001924A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003099306A1 (en) * | 2002-05-27 | 2003-12-04 | Uy-Dong Sohn | Process for preparing apigenin-7-o-¥â-d-glucuronide from clerodendron trichotomum folium |
| KR100507292B1 (ko) * | 2002-12-13 | 2005-08-09 | 주식회사 태평양 | 전호 추출물 또는 파슬리 추출물을 함유하는 피부 주름개선용 외용제 조성물 |
| KR101177915B1 (ko) | 2009-12-31 | 2012-08-28 | 경희대학교 산학협력단 | 시금치 추출물의 효모발효액을 함유하는 주름 예방 및 노화방지용 피부외용제 조성물 |
| CZ304491B6 (cs) * | 2008-05-15 | 2014-05-28 | Výzkumný ústav potravinářský Praha, v.v.i. | Nízkokalorická doplňková potravina s obsahem proteinů a způsob její výroby |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100494643B1 (ko) * | 1997-07-18 | 2005-09-14 | 주식회사 태평양 | 정제상백피추출물을함유하는외용제조성물 |
-
1991
- 1991-07-02 JP JP3188104A patent/JPH10158187A/ja active Pending
- 1991-09-19 KR KR1019910016428A patent/KR930001924A/ko not_active Application Discontinuation
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003099306A1 (en) * | 2002-05-27 | 2003-12-04 | Uy-Dong Sohn | Process for preparing apigenin-7-o-¥â-d-glucuronide from clerodendron trichotomum folium |
| KR100489520B1 (ko) * | 2002-05-27 | 2005-05-12 | 손의동 | 누리장나무 잎 추출물로부터아피게닌-7-오-베타-디-글루쿠로니드를 분리하는 방법 및이 화합물을 함유하는 위염 및 역류성 식도염 질환 예방및 치료를 위한 조성물 |
| KR100507292B1 (ko) * | 2002-12-13 | 2005-08-09 | 주식회사 태평양 | 전호 추출물 또는 파슬리 추출물을 함유하는 피부 주름개선용 외용제 조성물 |
| CZ304491B6 (cs) * | 2008-05-15 | 2014-05-28 | Výzkumný ústav potravinářský Praha, v.v.i. | Nízkokalorická doplňková potravina s obsahem proteinů a způsob její výroby |
| KR101177915B1 (ko) | 2009-12-31 | 2012-08-28 | 경희대학교 산학협력단 | 시금치 추출물의 효모발효액을 함유하는 주름 예방 및 노화방지용 피부외용제 조성물 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR930001924A (ko) | 1993-02-22 |
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