JPH1015681A - レーザ光の集光位置調整装置 - Google Patents

レーザ光の集光位置調整装置

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Publication number
JPH1015681A
JPH1015681A JP8176105A JP17610596A JPH1015681A JP H1015681 A JPH1015681 A JP H1015681A JP 8176105 A JP8176105 A JP 8176105A JP 17610596 A JP17610596 A JP 17610596A JP H1015681 A JPH1015681 A JP H1015681A
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JP
Japan
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irradiation
laser beam
irradiating
reflecting mirror
laser
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8176105A
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English (en)
Inventor
Yoshitatsu Naitou
芳達 内藤
Kunio Arai
邦夫 荒井
Nobuhiko Suzuki
伸彦 鈴木
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Via Mechanics Ltd
Original Assignee
Hitachi Seiko Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1015681A publication Critical patent/JPH1015681A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各照射ヘッドごとにレーザ光の照射位置を個別
に調整し、複数の加工を正確に、効率よく行えるレーザ
光の集光位置調整装置を提供する。 【解決手段】集光レンズ11と、反射鏡12を固定した
ホルダ21を任意の方向に揺動可能に支持した照射ヘッ
ド10と、この照射ヘッド10に支持され、前記ホルダ
21を二方向に揺動させる一対の駆動装置31、32
と、前記照射ヘッド12に配置され、レーザ光14の照
射位置を照らす照明装置35と、前記照射位置における
レーザ光14の照射痕を撮像する撮像装置16と、撮像
された照射痕からレーザ光14の照射位置の中心を算出
し、基準位置との差を求め、前記駆動装置31、32を
制御して前記反射鏡12の角度を調整する制御装置19
とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ照射装置に
おけるレーザ光の集光位置調整装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】たとえば、プリント基板においては、実
装密度の高密度化が進み、配線パターンの細線化、多層
化が進められている。このため、プリント基板に形成さ
れる穴も、小径化が要求され、現在では、直径が0.1
mm程度のスルーホールやブラインドホールの加工も行
われるようになってきた。
【0003】多層プリント基板の外層の配線パターンと
内層の配線パターンとを接続するためのブラインドホー
ルの加工では、炭酸ガスレーザのレーザ光では、銅箔が
加工できないことを利用して、予め、ドリルなどの切削
工具で、外層のパターンを構成する銅箔を除去し窓穴を
形成した後、この窓穴を通してレーザ発振器から発振さ
れたレーザ光を照射し、外層と内層の間にあるエポキシ
樹脂やガラス繊維を除去して内層の銅箔に達する穴を形
成する。
【0004】このような穴明けを行うため、図6に示す
レーザ加工装置が提案されている。同図において、1は
ベッド。2はXテーブルで、ベッド1に固定されたレー
ル3上に移動可能に支持され、図示しないねじ送り機構
を介して、ベッド1に支持されたモータ4によって駆動
される。5はYテーブルで、Xテーブル2に固定された
レール6上に移動可能に支持され、ねじ送り機構7を介
して、Xテーブル2に支持されたモータ8によって駆動
される。9はコラムで、ベッド1に固定されている。1
0は照射ヘッドで、内部に集光レンズ11および反射鏡
12を備え、コラム9に固定されている。13はレーザ
発振器で、前記反射鏡12と対向するように配置されて
いる。14はレーザ発振器13から発振されたレーザ光
で、照射ヘッド10に入射し、反射鏡12で反射された
後、集光レンズ11を通しYテーブル5上に載置された
ワークW上に集光される。
【0005】16はCCDカメラで、照射ヘッド10と
並行に所定の間隔で、コラム9に固定されている。17
は画像処理装置で、CCDカメラ16の撮像結果に基づ
いて、ワークW上の基準マークMと、レーザ光14の照
射痕Kの位置を検出し、レーザ光14の照射位置のずれ
量を求める。18はモニタで、CCDカメラ16での撮
像結果を表示する。19は制御装置で、前記モータ4、
8を駆動制御して、ワークWの加工位置を照射ヘッド1
0の下に位置決めする。この時、画像処理装置17から
出力された照射位置のずれ量を補正する。
【0006】このようなレーザ加工装置では、装置の熱
変位などによってレーザ光の照射位置が変わってもワー
クWの移動量を補正することによって、正確な加工を行
うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、コラムに複数
の照射ヘッドを配置し、Yテーブル上に複数のワークを
載置して、複数のワークを同時に加工する場合、それぞ
れの照射ヘッドによる照射位置のずれ量やずれ方向が異
なると、ワークの移動量の補正が困難になる。
【0008】上記の事情に鑑み、本発明の目的は、複数
の照射ヘッドを用いた場合でも、各照射ヘッドごとにレ
ーザ光の照射位置を個別に調整でき、複数の加工を正確
に、効率よく行えるようにしたレーザ光の集光位置調整
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては、集光レンズと、反射鏡を固定し
たホルダを任意の方向に揺動可能に支持した照射ヘッド
と、この照射ヘッドに所定の間隔で支持され、前記ホル
ダを二方向に揺動させる一対の駆動装置と、前記照射ヘ
ッドに配置され、レーザ光の照射位置を照らす照明装置
と、前記照射位置におけるレーザ光の照射痕を撮像する
撮像装置と、撮像された照射痕からレーザ光の照射位置
の中心を算出し、基準位置との差を求め、前記駆動装置
を制御して前記反射鏡の角度を調整する制御装置とを設
けた。
【0010】そして、レーザ光の照射位置にずれが発生
したとき、各照射ヘットごとに、そのずれ量や方向に基
づいて、反射鏡の角度を調整してレーザ光の光路を変え
ることにより、レーザ光の照射位置を調整する。したが
って、レーザ光の照射位置の調整を各照射ヘッドごとに
行うことができるので、複数の照射ヘッドを用いて同時
に複数の加工を正確に、効率よく行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を、図1
ないし図5に基づいて説明する。同図において、図6と
同じものは同じ符号を付けて示してある。図1におい
て、21は反射鏡12を支持したホルダで、照射ヘッド
10の上端面に立設されたピン22に遊嵌し、ばね23
で照射ヘッド10に向けて付勢されている。24はサポ
ートで、照射ヘッド10上端面に固定されている。25
はブラケットで、ホルダ21に固定されている。26は
ブラケットで、サポート24に固定されている。27は
球面軸受で、ブラケット25に支持されている。28は
ピンで、球面軸受27とブラケット26を結合してい
る。
【0012】31、32はステッピングモータで、サポ
ート24に取付けられている。33はねじ軸で、ステッ
ピングモータ31、32の回転軸に固定され、ねじ部が
前記ホルダ21に形成されたねじ穴に螺合している。3
5は照明装置で、前記照射ヘッド10に固定されてい
る。
【0013】上記の構成で、レーザ加工装置のXテーブ
ルおよびYテーブル5を原点位置に移動させたとき、Y
テーブル5の表面に、照射ヘッド10の軸心と交差する
位置に基準位置を示すマークを設けておく。そして、こ
のマークをCCDカメラ16で撮像し、CCDカメラ1
6の軸心のずれ量を求めておく。なお、以下の説明で
は、基準位置を示すマークとCCDカメラ16の軸心が
一致しているものとして説明する。
【0014】Yテーブル5上にワークWを固定し、制御
装置19の指令によって、XテーブルとYテーブル5を
所定量移動させる。そして、レーザ発振器13を作動さ
せ、発振されたレーザ光14を、反射鏡12で反射さ
せ、集光レンズ11で集光してワークWに照射する。
【0015】レーザ光14の照射によってワークWを加
工し、あるいはワークWの表面に照射痕(以下、加工痕
を含め照射痕という)を形成した後、照明装置35によ
りレーザ光14の照射位置周辺を照らし、照射痕をCC
Dカメラ16で撮像する。
【0016】この時、CCDカメラ16の、その座標軸
X、Yがレーザ加工装置側の座標軸x、yに対し、回転
方向角度ωだけ回転した状態で照射ヘッド10に取付け
られていると、撮像された照射痕の像は、図2に示すよ
うに、レーザ加工装置側の座標軸x、yに対し回転方向
角度ωだけ回転した像20がモニタ18上に表示され
る。
【0017】この回転方向角度ωだけ回転した像20
を、真上から見た像に置き換えるために、まず、式1に
基づいて、座標系の回転変換を行い、回転方向角度ω補
正する。
【0018】
【数1】
【0019】ついで、式2に基づいて、CCDカメラ1
6の取付け角度φによる扁平率変換を行う。
【0020】
【数2】
【0021】前記回転変換および扁平率変換を行い、そ
の結果をモニタ18に投影すると、照射痕の像は、図3
に示すように、真上から見た状態の擬似映像20aに変
換されている。この擬似映像20aの中心を重心法など
により測定し、CCDカメラ16の軸心座標(X0、Y
0)と、実際に形成された照射痕の中心座標との差を、
誤差座標(ΔX、ΔY)として求める。
【0022】この誤差座標(ΔX、ΔY)データに基づ
き、制御装置19は、反射鏡12で反射され集光レンズ
11に入射するレーザ光14の変位量Lx、Lyを算出
する。 たとえば、レンズ11が、図4に示すような、
一方の面が平面で、他方の面が曲面であるプラノコンべ
ックスの場合(a)〜(j)の式を用いて変位量Lx、
Lyを算出することができる。但し、Aはレーザビーム
の半径、ηは屈折率である。
【0023】
【数3】
【0024】このようにして、集光レンズ11に入射す
るレーザ光14の変位量Lx、Lyを算出した後、反射
鏡12を補正すべき角度θx、θyを式4により算出す
る。
【0025】
【数4】
【0026】この角度θx、θyと、ねじ軸33のねじ
部のリード角、回転角度の関係から、ステッピングモー
タ31、32の回転角度を算出する。この算出結果に基
づいてステッピングモータ31、32を駆動して、反射
鏡12の傾き角度を補正することにより、反射鏡12で
反射されたレーザ光14の集光位置を、CCDカメラ1
6の軸心座標(X0、Y0)へ移動させる。
【0027】なお、反射鏡12の傾き角を調整すること
により、図4における集光レンズ11とワークWの間の
距離fがΔfだけ変化することになるが、誤差座標(Δ
X、ΔY)に比べて小さい値であり、集光レンズ11の
焦点深度内に収まるので、実用上無視することができ
る。
【0028】また、基準位置を示すマークに対しCCD
カメラ16の軸心がずれている場合には、そのずれ量を
図3に示す誤差座標(ΔX、ΔY)に加算することによ
り、誤差座標を求めればよい。
【0029】図5に示すように、複数の照射ヘッドを備
え、複数のワークWを同時に加工する場合にも、各照射
ヘッドの反射鏡12を個別に調整することが出きるの
で、各ワークWを同じ精度で加工することができる。
【0030】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、反
射鏡で反射されたレーザ光を、集光レンズを通して対象
物上に集光させるようにしたレーザ照射装置におけるレ
ーザ光の集光位置調整装置であって、対象物側に前記集
光レンズを固定し、他端側に、前記反射鏡を固定したホ
ルダを任意の方向に揺動可能に支持した照射ヘッドと、
この照射ヘッドに所定の間隔で支持され、前記ホルダを
二方向に揺動させる一対の駆動装置と、前記照射ヘッド
の対象物側に配置され、レーザ光の照射位置およびその
回りを照らす照明装置と、前記照射位置におけるレーザ
光の照射痕を撮像する撮像装置と、撮像された照射痕か
らレーザ光の照射位置の中心を算出し、基準位置との差
を求め、前記駆動装置を制御して前記反射鏡の角度を調
整する制御装置とを設けたので、複数の照射ヘッドを用
いた場合でも、各照射ヘッドごとにレーザ光の照射位置
を個別に調整でき、複数の加工を正確に、効率よく行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による集光位置調整装置を備えた照射ヘ
ッドの正面断面図。
【図2】図1におけるモニタの映像を示す正面図。
【図3】図1におけるモニタの扁平率変換を行った擬似
映像を示す正面図。
【図4】図1における光学系の拡大図。
【図5】本発明による集光位置調整装置を備えたレーザ
加工装置の一例を示し、(a)は平面図、(b)は正面
図。
【図6】従来のレーザ加工装置の斜視図。
【符号の説明】
10 照射ヘッド 11 集光レンズ 12 反射鏡 14 レーザ光 16 撮像装置 19 制御装置 21 ホルダ 31、32 駆動装置 35 照明装置 W ワーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反射鏡で反射されたレーザ光を、集光レン
    ズを通して対象物上に集光させるようにしたレーザ照射
    装置におけるレーザ光の集光位置調整装置であって、対
    象物側に前記集光レンズを固定し、他端側に、前記反射
    鏡を固定したホルダを任意の方向に揺動可能に支持した
    照射ヘッドと、この照射ヘッドに所定の間隔で支持さ
    れ、前記ホルダを二方向に揺動させる一対の駆動装置
    と、前記照射ヘッドの対象物側に配置され、レーザ光の
    照射位置を照らす照明装置と、前記照射位置におけるレ
    ーザ光の照射痕を撮像する撮像装置と、撮像された照射
    痕からレーザ光の照射位置の中心を算出し、基準位置と
    の差を求め、前記駆動装置を制御して前記反射鏡の角度
    を調整する制御装置とを設けたことを特徴とするレーザ
    光の集光位置調整装置。
JP8176105A 1996-07-05 1996-07-05 レーザ光の集光位置調整装置 Withdrawn JPH1015681A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8176105A JPH1015681A (ja) 1996-07-05 1996-07-05 レーザ光の集光位置調整装置

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JP8176105A JPH1015681A (ja) 1996-07-05 1996-07-05 レーザ光の集光位置調整装置

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Publication Number Publication Date
JPH1015681A true JPH1015681A (ja) 1998-01-20

Family

ID=16007786

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8176105A Withdrawn JPH1015681A (ja) 1996-07-05 1996-07-05 レーザ光の集光位置調整装置

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JP (1) JPH1015681A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003061895A1 (en) 2002-01-21 2003-07-31 Permanova Lasersystem Ab Means for visualizing the laser beam in a laser machining system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003061895A1 (en) 2002-01-21 2003-07-31 Permanova Lasersystem Ab Means for visualizing the laser beam in a laser machining system

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Effective date: 20031007