JPH10148181A - エアポンプ - Google Patents

エアポンプ

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JPH10148181A
JPH10148181A JP32345696A JP32345696A JPH10148181A JP H10148181 A JPH10148181 A JP H10148181A JP 32345696 A JP32345696 A JP 32345696A JP 32345696 A JP32345696 A JP 32345696A JP H10148181 A JPH10148181 A JP H10148181A
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JP
Japan
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frame
chamber
speaker
air
discharge port
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Pending
Application number
JP32345696A
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English (en)
Inventor
Jun Takayanagi
順 高柳
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SHINTEN SANGYO KK
Original Assignee
SHINTEN SANGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアポンプ以外の機能(例えば、スピーカの
機能)を合わせ持ったエアポンプを提供する。 【構成】 スピーカ兼用エアポンプの構成として、フレ
ームと、振動板の外周部がフレームの部分に固定された
スピーカと、フレームの部分に形成された吸入口に設け
られた吸入口弁と、フレームの部分に形成された吐出口
に設けられた吐出口弁とを設ける。または、室を形成す
るフレームと、フレームを仕切ってフレーム内の室を第
1室および第2室の2つの室に分割するフレームの仕切
り壁部分と、振動板がフレームの部分に固定されて第1
室の内に配置されたスピーカと、外気のエアを第1室に
吸入するようにフレームの部分に形成された吸入口に設
けられた吸入口弁と、第1室から第2室にエアを吐出し
て第2室内にある発熱体を冷却するように仕切り壁部分
に形成された吐出口に設けられた吐出口弁とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエアポンプに関し、特に
スピーカ兼用のエアポンプ、またはスピーカを部品とし
て用いたエアポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエアポンプには、以下のようなも
のがある。 (1)ファン 図12(図12a、図12b)に示すように、モータ1
00の軸線方向に(即ち、矢印AまたはA’の方向)に
エア(空気)を送風するものである。モータ100の回
転軸100aにはプロペラ102が取付けられており、
プロペラ102の回転により、矢印AまたはA’の方向
に、即ち、後方から前方に、または逆方向に向けてエア
を送風する。なお、符号104はフレームを示す。
【0003】(2)ブロワー 図13(図13a、図13b)に示すように、モータ1
00の回転軸100aには、複数のベーン106が取付
けられており、ベーン106の回転により、モータ10
0の軸線方向(即ち、矢印Bの方向)にエアを吸入し、
モータの回転軸100aのラジアル方向(半径方向)
(即ち、矢印Aの方向)にエアを吐出する。なお、符号
104は、軸線方向の吸入口104aとラジアル方向の
吐出口104bを持つフレームを示す。
【0004】(3)ピストン−シリンダ 図14に示すように、シリンダ114内に配置されたピ
ストン116をモータによって往復動させることによ
り、エアを矢印Bの方向にシリンダ114内に吸引し、
矢印A方向にエアをシリンダ114から吐出する。具体
的な構成では、モータ100の回転軸100aとロータ
110の回転軸110aがプーリ108によって連結さ
れており、モータ100の回転がロータに伝達される。
ロータ110の部分にはロッド112の一端が回動可能
に取付けられており、ロッド112の他端はシリンダ1
14内に配置したピストン116に回動可能に取付けら
れている。なお、ロータ110とロッド112はモータ
100からの回転運動をピストン116の往復動に変換
するクランク機構を構成している。シリンダ114の上
部には吸入口114aと吐出口114bが形成されてお
り、吸入口114aと吐出口114bに対して吸入口弁
118と吐出口弁120がカム122と124の作動に
より開閉可能に配置されている。吸入口114aはエア
の吸い込み口114cと連通しており、また吐出口11
4bはエアの排出口114dと連通している。
【0005】ピストン116は、シリンダ114内で、
クランク機構を介してモータ100によって往復動させ
られるが、その際、ピストン116の下方ストロークに
おいて、弁118が開かれ、弁120が閉じられ、エア
は矢印Bで示すように、吸い込み口114cから吸入口
114aを通してシリンダ114内に吸引され、次のピ
ストン116の上方ストロークにおいて、弁118が閉
じられ、弁120が開かれ、エアは矢印Aで示すよう
に、シリンダ114内から吐出口114bを通し、排出
口114dを通して吐出される。
【0006】(4)ロータ−シリンダ 図15に示すように、シリンダ130内でロータ132
が偏心位置に配置されており、ロータ132はモータ1
00によって回転されるようになっている。ロータ13
2には複数のベーン134がラジアル方向に摺動可能に
かつ例えばバネ(図示せず)によって外方に付勢されて
配置されている。したがって、ベーンはロータ132の
回転に伴ってシリンダ130の内壁に接触しながら摺動
するようになっている。なお、シリンダ130は吸入口
130aおよび吐出口130bを有する。
【0007】モータ100によってロータ132が回転
させられると、エアは矢印Bの方向に吸入口130aを
通してシリンダ130内に吸入され、矢印Aの方向に吐
出口130bから吐出される。
【0008】(5)ソレノイド−振動板 図16に示すように、ソレノイド142の作動によっ
て、そのアクチュエータ142aが往復動し、アクチュ
エータ142aの先端が連結されている弾性振動板14
0が矢印Cで示すように振動する。振動板140とフレ
ーム148はその内部に室(ポンプ室)150を形成し
ており、フレーム148には吸入口148aと吐出口1
48bが設けられており、吸入口148aに対して吸入
口弁144が配置されており、吐出口148bに対して
吐出口弁146が配置されている。
【0009】前述の振動板140の振動により、エアは
矢印Bの方向に吸入口148aを通して室150内に吸
引され、またエアは矢印Aの方向に吐出口148bを通
して室150内から吐出される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来例のエア
ポンプはあくまでもエアポンプの機能だけを単独で発揮
するように構成されており、その他の機能との組み合わ
せたエアポンプは存在しなかった。
【0011】したがって、本発明の第1の目的は、エア
ポンプ以外の機能を合わせ持ったエアポンプを提供する
ことにある。
【0012】本発明の第2の目的は、他の機能を持つも
のをエアポンプとして使用できるエアポンプを提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明は、フレームと、振動板の外周部が前記フ
レームの部分に固定されたスピーカと、前記フレームの
部分に形成された吸入口に設けられた吸入口弁と、前記
フレームの部分に形成された吐出口に設けられた吐出口
弁と、を有することを特徴とするスピーカ兼用エアポン
プを採用するものである。
【0014】また、本発明は、フレームと、振動板の外
周部が前記フレームの部分に固定されたスピーカと、を
有し、前記フレームの部分には吸入口および吐出口が形
成されており、前記吸入口には吸入口弁が設けられ、ま
たは前記吐出口には吐出口弁が設けられていることを特
徴とするスピーカ兼用エアポンプを採用するものであ
る。
【0015】また、本発明は、室を形成するフレーム
と、該フレームを仕切ってフレーム内の室を第1室およ
び第2室の2つの室に分割するフレームの仕切り壁部分
と、振動板が該フレームの部分に固定されて第1室の内
に配置されたスピーカと、外気のエアを第1室に吸入す
るように前記フレームの部分に形成された吸入口に設け
られた吸入口弁と、第1室から第2室にエアを吐出して
第2室内にある物体にエアを供給するように前記仕切り
壁部分に形成された吐出口に設けられた吐出口弁と、を
有することを特徴とするスピーカ兼用エアポンプを採用
するものである。
【0016】さらにまた、本発明は、室を形成するフレ
ームと、該フレームを仕切ってフレーム内の室を第1室
および第2室の2つの室に分割するフレームの仕切り壁
部分と、振動板が該フレームの部分に固定されて第1室
の内に配置されたスピーカと、第1室から外気にエアを
吐出するように前記フレームの部分に形成された吐出口
に設けられた吐出口弁と、第2室から第1室にエアを吐
出して第2室内にある物体周囲のエアを吸入するように
前記仕切り壁部分に形成された吸入口に設けられた吸入
口弁と、を有することを特徴とするスピーカ兼用エアポ
ンプを採用するものである。
【0017】さらにまた、本発明は、電話器を備えた電
子機器に用いるスピーカ兼用エアポンプにおいて、室を
形成するフレームと、該フレームを仕切ってフレーム内
の室を第1室および第2室の2つの室に分割するフレー
ムの仕切り壁部分と、振動板が該フレームの部分に固定
されて第1室の内に配置されたスピーカと、外気のエア
を第1室に吸入するように前記フレームの部分に形成さ
れた吸入口に設けられた吸入口弁と、第1室からエアを
吐出するように前記仕切り壁部分に形成された吐出口に
設けられた吐出口弁と、電子機器の外部に載置されて第
2室内の発熱体によって熱せられた電話器を冷却するよ
うに第1室から吐出したエアを電子機器の外部に導くエ
アガイド手段と、を有することを特徴とするスピーカ兼
用エアポンプを採用するものである。
【0018】さらにまた、本発明は、携帯電話器に用い
るスピーカ兼用エアポンプにおいて、室を形成する携帯
電話器のフレームと、該フレームを仕切ってフレーム内
の室を第1室および第2室の2つの室に分割するフレー
ムの仕切り壁部分と、振動板が該フレームの部分に固定
されて第1室の内に配置されたスピーカと、外気のエア
を第1室に吸入するように前記フレームの部分に形成さ
れた吸入口に設けられた吸入口弁と、第1室から第2室
にエアを吐出して第2室内にある発熱体を冷却するよう
に前記仕切り壁部分に形成された吐出口に設けられた吐
出口弁と、を有することを特徴とするスピーカ兼用エア
ポンプを採用するものである。
【0019】本発明は、また、フレームと、振動板の外
周部が前記フレームの部分に固定されたスピーカと、前
記フレームの部分に形成された吸入口に設けられた吸入
口弁と、前記フレームの部分に形成された吐出口に設け
られた吐出口弁と、を有し、前記スピーカにポンプ用信
号が供給されることを特徴とするエアポンプを採用する
ものである。
【0020】本発明は、さらにまた、フレームと、該フ
レームを仕切ってフレーム内の室を第1室および第2室
の2つの室に分割するように振動板の外周部が前記フレ
ームの部分に固定されたスピーカと、前記第1室の前記
フレームの部分に形成された吸入口に設けられた吸入口
弁と、前記第1室の前記フレームの部分に形成された吐
出口に設けられた吐出口弁と、前記第2室の前記フレー
ムの部分に形成された吸入口に設けられた吸入口弁と、
前記第2室の前記フレームの部分に形成された吐出口に
設けられた吐出口弁と、を有し、前記スピーカにポンプ
用信号が供給されることを特徴とするエアポンプを採用
するものである。
【0021】
【実施例】最初に、本発明の構成を概略すると、本来、
スピーカは電気信号を音声に変換するものであるが、本
発明では、スピーカをエアポンプに利用する。即ち、ス
ピーカをスピーカとエアポンプの両方の機能を果たすよ
うに用いたり、スピーカをエアポンプとして用いるもの
である。
【0022】(実施例1)図1は本発明の実施例1のス
ピーカ兼用エアポンプの断面図である。図1において、
スピーカ兼用エアポンプのフレーム2は、上方が開放さ
れ、例えばほぼ円筒形の側壁2aと底部2bを持つ箱型
形状である。フレームの底部2bには吸入口2cと吐出
口2dが形成されており、吸入口2cには、吸入口弁6
が設けられており、また、吸い込み口10が設けられて
いる。また、吐出口2dには、吐出口弁8が設けられて
おり、また排出口12が設けられている。
【0023】フレーム2内には磁石(図示せず)を内部
に持つスピーカ4が配置されており、スピーカ4はほぼ
円錐状のスピーカフレーム4bを有し、このフレーム4
bの周囲端部はフレームの側壁2aの上部周囲部に取り
付けられており、これによってフレーム2の内部に垂下
された状態で配置されることになる。フレーム2の側壁
2aには、さらにスピーカの円錐状の振動板(例えば、
コーン紙)14が取り付けられており、さらにその取り
付け箇所の上に、密閉用シール材16が取り付けられて
いる。このため、フレーム2の内部は、吸入口弁6およ
び吐出口弁8の両方が閉じた状態では、密閉状態に維持
される室(ポンプ室)18が形成される。また振動板1
4のほぼ中央にはスピーカ4のアクチュエータ4aが固
定されており、このアクチュエータ4aの往復動によっ
て、スピーカの振動板14が振動するようになってい
る。
【0024】前述の吸入口弁6は、フレーム2の内部の
室18が負圧となると、開かれ、エアを矢印Bの方向に
吸い込み口10から吸入口2cを通してフレーム2の内
部の室18に吸入するが、フレーム2の内部の室18が
正圧となると、閉じられるようになっている。言い換え
ると、この吸入口弁6は、エアが吸入される方向に吸引
されると、開かれ、エアが吸入される方向と反対方向に
吸引されると閉じられる構成になっている。このような
吸入口弁6は、例えば、図1に示すように、吸入口2c
を覆うように、フレーム2の内側の面に可撓性の板の一
部を取り付けることによって得られる。
【0025】前述の吐出口弁8は、フレーム2の内部の
室18が正圧となると、開かれ、エアを矢印Aの方向に
吐出口2dを通し、排出口12を通して外部に吐出させ
るが、フレーム2の内部が負圧となると、閉じられるよ
うになっている。同様に言い換えると、この吐出口弁8
は、エアが吐出される方向に吸引されると、開かれ、エ
アが吐出される方向と反対方向に吸引されると閉じられ
る構成になっている。このような吐出口弁8は、例え
ば、図1に示すように、吐出口2dを覆うように、フレ
ーム2の外側の面に可撓性の板の一部を取り付けること
によって得られる。
【0026】次に、このポンプの動作を概略する。スピ
ーカ4の振動板14が外方に向かって動くと、フレーム
2の内部の室18は負圧となり、その結果、吸い込み口
10、吸入口2cを通してエアが室18に吸入される。
このとき、吐出口弁8には負圧がかかり、閉じられるこ
とになるので、吐出口2dにおけるエアの出入りはな
く、エアの吸入だけが行われる。
【0027】次の半サイクルでスピーカの振動板14が
内方に向かって動くと、フレーム2の内部の室18は正
圧となり、その結果、吐出口弁8が開かれ、エアは吐出
口2d、排出口12を通して吐出される。このとき、吸
入口弁6には正圧がかかるので、閉じられ、吸入口2c
におけるエアの出入りはなく、エアの吐出だけが行われ
る。このように、半サイクル毎に、エアの吸入と吐出を
繰り返し、エアを吸入口からフレーム内に吸入し、吐出
口から吐出するエアポンプとして機能する。なお、ここ
で、半サイクルという用語は、フレーム2の内部での負
圧の期間または正圧の期間を意味し、負圧の期間と正圧
の期間が必ずも等しい期間である必要はない。
【0028】なお、本装置をスピーカ兼用ポンプとして
使用する際には、後述するように、スピーカに加える駆
動信号は、スピーカをスピーカとして機能させる可聴周
波数成分の信号(音声信号)と、ポンプとして機能させ
る非可聴周波数成分の信号(ポンプ用信号)の両方を重
じょうして用いるのが好ましい。なお、スピーカだけま
たはポンプだけの機能を得るのであれば、可聴周波数成
分の信号だけまたは非可聴周波数成分の信号だけを用い
ることもできる。なお、この構成で、吸入口弁6および
吐出口弁8が高速応答できるものであれば、スピーカに
可聴周波数成分の信号だけを与えてもスピーカ機能に加
えて、小さいものではあるがポンプ機能が当然生じる。
【0029】この実施例1では、スピーカ4が配置され
た室18に対してエアの吸入口、吐出口が設けられてい
るので、外部からのエアは室18に吸入され、室内に配
置したスピーカの側を通って吐出口から吐出されるの
で、スピーカの周囲のエアを吸引して吐出する結果とな
る。したがって、スピーカによって発生した熱も外部に
放出されることになり、スピーカ自体を放熱させる効果
がある。なお、後述する他の実施例においても、スピー
カ4が配置された室18に対してエアの吸入口、吐出口
が設けられているものに対しては、同様な効果がある。
【0030】(実施例2)図2は本発明の実施例2のス
ピーカ兼用エアポンプの断面図である。この実施例2は
実施例1の変形であり、スピーカのフレームを省略した
ものである。図2で示すように、スピーカのフレーム4
bが省略されているので、スピーカ4は、ポンプのフレ
ーム2の底部2bに載置されている。なお、その他の構
成は、実施例1の構成と同様であるので、詳細な説明は
省略する。この実施例では、構成する部品を減らすとこ
とができ、小型化、軽量化およびコストダウンを図るこ
とができる。
【0031】(実施例3)図3は本発明の実施例3のス
ピーカ兼用エアポンプの断面図である。この実施例3は
実施例1をさらに変形したものであり、エアポンプのフ
レームとして装置のキャビネットを流用したものであ
る。キャビネット型のフレーム2は、箱型の部分2eを
仕切り壁部分2fによって仕切られており、この仕切り
壁部分2fによってフレーム2の内部は2つの室18、
20に分割されている。室18内には、実施例1と同様
に、スピーカ4、スピーカのフレーム4b、振動板14
が配置されている。
【0032】フレーム2の側壁2aには、吸入口2cが
形成されており、吸入口2cに対して吸入口弁6が設け
られている。仕切り壁部分2fには、後述する発熱体に
エアが向くように吐出口2dが形成されており、吐出口
2dに対して吐出口弁8が設けられている。一方、他の
室20に内には、装置の動作の際、発熱する部品(発熱
体)22があり、また、他の室20を形成するフレーム
2には排出口2gが設けられている。
【0033】前述の吸入口2cは外気に接し、吐出口2
dは発熱体22に接して配置されているので、スピーカ
4を動作させることによって室18がポンプ室として機
能するので、冷たい外気を吸入口2cを通して吸入し吐
出口2dを通して発熱体22に当てるように吐出するの
で、発熱体22を簡単に冷却でき、さらに、発熱体22
の熱によって温度上昇したエアを排出口2gから排出で
きる。これにより、別のモータやファンを用いなくと
も、小さい弁を2つ追加するだけでコストアップにもな
らず、また場所もとらないので、サイズもコンパクトに
できる。即ち、小型化、軽量化に加え、大幅なコストダ
ウンが達成できる。
【0034】(実施例4)図4は本発明の実施例4のス
ピーカ兼用エアポンプの断面図である。この実施例4は
実施例1の変形であり、スピーカから出る音の音質を良
くするためにスピーカの背後のポンプ室26の内壁に吸
音材24を貼り付けたものである。その他の構成は実施
例1と同様であるので、詳細な説明は省略する。なお、
この実施例4は、ポンプ室を持つ任意の適切な他の実施
例(例えば、実施例2、3等)に適用できるものであ
る。
【0035】(実施例5)図5は本発明の実施例5のス
ピーカ兼用エアポンプの断面図である。この実施例5は
実施例4の変形であり、コストダウンを図るために、吐
出口弁または吸入口弁を省略したものである。その他の
構成は実施例4と同様であるので、詳細な説明は省略す
る。図5aで示す実施例では、吐出口弁が省略されてい
るので、吐出口2dはエアの吐出後の半サイクルの間で
は、吸入口として機能するので、平均的なエア吐出量は
減少するが、ポンプ機能を果たすことができる。同様
に、図5bで示す実施例では、吸入口弁が省略されてい
るので、吸入口2cはエアの吸入後の半サイクルの間で
は、吐出口として機能するので、平均的なエア吸入量は
減少するが、ポンプ機能を果たすことができる。なお、
この実施例5は、実施例4ばかりではなく、任意の適切
な他の実施例にも適用できる。
【0036】ここで、スピーカ兼用エアポンプをエアポ
ンプとして用いた場合のエア吐出量を説明する。エア吐
出量の計算として、スピーカの有効口径を60mm、振
動板の有効振幅を0.5mm、振動板を振動させる周波
数を30Hzとした場合を例に挙げ説明する。エア吐出
量は以下の計算式(1)から求まる。 エア吐出量=スピーカの面積×振動板の振幅×周波数 ・・・ (1) =π×302 (mm2 )×0.5(mm)×30(Hz) =42,390(mm3 /sec) =42.4(cc/sec) =2.54(リットル/分)
【0037】通常の放熱板(ヒートシンク)を用いて、
自然対流によって冷却する方法では、エアの流れる量は
静的であり、非常に少なく、この結果、放熱量はごく限
られたものでしかない。しかし、本発明のスピーカをエ
アポンプとして利用することによって前述のようにかな
り多量のエアの吐出させることができるので、放熱効果
を桁違いに大きくすることができる。
【0038】次に、スピーカ兼用エアポンプをエアポプ
として用いた場合と、冷却用のファンを用いた場合の電
力消費について説明する。ファン用モータの消費電力は
約数W(ワット)であり、スピーカの消費電力は約数1
0〜数百mWである。したがって、電力節減率は以下の
式(2)で表される。 電力節減率=スピーカの消費電力/モータの消費電力 ≒1/10〜1/100 ・・・ (2)
【0039】一般に、エア吐出量は専用のファンの方が
当然大幅に大きいが、消費電力はスピーカ兼用エアポン
プの方が大幅に小さくできる。
【0040】次に、スピーカ兼用エアポンプを駆動する
回路について説明する。図6はスピーカ兼用エアポンプ
の回路ブロック図である。図6において、音声信号(約
50〜10,000Hzの可聴周波数)とポンプ用信号
(約10〜30Hzの非可聴周波数)を同時にミキサ3
0に入力し、ミキサによって混合(合成)(一層具体的
には、重じょう)し、その出力をアンプ(ドライバ)3
2に入力して増幅し、その出力をスピーカ4に加える。
【0041】スピーカ兼用ポンプは、図7に関連して後
述するが、音声信号とポンプ用信号の両方で駆動されて
振動するが、ポンプ用信号の方は非可聴周波数であり、
人の耳には聞こえず、また音声信号はポンプ用信号に重
じょうしているので、ほとんど歪みなしに忠実に再現さ
れた音声となる。
【0042】前述の内容をさらに理解し易いように、図
7に各信号の状態と、周波数成分を表す波形および周波
数スペクトラムを示す。図7aは、最終的にスピーカに
加えられる合成信号を示し、図7bは音声信号を示し、
図7cはポンプ用信号を示し、図7dは音声信号とポン
プ用信号の周波数成分の分布を示す。なお、図7dで実
線は20Hzの周波数をポンプ用信号として使用する場
合を示し、点線は、10Hz、30Hzの周波数をポン
プ用信号として使用する場合を示す。使用周波数は10
〜30Hzの範囲内の任意の周波数が好ましい。
【0043】合成信号の周波数スペクトラムは音声信号
とポンプ用信号に明確に分かれており、互いに相手に悪
影響を及ぼすことはない。
【0044】(実施例6)図8は本発明の実施例6のス
ピーカ兼用エアポンプの断面図である。この実施例6は
実施例3の変形であり、発熱体、例えば、パソコン等の
電子機器、特に携帯用パソコン、例えば、ノート型パソ
コンに使用されている発熱量の多い高速ICを効率良く
冷却するためのものである。従来では、冷却にファン単
独またはファンとヒートシンクの組み合わせが発熱体の
冷却に用いられている。しかし、いずれの場合でも、ノ
ート型パソコンのような密閉され小型化されたもので
は、ファンによって外気を取り入れて冷却することは困
難であり、内部のエアを循環させて冷却を行なわざるを
えず、冷却効率はそれほど高くなく、さらにファンの使
用により重量が重くなり、コスト、サイズとも大きくな
るという欠点があった。この実施例6はそのような欠点
を取り除くものである。ノート型パソコンでは、マルチ
メディア化に伴いスピーカを備えているものが多く、こ
の実施例6では備えられたスピーカを利用するものであ
る。
【0045】図8に示すように、キャビネットを構成す
るフレーム2は、その内部が仕切り壁部分2fによって
室18と20に分割されている。室20内にはプリント
基板34に載置された高速ICであるCPUのような発
熱体22が存在する。スピーカが配置されている室18
に関連するフレーム2および仕切り壁部分2fに対し
て、それぞれ、吸引口2cと吸引口弁6および吐出口2
dと吐出口弁8が設けられており、それらの機能は前述
の実施例と同様である。
【0046】この実施例6では、吐出口2dから排出口
12を介して排出されるエアを発熱体22に直接導くた
めのパイプ36が設けられている。したがって、外気の
冷たいエアがスピーカ4のポンプ機能により室18内に
吸入されて吐出口2dから吐出され、排出口12からパ
イプ36によって導かれて、矢印Cで示すように、発熱
体22に向かって排出される。このため、冷気が発熱体
に効率良く向けられ、発熱体22を効率良く冷却する。
【0047】なお、パイプ36の材質は断熱性であるこ
とが、室20内に入った冷気の冷たさが発熱体に至る途
中で室内に逃げることがないので好ましいが、必ずしも
断熱性である必要はない。
【0048】(実施例7)図9は本発明の実施例7のス
ピーカ兼用エアポンプの断面図である。この実施例7は
実施例6の変形であり、実施例6では、発熱体を冷却し
ていたが、実施例7では、逆に、発熱体を放熱させるも
のである。図9に示すように、フレーム2の内部は仕切
り壁部分2fによって2つの室18、20に分割されて
いる。室18内にはスピーカ4が配置されており、仕切
り壁部分2fには、吸入口2cと吸入口弁6が設けられ
ており、フレームの外気に接する部分2aには吐出口2
dと吐出口弁8が設けられている。また、室20の内部
には、プリント基板34に載置された発熱体22があ
り、この発熱体22から吸入口に至る吸い込み口10ま
でパイプ38が設けられている。
【0049】発熱体22の周囲のエアはスピーカ4のポ
ンプ機能によってパイプ38を通して吸引され、吸引口
2c、室18、吐出口2dを通って外部に放出され、こ
れによって発熱体22の放熱が行われる。
【0050】なお、パイプ38の材質は非断熱性である
ことが、発熱体22から室18にエアを導く過程でも放
熱が起こり、熱を途中で逃がすことができるので、好ま
しいが、必ずしも非断熱性である必要はない。
【0051】(実施例8)図10は本発明の実施例8の
スピーカ兼用エアポンプの断面図である。この実施例8
は、本発明のスピーカ兼用エアポンプをファクシミリ等
の電話器を備えた機器に適用したものである。機器の内
部の発熱体、例えば、電源等の上方に電話器、特にその
受話器部分を配置すると、受話器部分が熱せられて熱く
なり、人が耳に当てて用いるとき、暑く感じる。このこ
とを防ぐために、受話器部分の冷却を行うものである。
【0052】図10aに示すように、キャビネットを構
成するフレーム2の内部は仕切り壁部分2fによって2
つの室18、20に分割されている。室18内にはスピ
ーカ4が配置されており、仕切り壁部分2fには、吐出
口2dと吐出口弁8が設けられており、フレームの外気
に接する部分2aには吸入口2cと吸入口弁6が設けら
れている。また、室20の内部には、例えば電源のよう
な発熱体22がある。
【0053】また、フレーム2の上に受話器部分42a
と送話器部分42bを持つ電話器42が載置されるよう
に構成されており、キャビネット内には前述の発熱体2
2が受話器部分42aの下方に位置している。このよう
な構成であると、発熱体22によって受話器部分42a
が熱せられる。しかし、吐出口2dから受話器部分42
aの配置位置のフレーム部分に至るパイプ40が設けら
れており、エアを吐出口2dから受話器部分42aに向
けて排出するようになっているので、受話器部分42a
は冷却されて、熱せられることが防止される。
【0054】図10bは、図10aに示す構成で用いて
いるパイプ40を用いずに受話器部分42aを直接冷却
させる構成を示すものである。この図10bの構成で
は、仕切り壁部分2fを設けず、吐出口2dを受話器部
分42aに隣接してフレーム2に形成し、吐出口2dに
対して吐出口弁8を設けている。このため、エアは吐出
口と吐出口弁8を通って受話器部分42aに直接当たる
ことになる。その他の構成は、図10aに示すものと同
様であるので、説明は省略する。
【0055】(実施例9)図11は本発明の実施例9の
スピーカ兼用エアポンプの断面図である。この実施例9
は、本発明のスピーカ兼用エアポンプを携帯電話器に適
用したものであり、機器の内部の発熱体、例えば、パワ
ーアンプの冷却を行うものである。
【0056】図11に示すように、キャビネットを構成
するフレーム2の内部は仕切り壁部分2fによって2つ
の室18、20に分割されている。室18内にはスピー
カ4が配置されており、仕切り壁部分2fには、吐出口
2dと吐出口弁8が設けられており、フレームの外気に
接する部分2aには吸入口2cと吸入口弁6が設けられ
ている。また、室20の内部には、例えばパワーアンプ
のような発熱体22がある。エアを吐出口2dから発熱
体22に向けて排出するようになっているので、発熱体
22は冷却されて、熱せられることが防止される。
【0057】また、空気抜き54がスピーカ4の振動板
の端部が取付けられたフレーム2の部分の内側に設けら
れており、これにより、ポンプ用信号によって発生する
低周波数の振動が使用者の耳に直接伝わるのを防いで
る。なお、符号40で示すものは携帯電話器であり、4
4aがその本体を示し、44bがプッシュボタンを示
し、44cがプッシュボタンの覆う開閉可能なカバーを
示す。
【0058】(実施例10)今まで説明してきた実施例
1〜9の発明は、スピーカ兼用エアポンプに向けられた
ものであるが、この実施例10および以下に説明する実
施例11の発明は、スピーカを部品として用いたエアポ
ンプに向けられたものである。図17aはスピーカを部
品として用いたエアポンプを示す断面図であり、図17
bは、エアポンプの振動板の変位とエアの流速の関係を
示すグラフである。
【0059】図17aにおいて、エアポンプのフレーム
2は、上方が開放され、例えばほぼ円筒形の側壁2aと
底部2bを持つ箱型形状である。フレームの側壁2aに
は吸入口2cと吐出口2dが形成されており、吸入口2
cには、吸入口弁6が設けられている。また、吐出口2
dには、吐出口弁8が設けられている。
【0060】フレーム2内には磁石(図示せず)を内部
に持つスピーカ4が配置されており、スピーカ4はほぼ
円錐状のスピーカフレーム4bを有し、このフレーム4
bの周囲端部はフレームの側壁2aの上部周囲部に取り
付けられており、これによってフレーム2の内部に垂下
された状態で配置されることになる。フレーム2の側壁
2aには、さらにスピーカの円錐状の振動板(例えば、
コーン紙)14が取り付けられており、さらにその取り
付け箇所の上に、密閉用シール材16が取り付けられて
いる。このため、フレーム2の内部は、吸入口弁6およ
び吐出口弁8の両方が閉じた状態では、密閉状態に維持
される室(ポンプ室)18が形成される。また振動板1
4のほぼ中央にはスピーカ4のアクチュエータ4aが固
定されており、このアクチュエータ4aの往復動によっ
て、スピーカの振動板14が振動するようになってい
る。
【0061】なお、このエアポンプは図17aに示す構
成のものに限られるものではなく、例えば、図1、図
2、図4、図5a、図5bで示すような構成のものでも
よい。
【0062】この実施例10に示すエアポンプにおい
て、スピーカに対して、例えば、10Hz〜30Hzの
非可聴周波数のポンプ信号が与えられると、図17bに
示すように、振動板がそのポンプ信号の正弦波に応じた
変位を受ける。これによって、実施例1等その他の実施
例で説明したように、エアポンプの機能を果たす。
【0063】(実施例11)図18aはスピーカを部品
として用いたエアポンプを示す断面図であり、図18b
は、エアポンプの振動板の変位とエアの流速の関係を示
すグラフである。図18aにおいて、エアポンプのフレ
ーム2は、円筒形の側壁2aと、平らな底部2b、平ら
な上部2hから成る箱型形状である。側壁2aのほぼ中
間で、その側壁の内面に、スピーカ4の振動板14がそ
の全外周部を密閉状態で取付けられており、箱の内部を
2つの室18、18’に分割している。室18に関連す
る側壁2aには、実施例10と同様に、吸入口2c、吸
入口弁6、吐出口2d、吐出口弁8が設けられている。
また、室18’に関連する側壁2aには、吸入口2j、
吸入口弁6a、吐出口2k、吐出口弁8aが設けられて
いる。なお、必要に応じて、吸入口2cと2jにエアを
導くための案内手段50が吸入側の側壁2aに設けら
れ、また吐出口2dと2kからのエアを導くための案内
手段52が吐出側の側壁2aに設けられている。
【0064】スピーカに対して、例えば、10Hz〜3
0Hzの非可聴周波数のポンプ信号が与えられると、図
18bに示すように、振動板がそのポンプ信号の正弦波
に応じた変位を受ける。これによって、実施例1等その
他の実施例で説明したように、エアポンプの機能を果た
す。なお、この実施例11では、振動板は各室に対して
プッシュ−プルで作用するので、エアの流量は実施例1
0の場合の約2倍となる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
エアポンプ以外の機能を合わせ持ったエアポンプまたは
他の機能を持つものをエアポンプとして使用できるエア
ポンプが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例1のスピーカ兼用エアポ
ンプの断面図である。
【図2】図2は本発明の実施例2のスピーカ兼用エアポ
ンプの断面図である。
【図3】図3は本発明の実施例3のスピーカ兼用エアポ
ンプの断面図である。
【図4】図4は本発明の実施例4のスピーカ兼用エアポ
ンプの断面図である。
【図5】図5は本発明の実施例5のスピーカ兼用エアポ
ンプの断面図である。
【図6】図6はスピーカ兼用エアポンプの回路ブロック
図である。
【図7】図7は本発明のスピーカ兼用エアポンプの回路
における各信号の状態と、周波数成分を表す波形および
周波数スペクトラムを示し、図7aは、最終的にスピー
カに加えられる合成信号を示し、図7bは音声信号を示
し、図7cはポンプ信号をを示し、図7dは音声信号と
ポンプ信号の周波数成分の分布を示す。
【図8】図8は本発明の実施例6のスピーカ兼用エアポ
ンプの断面図である。
【図9】図9は本発明の実施例7のスピーカ兼用エアポ
ンプの断面図である。
【図10】図10は本発明の実施例8のスピーカ兼用エ
アポンプの断面図である。
【図11】図11は本発明の実施例9のスピーカ兼用エ
アポンプの断面図である。
【図12】図12は1つの従来例のエアポンプの正面図
と側面図である。
【図13】図13は他の従来例のエアポンプの正面図と
側面図である。
【図14】図14はさらに他の従来例のエアポンプの部
分的断面図である。
【図15】図15はさらに他の従来例のエアポンプの断
面図である。
【図16】図16はさらに他の従来例のエアポンプの断
面図である。
【図17】図17は本発明の実施例10のエアポンプの
断面図およびその特性を説明するためのグラフである。
【図18】図18は本発明の実施例11のエアポンプの
断面図およびその特性を説明するためのグラフである。
【符号の説明】
2 ポンプのフレーム 2f フレームの仕切り壁分 4 スピーカ 6 吸入口弁 8 吐出口弁 14 振動板 16 シール材 18 室 20 室 22 発熱体 24 吸音材 30 ミキサ 32 アンプ 36 パイプ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームと、振動板の外周部が前記フレ
    ームの部分に固定されたスピーカと、前記フレームの部
    分に形成された吸入口に設けられた吸入口弁と、前記フ
    レームの部分に形成された吐出口に設けられた吐出口弁
    と、を有することを特徴とするスピーカ兼用エアポン
    プ。
  2. 【請求項2】 フレームと、振動板の外周部が前記フレ
    ームの部分に固定されたスピーカと、を有し、前記フレ
    ームの部分には吸入口および吐出口が形成されており、
    前記吸入口には吸入口弁が設けられ、または前記吐出口
    には吐出口弁が設けられていることを特徴とするスピー
    カ兼用エアポンプ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のスピーカ兼用エ
    アポンプにおいて、スピーカはスピーカフレームを有
    し、該スピーカフレームの外周部が前記振動板と共に前
    記フレームに固定されることを特徴とするスピーカ兼用
    エアポンプ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の
    スピーカ兼用エアポンプにおいて、前記フレームの内側
    に吸音材が取付けられていることを特徴とするスピーカ
    兼用エアポンプ。
  5. 【請求項5】 室を形成するフレームと、該フレームを
    仕切ってフレーム内の室を第1室および第2室の2つの
    室に分割するフレームの仕切り壁部分と、振動板が該フ
    レームの部分に固定されて第1室の内に配置されたスピ
    ーカと、外気のエアを第1室に吸入するように前記フレ
    ームの部分に形成された吸入口に設けられた吸入口弁
    と、第1室から第2室にエアを吐出して第2室内にある
    物体にエアを供給するように前記仕切り壁部分に形成さ
    れた吐出口に設けられた吐出口弁と、を有することを特
    徴とするスピーカ兼用エアポンプ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のスピーカ兼用エアポンプ
    において、前記吐出口から前記物体にエアを導くパイプ
    をさらに有することを特徴とするスピーカ兼用エアポン
    プ。
  7. 【請求項7】 室を形成するフレームと、該フレームを
    仕切ってフレーム内の室を第1室および第2室の2つの
    室に分割するフレームの仕切り壁部分と、振動板が該フ
    レームの部分に固定されて第1室の内に配置されたスピ
    ーカと、第1室から外気にエアを吐出するように前記フ
    レームの部分に形成された吐出口に設けられた吐出口弁
    と、第2室から第1室にエアを吸入して第2室内にある
    物体周囲のエアを吸入するように前記仕切り壁部分に形
    成された吸入口に設けられた吸入口弁と、を有すること
    を特徴とするスピーカ兼用エアポンプ。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のスピーカ兼用エアポンプ
    において、前記物体から前記吸入口にエアを導くパイプ
    をさらに有することを特徴とするスピーカ兼用エアポン
    プ。
  9. 【請求項9】 電話器を備えた電子機器に用いるスピー
    カ兼用エアポンプにおいて、室を形成するフレームと、
    該フレームを仕切ってフレーム内の室を第1室および第
    2室の2つの室に分割するフレームの仕切り壁部分と、
    振動板が該フレームの部分に固定されて第1室の内に配
    置されたスピーカと、外気のエアを第1室に吸入するよ
    うに前記フレームの部分に形成された吸入口に設けられ
    た吸入口弁と、第1室からエアを吐出するように前記仕
    切り壁部分に形成された吐出口に設けられた吐出口弁
    と、電子機器の外部に載置されて第2室内の発熱体によ
    って熱せられた電話器を冷却するように第1室から吐出
    したエアを電子機器の外部に導くエアガイド手段と、を
    有することを特徴とするスピーカ兼用エアポンプ。
  10. 【請求項10】 携帯電話器に用いるスピーカ兼用エア
    ポンプにおいて、室を形成する携帯電話器のフレーム
    と、該フレームを仕切ってフレーム内の室を第1室およ
    び第2室の2つの室に分割するフレームの仕切り壁部分
    と、振動板が該フレームの部分に固定されて第1室の内
    に配置されたスピーカと、外気のエアを第1室に吸入す
    るように前記フレームの部分に形成された吸入口に設け
    られた吸入口弁と、第1室から第2室にエアを吐出して
    第2室内にある発熱体を冷却するように前記仕切り壁部
    分に形成された吐出口に設けられた吐出口弁と、を有す
    ることを特徴とするスピーカ兼用エアポンプ。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれか1つに記
    載のスピーカ兼用エアポンプにおいて、音声信号とポン
    プ用信号を合成するミキサと、ミキサからの出力信号を
    増幅して前記スピーカに入力するアンプと、をさらに有
    することを特徴とするスピーカ兼用エアポンプ。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至10のいずれか1つに記
    載のスピーカ兼用エアポンプにおいて、音声信号だけを
    増幅して前記スピーカに入力することを特徴とするスピ
    ーカ兼用エアポンプ。
  13. 【請求項13】 フレームと、振動板の外周部が前記フ
    レームの部分に固定されたスピーカと、前記フレームの
    部分に形成された吸入口に設けられた吸入口弁と、前記
    フレームの部分に形成された吐出口に設けられた吐出口
    弁と、を有し、前記スピーカにポンプ用信号が供給され
    ることを特徴とするエアポンプ。
  14. 【請求項14】 フレームと、該フレームを仕切ってフ
    レーム内の室を第1室および第2室の2つの室に分割す
    るように振動板の外周部が前記フレームの部分に固定さ
    れたスピーカと、前記第1室の前記フレームの部分に形
    成された吸入口に設けられた吸入口弁と、前記第1室の
    前記フレームの部分に形成された吐出口に設けられた吐
    出口弁と、前記第2室の前記フレームの部分に形成され
    た吸入口に設けられた吸入口弁と、前記第2室の前記フ
    レームの部分に形成された吐出口に設けられた吐出口弁
    と、を有し、前記スピーカにポンプ用信号が供給される
    ことを特徴とするエアポンプ。
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