JPH10146341A - 手術装置 - Google Patents

手術装置

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JPH10146341A
JPH10146341A JP9229097A JP22909797A JPH10146341A JP H10146341 A JPH10146341 A JP H10146341A JP 9229097 A JP9229097 A JP 9229097A JP 22909797 A JP22909797 A JP 22909797A JP H10146341 A JPH10146341 A JP H10146341A
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Ryuichi Shinomura
隆一 篠村
Koichi Sano
耕一 佐野
Hiroyuki Takeuchi
裕之 竹内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、手術を行う患部の詳細な画像を観察
しながら高い精度の手術を行うことができるとともに、
この手術中に、より広い範囲を撮影した画像によって患
部の関係部位を観察可能にし、安全性の高い手術装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】MRI装置1の計測領域に手術台10を設
け、内視鏡2、超音波スキャナ3による局所的な画像を
モニタしながら、操作入力装置で操作マニピュレータ4
を操作して手術を行えるようにする。またこの手術中
に、MRI装置で、患部周辺の、内視鏡2の観察領域よ
りも広い範囲を観察可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、核磁気共鳴画像装
置(MRI装置:Magnetic Resonance Imaging)によっ
て得られる情報と内視鏡などの局所を撮像する手段によ
って得られる情報とを利用して、同一の手術台上で治療
或いは手術を可能にする医療機器又は医療施設に関す
る。
【0002】
【従来の技術】特開平7−194616号公報には、被
検体に挿入されるカテーテルのような挿入物の挿入状態
をリアルタイムで確認できるようにし、挿入物の挿入操
作を正しく行えるようにした手術支援システムが提案さ
れている。この手術支援システムは、微動可能な天板を
有する寝台とX線断層像撮影装置(X線CT装置)を備
え、天板上に固定された被検体に対し、断層画像の撮影
や3次元画像の生成を行うことができる。
【0003】さらに特開平8−140958号公報に
は、オープンガントリー型MRI装置の検査環境の下で
治療を行うことが提案されている。
【0004】また特開平7−194609号公報には、
医療用マスタースレーブ式マニピュレータと内視鏡を用
いて治療を行う装置が提案されている。
【0005】このように、体外から非侵襲で体内にある
患部の計測や検査を可能にしたシステムや、体表を大き
く切開しないで手術ができるような低侵襲手術を目的と
した装置がそれぞれ提案されてきている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のうち、
特開平7−194616号公報に記載された手術支援シ
ステムでは、患者に対して非侵襲で3次元の計測ができ
るが、手術に利用することについては考慮されていな
い。手術は長時間におよぶことがあり、長時間に亙って
患部の撮影を行えることが必要である。また細部の詳細
な画像が得られることも必要である。X線CT装置の場
合、医療スタッフの被爆の問題があり、術中に長時間に
亙って計測を続けることは困難であり、また手術に要求
される詳細な(肉眼で見ているような)患部の画像を得
ることも困難である。
【0007】また、X線CT装置を手術支援システムと
して利用する場合、X線CT装置で術前に患部の検査を
行い、手術後にX線CT装置で検査行って手術効果を確
認するという利用方法が一般的である。しかし、手術後
の検査で効果が確認できなかった場合、再手術が必要に
なる。これは、患者、医師双方にとって負担が大きい。
【0008】特開平8−140958号公報に記載され
たオープンガントリー型MRI装置を手術に利用する場
合、長時間に亙る手術中の医療スタッフの被爆の問題は
解消される。しかし、手術に要求される詳細な(肉眼で
見ているような)患部の画像を得ることが困難なことに
かわりはない。さらにこの公報では、医師がMRI装置
の極近くで治療を行うことが示されているが、高磁場に
よる不慮の事故や万一金属を持ち込んだ場合などの影響
を考えると、医師が近づかずに手術ができることが望ま
しい。
【0009】一方、特開平7−194609号公報に記
載されたマニピュレータを用いて低侵襲で手術を行う場
合、手術位置で体表を大きく切開せず、マニピュレータ
の作動領域の近傍を内視鏡で観察する。このとき、内視
鏡視野は狭く、手術領域の極限られた範囲しか見えず、
手術領域或いは患部を広い範囲で観察することができな
い。
【0010】また、高度な医療が可能な装置或いはシス
テムができても、医療の現場では安全性が全てに優先す
る。このため、診断技術とマニピュレータを駆使した手
術装置においても、安全性を保つことが重要である。
【0011】本発明の目的は、患部の詳細な画像を得て
高い精度の手術を可能にするとともに、この手術中に、
より広い範囲を撮影した画像によって患部の関係部位を
観察することを可能にすることによって、安全性の高い
手術を可能にした手術装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の手術装置は、術具を支持する操作マニピュ
レータと、この操作マニピュレータを操作する操作入力
手段と、前記術具の作業領域を局所的に観察する映像手
段と、手術台とを備えた手術装置において、前記映像手
段の撮影領域よりも広い範囲を計測対象領域とする核磁
気共鳴画像装置を備え、この核磁気共鳴画像装置の計測
対象領域が手術台の面上に位置するように前記手術台を
配置し、前記核磁気共鳴画像装置による計測と前記操作
マニピュレータに支持された術具による手術とを前記手
術台上で可能にしたものである。
【0013】このとき、操作マニピュレータに支持され
た術具が核磁気共鳴画像装置の計測対象領域内で操作さ
れるように配置するとよい。
【0014】また、操作マニピュレータ及び映像手段を
支持体で支持し、この支持体を手術台に対してその長手
方向に移動可能に設けるとよい。
【0015】また、操作マニピュレータ及び映像手段を
支持体で支持し、この支持体を手術台の長手方向に沿う
側端部に設けるとよい。
【0016】また、操作マニピュレータ及び映像手段を
支持する支持体を、手術台から取り外し可能に設けると
よい。
【0017】また、操作入力手段を設けた操作卓及び操
作マニピュレータが、操作入力手段を操作する操作者の
視野角内に存在するように、操作卓を配置するとよい。
【0018】また、操作マニピュレータが、操作入力手
段を設けた操作卓の前面よりも後ろ側に存在するよう
に、操作卓を配置するとよい。
【0019】また、操作マニピュレータが、操作入力手
段を設けた操作卓の最前部よりも後ろ側に存在するよう
に、操作卓を配置するとよい。
【0020】また、核磁気共鳴画像装置は、上下に分け
て配された円筒状の磁気発生装置と、これらの磁気発生
装置の間隔を維持するように支持する支柱とを有し、操
作マニピュレータ及び映像手段を支持体で支持し、操作
入力手段を設けた操作卓を、手術台の長手方向におい
て、磁気発生装置の間隔を維持するように支持した支柱
よりも操作マニピュレータ及び映像手段を支持する支持
体側に配置するとよい。
【0021】また上記目的を達成するために、本発明の
手術装置は、術具を支持する操作マニピュレータと、こ
の操作マニピュレータを操作する操作入力手段と、前記
術具の作業領域を局所的に観察する映像手段と、手術台
とを備えた手術装置において、前記映像手段の撮影領域
よりも広い範囲を計測対象領域とする核磁気共鳴画像装
置を備え、この核磁気共鳴画像装置の計測対象領域が手
術台の面上に位置するように前記手術台を配置するとと
もに、前記核磁気共鳴画像装置による計測と前記術具の
操作とが互いに排他的に実行されるように、前記核磁気
共鳴画像装置による計測モードと前記術具の操作モード
とを切り換える制御装置を備え、前記核磁気共鳴画像装
置による計測と前記操作マニピュレータに支持された術
具による手術とを前記手術台上で可能にする。
【0022】映像手段は手術領域の極限られた範囲を詳
細に画像表示(モニタ)し、術者の操作を支援する。術
者はこの詳細な画像を観察しながら高い精度を必要とす
る手術を行うことができる。また、この手術中に、前記
映像手段の画像よりも広い領域の画像を核磁気共鳴画像
装置から得ることができるので、前記映像手段の画像の
範囲外での変化や問題にも速やかに対応できる。
【0023】このような映像手段の例としては、内視鏡
とその撮影した画像を表示するディスプレイがある。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施例を、図を用
いて説明する。図1は、オープンガントリー型のMRI
装置1を用いて、その計測対象領域に、手術台10を設
けた実施例を示している。
【0025】MRI装置1は、ほぼ円筒形の上下2つに
分かれた磁気発生器12と、それを支える支柱11と、
図示していないが、これを制御するMRI制御装置から
なっている。この装置の計測対象領域は、磁気発生器1
2に挟まれた間の一様磁界領域内の空間で、円筒形の円
の中心付近に設定されている。
【0026】手術台10は、このMRI装置1の計測対
象領域に、患部のある手術位置を持っていくために、図
1に示すように手術台の長手方向に平行に、送入、送出
が可能になっている。これにより、容易に患部の位置を
調整できる。
【0027】支持装置9は、患部の体表組織を持ち上
げ、術野を確保するための腹壁を持ち上げる装置(腹壁
持ち上げ装置)を兼ねている。これと共に、内視鏡装置
2、超音波スキャナ装置3を患部に侵入させ、位置・姿
勢を外部から制御できる機構部を支持する。さらに、手
術のために治療具を患部に侵入させ、位置・姿勢を外部
から制御できる操作マニピュレータ4を支持する。
【0028】内視鏡2は、操作卓5に設置している内視
鏡制御装置によって制御し、患部の画像をを得る。
【0029】超音波スキャナ装置3は、やはり操作卓6
に設置した超音波スキャナ制御装置によって制御し、内
蔵などの臓器内部の超音波画像を得る。これらの制御装
置は、必ずしも操作卓に設置する必要はなく、独立ある
いは、まとめて近い側の操作卓に設置しても良いし、管
理装置8に設置しても良い。
【0030】操作マニピュレータ4は、その先端に鉗子
やレーザーメスなどの治療に用いる治療具を取り付け、
その位置・姿勢を、外部の操作入力装置のある操作卓5
や6から、医師の操作入力装置の操作によって制御され
る。
【0031】ここで言う術具とは、医師の操作入力によ
り遠隔で動かすことのできるマニピュレータ機能を持
ち、その先端に手術のための道具をとりつけているもの
を表している。つまり、位置・姿勢を外部から制御でき
る内視鏡装置、超音波スキャナ装置や、やはり位置・姿
勢を外部から制御できる鉗子、レーザーメスなどの治療
具を備えたマニピュレータ等をいう。
【0032】したがって、医師が操作する操作入力装置
によって、医師の意図を位置や姿勢の変化で取り込み、
この情報によって、術具の位置や姿勢は制御されてい
る。いわゆるマスター・スレーブマニピュレータシステ
ムを形成している。術具、または、手術道具を支持する
装置には、触覚や力を検出する手段が設けてあり、術具
が組織から受ける力や触覚情報は、医師の操作する操作
入力装置にフィードバックされる。
【0033】局所的な映像手段としては、内視鏡装置、
超音波スキャナ装置などの撮像装置がある。内視鏡は、
やはり位置・姿勢を変化できる支持装置によって支持さ
れており、医師の指示によって、その位置や姿勢を医師
の望むように変化する。同様に、超音波スキャナも、位
置・姿勢を変化できる支持装置によって支持されてお
り、医師の指示によって、その位置や姿勢を医師の望む
ように変化する。
【0034】支持装置9は、手術台10の長手方向に沿
う両側部に取り付ける。MRI装置1を検査のみに用い
る場合には、これを取り外すことができる。また、手術
台10の両側部には、長手方向に沿うようにガイドレー
ル17が設けてあり、支持装置9を患者190の手術す
る部位(患部)に合わせて、最適な位置に移動させるこ
ともできる。
【0035】主操作卓5は、主術者100が使用するも
ので、操作マニピュレータ4を操作するために、操作入
力装置や、MRI装置1の断層画像や内視鏡2の画像や
超音波画像やその他の医療情報を表示させるディスプレ
イが備えられている。さらに、術前のMRI画像やガイ
ダンス情報を表示する。立体モニタ51は、MRI装置
の情報や超音波画像の立体画像を立体的に表示できる。
また、サブモニタ52は、断層画像や超音波画像を表示
しておくためのモニタである。画像の切り替えには、ペ
ダルなどを用いて手を使わずに切り替えることができる
ようになっている。
【0036】副操作卓6は、副術者110が使用するも
ので、主術者と同等の機能を持たせる。主術者に変わっ
て、操作マニピュレータ4を操作するための操作入力装
置や画像表示用のモニタを持っている。
【0037】医療情報モニタ7は、主に麻酔医120が
用いるもので、患者の生命維持、及び、生体機能のモニ
タに用いる。
【0038】機器管理制御装置8は、手術装置の各装置
とつながっていて、装置間のデータのやり取り、及び、
各装置の機能をモニタし、異常が起こった場合、医療ス
タッフにそれを連絡するとともに、必要な場合には、装
置を速やかに停止させる。
【0039】図2は、本実施例を概念的な構成で示した
ものである。図2には、オープンガントリー型のMRI
装置1の外観も示している。オープンガントリー型のM
RI装置1の情報は、直接サブモニタ52に画像として
表示するほかに、画像情報統合装置81に入いる。ま
た、内視鏡2の内視鏡画像も画像情報統合装置81に入
いる。さらにまた、超音波スキャナの画像情報も画像情
報統合装置81に入いる。画像情報統合装置81は、こ
れらの画像を再構成して、立体画像として、立体モニタ
51に表示する。画像の切り替えには、ペダルのような
画像切り替え装置54からの信号によって、画像情報統
合装置81によって切り替える。
【0040】また、操作マニピュレータ4は、操作入力
装置41からの医師により操作の情報により、操作マニ
ピュレータ制御装置42によって、位置・姿勢を制御さ
れる。
【0041】MRI装置1、内視鏡2、超音波スキャナ
3や画像情報統合装置81や操作マニピュレータ制御装
置42、さらには、医療情報モニタ7は、機器管理制御
装置8に接続され、各機器との情報のやり取りや機器の
異常の監視を行う。
【0042】本実施例での手術に際しては、図3に示す
ように、まず、手術台10をMRI装置の計測対象領域
から送出した位置で、患者を手術台に固定し、患部の手
術位置に対して、支持装置9を最適な位置に移動させ、
手術台に固定する。次に、患部部位の術野を確保するた
めに、体表組織を持ち上げる。これには、体表(主に腹
壁など)に複数の小さな穴をあけ、そこから、支持装置
9に設けている腹壁持ち上げ用の部材を挿入し、腹壁を
上部に持ち上げる。持ち上げた状態で、固定する。さら
に、内視鏡2や超音波スキャナ3、及び操作マニピュレ
ータを同じく、体表にあけた小さな穴から、挿入する。
腹壁持ち上げ用部材の進入穴と同じ穴を用いても良い。
体表の侵襲をできるだけ小さくするには、腹壁持ち上げ
用ジグの進入穴と、内視鏡や超音波スキャナ、操作マニ
ピュレータなどの術具の挿入用穴を共有することが望ま
しい。これにより、内視鏡を1本、超音波スキャナを1
本、操作マニピュレータを4本用いる手術でも、全部で
6カ所の穴でよい。さらに、生命維持、及び生体監視用
のセンサを患者に取り付ける。
【0043】患者への装置の設定を終えると、図4のよ
うに、手術台をMRI装置の計測対象領域に送入し、患
部を計測対象領域に位置させる。この状態で、最初にM
RI装置により、患部部位の断層画像を計測する。これ
により、患部の状態、取り付けた術具の位置、姿勢の関
係を把握する。術具を操作し、患部に対して、もっとも
よく観察できる位置に内視鏡を移動させ、患部への治療
を開始する。
【0044】患部が、内臓内部の場合、超音波スキャナ
を内視鏡を見ながら、対象臓器に接触させ、超音波画像
を得る。さらに、MRI装置を稼働させ、詳細な位置関
係の把握と、患部の画像を得て、超音波画像と画像統合
する事で、より正確な位置関係を得ることができる。
【0045】このようにして得た患部の位置情報に基づ
き、医師は、操作入力装置のマスターアームを操り、ス
レーブアームである操作マニピュレータを所望の位置・
姿勢に制御し、治療を行う。途中、必要であれば、MR
I装置で計測を行い、その他の術具を駆使して、位置や
患部の状態を確認しながら、治療を行う。
【0046】機器管理制御装置8は、各機器間で絶えず
情報のやり取りを行い、データ交換している。従って、
どこからでも必要なデータを入手できる。また、常時機
器の状態を監視し、特定の機器が異常を発生した場合に
は、速やかに警報を発するとともに、異常箇所を表示
し、医療スタッフに対処を求める。これにより、データ
の利用を容易にし、手術装置の安全性を高める。
【0047】治療によっては、鉗子やレーザーメスのみ
でなく、縫合装置、吸引管、洗浄管、燒結装置、超音波
治療器などを用いる。これらは、すべて、操作マニピュ
レータに設けてある導入管を通して、または、操作マニ
ピュレータと差し替えて、用いられる。
【0048】治療措置が終了するか、または、途中段階
において、治療操作の正否や効果確認のため、MRI装
置で、MRI断層画像を得る。血液の流れなどから、縫
合が完全か、内臓が機能を始めたかなど、治療の正否や
効果が確認できる。また、予想外の領域に出血がある場
合などにも確認することができ、内視鏡のみでは、分か
らなかった内視鏡の視野外での出血などを発見できる。
【0049】これにより、手術途中での種々の処置が確
実に行われたことを確認しながら手術を行うことがで
き、手術後の検査による再手術の可能性が下がる。その
結果として、患者の負担を軽減できる。また、内視鏡の
みではわかりにくかった視野外の出血を事前に発見で
き、手術の安全性が向上する。
【0050】ペダルまたは、キー入力、または、音声入
力などにより、画像情報の切り替えを術者が容易に行え
る。切り替えの指示としては、次のものがあげられる。
内視鏡カメラの位置・姿勢の移動、超音波スキャナの位
置・姿勢の移動、さらには、映し出される映像データの
変更、例えば、MRI装置の画像の横断面を縦断面に変
えたり、MRI装置の画像からX線CTの画像に変えた
り、縮小したり、拡大したり、視点を変えたり、ズーム
点を代えたりできる。
【0051】マニピュレータの操作は、医師が、内視鏡
や超音波スキャナ、さらには、MRI装置の画像を見な
がら、操作を判断して行う。医師が快適に操作できるよ
うに、操作入力装置は、術具との対比が分かりやすいよ
うに設計されている。例えば、内視鏡画像に映るマニピ
ュレータの映像は、位置的には、中央にあっても、姿勢
が操作入力装置と対応していなければ、操作性が低下す
る。このため、操作入力装置は、できる限り内視鏡に映
るマニピュレータの姿勢に近い姿勢を再現できるように
なっている。このためには、操作入力装置のマニピュレ
ータ部は、その姿勢が、画面に映っているスレーブマニ
ピュレータと同じ姿勢がとれる構造になっている。
【0052】MRI装置の高磁場内に存在する支持体、
術具などは、弱磁性体、またはセラミック、または合成
樹脂など、高磁場下でも磁場の影響を受けず、また、M
RI装置の計測に障害を与えないものでつくられてい
る。これらを駆動するアクチュエータについても、非磁
性材料、弱磁性材料、セラミックまたは樹脂等の材料
で、油圧・水圧などによる電磁力以外の駆動原理で駆動
する。
【0053】操作マニピュレータ4で構成されている術
具や内視鏡、超音波スキャナ、そしてMRI装置など
は、集中して機器管理制御装置8によってその機能を制
御する。
【0054】MRI計測中は、その検出結果に影響がで
ないように、操作マニピュレータ4、術具や内視鏡、超
音波スキャナは、電気的に停止状態にあり、動作しない
機械的ロック状態とするように制御する。また、操作マ
ニピュレータ、術具や内視鏡、超音波スキャナ動作中
は、MRI計測要求が、医師から指示されても、動作中
の表示と警告を表示し、これら動作中装置の停止を勧告
する。機器管理制御装置によって、これら装置の停止状
態が検出されて初めて、MRI装置の計測を許可するよ
うに制御する。
【0055】機器管理制御装置8は、常時異常を検出で
きるように、各機器に対し状態監視を行っている。これ
により、全体システムの信頼性を確保する。
【0056】手術者や副術者のそれぞれには、複数の画
像モニターが用意されている。3画面の例を示している
が、それぞれの画面には、役割、映像データの指定がな
されており、1つのモニタでマルチウィンドウにした場
合に起こる、どこになにがでてくるかが曖昧になった
り、ウィンドウの重なりによって、隠れた部分ができて
しまうことを極力さけるシステムになっている。このう
ちの1つは、立体視ができるモニタになっている。
【0057】本実施例におけるもう一つの特徴は、各装
置の配置にある。
【0058】本実施例では、マニピュレータの操作位置
と治療位置とが分離しているため、術者が操作入力を行
う位置をどうするかが安全性を考える上で重要になる。
術者が患者の様子を把握しながら、かつ患者の容体が急
変したときに迅速に行動できるシステムの構築が必要で
ある。このために、医師が患者の状態を最小の視線の移
動で確認できるように、医師から患者を見通すことので
きる位置に各装置が必ず存在するように配置する。
【0059】さらに、その配置において、MRI装置の
磁場の影響を受けず、かつ、影響を与えないように、所
定の磁場強度以下の領域に配置する。例えば、所定磁場
強度が5ガウスとすると、MRI装置周辺の磁場分布に
おいて、この磁場強度より小さい領域で、かつ、医師が
患者を見通せる位置にあるように手術支援システムの各
装置を配置する。
【0060】図1において、領域を区切る線15は、所
定磁場強度の等磁場強度線を示している。所定の磁場強
度の等磁場強度線15を境界として、この境界の外側に配
置する。
【0061】これにより、各装置に対する磁場の影響は
許容レベル以下になり、医師の患者に対する注意力は最
大となる。
【0062】ここでいう各装置とは、当然高磁場下で動
く術具や支持体などではなく、医師が操作を入力する操
作入力装置、内視鏡2や超音波スキャナ3やMRI装置
1の画像をモニタする装置、機器管理制御装置8、麻酔
医モニタ7など直接磁場下に置く必要がなく、また、磁
場の影響を受けやすいブラウン管等を含む装置のことで
ある。
【0063】上記の各装置の配置に関する原則は以下に
述べる他の実施例でも同様である。
【0064】本発明に係る手術装置には少なくとも1つ
以上の操作卓があり、本実施例の手術装置では主・副の
操作卓5、6がある。これらは、主操作卓5と手術位置
とが主術者の視野角内に配置され、また、副操作卓6と
手術位置とが副術者の視野角内になるように配置され
る。
【0065】一般的には、視野角は180度、すなわち
真正面から左右にそれぞれ90度程度と考えられる。こ
のとき、操作マニピュレータ4が、操作卓5、6の前面
或いは最前部よりも後ろ側に存在するように操作卓を配
置すれば、操作卓5、6と手術位置とが術者100、1
10の視野角内に配置されることになる。すなわち、図
1の操作卓5の一点鎖線Aよりも後ろ側に、或いは、操
作卓6の一点鎖線Bよりも後ろ側に操作マニピュレータ
4が存在するようにすればよい。
【0066】また、核磁気共鳴画像装置は、上下に分け
て配された円筒状の磁気発生装置と、これらの磁気発生
装置12の間隔を維持するように支持する支柱11とを
有するオープンガントリー型のMRI装置の場合、操作
卓5、6を、手術台10の長手方向において、支柱11
よりも支持装置9側に配置すれば、操作卓5、6と手術
位置とが術者100、110の視野角内に配置されるこ
とになる。
【0067】上述の説明では視野角を約180度とし
て、この範囲内に操作卓5、6と手術位置とが存在する
ようにしたが、より好ましくは、90度以内に配置する
とよい。これにより、頭を左右に振ることなく、しかも
視認性が確実に向上する。さらに好ましくは、術者から
見て、操作卓5、6と手術位置とが一直線上に並ぶこと
が理想的でる。このとき、操作卓5、6の高さは邪魔に
ならないよう低い方が好ましい。
【0068】さらに、主装置卓5および副操作卓6は、
磁場強度に依存して限定された領域内に配置される。例
えば、磁場強度として5ガウスをしきい値とした場合、
5ガウス以下の領域が、磁場強度に依存して限定された
領域内にあたる。
【0069】また、麻酔医モニタも、その磁場強度に依
存して限定された領域に配置する。すなわち、麻酔医モ
ニタは、その磁場強度が所定磁場強度より大きな領域の
外に、配置する。
【0070】上記の所定磁場強度は各装置に許されてい
る磁場強度によって変わるものである。
【0071】また、従来のMRI装置は操作室が計測室
とは別室で設けられていた。しかし本実施例では、MR
I装置が配置される手術室内に特別な壁を設けることな
くMRI装置の操作装置を配置することにより、緊急の
場合に医師が患者に近づきやすく安全性が高くなり、操
作性が向上する。
【0072】図5は、第2の実施例を示している。これ
は、左右に分離したオープンガントリー型のMRI装置
での手術台を設けた本発明の実施例である。磁気発生装
置は1aは、図のように、左右に分離し、その1つずつ
はドーナツ型になっていて、ドーナツ型の中心部に患者
や手術台が送入される。この場合でも、MRI装置の構
造を除けば、その他の装置は図1と同様の構成、配置で
ある。
【0073】この場合には、支持装置9や術具なしに、
通常の手術も可能である。
【0074】また、この場合、低侵襲手術のために各装
置を取り付けるには、手術台に患者を固定した状態で、
患部の手術位置をMRI装置の計測対象領域に手術台を
送入して位置させ、その後に、支持装置や術具を取り付
けることが可能である。
【0075】さらに、図5のような装置構成のMRI装
置に対しても、所定の磁場強度以下の領域に、操作卓を
配置する。すなわち、磁場強度が所定の磁場強度より大
きな領域の外に、操作卓を配置する。
【0076】分離型のオープンガントリー型MRI装置
においては、主術者100は、分離している電磁コイル
に挟まれた空間の手術台10に対して、一方に位置す
る。また、副術者110は、主術者100とは、手術台
10を挟んで反対側に位置する。このとき、麻酔医12
0は、じゃまにならない分離している電磁コイル1aの
一方の、患者190を目視できる位置に配置する。麻酔
医120の医療情報モニタ7は、患者190の生体のモ
ニタがし易いように、かつ、磁場の影響が小さい磁場強
度に依存して限定された領域内で、術者などと干渉しな
い位置に配置する。本実施例では、医療情報モニタ7を
手術台10の長手方向で患者の頭部側の延長線上に配置
する。
【0077】図6は、第3の実施例を示したものであ
る。中空円筒状のMRI装置に手術台を設けたものであ
る。この場合には、図1の場合と同じように、患者を手
術台に固定し、各機器を取り付けたあとで、手術台をM
RI装置の計測対象領域へ移動させる。この場合でも、
図1の場合と全く同様に機能させることができる。
【0078】また、図6のような装置構成のMRI装置
に対しても、やはり所定の磁場強度以下の領域に、操作
卓を配置する。すなわち、磁場強度が所定の磁場強度よ
り大きな領域の外に、操作卓を配置する。
【0079】図7は、第4の実施例を示したものであ
る。MRI装置が専用の手術室701に設置されている
場合のものである。本実施例においても主術者100の
操作卓5、副術者110の操作卓6、麻酔医120の医
療情報モニタ7は患者を見通せる位置に配置する。この
ため、専用の手術室701の壁面702には適当な場所
に窓を設けるか、壁全体を透明にする。また、手術室7
01の壁面702は磁気強度を考慮して設けられる。こ
のとき、手術室701の壁面702に磁気シールド効果
をもたせても良い。専用の手術室701にMRI装置1
bを設置し、術具を制御・操作する機器を手術室701
外に設置することで、金属性のものを身に付けていない
かどうかチェックしていない者でも術具を制御・操作す
ることが可能になる。
【0080】本実施例は特に磁場強度が強い場合に有効
であり、操作卓は所定の磁場強度以下の領域に配置され
ることになる。すなわち、磁場強度が所定の磁場強度よ
り大きな領域の外に、操作卓が配置される。
【0081】本実施例において、壁702を可撓性の透
明なカーテンにすることにより、術者に対してMRI装
置への接近について注意を促すことができ、さらに緊急
の場合に術者が患者に接近するときの迅速性を損なうこ
とがない。
【0082】図8には、第5の実施例を示している。頭
部の手術を行う場合の装置の設置の一例を示している。
頭部用の術具は、手術台の長手方向の一端に取り付けら
れている。さらに、MRI装置に対しての手術台の設定
や患者の設置には、より医師が確認しやすいように、開
口部の大きな方に術具を配置できるようにしている。
【0083】この場合においてもMRI装置に対して
も、やはり所定の磁場強度以下の領域に、操作卓を配置
する。すなわち、磁場強度が所定の磁場強度より大きな
領域の外に、操作卓を配置する。この装置において、磁
場強度に依存して限定された領域内で、主術者は、ワイ
ドオープン側に位置する。また、副術者は、ワイドオー
プン側、あるいはまた、バックオープン側に位置する。
さらにまた、麻酔医は、バックオープン側に位置する。
【0084】上述の各実施例において、支持装置9や術
具は、樹脂または、セラミック、または、磁気による影
響が小さい材料(金属でも、アルミニウムや非磁性ステ
ンレスなど)によって構成されている。
【0085】また、これらの実施例における手術台は、
検査用の寝台と差し替え、または、追加取り付けなどに
よって設置しても良い。
【0086】図9を用いて、本発明にかかる手術装置の
MRI装置による計測と術具操作の切換について説明す
る。図9のフローチャートに示される制御は、医師から
の要求(操作卓5,6のスイッチ操作など)によって、
機器管理制御装置9がMRI装置1、マスタ・スレーブ
マニピュレータ制御装置42、超音波スキャナ装置3、
内視鏡装置2等の各装置からのステータス情報を受け取
り、逆に各装置に対して、制御信号を送ることによって
実行される。
【0087】MRI装置では、強磁場を発生するため、
術具操作時にMRI装置での計測を行うと、計測中の術
具動作に伴い、正しい画像情報を得られない可能性が生
じる。また、MRI装置の計測は、内視鏡装置と併用し
ているため、手術中を通じて連続的に行う必要はない。
したがって、MRI装置の計測と、マニピュレータを含
む術具の使用は、通常、排他的に操作することが望まし
い。ただし、ごく限られた場所での使用では同時に使え
るモードを用意しておく。
【0088】図9は、排他的な使用時のフローチャート
を示している。ステップS901、S904からS908は、MRI
装置で計測する場合の判断・制御フローを示している。
また、ステップS903、S909からS913は、術具を使うとき
の制御フローを示している。Yは、肯定を、Nは否定を表
している。
【0089】まず、医師の操作として、MRI装置の計
測を行うか、術具を使用するかの選択を行う。(S90
2,S903)このような選択は、医師が操作卓5,6
などに備えられたスイッチを切り替えることによって行
う。または、音声など手によらない切換入力手段によっ
て切り替えても良い。
【0090】MRI装置での計測が選択された場合、機
器管理制御装置は、MRI装置が計測中かどうかを最初
にステータス情報から判断する(S904)。計測中の
場合は、継続して計測を行えばよい。計測中でない場
合、術具が使用中かどうかをやはり、術具のステータス
情報から判断する。(S905)術具が使用中の場合、
その状態を表示して注意を促すとともに、術具使用停止
処理にはいる。(S907)次に、術具停止を確認後、
MRI装置の計測を開始することを表示し、計測動作に
入る。術具を使用中でなければ、即座に、MRI装置の
計測を開始する。
【0091】また、術具を使用する場合には、術具が使
用中かを判断し、使用中なら、継続する。(S909)
使用中でなければ、MRI装置が計測中かを判断し(S
910)、使用中であれば、計測停止動作にはいる(S
912)。その後、術具の使用を開始する。また、計測
中でなければ、即座に術具使用を開始する(S91
3)。
【0092】このフローチャートによれば、MRI装置
の計測と術具の使用を排他的に制御することができる。
また、このフローでは、MRI装置も術具も使用しない
状態を仮定しているが、通常の状態をどちらかにしてお
くことも可能である。
【0093】本実施例の他、MRI装置での計測を中断
するよう機器管理制御装置9に指示するスイッチを操作
卓5、6に設けてもよい。
【0094】上述の各実施例では、手術する部位の局所
的な映像手段として、内視鏡を使用している。しかし、
この内視鏡のように、テレビカメラ(TVカメラ)で撮
影したような、すなわち肉眼で観察したような画像また
は映像が得られるものであれば、たの画像取り込み装置
であってもかまわない。いずれにしても、この映像手段
は、手術を行いやすいように鮮明な画像であることが好
ましい。
【0095】本発明に係る上述の実施例の手術装置によ
り、外部からMRI装置によって患部の状態を把握しな
がら、手術を行うので、医療スタッフのX線被爆がな
い。
【0096】支持手段を手術台の長手方向に移動できる
ので、手術位置に最適な位置に容易に設置できる。
【0097】また、手術部位によっては、長手方向の一
端に術具や支持体を設置することで、手術部位に応じた
最適な位置に容易に設置することができる。
【0098】さらに、支持手段を取り外すことができる
ため、洗浄や消毒が容易である。また、容易にMRI装
置として検査にも供する事ができ、手術装置の利用率を
高めることができる。
【0099】手術台をMRI装置の計測対象領域に送
入、送出できることで、容易に、患者の患部の手術位置
を計測対象領域に位置させることができ、医療スタッフ
の負担が低減できる。
【0100】さらにまた、低侵襲手術を行いながら、内
視鏡のみでなく、MRI装置を併用することで、内視鏡
の視野外の出血を事前に発見でき、手術の安全性が向上
する。
【0101】医師は、操作入力装置で、操作マニピュレ
ータを制御し、治療自体は。操作マニピュレータによる
手術のため、体液接触の機会が少ないので、院内感染の
防止に効果がある。
【0102】医療スタッフは、内視鏡画像や、超音波画
像、MRI画像を見ながら作業できるが、画像統合装置
によって、術前に検査で得た膨大な情報を術中に随時確
認することができ、手術の安全性を高めることができ
る。
【0103】それぞれの機器は、機器管理制御装置で絶
えず監視され手いるため、安全性を確保できる。
【0104】外部からMRI装置によって患部の状態を
把握しながら、手術を行うので、手術の治療効果を確認
しながら、手術が行えるので、手術の信頼性が向上す
る。
【0105】また、高信頼な低侵襲手術が可能となるの
で、入院期間が短縮でき、全体としての医療費が削減で
きる。
【0106】マニピュレータによる治療操作が行えるた
め、手術感染防止や院内感染の防止に効果がある。
【0107】さらに、 MRI装置下での手術が低侵襲
で行えるため、入院期間短縮による医療費の低減や機械
利用による省人化、そして、高度な治療テクニックが一
般化される等の効果がある。
【0108】また、医師は患者やMRI装置に近づかな
くても作業することができ、高磁場の影響を小さくする
ことができる。さらに、医師が患者を見通す位置に位置
でき、かつ所定の磁場強度以下の領域において、各装置
を配置する。これにより、各装置は、磁場の影響が最小
になり、医師の注意は患者に対して、最大となる。
【0109】ここでいう各装置とは、当然高磁場下で動
く術具や支持体などではなく、医師が操作を入力する操
作入力装置、内視鏡や超音波スキャナ、MRI装置の画
像をモニタする装置、機器管理制御装置、麻酔医モニタ
など直接磁場下に置く必要がなく、また磁場の影響を受
けやすいブラウン管等を含む装置のことである。
【0110】
【発明の効果】本発明によれば、手術を行う患部の詳細
な画像を観察しながら高い精度の手術を行うことができ
るとともに、この手術中に、より広い範囲を撮影した画
像によって患部の関係部位を観察することができるの
で、安全性の高い手術が可能な手術装置を提供できる。
【0111】本発明によれば、手術位置と操作卓とが術
者の視野角内に存在するように操作卓を配置したことに
より、患者への注意力が損なわれにくくなり、安全性の
高い手術が可能な手術装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の配置説明図。
【図2】本発明の第1の実施例の構成図。
【図3】本発明の第1の実施例の術前の状態の説明図。
【図4】本発明の第1の実施例の術中の状態の説明図。
【図5】本発明の第2の実施例の配置説明図。
【図6】本発明の第3の実施例の配置説明図。
【図7】本発明の第4の実施例の配置説明図。
【図8】本発明の第5の実施例の配置説明図。
【図9】本発明に係る手術装置のMRI計測と術具操作
の切換を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…MRI装置、2…内視鏡装置、3…超音波スキャナ装
置、4…操作マニピュレータ、7…麻酔医モニタ、8…機
器管理制御装置、15…所定磁場強度の等磁場強度境界、
41…操作入力装置、42…マスター・スレーブマニピュレ
ータ制御装置、51…統合立体画像モニタ、52…参照用2
次元画像モニタ、54…画像切換入力装置、81…画像統合
装置、82…生体センサ100…主術者、110…副術者、120
…麻酔医、190…患者。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐野 耕一 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 竹内 裕之 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所医療システム推進本部 内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】術具を支持する操作マニピュレータと、こ
    の操作マニピュレータを操作する操作入力手段と、前記
    術具の作業領域を局所的に観察する映像手段と、手術台
    とを備えた手術装置において、 前記映像手段の撮影領域よりも広い範囲を計測対象領域
    とする核磁気共鳴画像装置を備え、この核磁気共鳴画像
    装置の計測対象領域が手術台の面上に位置するように前
    記手術台を配置し、前記核磁気共鳴画像装置による計測
    と前記操作マニピュレータに支持された術具による手術
    とを前記手術台上で可能にしたことを特徴とする手術装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1において、操作マニピュレータに
    支持された術具が前記核磁気共鳴画像装置の計測対象領
    域内で操作されるように配置したことを特徴とする手術
    装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記操作マニピュレー
    タ及び前記映像手段を支持体で支持し、この支持体を手
    術台に対してその長手方向に移動可能に設けたことを特
    徴とする手術装置。
  4. 【請求項4】請求項2において、前記操作マニピュレー
    タ及び前記映像手段を支持体で支持し、前記支持体を前
    記手術台の長手方向に沿う側端部に設けたことを特徴と
    する手術装置。
  5. 【請求項5】請求項3において、前記支持体を取り外し
    可能に設けたことを特徴とする手術装置。
  6. 【請求項6】請求項1において、前記操作入力手段を設
    けた操作卓及び前記操作マニピュレータが、前記操作入
    力手段を操作する操作者の視野角内に存在するように、
    前記操作卓を配置したことを特徴とする手術装置。
  7. 【請求項7】請求項1において、前記操作マニピュレー
    タが、前記操作入力手段を設けた操作卓の前面よりも後
    ろ側に存在するように、前記操作卓を配置したことを特
    徴とする手術装置。
  8. 【請求項8】請求項1において、前記操作マニピュレー
    タが、前記操作入力手段を設けた操作卓の最前部よりも
    後ろ側に存在するように、前記操作卓を配置したことを
    特徴とする手術装置。
  9. 【請求項9】請求項1において、前記核磁気共鳴画像装
    置は、上下に分けて配された円筒状の磁気発生装置と、
    これらの磁気発生装置の間隔を維持するように支持する
    支柱とを有し、前記操作マニピュレータ及び前記映像手
    段を支持体で支持し、前記操作入力手段を設けた操作卓
    を、前記手術台の長手方向において、前記支柱よりも前
    記支持体側に配置したことを特徴とする手術装置。
  10. 【請求項10】術具を支持する操作マニピュレータと、
    この操作マニピュレータを操作する操作入力手段と、前
    記術具の作業領域を局所的に観察する映像手段と、手術
    台とを備えた手術装置において、 前記映像手段の撮影領域よりも広い範囲を計測対象領域
    とする核磁気共鳴画像装置を備え、この核磁気共鳴画像
    装置の計測対象領域が手術台の面上に位置するように前
    記手術台を配置するとともに、前記核磁気共鳴画像装置
    による計測と前記術具の操作とが互いに排他的に実行さ
    れるように、前記核磁気共鳴画像装置による計測モード
    と前記術具の操作モードとを切り換える制御装置を備
    え、前記核磁気共鳴画像装置による計測と前記操作マニ
    ピュレータに支持された術具による手術とを前記手術台
    上で可能にしたことを特徴とする手術装置。
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