JPH10144621A - 多結晶シリコンの製造方法、半導体装置の製造方法、液晶表示装置の製造方法、及びレーザアニール装置 - Google Patents

多結晶シリコンの製造方法、半導体装置の製造方法、液晶表示装置の製造方法、及びレーザアニール装置

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JPH10144621A
JPH10144621A JP24494097A JP24494097A JPH10144621A JP H10144621 A JPH10144621 A JP H10144621A JP 24494097 A JP24494097 A JP 24494097A JP 24494097 A JP24494097 A JP 24494097A JP H10144621 A JPH10144621 A JP H10144621A
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JP
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light
intensity
laser
irradiation
reflected light
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JP24494097A
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English (en)
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Shigeki Matsunaka
繁樹 松中
Takashi Obara
隆 小原
Toshitake Kitagawa
寿丈 北川
Tatsuo Enami
龍雄 榎波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、多結晶化のためのアニール処理
の最中に結晶化が適正か否かを知ることを可能とし、そ
れにより最適なアニール処理のための指標をインプロセ
スで得ることができる、多結晶シリコンの製造方法等を
提供することにある。 【解決手段】 非晶質シリコンの多結晶化が所定の条件
で行われているかをモニタリングする工程とを有する多
結晶シリコンの製造方法において、前記非晶質シリコン
の多結晶化が所定の条件で行われているかをモニタする
工程は、レーザ光の照射前において検出された反射光ま
たは透過光の強度とレーザ光の照射中において検出され
た反射光または透過光の強度との差を検出する工程と、
この光の強度の差が最大となったときから反射光または
透過光の強度がレーザ光の照射前における反射光または
透過光の強度に戻るまでの経過時間を検出する工程とを
有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーザを照射す
ることによって非晶質シリコンを結晶化させる、多結晶
シリコンの製造方法、半導体装置の製造方法、液晶表示
装置の製造方法およびこれらの方法に用いるレーザアニ
ール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピューターやワー
ドプロセッサなどに用いる表示装置として、消費電力が
少なく薄型でしかも軽量である液晶表示装置が多く用い
られている。その中でも、非晶質(アモルファス)シリ
コン膜を用いた薄膜トランジスタ(a−SiTFT)を
スイッチング素子として用いたアクティブマトリックス
型液晶表示装置は、多画素にしてもコントラストやレス
ポンスの劣化がなく、しかも中間調表示も可能であるこ
とから、フルカラーテレビやOA用の表示装置として用
いられている。
【0003】ところで、非晶質シリコン膜は結晶シリコ
ン膜(単結晶シリコン膜,多結晶シリコン膜)よりも電
子移動度が極めて低いため、高速動作が要求される駆動
部、即ちa−Siで構成された画素部のTFTを駆動す
るための回路には、a−SiTFTを用いることができ
ず、その代わりとして駆動用にICを画素部へ電気的に
接続していた。
【0004】しかし、上記のようにICを用いた場合に
は、動作の信頼性低下を招いたり、コストが上昇すると
いう問題があり、更には表示画面の高精細化が進むと画
素ピッチが狭くなるので、ICと画素部との接続間隔の
短距離化や接続点数の増加が進み、上記の信頼性やコス
トの問題が顕著となる。
【0005】そこで、基板上に形成された非晶質(アモ
ルファス)シリコン膜に、レーザ光を照射して非晶質シ
リコン膜を多結晶(ポリ)シリコン(p−Si)膜に変
えることによって、電子移動度の高い半導体膜を形成す
るためエキシマレーザアニール(ELA:Excimer Lase
r Anneal)技術が開発されている。このプロセスによる
と非晶質シリコン膜が瞬時に溶融し結晶化するために、
基板への熱損傷が少ない約450℃以下の低温プロセス
にて多結晶シリコン膜の形成をすることができる。その
ため大面積で安価なガラス基板を用いて多結晶シリコン
膜が形成することができるという利点がある。
【0006】ここで、電子移動度の大きさはμ=|vd
/E|(cm2 /S・V)で表されるものであり、結晶に対し
て電界E(V/cm)を与えた際の、結晶中における電子の
平均移動速度(ドリフト速度:vd (cm/s))の単位電
界大きさ当たりでの値である。また非晶質シリコンに関
しては、多結晶シリコンへの相転移途上の状態をも含む
ものとする。何故ならばレーザ光によるアニールの対象
となる非晶質シリコンと称されるものは高純度ではあっ
ても、非晶質シリコンの比率が100%とは限られるも
のではないが、本発明により形成される多結晶シリコン
膜はレーザ光によるアニールの後に非晶質シリコンの比
率が減少し多結晶化できれば得ることができるからであ
る。
【0007】このような多結晶シリコン膜を用いると低
温プロセスにてガラス基板上に高い電子移動度を持った
薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)を
作成することができる。この多結晶シリコンTFTによ
れば上記の課題は解決されガラス基板上に駆動部TFT
と画素部TFTとを形成したドライバーモノリシック型
と呼ばれる薄型で高精彩の液晶表示装置を得ることがで
きる。
【0008】ところで、レーザ光によるアニールで非晶
質シリコン膜を多結晶シリコン膜に変化させる場合、ア
ニール処理中にインプロセスで多結晶シリコン膜が適正
な結晶状態に形成されているか否かをモニタする技術
は、特開平3−97219号公報に検査光を照射しなが
ら、その検出された光強度に基づいて被処理基板の結晶
状態を最適化するものが開示されている。
【0009】しかし、この技術の場合にはアニール処理
の前後における結晶状態しか知ることができないため、
アニール処理中の結晶状態の微妙な違いを検出すること
ができない。また、検査光の光強度のみで処理基板の結
晶状態を最適化するものであるので、加熱が足りず非晶
質シリコン膜の溶融していない部分を知ることはできる
が、非晶質シリコン膜が溶融していても加熱が過度にな
り顆粒状の細かい結晶粒、つまりマイクロクリスタルシ
リコン(μ−cSi)が形成された部分を検出すること
もできない。この顆粒状の細かい結晶粒が形成された部
分では平均電子移動度が極度に低く、そのために駆動部
TFTの作成で適当とされている100(cm2 /S・V)以
上の大きさの平均電子移動度を得ることができない。従
って、この方式では多結晶シリコン膜の均一な形成がな
されているのか知ることができず、TFTを製造するに
際して、歩留まりの低下を招くことも考えられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この様に、非晶質半導
体膜を結晶化させる場合、従来はアニール処理の最中に
結晶性を知ることができなかったので、そのアニール処
理を適正かつ確実に行なえないという課題があった。
【0011】この発明は、上記事情に基づきなされたも
のであり、その目的とするところはアニール処理の最中
に半導体膜の結晶性を知ることができるようにした多結
晶シリコンの製造方法を提供することにある。
【0012】また、この発明の目的はこの多結晶シリコ
ンの製造方法を用いた半導体装置の製造方法と液晶表示
装置の製造方法、及びこれらの製造方法を具現化するた
めに用いるレーザアニール装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は請求項1による
と、基板上に形成された非晶質シリコンへレーザ光を照
射しながら前記基板に対して相対的に所定距離だけ走査
させる工程と、このレーザ光の照射により前記非晶質シ
リコンを多結晶化する工程と、前記基板上への前記レー
ザ光の照射部位に検査光を照射しその反射光または透過
光を検出することで前記非晶質シリコンの多結晶化が所
定の条件で行われているかをモニタする工程とを有する
多結晶シリコンの製造方法において、前記非晶質シリコ
ンの多結晶化が所定の条件で行われているかをモニタす
る工程は、前記レーザ光の照射前において検出された前
記反射光または前記透過光の強度と前記レーザ光の照射
中において検出された前記反射光または前記透過光の強
度との差を検出する工程と、この光の強度の差が最大に
なったときから前記反射光または前記透過光の強度が前
記レーザ光の照射前における前記反射光または前記透過
光の強度に戻るまでの経過時間を検出する工程とを有す
ることを特徴とする。
【0014】本発明は請求項2によると、請求項1の発
明において前記検査光は、前記基板を介して前記レーザ
光の照射と反対方向から照射することを特徴とする。本
発明は請求項3によると、請求項1または請求項2の発
明において前記非晶質シリコンを多結晶化する工程は、
前記非晶質シリコンの多結晶化が前記所定の条件で行わ
れているかをモニタする工程において前記所定の条件に
適合しなかった部位がある場合にこの部位を改めて多結
晶化する工程を有することを特徴とする。
【0015】本発明は請求項4によると、請求項1乃至
請求項3の発明において前記所定の条件は、検出された
前記反射光または前記透過光の強度の差が前記レーザ光
の照射前における前記反射光または前記透過光の強度に
対して0.7倍以上であり且つこの光の強度の差が最大
になったときから前記反射光または前記透過光の強度が
前記レーザ光の照射前における前記反射光または前記透
過光の強度に戻るまでの経過時間が80ns以下である
ことを特徴とする。
【0016】本発明は請求項5によると、基板上に形成
された非晶質シリコンへレーザ光を照射しながら前記基
板に対して相対的に所定距離だけ走査させる工程と、こ
のレーザ光の照射により前記非晶質シリコンを多結晶化
する工程と、前記基板上への前記レーザ光の照射部位に
検査光を照射しその反射光または透過光を検出すること
で前記非晶質シリコンの多結晶化が所定の条件で行われ
ているかをモニタする工程と、ゲート絶縁膜を形成する
工程と、前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工
程と、多結晶化されたシリコンにソース領域及びドレイ
ン領域を形成する工程と、前記ゲート電極上を含む領域
に層間絶縁膜を形成する工程と、前記ソース領域及び前
記ドレイン領域上の前記層間絶縁膜にコンタクトホール
を形成する工程と、前記ソース領域上に形成されたコン
タクトホールを介して前記ソース領域に接続するように
ソース電極を形成し、前記ドレイン領域上に形成された
コンタクトホールを介して前記ドレイン領域に接続する
ように形成されたドレイン電極を形成する工程とを有す
る半導体装置の製造方法において、前記非晶質シリコン
の多結晶化が所定の条件で行われているかをモニタする
工程は、前記レーザ光の照射前において検出された前記
反射光または前記透過光の強度と前記レーザ光の照射中
において検出された前記反射光または前記透過光の強度
との差を検出する工程と、この光の強度の差が最大にな
ったときから前記反射光または前記透過光の強度が前記
レーザ光の照射前における前記反射光または前記透過光
の強度に戻るまでの経過時間を検出する工程とを有する
ことを特徴とする。
【0017】本発明は請求項6によると、請求項5の発
明において前記検査光は、前記基板を介して前記レーザ
光の照射と反対方向から照射することを特徴とする。本
発明は請求項7によると、請求項5または請求項6の発
明において前記非晶質シリコンを多結晶化する工程は、
前記非晶質シリコンの多結晶化が前記所定の条件で行わ
れているかをモニタする工程において前記所定の条件に
適合しなかった部位がある場合にこの部位を改めて多結
晶化する工程を有することを特徴とする。
【0018】本発明は請求項8によると、請求項5乃至
請求項7の発明において前記所定の条件は、検出された
前記反射光または前記透過光の強度の差が前記レーザ光
の照射前における前記反射光または前記透過光の強度に
対して0.7倍以上であり且つこの光の強度の差が最大
になったときから前記反射光または前記透過光の強度が
前記レーザ光の照射前における前記反射光または前記透
過光の強度に戻るまでの経過時間が80ns以下である
ことを特徴とする。
【0019】本発明は請求項9によると、第1の基板上
に形成された非晶質シリコンへレーザ光を照射しながら
前記第1の基板に対して相対的に所定距離だけ走査させ
て前記非晶質シリコンを多結晶化する工程と、前記第1
の基板上への前記レーザ光の照射部位に検査光を照射し
その反射光または透過光を検出することで前記非晶質シ
リコンの多結晶化が所定の条件で行われているかをモニ
タする工程と、前記第1の基板上に走査線及びゲート電
極を形成する工程と、前記第1の基板上に信号線、ドレ
イン電極、及びソース電極を形成する工程と、前記ドレ
イン電極または前記ソース電極に接続するように画素電
極を形成する工程と、第2の基板上に共通電極を形成す
る工程と、前記第1の基板と前記第2の基板との間に液
晶を介在させて封止する工程とを有する液晶表示装置の
製造方法において、前記非晶質シリコンを多結晶化する
工程は、前記基板に対する前記レーザ光の照射部位に検
査光を照射しその反射光または透過光を検出する工程
と、前記レーザ光の照射前において検出された前記反射
光または前記透過光の強度と前記レーザ光の照射中にお
いて検出された前記反射光または前記透過光の強度との
差及びこの光の強度の差が最大になったときから前記反
射光または前記透過光の強度が前記レーザ光の照射前に
おける前記反射光または前記透過光の強度に戻るまでの
経過時間を検出し、前記非晶質シリコンの多結晶化が所
定の条件で行われているかをモニタする工程とを有する
ことを特徴とする。
【0020】本発明は請求項10によると、請求項9の
発明において前記検査光は、前記基板を介して前記レー
ザ光の照射と反対方向から照射することを特徴とする。
本発明は請求項11によると、請求項9または請求項1
0の発明において前記多結晶シリコンを形成する工程
は、前記非晶質シリコンの多結晶化が前記所定の条件で
行われているかをモニタする工程において前記所定の条
件に適合しなかった部位がある場合にこの部位を改めて
多結晶化する工程を有することを特徴とする。
【0021】本発明は請求項12によると、請求項9乃
至請求項11の発明において前記所定の条件は、検出さ
れた前記反射光または前記透過光の強度の差が前記レー
ザ光の照射前における前記反射光または前記透過光の強
度に対して0.7倍以上であり且つこの光の強度の差が
最大になったときから前記反射光または前記透過光の強
度が前記レーザ光の照射前における前記反射光または前
記透過光の強度に戻るまでの経過時間が80ns以下で
あることを特徴とする。
【0022】本発明は請求項13によると、レーザアニ
ール装置において、被処理物上に形成された非晶質半導
体膜に対してレーザ光を出射しこの非晶質半導体膜を多
結晶化する第1のレーザ光源と、前記非晶質半導体膜に
おける前記レーザ光により照射される部位を照射する検
査光を出射する第2のレーザ光源と、これらのレーザ光
源から出射された各々の光が導入されるとともに内部に
前記被処理物が設置されるチャンバと、前記検査光の照
射部位からの反射光または透過光の強度を検出する光検
出手段と、前記レーザ光の照射前において検出された前
記反射光または前記透過光の強度と前記レーザ光の照射
中において検出された前記反射光または前記透過光の強
度との差を検出する光強度差検出手段と、この光の強度
の差が最大になったときから前記反射光または前記透過
光の強度が前記レーザ光の照射前における前記反射光ま
たは前記透過光の強度に戻るまでの経過時間を検出する
経過時間検出手段と、これらの検出手段によって検出さ
れた結果に基づいて前記非晶質半導体膜の結晶化度合を
判定する判定手段と、前記被処理物に対して前記レーザ
光及び前記検査光を相対的に走査させる走査手段とを有
することを特徴とする。
【0023】本発明は請求項13によると、請求項14
の発明において前記第1のレーザ装置と前記第2のレー
ザ装置とは、前記被処理物を介して対向配置されている
ことを特徴とする。
【0024】これらの発明によると、アニール処理の最
中に結晶性が適性か否かを知ることができ、最適なアニ
ール処理のための指標を得ることがインプロセスにて可
能となり、一様な結晶化がなされた良質な多結晶半導体
膜を得ることができる。よってその結果、動作特性の良
好な半導体装置や液晶表示装置を得ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面を参照して説明する。図1は本発明に係るレーザ
アニール装置を示す。このレーザアニール装置は加熱
(アニール)用のレーザ光L1 を出力する第1のレーザ
装置1を有する。この第1のレーザ装置としてはエキシ
マレーザが用いられており、ここではレーザ媒質として
波長310nmの光を発振するXeClを使用してい
る。
【0026】この第1のレーザ装置1から出射されたレ
ーザ光L1 は、反射ミラー2で反射してアッテネータ
(減衰器)3に入射する。このアッテネータ3を通過す
ることで、レーザ光L1 はそのエネルギー密度が微調整
される。
【0027】そしてアッテネータ3から出射されたレー
ザ光L1 は、ホモジナイザ4に入射する。このホモジナ
イザ4はレーザ光L1 の強度分布を均一化にするととも
に、ビーム照射面の形状を帯状(いわゆるラインビー
ム)に整形する。
【0028】ホモジナイザ4から出射したレーザ光L1
は、被アニール基板である厚さ1.0mm程度のガラス
基板5に対して、ほぼ垂直に入射する。このガラス基板
5の上面には、図5に断面図を示すとおりに、SiOx
やSiNx 、更にはTEOS(Tetraethylorthosilicat
e :Si[OC254 )などのアンダーコート6
と、非晶質半導体薄膜であるアモルファスシリコン(a
−Si)薄膜7が順次に積層して成膜されている。な
お、先に説明したレーザ光L1 の照射は、このアモルフ
ァスシリコン薄膜7側から行われる。
【0029】このレーザ光L1 の作用により、アモルフ
ァスシリコン薄膜7は後述するようにアニーリングされ
る。ここでは、成膜手段としては、通常はCVD(Chemi
calVapor Deposition) が用いられる。
【0030】ガラス基板5は、ステージ8に載置されて
いる。このステージ9は駆動手段9により、XY方向に
駆動されるようになっており、その制御は制御手段11
により行なわれる。
【0031】ステージ8に載置されたガラス基板5の斜
め上方(この実施形態では、30度の上方)には、第2
のレーザ装置12が配置されている。この第2のレーザ
装置12は、He−Neレーザ(波長:630nm)や
Ar+ レーザ(波長:490nm)等による可視光を出
力するものであり、この可視光はレーザ光L1 によりア
ニーリングされるアモルファスシリコン膜7の結晶化状
態を検出する検査光L2 として利用される。この実施形
態ではHe−Neレーザが用いられている。
【0032】第2のレーザ装置12から出力された検査
光L2 は、レンズ13で収束されてガラス基板5上の、
レーザ光L1 によって照射された部位と同じ部位を照射
する。ガラス基板5に入射した検査光L2 は、一部がガ
ラス基板5によって反射して、残りがガラス基板5を透
過することとなる。
【0033】ガラス基板5で反射した検査光L2 は、レ
ンズ14で収束された後に第1の検出器15に入射し
て、その強度が検出される。この第1の検出器15の検
出信号は、制御装置11に入力される。
【0034】ガラス基板5を透過した検査光L2 は、レ
ンズ14で収束されて第2の検出器17に入射して、そ
の強度が検出される。この第2の検出器の検出信号は制
御装置11に入力される。
【0035】第1の検出器15及び第2の検出器17で
検出された検出信号は、制御装置11に設けられた波形
検出部18において、検査光L2 がアモルファスシリコ
ン膜7を透過や反射する光の強度がそれぞれ検出され、
その波形に基づいてアモルファスシリコン膜7のアニー
ル状態が判定部19で判定されるようになっている。そ
して、この判定部19での判定結果によって第1のレー
ザ装置の出力が制御装置11の司令部21により制御さ
れたり、判定結果が得られた部位のガラス基板5上の座
標が記憶部22に記憶されるようになっている。
【0036】本発明者は、レーザ光L1 によって照射さ
れるガラス基板5上の部位を検査光L2 によって照射
し、その照射部位から反射または透過する光の強度波形
と、アニールの良否に密接な関係があることを見出し
た。
【0037】図2(a)〜(d)は、アモルファスシリ
コン膜7を透過する検査光L2 の強度波形とレーザ光L
1 のパルス波形とを経時的に示したものであり、図3
(a)〜(d)は、アモルファスシリコン膜7で反射す
る検査光L2 の強度波形とレーザ光L1 のパルス波形と
を経時的に示したものである。
【0038】これら2種類の検査光L2 の波形は、以下
の条件によりアモルファスシリコン膜7をアニールした
ときのものである。つまり、検査光L2 としては、出力
25mWのHe−Neレーザから出射される光を用い、
アニール用のレーザ光L1 としては、出力200Wでパ
ルス幅25nsのXeClレーザから出射される光を用
いた。
【0039】また、アンダーコート6にはSiOx が用
いられており膜厚は0.35μm〜0.40μmであ
る。またアモルファスシリコン膜7の膜厚は50nm〜
100nmである。さらに第1の検出器15及び第2の
検出器17には、可視域には感度があるが紫外域には感
度の無い、10nsの時定数を有するPINシリコンダ
イオードを用いている。
【0040】図2と図3の波形において、(a)はアモ
ルファスシリコン膜7をアニールするレーザ光L1 の強
度(照射エネルギー密度)が低い場合で、(b)は適正
な強度の場合で、(c)は強度が高い場合である。な
お、(d)はレーザ光L1 自身のパルス波形である。
【0041】これらの波形から次のことが実験的に確認
された。第1に透過光で検出する場合には、第1に図2
(a)で示す波形のように、アニール用のレーザ光L1
がパルス出力されてアモルファスシリコン膜7が照射さ
れたときに、検出器17で検出される検査光L2 の強度
がレーザ光L1 の照射前の強度の30%以下に減衰しな
い場合には、レーザ光L1 の照射エネルギが低すぎ、ア
モルファスシリコン膜7が所定以上(0.2〜1.0μ
m以上)の粒径に結晶化されないことが確かめられた。
なお、結晶粒の形状はアモルファスシリコン膜7の膜厚
方向に平たく、上面方向には概略円形状である。ここで
いう粒径とは、この概略円形部分での結晶粒個々の平均
直径を指すものとする。
【0042】第2にアモルファスシリコン膜7にレーザ
光L1 をパルス状に照射することで、検出される検査光
2 の強度は初めに減衰し、次いでレーザ光L1 を照射
する前の強度に戻るのであるが、減衰の下限からレーザ
光L1 の照射前の強度に戻るまでの時間T(立上り時
間)が80ns以上のときにも、所定以上(0.2〜
1.0μm以上)の粒径には、結晶化されないことも確
かめられた。
【0043】なお、反射光で検出する場合でも同様に図
3で示される様に検出器15で検出される検査光L2
強度がレーザ光L1 の照射前の強度の170%以上に増
加しない場合にはレーザ光L1 の照射エネルギが低す
ぎ、アモルファスシリコン膜7が所定以上(0.2〜
1.0μm以上)の粒径に結晶化されず、更に増加の上
限からレーザ光L1 の照射前の強度に戻るまでの時間T
(立下り時間)が80ns以上のときにも所定以上
(0.2〜1.0μm以上)の粒径に結晶化されないこ
とが確かめられた。
【0044】図4は、透過光で検出した場合の上記時間
T(立上り時間)と粒径との関係を示している。この図
から分かるように、立上り時間が長くなるにつれて粒径
が大きくなり、この傾向は立上り時間Tがほぼ80ns
となるまでは継続する。しかし、80nsを過ぎると、
この粒径が急激に微細化することが確認された。そのた
め、そのため以上の様な実験の条件においては立上り時
間は80nsとしなければならない。
【0045】図2及び図3において、波形(a),
(b)をとる場合には、上記時間Tは80ns以下であ
り、(c)をとる場合には上記時間Tは80ns以上で
あった。(c)の場合での結晶粒径を検査したところ、
0.01〜0.02μmの微細な粒径となってしまい、
実用上で好ましい粒径である0.2〜1.0μmの範囲
から外れてしまうことが確認された。
【0046】つまり、(c)の場合には(a)の場合の
ように照射エネルギーが低すぎることはないものの、高
すぎるために、結晶状態が微細な顆粒状に変化してしま
うと考えられる。このような結晶粒径では本発明での目
標である、平均電子移動度が100(cm2 /S・V)以上の
大きさを有する多結晶半導体膜を得ることができないと
いう不具合がある。
【0047】波形(a)の場合には、上記時間Tは80
ns以下であるが、上述したように照射エネルギーが低
すぎるために、アモルファスシリコン膜7を0.2〜
1.0μmの好ましい粒径にすることはできず、この範
囲より小さなものしか得ることはできない。従って上述
の不具合は、この条件でも発生してしまう。
【0048】以上のことから、上述した実験の条件にお
いては、透過光及びの反射光の場合ともに、アモルファ
スシリコン膜7が0.2〜1.0μmの好ましい粒径に
結晶化されるためには、レーザ光L1 をパルス照射した
ときに、検査光L2 の強度がもつ変化量がレーザ光L1
の照射前の強度に対して0.7倍以上となる第1の条件
と、減衰の下限または増加の上限からレーザ光L1 の照
射前の強度に戻る時間が80ns以下であるという第2
の条件を満足していればよいことになる。
【0049】このような条件を満たしているのが図2と
図3に(b)で示す波形であるから、制御装置11に設
けられた波形検出部18で検出された波形を判定部19
で上述した第1の条件と第2の条件とを満たしているか
否かを判定することで、アモルファスシリコン膜7の結
晶化の良否をレーザ光L1 の照射とほぼ同時に知ること
ができる。
【0050】アモルファスシリコン膜7の結晶化が最適
な粒径になるように行われていない場合には、その際の
アモルファスシリコン膜7の座標が記憶部22に記憶さ
れるので、レーザ光L1 をアモルファスシリコン膜7の
全体に走査してアニールした後に、最適な粒径に結晶化
されていない箇所にレーザ光L1 を再度照射する。それ
によって、アモルファスシリコン膜7を全面に亘って最
適な粒径に結晶化することができる。
【0051】即ち、アモルファスシリコン膜7をレーザ
光L1 を照射してアニールする際に、アモルファスシリ
コン膜7上のレーザ光L1 の照射部位に検査光L2 を同
時に照射し、その部位で反射又は透過した検査光L2
少なくともいづれか一方の強度の変化を波形として検出
し、レーザ光L1 の照射前の強度に戻るまでの時間も併
せて検出することで、レーザ光L1 によって照射された
部位のアニール状態の良否、即ち結晶性の良否を検出す
ることができる。
【0052】このような結晶性の良否は、上述したよう
にアモルファスシリコン膜7をアニールしながらインプ
ロセスで同時に検出できるので、その検出結果に応じて
即時にアニール条件を変更することができる。つまり、
CVDによる成膜の厚さにバラツキがあっても、レーザ
光L1 自身の出力変動をモニタリングするのではなく、
アニール部分を直接にモニタリングするため、ガラス基
板5にアニール不良が発生する領域を最小限にすること
ができるばかりか、アニール不良が発生しているにも拘
らず、ガラス基板5をフォトリソグラフィー工程等の次
工程に送ることを防止することができる。そして、この
不良箇所は再度アニールをすることで、所定の粒径に結
晶化することができる。
【0053】なお、上述した実施の形態では検査光L2
をレーザ光L1 とをガラス基板5に対して同じ方向から
ガラス基板5に照射していたが、変形例として検査光L
2 をレーザ光L1 とをガラス基板に対して異なる方向か
らガラス基板5に照射することも考えられる。
【0054】この場合には、検査光L2 がアニール後の
冷却やそれによる溶融後の再凝固が早く進む、アモルフ
ァスシリコン膜7の下面(レーザ光L1 が照射が行われ
るのと反対面)から照射されるため、結晶粒径の変化が
早く検出することができる。
【0055】これは、図6に示すような本発明の実施形
態の変形例の装置で検出をすることができる。この装置
は、図1の装置における、第2のレーザ装置12を移動
したものである。また、図7の装置のように光導波路R
1 ,R2 を用いてコンパクトな光学系にすることもでき
る。これらの装置で、符号が図1の装置と一緒の構成は
同様の作用を行なうものである。
【0056】このようにしてガラス基板5に設けられた
アモルファスシリコン膜7がアニールされることによっ
て、このガラス基板5には多結晶半導体薄膜としてのポ
リシリコン膜が形成され、そして半導体装置としてのT
FTが形成されることとなる。次いで、ガラス基板5は
液晶表示装置に組み立てられるのである。
【0057】さて、ここでこれらのレーザアニール装置
によって製造された多結晶シリコンを用いたドライバー
モノリシック型の液晶表示装置について説明する。図8
は液晶表示装置31を示す。なお、スペーサ、カラーフ
ィルタ、遮光膜及び偏光板等は不図示である。この液晶
表示装置31のガラス基板5上には上記半導体装置とし
てのコプラナー型薄膜トランジスタが通常のフォトリソ
グラフィー工程等を経て各々形成される。つまりP型T
FT32、N型TFT33及び画素TFT34が形成さ
れる。P型TFT32とN型TFT33は駆動部35を
形成しており、画素TFT34は画素マトリクス部(表
示部)36を形成している。
【0058】各TFT32〜34は、アモルファスシリ
コン膜を上述したアニール方法によって、結晶化したシ
リコン膜(以下、ポリシリコン膜という)37が所定の
形状でガラス基板5上に成膜されたアンダーコート6に
積層されている。このポリシリコン膜37は電子が流れ
る通路となるチャネル領域37aと、P(リン)やB
(ボロン)等の不純物(ドナー/アクセプタ)がドープ
されたソース領域37b及びドレイン領域37cに形成
されている。
【0059】ポリシリコン膜37は、ゲート絶縁膜38
によって覆われている。ゲート絶縁膜38上にはゲート
電極39が形成され、このゲート電極39は層間絶縁膜
41によって覆われている。そして、層間絶縁膜41に
はコンタクトホールが設けられ、それを介してソース領
域37bに接続されたソース電極42a及びドレイン領
域37cに接続されたドレイン電極42bが形成されて
いる。さらに画素TFT34にはソース電極42aを介
してソース電極線(信号線)43aが接続されると共
に、ドレイン電極42bを介してITO(Indium Tin O
xide)膜からなる画素電極43bが接続されている。な
お、ソース領域37bとドレイン領域37cとが入れ替
っても液晶表示装置31の動作を行うことはできるのは
言うまでもない。
【0060】上述のような構成の半導体装置が形成され
たガラス基板5の上方には、下面にITO膜からなる対
向画素電極(共通電極)51が設けられた対向ガラス基
板52が図示しないスペーサを介して所定間隔で配置さ
れている。そして、これらのガラス基板5と対向ガラス
基板52との間に存する画素マトリクス部36を形成す
る空間の周縁部は、シール剤により封止されている。こ
れにより形成された密封空間部には液晶53が充填され
ている。なお液晶53の充填は、このシール剤による封
止前に液晶53をガラス基板5または対向ガラス基板5
2上に滴下した後にガラス基板5と対向ガラス基板52
とを張り合わせて行っても良いし、このシール剤による
封止後にシール剤の注入口から液晶53を前記密封空間
部中に注入もしくは真空吸引して行っても良い。更に、
画素マトリクス部36に対応するガラス基板5と対向ガ
ラス基板52には液晶53を挟み込む形でポリイミドに
よる配向膜54が形成されている。また図7に示す様に
ゲート電極39にはゲート電極線(走査線)55が接続
されている。
【0061】上記の半導体装置を有する液晶表示装置3
1は、上述したアニール方法によって結晶化されたポリ
シリコン膜37によって形成されている。このアニール
方法によれば、アモルファスシリコン膜7の結晶化状態
をアニール中に検出することができ、その結晶化状態が
最適でなかった部分に関しては、アニール中にその部分
の座標を記憶しその座標データによって再び最適な条件
でアニールすることができる。
【0062】よって、最適な粒径で結晶化されていない
ようなポリシリコン膜37を用いて半導体装置が形成さ
れることはないので、この半導体装置を組み込んだ液晶
表示装置31の歩留まりを結果として向上させることが
できる。
【0063】この発明は上述の実施形態に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々に変形
が可能である。例えば、上述の実施の形態においては、
検査光L2 について、ガラス基板5に対する透過光と反
射光との双方を採取しているが、透過光と反射光とは強
度波形が逆になるだけで、その形状はぼぼ同じであるた
め、どちらか一方のみでもアニール状態の良否はもちろ
ん判定が可能である。
【0064】また、第1の検出器15または第2の検出
器17で検出される光の波形と最適なアニール状態と
は、基本的には上述したように検査光の検出強度変化と
立上り時間または立下り時間とによって、定めることが
できる。
【0065】しかしながら、そのときの条件はアモルフ
ァスシリコン膜7の膜厚やアンダーコート6の膜厚や材
質によって変化する。従って、アニールするアモルファ
スシリコン膜7の膜厚やアンダーコート6の膜厚や材質
に応じて上述した判定条件の数値を変える必要はある。
【0066】そして本発明の実施の形態においては多結
晶シリコンの製造方法としてエキシマレーザ光の1ショ
ット毎に検出器15または検出器17で検出される光の
波形からアニール状態を判別している様な説明となって
いるが、それには限られない。レーザ光L1 の形作るラ
インビームの幅よりも検査光L2 のビームスポット径は
小さく設定されるが、例えばラインビームの幅を300
μm、ビームスポット径を30μmとおき、ラインビー
ムを30μmのピッチでレーザ光L1 の1ショット毎に
走査する。その場合には、アモルファスシリコン膜7の
所定の部位は10ショットのレーザ光L1 の照射を受け
ることとなる。その場合でも全てのショット毎にアニー
ル状態を判別するだけでなく、少なくとも最後のショッ
トに対するアニール状態を判別できればよい。最後のシ
ョットにより与えられるエネルギーがアモルファスシリ
コン膜7の溶融及び再凝固に最も大きな影響を与えるも
のだからである。
【0067】更に本発明の実施の形態で得られる多結晶
シリコンによって製造される半導体装置として単一のゲ
ート電極を持つコプラナー型TFTを例に説明したが、
言うまでもなくデュアルゲートのコプラナー型TFTで
も良く、スタガー型TFT及び逆スタガー型TFTでも
良い。さらにアモルファスシリコンをポリ化して用いる
ものであればCMOSやバイポーラトランジスタ,静電
誘導トランジスタ,SRAM,DRAM等に代表される
他種類の半導体装置に用いてもよいのはもちろんであ
る。本発明の目的とするところはアモルファスシリコン
を良好にポリ化する点にあるからである。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、アニール処理の最中に
結晶性が適性か否かを知ることができ、最適なアニール
処理のための指標を得ることがインプロセスにて可能と
なる。そして、適正な結晶化が図られていない箇所を再
アニール処理するので、一様な結晶化がなされた良質な
多結晶シリコンを製造でき、それにより動作特性の良好
な半導体装置及び液晶表示装置の製造が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態のアニール装置を示す全
体構成図。
【図2】アニール時にガラス基板を透過した検査光の強
度を示す波形図。
【図3】アニール時にガラス基板を反射した検査光の強
度を示す波形図。
【図4】透過光の測定による立上り時間と結晶の粒径と
の関係を表すグラフ。
【図5】アンダーコートを介してアモルファスシリコン
膜が成膜されているガラス基板の部分断面図。
【図6】この発明の一実施形態のアニール装置に係る変
形例を示す全体構成図。
【図7】この発明の一実施形態のアニール装置に係る他
の変形例を示す全体構成図。
【図8】この発明の一実施形態の液晶表示装置の一部分
を示す断面図。
【図9】図8の液晶表示装置における画素マトリクス部
の上面図。
【符号の説明】
1…第1のレーザ装置,2…反射ミラー,3…アッテネ
ータ,4…ホモジナイザ 5…ガラス基板,6…アンダーコート,7…アモルファ
スシリコン膜 8…ステージ,9…駆動源,11…制御装置,12…第
2のレーザ装置 13,14,16…レンズ,15…第1の検出器,17
…第2の検出器 18…波形検出部,19…判定部,21…司令部,22
…記憶部 31…液晶表示装置,32…P型TFT,33…N型T
FT,34…画素TFT 35…駆動部,36…画素マトリクス部,37…ポリシ
リコン膜 38…ゲート絶縁膜,39…ゲート電極,41…層間絶
縁膜 51…対向画素電極,52…対向ガラス基板,53…液
晶,54…配向膜 55…ゲート電極線
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 29/78 627G (72)発明者 榎波 龍雄 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術研究所内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成された非晶質シリコンへレ
    ーザ光を照射しながら前記基板に対して相対的に所定距
    離だけ走査させる工程と、このレーザ光の照射により前
    記非晶質シリコンを多結晶化する工程と、前記基板上へ
    の前記レーザ光の照射部位に検査光を照射しその反射光
    または透過光を検出することで前記非晶質シリコンの多
    結晶化が所定の条件で行われているかをモニタする工程
    とを有する多結晶シリコンの製造方法において、 前記非晶質シリコンの多結晶化が所定の条件で行われて
    いるかをモニタする工程は、前記レーザ光の照射前にお
    いて検出された前記反射光または前記透過光の強度と前
    記レーザ光の照射中において検出された前記反射光また
    は前記透過光の強度との差を検出する工程と、 この光の強度の差が最大になったときから前記反射光ま
    たは前記透過光の強度が前記レーザ光の照射前における
    前記反射光または前記透過光の強度に戻るまでの経過時
    間を検出する工程とを有することを特徴とする多結晶シ
    リコンの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記検査光は、前記基板を介して前記レ
    ーザ光の照射と反対方向から照射することを特徴とする
    請求項1に記載の多結晶シリコンの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記非晶質シリコンを多結晶化する工程
    は、前記非晶質シリコンの多結晶化が前記所定の条件で
    行われているかをモニタする工程において前記所定の条
    件に適合しなかった部位がある場合にこの部位を改めて
    多結晶化する工程を有することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の多結晶シリコンの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記所定の条件は、検出された前記反射
    光または前記透過光の強度の差が前記レーザ光の照射前
    における前記反射光または前記透過光の強度に対して
    0.7倍以上であり且つこの光の強度の差が最大になっ
    たときから前記反射光または前記透過光の強度が前記レ
    ーザ光の照射前における前記反射光または前記透過光の
    強度に戻るまでの経過時間が80ns以下であることを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のうちのいずれか1項
    に記載の多結晶シリコンの製造方法。
  5. 【請求項5】 基板上に形成された非晶質シリコンへレ
    ーザ光を照射しながら前記基板に対して相対的に所定距
    離だけ走査させる工程と、このレーザ光の照射により前
    記非晶質シリコンを多結晶化する工程と、前記基板上へ
    の前記レーザ光の照射部位に検査光を照射しその反射光
    または透過光を検出することで前記非晶質シリコンの多
    結晶化が所定の条件で行われているかをモニタする工程
    と、ゲート絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜
    上にゲート電極を形成する工程と、多結晶化されたシリ
    コンにソース領域及びドレイン領域を形成する工程と、
    前記ゲート電極上を含む領域に層間絶縁膜を形成する工
    程と、前記ソース領域及び前記ドレイン領域上の前記層
    間絶縁膜にコンタクトホールを形成する工程と、前記ソ
    ース領域上に形成されたコンタクトホールを介して前記
    ソース領域に接続するようにソース電極を形成し、前記
    ドレイン領域上に形成されたコンタクトホールを介して
    前記ドレイン領域に接続するように形成されたドレイン
    電極を形成する工程とを有する半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記非晶質シリコンの多結晶化が所定の条件で行われて
    いるかをモニタする工程は、前記レーザ光の照射前にお
    いて検出された前記反射光または前記透過光の強度と前
    記レーザ光の照射中において検出された前記反射光また
    は前記透過光の強度との差を検出する工程と、この光の
    強度の差が最大になったときから前記反射光または前記
    透過光の強度が前記レーザ光の照射前における前記反射
    光または前記透過光の強度に戻るまでの経過時間を検出
    する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 前記検査光は、前記基板を介して前記レ
    ーザ光の照射と反対方向から照射することを特徴とする
    請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記非晶質シリコンを多結晶化する工程
    は、前記非晶質シリコンの多結晶化が前記所定の条件で
    行われているかをモニタする工程において前記所定の条
    件に適合しなかった部位がある場合にこの部位を改めて
    多結晶化する工程を有することを特徴とする請求項5ま
    たは請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記所定の条件は、検出された前記反射
    光または前記透過光の強度の差が前記レーザ光の照射前
    における前記反射光または前記透過光の強度に対して
    0.7倍以上であり且つこの光の強度の差が最大になっ
    たときから前記反射光または前記透過光の強度が前記レ
    ーザ光の照射前における前記反射光または前記透過光の
    強度に戻るまでの経過時間が80ns以下であることを
    特徴とする請求項5乃至請求項7のうちのいずれか1項
    に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 第1の基板上に形成された非晶質シリコ
    ンへレーザ光を照射しながら前記第1の基板に対して相
    対的に所定距離だけ走査させて前記非晶質シリコンを多
    結晶化する工程と、前記第1の基板上への前記レーザ光
    の照射部位に検査光を照射しその反射光または透過光を
    検出することで前記非晶質シリコンの多結晶化が所定の
    条件で行われているかをモニタする工程と、前記第1の
    基板上に走査線及びゲート電極を形成する工程と、前記
    第1の基板上に信号線、ドレイン電極、及びソース電極
    を形成する工程と、前記ドレイン電極または前記ソース
    電極に接続するように画素電極を形成する工程と、第2
    の基板上に共通電極を形成する工程と、前記第1の基板
    と前記第2の基板との間に液晶を介在させて封止する工
    程とを有する液晶表示装置の製造方法において、 前記非晶質シリコンを多結晶化する工程は、前記基板に
    対する前記レーザ光の照射部位にに検査光を照射しその
    反射光または透過光を検出する工程と、 前記レーザ光の照射前において検出された前記反射光ま
    たは前記透過光の強度と前記レーザ光の照射中において
    検出された前記反射光または前記透過光の強度との差及
    びこの光の強度の差が最大になったときから前記反射光
    または前記透過光の強度が前記レーザ光の照射前におけ
    る前記反射光または前記透過光の強度に戻るまでの経過
    時間を検出し、前記非晶質シリコンの多結晶化が所定の
    条件で行われているかをモニタする工程とを有すること
    を特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記検査光は、前記基板を介して前記
    レーザ光の照射と反対方向から照射することを特徴とす
    る請求項9記載の液晶表示装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記多結晶シリコンを形成する工程
    は、前記非晶質シリコンの多結晶化が前記所定の条件で
    行われているかをモニタする工程において前記所定の条
    件に適合しなかった部位がある場合にこの部位を改めて
    多結晶化する工程を有することを特徴とする請求項9ま
    たは請求項10に記載の液晶表示装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記所定の条件は、検出された前記反
    射光または前記透過光の強度の差が前記レーザ光の照射
    前における前記反射光または前記透過光の強度に対して
    0.7倍以上であり且つこの光の強度の差が最大になっ
    たときから前記反射光または前記透過光の強度が前記レ
    ーザ光の照射前における前記反射光または前記透過光の
    強度に戻るまでの経過時間が80ns以下であることを
    特徴とする請求項9乃至請求項11のうちのいずれか1
    項に記載の液晶表示装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 被処理物上に形成された非晶質半導体
    膜に対してレーザ光を出射しこの非晶質半導体膜を多結
    晶化する第1のレーザ光源と、 前記非晶質半導体膜における前記レーザ光により照射さ
    れる部位を照射する検査光を出射する第2のレーザ光源
    と、 これらのレーザ光源から出射された各々の光が導入され
    るとともに内部に前記被処理物が設置されるチャンバ
    と、 前記検査光の照射部位からの反射光または透過光の強度
    を検出する光検出手段と、 前記レーザ光の照射前において検出された前記反射光ま
    たは前記透過光の強度と前記レーザ光の照射中において
    検出された前記反射光または前記透過光の強度との差を
    検出する光強度差検出手段と、 この光の強度の差が最大になったときから前記反射光ま
    たは前記透過光の強度が前記レーザ光の照射前における
    前記反射光または前記透過光の強度に戻るまでの経過時
    間を検出する経過時間検出手段と、 これらの検出手段によって検出された結果に基づいて前
    記非晶質半導体膜の結晶化度合を判定する判定手段と、 前記被処理物に対して前記レーザ光及び前記検査光を相
    対的に走査させる走査手段とを有することを特徴とする
    レーザアニール装置。
  14. 【請求項14】 前記第1のレーザ装置と前記第2のレ
    ーザ装置とは、前記被処理物を介して対向配置されてい
    ることを特徴とする請求項13に記載のレーザアニール
    装置。
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