JPH10135720A - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JPH10135720A
JPH10135720A JP29979896A JP29979896A JPH10135720A JP H10135720 A JPH10135720 A JP H10135720A JP 29979896 A JP29979896 A JP 29979896A JP 29979896 A JP29979896 A JP 29979896A JP H10135720 A JPH10135720 A JP H10135720A
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JP
Japan
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lower case
yoke
claw
case
magnet
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Application number
JP29979896A
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English (en)
Inventor
Naomi Atsumi
尚己 渥美
Yutaka Ikeda
豊 池田
Shigeomi Ootake
繁臣 大竹
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FDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を削減し、平面形状も拡大すること
なく、全高を低くすることができるアンテナ装置を提供
すること 【解決手段】 下側ケース10の上にアンテナモジュー
ル11を実装し、それらを覆うようにし上側ケース12
を被せる。下側ケースの底部10aの中央に開口部10
bを設け、その開口部内にマグネット13付きのヨーク
14を挿入させる。ヨークのフランジ部14bは、底部
の下面に当接し、フランジ部に一体に設けた爪部14c
が、底部の上面に接触させる。この爪部により、ヨーク
の下方への離脱を抑制し、固定する。接着テープを用い
る従来品では接着強度を出すために底部を厚くしたが、
係る肉厚の底部が本発明品では不要となり、装置全体の
高さを低くできる。もちろんフランジ部の幅も狭くて良
いので、平面形状も小さくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンテナ装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のGPS用のアンテナ装置の一例と
しては、図1に示すような構造のものがあった。図示す
るタイプは、カーナビゲーションシステムで必要不可欠
なGPS信号を受信するためのもので、自動車のボディ
ーの所定位置に取り付けられる。そして、簡単に装着す
るために、マグネットを備えている。
【0003】つまり、下側ケース1の上方に上側ケース
2を被せることにより、内部に所定の空間3を備えた筐
体4を形成する。そして、その空間3内に、アンテナモ
ジュール5を実装する。さらに、下側ケース1の下面に
は、凹部1aが形成され、その凹部1a内に、両面接着
テープ6を用いてマグネット7が取り付けられたヨーク
8が接着される。そして、ヨーク8の接着面としては、
同図(A)に示すように、マグネット7の上方の天面8
aとしたり、或いは、同図(B)に示すように、マグネ
ットの存在しない周囲のフランジ部8bとすることがで
きる。
【0004】また同図(B)に示すようにヨーク8のフ
ランジ部8bの幅を広くしたタイプのものでは、フラン
ジ8bの上方は、肉厚の下側ケース1のみが存在し、ア
ンテナモジュール5が存在していないので、当該部位に
てねじを用いてヨーク8ひいてはマグネット7を下側ケ
ース1に対して固定することもできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の方法では、以下に示す問題を有している。すな
わち、マグネット付きのヨーク8を下側ケース1に取り
付け固定する際に、両面接着テープやねじなどの固定部
材が別途必要となり、部品点数が多くなる。
【0006】さらに、小型・薄型化を図ることが困難と
なる。つまり、図1(A)に示す構造のものでは、接着
部位での強度を持たせるため、下側ケース1の底面1b
の肉厚は、比較的厚くする必要がある。その結果、アン
テナ装置全体の高さhも高くなり、薄型化に限界があ
る。一方、同図(B)に示す構造のものでは、接着部分
での強度を持たせるため、接着面積をある程度広くする
必要があり、フランジ8bの幅wが広くなる。その結
果、アンテナ装置全体の幅Wも広くする必要があり、小
型化に限界がある。
【0007】さらにまた、従来の構成では、アンテナ装
置の中央部分に着目すると、上側ケース2,アンテナモ
ジュール5,下側ケース1の厚い底面1b,ヨーク8,
マグネット7(図(B)の場合にはさらに両面接着テー
プ6)が存在するため、係る点でも薄型化に限界があ
る。
【0008】さらに、アンテナ装置の吸着力を強くする
ためには、マグネット7を大きく(平面積及び肉厚)す
る必要があり、そのように大きくすると、上記問題がよ
り顕著に現れる。つまり、マグネット7の重量も増すこ
とになり、その重量に耐えるために、底面1bの肉厚を
さらに厚くしたり、フランジの幅を広くしたりする必要
がある。さらにマグネット7の厚さが増すことにより、
その上方に位置する各部の高さ位置も上昇し、アンテナ
装置全体の高さも高くなるからである。
【0009】さらにまた、両面接着テープによる固定で
は、経時変化によるテープの変質等により、ヨーク8が
下側ケース1から離脱するおそれもある。特に自動車の
場合には、取り付けた位置にもよるが、上は40〜80
℃で下は零下という非常に広い温度範囲内を増減するた
め、係る温度変化に伴う劣化が生じやすい。
【0010】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上記した問題を解決
し、部品点数を削減し、簡単に組み立てることができ、
平面形状も拡大することなく、全高を低くすることがで
き、また、防水機能を有し、しかもマグネット付きヨー
クの離脱を防止することのできるアンテナ装置を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明に係るアンテナ装置では、下側ケースと、
それを覆う上側ケースとを有するケース本体内に、アン
テナモジュールを内蔵するとともに、前記下側ケースの
所定位置に、マグネット付きのヨークを取り付けてなる
アンテナ装置を前提とし、まず、前記ヨークに一体的に
爪部を設ける。また、前記下側ケースの底部の所定位置
に前記爪部を挿入するための孔部(実施の形態では「凹
状切欠部10c」相当)を設ける。そして、前記孔部内
に前記爪部を挿入させるとともに、前記爪部を前記底部
の上面に接触させて前記ヨークの下方への離脱を抑制す
るようにした(請求項1)。
【0012】ここで下側ケースと上側ケースは、実施の
形態では、ともに中空の箱状で下側ケースの側面を上側
ケースの側面が囲むようにして覆った形状となっている
が、本発明はこれに限ることはなく、上側ケースの側面
の外側に下側ケースの側面が位置してもよく、或いは、
両ケースの側面の端部同士(上側ケースの下端と下側ケ
ースの上端)が突き当たっていてもよく、さらには、一
方が平坦(略平板状)な形状であっても良い。また、ケ
ース本体は、上側ケースと下側ケースの2部材から構成
されるものに限らず、別部材を含んだ3部材以上であっ
てもよい。さらには、上側ケースと下側ケースをヒンジ
・蝶番等の機構で連結して一体的に形成したものでも良
い。
【0013】係る構成にすることにより、ヨークがケー
スから離脱する方向、つまり、下側に移動しようとして
も、ヨークと一体の爪部が底部の上面に接触しているの
で、それ以上下側に移動しない。つまり、ヨークひいて
はマグネットの離脱が防止され、下側ケースに固定され
る。そして、係る結合構造はたとえ爪部の形状が小さく
ても強固となり、接着テープのように広面積な接合領域
が不要となり、また、底部も薄くできる。よって、アン
テナ装置全体の小型化・薄型化が図れる。
【0014】このように、ヨーク自体にヨークと下側ケ
ースとを連結する機能が設けられるので、固定用の部材
を別途設けなくても良くなるため、部品点数の削減に伴
うコストの低下並びにさらなる薄型化が図れる。
【0015】また、本発明では、下側ケースの底部に少
なくとも爪部が挿入される孔部を設ければ良いが、実施
の形態で示したように、ヨークの本体部分までもが挿入
される開口部10bを形成するようにすると、底部の厚
み部分だけ更に小型化・薄型化が図れるので好ましい。
【0016】そして、前記爪部は、前記挿入後に適宜位
置を折り曲げて前記底部の上面に接触させるようにして
形成できる(請求項2)。
【0017】また、好ましくは前記下側ケースの前記底
部のうち、少なくとも前記アンテナモジュールに対向す
る中央部を開口することである(請求項3)。係る構成
にすることにより、底部の肉厚分だけさらに装置全体の
高さを低くできる。
【0018】さらに好ましくは、前記アンテナモジュー
ルに対向しない位置に前記ヨークを複数個取り付け、前
記底部のうち、少なくとも前記アンテナモジュールに対
向する部分は閉塞しているように構成することである
(請求項4)。具体的な一例を示すと、第2の実施の形
態のように、底部のサイド側にヨークを取り付けるよう
になる。係る構成にすると、ヨーク,マグネットの分だ
けさらに全体の高さを低くすることができる。また、従
来と同様の高さで良ければ、マグネットの厚さを増すこ
とができるので、吸着力を増すことができる。また、ア
ンテナモジュールの下方側には、開口されていない底部
が存在するので、ケース内への異物の侵入の可能性が低
減され、アンテナモジュール等が損傷・故障などするこ
とが可及的に抑制される。
【0019】そして、請求項4の構成において、前記下
側ケースの底部上面所定位置に壁部を設けるとともに、
少なくとも前記壁部と前記下側ケースの底部及び前記上
側ケースで仕切られる密閉空間内に前記アンテナモジュ
ールを配置することもできる(請求項5)。係る構成に
すると、防水性能が発揮される。なお、密閉空間を構成
する部材は、少なくとも上記列挙したものを含むが、そ
れ以外のものをさらに含んでももちろん良い。一例を示
すと、第2の実施の形態の変形例として示したように、
適宜位置にパッキンを介在させるものや、第2の実施の
形態で示したように、アンテナモジュールのフランジ部
11bも密閉空間の構成要素の一部とするようなもので
も本発明の概念に含まれる。
【0020】
【発明の実施の形態】図2は本発明の第1の実施の形態
を示している。本実施の形態は、従来のものと同様に、
アンテナモジュールの下側に1個のマグネットを配置し
たタイプのものである。すなわち、図示するように、矩
形状の下側ケース10の上方にアンテナモジュール11
を置き、さらにその上方からアンテナモジュール11及
び下側ケース10を覆うようにして上側ケース12を被
せて一体化する。そして、アンテナモジュール11に対
向して下側ケース10の所定位置にマグネット13付き
のヨーク14を取り付ける構造としている。
【0021】また、両ケース10,12は、樹脂で形成
している。さらに、アンテナモジュール11は、受信ア
ンテナと、その受信アンテナで受信した電波を増幅する
回路とで構成されている。そして、符号11aは、アン
テナモジュール11で得られた電波を外部装置に送るた
めのケーブルである。なお、係る構成は従来と同様であ
るので、詳細な説明を省略する。
【0022】ここで本発明では、まず下側ケース10
が、底部10aの中央部を開口して、矩形状の開口部1
0bを形成している。この開口部10bは、マグネット
13の外形状よりも一回り以上大きくし、マグネット1
3を取り付けたヨーク14が、その開口部10b内に挿
入されるようにしている。さらに、その開口部10bの
1組の対向する2辺には、それぞれ爪部を挿入するため
の孔部たる2個の凹状切欠部10cを形成している(図
示の例では、手前側の1辺部分のみ見えているが、その
対辺側にも2個の凹状切欠部が形成されている)。さら
にまた、開口部10bの周縁部は、その下側が処理定量
だけ除去されて、当該部位の底部10aの厚みが薄くな
り、残った部分が係止片10dとなっている。
【0023】一方、マグネット13は、従来と同様に、
扁平な四角形状のものを用いており、下側ケース10に
取り付けた状態では、アンテナモジュール11に対向す
る箇所に位置するようにする点でも、従来と同様であ
る。但し、そのマグネット13を取り付けるためのヨー
ク14の形状を工夫している。つまり、ヨーク14は、
マグネット13を装着するための下方開放した矩形箱状
の本体14aと、その本体14aの下端縁に外方に突出
するように形成されたフランジ部14bと、そのフラン
ジ部14bの所定位置に形成された爪部14cとから構
成されている。そして、それら各部14a〜14cは、
プレス加工或いは絞り加工等により、1枚の金属板から
一体的に形成することができる。
【0024】各部の形状について詳述すると、本体14
aの内形状は、マグネット13の外形状とほぼ同一形状
とし、本体14a内にマグネット13が挿入され、接着
剤等を用いて両者を一体化する。この点は、従来と同様
である。また、フランジ部14bの外形状は、下側ケー
ス10の開口部10bよりも一回り大きくし、そのフラ
ンジ部14bの上面周縁で、下側ケース10の係止片1
0dと接触し、それ以上のケース内への移動を抑止する
ようになっている。さらに、爪部14cは、下側ケース
10の凹状切欠部10cに対向する位置に形成され、各
爪部14cの形状は、逆V字状に折曲形成されている。
これにより、その爪部14cが凹状切欠部10c内を通
って、下側ケース10の底部10aよりも上方に達し、
その先端部を底部10aに当接させて、下方への離脱を
抑制している。
【0025】つまり、フランジ部14bが下側ケース1
0の底部10aの下面に当接し、爪部14cが下側ケー
ス10の底部10aの上面に当接することで挟み込み、
ヨーク14を下側ケース10の所定位置に固定するよう
にしている。このように上下から挟み込むことで離脱が
完全に防止できる。
【0026】なお、本発明では、この実施の形態のよう
にフランジ部14bが底部10aの下面に当接すること
は必須の要件ではない。つまり、仮にフランジ部14b
が当接しなくても、爪部14cの先端が下側ケース10
の底部10aの上面に接触していれば、少なくともヨー
ク14ひいてはマグネット13の下側ケース10からの
離脱は抑制されるため、本発明の目的を達成できる。そ
して、ヨーク14の上方への移動を抑制したい場合に
は、例えば下側ケース10の上方に、爪部14cの上端
に接触するような部材を設け、その爪部14cを底部1
0aとその接触する部材とで挟み込む等、種々の構成を
採ることができる。
【0027】このように、本実施の形態では、ヨーク1
4自体に下側ケース10に対する固定機能・構造を持た
せることにより、従来必要であった連結用の別部材が不
要となり、部品点数の削減が図れる。さらに、底部10
aの中央部分を開口したため、少なくとも従来の底部の
肉厚部分に相当する厚さ分だけ高さを低くすることがで
きる。また、フランジ部14bの幅も大きくする必要が
ないので、平面形状が大型化するのも抑制できる。
【0028】そして、上記のヨーク14を下側ケース1
0に取り付ける方法としては、例えば図3(A)中二点
鎖線で示すように、爪部14cを本体14a側に近づけ
るようにして折り曲げておき、下側ケース10の凹状切
欠部10c内を通過させてその爪部14cを底部10a
よりも上方に位置させる。次に、図中矢印で示すよう
に、爪部14cを本体14aから離れる方向に回転さ
せ、図中実線で示すように、爪部14cの先端部を、底
部10aの上面に接触させることにより、固定できる。
また、ヨーク14をバネ性を有する材質で構成すれば、
上記のように挿入後爪部14cを広げる必要はなく、ワ
ンタッチで挿入することができるので、より簡単に組み
立てることができる。
【0029】また、爪部14cの形状としては、上記し
たものに限ることはなく、例えば図2(B)に示すよう
に、帯板状の爪部14c′を折り曲げることにより、下
側ケース10の底部10aに巻き付け固定するような構
造としてもよく、さらにその他種々の構成を採ることが
できる。
【0030】図4は、本発明に係るアンテナ装置の第2
の実施の形態を示している。同図に示すように、本実施
の形態では、マグネット13として細棒(バー)状に形
成したものを2個用いている。これに伴い、ヨーク14
の形状も細長になるが、本体14aとフランジ部14b
と爪部14cを備えている点は第1の実施の形態と同様
である。
【0031】ここで本実施の形態では、マグネット13
付きのヨーク14を、アンテナモジュール11と対向し
ない下側ケース10の両サイドに取り付けるようにして
いる。このように取り付け位置を変えるだけで、取付構
造は第1の実施の形態と同様である。つまり、下側ケー
ス10の底部10aの両端近傍に、細長な開口部10b
を形成するとともに、その開口部10bの両端に凹状切
欠部10cを設ける。そして、ヨーク14の本体14a
を開口部11b内に挿入するとともに、爪部14cを凹
状切欠部10c内を通過させて底部10aの上方に位置
させ、爪部14cを底部10aの上面に接触させて固定
する。
【0032】係る構成にすることにより、ヨーク14,
マグネット13の上方にはアンテナモジュール11が存
在しないので、下側ケース10内に十分な空間が形成さ
れ、第1の実施の形態のものに比べてさらに薄型化を図
れる。つまり、アンテナ装置の中央部分には、上側ケー
ス12の天面と、アンテナモジュール11と、下側ケー
ス10の底部10aが存在するだけであるので、第1の
実施の形態のものに比べて、ヨーク14,マグネット1
3の厚さ分だけ薄くすることができる。また、本実施の
形態のように中央部分に底部10aを設けていても、図
1(A)に示す従来の底部1bに比べると、さほど強度
を出す必要がないため肉厚を薄くできる。
【0033】さらに本実施の形態では、下側ケース10
の底部10aの上面所定位置に、矩形状の壁部10eを
形成し、その壁部10e内にアンテナモジュール11の
下方部分を挿入するとともに、壁部10eの上端で、ア
ンテナモジュール11のフランジ部11bを支持するよ
うにしている。そして、アンテナモジュール11に対向
する部分には、開口することなく底部10aを存在させ
ている。また、このアンテナモジュール11のフランジ
部11bの上面側は、上側ケース12が当接している。
つまり、図示省略するが、上側ケース12の天面下方に
は、フランジ部11bの全周囲に接触する壁部(下側ケ
ース10に形成した壁部10eと略同一形状のもの)が
形成され、両壁部で形成される空間内に密閉されること
になり、防水構造が採られる。なお、必要に応じて壁部
とフランジ部11bとの間にパッキンを設けても良いの
はもちろんである。そして、このように防水構造をとっ
ても、マグネット13,ヨーク14をサイドに位置させ
るとともに、底部10aを薄くすることができることか
ら、従来ものに比べて十分薄型化が図れる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るアンテナ装
置では、ヨークと一体に形成した爪部を下側ケースの底
部の上面に接触させるようにしたため、ヨークの下方へ
の離脱が抑制される。そして、ヨークを下側ケースに固
定するための別部品が不要となるので、部品点数が削減
される。また、従来のように、接着強度を持たせるため
に底部の肉厚を厚くしたり、ヨークのフランジ部の幅を
広くする必要がないので、アンテナ装置全体の高さを低
くして薄型化が図れるとともに、平面形状も小さくでき
る。また、請求項5のように構成すると、防水型のアン
テナ装置を製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例を示す図である。
【図2】(A)は本発明に係るアンテナ構造の第1の実
施の形態を示す分解斜視図である。(B)は第1の実施
の形態を組み立てた状態で、図2(A)のB−B線矢視
断面図である。
【図3】(A)は、組立工程を示す図である。(B)
は、他の爪部の構造を示す図である。
【図4】(A)は本発明に係るアンテナ構造の第2の実
施の形態を示す分解斜視図である。(B)は第2の実施
の形態を組み立てた状態で、図4(A)のB−B線矢視
断面図である。
【符号の説明】
10 下側ケース 10a 底部 10c 凹状切欠部(孔部) 10e 壁部 11 アンテナモジュール 12 上側ケース 13 マグネット 14 ヨーク 14c,14c′ 爪部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下側ケース(10)と、それを覆う上側
    ケース(12)とを有するケース本体内に、アンテナモ
    ジュール(11)を内蔵するとともに、前記下側ケース
    の所定位置に、マグネット(13)付きのヨーク(1
    4)を取り付けてなるアンテナ装置において、 前記ヨークに一体的に爪部(14c)を設け、 前記下側ケースの底部(10a)の所定位置に前記爪部
    を挿入するための孔部(10c)を設け、 かつ前記孔部内に前記爪部を挿入させるとともに、その
    爪部を前記底部の上面に接触させて前記ヨークの下方へ
    の離脱を抑制するようにしたことを特徴とするアンテナ
    装置。
  2. 【請求項2】 前記爪部は、前記挿入後に適宜位置を折
    り曲げて前記底部の上面に接触させるようにしたもので
    あることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 前記下側ケースの前記底部のうち、少な
    くとも前記アンテナモジュールに対向する中央部を開口
    したことを特徴とする請求項1または2に記載のアンテ
    ナ装置。
  4. 【請求項4】 前記アンテナモジュールに対向しない位
    置に前記ヨークを複数個取り付け、 前記底部のうち、少なくとも前記アンテナモジュールに
    対向する部分は閉塞していることを特徴とする請求項1
    または2に記載のアンテナ装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記下側ケースの底
    部上面所定位置に壁部(10e)を設けるとともに、少
    なくとも前記壁部と前記下側ケースの底部及び前記上側
    ケースで仕切られる密閉空間内に前記アンテナモジュー
    ルを配置したことを特徴とするアンテナ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000243468A (ja) * 1998-12-09 2000-09-08 Saint Gobain Vitrage 窓に設置された電気機能素子のための接触装置
EP1152478A1 (en) * 2000-04-20 2001-11-07 Alps Electric Co., Ltd. GPS receiving antenna with ensured magnet attraction and firm mounting of antenna body

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