JPH10135171A - 基板処理装置 - Google Patents
基板処理装置Info
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- JPH10135171A JPH10135171A JP28666596A JP28666596A JPH10135171A JP H10135171 A JPH10135171 A JP H10135171A JP 28666596 A JP28666596 A JP 28666596A JP 28666596 A JP28666596 A JP 28666596A JP H10135171 A JPH10135171 A JP H10135171A
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- turntable
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 噴射された処理液を無駄なく有効に利用でき
る基板処理装置を提供する。 【解決手段】 基板Wは、スピンベース1に設けられた
固定式保持部材15aおよび可動式保持部材15bによ
って、当該スピンベース1から隙間を隔てて離間した状
態で、水平に保持される。スピンベース1には、その外
周部から中央部4に向けて「左まわり」に集束するらせ
ん状の溝部2の配列が形成され、洗浄処理時には、当該
スピンベース1が「右まわり」に回転する。スピンベー
ス1上の純水には、回転にともなう遠心力が作用する
が、溝部2に存在する純水に対しては、らせんに沿って
中央部4の方へ向かわせる力が遠心力に抗して作用す
る。そして、中央部4に到達した純水は、当該中央部4
の端部に沿って上昇し、基板Wの裏面に付着した後、遠
心力によって基板Wの周辺部に流れ、その結果、当該基
板Wの裏面の洗浄が行われる。
る基板処理装置を提供する。 【解決手段】 基板Wは、スピンベース1に設けられた
固定式保持部材15aおよび可動式保持部材15bによ
って、当該スピンベース1から隙間を隔てて離間した状
態で、水平に保持される。スピンベース1には、その外
周部から中央部4に向けて「左まわり」に集束するらせ
ん状の溝部2の配列が形成され、洗浄処理時には、当該
スピンベース1が「右まわり」に回転する。スピンベー
ス1上の純水には、回転にともなう遠心力が作用する
が、溝部2に存在する純水に対しては、らせんに沿って
中央部4の方へ向かわせる力が遠心力に抗して作用す
る。そして、中央部4に到達した純水は、当該中央部4
の端部に沿って上昇し、基板Wの裏面に付着した後、遠
心力によって基板Wの周辺部に流れ、その結果、当該基
板Wの裏面の洗浄が行われる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板や液晶
ガラス基板などの薄板状の基板(以下、「基板」と称す
る)を回転させて、洗浄、乾燥などの諸処理を施す基板
処理装置に関する。
ガラス基板などの薄板状の基板(以下、「基板」と称す
る)を回転させて、洗浄、乾燥などの諸処理を施す基板
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、基板にエッチング処理、洗浄処理
などを施した後、乾燥処理を行う装置としては、複数の
基板に対して同時に処理を行うバッチ式基板処理装置
と、一枚の基板に順次処理を行う枚葉式基板処理装置と
が存在する。
などを施した後、乾燥処理を行う装置としては、複数の
基板に対して同時に処理を行うバッチ式基板処理装置
と、一枚の基板に順次処理を行う枚葉式基板処理装置と
が存在する。
【0003】バッチ式基板処理装置は、複数の基板を同
時に処理できるので、処理効率は高いが、バッチ間およ
び1つのバッチ内の処理条件にバラツキが存在するた
め、処理の均一性と再現性はあまり高くない。これに対
して、枚葉式基板処理装置は、基板を一枚ずつ処理する
ため、処理の均一性と再現性が高く、高品質の処理済み
基板を安定して得るのに適している。
時に処理できるので、処理効率は高いが、バッチ間およ
び1つのバッチ内の処理条件にバラツキが存在するた
め、処理の均一性と再現性はあまり高くない。これに対
して、枚葉式基板処理装置は、基板を一枚ずつ処理する
ため、処理の均一性と再現性が高く、高品質の処理済み
基板を安定して得るのに適している。
【0004】図7は、従来の枚葉式基板処理装置の一例
である回転式純水洗浄装置SP7を示す図である。な
お、図7(a)は要部断面図、(b)は底面図である。
この回転式純水洗浄装置SP7は、基板Wを載置して回
転させるスピンベース100と、基板Wの上面(パター
ン面)に洗浄用の純水を噴射する上面噴射ノズル130
と、基板Wの下面(裏面)に純水を噴射する下面噴射ノ
ズル140と、回転中に基板Wから飛散した純水を回収
するカップ110とを備える。
である回転式純水洗浄装置SP7を示す図である。な
お、図7(a)は要部断面図、(b)は底面図である。
この回転式純水洗浄装置SP7は、基板Wを載置して回
転させるスピンベース100と、基板Wの上面(パター
ン面)に洗浄用の純水を噴射する上面噴射ノズル130
と、基板Wの下面(裏面)に純水を噴射する下面噴射ノ
ズル140と、回転中に基板Wから飛散した純水を回収
するカップ110とを備える。
【0005】スピンベース100は、その中心から外周
部に向けて6本のアーム部100aを形成している。ま
た、スピンベース100の底面にはその中心軸101と
同軸に回転駆動軸120が接続され、回転駆動軸120
の下端が図示を省略する回転駆動手段(例えば、モータ
など)に接続されているため、スピンベース100は中
心軸101を回転軸として回転可能である。さらに、ス
ピンベース100は、3つの固定式保持部材105a
と、3つの可動式保持部材105bとを具備している。
そして、可動式保持部材105bはスピンベース100
の底部に設けられたリンク106、107によって、回
動可能とされており、基板Wを載置するときは、固定式
保持部材105aが基板Wの位置を規制するとともに、
可動式保持部材105bが基板Wの端部に当接する。こ
うして、基板Wは、図示の如く、スピンベース100か
ら離間して水平に支持される。
部に向けて6本のアーム部100aを形成している。ま
た、スピンベース100の底面にはその中心軸101と
同軸に回転駆動軸120が接続され、回転駆動軸120
の下端が図示を省略する回転駆動手段(例えば、モータ
など)に接続されているため、スピンベース100は中
心軸101を回転軸として回転可能である。さらに、ス
ピンベース100は、3つの固定式保持部材105a
と、3つの可動式保持部材105bとを具備している。
そして、可動式保持部材105bはスピンベース100
の底部に設けられたリンク106、107によって、回
動可能とされており、基板Wを載置するときは、固定式
保持部材105aが基板Wの位置を規制するとともに、
可動式保持部材105bが基板Wの端部に当接する。こ
うして、基板Wは、図示の如く、スピンベース100か
ら離間して水平に支持される。
【0006】基板Wの洗浄を行うときには、当該基板W
を回転させつつ上面噴射ノズル130から純水を噴射し
基板Wのパターン面を洗浄する。このときに、基板Wの
裏面に残留付着している薬液などがパターン面側に拡散
しないように、下面噴射ノズル140からも純水を噴射
し、基板Wの裏面も同時に洗浄する。
を回転させつつ上面噴射ノズル130から純水を噴射し
基板Wのパターン面を洗浄する。このときに、基板Wの
裏面に残留付着している薬液などがパターン面側に拡散
しないように、下面噴射ノズル140からも純水を噴射
し、基板Wの裏面も同時に洗浄する。
【0007】以上のようにして、基板Wの回転洗浄が終
了した後は、純水の噴射を中止して基板Wを回転させ、
スピン乾燥を行う。
了した後は、純水の噴射を中止して基板Wを回転させ、
スピン乾燥を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
回転洗浄において、下面噴射ノズル140から噴射され
た純水は、スピンベース100のアーム部100aによ
って、断続的に遮断される。そして、アーム部100a
に遮断された純水は、基板Wの裏面に到達することなく
落下するため、無駄になる。また、一旦、基板Wの裏面
に到達した純水もその大半が、基板Wに付着して洗浄す
ることなく、重力によって落下するため、下面噴射ノズ
ル140から噴射された純水の利用効率は低い。
回転洗浄において、下面噴射ノズル140から噴射され
た純水は、スピンベース100のアーム部100aによ
って、断続的に遮断される。そして、アーム部100a
に遮断された純水は、基板Wの裏面に到達することなく
落下するため、無駄になる。また、一旦、基板Wの裏面
に到達した純水もその大半が、基板Wに付着して洗浄す
ることなく、重力によって落下するため、下面噴射ノズ
ル140から噴射された純水の利用効率は低い。
【0009】また、アーム部100aが噴射水流を遮断
するときに、飛沫を生じ、この飛沫が基板Wのパターン
面に付着すると、汚染の原因ともなる。
するときに、飛沫を生じ、この飛沫が基板Wのパターン
面に付着すると、汚染の原因ともなる。
【0010】本発明は、上記課題に鑑み、噴射された処
理液を無駄なく有効に利用できる基板処理装置を提供す
ることを目的とする。
理液を無駄なく有効に利用できる基板処理装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】また、本発明は、処理時に処理液の飛沫を
生じない基板処理装置を提供することを目的とする。
生じない基板処理装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、基板を回転させて前記基板への
処理液の付与を行う基板処理装置において、(a) 回転台
と、前記回転台から上方に突出した基板保持手段とを有
し、前記回転台の上面から間隔を隔てた高さにおいて前
記基板が前記基板保持手段によって略水平に保持される
回転部と、(b) 前記回転部を回転駆動するための駆動手
段と、(c) 前記回転台の前記上面に処理液を噴射する噴
射手段とを備えるとともに、前記回転台の前記上面に、
前記回転台の周辺部から中心部に向けて集束するらせん
状の溝の配列を形成している。
め、請求項1の発明は、基板を回転させて前記基板への
処理液の付与を行う基板処理装置において、(a) 回転台
と、前記回転台から上方に突出した基板保持手段とを有
し、前記回転台の上面から間隔を隔てた高さにおいて前
記基板が前記基板保持手段によって略水平に保持される
回転部と、(b) 前記回転部を回転駆動するための駆動手
段と、(c) 前記回転台の前記上面に処理液を噴射する噴
射手段とを備えるとともに、前記回転台の前記上面に、
前記回転台の周辺部から中心部に向けて集束するらせん
状の溝の配列を形成している。
【0013】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
に係る基板処理装置において、前記噴射手段による前記
処理液の噴射方向を前記回転台の回転軌跡の接線方向と
実質的に一致させるとともに、前記噴射手段による前記
処理液の噴射速度を、前記処理液が前記回転台へ到達す
る位置における前記回転台の回転速度と実質的に一致さ
せている。
に係る基板処理装置において、前記噴射手段による前記
処理液の噴射方向を前記回転台の回転軌跡の接線方向と
実質的に一致させるとともに、前記噴射手段による前記
処理液の噴射速度を、前記処理液が前記回転台へ到達す
る位置における前記回転台の回転速度と実質的に一致さ
せている。
【0014】また、請求項3の発明は、請求項1または
請求項2の発明に係る基板処理装置において、(d) 前記
基板の中心側に対向する面が略円弧形の面とされ、かつ
前記基板の周囲を円環状に囲んで前記処理液の流れを案
内する円環状案内部材をさらに備えている。
請求項2の発明に係る基板処理装置において、(d) 前記
基板の中心側に対向する面が略円弧形の面とされ、かつ
前記基板の周囲を円環状に囲んで前記処理液の流れを案
内する円環状案内部材をさらに備えている。
【0015】また、請求項4の発明は、請求項1または
請求項2の発明に係る基板処理装置において、前記処理
液を前記基板の洗浄液とし、前記回転台の回転中心まわ
りの正逆2方向のうちの一方を「基準方向まわり」と定
義するとともに他方を「反基準方向まわり」として定義
したとき、前記溝のらせん配列を、前記回転台の周辺部
から中心部に向かって前記基準方向まわりに集束する渦
状としており、(d) 前記噴射手段から前記洗浄液を噴射
させつつ前記回転台を前記反基準方向まわりに回転させ
て前記基板の洗浄を行う洗浄処理と、前記噴射手段から
の噴射を中止し、前記回転台を前記基準方向まわりに回
転させて前記基板を乾燥させる乾燥処理とを切り換え可
能に前記駆動手段を制御する駆動制御手段をさらに備え
ている。
請求項2の発明に係る基板処理装置において、前記処理
液を前記基板の洗浄液とし、前記回転台の回転中心まわ
りの正逆2方向のうちの一方を「基準方向まわり」と定
義するとともに他方を「反基準方向まわり」として定義
したとき、前記溝のらせん配列を、前記回転台の周辺部
から中心部に向かって前記基準方向まわりに集束する渦
状としており、(d) 前記噴射手段から前記洗浄液を噴射
させつつ前記回転台を前記反基準方向まわりに回転させ
て前記基板の洗浄を行う洗浄処理と、前記噴射手段から
の噴射を中止し、前記回転台を前記基準方向まわりに回
転させて前記基板を乾燥させる乾燥処理とを切り換え可
能に前記駆動手段を制御する駆動制御手段をさらに備え
ている。
【0016】
【用語の定義】この発明の実施の形態を説明する前に、
この発明における「回転台」(後述する実施の形態では
図2のスピンベース1)の回転中心のまわりにおける
「右まわり」および「左まわり」の方向を定義してお
く。すなわち、以下の説明では、「右まわり」および
「左まわり」を、装置の上方から下方に向かって見た状
態における「時計まわり」および「反時計まわり」でそ
れぞれ定義する。
この発明における「回転台」(後述する実施の形態では
図2のスピンベース1)の回転中心のまわりにおける
「右まわり」および「左まわり」の方向を定義してお
く。すなわち、以下の説明では、「右まわり」および
「左まわり」を、装置の上方から下方に向かって見た状
態における「時計まわり」および「反時計まわり」でそ
れぞれ定義する。
【0017】たとえば、以下に詳述するように図2の例
ではスピンベース1の上面に6本の溝部2のらせん配列
が形成されているが、上記の定義によれば、このらせん
配列は、スピンベース1の周辺部から中心部に向かって
「左まわり」に集束する渦状となっている。
ではスピンベース1の上面に6本の溝部2のらせん配列
が形成されているが、上記の定義によれば、このらせん
配列は、スピンベース1の周辺部から中心部に向かって
「左まわり」に集束する渦状となっている。
【0018】もっとも、後述する説明からわかるよう
に、このようならせん配列の渦の方向はスピンベース1
の回転方向との相対的関係のみが重要であって、それ自
身が「右まわり」であるか「左まわり」であるかは本質
的ではない。このため、「右まわり」および「左まわ
り」を装置の下方から上方に向かって見た状態において
定義してもよく、以下の説明におけるらせん配列の渦の
方向および回転方向を全体として逆転させてもかまわな
い。
に、このようならせん配列の渦の方向はスピンベース1
の回転方向との相対的関係のみが重要であって、それ自
身が「右まわり」であるか「左まわり」であるかは本質
的ではない。このため、「右まわり」および「左まわ
り」を装置の下方から上方に向かって見た状態において
定義してもよく、以下の説明におけるらせん配列の渦の
方向および回転方向を全体として逆転させてもかまわな
い。
【0019】したがって、一般的には請求項4の発明の
ように、回転台の回転中心まわりの正逆2方向のうちの
一方を「基準方向まわり」と定義するとともに他方を
「反基準方向まわり」として定義し、らせん溝の渦や回
転台の回転駆動方向はこれらの「基準方向まわり」およ
び「反基準方向まわり」の用語を使用して記述すること
ができる。
ように、回転台の回転中心まわりの正逆2方向のうちの
一方を「基準方向まわり」と定義するとともに他方を
「反基準方向まわり」として定義し、らせん溝の渦や回
転台の回転駆動方向はこれらの「基準方向まわり」およ
び「反基準方向まわり」の用語を使用して記述すること
ができる。
【0020】ただし、以下の実施の形態の説明では、理
解を容易にするために、装置の上方から下方に向かって
見た状態について「右まわり」および「左まわり」の用
語を使用する。
解を容易にするために、装置の上方から下方に向かって
見た状態について「右まわり」および「左まわり」の用
語を使用する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
実施の形態について詳細に説明する。
【0022】A.基板処理装置の構成:図1は、本発明
に係る基板処理装置の一例である回転式純水洗浄装置S
P1の要部断面図である。この回転式純水洗浄装置SP
1は、純水によって基板の両面を洗浄し、さらに、回転
のみによって洗浄処理後の基板を乾燥させる装置であ
る。
に係る基板処理装置の一例である回転式純水洗浄装置S
P1の要部断面図である。この回転式純水洗浄装置SP
1は、純水によって基板の両面を洗浄し、さらに、回転
のみによって洗浄処理後の基板を乾燥させる装置であ
る。
【0023】回転式純水洗浄装置SP1は、基板Wを載
置するスピンベース(回転台)1と、スピンベース1を
回転駆動させるモータ(駆動手段)25と、基板Wの上
面(パターン面)に純水を噴射する上部噴射ノズル30
と、スピンベース1の上面近傍(基板Wの裏面とスピン
ベース1の上面との隙間)に純水を噴射する下部噴射ノ
ズル40と、基板Wのパターン面を洗浄するのに使用し
た純水を回収、再利用するための案内部材50と、回転
処理中に基板Wから飛散した純水を回収するカップ10
とを備えている。
置するスピンベース(回転台)1と、スピンベース1を
回転駆動させるモータ(駆動手段)25と、基板Wの上
面(パターン面)に純水を噴射する上部噴射ノズル30
と、スピンベース1の上面近傍(基板Wの裏面とスピン
ベース1の上面との隙間)に純水を噴射する下部噴射ノ
ズル40と、基板Wのパターン面を洗浄するのに使用し
た純水を回収、再利用するための案内部材50と、回転
処理中に基板Wから飛散した純水を回収するカップ10
とを備えている。
【0024】図2は、スピンベース1の斜視図である。
スピンベース1は、円板状の部材であり、その上面に
は、溝部(凹部)2と、リッジ部(凸部)3と、中央部
4が形成されるとともに、3つの固定式保持部材15a
と、3つの可動式保持部材15bとが設けられて回転部
Rを構成している。
スピンベース1は、円板状の部材であり、その上面に
は、溝部(凹部)2と、リッジ部(凸部)3と、中央部
4が形成されるとともに、3つの固定式保持部材15a
と、3つの可動式保持部材15bとが設けられて回転部
Rを構成している。
【0025】図示の如く、スピンベース1の上面には、
その外周部から中央部4に向けて「左まわり」に集束す
る6本のらせん状(渦状)の溝部2の配列が形成されて
いる。中央部4は、スピンベース1の中心軸1aを中心
とする円形部であり、その高さはリッジ部3と同じであ
る(すなわち、リッジ部3と中央部4は同一平面内にあ
る)。なお、図2では、6本の溝部2が形成されている
が、これは6本に限定されるものではなく、複数であれ
ばかまわない。
その外周部から中央部4に向けて「左まわり」に集束す
る6本のらせん状(渦状)の溝部2の配列が形成されて
いる。中央部4は、スピンベース1の中心軸1aを中心
とする円形部であり、その高さはリッジ部3と同じであ
る(すなわち、リッジ部3と中央部4は同一平面内にあ
る)。なお、図2では、6本の溝部2が形成されている
が、これは6本に限定されるものではなく、複数であれ
ばかまわない。
【0026】また、固定式保持部材15aおよび可動式
保持部材15bはリッジ部3に設けられており、その構
成、機能は、図7に示した従来の回転式純水洗浄装置S
P7における固定式保持部材105aおよび可動式保持
部材105bとそれぞれ同一である。すなわち、固定式
保持部材15aおよび可動式保持部材15bによって、
基板Wは、スピンベース1の上面から隙間を隔てて離間
した状態で、水平に保持される。
保持部材15bはリッジ部3に設けられており、その構
成、機能は、図7に示した従来の回転式純水洗浄装置S
P7における固定式保持部材105aおよび可動式保持
部材105bとそれぞれ同一である。すなわち、固定式
保持部材15aおよび可動式保持部材15bによって、
基板Wは、スピンベース1の上面から隙間を隔てて離間
した状態で、水平に保持される。
【0027】図1に戻って、スピンベース1は、モータ
25の回転駆動軸20に固定連結され、中心軸1aを回
転軸として回転可能とされている。また、モータ25に
は、コントローラ26が電気的に接続されており、予め
入力された処理プログラムにしたがってモータ25に正
回転あるいは逆回転の指令を与える。そして、モータ2
5が正回転あるいは逆回転することによってスピンベー
ス1が「右まわり」あるいは「左まわり」の回転動作を
行うようにされている。
25の回転駆動軸20に固定連結され、中心軸1aを回
転軸として回転可能とされている。また、モータ25に
は、コントローラ26が電気的に接続されており、予め
入力された処理プログラムにしたがってモータ25に正
回転あるいは逆回転の指令を与える。そして、モータ2
5が正回転あるいは逆回転することによってスピンベー
ス1が「右まわり」あるいは「左まわり」の回転動作を
行うようにされている。
【0028】次に、上部噴射ノズル30は、その噴射方
向が基板Wの中心部近傍に向くように設置されている。
また、下部噴射ノズル40は、その噴射方向がスピンベ
ース1の周縁部に向くように設置されている。このとき
に、下部噴射ノズル40の噴射方向は、当該周縁部の回
転軌跡の接線方向に沿った、スピンベース1の主面と平
行に近い方が好ましいが、これについては後述する。
向が基板Wの中心部近傍に向くように設置されている。
また、下部噴射ノズル40は、その噴射方向がスピンベ
ース1の周縁部に向くように設置されている。このとき
に、下部噴射ノズル40の噴射方向は、当該周縁部の回
転軌跡の接線方向に沿った、スピンベース1の主面と平
行に近い方が好ましいが、これについては後述する。
【0029】案内部材50は、断面円弧形のリング状の
部材であり、支持棒51を介してエアシリンダ55に接
続され、昇降自在とされている。そして、洗浄処理中
は、基板Wの周囲(図1中の実線で示した位置)に配置
され、また、乾燥処理中は、上昇した状態(図1中の点
線で示した位置)となる。なお、この回転式純水洗浄装
置SP1では、案内部材50を昇降させるのにエアシリ
ンダ55を使用していたが、これに限定されるものでは
なく、昇降機能を有するもの(例えば、電磁アクチュエ
ータなど)であればよい。また、案内部材50の断面形
状も円弧形に限定されるものではなく、基板Wの中心側
に対向する面が基板Wの中心側に対して凹形を有する形
状(例えば、くの字形)であればよい。
部材であり、支持棒51を介してエアシリンダ55に接
続され、昇降自在とされている。そして、洗浄処理中
は、基板Wの周囲(図1中の実線で示した位置)に配置
され、また、乾燥処理中は、上昇した状態(図1中の点
線で示した位置)となる。なお、この回転式純水洗浄装
置SP1では、案内部材50を昇降させるのにエアシリ
ンダ55を使用していたが、これに限定されるものでは
なく、昇降機能を有するもの(例えば、電磁アクチュエ
ータなど)であればよい。また、案内部材50の断面形
状も円弧形に限定されるものではなく、基板Wの中心側
に対向する面が基板Wの中心側に対して凹形を有する形
状(例えば、くの字形)であればよい。
【0030】B.基板処理装置の動作:次に、回転式純
水洗浄装置SP1の動作について説明する。図3は、回
転式純水洗浄装置SP1が洗浄処理を行うときのスピン
ベース1の動作を説明するための図である。また、図4
は、回転式純水洗浄装置SP1の洗浄処理の様子を説明
するための図である。
水洗浄装置SP1の動作について説明する。図3は、回
転式純水洗浄装置SP1が洗浄処理を行うときのスピン
ベース1の動作を説明するための図である。また、図4
は、回転式純水洗浄装置SP1の洗浄処理の様子を説明
するための図である。
【0031】下部噴射ノズル40は、既述したように、
その噴射方向がスピンベース1の周縁部に向くように設
置されており、その噴出の向きは、スピンベース1の当
該周縁部における回転の向きと同じ向きとされている。
また、下部噴射ノズル40の噴射方向は、スピンベース
1の主面とほぼ平行にされており、さらに、噴射速度も
前記周縁部におけるスピンベース1の回転速度とほぼ同
じになるようにしている。したがって、噴射された純水
がスピンベース1と接触するときの飛沫の発生を低減さ
せることが可能となり、その結果、基板Wのパターン面
への飛沫の付着による汚染を防止することができる。
その噴射方向がスピンベース1の周縁部に向くように設
置されており、その噴出の向きは、スピンベース1の当
該周縁部における回転の向きと同じ向きとされている。
また、下部噴射ノズル40の噴射方向は、スピンベース
1の主面とほぼ平行にされており、さらに、噴射速度も
前記周縁部におけるスピンベース1の回転速度とほぼ同
じになるようにしている。したがって、噴射された純水
がスピンベース1と接触するときの飛沫の発生を低減さ
せることが可能となり、その結果、基板Wのパターン面
への飛沫の付着による汚染を防止することができる。
【0032】次に、洗浄処理を行うとき、図示の如く、
スピンベース1にその外周部から中央部4に向けて「左
まわり」に集束するらせん状の溝部2の配列が形成され
ている場合は、当該スピンベース1が「右まわり」(矢
印Xの向き)に回転する。こうすることにより、下部噴
射ノズル40から噴射されスピンベース1上に到達した
純水には、回転にともなう遠心力が作用するものの、溝
部2に存在する純水に対しては、当該スピンベース1を
矢印Xの向きに回転させているため、らせんに沿って中
央部4の方へ向かわせる力が遠心力に抗して作用する。
そして、図4に示すように、中央部4に到達した純水
は、当該中央部4の端部に沿って上昇し、基板Wの裏面
に付着した後、遠心力によって基板Wの裏面に沿ってそ
の周辺部に流れ、その結果、当該基板Wの裏面の洗浄が
行われる。
スピンベース1にその外周部から中央部4に向けて「左
まわり」に集束するらせん状の溝部2の配列が形成され
ている場合は、当該スピンベース1が「右まわり」(矢
印Xの向き)に回転する。こうすることにより、下部噴
射ノズル40から噴射されスピンベース1上に到達した
純水には、回転にともなう遠心力が作用するものの、溝
部2に存在する純水に対しては、当該スピンベース1を
矢印Xの向きに回転させているため、らせんに沿って中
央部4の方へ向かわせる力が遠心力に抗して作用する。
そして、図4に示すように、中央部4に到達した純水
は、当該中央部4の端部に沿って上昇し、基板Wの裏面
に付着した後、遠心力によって基板Wの裏面に沿ってそ
の周辺部に流れ、その結果、当該基板Wの裏面の洗浄が
行われる。
【0033】以上のようにすれば、下部噴射ノズル40
から噴射された純水は、基板Wの裏面を洗浄する前にス
ピンベース1より下方に落下しないため、純水を無駄な
く有効に利用することができる。
から噴射された純水は、基板Wの裏面を洗浄する前にス
ピンベース1より下方に落下しないため、純水を無駄な
く有効に利用することができる。
【0034】一方、上部噴射ノズル30から基板Wのパ
ターン面に噴射された純水は、基板Wのパターン面を洗
浄した後、周辺部から飛散する。そして、飛散した純水
は、案内部材50に付着した後、当該案内部材50の曲
面に案内されてスピンベース1の上面に流れ込み、下部
噴射ノズル40から噴射された純水と合流し、基板Wの
裏面を洗浄する。
ターン面に噴射された純水は、基板Wのパターン面を洗
浄した後、周辺部から飛散する。そして、飛散した純水
は、案内部材50に付着した後、当該案内部材50の曲
面に案内されてスピンベース1の上面に流れ込み、下部
噴射ノズル40から噴射された純水と合流し、基板Wの
裏面を洗浄する。
【0035】以上のようにすれば、基板Wのパターン面
を洗浄した純水を再利用することが可能となる。なお、
一般に、基板Wのパターン面は裏面よりも清浄であるた
め、パターン面の洗浄に使用した純水を再び裏面の洗浄
に利用することは問題ない。
を洗浄した純水を再利用することが可能となる。なお、
一般に、基板Wのパターン面は裏面よりも清浄であるた
め、パターン面の洗浄に使用した純水を再び裏面の洗浄
に利用することは問題ない。
【0036】次に、基板Wに対する純水洗浄処理が終了
すると、上部噴射ノズル30および下部噴射ノズル40
からの噴射が停止するとともにコントローラ26がモー
タ25に逆回転の指令を与え、スピンベース1が「左ま
わり」に回転し、乾燥処理が開始される。
すると、上部噴射ノズル30および下部噴射ノズル40
からの噴射が停止するとともにコントローラ26がモー
タ25に逆回転の指令を与え、スピンベース1が「左ま
わり」に回転し、乾燥処理が開始される。
【0037】図5は、回転式純水洗浄装置SP1の乾燥
処理の様子を説明するための図である。乾燥処理時に
は、スピンベース1の回転によって気流が発生し、この
気流が基板Wに付着した純水の蒸発を促進する。このと
きに、スピンベース1は「左まわり」(上記洗浄処理に
おける回転方向と逆方向)に回転しているため、洗浄処
理後にスピンベース1に付着していた純水の液滴は中央
部4に向かうことなく、図示の如く、遠心力によって周
辺部から飛散される。なお、乾燥処理を行う際、案内部
材50は、基板Wから飛散した水滴を回収するのを防ぐ
ため、上方に待避させておく。
処理の様子を説明するための図である。乾燥処理時に
は、スピンベース1の回転によって気流が発生し、この
気流が基板Wに付着した純水の蒸発を促進する。このと
きに、スピンベース1は「左まわり」(上記洗浄処理に
おける回転方向と逆方向)に回転しているため、洗浄処
理後にスピンベース1に付着していた純水の液滴は中央
部4に向かうことなく、図示の如く、遠心力によって周
辺部から飛散される。なお、乾燥処理を行う際、案内部
材50は、基板Wから飛散した水滴を回収するのを防ぐ
ため、上方に待避させておく。
【0038】このようにすれば、基板Wの乾燥を促進す
るとともに、洗浄処理後の液滴が基板Wに付着するのを
防止できる。
るとともに、洗浄処理後の液滴が基板Wに付着するのを
防止できる。
【0039】
【変形例】以上、この発明の実施形態について説明した
が、この発明は上記の例に限定されるものではなく、例
えば、スピンベースは以下に示すようなものであっても
よい。
が、この発明は上記の例に限定されるものではなく、例
えば、スピンベースは以下に示すようなものであっても
よい。
【0040】図6は、スピンベースの他の例を示す斜視
図である。このスピンベース200が上記実施形態にお
けるスピンベース1と相違するのは、スピンベース1に
おいては、中央部4の高さがリッジ部3と同じであった
のに対して、スピンベース200では、中央部204の
高さを溝部202の高さと同一にしている点である。
図である。このスピンベース200が上記実施形態にお
けるスピンベース1と相違するのは、スピンベース1に
おいては、中央部4の高さがリッジ部3と同じであった
のに対して、スピンベース200では、中央部204の
高さを溝部202の高さと同一にしている点である。
【0041】このようにすれば、上記実施形態における
スピンベース1と同様の効果が得られるのに加えて、中
央部204まで液が到達し、基板Wの裏面中心部近傍も
効率よく洗浄できる。
スピンベース1と同様の効果が得られるのに加えて、中
央部204まで液が到達し、基板Wの裏面中心部近傍も
効率よく洗浄できる。
【0042】また、上記実施形態における回転式純水洗
浄装置SP1では、スピンベース1にその外周部から中
央部4に向けて「左まわり」に集束するらせん状の溝部
2の配列を形成し、当該スピンベース1を「右まわり」
に回転させて洗浄処理を行っていたが、これを外周部か
ら中央部に向けて「右まわり」に集束するらせん状の溝
部の配列を形成したスピンベースを「左まわり」に回転
させて洗浄処理を行わせるようにしてもよい。
浄装置SP1では、スピンベース1にその外周部から中
央部4に向けて「左まわり」に集束するらせん状の溝部
2の配列を形成し、当該スピンベース1を「右まわり」
に回転させて洗浄処理を行っていたが、これを外周部か
ら中央部に向けて「右まわり」に集束するらせん状の溝
部の配列を形成したスピンベースを「左まわり」に回転
させて洗浄処理を行わせるようにしてもよい。
【0043】また、本発明にかかる基板処理装置は、回
転式純水洗浄装置のみならず、回転式薬液処理装置(薬
液洗浄やエッチング処理を行う装置)にも適用できる。
この場合、乾燥処理は行わないが、薬液処理において、
液を無駄なく有効に利用することができる。
転式純水洗浄装置のみならず、回転式薬液処理装置(薬
液洗浄やエッチング処理を行う装置)にも適用できる。
この場合、乾燥処理は行わないが、薬液処理において、
液を無駄なく有効に利用することができる。
【0044】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、回転台の上面
に、その周辺部から中心部に向けて集束するらせん状の
溝の配列が形成しているため、回転処理時に処理液を落
下させることなく中央部に集めて使用でき、その結果、
処理液を無駄なく有効に利用することができる。
に、その周辺部から中心部に向けて集束するらせん状の
溝の配列が形成しているため、回転処理時に処理液を落
下させることなく中央部に集めて使用でき、その結果、
処理液を無駄なく有効に利用することができる。
【0045】請求項2の発明によれば、噴射手段の処理
液噴射方向を回転台の回転軌跡の接線方向と実質的に一
致させるとともに、処理液噴射速度を処理液が前記回転
台に到達する位置における回転台の回転速度と実質的に
一致させているため、噴射された処理液が回転台と接触
するときの飛沫の発生を低減させることが可能となり、
その結果、飛沫の付着による基板の汚染を防止すること
ができる。
液噴射方向を回転台の回転軌跡の接線方向と実質的に一
致させるとともに、処理液噴射速度を処理液が前記回転
台に到達する位置における回転台の回転速度と実質的に
一致させているため、噴射された処理液が回転台と接触
するときの飛沫の発生を低減させることが可能となり、
その結果、飛沫の付着による基板の汚染を防止すること
ができる。
【0046】請求項3の発明によれば、基板の中心側に
対向する面が略円弧形の面とされ、かつ基板の周囲を円
環状に囲んで処理液の流れを案内する円環状案内部材を
設けているため、基板のパターン面を洗浄した処理液を
再利用することが可能となる。
対向する面が略円弧形の面とされ、かつ基板の周囲を円
環状に囲んで処理液の流れを案内する円環状案内部材を
設けているため、基板のパターン面を洗浄した処理液を
再利用することが可能となる。
【0047】請求項4の発明によれば、溝のらせん配列
が回転台の周辺部から中心部に向かって基準方向まわり
に集束する渦状とされている場合に、噴射手段から洗浄
液を噴射させつつ回転台を反基準方向まわりに回転させ
て前記基板の洗浄を行う洗浄処理と、噴射手段からの噴
射を中止し、回転台を基準方向まわりに回転させて基板
を乾燥させる乾燥処理とを切り換え可能に駆動手段を制
御する駆動制御手段を備えているため、回転台を基準方
向まわりに回転させれば、当該回転台の回転に起因する
気流により乾燥を促進できるとともに、回転台に付着し
た液を回転台の中央部に集めて基板に付着させることな
く、周辺部から飛散させることができる。
が回転台の周辺部から中心部に向かって基準方向まわり
に集束する渦状とされている場合に、噴射手段から洗浄
液を噴射させつつ回転台を反基準方向まわりに回転させ
て前記基板の洗浄を行う洗浄処理と、噴射手段からの噴
射を中止し、回転台を基準方向まわりに回転させて基板
を乾燥させる乾燥処理とを切り換え可能に駆動手段を制
御する駆動制御手段を備えているため、回転台を基準方
向まわりに回転させれば、当該回転台の回転に起因する
気流により乾燥を促進できるとともに、回転台に付着し
た液を回転台の中央部に集めて基板に付着させることな
く、周辺部から飛散させることができる。
【図1】本発明に係る基板処理装置の一例である回転式
純水洗浄装置の要部断面図である。
純水洗浄装置の要部断面図である。
【図2】図1の回転式純水洗浄装置におけるスピンベー
スの斜視図である。
スの斜視図である。
【図3】図1の回転式純水洗浄装置が洗浄処理を行うと
きのスピンベースの動作を説明するための図である。
きのスピンベースの動作を説明するための図である。
【図4】回転式純水洗浄装置の洗浄処理の様子を説明す
るための図である。
るための図である。
【図5】回転式純水洗浄装置の乾燥処理の様子を説明す
るための図である。
るための図である。
【図6】スピンベースのその他の例を示す斜視図であ
る。
る。
【図7】従来の枚葉式基板処理装置の一例である回転式
純水洗浄装置の要部断面図および底面図である。
純水洗浄装置の要部断面図および底面図である。
1、200 スピンベース 2 溝部 3 リッジ部 4 中央部 25 モータ 26 コントローラ 40 下部噴射ノズル 50 案内部材 R 回転部 W 基板
Claims (4)
- 【請求項1】 基板を回転させて前記基板への処理液の
付与を行う基板処理装置において、 (a) 回転台と、前記回転台から上方に突出した基板保持
手段とを有し、前記回転台の上面から間隔を隔てた高さ
において前記基板が前記基板保持手段によって略水平に
保持される回転部と、 (b) 前記回転部を回転駆動するための駆動手段と、 (c) 前記回転台の前記上面に処理液を噴射する噴射手段
と、を備え、前記回転台の前記上面に、前記回転台の周
辺部から中心部に向けて集束するらせん状の溝の配列が
形成してあることを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の基板処理装置において、 前記噴射手段による前記処理液の噴射方向を前記回転台
の回転軌跡の接線方向と実質的に一致させるとともに、 前記噴射手段による前記処理液の噴射速度を、前記処理
液が前記回転台へ到達する位置における前記回転台の回
転速度と実質的に一致させることを特徴とする基板処理
装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の基板処理
装置において、 (d) 前記基板の中心側に対向する面が略円弧形の面とさ
れ、かつ前記基板の周囲を円環状に囲んで前記処理液の
流れを案内する円環状案内部材、 をさらに備えることを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項4】 請求項1または請求項2記載の基板処理
装置において、 前記処理液は前記基板の洗浄液であり、 前記回転台の回転中心まわりの正逆2方向のうちの一方
を「基準方向まわり」と定義するとともに他方を「反基
準方向まわり」として定義したとき、前記溝のらせん配
列は、前記回転台の周辺部から中心部に向かって前記基
準方向まわりに集束する渦状とされており、 (d) 前記噴射手段から前記洗浄液を噴射させつつ前記回
転台を前記反基準方向まわりに回転させて前記基板の洗
浄を行う洗浄処理と、前記噴射手段からの噴射を中止
し、前記回転台を前記基準方向まわりに回転させて前記
基板を乾燥させる乾燥処理とを切り換え可能に前記駆動
手段を制御する駆動制御手段、 をさらに備えたことを特徴とする基板処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28666596A JPH10135171A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 基板処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28666596A JPH10135171A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 基板処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10135171A true JPH10135171A (ja) | 1998-05-22 |
Family
ID=17707376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28666596A Pending JPH10135171A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 基板処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10135171A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005101629A (ja) * | 2004-10-26 | 2005-04-14 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 基板処理装置および基板処理方法 |
WO2006051585A1 (ja) * | 2004-11-10 | 2006-05-18 | Mimasu Semiconductor Industry Co., Ltd. | 枚葉式ウェーハ処理装置 |
KR100710505B1 (ko) * | 2005-03-31 | 2007-04-23 | 가부시끼가이샤가이죠 | 세정장치 및 세정방법, 및 건조장치 |
KR200470997Y1 (ko) * | 2012-08-10 | 2014-01-24 | 박석철 | Pcb기판 세척용 스핀 지그 |
CN109226026A (zh) * | 2018-10-31 | 2019-01-18 | 安徽科信矿山机械制造有限公司 | 一种矿石机械加工设备用的清洗装置 |
JP2020004975A (ja) * | 2015-10-04 | 2020-01-09 | アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated | 基板支持とバッフルの装置 |
US11424137B2 (en) | 2015-10-04 | 2022-08-23 | Applied Materials, Inc. | Drying process for high aspect ratio features |
-
1996
- 1996-10-29 JP JP28666596A patent/JPH10135171A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005101629A (ja) * | 2004-10-26 | 2005-04-14 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 基板処理装置および基板処理方法 |
WO2006051585A1 (ja) * | 2004-11-10 | 2006-05-18 | Mimasu Semiconductor Industry Co., Ltd. | 枚葉式ウェーハ処理装置 |
JPWO2006051585A1 (ja) * | 2004-11-10 | 2008-05-29 | 三益半導体工業株式会社 | 枚葉式ウェーハ処理装置 |
KR100710505B1 (ko) * | 2005-03-31 | 2007-04-23 | 가부시끼가이샤가이죠 | 세정장치 및 세정방법, 및 건조장치 |
KR200470997Y1 (ko) * | 2012-08-10 | 2014-01-24 | 박석철 | Pcb기판 세척용 스핀 지그 |
JP2020004975A (ja) * | 2015-10-04 | 2020-01-09 | アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated | 基板支持とバッフルの装置 |
US11424137B2 (en) | 2015-10-04 | 2022-08-23 | Applied Materials, Inc. | Drying process for high aspect ratio features |
CN109226026A (zh) * | 2018-10-31 | 2019-01-18 | 安徽科信矿山机械制造有限公司 | 一种矿石机械加工设备用的清洗装置 |
CN109226026B (zh) * | 2018-10-31 | 2021-10-01 | 马鞍山市新桥工业设计有限公司 | 一种矿石机械加工设备用的清洗装置 |
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