JPH10132651A - プラント監視装置 - Google Patents

プラント監視装置

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JPH10132651A
JPH10132651A JP30422196A JP30422196A JPH10132651A JP H10132651 A JPH10132651 A JP H10132651A JP 30422196 A JP30422196 A JP 30422196A JP 30422196 A JP30422196 A JP 30422196A JP H10132651 A JPH10132651 A JP H10132651A
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JP
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data
processing means
monitored object
temperature
dimensional
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JP30422196A
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Inventor
Koji Fukui
弘二 福井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現場の状況に制約されず、被監視対象の異常
を把握できる。 【解決手段】 位置信号発信装置1.1と位置信号発信
装置1.2とは被監視対象1と周辺に取付けられ被監視
対象1の位置関係を特定する目印として位置特定信号を
発信する。複数の集音センサ20は非接触で位置特定信
号を含めて振動音を取込み、位置解析処理手段22は、
集音センサ20と位置信号発信装置1.1と位置発信装
置1.2との実際の位置関係データを作成し、音声デー
タ解析処理手段21は、被監視対象1の各部所に対応付
けた振動音データを作成し、振動音分布を解析して振動
音分布データを作成する。3次元データ合成手段40
は、3次元仮想モデルデータと振動音分布データとを合
成して3次元仮想モデル上の各部所に振動音分布を対応
させた3次元合成データを作成し表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラントの状態を
監視するプラント監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラントの監視では、一般に、被監視プ
ラントの温度や圧力等の状態を入力するセンサを測定箇
所に取り付け、センサにより得られる測定値と予め定め
た正常値との比較を行って異常を判断している。さら
に、近年では被監視プラントにITVや集音マイクを取
り付け、ITVの画像情報を表示装置に実像画面として
表示したり、集音マイクからの音声データを周波数解析
等を用いて解析し、その結果得られた異常音よりプラン
トの異常を検出し監視する方法も採られている。
【0003】図9は、従来方式によるプラント監視の例
を示している。
【0004】従来は、被監視対象1の状態を入力するた
めに監視箇所に温度や圧力等のプラント状態を入力する
各種センサを取り付け、これらのセンサからのプラント
データをプラントデータ入力装置60を介し入力し、異
常判断処理手段61で比較標準データファイル62の標
準データと比較し、この比較結果を表示データ選択処理
手段52を介して表示装置100に表示データ102と
して表示している。
【0005】さらに、被監視対象1をITVカメラ等の
映像センサー301を用いて実像データとして入力し、
前記監視画面とは別に実像画面として、表示データ選択
処理手段52を介し、表示装置100上の実像の表示デ
ータ101として表示している。
【0006】さらに、集音センサ201および202を
用い、被監視対象1の状態音を収集し、音声データ解析
処理手段21で周波数解析等の解析を実施し、得られた
周波数解析データと予め記憶した正常時の比較標準デー
タファイル24の標準データとを異常判断処理手段23
で比較し、被監視対象1の異常音を検出し、表示データ
選択処理手段52を介し表示装置100に表示データ1
03として表示している。
【0007】プラント概観図データファイル53には、
被監視対象1を表示データ103に表示する時の被監視
対象1の概観を系統図的に判り安く表現した図形データ
を保存している。
【0008】表示データ選択処理手段52は、異常判断
処理手段61で検出した異常情報と異常判断処理手段2
3で検出した異常に基づき表示装置100に表示データ
101,表示データ102,表示データ103を選択し
て表示し、または、ウインドウ表示を行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のプラ
ント監視装置では、次のような種々の問題がある。
【0010】第1に、従来の監視方法では、被監視対象
の実像画面をそのまま実像画面として表示装置に表示す
るため、周囲の環境が映像を入力するのに適しない場
合、例えば、照明器具を使用し最適な映像データを入力
できるようにする必要がある。
【0011】第2に、映像センサからのデータは、映像
センサの地点から平面的に物体を画像データとして入力
するものであり、位置を変えて入力したい場合には、映
像センサを移動するか、複数台の映像センサを必要とす
る。移動して使用する場合には、移動するための十分な
スペースや移動装置を伴い、混み入った環境下での使用
には適さないという問題がある。
【0012】一方、映像センサを複数台設置すれば、移
動の問題は解消するが、監視画面として表示装置上に表
示する場合には、その映像センサが設置された方向から
の画像データとしてしか表示できなく、さらには、多方
向からのデータを表示する場合には、表示画面を切替え
て表示する必要がある。
【0013】第3に、被監視対象を表示装置上に判りや
すく表示するため、被監視対象を系統構成的に表現した
プラント概観図データを予め作成記憶し、各プラント状
態を併記表示したり、映像データを監視の補足データと
して表示する方法では、被監視対象の立体的構成が表現
できず、全体として現場の状況を把握すことが困難であ
る。
【0014】そこで、本発明の目的は、これらの課題を
解決し、被監視対象の現場状況に制約されず、被監視対
象の全体像を把握しつつ、プラント状態の監視ができる
プラント監視装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は被監視
対象に取付けられ被監視対象の位置関係を特定する目印
として位置特定信号を発信する複数の位置信号発信装置
と、被監視対象を3次元データで表現する一方、位置特
定信号を含めて被監視対象が発信する振動音を取込む複
数の集音センサと、集音センサにより取込まれる振動音
から位置特定信号を抽出して集音センサと位置信号発信
装置との位置関係を特定する実際の位置関係データを作
成する位置解析処理手段と、集音センサから取込まれた
振動音と位置解析手段により作成された実際の位置関係
データとに基づいて被監視対象の各部所に対応付けた振
動音データを作成し、作成された振動音データから被監
視対象の振動音分布を解析して振動音分布データを作成
する音声データ解析処理手段と、3次元データに位置信
号発信装置の位置を関連付けたモデル上の位置関係デー
タを3次元仮想モデルデータとして保存する3次元仮想
モデルファイルと、3次元仮想モデルデータと振動音分
布データとを合成して3次元仮想モデル上の各部所に振
動音分布を対応させた3次元合成データを作成する3次
元データ合成処理手段と、この3次元データ合成処理手
段により作成された3次元合成データについて視点を選
択した2次元映像データを作成する視点選択処理手段
と、この視点選択処理手段により作成された2次元映像
データに基づいて前記被監視対象を仮想するモデルに振
動音分布を表示装置に表示させる表示データ選択処理手
段とを設けることを特徴とする。請求項1の手段によれ
ば、従来の被監視対象の特定箇所に取り付けた入力セン
サを用いた方法に比べ、非接触で振動音を収集して被監
視対象を全体像を把握しつつプラントの状態の監視がで
き、被監視対象の監視をそれと同等の3次元仮想モデル
を用いて監視することで、カメラを用いた時の被監視範
囲の照明環境等の制約がなくなり、より鮮明な監視画面
を用いた監視が可能となる。
【0016】請求項2の発明は、位置解析処理手段が、
予め記憶する位置関係データと実際の位置関係データと
を比較して位置関係データの変化状態によって被監視対
象の異常を検出することを特徴とする。請求項2の手段
によれば、振動音に基づく位置関係データの変化状態に
よって被監視対象の異常を検出することができる。従っ
て、従来のように映像データを常時監視員が監視してな
くても判る。
【0017】請求項3の発明は、被監視対象の正常時の
標準となる標準振動音分布データを予め記憶する比較音
声データファイルと、標準振動音分布データと振動音分
布データに基づいて異常振動音から被監視対象の異常状
態を検出する異常音判断処理手段とを付加することを特
徴とする。請求項3の手段によれば、異常振動音から被
監視対象の異常状態が検出される。
【0018】請求項4の発明は、被監視対象に取付けら
れ被監視対象の位置関係を特定する目印として位置特定
信号を発信する複数の位置信号発信装置と、位置特定信
号を含めて被監視対象が発信する熱を温度で取込む複数
の集温センサと、これらの集温センサにより取込まれる
温度から位置特定信号を抽出して集温センサと位置信号
発信装置との位置関係を特定する実際の位置関係データ
を作成する位置解析処理手段と、集温センサから取込ま
れた温度と位置解析手段により作成された実際の位置関
係データとに基づいて被監視対象の各部所に対応付けた
温度データを作成し、作成された温度データから被監視
対象の温度分布を解析して温度分布データを作成する温
度分布解析処理手段と、監視対象を3次元データで表現
する一方、この3次元データに位置信号発信装置の位置
を関連付けたモデル上の位置関係データを3次元仮想モ
デルデータとして保存する3次元仮想モデルファイル
と、3次元仮想モデルデータと温度分布データとを合成
して3次元仮想モデル上の各部所に温度分布を対応させ
た3次元合成データを作成する3次元データ合成処理手
段と、この3次元データ合成処理手段により作成された
3次元合成データについて視点を選択した2次元映像デ
ータを作成する視点選択処理手段と、この視点選択処理
手段により作成された2次元映像データに基づいて被監
視対象を仮想するモデルに温度分布を表示装置に表示さ
せる表示データ選択処理手段とを設けることを特徴とす
る。請求項4の手段によれば、従来の被監視対象の特定
箇所に取り付けた入力センサを用いた方法に比べ、非接
触で温度を収集して被監視対象を全体像を把握しつつプ
ラントの状態の監視ができ、被監視対象の監視をそれと
同等の3次元仮想モデルを用いて監視することで、カメ
ラを用いた時の被監視範囲の照明環境等の制約がなくな
り、より鮮明な監視画面を用いた監視が可能となる。
【0019】請求項5の発明は位置解析処理手段が、予
め記憶する位置関係データと実際の位置関係データとを
比較して位置関係データの変化状態によって被監視対象
の異常を検出することを特徴とする。請求項5の手段に
よれば、温度に基づく位置関係データの変化状態によっ
て被監視対象の異常を検出することができる。従って、
従来のように映像データを常時監視員が監視してなくて
も判る。
【0020】請求項6の発明、被監視対象の正常時の標
準温度分布データを予め記憶する比較温度データファイ
ルと、標準温度分布データと温度分布データとに基づい
て被監視対象の異常状態を検出する異常温判断処理手段
とを付加することを特徴とする。請求項6の手段によれ
ば、異常温度から被監視対象の異常状態が検出される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0022】図1は、プラントを構成するバルブ、配
管、ポンプ、及びコンプレッサー等から構成されるプラ
ントを被監視対象とした場合の実施の形態を示してい
る。
【0023】図において、被監視対象1には位置信号発
信装置1.1が取付けられ被監視対象1と別に建屋等に
位置信号発信装置1.2が取付けられている。そして、
位置信号発信装置1.1と位置信号発信装置1.2と被
監視対象1の発信音状態を入力する複数個の集音センサ
20が被監視対象1から離れて配置されている。集音セ
ンサ20は被監視対象1の発信音分布を解析する音声デ
ータ解析処理手段21へ接続され、さらに、音声データ
解析処理手段21は、集音センサ20と被監視対象1の
位置関係を特定する位置解析処理手段22へ接続してい
る。そして、被監視対象1の標準となる音声分布データ
を予め記憶する比較音声データファイル25と、この音
声データ解析処理手段21で解析したデータを比較する
異常音判断処理手段26へ接続している。
【0024】一方、3次元仮想モデルファイル41と3
次元データ合成処理手段40とが設けられている。さら
に、比較データファイル43とデータ比較処理手段42
と、視点操作装置51の指令に基づいて、拡大、縮小、
回転、透過、視点位置変更を行い、3次元データ合成処
理手段40で合成したデータを任意の位置から見たとき
の2次元映像データとして生成する視点選択処理手段5
0と、2次元映像データを表示装置100に表示する表
示データ選択処理手段52と、この2次元映像データを
表示する表示装置100とが設けられている。
【0025】ここで、位置信号発信装置1.1と位置信
号発信装置1.2とは被監視対象1およびその周辺に取
付けられ被監視対象1の位置関係を特定する目印として
位置特定信号を発信する。3次元仮想モデルファイル4
1は、被監視対象1を3次元データで表現する一方、こ
の3次元データに位置信号発信装置1.1と位置信号発
信装置1.2の位置を関連付けたモデル上の位置関係デ
ータを3次元仮想モデルデータとして保存する。複数の
集音センサ20は被監視対象1と非接触で位置特定信号
を含めて被監視対象1および周辺が発信する振動音を取
込む。位置解析処理手段22は、集音センサ20により
取込まれる振動音から位置特定信号のみを抽出して集音
センサ20と位置信号発信装置1.1と位置発信装置
1.2との位置関係を特定する実際の位置関係データを
作成する。音声データ解析処理手段21は、集音センサ
20から取込まれた振動音と位置解析手段22により作
成された実際の位置関係データとに基づいて被監視対象
1の各部所に対応付けた振動音データを作成し、作成さ
れた振動音データから被監視対象1の振動音分布を解析
して振動音分布データを作成する。3次元データ合成手
段40は、3次元仮想モデルデータと振動音分布データ
とを合成して3次元仮想モデル上の各部所に振動音分布
を対応させた3次元合成データを作成する。
【0026】まず、位置信号発信装置1.1および位置
信号発信装置1.2が、被監視対象1および被監視対象
1が設置された建屋に取付けられ、装置自身の位置を集
音センサ20へ位置特定信号として発信する。
【0027】集音センサ20は、被監視対象1の発する
振動音と位置信号発信装置1.1および位置信号発信装
置1.2が発信する振動音を入力し、音声データ解析処
理手段21へ出力する。
【0028】図2は、集音センサ20を複数個設置され
た場合の振動音の集音状態を示した図である。図2にお
いて、指向性を持った集音センサ201および集音セン
サ202は、集音領域Aより集音した振動音を収集し
て、音声データ解析処理手段21に出力する。
【0029】音声データ解析処理手段21は、集音セン
サ20からの振動音2011および2021を入力し、
位置信号発信装置1.1および位置信号発信装置1.2
のデータをその振動音から区別すると共に、位置解析処
理手段22に出力し位置信号発信装置1.1および位置
信号発信装置1.2と集音センサ20との位置関係をを
特定する位置関係データを位置解析処理手段22より受
け取る。
【0030】例えば、図3は、位置信号発信装置1.1
からの位置特定信号を集音センサ201および集音セン
サ202が入力したときの信号状態を示しており、振動
音2011および振動音2021は、位置信号発信装置
1.1と集音センサ201の距離と位置信号発信装置
1.1と集音センサ202の距離の差(Δd)に応じて
Δt分だけずれて入力されることによりこれを位置関係
データとして求める。なお、位置信号発信装置1.1お
よび位置信号発信装置1.2と集音センサ20の取付け
位置は、予め記憶しておけば、位置関係データの変化か
ら被監視対象1の異常、例えば、破断や崩壊等を検出す
ることができる。
【0031】図4は、音声データ解析処理手段21によ
って周波数解析した例を示している。横軸は、振動音の
周波数を示し、縦軸はその周波数の程度を示している。
このように、音声データ解析処理手段21は、集音セン
サ20からの振動音を周期的に順次入力し、音源の位置
データと振動音からなる振動音データの作成を行う。
【0032】次に、異常音判断処理手段26は、音声デ
ータ解析処理手段21で作成された振動音データを入力
し、予め、記憶してある比較音声データファイル25の
比較振動音データと比較し、振動音データとの相違から
異常音を検出し、異常音の箇所と異常音の程度を3次元
データ合成処理手段40に出力する。図4のしきい値2
401は、比較振動音データの一例を示し、実線240
2は、異常音判断処理手段26で分析した振動音データ
を示している。図4では、異常音判断処理手段26で分
析した振動音データがしきい値2401をオーバーする
時を異常とし、その程度、箇所を3次元データ合成処理
手段40に通知している。
【0033】3次元データ合成処理手段40は、異常音
判断処理手段26のデータを被監視対象1の状態データ
として入力し、3次元仮想モデルファイル41の3次元
仮想モデルの各部に対応させた結果をデータ比較処理手
段42に出力する。3次元仮想モデルは、被監視対象1
を3次元立体データで構成した仮想モデルあり、位置信
号発信装置1.1および位置信号発信装置1.2の取り
付け位置を、3次元仮想モデル上にも記憶し、異常音判
断処理手段26から入力した位置信号発信装置1.1お
よび位置信号発信装置1.2の位置データと対応可能と
している。
【0034】3次元仮想モデルデータは、視点を変えた
り拡大、縮小、回転を指定して被監視対象1を3次元仮
想モデルを用いて任意の位置から見たものとできる構成
になっている。また、被監視対象1を構成する各機器類
が個別データとして3次元仮想モデルを構成しており、
透過や特定機器の選択により、任意に特定の機器を透過
して表現したり、任意の機器のみ選択し表現することが
可能なものである。
【0035】データ比較処理手段42は、3次元データ
合成処理手段40からの3次元仮想モデルに、音声分布
データと3次元仮想モデルを合成した後の3次元仮想モ
デルを入力し、比較データファイル43のデータと比較
することで前回状態との変化や過去事例データとの相違
を視点選択処理手段50に3次元仮想データとして出力
する。また、必要により、今回データを用いて比較デー
タとして追加記憶や書き換え記憶を行う。
【0036】視点選択処理手段50は、視点操作装置5
1を介し、監視員等の視点変更意志を入力し、データ比
較処理手段42より入力した3次元仮想モデルに対し、
拡大、縮小、回転、透過、視点位置変更を行い、表示デ
ータ選択処理手段52を介し、表示装置100に被監視
対象1の3次元仮想モデルを用いた監視画面を表示す
る。
【0037】このように第1実施の形態によれば、従来
の被監視対象の特定箇所に取り付けた入力センサを用い
た方法に比べ、非接触で振動音を収集して被監視対象を
全体像を把握しつつプラントの状態の監視ができる。ま
た、被監視対象領域内に監視対象外の物体がある場合、
例えば、監視員等が監視領域内にある場合にも、音から
検出でき、被監視対象自身の監視だけでなく、その回り
の状態も監視できるようになる。また、被監視対象の監
視をそれと同等の3次元仮想モデルを用いて監視するこ
とで、ITVカメラを用いた時の被監視範囲の照明環境
等の制約がなくなり、より鮮明な監視画面をもちいた監
視が可能となる。
【0038】図5は、本発明の第2実施の形態を示すプ
ラント監視装置の構成図である。
【0039】図において、図1と同様の被監視対象1に
は、位置信号発信装置1.1が取付けられ、被監視対象
1と別に建屋等に取り付けられる位置信号発信装置1.
2が配置されている。複数の集温センサ30は、被監視
対象1を覆うように設けられ、処理装置側には、温度分
布解析処理手段31と位置解析処理手段32と異常温判
断処理手段33と比較温度データファイル34とが設け
られている。そして、第1実施の形態と同様の3次元デ
ータ合成処理手段40と3次元仮想モデルファイル41
とデータ比較処理手段42と比較データファイル43と
視点選択処理手段50と視点装置装置51と表示データ
選択処理手段52と表示装置100とが設けられてい
る。
【0040】図6は、集温センサ30が被監視対象1か
ら温度で発する温度データと位置信号発信装置1.1お
よび位置信号発信装置1.2が発信する温度データとを
入力したときの測温データ301を示しており、被監視
面101のX−Y平面の温度分布状態が、集温センサ3
0のx−y平面のデータとして入力される。
【0041】図7は、x−y平面上の温度分布に対し、
垂直方向(z軸)を温度として表現した時の一例であ
る。すなわち、集温センサ30は、被監視対象1の発す
る温度データと位置信号発信装置1.1および位置信号
発信装置1.2が発信する温度データを測温データ30
2として温度分布解析処理手段31に出力する。さら
に、集温センサ30は、測温データ302を集温すると
き被監視対象1の監視面までを焦点調整を行い、被監視
対象面までの距離データを得て、測温データ302と合
わせ、温度分布解析処理手段31に出力する。
【0042】温度分布解析処理手段31は、集温センサ
30からの測温データ302および被監視面までの距離
データを入力とし、位置信号発信装置1.1および位置
信号発信装置1.2のデータをその温度データから区別
すると共に、位置解析処理手段32に出力する。位置解
析処理手段32は、温度分布解析処理手段31を経由
し、集温センサ30が入力した温度データを入力し、そ
の温度データから位置信号発信装置1.1および位置信
号発信装置1.2の温度データのみを検出し、集温セン
サ30と被監視対象1との位置関係を特定する位置関係
データを求め、温度分布解析処理手段31に出力する。
位置信号発信装置1.1および位置信号発信装置1.2
と集温センサ30との位置関係データを温度分布解析処
理手段31が受け取ると、位置関係データを基に、集温
センサ30で入力した温度分布データを被監視対象の各
位置に対応付けを行い、その結果を異常温判断処理手段
33に出力する。
【0043】異常温判断処理手段33は、温度分布解析
処理手段31で解析した被監視対象1の各部の温度分布
データを入力し、比較温度データファイル34の比較温
度データと比較し、被監視対象1の異常温を検出し、そ
の結果を3次元データ合成処理手段40に出力する。
【0044】図8は、比較温度データの一例を示したも
のである。
【0045】すなわち、計測面をx−y座標で現し、比
較値をz座標で現しており、個々のx−y領域での比較
温度3401を記憶している。
【0046】3次元合成処理手段40は、異常温判断処
理手段33のデータを被監視対象1の状態データとして
入力し、3次元仮想モデルファイル41の3次元仮想モ
デルデータの各部に対応させた結果をデータ比較処理手
段42に出力する。3次元仮想モデルは、被監視対象1
を3次元立体データで構成したもので、位置信号発信装
置1.1および位置信号発信装置1.2の取り付け位置
を、3次元仮想モデル上にも記憶し、異常温判断処理手
段33から入力した位置信号発信装置1.1および位置
信号発信装置1.2の位置データと対応可能としてい
る。
【0047】データ比較処理手段42は、3次元データ
合成処理手段40から3次元仮想モデルに温度分布デー
タを合成した後の3次元仮想モデルを入力し、比較デー
タファイル43と比較し、前回状態との変化や過去事例
データとの相違を視点選択処理手段50に出力する。
【0048】視点選択処理手段50は、視点操作装置5
1を介し、監視員等の視点変更意志を入力し、3次元仮
想モデルに対し、拡大、縮小、回転、透過、視点位置変
更を行い、表示装置100に被監視対象1の3次元仮想
モデルを用いた監視画面を表示する。
【0049】このように第2実施の形態によれば、従来
の被監視対象の特定箇所に取り付けた入力センサを用い
た方法に比べ、非接触で温度を収集して被監視対象を全
体像を把握しつつプラントの状態の監視ができる。ま
た、被監視対象領域内に監視対象外の物体がある場合、
例えば、監視員等が監視領域内にある場合にも、温度か
ら検出でき、被監視対象自身の監視だけでなく、その回
りの状態も監視できるようになる。また、被監視対象の
監視をそれと同等の3次元仮想モデルを用いて監視する
ことで、ITVカメラを用いた時の被監視範囲の照明環
境等の制約がなくなり、より鮮明な監視画面をもちいた
監視が可能となる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、従来の被監視対象の特定箇所に取り付けた入力セ
ンサを用いた方法に比べ、非接触で振動音を収集して被
監視対象を全体像を把握しつつプラントの状態の監視が
でき、被監視対象の監視をそれと同等の3次元仮想モデ
ルを用いて監視することで、カメラを用いた時の被監視
範囲の照明環境等の制約がなくなり、より鮮明な監視画
面を用いた監視が可能となる。
【0051】請求項2の発明によれば、振動音に基づく
位置関係データの変化状態によって被監視対象の異常を
検出することができる。従って、従来のように映像デー
タを常時監視員が監視してなくても判る。
【0052】請求項3の発明によれば、異常振動音から
被監視対象の異常状態が検出できる。
【0053】請求項4の発明によれば、従来の被監視対
象の特定箇所に取り付けた入力センサを用いた方法に比
べ、非接触で温度を収集して被監視対象を全体像を把握
しつつプラントの状態の監視ができ、被監視対象の監視
をそれと同等の3次元仮想モデルを用いて監視すること
で、カメラを用いた時の被監視範囲の照明環境等の制約
がなくなり、より鮮明な監視画面を用いた監視が可能と
なる。
【0054】請求項5の発明によれば、温度に基づく位
置関係データの変化状態によって被監視対象の異常を検
出することができる。従って、従来のように映像データ
を常時監視員が監視してなくても判る。
【0055】請求項6の発明によれば、異常温度から被
監視対象の異常状態が検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態を示すプラント監視装
置の構成図である。
【図2】図1のプラント監視装置の集音の状況を示す説
明図である。
【図3】図1の位置解析処理手段の解析方法を示す図で
ある。
【図4】図1の異常判音断処理手段の処理方法を示す図
である。
【図5】本発明の第2実施の形態を示すプラント監視装
置の構成図である。
【図6】図5の集温の状況を示す説明図である。
【図7】図5の温度分布解析処理手段の方法を示す説明
図である。
【図8】図5の異常温判断処理手段の方法を示す説明図
である。
【図9】従来のプラント監視装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 被監視対象 1.1、1.2 位置信号発信装置 20 集音センサ 21 音声データ解析処理手段 22 位置解析処理手段 25 比較音声データファイル 26 異常音判断処理手段 30 集温センサ 31 温度分布解析処理手段 32 位置解析処理手段 33 異常温判断処理手段 34 比較温度データファイル 40 3次元データ合成処理手段 42 データ比較処理手段 43 比較データファイル 50 視点選択処理手段 51 視点操作装置 52 表示データ選択処理手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被監視対象に取付けられ被監視対象の位
    置関係を特定する目印として位置特定信号を発信する複
    数の位置信号発信装置と、 前記位置特定信号を含めて被監視対象が発信する振動音
    を取込む複数の集音センサと、 前記集音センサにより取込まれる振動音から前記位置特
    定信号を抽出して前記集音センサと前記位置信号発信装
    置との位置関係を特定する実際の位置関係データを作成
    する位置解析処理手段と、 前記集音センサから取込まれた振動音と前記位置解析手
    段により作成された実際の位置関係データとに基づいて
    前記被監視対象の各部所に対応付けた振動音データを作
    成し、作成された振動音データから被監視対象の振動音
    分布を解析して振動音分布データを作成する音声データ
    解析処理手段と、 前記被監視対象を3次元データで表現する一方、この3
    次元データに前記位置信号発信装置の位置を関連付けた
    モデル上の位置関係データを3次元仮想モデルデータと
    して保存する3次元仮想モデルファイルと、 前記3次元仮想モデルデータと前記振動音分布データと
    を合成して3次元仮想モデル上の各部所に振動音分布を
    対応させた3次元合成データを作成する3次元データ合
    成処理手段と、 この3次元データ合成処理手段により作成された3次元
    合成データについて視点を選択した2次元映像データを
    作成する視点選択処理手段と、 この視点選択処理手段により作成された2次元映像デー
    タに基づいて前記被監視対象を仮想するモデルに振動音
    分布を表示装置に表示させる表示データ選択処理手段と
    を備えることを特徴とするプラント監視装置。
  2. 【請求項2】 前記位置解析処理手段は、予め記憶する
    位置関係データと前記実際の位置関係データとを比較し
    て位置関係データの変化状態によって前記被監視対象の
    異常を検出することを特徴とする請求項1記載のプラン
    ト監視装置。
  3. 【請求項3】 被監視対象の正常時の標準となる標準振
    動音分布データを予め記憶する比較音声データファイル
    と、前記標準振動音分布データと前記振動音分布データ
    に基づいて異常振動音から被監視対象の異常状態を検出
    する異常音判断処理手段とを付加することを特徴とする
    請求項1または請求項2記載のプラント監視装置。
  4. 【請求項4】 被監視対象に取付けられ被監視対象の位
    置関係を特定する目印として位置特定信号を発信する複
    数の位置信号発信装置と、 前記位置特定信号を含めて被監視対象が発信する熱を温
    度で取込む複数の集温センサと、 前記集温センサにより取込まれる温度から前記位置特定
    信号を抽出して前記集温センサと前記位置信号発信装置
    との位置関係を特定する実際の位置関係データを作成す
    る位置解析処理手段と、 前記集温センサから取込まれた温度と前記位置解析手段
    により作成された実際の位置関係データとに基づいて前
    記被監視対象の各部所に対応付けた温度データを作成
    し、作成された温度データから被監視対象の温度分布を
    解析して温度分布データを作成する温度分布解析処理手
    段と、 前記被監視対象を3次元データで表現する一方、この3
    次元データに前記位置信号発信装置の位置を関連付けた
    モデル上の位置関係データを3次元仮想モデルデータと
    して保存する3次元仮想モデルファイルと、 前記3次元仮想モデルデータと前記温度分布データとを
    合成して3次元仮想モデル上の各部所に温度分布を対応
    させた3次元合成データを作成する3次元データ合成処
    理手段と、 この3次元データ合成処理手段により作成された3次元
    合成データについて視点を選択した2次元映像データを
    作成する視点選択処理手段と、 この視点選択処理手段により作成された2次元映像デー
    タに基づいて前記被監視対象を仮想するモデルに温度分
    布を表示装置に表示させる表示データ選択処理手段とを
    備えることを特徴とするプラント監視装置。
  5. 【請求項5】 前記位置解析処理手段は、予め記憶する
    位置関係データと前記実際の位置関係データとを比較し
    て位置関係データの変化状態によって前記被監視対象の
    異常を検出することを特徴とする請求項4記載のプラン
    ト監視装置。
  6. 【請求項6】 被監視対象の正常時の標準温度分布デー
    タを予め記憶する比較温度データファイルと、前記標準
    温度分布データと前記温度分布データとに基づいて被監
    視対象の異常状態を検出する異常温判断処理手段とを付
    加することを特徴とする請求項4または請求項5記載の
    プラント監視装置。
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