JPH10122506A - 蒸気発生器の給水制御装置 - Google Patents

蒸気発生器の給水制御装置

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JPH10122506A
JPH10122506A JP27958996A JP27958996A JPH10122506A JP H10122506 A JPH10122506 A JP H10122506A JP 27958996 A JP27958996 A JP 27958996A JP 27958996 A JP27958996 A JP 27958996A JP H10122506 A JPH10122506 A JP H10122506A
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JP
Japan
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control
water level
water supply
water
control system
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JP27958996A
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Masao Okamachi
正雄 岡町
Yuuichi Minote
裕一 箕手
Yujiro Shimizu
祐次郎 清水
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水位制御系に異常等が発生した場合に、差圧
制御系による給水ポンプの制御により水位制御を行うこ
とができる蒸気発生器の給水制御装置を得る。 【解決手段】 プラントの所定のパラメータを用いた給
水制御弁の制御関数により給水制御弁の開度を制御し、
蒸気発生器の水位を制御する水位制御系と、少なくとも
蒸気発生器の入口と出口のヘッダ圧力差に基づいて給水
ポンプを制御し、蒸気発生器の出入り口の圧力差を制御
する差圧制御系と、水位制御系の異常を検出する異常検
出手段と、水位制御系の異常が検出された場合に、差圧
制御系により、水位制御系による給水制御弁の制御関数
を用いて、給水ポンプを制御する非常時給水ポンプ制御
手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、加圧水型
軽水炉プラントの給水制御に適用され、蒸気発生器への
給水流量を制御する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の加圧水型軽水炉プラントの
給水制御系統図を示す。図4において、1、2は蒸気発
生器、3、4は蒸気発生器1、2の水位を検出する水位
検出器、5は蒸気発生器1、2の下流側に設けられた蒸
気ヘッダであり、この蒸気ヘッダの下流側には図示しな
いタービンが設けられている。蒸気ヘッダ5と蒸気発生
器1、2の間の蒸気管1a、2aにはそれぞれこれら蒸
気管1a、2aを流れる蒸気流量を検出する蒸気流量検
出器6a、6bが設けられている。
【0003】また、同図において、7、8、9は蒸気発
生器1、2へ給水を行う給水ポンプであり、7、8はタ
ービン7a、8aを備えたタービン動給水ポンプ、9は
モータ9aを備えた電動給水ポンプである。これらポン
プ7、8、9は、定格状態においては、2台のタービン
動給水ポンプ7、8により給水を行い、ポンプ9は予備
とされるものであり、給水ポンプ9の下流側には出口制
御弁10が設けられている。
【0004】また、11、12はこれらポンプ7、8、
9の下流側に設けられたヒータであり、これらヒータ1
1、12の下流側に給水ヘッダ13が設けられている。
給水ヘッダ13は上述した2つの蒸気発生器1、2に給
水管1b、2bにより接続され、これら給水管1b、2
bにそれぞれ給水制御弁14、15が設けられている。
16、17はそれぞれ給水制御弁14、15の下流側に
設けられて給水流量を検出する給水流量検出器である。
【0005】18、19はそれぞれ、給水制御弁16、
17を制御して、蒸気発生器1、2の水位を制御するた
めの水位制御器であり、水位検出器3、4、給水流量検
出器16、17、蒸気流量検出器6a、6b、図示しな
いタービン初段圧力検出器に接続され、それぞれの検出
信号である、水位L、給水流量FFW、蒸気流量FMS、タ
ービン初段圧力が入力される。また水位制御器18、1
9はそれぞれ給水制御弁14、15に接続され、これら
給水制御弁14、15の開度を制御する。
【0006】また、図4において、20は蒸気ヘッダ5
に接続された蒸気ヘッダ圧力検出器であり、21は蒸気
ヘッダ5の下流側に接続された全蒸気流量検出器、22
は給水ヘッダ13に接続された給水ヘッダ圧力検出器で
ある。23はこれら検出器に接続され、蒸気ヘッダ圧力
MS、全蒸気流量、給水ヘッダ圧力PFWが入力される差
圧制御器である。差圧制御器23は給水ポンプ7、8、
9を制御して蒸気発生器1、2への給水流量を制御する
ものであり、その出力は、タービンガバナ24、25を
介してガバナ弁26、27に接続されるとともに、出口
制御弁10に接続されている。なお、給水ポンプ7、
8、9は、その上流側が、図示しない給水ブースタポン
プに繋がっている。
【0007】以上の構成において、水位制御器18、1
9、及びこれらへの入力信号を形成する蒸気流量検出器
6a、6b、水位検出器3、4、給水流量検出器16、
17、タービン初段圧力検出器、及び水位制御器18、
19の出力信号である制御信号を受ける給水制御弁1
4、15は蒸気発生器1、2の水位制御系を構成し、一
方、差圧制御器23、及びこれへの入力信号を形成する
蒸気ヘッダ圧力検出器、全蒸気流量検出器21、給水ヘ
ッダ圧力検出器22、給水ポンプ7、8、9等は差圧制
御系を構成している。
【0008】以下に動作について説明すると、給水ポン
プ7、8、9から吐出した給水は、ヒータ11、12で
加熱され、給水ヘッダ13で合流する。このヘッダ13
より2つのループに分かれ、それぞれ、蒸気発生器1、
2に入る。蒸気発生器1、2では図示しない原子炉で発
生した熱を運ぶ冷却水から熱を伝達され、給水の一部が
蒸気となって蒸気管1a、2aより流出する。各蒸気発
生器1、2より流出された蒸気は蒸気ヘッダ5で合流
し、図示しないタービンに入る。
【0009】水位制御系による蒸気発生器1、2の水位
制御は、水位Lと給水流量FFWと蒸気流量FMSの三要素
とタービン初段圧力を用いる。次式(1)で示されるよ
うに、タービン初段圧力の関数として、水位の制御設定
値L*を算出し、実水位を制御設定値に近づけるととも
に、給水流量と蒸気流量の差を一定にするよう制御演算
(例えばfun0として比例、積分制御演算)を行って、
給水制御弁開度の設定値を演算する。そして、水位制御
器18、19はこの設定値となるよう給水制御弁14、
15を制御して給水流量を制御する。なお、これら演算
は各ループにおいて行われる。
【0010】 給水制御弁開度設定値=fun0(L*−L、FMS−FFW) (1) 但し、L*:水位制御設定値(タービン初段圧力の関
数) L :水位 FMS:蒸気流量 FFW:給水流量 fun0:比例、積分制御演算関数
【0011】差圧制御器23は、給水ヘッダ圧力と蒸気
ヘッダ圧力の差圧を制御するため、全(2つの)ループ
のトータルの蒸気流量の関数として差圧制御設定値ΔP
*を算出し、実差圧をその設定値に近づけるよう制御演
算(例えば、fun1として比例、積分制御演算)を行っ
てタービン動給水ポンプ速度の設定値とする。この値が
入力されたタービンガバナ24、25は給水ポンプ7、
8と同軸のタービン速度を制御するためにガバナ弁2
6、27を駆動し、タービン7a、8aに入る蒸気量を
制御する。
【0012】また、差圧制御器23は、差圧制御設定値
ΔP*に制御演算(例えば、fun2として比例制御演
算)を施し、電動給水ポンプ出口制御弁開度の設定値を
演算し、この設定値となるよう出口制御弁10を制御す
る。
【0013】図5は差圧制御器23のブロック図であ
る。図5において、23aは入力装置、23bは入力装
置23aに接続された演算装置、23cは演算装置23
bに接続された出力装置である。入力装置23aには給
水ヘッダ圧力PFW、蒸気ヘッダ圧力PMS、蒸気ヘッダ5
下流の全ループの流量和である全蒸気流量(全蒸気流量
検出器21の出力)の検出信号が入力される。
【0014】入力装置23aはこれら検出信号を演算装
置23bで処理可能な値に変換し、演算装置23bに出
力する。演算装置23bは次式(2)(3)に従って、
それぞれ給水ポンプ7、8、9を制御するための差圧制
御器出力信号である2台のタービン動給水ポンプ速度設
定値fun1A及びfun1B及び電動給水ポンプ出力制御弁開
度設定値fun2を演算する。
【0015】 タービン動給水ポンプ速度設定値=fun1(ΔP*−ΔP) (2) 電動給水ポンプ出口制御弁開度設定値=fun2(ΔP*) (3) 但し、ΔP*:差圧制御設定値(全蒸気流量の関数) ΔP :差圧=PFW−PMSFW :給水ヘッダ圧力 PMS :蒸気ヘッダ圧力 fun1 :比例、積分制御演算関数 fun2 :比例制御演算関数
【0016】そして出力装置23cは演算装置23bの
演算結果をガバナタービン24、25、出力制御弁10
を操作するに適する電気信号に変換して出力する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来の蒸気発生器の給
水制御装置は、以上のように構成されていたため、蒸気
発生器の水位制御系に異常が発生し、水位の制御が困難
となった場合、または何らかの異常発生で水位制御器を
手動モードにした場合に、自動水位制御が全くできなく
なるという問題点があった。
【0018】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたもので、水位制御系に異常等が発生した場合に、差
圧制御系による給水ポンプの制御により、この水位制御
を分担させることで、水位制御系の異常発生時にも自動
による水位制御を行えるようにした蒸気発生器の給水制
御装置を得ることを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明に係る蒸気発生器の給水制御装置は、プラ
ントの所定のパラメータを用いた給水制御弁の制御関数
により上記給水制御弁の開度を制御し、上記蒸気発生器
の水位を制御する水位制御系と、少なくとも上記蒸気発
生器の入口と出口のヘッダ圧力差に基づいて給水ポンプ
を制御し、上記蒸気発生器の出入り口の圧力差を制御す
る差圧制御系と、上記水位制御系の異常を検出する異常
検出手段と、上記水位制御系の異常が検出された場合
に、上記差圧制御系により、上記水位制御系による上記
給水制御弁の制御関数を用いて、上記給水ポンプを制御
する非常時給水ポンプ制御手段とを備えたものである。
【0020】すなわち、本発明では、水位制御系の異常
を検出し、異常が発生している場合は、水位制御系によ
る給水制御弁の制御関数を用いて、差圧制御系により給
水ポンプを制御するようにしたものである。この場合、
水位制御系の異常が検出された場合、水位制御系による
給水制御弁の自動制御が代替的に可能か否かを判断する
ようにしてもよい。また、差圧制御系による水位制御の
ための水位制御信号と本来の差圧制御信号との2つの制
御信号を組み合わせて用いても良いし、あるいは差圧制
御信号と水位制御信号とを切り替えて用いるようにして
も良い。なお、水位制御系が正常復帰した場合は、給水
ポンプの制御を従来通りの差圧制御に切り替える。
【0021】
【作用】本発明に係る蒸気発生器の給水制御装置は、水
位制御系が正常の場合は、プラントの所定のパラメータ
を用いた給水制御弁の制御関数により給水制御弁の開度
を制御し、蒸気発生器の水位を制御する。また差圧制御
系が、少なくとも蒸気発生器の入口と出口のヘッダ圧力
差に基づいて給水ポンプを制御し、蒸気発生器の出入り
口の圧力差を制御する。水位制御系に異常が発生した場
合は、異常検出手段がこの水位制御系の異常を検出す
る。そして、非常時給水ポンプ制御手段が水位制御系の
異常が検出された場合に、差圧制御系により、水位制御
系による給水制御弁の制御関数を用いて給水ポンプを制
御させる。
【0022】
【発明の実施の形態】 実施の形態1.図1は本発明に係る蒸気発生器の給水制
御装置の主要部である、高度給水ポンプ制御装置を示す
ブロック図である。この高度給水ポンプ制御装置は、従
来の蒸気発生器の給水制御装置を高度化し、その信頼性
等をより一層向上させるべく、従来の差圧制御系に水位
制御系の制御を分担させるように開発されたもので、本
発明の非常時給水ポンプ制御手段を含み、従来の差圧制
御器(図5)に対するものである。なお、以下の説明に
おいて、図4、図5と同一の符号はこれらの図面に示さ
れた対象と同一の対象を示す。また、蒸気発生器の給水
制御装置の全体構成は、図4における構成において、差
圧制御器23を高度給水ポンプ制御装置40に置き換え
たものと略同じである。
【0023】図1において、40は高度給水ポンプ制御
装置、41は制御装置40の入力装置、42は入力装置
41に接続された演算装置、43は演算装置に接続され
た出力装置である。
【0024】入力装置41には、図示しない原子力プラ
ントの各種プロセス信号である、蒸気ヘッダ圧力PMS
給水ヘッダ圧力PFW、全蒸気流量、タービン初段圧力、
水位L、給水流量FFW、蒸気流量FMS、給水ポンプ吐出
量、給水制御弁開度、水位制御器の制御モードが入力さ
れ、演算装置42で処理可能な信号に変換する。
【0025】演算装置42は入力装置41で変換した信
号を用いて給水ポンプ制御に必要な制御信号を算出す
る。
【0026】出力装置43は演算装置42で算出した信
号を用い、給水ポンプ制御及び表示に適した電気信号に
変換して出力する。
【0027】以下に、図2と図3を用いて演算装置42
について詳述する。図2は演算装置42内で実行される
処理の流れを示すフローチャートである。図3は水位制
御系の異常検出手段と差圧制御系による水位制御系の代
替的使用の可否を判断する判断手段を示す論理回路図で
ある。
【0028】なお、図3において、50はオア回路、5
1はフリップフロップ、52はアンド回路、53、54
はノット回路である。
【0029】まず、ステップS1において、入力装置4
1から信号を入力し、ステップS2において、従来より
実施している差圧制御器の制御信号を演算する。これは
従来技術で述べた(2)(3)式により表されている。
次に、ステップS3、ステップS4において、異常検出
手段により水位制御系に異常が発生した場合を検出す
る。この異常検出手段の構成を図3の一部に示してい
る。
【0030】この異常判断は給水制御弁本体、弁駆動
系、制御パラメータ等の不良で水位制御偏差大、給水と
蒸気の流量偏差大、給水流量の変動振幅大等が任意のル
ープで発生しているか否か、または、各ループの給水流
量間で偏差が大きい等の場合に水位制御系異常と判断す
る。
【0031】水位制御系は全ループ(図4では蒸気発生
器1、2の2ループ)でチェックされ、異常が発生して
いるループの中で水位制御偏差と給水流量の変動振幅を
評価する。そして、最も異常程度の大きいループを抽出
する。ここで、異常程度の最大のループは、次式(4)
の値が最も大きくなるループを言う。
【0032】 |Δd|/d*+Δf/f0 (4) 但し、|Δd|:水位制御偏差の絶対値 Δf :給水流量変動振幅 d* :水位制御設定値 f0 :給水流量(平均値)
【0033】次に、ステップS4において異常ありとさ
れた場合は、ステップS5、ステップS6において差圧
制御系の高度化が可能か否か、すなわち、水位制御系の
代替的使用の可否をチェックする。このチェックは、図
3に示されるように、蒸気発生器の出入口差圧が正常な
ら差圧制御系が正しく機能しており、各給水ポンプ吐出
流量がバランスしていれば、各ポンプが正常に機能して
いると判断し、高度化信号をONする。一方、差圧が正
常範囲から逸脱すれば高度化信号をOFFする。また、
各給水ポンプの制御は全て自動モードで動作していて、
水位制御器が1ループでも手動モードになっており、か
つ給水制御弁が閉じていないことで高度化信号をONと
する。そして、かかる信号により手動モードとなった給
水制御弁に代わり、給水ポンプを操作することで、蒸気
発生器の水位が制御可能な状態にあると判断する。な
お、正常な水位制御系は自動モードのままである。
【0034】そして、高度化が可能な場合は、ステップ
S8において、異常が最大のループの給水制御弁開度設
定fun0をタービン初段圧力、水位L、給水流量FFW
蒸気流量FMSを用いて算出し、fun0MAXとする。そし
て、ステップS9において、給水ポンプ速度設定値及び
電動給水ポンプ出口制御弁開度設定値をそれぞれ次式
(5)、(6)及び(7)を用いて算出する。
【0035】給水ポンプ速度設定値 fun1A=c1・fun0MAX+c10 (5) fun1B=c1・fun0MAX+c10 (6) 出口制御弁開度設定値 fun2=c2・fun0MAX+c20 (7) 但し、c1、c2は正の値、c10、c20は定数である。
【0036】このとき、例えば、図4に示されるよう
に、タービン動給水ポンプが2台の場合は、共に同じ制
御信号を用いる。
【0037】一方、ステップS4において、水位制御系
が全ループともに正常であった場合、あるいは、ステッ
プS7において、差圧制御系の高度化が否定(OFF出
力)された場合は、高度給水ポンプ制御装置の出力信号
(制御信号)を従来の差圧制御器の出力信号と同様に形
成する。
【0038】以上の説明では、水位制御系が異常の場合
に、差圧制御器の出力信号を水位制御器の出力信号に切
り替える例で説明したが、異常の程度に応じて両信号に
重みを乗じて組み合わせた信号を用いるようにしても良
い。
【0039】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る蒸
気発生器の給水制御装置は、プラントの所定のパラメー
タを用いた給水制御弁の制御関数により上記給水制御弁
の開度を制御し、上記蒸気発生器の水位を制御する水位
制御系と、少なくとも上記蒸気発生器の入口と出口のヘ
ッダ圧力差に基づいて給水ポンプを制御し、上記蒸気発
生器の出入り口の圧力差を制御する差圧制御系と、上記
水位制御系の異常を検出する異常検出手段と、上記水位
制御系の異常が検出された場合に、上記差圧制御系によ
り、上記水位制御系による上記給水制御弁の制御関数を
用いて、上記給水ポンプを制御する非常時給水ポンプ制
御手段とを備えてなるため、水位制御系に異常が発生し
た場合でも、自動的に水位の制御が可能となり、プラン
トの出力維持が図れると共に、プラントの信頼性、安全
性、安定性をより一層向上させることができ、さらに、
運転員の操作、判断負担を軽減することができる。ま
た、水位制御系の異常時に水位制御系の点検を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 蒸気発生器の給水制御装置の主要部である、
高度給水ポンプ制御装置を示すブロック図である。
【図2】 本発明の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図3】 水位制御系の異常検出手段と差圧制御系によ
る水位制御系の代替的使用の可否を判断する判断手段を
示す論理回路図である。
【図4】 加圧水型軽水炉プラントの給水制御系統図で
ある。
【図5】 従来の差圧制御器を示すブロック図である。
【符号の説明】
1、2 蒸気発生器、3、4 水位検出器、5、13
蒸気ヘッダ、6a、6b 蒸気流量検出器、7、8、9
給水ポンプ、10 出口制御弁、15 給水制御弁、
16、17 給水流量検出器、18、19 水位制御
器、20 蒸気ヘッダ圧力検出器、21 全蒸気流量検
出器、22 給水ヘッダ圧力検出器、40高度給水ポン
プ制御装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントの所定のパラメータを用いた給
    水制御弁の制御関数により上記給水制御弁の開度を制御
    し、上記蒸気発生器の水位を制御する水位制御系と、少
    なくとも上記蒸気発生器の入口と出口のヘッダ圧力差に
    基づいて給水ポンプを制御し、上記蒸気発生器の出入り
    口の圧力差を制御する差圧制御系と、上記水位制御系の
    異常を検出する異常検出手段と、上記水位制御系の異常
    が検出された場合に、上記差圧制御系により、上記水位
    制御系による上記給水制御弁の制御関数を用いて、上記
    給水ポンプを制御する非常時給水ポンプ制御手段とを備
    えてなる蒸気発生器の給水制御装置。
JP27958996A 1996-10-22 1996-10-22 蒸気発生器の給水制御装置 Withdrawn JPH10122506A (ja)

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