JPH1012051A - 耐摩耗性電線 - Google Patents
耐摩耗性電線Info
- Publication number
- JPH1012051A JPH1012051A JP16610096A JP16610096A JPH1012051A JP H1012051 A JPH1012051 A JP H1012051A JP 16610096 A JP16610096 A JP 16610096A JP 16610096 A JP16610096 A JP 16610096A JP H1012051 A JPH1012051 A JP H1012051A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coated body
- insulation coated
- electric wire
- abrasion resistance
- wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電線の絶縁被覆体を硬くすることなく、擦れ
による摩耗を低減し得るようにし、耐摩耗性と加工性の
両立を図る。 【解決手段】 導体２と絶縁被覆体３とを有する電線１
において、上記絶縁被覆体３はＰＶＣレジンと安定剤及
び滑剤を含むＰＶＣ組成物からなり、このＰＶＣ組成物
中の滑剤の量が安定剤の１０〜３０％の範囲内に設定さ
れている。
による摩耗を低減し得るようにし、耐摩耗性と加工性の
両立を図る。 【解決手段】 導体２と絶縁被覆体３とを有する電線１
において、上記絶縁被覆体３はＰＶＣレジンと安定剤及
び滑剤を含むＰＶＣ組成物からなり、このＰＶＣ組成物
中の滑剤の量が安定剤の１０〜３０％の範囲内に設定さ
れている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、導体と絶縁被覆体
とを有する電線であって主として自動車に用いられる耐
摩耗性電線に関するものである。
とを有する電線であって主として自動車に用いられる耐
摩耗性電線に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】自動車用電線には、自動車特有の振動に
よる絶縁被覆体の擦れが生じやすく、これに対する耐摩
耗性が要求される。このため、上記擦れを想定した摩耗
試験が義務づけられている。
よる絶縁被覆体の擦れが生じやすく、これに対する耐摩
耗性が要求される。このため、上記擦れを想定した摩耗
試験が義務づけられている。
【０００３】ところで、近年、自動車電線の細径化、薄
肉化に伴い絶縁被覆体の厚さが薄くなってきているの
で、早期に絶縁被覆体が摩耗して内部の導体が露出して
しまうといった事態が生じないように、耐摩耗性の向上
が強く要望されている。
肉化に伴い絶縁被覆体の厚さが薄くなってきているの
で、早期に絶縁被覆体が摩耗して内部の導体が露出して
しまうといった事態が生じないように、耐摩耗性の向上
が強く要望されている。
【０００４】このような要望に対し、従来、例えばＰＶ
Ｃ組成物で形成される絶縁被覆体を薄くする場合に、Ｐ
ＶＣ組成物中の可塑剤を削減し、被覆材料を硬くするこ
とで耐摩耗性を向上させていた。
Ｃ組成物で形成される絶縁被覆体を薄くする場合に、Ｐ
ＶＣ組成物中の可塑剤を削減し、被覆材料を硬くするこ
とで耐摩耗性を向上させていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記のように被覆材料
を硬くした場合、自動車用ワイヤーハーネスを組み立て
る際などに、電線を屈曲させる作業が人手で行われるよ
うな場合、電線が硬いことが作業性に悪影響を及ぼす。
このように、被覆材料を硬くすることは加工性等の面か
ら制約され、耐摩耗性と加工性等とを両立させることが
困難であった。
を硬くした場合、自動車用ワイヤーハーネスを組み立て
る際などに、電線を屈曲させる作業が人手で行われるよ
うな場合、電線が硬いことが作業性に悪影響を及ぼす。
このように、被覆材料を硬くすることは加工性等の面か
ら制約され、耐摩耗性と加工性等とを両立させることが
困難であった。
【０００６】本発明は、上記の事情に鑑み、被覆材料を
硬くすることなく、絶縁被覆体の滑り性を高めることで
耐摩耗性を向上することができる耐摩耗性電線を提供す
ることを目的とする。
硬くすることなく、絶縁被覆体の滑り性を高めることで
耐摩耗性を向上することができる耐摩耗性電線を提供す
ることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、導体と絶縁被
覆体とを有する電線において、上記絶縁被覆体はＰＶＣ
レジンと可塑剤、充填剤、安定剤及び滑剤を含むＰＶＣ
組成物からなり、このＰＶＣ組成物中の滑剤の量を安定
剤の１０〜３０％の範囲内に設定したものである。
覆体とを有する電線において、上記絶縁被覆体はＰＶＣ
レジンと可塑剤、充填剤、安定剤及び滑剤を含むＰＶＣ
組成物からなり、このＰＶＣ組成物中の滑剤の量を安定
剤の１０〜３０％の範囲内に設定したものである。
【０００８】上記滑剤としては、ステアリン酸塩、ステ
アリン酸等の脂肪酸系、ステアリン酸アマイド、オレイ
ン酸アマイド等の脂肪酸アマイド系、エチレンビスステ
アリン酸アマイド等のビスアマイド系もしくはこれらの
組合せ、その他エステル系等が代表的なものであるが、
これらに制限されるものではない。
アリン酸等の脂肪酸系、ステアリン酸アマイド、オレイ
ン酸アマイド等の脂肪酸アマイド系、エチレンビスステ
アリン酸アマイド等のビスアマイド系もしくはこれらの
組合せ、その他エステル系等が代表的なものであるが、
これらに制限されるものではない。
【０００９】上記滑剤の量を安定剤の１０〜３０％の範
囲としているのは、１０％未満では耐摩耗性が向上され
ず、また、３０％を超えると押出し成形時に樹脂が滑
り、剪断力が低下して樹脂が練れなくなるというような
成形上の不都合が生じるからである。とくに、上記滑剤
の量を安定剤の１５〜２５％の範囲内としておくこと
が、耐摩耗性の向上及び押出し成形時の混練性等の面で
好ましい。
囲としているのは、１０％未満では耐摩耗性が向上され
ず、また、３０％を超えると押出し成形時に樹脂が滑
り、剪断力が低下して樹脂が練れなくなるというような
成形上の不都合が生じるからである。とくに、上記滑剤
の量を安定剤の１５〜２５％の範囲内としておくこと
が、耐摩耗性の向上及び押出し成形時の混練性等の面で
好ましい。
【００１０】この耐摩耗性電線によると、絶縁被覆体を
構成するＰＶＣ組成物中の滑剤の量が従来のもの（安定
剤の１０％未満）と比べて多いことにより、絶縁被覆体
と導体との間の滑り性及び絶縁被覆体表面の滑り性が高
められる。このため、電線表面に他部材が押し当って摺
動するような場合でも、滑りが生じることで摩耗が軽減
される。そして、このように耐摩耗性の向上が滑り性を
高めることによって達成され、被覆材料を硬くする必要
がないことから、ワイヤーハーネス組立て時等の加工性
も良好に保たれる。
構成するＰＶＣ組成物中の滑剤の量が従来のもの（安定
剤の１０％未満）と比べて多いことにより、絶縁被覆体
と導体との間の滑り性及び絶縁被覆体表面の滑り性が高
められる。このため、電線表面に他部材が押し当って摺
動するような場合でも、滑りが生じることで摩耗が軽減
される。そして、このように耐摩耗性の向上が滑り性を
高めることによって達成され、被覆材料を硬くする必要
がないことから、ワイヤーハーネス組立て時等の加工性
も良好に保たれる。
【００１１】なお、上記導体は、例えば複数本の素線を
撚り合わせた撚り線からなっている。
撚り合わせた撚り線からなっている。
【００１２】
【実施例】図１に示すように撚り線からなる導体２と絶
縁被覆体３とで電線１を構成し、上記絶縁被覆体３はＰ
ＶＣレジン、可塑剤、充填剤、安定剤及び滑剤等を含む
ＰＶＣ組成物で形成する。
縁被覆体３とで電線１を構成し、上記絶縁被覆体３はＰ
ＶＣレジン、可塑剤、充填剤、安定剤及び滑剤等を含む
ＰＶＣ組成物で形成する。
【００１３】この電線１の製造方法として、ＰＶＣ組成
物は、計量した全材料をヘンシェルミキサーでドライブ
レンドした後、単軸押出機を用いて均一に混合、混練
し、造粒する。一方、軟銅線を７本撚りとした導体２を
被覆用の押出機のクロスヘッドに導き、この導体２上
に、上記のように調製した組成物を用いた被覆材料を押
出成形する。被覆厚は０．３mmとし、被覆材料の温度は
１７０°Ｃとする。
物は、計量した全材料をヘンシェルミキサーでドライブ
レンドした後、単軸押出機を用いて均一に混合、混練
し、造粒する。一方、軟銅線を７本撚りとした導体２を
被覆用の押出機のクロスヘッドに導き、この導体２上
に、上記のように調製した組成物を用いた被覆材料を押
出成形する。被覆厚は０．３mmとし、被覆材料の温度は
１７０°Ｃとする。
【００１４】表１に示す実施例１、実施例２、比較例１
及び比較例２は、ＰＶＣ組成物の組成をそれぞれ異なら
せて、上記方法で電線を製造したものであり、実施例１
及び実施例２はＰＶＣ組成物中の滑剤の量を安定剤の１
０％以上に多くし、比較例１及び比較例２は滑剤の量を
安定剤の１０％未満にすくなくしている。また、これら
のうちの比較例２は、実施例１、実施例２及び比較例１
と比べて可塑剤の量を少なくしている。
及び比較例２は、ＰＶＣ組成物の組成をそれぞれ異なら
せて、上記方法で電線を製造したものであり、実施例１
及び実施例２はＰＶＣ組成物中の滑剤の量を安定剤の１
０％以上に多くし、比較例１及び比較例２は滑剤の量を
安定剤の１０％未満にすくなくしている。また、これら
のうちの比較例２は、実施例１、実施例２及び比較例１
と比べて可塑剤の量を少なくしている。
【００１５】これらの実施例及び比較例につき、耐摩耗
性を示すデータとしての摩耗回数及び硬さを示すデータ
としてのモジュラス（弾性係数）を、表１中に示す。
性を示すデータとしての摩耗回数及び硬さを示すデータ
としてのモジュラス（弾性係数）を、表１中に示す。
【００１６】
【表１】
【００１７】この表中の摩耗回数は、図２に示す試験機
１１を用いた耐摩耗試験によるものである。この試験を
具体的に説明すると、アーム１２の先端部にブレード１
３及び錘１４が装備されるとともに、上記アーム１２が
駆動手段（図示せず）により往復駆動されるようになっ
ている試験機１１を用い、試験台１５上にクランプ１６
で固定した長さ７５０mmの試料（電線１）の絶縁被覆体
３表面に上記ブレード１３の先端を押し当てた状態で、
軸方向に１０mmの範囲でブレード１３を往復移動させて
絶縁被覆体３を摩耗させる。ブレード１３を毎分６０回
の速さで往復させたとき、絶縁被覆体３の摩耗によりブ
レード１３が導体２に接触するまでの往復回数を測定す
る。ブレード１３と導体２との接触の検出は、電流計等
を用いて行う。
１１を用いた耐摩耗試験によるものである。この試験を
具体的に説明すると、アーム１２の先端部にブレード１
３及び錘１４が装備されるとともに、上記アーム１２が
駆動手段（図示せず）により往復駆動されるようになっ
ている試験機１１を用い、試験台１５上にクランプ１６
で固定した長さ７５０mmの試料（電線１）の絶縁被覆体
３表面に上記ブレード１３の先端を押し当てた状態で、
軸方向に１０mmの範囲でブレード１３を往復移動させて
絶縁被覆体３を摩耗させる。ブレード１３を毎分６０回
の速さで往復させたとき、絶縁被覆体３の摩耗によりブ
レード１３が導体２に接触するまでの往復回数を測定す
る。ブレード１３と導体２との接触の検出は、電流計等
を用いて行う。
【００１８】上記ブレード１３の先端は直径０．４５mm
の硬鋼線とし、ブレード１３に加える荷重は７Ｎとす
る。そして、試料の１箇所の測定を行った後、試料を１
００mm移動させるとともに時計方向に９０度回転させて
固定し、上記の測定を繰り返す。このようにして１試料
につき４回の測定を行い、その最低値を採用して、これ
を表１に示している。
の硬鋼線とし、ブレード１３に加える荷重は７Ｎとす
る。そして、試料の１箇所の測定を行った後、試料を１
００mm移動させるとともに時計方向に９０度回転させて
固定し、上記の測定を繰り返す。このようにして１試料
につき４回の測定を行い、その最低値を採用して、これ
を表１に示している。
【００１９】表１中の摩耗回数はこのような試験による
ものであるから、その数値が大きいほど耐摩耗性が高い
ことを意味している。
ものであるから、その数値が大きいほど耐摩耗性が高い
ことを意味している。
【００２０】この表中で、ＰＶＣ組成物中の滑剤の種類
及び量のみを異ならせてそれ以外の組成は同一とした実
施例１，２及び比較例３の三者を比較すると、滑剤（ス
テアリン酸またはアマイド系化合物）の量を多くした実
施例１，２は、いずれも、滑剤の量が少ない比較例１と
比べ、摩耗回数が大幅に大きくなっている。つまり、滑
剤の量を多くすると絶縁被覆体３の滑り性が高められる
ことにより、耐摩耗試験において上記ブレード１３が絶
縁被覆体３の表面に押し付けられつつ動いても、絶縁被
覆体３に滑りが生じることで摩耗が軽減され、耐摩耗性
が高められることとなる。
及び量のみを異ならせてそれ以外の組成は同一とした実
施例１，２及び比較例３の三者を比較すると、滑剤（ス
テアリン酸またはアマイド系化合物）の量を多くした実
施例１，２は、いずれも、滑剤の量が少ない比較例１と
比べ、摩耗回数が大幅に大きくなっている。つまり、滑
剤の量を多くすると絶縁被覆体３の滑り性が高められる
ことにより、耐摩耗試験において上記ブレード１３が絶
縁被覆体３の表面に押し付けられつつ動いても、絶縁被
覆体３に滑りが生じることで摩耗が軽減され、耐摩耗性
が高められることとなる。
【００２１】また、表中の比較例２は、滑剤の量が比較
例１と同程度に少なく、かつ他の例と比べて可塑剤の量
が少なくなっており、この比較例２でも摩耗回数が大き
くなるが、それに加え、２％モジュラス及び５％モジュ
ラスの値が大きくなっている。このモジュラスが大きい
程、硬いことを意味する。従って、比較例２は、耐摩耗
性は高いものの、絶縁被覆体が硬くなり、ワイヤーハー
ネス組立て時等の加工性を損ねる。
例１と同程度に少なく、かつ他の例と比べて可塑剤の量
が少なくなっており、この比較例２でも摩耗回数が大き
くなるが、それに加え、２％モジュラス及び５％モジュ
ラスの値が大きくなっている。このモジュラスが大きい
程、硬いことを意味する。従って、比較例２は、耐摩耗
性は高いものの、絶縁被覆体が硬くなり、ワイヤーハー
ネス組立て時等の加工性を損ねる。
【００２２】この比較例２と比べて実施例１，２は、絶
縁被覆体３が硬くならないため、電線を屈曲させる等の
作業に悪影響を及ぼすことがない。
縁被覆体３が硬くならないため、電線を屈曲させる等の
作業に悪影響を及ぼすことがない。
【００２３】従って、実施例１，２の電線によると、耐
摩耗性と、ワイヤーハーネス組立て時等の加工性とを両
立させることができる。
摩耗性と、ワイヤーハーネス組立て時等の加工性とを両
立させることができる。
【００２４】
【発明の効果】以上のように本発明は、電線の絶縁被覆
体を構成するＰＶＣ組成物中の滑剤の量を安定剤の１０
〜３０％の範囲内に設定しているため、従来よりも絶縁
被覆体の滑り性が高くなり、他部材が絶縁被覆体に押し
付けられて摺動するときに滑り易くなることで摩耗を軽
減することができる。また、従来のように被覆材料を硬
くするものではないため、電線を屈曲させる等の作業に
悪影響を及ぼすことがなく、耐摩耗性と加工性等とを両
立させることができる。
体を構成するＰＶＣ組成物中の滑剤の量を安定剤の１０
〜３０％の範囲内に設定しているため、従来よりも絶縁
被覆体の滑り性が高くなり、他部材が絶縁被覆体に押し
付けられて摺動するときに滑り易くなることで摩耗を軽
減することができる。また、従来のように被覆材料を硬
くするものではないため、電線を屈曲させる等の作業に
悪影響を及ぼすことがなく、耐摩耗性と加工性等とを両
立させることができる。
【図１】本発明の耐摩耗性電線の一例を示す断面図であ
る。
る。
【図２】耐摩耗試験のための試験機を示す概略図であ
る。
る。
１ 電線 ２ 導体 ３ 絶縁被覆体
Claims (2)
- 【請求項１】 導体と絶縁被覆体とを有する電線におい
て、上記絶縁被覆体はＰＶＣレジンと可塑剤、充填剤、
安定剤及び滑剤を含むＰＶＣ組成物からなり、このＰＶ
Ｃ組成物中の滑剤の量を安定剤の１０〜３０％の範囲内
に設定したことを特徴とする耐摩耗性電線。 - 【請求項２】 導体が撚り線からなることを特徴とする
請求項１記載の耐摩耗性電線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16610096A JPH1012051A (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | 耐摩耗性電線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16610096A JPH1012051A (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | 耐摩耗性電線 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1012051A true JPH1012051A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=15825019
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16610096A Withdrawn JPH1012051A (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | 耐摩耗性電線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1012051A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1093672C (zh) * | 1995-12-11 | 2002-10-30 | 国际商业机器公司 | 磁读写装置 |
| JP2009503765A (ja) * | 2005-05-24 | 2009-01-29 | サウスワイヤー カンパニー | 摩擦係数の低減された表面を有する電気ケーブル |
| US8382518B2 (en) | 2004-09-28 | 2013-02-26 | Southwire Company | Method of manufacturing electrical cable, and resulting product, with reduced required installation pulling force |
| US8986586B2 (en) | 2009-03-18 | 2015-03-24 | Southwire Company, Llc | Electrical cable having crosslinked insulation with internal pulling lubricant |
| US9431152B2 (en) | 2004-09-28 | 2016-08-30 | Southwire Company, Llc | Method of manufacturing electrical cable, and resulting product, with reduced required installation pulling force |
| US9864381B2 (en) | 2007-02-15 | 2018-01-09 | Southwire Company, Llc | Integrated systems facilitating wire and cable installations |
| US10056742B1 (en) | 2013-03-15 | 2018-08-21 | Encore Wire Corporation | System, method and apparatus for spray-on application of a wire pulling lubricant |
| US10062475B1 (en) | 2009-10-21 | 2018-08-28 | Encore Wire Corporation | System, composition and method of application of same for reducing the coefficient of friction and required pulling force during installation of wire or cable |
| US10102947B1 (en) | 2012-02-13 | 2018-10-16 | Encore Wire Corporation | Method of manufacture of electrical wire and cable having a reduced coefficient of friction and required pulling force |
| US10325696B2 (en) | 2010-06-02 | 2019-06-18 | Southwire Company, Llc | Flexible cable with structurally enhanced conductors |
| US10431350B1 (en) | 2015-02-12 | 2019-10-01 | Southwire Company, Llc | Non-circular electrical cable having a reduced pulling force |
| US11328843B1 (en) | 2012-09-10 | 2022-05-10 | Encore Wire Corporation | Method of manufacture of electrical wire and cable having a reduced coefficient of friction and required pulling force |
-
1996
- 1996-06-26 JP JP16610096A patent/JPH1012051A/ja not_active Withdrawn
Cited By (39)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1093672C (zh) * | 1995-12-11 | 2002-10-30 | 国际商业机器公司 | 磁读写装置 |
| US11942236B2 (en) | 2004-09-28 | 2024-03-26 | Southwire Company, Llc | Method of manufacturing electrical cable, and resulting product, with reduced required installation pulling force |
| US10763010B2 (en) | 2004-09-28 | 2020-09-01 | Southwire Company, Llc | Method of manufacturing electrical cable, and resulting product, with reduced required installation pulling force |
| US11842827B2 (en) | 2004-09-28 | 2023-12-12 | Southwire Company, Llc | Method of manufacturing electrical cable, and resulting product, with reduced required installation pulling force |
| US11776715B2 (en) | 2004-09-28 | 2023-10-03 | Southwire Company, Llc | Method of manufacturing electrical cable, and resulting product, with reduced required installation pulling force |
| US9431152B2 (en) | 2004-09-28 | 2016-08-30 | Southwire Company, Llc | Method of manufacturing electrical cable, and resulting product, with reduced required installation pulling force |
| US11011285B2 (en) | 2004-09-28 | 2021-05-18 | Southwire Company, Llc | Method of manufacturing electrical cable, and resulting product, with reduced required installation pulling force |
| US10763009B2 (en) | 2004-09-28 | 2020-09-01 | Southwire Company, Llc | Method of manufacturing electrical cable, and resulting product, with reduced required installation pulling force |
| US10706988B2 (en) | 2004-09-28 | 2020-07-07 | Southwire Company, Llc | Method of manufacturing electrical cable, and resulting product, with reduced required installation pulling force |
| US10763008B2 (en) | 2004-09-28 | 2020-09-01 | Southwire Company, Llc | Method of manufacturing electrical cable, and resulting product, with reduced required installation pulling force |
| US8382518B2 (en) | 2004-09-28 | 2013-02-26 | Southwire Company | Method of manufacturing electrical cable, and resulting product, with reduced required installation pulling force |
| US9142336B2 (en) | 2004-09-28 | 2015-09-22 | Southwire Company, Llc | Method of manufacturing electrical cable, and resulting product, with reduced required installation pulling force |
| US11527339B2 (en) | 2004-09-28 | 2022-12-13 | Southwire Company, Llc | Method of manufacturing electrical cable, and resulting product, with reduced required installation pulling force |
| US11355264B2 (en) | 2004-09-28 | 2022-06-07 | Southwire Company, Llc | Method of manufacturing electrical cable, and resulting product, with reduced required installation pulling force |
| JP2009503765A (ja) * | 2005-05-24 | 2009-01-29 | サウスワイヤー カンパニー | 摩擦係数の低減された表面を有する電気ケーブル |
| US9864381B2 (en) | 2007-02-15 | 2018-01-09 | Southwire Company, Llc | Integrated systems facilitating wire and cable installations |
| US8986586B2 (en) | 2009-03-18 | 2015-03-24 | Southwire Company, Llc | Electrical cable having crosslinked insulation with internal pulling lubricant |
| US11046851B2 (en) | 2009-03-18 | 2021-06-29 | Southwire Company, Llc | Electrical cable having crosslinked insulation with internal pulling lubricant |
| US10023740B2 (en) | 2009-03-18 | 2018-07-17 | Southwire Company, Llc | Electrical cable having crosslinked insulation with internal pulling lubricant |
| US10062475B1 (en) | 2009-10-21 | 2018-08-28 | Encore Wire Corporation | System, composition and method of application of same for reducing the coefficient of friction and required pulling force during installation of wire or cable |
| US11783963B1 (en) | 2009-10-21 | 2023-10-10 | Encore Wire Corporation | System, composition and method of application of same for reducing the coefficient of friction and required pulling force during installation of wire or cable |
| US10276279B1 (en) | 2009-10-21 | 2019-04-30 | Encore Wire Corporation | System, composition and method of application of same for reducing the coefficient of friction and required pulling force during installation of wire or cable |
| US11101053B1 (en) | 2009-10-21 | 2021-08-24 | Encore Wire Corporation | System, composition and method of application of same for reducing the coefficient of friction and required pulling force during installation of wire or cable |
| US11456088B1 (en) | 2009-10-21 | 2022-09-27 | Encore Wire Corporation | System, composition and method of application of same for reducing the coefficient of friction and required pulling force during installation of wire or cable |
| US11145433B2 (en) | 2010-06-02 | 2021-10-12 | Southwire Company, Llc | Flexible cable with structurally enhanced conductors |
| US10325696B2 (en) | 2010-06-02 | 2019-06-18 | Southwire Company, Llc | Flexible cable with structurally enhanced conductors |
| US10418156B1 (en) | 2012-02-13 | 2019-09-17 | Encore Wire Corporation | Method of manufacture of electrical wire and cable having a reduced coefficient of friction and required pulling force |
| US10777338B1 (en) | 2012-02-13 | 2020-09-15 | Encore Wire Corporation | Method of manufacture of electrical wire and cable having a reduced coefficient of friction and required pulling force |
| US10102947B1 (en) | 2012-02-13 | 2018-10-16 | Encore Wire Corporation | Method of manufacture of electrical wire and cable having a reduced coefficient of friction and required pulling force |
| US10943713B1 (en) | 2012-02-13 | 2021-03-09 | Encore Wire Corporation | Method of manufacture of electrical wire and cable having a reduced coefficient of friction and required pulling force |
| US11328843B1 (en) | 2012-09-10 | 2022-05-10 | Encore Wire Corporation | Method of manufacture of electrical wire and cable having a reduced coefficient of friction and required pulling force |
| US11444440B1 (en) | 2013-03-15 | 2022-09-13 | Encore Wire Corporation | System, method and apparatus for spray-on application of a wire pulling lubricant |
| US11522348B1 (en) | 2013-03-15 | 2022-12-06 | Encore Wire Corporation | System, method and apparatus for spray-on application of a wire pulling lubricant |
| US10680418B1 (en) | 2013-03-15 | 2020-06-09 | Encore Wire Corporation | System, method and apparatus for spray-on application of a wire pulling lubricant |
| US10847955B1 (en) | 2013-03-15 | 2020-11-24 | Encore Wire Corporation | System, method and apparatus for spray-on application of a wire pulling lubricant |
| US10056742B1 (en) | 2013-03-15 | 2018-08-21 | Encore Wire Corporation | System, method and apparatus for spray-on application of a wire pulling lubricant |
| US11348707B1 (en) | 2015-02-12 | 2022-05-31 | Southwire Company, Llc | Method of manufacturing a non-circular electrical cable having a reduced pulling force |
| US10741310B1 (en) | 2015-02-12 | 2020-08-11 | Southwire Company, Llc | Non-circular electrical cable having a reduced pulling force |
| US10431350B1 (en) | 2015-02-12 | 2019-10-01 | Southwire Company, Llc | Non-circular electrical cable having a reduced pulling force |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH1012051A (ja) | 耐摩耗性電線 | |
| CN104812832B (zh) | 汽车电线用聚氯乙烯树脂组合物和汽车用超薄壁低压电线 | |
| JP6523602B2 (ja) | ポリ塩化ビニル樹脂組成物及び絶縁被覆電線 | |
| CN1366556A (zh) | 用于电子和电机械和工具的零部件的铜合金材料 | |
| JP6458721B2 (ja) | ワイヤーハーネス | |
| CN103794269B (zh) | 扁平电缆 | |
| KR101558734B1 (ko) | 고내열 저동배율의 머플러 행어용 epdm 고무 조성물 | |
| CN101151318A (zh) | 金属-弹性体配混物 | |
| JP3711098B2 (ja) | ゴム組成物 | |
| JP5929036B2 (ja) | 薄肉耐摩耗電線被覆用塩化ビニル樹脂組成物、および、薄肉耐摩耗電線 | |
| CN110373259A (zh) | 矿井提升钢丝绳改性润滑脂的制备及其抗磨性能检测方法 | |
| CN105264615B (zh) | 电线包覆材料用树脂组合物及绝缘电线以及线束 | |
| JP2001191387A (ja) | 磁性成形体 | |
| KR20030065374A (ko) | 구리흑연질 브러시 | |
| JP4300456B2 (ja) | ボールシート | |
| JPH06229425A (ja) | 電食防止転がり軸受 | |
| JP2014043508A (ja) | 電線被覆組成物及び被覆電線 | |
| JPH10241462A (ja) | 薄肉絶縁電線 | |
| JP2004087436A (ja) | 自動車用アルミケーブル | |
| JPH1012066A (ja) | 耐摩耗性電線の製造方法 | |
| CN113004639A (zh) | 一种高弹柔性耐油pvc胶料及其制备方法 | |
| JPH0224223A (ja) | ウエザーストリップ | |
| JP2804264B2 (ja) | コントロールケーブル | |
| JP2664435B2 (ja) | コントロールケーブル | |
| JP7195037B2 (ja) | 混合絶縁材料及び成形品 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030902 |