JPH10117256A - 借室設備遠方監視システム - Google Patents
借室設備遠方監視システムInfo
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Abstract
を接続するケーブルを借室内に敷設する際、敷設の経路
に制約を受け、施工やその後の保守の作業性がよくなか
った。 【解決手段】 集合住宅の受電設備が設置された借室1
内にバイメタルセンサ3等を設置して、これらセンサ3
の検出値を借室1側の監視装置6にいったん収集してか
ら公衆回線20を介して事業所21へ送る借室設備遠方
監視システムにおいて、借室1のセンサ3等ごとに発光
モジュール4を備えておくことにより異常発生信号を赤
外線信号に変換して発信し、その赤外線信号を監視装置
側6に設置しておいた赤外線受信部60が受信して電気
信号に変換し監視装置6へ送る。
Description
住宅における供給用変圧器室のような電力会社の借室を
対象として、その内部の状況を遠方にある電力会社の事
業所設備等に送信する借室設備遠方監視システムに関す
る。
検作業は、一般に、人手により定期的に行われている。
そこで、これらの作業の省力化、ひいては借室設備監視
の無人化を実現するため、本発明の出願人は、特願平7
−251818号として出願した「借室遠方監視システ
ム」を実用化した。この「借室遠方監視システム」の構
成は、借室内に環境状況を検出する環境センサを設置す
るとともに借室の設備に監視用の各種計測機器を設置し
ておき、これらの検出・計測値を、いったん借室監視装
置に収集してから、公衆回線を介して電力会社の監視局
に送信するものである。このシステムで実現される具体
的な機能としては、現状監視、トレンド監視、定例監
視、映像監視、警報、データメンテナンス、照明、IT
Vカメラの制御、データ・履歴の記憶、マンマシンイン
タフェース、システム診断等がある。
遠方監視システム」では、借室内の環境センサおよび借
室の各種設備に設置されている計測機器からの検出・計
測値を、借室監視装置に収集するためには、各検出機器
と借室監視装置との間をケーブルにより接続していた。
そのため、次のような問題があった。 (1)室内の受電機器のために敷設経路が限定される場
合は、ケーブル敷設の際の作業性が悪い。 (2)経路を限定してケーブルが敷設された場合、経路
によってはケーブルの保守や点検ができないことがあ
る。 (3)室内の受電機器を修理や交換のため取り外す場合
は、経路によってはケーブルを撤去して、再度敷設工事
をしなければならない場合がある。 (4)ケーブル敷設をした後で、受電機器のレイアウト
を変える場合は、敷設ケーブルをいったん撤去して再度
敷設する必要があった。
るために、本発明は、集合住宅の受電設備が設置された
借室内に環境センサおよび受電設備用の計測機器を設置
して、これらセンサ・機器の検出値を借室側の監視装置
にいったん収集してから公衆回線を介して監視センタへ
送出する借室設備遠方監視システムにおいて、借室の監
視センサおよび計測機器ごとに赤外線発信装置を備えて
おくことにより検出値を赤外線信号に変換して発信し、
その赤外線信号を、監視装置側に設置しておいた赤外線
受信装置が受信して電気信号に変換して監視装置へ送出
する。それにより、監視センサおよび計測機器と監視装
置との間のケーブル敷設が不用になる。
態を説明する。図1は本発明にかかる実施形態の全体構
成を示す図である。この実施形態では、借室1内にトラ
ンス2が設置されており、このトランス2の本体の過
熱、分岐端子台ケーブル口元部の過熱、借室1内の浸
水、部外者不法侵入の監視機能を備えた場合を示す。こ
れら監視項目とそのために設置されるセンサおよび運用
方法を表1に示す。
センサ3が設置されトランス本体2の温度が75℃を越
えると、バイメタルセンサ3が作動して過熱検知信号が
発光モジュール4へケーブル5を介して送られる。発光
モジュール4は、過熱検知信号が入力されると、それを
赤外線信号に変換して、借室1内に設置されている借室
監視装置6へ送信する。また、トランス2の分岐端子台
ケーブル口元部7にはバイメタルセンサ8が設置され口
元部7の温度が70℃を越えると、バイメタルセンサ8
が作動して過熱検知信号が発光モジュール9へケーブル
10を介して送られる。
されると、それを赤外線信号に変換して借室監視装置6
へ送信する。さらに、借室1の床部分には、フロート式
の浸水センサ11が設置され、借室1が浸水されて水位
が40cmを越えると、浸水センサ11が作動し、浸水
検知信号を発光モジュール12へケーブル13を介して
送る。発光モジュール12は、浸水検知信号が入力され
ると、それを赤外線信号に変換して、借室監視装置6へ
送信する。またさらに、借室1の外部へ通じるドア14
に開閉を検知するリミットスイッチ15が設置されドア
14が開かれると、リミットスイッチ15が作動してド
ア開放信号が発光モジュール16へケーブル17を介し
て送られる。
力されると、それを赤外線信号に変換して借室監視装置
6へ送信する。借室監視装置6は、赤外線信号として両
過熱検知信号および浸水検知信号が受信されると、それ
らを電気信号に変換し、ケーブル18を介してモデム1
9へ送る。また、借室監視装置6には、後述する入室確
認スイッチ53が設置されており、開放信号が受信され
てから90秒以内に入室確認スイッチ53が押下されな
い場合は、不法侵入とみなして、電気信号からなる警報
を生成し、ケーブル18を介してモデム19へ送る。
それを公衆回線20を介して所定相手局へ送出する。こ
の実施形態では、相手局として、電力会社の監視センタ
であるところの事業所側設備21内のポケベル22へ送
られて警報の発生を通報するとともに、その警報の内容
がポケベル22に表示される。なお、借室1内の各発光
モジュールは、その電源にリチウム電池等のバッテリー
を用いているので、電源引込み工事条件等に制約される
ことなく、各発光モジュールの発光部と借室監視装置6
の受光部とが対向することのみ留意すれば、任意の位置
に設置することができる。また、モデム19は、その設
置場所によっては、無線モデムを用いることも可能であ
る。
視図である。図において、31は表面上部中央に設置さ
れた赤外線LEDであり、その下方左側に警報発生を表
示する発生LED32が、その右側に警報の継続中を表
示する継続中LED33が配設されている。さらに、下
部にはセンサからの信号を入力するための端子台34
が、右側面には出力する赤外線信号のパターンの設定を
切り替えるスイッチ35が配設されている。
成を示すブロック図である。この発光モジュール4は、
センサ信号入力部41、パターン設定部42、パターン
パルス生成部43、変調部44、E/O変換部45、状
態表示部46、バッテリー47、電源制御部48により
構成されている。センサ信号入力部41には、図2の端
子台34にセンサからの信号が入力されると、それを電
源制御部48を介してパターンパルス生成部43へ送
る。パターン設定部42は、図2のスイッチ35により
設定された赤外線信号のパターンを保持している。
されると、パターン設定部42に保持しているパターン
からなるパルスを生成して、変調部44へ送る。変調部
44は入力されたパルスを変調して、E/O変換部45
へ送る。E/O変換部45は、図2の赤外線LED31
であり、入力された変調パルスを赤外線信号に変換して
送出する。状態表示部46は、図2の発生LED32お
よび継続中LED33であり、発光モジュールの動作状
態を表示する。
を示すタイミングチャートである。この図に示されるよ
うに、センサが作動してセンサの検出信号が一定期間H
レベルになると、赤外線LED31は最初のワンタイム
だけ発光する。これは発光モジュール4の電源にバッテ
リーを使用しているため、消費電流が1Aと比較的大き
い赤外線LED31の動作時間を短くして、節電をはか
るためである。発生LED32は赤外線LED31が発
光すると同時に発光し、赤外線LED31が消灯した後
も点灯を続け、さらにセンサからの信号が消えた後も点
灯を続け、システムがリセットされたときに消灯され
る。
光すると同時に発光し、赤外線LED31が消灯した後
も点灯を続け、センサからの信号が消えたときに消灯さ
れる。なお、他の発光モジュール9,12,16は、発
光モジュール4と同一の構成であり、それぞれが他のモ
ジュールと異なるパターンの赤外線を出力するように、
互いに異なるパターンが設定される。
図である。図において、51は表面最上段に配設された
警報の表示部であり、その下方に順に、装置異常表示部
52、入室確認スイッチ53、警報解除スイッチ54が
配設されている。また、表面の最下段には、赤外線受光
部55が配設されている。
を示すブロック図である。この借室監視装置6は、借室
番号設定部61、O/E変換部62、増幅/復調部6
3、パターン判定部64、CPU処理部65、SIO
(シリアル入出力)部66、状態表示部67、AC電源
入力部68、AC/DC変換部69により構成されてい
る。ここで、O/E変換部62と増幅/復調部63とに
より赤外線受信部60が構成される。借室番号設定部6
1には、予め借室番号が設定されている。O/E変換部
62は、図6の赤外線受光部55に受光された赤外線信
号を電気信号に変換し、増幅/復調部63がそれを増幅
してから復調して、パターン判定部64へ送る。
がいずれのパターンであるか弁別して、その結果をCP
U処理部65へ送る。CPU処理部65は、パターン判
定部64を監視して、異常発生の信号が入力されたらそ
れを警報信号としてSIO部66を介してモデム19
(図1)へ送るとともに、現在の動作状態にもとづいて
状態表示部67を制御する。なお、この実施形態では、
SIO部66としてRS−232Cシリアルポートを用
いた。状態表示部67は、図5の表示部51,52であ
り、CPU処理部65の指示により点灯または消灯され
る。この借室監視装置6は商用電源により駆動される。
そのため、商用電源がAC電源入力部68に入力されて
AC/DC変換部69により直流に変換される。
であり、この借室監視装置は図5に示した構成に、事業
所電話番号を設定するディジタルスイッチ群56および
借室番号を設定するディジタルスイッチ群57が設けら
れている。従来システムでは、メンテナンスPCにて設
定していたが、これを不要としたことで現場での設定お
よび変更が可能になる。なお、上述した実施形態では、
四種類の警報を検知して、ポケベルに送信するシステム
について説明したが、警報用のセンサ以外にも、通常の
監視業務で用いている計器の測定値を赤外線信号により
借室監視装置に収集して、電力会社の監視センタへ送信
するシステムを構築することも可能である。
の監視センサおよび計測機器ごとに赤外線発信装置が備
えられて検出値が赤外線信号に変換されて発信され、そ
の赤外線信号が、監視装置側に設置された赤外線受信装
置に受信されて電気信号に変換されてから監視装置へ送
出される。それにより、監視センサおよび計測機器と監
視装置との間のケーブル敷設が不用となり、システムの
構築および変更が簡単になるとともに、保守も容易とな
る。
ある。
る。
ク図である。
トである。
る。
図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 集合住宅の受電設備が設置された借室内
に環境センサおよび受電設備用の計測機器を設置して、
これらセンサ・機器の検出値を借室側の監視装置にいっ
たん収集してから公衆回線を介して監視センタへ送出す
る借室設備遠方監視システムにおいて、 借室の監視センサおよび計測機器ごとに設置されて検出
値を赤外線信号に変換して発信する赤外線発信装置と、 監視装置側に設置されて送られてきた赤外線信号を受信
して電気信号に変換して監視装置へ送出する赤外線受信
装置と、 を備えたことを特徴とする借室設備遠方監視システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08267316A JP3107754B2 (ja) | 1996-10-08 | 1996-10-08 | 借室設備遠方監視システム |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP08267316A JP3107754B2 (ja) | 1996-10-08 | 1996-10-08 | 借室設備遠方監視システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10117256A true JPH10117256A (ja) | 1998-05-06 |
JP3107754B2 JP3107754B2 (ja) | 2000-11-13 |
Family
ID=17443134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08267316A Expired - Fee Related JP3107754B2 (ja) | 1996-10-08 | 1996-10-08 | 借室設備遠方監視システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3107754B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014067172A (ja) * | 2012-09-25 | 2014-04-17 | Fujitsu Fsas Inc | 浸水検知装置および浸水検知システム |
CN103824396A (zh) * | 2014-02-25 | 2014-05-28 | 四川明珠水利电力股份有限公司射洪变压器厂 | 变压器多功能报警装置 |
CN116295037A (zh) * | 2023-04-11 | 2023-06-23 | 广东省水利水电建设有限公司 | 一种生态坡体监控方法 |
-
1996
- 1996-10-08 JP JP08267316A patent/JP3107754B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014067172A (ja) * | 2012-09-25 | 2014-04-17 | Fujitsu Fsas Inc | 浸水検知装置および浸水検知システム |
CN103824396A (zh) * | 2014-02-25 | 2014-05-28 | 四川明珠水利电力股份有限公司射洪变压器厂 | 变压器多功能报警装置 |
CN116295037A (zh) * | 2023-04-11 | 2023-06-23 | 广东省水利水电建设有限公司 | 一种生态坡体监控方法 |
CN116295037B (zh) * | 2023-04-11 | 2023-11-14 | 广东省水利水电建设有限公司 | 一种生态坡体监控方法 |
Also Published As
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---|---|
JP3107754B2 (ja) | 2000-11-13 |
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