JPH10113354A - レーザーシステム及びこのシステムにおけるビーム発散低減方法 - Google Patents

レーザーシステム及びこのシステムにおけるビーム発散低減方法

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JPH10113354A
JPH10113354A JP9162153A JP16215397A JPH10113354A JP H10113354 A JPH10113354 A JP H10113354A JP 9162153 A JP9162153 A JP 9162153A JP 16215397 A JP16215397 A JP 16215397A JP H10113354 A JPH10113354 A JP H10113354A
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laser
rod
optical cavity
internal shutter
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JP9162153A
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カルニ ジブ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作が簡単な関節アームを通して、内部部品
を損傷することなく、従来得られたレベルよりずっと高
いレベルにまで至る可変パワーレベルで、2〜2ミクロ
ンの波長のビームを射出可能な外科用ソリッドステート
ベースのレーザーシステムを得る。 【解決手段】 固体レーザー媒体のロッドと光キャビテ
ィを有し、離れた位置にある開口を通る光路を介して射
出される放射エネルギービームを作り出すようにレーザ
ーシステムが構成される。この場合に、ビームの発散を
低減させため、ロッドの少なくとも一端を負曲率面に形
成したり、光キャビティ内を正分岐不安定共振器として
構成したり、ビーム経路内にビーム拡大望遠鏡20を配
設したりされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は外科用レーザーシス
テムに関し、さらに詳しくは、高平均出力および近もし
くは中央赤外線レンジ波長であることに特徴を有するソ
リッドステートレーザーシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近赤外線レンジで行われ、広く用いられ
ている外科用レーザーシステムは、ソリッドステートレ
ーザーと、関節アーム型ビーム伝送手段とに特徴を有す
る。ソリッドステートレーザーについては多くの刊行物
に開示され、説明されており、例えば、ウオルターコー
クナー(Walter Koechner)著で、スブリンガーパブリッ
シングカンパニー(Springer Publishing Co.)による1
988年出版(第2版)の「ソリッドステートレーザー
エンジニアリング (Solid State Laser Engineering)」
があり、これはここにあたかも全て開示されているよう
に参照して取り込まれる。関節アーム型ビーム伝送は当
該分野では広く知られている。
【0003】このクラスの外科用レーザーシステムにお
いては、レーザー媒体は通常、ネジウム(Neodymium)N
d,エルビウム(Erbium)Erもしくはホルミウム(Holmi
um)Hoのような希土類添加物が埋め込まれたイットリ
ウムアルミニウムガーネット(YAG)からなり、それ
ぞれ約1.3〜2ミクロンの波長のレーザーを発生す
る。典型的な関節アーム型ビーム伝送手段(ここでは簡
略化して、アームと称する)は、間接部を通ってレーザ
ービームを反射させる七個のミラーを備え、約2メート
ルの長さで、内径が15〜18ミリメートルである。
【0004】インプット(もしくはポンピング)パワー
は通常、アークランプ(この場合、インプットパワー及
びレーザービームは連続する)もしくはフラッシュラン
プ(この場合、レーザーパルスが発生する)などのよう
な外部光源からの放射によってレーザー媒体に供給され
る。
【0005】レーザー媒体の光学効率、すなわち、光キ
ャビティ(Optical cavity)において発生するレーザーパ
ワーとレーザー媒体に送られた光パワーとの比は、比較
的低く、一般的には0.1〜5%の範囲であり、通常は
1%程度である。残りの入力光パワーは熱に変換され、
レーザー媒体の温度を上昇させる。このため、例えば、
レーザービームパワーレベルが5ワットである場合、熱
となって吸収されるパワーレベルは通常、5/0.01
=500ワットである。温度を許容レベルに抑えるため
に、発生熱はレーザー媒体ロッドから、一般的に、ロッ
ドを囲む水冷ジャケットによって放熱される。レーザー
媒体において、ポンピング光からの熱吸収はほぼ全断面
にわたって均一に行われるが、冷却水による熱損失はレ
ーザーロッドの外面において発生する。ロッド材質の熱
伝導率は低いため、レーザーロッドの半径方向に沿って
非常に顕著な熱変化勾配が発生する。これによってレー
ザーロッドの延びに相違が生じ、軸中心近傍においては
周辺部より延びて、レーザーロッド端面が凸面状になっ
て、正レンズ作用を行う。この現象は熱レンズ効果(the
rmal lensing)と称される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この熱レンズ効果が発
生するので、安定した光共振を維持するためには、光学
キャビティミラーをレーザーロッドにできる限り近づけ
て配設しなければならない。このように光キャビティを
短くするとフレネル数が高くなり、多数の横モードを支
持する。この結果、コヒーレント光ビームが非常に発散
性を有する。このため、関節アームのツール端における
ビーム径が内部開口を越えるほど大きくなり、ビームの
一部がビネッティング(口径食)を起こし、対象に対し
て照射されるパワーにロスが発生する。典型例として以
下に具体的な数値例を示す。出口ビーム径が6mmで、
20ミリラジアンの角度で発散する場合、2メートルの
長さのアーム端部においては、ビーム径は46mm(=
6+0.02×2000)となり、実際のアームの最大
内径である約18mmを遥かに越えてしまう。
【0007】さらに、レーザーがオンにされてからレー
ザーロッドが熱平衡状態に達する前に、ビームの焦点が
光学キャビティミラーに合ってこれらミラーが損傷する
かもしれない。
【0008】以上説明した理由から、従来の外科用レー
ザーシステムの実用パワーレベルが制限され、関節アー
ムの出口開口における最大ビームパワーは5〜10ワッ
ト程度でしかない。
【0009】従来の外科用レーザーシステムにおいて
は、ビームが発散するという問題を抑えるために関節ア
ームの全長を単に短くするということが行われていた。
しかしこの場合には、ツールの可動範囲が制限され、且
つ外科手術を行える患者の範囲が制限されるという大き
な問題がある。これに代えてアームの終端部の径を大き
くする方法もあるが、この場合には装置が重くて扱い難
くなる。光学キャビティにモードフィルターを置いてビ
ームの発散を減少させて上記問題を軽減することも考え
られるが、この場合にはレーザー効率が更に低下する。
【0010】熱レンズ効果問題に対する一つの明瞭な解
決策として、各ロッド端部近傍における光キャビティ内
に強い負レンズを配設し、熱による正レンズ効果を相殺
するという方策がある。しかし、この方法はある特定の
パワーレベルにおいてのみ作用する。これに対して、外
科用レーザーシステムは多様なパワーレベルで用いられ
る。もしこの負レンズが最大パワーレベルで熱レンズ効
果を打ち消すだけの強さを有するならば、低パワーレベ
ルにおいては、負レンズにより生じる光発散がレーザー
効率を低下させ、レーザー放出を行うインプットパワー
の敷居値が高くなる。
【0011】このようなことから、操作が簡単な関節ア
ームを通して、内部部品を損傷することなく、従来得ら
れたレベルよりずっと高いレベルにまで至る可変パワー
レベルで、2〜2ミクロンの波長のビームを射出可能な
外科用ソリッドステートベースのレーザーシステムが要
求されており、また、このようなシステムを得ることは
非常に有用である。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上のようなことから、
本発明によれば、離れた位置にある開口から放射エネル
ギービームを照射するレーザーシステムが提供され、こ
のシステムは、熱効果によるビームの発散を低減させる
手段を有したソリッドステートレーザー媒体のロッドを
備える。
【0013】以下に述べる本発明の好ましい実施例にお
ける特徴によれば、ビーム発散を低減させる手段として
ビームの光路中に配設されたビーム拡大望遠鏡を有す
る。
【0014】以下に述べる好ましい実施例におけるさら
なる特徴によれば、ビーム発散を低減させる手段は、光
キャビティおよびレーザー媒体の修正を含む。この修正
とは、レーザーロッドの一端もしくは両端に負の曲面を
設け、光キャビティを正分岐不安定共振器として形成
し、キャビティ内シャッターを供給すること等である。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、操作が簡単な関節アー
ムを通して、従来得られたレベルよりずっと高いレベル
にまで至る可変パワーレベルで、2〜2ミクロンの波長
のビームを射出可能な外科用ソリッドステートベースの
レーザーシステムに関する。
【0016】特に、本発明はレーザー装置から射出され
るビームの発散を低減させ、長くて細い関節アームをロ
ス無く通過させ、一般的な熱レンズ効果に打ち勝って特
に内部キャビティミラーの損傷を避けるために用いるこ
とができ、高パワーレベルでの作動が可能となる。
【0017】本発明によるレーザーシステムの原理およ
び作動は、図面および以下の説明に基づいて良く理解で
きる。
【0018】まず図面を参照するが、図1および図2
は、レーザー装置の出口開口と、関節アームにおける外
科用ツールが取り付けられる面にある遠隔側開口との間
における視準された(コリメートされた)レーザービー
ムの基本的幾何学的な配列を示す模式図である。このビ
ームは折り曲げずに示している(すなわち、アームの関
節部においてミラーに反射されてビームが折れ曲がる
が、ここで議論する効果とは関係しないので折り曲げず
に示している)。二つの開口間の距離、すなわち、アー
ムを通る光路長を記号Lで示している。図1は従来の外
科用システムを図示している。出口開口16において、
ビーム12は公称径de1で、発散角ad1である。ツール
14の近傍の開口において、ビーム公称径はdt1であ
る。これらの値の関係が、(dt1=de1+L・ad1)で
あることは明らかである。視準(コリメート)ビームの
発散角度adはその初期径(すなわち、出口径)deに反
比例することが良く知られており、一般的に(d
e・d)が一定となる。このため、もし出口径deが大き
くなれば、これに対応し発散角度adが小さくなる。
【0019】この原理を利用すれば発散角度を小さくす
ることが可能であり、このことは、ビーム光軸に沿って
共焦点位置に配設された一対の正レンズを有するビーム
拡大望遠鏡によって達成される。二つのレンズの焦点距
離の比Nは、ビーム径の拡大率に等しい。このことを図
2に示しており、ここでは図1の光配列にビーム拡大望
遠鏡20が加えられている。ビーム拡大望遠鏡20は、
焦点距離f1の正レンズ22と、焦点距離f2の正レン
ズ24とを有してなり、両者は共通の焦点位置26を有
する。なお、レーザー出口ビーム径はde1であり、レン
ズ24の後側のビーム径はde2である。このため、de2
/de1=N=f2/f1という関係が明らかに成立す
る。ビーム発散角度は、ad2=ad1/Nとなり、ツール
端部のビーム径は、式(1)のようになる。
【0020】
【数1】 dt2=de2+L・ad2=N・de1+L・ad1/N ・・・(1)
【0021】ここでツール端部開口14におけるビーム
径dt2を最小にするために、Nの値が決められる。基本
計算(elementary calculus)を用いれば、このような公
称ビーム径についての関係が(L・ad2/de21/2
なることが分かる。
【0022】次に、熱レンズ効果を修正するように形成
された光キャビティを模式的に示す図3を参照する。こ
こでは、後述するようにキャビティの両端に設けられて
不安定光共振器を構成する一対の反射ミラー32,34
と、レーザー媒体ロッド36とが設けられている。ロッ
ド36の一端もしくは両端は凹面(負曲率面)に形成さ
れ、負レンズとして作用する。これらの表面の曲率は、
最大作動パワーレベルのときにロッド36の熱レンズ効
果により発生する凸曲面もしくは凸レンズを部分的に打
ち消し、中間作動パワーレベルのときにロッド36の熱
レンズ効果により発生する凸曲面もしくは凸レンズを完
全に打ち消すように設定される。このため、所定の中間
作動パワーレベルにおいては、ロッド36の端部38は
ほぼ平面状となり、ミラー32,34の表面でのビーム
集中は発生せず、射出ビームの発散は影響を受けない。
さらに、キャビティ内でのビームの収束をこのように低
減させている結果、上述したような発生パワーレベルに
基づく有害な効果を軽減させている。ここでの負曲面の
曲率は、従来における負レンズの曲率より小さい。この
ため、本発明に係る装置は従来存在したような副次的な
影響を受けることがない。しかし、この装置はしばし
ば、ビーム拡大望遠鏡、本発明に係る不安定共振器のよ
うな発散を低減させる手段を一緒に使用することを要求
する。
【0023】ソリッドステートレーザーとともに用いら
れる不安定共振器はコークナー(Koechner)の本の第5.
5章に述べられている。本発明では、好ましくは、共焦
点正分岐タイプの不安定共振器(the confocal positive
-branch type of unstable resonator) が用いられる。
このため、ミラー32は凹面鏡であり、ビーム全体を受
けるようになっているが、ミラー34は凸面鏡であり、
その径はビーム径の一部を受けるだけである。参照文献
に説明されているように、不安定共振器において、高次
ビームモードは低次モードより速く(すなわち、少ない
往復回数で)発散する傾向がある。すなわち、モードフ
ィルター効果がある。レーザーロッドにおけるレーザー
増幅が十分に高ければ、低次モード用のビームではネッ
トパワーゲインが生じる。この結果、固有の出口ビーム
発散が低減され、このため、関節アームの先端における
公称ビーム径も低減される。
【0024】さらに、光キャビティ内には少なくとも一
つの内部シャッター40が配設され、このシャッターは
パワーがオンとなってから数百ミリ秒間は閉じられる。
これにより、レーザーロッド36が熱平衡状態に到達す
るまでの間、ミラー32,34がレーザービームにより
損傷を受けることを防止する。
【0025】本発明の最も好ましい例では、有害な熱レ
ンズ効果に対処する四つの手段、すなわち、ロッド36
の少なくとも一つの端部38に設けられる負曲率面、ミ
ラー32,34を用いたような正分岐不安定共振器、ビ
ーム拡大望遠鏡20、およびシャッター40の全てが用
いられる。但し、本発明は、これら四つの手段をそれぞ
れ用いても良いし、二つもしくは三つを組み合わせて用
いても良い。
【0026】以上においては、本発明を限られた実施例
に基づいて説明したが、本発明については種々の変形
例、修正例および他の応用例があることは理解された
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が解決しようとする問題を有した従来例
を示す模式図である。
【図2】図1の光路にビーム拡大望遠鏡を用いた本発明
の構成を示す模式図である。
【図3】本発明に係る修正された光キャビティ構成を示
す模式図である。
【符号の説明】 12 ビーム 16 出口開口 14 ツール 20 ビーム拡大望遠鏡 22,24 正レンズ 26 焦点 32,34 反射ミラー 36 レーザーロッド 40 シャッター

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体レーザー媒体のロッドとビーム発散
    を低減させる手段とを有し、離れた位置にある開口から
    放射エネルギービームを射出するレーザーシステム。
  2. 【請求項2】 前記手段が、前記ロッドの少なくとも一
    つの端部に形成された負曲率面を有することを特徴とす
    る請求項1に記載のレーザーシステム。
  3. 【請求項3】 前記手段がさらに、正分岐不安定共振器
    を有することを特徴とする請求項2に記載のレーザーシ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記手段がさらに、ビーム拡大望遠鏡を
    有することを特徴とする請求項3に記載のレーザーシス
    テム。
  5. 【請求項5】 光キャビティ内に配設された少なくとも
    一つの内部シャッターを有することを特徴とする請求項
    4に記載のレーザーシステム。
  6. 【請求項6】 光キャビティ内に配設された少なくとも
    一つの内部シャッターを有することを特徴とする請求項
    3に記載のレーザーシステム。
  7. 【請求項7】 前記手段がさらに、ビーム拡大望遠鏡を
    有することを特徴とする請求項2に記載のレーザーシス
    テム。
  8. 【請求項8】 光キャビティ内に配設された少なくとも
    一つの内部シャッターを有することを特徴とする請求項
    7に記載のレーザーシステム。
  9. 【請求項9】 光キャビティ内に配設された少なくとも
    一つの内部シャッターを有することを特徴とする請求項
    2に記載のレーザーシステム。
  10. 【請求項10】 前記手段がさらに、正分岐不安定共振
    器を有することを特徴とする請求項1に記載のレーザー
    システム。
  11. 【請求項11】 前記手段がさらに、ビーム拡大望遠鏡
    を有することを特徴とする請求項10に記載のレーザー
    システム。
  12. 【請求項12】 光キャビティ内に配設された少なくと
    も一つの内部シャッターを有することを特徴とする請求
    項11に記載のレーザーシステム。
  13. 【請求項13】 光キャビティ内に配設された少なくと
    も一つの内部シャッターを有することを特徴とする請求
    項10に記載のレーザーシステム。
  14. 【請求項14】 前記手段がビーム拡大望遠鏡を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のレーザーシステム。
  15. 【請求項15】 光キャビティ内に配設された少なくと
    も一つの内部シャッターを有することを特徴とする請求
    項14に記載のレーザーシステム。
  16. 【請求項16】 光キャビティ内に配設された少なくと
    も一つの内部シャッターを有することを特徴とする請求
    項1に記載のレーザーシステム。
  17. 【請求項17】 固体レーザー媒体のロッドと光キャビ
    ティを有し、離れた位置にある開口を通る光路を介して
    射出される放射エネルギービームを作り出すレーザーシ
    ステムにおいて、ビームの発散を低減させる方法であ
    り、 (a)前記ロッドの少なくとも一端を負曲率面に形成す
    るステップ、 (b)光キャビティ内を正分岐不安定共振器として構成
    させるステップ、および (c)ビーム経路内にビーム拡大望遠鏡を配設するステ
    ップの少なくとも一つのステップを有することを特徴と
    するビーム発散低減方法。
  18. 【請求項18】 前記光キャビティ内に少なくとも一つ
    の内部シャッターを配設するステップを有することを特
    徴とする請求項17に記載のビーム発散低減方法。
JP9162153A 1996-06-19 1997-06-19 レーザーシステム及びこのシステムにおけるビーム発散低減方法 Pending JPH10113354A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/665,930 US5907574A (en) 1996-06-19 1996-06-19 High power infrared laser system
US08/665930 1996-06-19

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ID=24672142

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US (1) US5907574A (ja)
EP (1) EP0822629A3 (ja)
JP (1) JPH10113354A (ja)
KR (1) KR980006673A (ja)
AU (1) AU2560497A (ja)
CA (1) CA2208280A1 (ja)
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