JPH10109782A - 自動給紙装置の残量検出装置 - Google Patents

自動給紙装置の残量検出装置

Info

Publication number
JPH10109782A
JPH10109782A JP26603196A JP26603196A JPH10109782A JP H10109782 A JPH10109782 A JP H10109782A JP 26603196 A JP26603196 A JP 26603196A JP 26603196 A JP26603196 A JP 26603196A JP H10109782 A JPH10109782 A JP H10109782A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressing plate
pressure plate
pair
retreat position
paper feed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26603196A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Nagayama
豊 永山
Kouichirou Kitatsume
康一朗 北爪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Globeride Inc
Original Assignee
Daiwa Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa Seiko Co Ltd filed Critical Daiwa Seiko Co Ltd
Priority to JP26603196A priority Critical patent/JPH10109782A/ja
Publication of JPH10109782A publication Critical patent/JPH10109782A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】構成が簡易で安価であり、所望の枚数に供給枚
数が不足したり供給する用紙が全くないことを防止する
とともに、押圧板への用紙載置作業終了後に押圧板後退
位置保持機構による後退位置への押圧板の保持を解除し
忘れて給紙が行われないことを防止し、使用者に時間の
無駄や仕事の能率低下を生じさせない、自動給紙装置の
残量検出装置を提供することである。 【解決手段】押圧板に連結されて押圧板とともに移動
し、押圧板上の用紙を給紙ローラに押圧する付勢力に抗
し押圧板を給紙ローラから遠ざけた後退位置に保持出来
る押圧板後退レバー46及び固定ピン48の組み合わせ
を含む押圧板後退位置保持機構40と;この機構に連結
されてこの機構の移動に伴い線状に移動する線状移動部
材としての押圧板駆動軸42と;押圧板駆動軸に連結さ
れて押圧板駆動軸の移動位置を検出する検出装置として
の可変抵抗器62と;を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動給紙装置に
おいて用紙の供給準備完了状態と残量とを検出する自動
給紙装置の残量検出装置に関係している。
【0002】
【従来の技術】自動給紙装置は例えば印刷装置と組み合
わされて使用される。印刷装置は印刷に必要な所定の情
報が一旦入力されてしまうと、後は自動給紙装置から自
動的に供給される用紙に上記所定の情報に基づいて自動
的に印刷する。
【0003】従って、自動給紙装置に用紙が載置されて
いない状態や自動給紙装置に載置されている用紙の枚数
が印刷装置の使用者が印刷装置に入力した印刷に必要な
所定の情報の中の印刷枚数よりも少ない状態で、使用者
が印刷装置に印刷の開始を指示すると、印刷装置がいつ
までたっても印刷を開始しなかったり、使用者が印刷装
置に入力した印刷枚数に到達する前に印刷が終了してし
まうという事態が生じる。
【0004】印刷装置の使用者が印刷装置に印刷に必要
な所定の情報を一旦入力した後で印刷装置を離れている
間に上述した如き事態が生じると、上記使用者は印刷さ
れた用紙を後で取りに来た時に印刷装置に用紙を載置し
なければならず、その後に上記印刷枚数の用紙の印刷が
終了することを印刷装置の側で待つか再び印刷装置を一
旦離れた後に再び印刷された用紙を後で取りに来なけれ
ばならない。
【0005】上述した事態は上記使用者に時間の無駄を
生じさせていることは明らかであり、上記使用者の仕事
の能率を低下させている。上述した事態を防止する為に
自動給紙装置に用紙の残量を検出する残量検出装置を設
置し、残量検出装置からの残量情報を自動給紙装置ある
いは印刷装置あるいは印刷装置に上記所定の情報を入力
する為の入力装置に表示させることは例えば実公平3−
2918号公報から既に知られている。
【0006】実公平3−2918号公報に記載されてい
る残量検出装置は、載置された用紙を給紙ローラに対し
て押圧する押圧板の移動に追従する追従レバーと、押圧
板の移動に追従した追従レバーの移動に対応して追従レ
バーにより回動される扇レバーと、扇レバーに形成され
た所定の形状のスリットと、スリットに対応して設置さ
れたフォトセンサと、を備えている。そして、押圧板の
移動により追従レバーを介して生じる扇レバーの回動を
フォトセンサがスリットの形状の変化を検知することに
より検知し、この結果から押圧板上に載置された用紙の
束の残量を検知する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】実公平3−2918号
公報に記載されている従来の残量検出装置は、フォトセ
ンサを使用していて高価であり、また追従レバーと扇レ
バーの組み合わせや扇レバーに形成する所定の形状のス
リットが比較的高い精度の工作を必要としているのでこ
れらの製造コストを高くしている。この為に実公平3−
2918号公報に記載されている従来の残量検出装置は
高価である。
【0008】また従来の自動給紙装置の中には、押圧板
への用紙の載置作業を容易とする為に押圧板を給紙ロー
ラから遠ざけた後退位置に保持することが出来る押圧板
後退位置保持手段を備えたものがある。このような押圧
板後退位置保持手段を備えた従来の自動給紙装置は、残
量検出装置を備えていない場合に生じる上述した如き問
題に加えて、押圧板への用紙の載置作業を終了した後に
押圧板後退位置保持手段による後退位置への押圧板の保
持状態を解除し忘れて押圧板が用紙を給紙ローラに押圧
せずに給紙が行われないこともある。
【0009】この発明は上記事情の下でなされ、この発
明の目的は、所望の用紙枚数に対して供給する用紙の枚
数が不足したり供給する用紙が全くないことを防止して
使用者に時間の無駄を生じさせ使用者の仕事の能率を低
下させることを防止することが出来るとともに、押圧板
後退位置保持手段を備えていても押圧板への用紙の載置
作業を終了した後に押圧板後退位置保持手段による後退
位置への押圧板の保持状態を解除し忘れて押圧板が用紙
を給紙ローラに押圧せずに給紙が行われないことを防止
して使用者に時間の無駄を生じさせ使用者の仕事の能率
を低下させることを防止することが出来る、安価な自動
給紙装置の残量検出装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述したこの発明の目的
を達成する為に、この発明に従った自動給紙装置の残量
検出装置は:給紙ローラと;用紙が載置された押圧板
と;押圧板を付勢して押圧板に載置された用紙を給紙ロ
ーラに向かい押圧する付勢手段と;押圧板に連結されて
押圧板とともに移動し、付勢手段の付勢力に抗して押圧
板を給紙ローラから遠ざけた後退位置に保持することが
出来る押圧板後退位置保持手段と;押圧板後退位置保持
手段に連結されて押圧板後退位置保持手段の移動に伴い
線状に移動する線状移動部材と;線状移動部材に連結さ
れて線状移動部材の移動位置を検出する検出手段と;を
備えたことを特徴としている。
【0011】このように構成されたことを特徴とするこ
の発明に従った自動給紙装置の残量検出装置では、押圧
板後退位置保持手段が押圧板に連結されて押圧板ととも
に移動するとともに、押圧板後退位置保持手段の移動を
押圧板後退位置保持手段に連結されて押圧板後退位置保
持手段の移動に伴い線状に移動する線状移動部材を介し
て線状移動部材に連結されて線状移動部材の移動位置を
検出する検出手段に伝えるので、押圧板後退位置保持手
段及び検出手段を押圧板に載置される用紙の束の残量検
出の為に使用することが出来るとともに、押圧板後退位
置保持手段及び検出手段を押圧板後退位置保持手段の後
退位置への配置の検出の為にも使用することが出来て、
構成が簡易であって製造コストを安くすることが出来
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の1つの実施の形
態に従った自動給紙装置の残量検出装置を添付の図面を
参照しながら詳細に説明する。図1の(A)は、この発
明の1つの実施の形態に従った自動給紙装置が印刷装置
と組み合わされている間に自動給紙動作をしている状態
を示す概略的な縦断面図であり、図1の(B)は、図1
の(A)の自動給紙装置において押圧板後退位置保持手
段が押圧板を後退位置に保持している状態を示す概略的
な縦断面図である。
【0013】図1の(A)に示す如く、この発明の1つ
の実施の形態に従った自動給紙装置10はプラテン12
aを有した印刷装置12と組み合わされている。自動給
紙装置10は、プラテン12aの回転中心線に沿った方
向において所定の距離相互に離間して相互に平行に配置
された1対のフレーム14を備えており、これら1対の
フレーム14にはプラテン12aの回転中心線に沿った
方向にこの回転中心線に対して平行に延出した支持軸1
6の両端部が固定されている。1対のフレーム14には
さらに支持軸16よりも前方においてプラテン12aの
回転中心線に沿った方向にこの回転中心線に対して平行
に延出した回転力伝達軸18の両端部が回転自在に支持
されており、一方のフレーム14の外方に突出した回転
力伝達軸18の一端部には図示しない公知の回転力源か
らの所定の回転方向の回転力が選択的に入力される。
【0014】1対のフレーム14の間には支持軸16及
び回転力伝達軸18に沿った方向において相互に離間し
1対のフレーム14に対して平行に配置された1対の側
板20が配置されていて、1対の側板20は支持軸16
及び回転力伝達軸18により支持軸16及び回転力伝達
軸18に沿い摺動自在に支持されている。1対の側板2
0の相互に対向した内側面において回転力伝達軸18及
び支持軸16よりも後方に位置する後縁からは相互に接
近する方向に下壁20aが張り出している。1対の側板
20の夫々の内側面にはさらに、回転力伝達軸18上に
同心的に支持された給紙ローラ22の基端部が固定され
ていて、給紙ローラ22は回転力伝達軸18に対して回
転力伝達軸18の回転中心線に沿った方向に対応する側
板20とともに摺動自在であるとともに図示しない一方
向クラッチを介して回転力伝達軸18からの所定の方向
の回転力が伝達される。
【0015】1対の側板20の夫々の下壁20aの前面
には押圧板24が配置されている。押圧板24の上端部
は対応する側板20の上端部に回動自在に固定されてい
て、押圧板24の下端部と対応する側板20の下壁20
aとの間には例えば圧縮コイルばねの如き付勢手段26
が介在されている。押圧板24の上には、所定の4角形
の平面形状及び寸法を有した所定の用紙を複数積層させ
て構成された用紙束28が載置され、押圧板24は付勢
手段26により用紙束28を給紙ローラ22に押圧す
る。
【0016】1対のフレーム14にはまた1対のフレー
ム14の間を1対の側板20の1対の押圧板24の下端
に沿って延出した用紙受け壁30の両端部が固定されて
いて、さらに1対の側板20の夫々の下縁の前端から
は、1対の側板20の1対の押圧板24上に載置された
用紙束28の下端面の前端部の両側と用紙束28中で1
対の給紙ローラ22に押圧された最も表側の用紙の表面
の下縁に沿った前端部の両側に当接する用紙分離爪32
が突出している。
【0017】そして1対の押圧板24上に載置された用
紙束28は、図1の(A)に示す如く、用紙受け壁30
に下端面を当接させるとともに、1対の用紙分離爪32
に下端面の前端部の両側と用紙束28中で1対の給紙ロ
ーラ22に押圧された最も表側の用紙の表面の下縁に沿
った前端部の両側とを当接させることにより、1対の供
給ローラ22が所定の方向に回転しない限り1対の側板
20の1対の押圧板24上の図1の(A)に示す所定の
保持位置から移動しない。
【0018】用紙受け壁30の前端部からは印刷装置1
2のプラテン12aに向かい用紙ガイド34が延出して
いる。上述した自動給紙装置10は、印刷装置12にお
ける用紙への印刷の為に1対の押圧板24上の用紙束2
8から順次用紙を印刷装置12に供給する時には、回転
力伝達軸18に前述した図示しない公知の回転力源から
の所定の回転方向の回転力が選択的に入力される。この
結果、1対の給紙ローラ22が所定の回転方向に選択的
に回転すると、用紙束28中で1対の給紙ローラ22に
押圧された最も表側の用紙は1対の給紙ローラ22から
の回転力の負荷を受けて下方に移動しようとするが、下
縁の両端部と表面の下縁に沿った前端部の両側とが1対
の用紙分離爪32に当接されて下方に移動することが出
来ず、下縁の両端部の間を前方に向かい膨らませる。す
ると下縁の両端部が1対の用紙分離爪32から抜け出
し、用紙束28中で1対の給紙ローラ22に押圧された
最も表側の用紙は、その直下の用紙の表面から分離され
て用紙ガイド34に導かれプラテン12aに向かわせら
れる。プラテン12a上において印刷された用紙は、印
刷装置12の図示しない用紙駆動ローラにより自動給紙
装置10において1対のフレーム14の間で回転力伝達
軸18よりも前方に配置されている排紙トレイ36上に
排出される。
【0019】図1の(A)には、上述した如くして自動
給紙装置10の1対の押圧板24上の用紙束28から印
刷装置12のプラテン12aに向かい供給された用紙が
プラテン12aにおいて印刷された後に自動給紙装置1
0の排紙トレイ36上に排出されるまでの間の移動軌跡
が矢印で示されている。
【0020】この自動給紙装置10には、1対の押圧板
24上への用紙束28の載置作業を容易とする為に、1
対の押圧板24を1対の給紙ローラ22から後方に遠ざ
かった後退位置に保持する為の押圧板後退位置保持手段
40を備えている。この実施の形態において押圧板後退
位置保持手段40は、1対の押圧板24の裏面に固定さ
れて支持軸16及び回転力伝達軸18の長手方向中心線
に沿い支持軸16及び回転力伝達軸18対して平行に延
出した押圧板駆動軸42を備えている。押圧板駆動軸4
2の両端部は1対の側板20及び1対のフレーム14に
形成されている略前後方向に細長い案内細長孔44を通
過して1対のフレーム14の外側に突出している。従っ
て押圧板駆動軸42の両端部は、1対の押圧板24が上
端部の回動中心の回りに前後方向に往復回動されると1
対の側板20及び1対のフレーム14の案内細長孔44
中で前後方向に往復移動する。
【0021】押圧板後退位置保持手段40はさらに、1
対のフレーム14の少なくとも一方(この実施の形態で
は図示されているフレーム14の手前側に位置する図示
されていないフレーム14)の外側面において支持軸1
6に回動自在に支持された押圧板後退レバー46を備え
ている。押圧板後退レバー46の一端部46aは押圧板
駆動軸42の対応する端部と、案内細長孔44中での押
圧板駆動軸42の上記端部の前後方向における往復移動
に連動するよう連結されている。押圧板後退レバー46
の他端部46bは上記一端部46aから離れる方向、こ
の実施の形態では上方、に向かい延出している。
【0022】押圧板後退レバー46の一端部46aと押
圧板駆動軸42の対応する端部との連結構造について詳
細に説明すると、一端部46aには押圧板駆動軸42か
ら押圧板後退レバー46の回転中心軸である支持軸16
に向かう方向に細長い図示しない細長孔が形成されてい
て、この細長孔の長さは押圧板駆動軸42の直径よりも
所定以上大きく、またこの細長孔の幅は押圧板駆動軸4
2の直径と略等しい。
【0023】押圧板後退レバー46の一端部46aには
さらに、例えば弾性を有した合成樹脂や弾性を有した金
属により構成された挟持手段46cが設けられている。
押圧板後退レバー46の他端部46bを操作して(図1
の(A)では前方に移動させると)、押圧板駆動軸42
を1対の押圧板24とともに1対の押圧板24の為の付
勢手段26の付勢力に抗して1対の給紙ローラ22から
後方に遠ざけることが出来る。押圧板駆動軸42が1対
の押圧板24とともに1対の給紙ローラ22から所定距
離遠ざけられた時には、押圧板後退レバー46の一端部
46aの挟持手段46cが、図1の(B)に示す如く、
対応するフレーム14の外側面の所定の位置に固定され
ている固定ピン48を挟持して、押圧板駆動軸42を1
対の押圧板24とともに1対の押圧板24の為の付勢手
段26の付勢力に抗して後退位置に保持することが出来
る。
【0024】図2の(A)には、図1の1対の押圧板2
4上に用紙束28が載置されていない時の上記一方のフ
レーム14の外側における、押圧板駆動軸42の一端部
や押圧板後退位置保持手段40の押圧板後退レバー46
及び固定ピン48の組み合わせの状態が拡大して示され
ている。この図には上記一方のフレーム14の外側に設
置されて押圧板後退レバー46や押圧板駆動軸42の一
端部や固定軸48を覆う覆い50の一部も示されてい
る。
【0025】図2の(B)には、押圧板後退位置保持手
段40の押圧板後退レバー46の挟持手段46cが固定
ピン48を挟持して押圧板後退レバー46が前述した後
退位置に保持されている状態が、図2の(A)と同様
に、拡大して示されている。
【0026】図2の(A)及び(B)に示す如く、上記
一方のフレーム14の外側において押圧板駆動軸42の
一端部には歯車52が同心的に回転自在に取り付けられ
ていて、この歯車52は上記一方のフレーム14の外側
面において案内細長孔44の長手方向縁に沿い延出して
固定されているラック部材54に噛み合っている。
【0027】1対の押圧板24の回動にともなう押圧板
駆動軸42の移動の間におけるラック部材54に対する
歯車52の滑らかな噛み合いを保証する為に、即ち1対
の押圧板24が回動した時に円弧状の軌跡を描くにもか
かわらず1対の押圧板24とともに移動する押圧板駆動
軸42の移動軌跡を直線状に保つ為に、押圧板駆動軸4
2は1対の押圧板24に対して1対の押圧板24の回動
方向には相対的に移動出来ず1対の押圧板24の延出方
向には所定の範囲で相対的に移動可能に支持されてい
る。
【0028】より詳細には、図1の(A)及び(B)に
示す如く、1対の押圧板24の夫々の裏面に押圧板駆動
軸42が貫挿された押圧板駆動軸支持孔24aを有した
軸支持突起24bが形成されていて、押圧板駆動軸支持
孔24aの寸法は1対の押圧板24の回動方向に沿った
前後方向では押圧板駆動軸42の直径と等しく、1対の
押圧板24の延出方向に沿った上下方向では押圧板駆動
軸42の直径よりも所定の値だけ大きく設定されてい
る。
【0029】図2の(A)及び(B)に示す如き歯車5
2とラック部材54との組み合わせは案内細長孔44中
における押圧板駆動軸42の移動を滑らかで確実にし、
1対の押圧板24の回動、即ち1対の押圧板24上に載
置された用紙束28中の用紙の残量、に対応して押圧板
駆動軸42を精密に追従させることを可能にする。
【0030】上述した如く構成されている自動給紙装置
10においては、1対のフレーム14の案内細長孔44
中における押圧板駆動軸42の位置または上記一方のフ
レーム14の外側面における押圧板後退レバー46の位
置を検出することにより、1対の押圧板24に載置され
た用紙束28中の用紙の残量を概略検知することが出来
るとともに、押圧板後退レバー46による1対の押圧板
24の上記後退位置への保持状態を検知することが出来
る。
【0031】図3は、上記一方のフレーム14の外側面
における押圧板駆動軸42と図2の(A)及び(B)を
参照しながら上述した歯車52及びラック部材54の組
み合わせとこれから構造について詳細に説明する残量検
出装置60の配置を上記外側面を覆っている覆い50の
一部を切り欠いて概略的に示す正面図である。また図4
は、図3に示された上記一方のフレーム14の外側面に
おける押圧板駆動軸42と残量検出装置60とを上記外
側面を覆っている覆い50の一部を切り欠いて概略的に
示す側面図である。そして図3及び図4には、図1の
(A)及び(B)を参照しながら前述したが図1の
(A)及び(B)には示されていなかった押圧板後退レ
バー46の一端部46aと押圧板駆動軸42の対応する
端部との連結構造の為の一端部46aに形成されている
細長孔46dが示されている。
【0032】残量検出装置60は、図3及び図4に示す
如く、上記一方のフレーム14の外側面のラック部材5
4に対応して覆い50の内側面に設置されラック部材5
4の延出方向と同じ延出方向に直線状に延出した可変抵
抗器62を備えている。可変抵抗器62の摺動子62a
は、上記一方のフレーム14の外側面に突出している押
圧板駆動軸42の端部と、1対の押圧板24の前述した
回動に伴う押圧板駆動軸42の前述した直線状の往復移
動に従属するよう連結されている。より詳細には、可変
抵抗器62の摺動子62aには押圧板駆動軸42の上記
端部の直径と同じ幅を有し押圧板駆動軸42の前述した
直線状の往復移動の移動軌跡と略直交する方向に細長い
細長溝62bが形成されていて、この細長溝62bに押
圧板駆動軸42の上記端部が挿入されている。
【0033】なお図4において、後退位置の押圧板後退
位置保持手段40の押圧板後退レバー46及び残量検出
装置60の可変抵抗器62の摺動子62aは実線で示さ
れており、また後退位置から前進した押圧板後退レバー
46及び摺動子62aは2点鎖線で示されている。
【0034】可変抵抗器62はケーブル64を介して図
示しない制御回路に接続されていて、この図示しない制
御回路はさらに自動給紙装置10や印刷装置12やこれ
らから独立した場所、例えば印刷装置12に印刷情報を
入力する印刷情報入力手段において、これらの使用者の
目に触れやすい位置に配置された図示しない残量表示手
段に連結されている。
【0035】従って、1対の押圧板24上に載置された
用紙束28中における用紙の残量の変化や1対の押圧板
24の前述した後退位置への移動に伴い1対の押圧板2
4とともに移動する押圧板駆動軸42の案内細長孔44
中における位置に応じて可変抵抗器62の摺動子62a
の位置が直線状に変化すると、可変抵抗器62から上述
した図示しない制御回路に送られる電流値が変化し、上
述した図示しない制御回路はこの電流値の変化を基礎に
して1対の押圧板24上に載置された用紙束28中にお
ける用紙の残量の変化や1対の押圧板24の前述した後
退位置への移動を上述した図示しない残量表示手段に表
示する。
【0036】この為に、所望の用紙枚数に対して供給す
る用紙の枚数が不足したり供給する用紙が全くないこと
を防止して使用者に時間の無駄を生じさせ使用者の仕事
の能率を低下させることを防止することが出来るし、押
圧板後退位置保持手段40を備えていても1対の押圧板
24への用紙の載置作業を終了した後に押圧板後退位置
保持手段40による後退位置への1対の押圧板24の保
持状態を解除し忘れて1対の押圧板24が用紙を給紙ロ
ーラ22に押圧せずに給紙が行われないことを防止して
使用者に時間の無駄を生じさせ使用者の仕事の能率を低
下させることを防止することが出来る。
【0037】図3及び図4を参照しながら上述したこと
から明らかなように、押圧板駆動軸42は押圧板後退位
置保持手段40の押圧板後退レバー46に連結されて押
圧板後退位置保持手段40の押圧板後退レバー46の移
動に伴い線状に移動する線状移動部材を構成しており、
可変抵抗器62は上述した如く線状移動部材を構成して
いる押圧板駆動軸42に連結されて押圧板駆動軸42の
移動位置を検出する検出手段を構成している。
【0038】可変抵抗器62と、可変抵抗器62におけ
る電流値の変化を基礎にして1対の押圧板24上に載置
された用紙束28中における用紙の残量の変化や1対の
押圧板24の前述した後退位置への移動を上述した図示
しない残量表示手段に表示させる上述した図示しない制
御回路との組み合わせは、前述した従来の残量検出装置
において使用されていたフォトセンサとフォトセンサの
制御回路との組み合わせに比べると遥かに構成が簡易で
あり安価である。
【0039】
【発明の効果】以上詳述した如く、この発明に従った自
動給紙装置の残量検出装置は構成が簡易で安価でありな
がら、所望の用紙枚数に対して供給する用紙の枚数が不
足したり供給する用紙が全くないことを防止するととも
に、押圧板後退位置保持手段を備えていて押圧板への用
紙の載置作業を終了した後に押圧板後退位置保持手段に
よる後退位置への押圧板の保持状態を解除し忘れて押圧
板が用紙を給紙ローラに押圧せずに給紙が行われないこ
とを防止して、使用者に時間の無駄を生じさせ使用者の
仕事の能率を低下させることを防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の1つの実施の形態に従った
自動給紙装置が印刷装置と組み合わされている間に自動
給紙動作をしている状態を示す概略的な縦断面図であ
り、(B)は(A)の自動給紙装置において押圧板後退
位置保持手段が押圧板を後退位置に保持している状態を
示す概略的な縦断面図である。
【図2】(A)は図1の1対の押圧板上に用紙束が載置
されていない時の一方のフレームの外側における押圧板
駆動軸の一端部や押圧板後退位置保持手段の押圧板後退
レバー及び固定ピンの組み合わせの状態を、上記一方の
フレームの外側に設置されている覆いの一部を切り欠い
て拡大して示す側面図であり、(B)は(A)の押圧板
後退位置保持手段の押圧板後退レバーの挟持手段が固定
ピンを挟持して押圧板後退レバーが押圧板とともに後退
位置に保持されている状態を、(A)と同様に、拡大し
て示す側面図である。
【図3】一方のフレームの外側面における押圧板駆動軸
と図2の(A)及び(B)に示された歯車及びラック部
材の組み合わせと残量検出装置の配置を、上記外側面を
覆っている覆いの一部を切り欠いて概略的に示す正面図
である。
【図4】図3に示された一方のフレームの外側面におけ
る押圧板駆動軸と残量検出装置とを上記外側面を覆って
いる覆いの一部を切り欠いて概略的に示す側面図であ
る。
【符号の説明】
22 給紙ローラ 24 押圧板 26 付勢手段 28 用紙束 40 押圧板後退位置保持手段 42 押圧板駆動軸(線状移動部材) 62 可変抵抗器(検出手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙ローラと;用紙が載置された押圧板
    と;押圧板を付勢して押圧板に載置された用紙を給紙ロ
    ーラに向かい押圧する付勢手段と;押圧板に連結されて
    押圧板とともに移動し、付勢手段の付勢力に抗して押圧
    板を給紙ローラから遠ざけた後退位置に保持することが
    出来る押圧板後退位置保持手段と;押圧板後退位置保持
    手段に連結されて押圧板後退位置保持手段の移動に伴い
    線状に移動する線状移動部材と;線状移動部材に連結さ
    れて線状移動部材の移動位置を検出する検出手段と;を
    備えたことを特徴とする自動給紙装置の残量検出装置。
JP26603196A 1996-10-07 1996-10-07 自動給紙装置の残量検出装置 Pending JPH10109782A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26603196A JPH10109782A (ja) 1996-10-07 1996-10-07 自動給紙装置の残量検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26603196A JPH10109782A (ja) 1996-10-07 1996-10-07 自動給紙装置の残量検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10109782A true JPH10109782A (ja) 1998-04-28

Family

ID=17425434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26603196A Pending JPH10109782A (ja) 1996-10-07 1996-10-07 自動給紙装置の残量検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10109782A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0580431B1 (en) Paper feeding apparatus for printer
US4208233A (en) Lithographic and etching apparatus
JP3213457B2 (ja) 孔版印刷装置
US5030024A (en) Sheet feeding device in a printer
US6237485B1 (en) Stencil printer having paper supply controller
JP3167982B2 (ja) 画像形成装置用給紙装置
JPH10109782A (ja) 自動給紙装置の残量検出装置
JPH05208744A (ja) 給紙装置
JP2003118220A (ja) 印刷装置
JP3616427B2 (ja) 孔版印刷装置
JPS58138676A (ja) 紙送り装置
JPH0611968Y2 (ja) 給紙装置
JP2698699B2 (ja) 記録装置
JP2003312862A (ja) 画像形成装置
JPH06298382A (ja) 給紙装置
JP2552718B2 (ja) プリンタのプリント用紙搬送装置
KR200373731Y1 (ko) 안전성을 향상시킨 인쇄장치
KR200179729Y1 (ko) 중송방지를 고려한 자동급지장치
JPH0131487Y2 (ja)
JP3802573B2 (ja) プリンタ
JPH0395038A (ja) 給紙トレイ
JP4351501B2 (ja) 孔版印刷機における原紙回収装置
JPH0815802B2 (ja) プリンタの用紙セツト方法
KR100666221B1 (ko) 안전성을 향상시킨 인쇄장치
JPH0611624B2 (ja) カセットケースを用いる給紙装置