JPH10107402A - 絶縁膜のピンホール検査方法及びその装置 - Google Patents

絶縁膜のピンホール検査方法及びその装置

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JPH10107402A
JPH10107402A JP8257918A JP25791896A JPH10107402A JP H10107402 A JPH10107402 A JP H10107402A JP 8257918 A JP8257918 A JP 8257918A JP 25791896 A JP25791896 A JP 25791896A JP H10107402 A JPH10107402 A JP H10107402A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】埋め込み酸化膜のピンホールを検査する絶縁膜
のピンホール検査方法及びその装置において、非破壊で
簡便に定量的に即時に測定する。 【解決手段】光照査装置8のスポット状の光で電解液2
を介してSOI基板1上に走査し、SOI基板1の埋め
込み酸化膜9の下地である半導体層に光励起させ発生す
る電荷を電流計10で測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板に形成
される絶縁膜のピンホールを検査する絶縁膜のピンホー
ル検査方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、半導体基板あるいはSOI基板に
形成される絶縁膜は緻密な膜に形成されることを要求さ
れている。しかしながら、薄膜形成方法における形成条
件などによる膜中にピンホールが発生することが多々あ
る。このように膜中にピンホールが有ると、絶縁膜を挟
む上下の導電層間で短絡事故が発生するという問題があ
った。このように膜中に存在するピンホールを検出する
には、単に顕微鏡などによる外観検査では検出すること
は難しく実用に供しなかった。このため、従来からこの
ピンホールを検査する種々の方法が提案されてきた。
【0003】図5は特開平7−86757号公報に開示
された絶縁膜のピンホール検出方法を説明するための図
である。この絶縁膜のピンホール検出方法は、図5に示
すように、電解液2とpH指示薬19とからなる検査液
18を枠形部材4内に溜め、直流電源5の一方の電極に
繋がる電極板6を検査液18に浸し、絶縁膜16のすぐ
下に形成された導体層15に直流電源5の他方の電極に
プローブピン20を通して接続し、導体層15と検査液
18間に直流電圧を印加して検査液18中に発生する変
色部によりその位置にピンホール17があることを検出
することを特徴としている。
【0004】図6は従来の他の絶縁膜のピンホール検査
方法の例を説明するための図である。この検査方法は、
PROCEEDINGS OF SEVENTH IN
TE−RNATIONAL SYMPOSIUM ON
SILICON ON I−NSULATOR TE
CHNOLOGY AND DEVICES P.18
−27,(1996)に開示されている方法である。
【0005】この検査方法は、図6に示すように、ま
ず、SOI基板1の下部に電極板7を置き、SOI基板
1の上に硫酸銅溶液をしみ込ませたろ紙15をのせ、さ
らにその上部に電極板6をのせる。そして、電極6と電
極7の間に直流電源5より30分から1時間程度電圧を
印加する。しかる後、SOI基板1を取り出し、ろ紙1
5または基板1の表面の銅析出物密度を測定し、この密
度から埋め込み酸化膜9のピンホール密度を求めること
を特徴としていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した検査液の変色
部による検査方法では、ピンホールにより発生する変色
部が検査液中に拡散してしまい、ピンホールの有無を判
定することができるものの、どの程度の大きさのピンホ
ールなのかあるいはどの程度の数があるのかといった定
量的な検査が困難である。例えば、小さなピンホールが
接近してある場合、変色部が拡散し合い一つの変色部に
なるという分解能が得られないという問題がある。
【0007】また、ろ紙による銅析出による検査方法で
は、破壊検査であるため基板を再利用することができな
いことである。何となれば、絶縁膜に電圧を印加するた
め、これにより酸化膜が劣化するとともに表面にCuの
析出物が形成され基板表面が汚染されるためである。さ
らに、銅が析出するのに時間がかかりしかも拡大写真を
撮ったりすると検査が完了するのに数時間要する。この
ように長時間要し判別な困難な検査方法は、実際の生産
ラインに適用できない。
【0008】従って、本発明の目的は、絶縁膜のピンホ
ールを非破壊で簡便に定量的に即時に測定できる絶縁膜
のピンホール検査方法及びその装置を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴は、
絶縁膜が施された半導体基板を電解液に浸し、この電解
液を介して前記絶縁膜上にスポット状の光を走査し、前
記絶縁膜を通過する該光によって該絶縁膜の下地の半導
体層に励起され前記電解液中に潜入する電荷を測定する
絶縁膜のピンホール検査方法である。また、前記光のス
ポット径の大きさと同等の距離を前記光が走査する時間
が前記半導体基板の該半導体層のキャリアライフタイム
より長いことが望ましい。
【0010】本発明の第2の特徴は、前記半導体基板上
に水密に載置されるとともに前記電解液を満たす枠部材
と、前記電解液を介して前記半導体基板上に前記光を走
査する光照査装置と、前記電解液に浸漬される電極板と
前記半導体基板の前記半導体層のオーミック電極との間
に直流電圧を印加する直流電源と、前記電極板と前記オ
ーミック電極との間に流れる電流を測定する電流計とを
備える絶縁膜のピンホール検査装置であるか、または、
前記半導体基板上に水密に載置されるとともに前記電解
液を満たす枠部材と、この枠部材の内部を二つに仕切る
仕切板と、前記電解液を介して前記半導体基板上に前記
光を走査する光照査装置と、前記仕切板で仕切られた前
記枠部材の内壁に形成され前記電解液に浸漬される第1
および第2の電極板と、前記第1の電極板と前記第2の
電極板に直流電圧を印加する直流電極と、前記第1の電
極板と前記第2の電極板との間に流れる電流を測定する
電流計と、前記光の移動が仕切板を境にして前記第1の
電極板と前記第2の電極板と接続する前記直流電源の極
性を切替えるスイッチとを備える絶縁膜のピンホール検
査装置である。また、前記枠部材に貼り付けられるとと
もに前記半導体基板の表面と接触する透明で弾力性のあ
る導電性シートを備えることが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0012】図1(a)および(b)は本発明の第1の
実施の形態における絶縁膜のピンホール検査方法及びそ
の装置を説明するためのピンホール検査装置の縦断面図
および横断面図である。このピンホール検査装置は、図
1に示すように、SOI基板1上にシール12を介して
水密に載置されるとともに電解液2が満たされた枠形部
材4と、枠形部材4の内壁に形成され電解液2に浸漬さ
れるとともに接続線を介して直流電源5の一方の電極に
接続された電極板6と、枠形部材4が載置されていない
SOI基板1の表面の周辺部に当接し他の接続線を介し
て直流電源5の他方電極に接続される電極板7と、枠形
部材4の上部に配置され電解液2を透過し埋め込み酸化
膜9に小さなスポット状の光を走査しながら照射する光
照射装置8と、直流電源5に接続され接続線を流れる電
流を測定するための電流計10とを備えている。
【0013】また、枠形部材4の開口には蓋となる窓部
材3が設けられているが、これは、検査装置自体を傾け
たとき電解液2が零れないようにするために設けられて
いる。さらに、この電解液2を枠形部材4内に供給する
には、図面には示していないが、枠形部材4の供給管を
通しポンプによってなされる。
【0014】光照査装置8は、例えば、白色光ランプと
コンデンサレンズおよびリレーレンズで構成される光照
射ヘッドと、光照射ヘッドからの集光された光を反射し
SOI基板1上の一方向に光を走査するポリコンミラー
とを備えている。また、SOI基板1はキャリジに載置
され、光走査される方向と垂直な方向に移動し、光走査
とこのキャリジの移動によって基板全面に光を走査させ
ている。
【0015】前述した白色光で行なう場合は、光励起電
流を効率良く得られるものの、集光機構を必要とし光照
射ヘッドが高価なものとなる。そこで、実際には本実施
の形態では、安価な市販のヘリウムネオンガスレーザ発
振器を使用した。
【0016】次に、図1のピンホール検査装置の動作を
説明することで本発明の実施の形態におけるピンホール
検査方法について述べる。まず、図示していないキャリ
ッジの上に埋め込み絶縁膜9のあるSOI基板1を載置
する。そして、SOI基板1の上に枠形部材4を載置し
窓部材3で蓋をする。次に、枠形部材4の中に電解液2
(例えば1%程度の希弗酸溶液や希酢酸溶液など)をポ
ンプにより入れて、SOI基板1上を電解液2で満たし
準備を完了する。
【0017】そして、直流電源5の正電極に接続され電
解液2に浸漬された電極板6と、枠形部材4を載置され
ていないSOI基板1の表面のオーミック電極と接触し
直流電源5の他方の電極に接続された電極板7との間に
直流電圧を印加する。すなわち、SOI基板1と電解液
2の間に直流電圧を印加する。枠形部材4に付随した窓
部材3を通して小さなスポット状の光を光照射装置8に
よりSOI基板1上を走査しながら照射する。このこと
により埋め込み絶縁膜9にピンホール17があると直流
電源10につながった電流計10により測定される電流
値が大きくなる。この電流値の大きさはオッシロスコー
プで観察すれば、パルス状の電流波形として見ることが
できる。
【0018】図2はSIMOX(Separation
by Implanted OX−ygen)基板の
埋め込み酸化膜のピンホール箇所の観察した図である。
次に、具体的に行なった実施例を説明する。この実施例
は、図1のSOI基板1はキャリアライフタイムが30
μs程度のP型基板で、電解液2として1%のHF溶液
(49%HF:H2 O)または1%酢酸溶液を用いた。
この電解液2を正とし、SOI基板1の周辺部に設けた
電極板6を負として5Vの電圧を電流計10を通して直
流電源5より印加した。また、光照射装置8として直径
1mmのスポット径で波長670nmのレーザ発振器を
用いた。この1mmのスポット径にした理由は、分解能
を1mmにするためである。
【0019】ここで、酸化膜9に二つのピンホールが間
隔1mm程度で存在する場合を想定し、これら二つのピ
ンホールが分離して検出できるように光走査速度を設定
した。このことは、ライフタイムに比べ光走査速度が早
いと、最初のピンホールによって光励起されたキャリア
が消滅しない内に次のピンホールによって励起されたキ
ャリアがオーバーラップすることになり、あたかも一つ
の大きいピンホールであると検出されるからである。
【0020】そこで、本実施例では、基板のキャリアラ
イフタイムが30μs程度であることを考慮して、25
mm/sとした。この速度で基板全面を走査すると、略
15分かかった。ちなみに、隣接するピンホールの間隔
を1mmとすると、限界光走査速度は、1mm/30μ
s=33.3mm/sとなる。従って、30mm/sま
で速度を上げることができるので、走査する時間を短縮
できる。
【0021】このうに光走査しながら流れる電流を電流
計10を通して測定しオッシログラフやディスプレイな
どで同時に観察した。図2に示すように、白い部分が電
流値が他の部分より大きかったところでピンホールであ
ることを示している。
【0022】図3は図1のピンホール検査装置の一変形
例を説明するための断面図である。このピンホール検査
装置は、図3に示すように、基板1aの絶縁膜9aに直
接接触し枠形部材4aの底面に張られる透明で弾力のあ
る導電性シート13を設けたことである。また、導電性
シート13が絶縁膜9aに密着するように電解液2に加
圧力を与える電解液循環装置21を設けている。
【0023】導電性シート13は、例えば、透明性のあ
るエチレンビニールアセテートのような高分子プラスチ
ックにグラファイトなど含有させて導電性をもたせたも
のである。また、電解液循環装置21は、小型のベロー
ズポンプと枠形部材4aからの電解液を蓄えるリザーブ
タンクから構成され、ポンプを作動することによって枠
形部材4a内に電解液を充満させ導電性シート13を膨
らませ表面に凹凸面のある絶縁膜9aでも一様に密着し
空気層を無くし、走査光の損失を最少限にとどめること
ができる。
【0024】また、測定してからも、ドレイン側のバル
ブを開いて供給側のバルブを閉じポンプを動作すれば、
枠形部材4a内の電解液2は容易に回収できる。さら
に、この装置の利点は、単にバルブとポンプの動作で導
電性シート13の絶縁膜9aとの接触と離間とが行なえ
るので自動化し易いことである。その他の電極板6、直
流電源5および光照査装置8は前述の実施の形態におけ
るピンホール検査装置と同じである。ただ、電極板7は
基板1aの裏面に形成されたオーミック電極と接触して
いる。
【0025】図4(a)および(b)は図1のピンホー
ル検査装置の他の変形例を説明するための縦断面図およ
び横断面図である。このピンホール検査装置は、図4に
示すように、SOI基板1上に電解液2を満たすべく枠
形部材4の中央部に設けられる仕切板11と、枠形部材
4に仕切板11を境に一方の内壁に形成されることで電
解液2に浸漬される接続線を介して直流電源5の一方の
電極に接続された電極板6と、枠形部材4の仕切板11
を境に他方の内壁に形成されることで電解液12に浸漬
される接続線を介して直流電源5の他方の電源に接続さ
れた他の電極板7とを備えている。それ以外は図1のピ
ンホール検査装置と同じである。
【0026】この検査装置によるSOI基板1の埋め込
み絶縁膜9のピンホール検査方法はまず、SOI基板1
上に電解液2,12を満たすべく枠形部材4を載置し、
枠形部材4の中に電解液2,12を入れて、SOI基板
1上を電解液2,12で満たす。そして、直流電源5の
正電極に接続された電極板6を電解液2に浸漬し、直流
電源5の負電極に接続された電極板7を電解液12に浸
漬し、該形部材4内の仕切板11によって分離された電
解液2,12に直流電圧を印加する。枠形部材4に付随
した窓3を通して光照査装置8により光走査する。この
とき、仕切板11の左側の電解液12に光が照射されて
いる場合には、電極板6に正,電極板7に負の電圧を印
加するように自動切替えスイッチが作動する。また、仕
切板11の右側の電解液2に光が照射されている場合に
は、該電極板7に正,電極板6に負の電圧を印加するす
るように自動切替えスイッチが作動する。そして、ピン
ホールの検出は埋め込み絶縁膜9にピンホールがあると
直流電源につながった電流計10により測定される電流
値が大きくなる。
【0027】このピンホール検査装置は、前述の検査装
置のように基板の周辺部に金属電極を接触させないの
で、金属汚染がないという利点がある。また、光照査装
置と測定回路を独立に設ければ、平行運転ができるので
測定時間が短縮できる。
【0028】次に、このピンホール検査装置で、SOI
基板1がP型の場合に実施してみた。まず、電解液2と
して1%のHF溶液(49%HF:H2 O)または1%
酢酸溶液を準備し、電極板電極板6を通して電解液2を
正とし、電極板7を通して電解液2を負として5Vの電
圧を電流計10を通して直流電源5より印加させた。さ
らに光照射装置8よりたとえば直径1mmで波長670
μmのレーザ光を電解液2側に照射し、この際、流れる
電流を電流計10を通して測定する。その後レーザ光の
照射位置を変えながら電流計10を電流を測定して行っ
た。
【0029】同様にしてSIMOX(Separati
on by Implanted−OXygen)基板
の埋め込み酸化膜のピンホール箇所をこの測定装置及び
測定法により評価した結果、前述の実施例と同様の測定
結果が得られた。なお、仕切板の無い装置では、1011
atoms/cm2 程度の基板の重金属汚染量であるの
に対して、仕切板のある装置は、1010atoms/c
2 以下の少ない重金属汚染量であることが認められ
た。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、絶縁膜の
下地の半導体層に光励起される電荷を発生させるように
絶縁膜上を電解液を介して光ビームで走査し、絶縁膜の
ピンホールから抜け電解液中に存在する電荷を測定する
ことによってピンホールの密度を定量的に簡便に測定で
きるという効果がある。また、絶縁膜あるいは半導体層
と接触するのは電解液や光なので、絶縁膜や半導体層に
汚染やダメージを与えないで測定できるという効果を有
する。さらに、ピンホールから抜ける電荷を即電流計で
測定できるので極めて迅速に測定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における絶縁膜のピ
ンホール検査方法及びその装置を説明するためのピンホ
ール検査装置の縦断面図および横断面図である。
【図2】SIMOX(Separation by I
mplanted OX−ygen)基板の埋め込み酸
化膜のピンホール箇所の観察した図である。
【図3】図1のピンホール検査装置の一変形例を説明す
るための断面図である。
【図4】図1のピンホール検査装置の他の変形例を説明
するための縦断面図および横断面図である。
【図5】特開平7−86757号公報に開示された絶縁
膜のピンホール検出方法を説明するための図である。
【図6】従来の他の絶縁膜のピンホール検査方法の例を
説明するための図である。
【符号の説明】
1 SOI基板 1a,14 基板 2,12 電解液 3 窓部材 4,4a 枠形部材 5 直流電源 6 電極板 7 電極板 8 光照査装置 9 埋め込み酸化膜 9a,16 絶縁膜 17 ピンホール 18 検査液 19 PH指示液 20 プローブピン 21 電解液循環装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁膜が施された半導体基板を電解液に
    浸し、この電解液を介して前記絶縁膜上にスポット状の
    光を走査し、前記絶縁膜を通過する該光によって該絶縁
    膜の下地の半導体層に励起され前記電解液中に潜入する
    電荷を測定することを特徴とする絶縁膜のピンホール検
    査方法。
  2. 【請求項2】 前記光のスポット径の大きさと同等の距
    離を前記光が走査する時間が前記半導体基板の該半導体
    層のキャリアライフタイムより長いことを特徴とする請
    求項1記載の絶縁膜のピンホール検査方法。
  3. 【請求項3】 前記半導体基板上に水密に載置されると
    ともに前記電解液を満たす枠部材と、前記電解液を介し
    て前記半導体基板上に前記光を走査する光照査装置と、
    前記電解液に浸漬される電極板と前記半導体基板の前記
    半導体層のオーミック電極との間に直流電圧を印加する
    直流電源と、前記電極板と前記オーミック電極との間に
    流れる電流を測定する電流計とを備えることを特徴とす
    る絶縁膜のピンホール検査装置。
  4. 【請求項4】 前記半導体基板上に水密に載置されると
    ともに前記電解液を満たす枠部材と、この枠部材の内部
    を二つに仕切る仕切板と、前記電解液を介して前記半導
    体基板上に前記光を走査する光照査装置と、前記仕切板
    で仕切られた前記枠部材の内壁に形成され前記電解液に
    浸漬される第1および第2の電極板と、前記第1の電極
    板と前記第2の電極板に直流電圧を印加する直流電極
    と、前記第1の電極板と前記第2の電極板との間に流れ
    る電流を測定する電流計と、前記光の移動が仕切板を境
    にして前記第1の電極板と前記第2の電極板と接続する
    前記直流電源の極性を切替えるスイッチとを備えること
    を特徴とする絶縁膜のピンホール検査装置。
  5. 【請求項5】 前記枠部材に貼り付けられるとともに前
    記半導体基板の表面と接触する透明で弾力性のある導電
    性シートを備えることを特徴とする請求項3および4記
    載の絶縁膜のピンホール検査装置。
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