JPH10106320A - 反射鏡装置 - Google Patents

反射鏡装置

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JPH10106320A
JPH10106320A JP29430696A JP29430696A JPH10106320A JP H10106320 A JPH10106320 A JP H10106320A JP 29430696 A JP29430696 A JP 29430696A JP 29430696 A JP29430696 A JP 29430696A JP H10106320 A JPH10106320 A JP H10106320A
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JP
Japan
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curved surface
plate
light distribution
reflecting member
reinforcing plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP29430696A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Shimada
雄彦 島田
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Ekuesutorian Kk
Original Assignee
Ekuesutorian Kk
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Abstract

(57)【要約】 【目的】反射光率を最大にし、かつ軽量化され、しかも
補強板の配光曲面により平板反射部材に配光曲面を形成
し、所望の配光分布と堅牢さを図る。 【構成】片面に多積層反射膜Mを形成し、かつネジ孔1
を所定間隔毎に配列する平板反射部材10と、前記のネ
ジ孔1に沿って並列に装着し、かつ複数のネジ穴2と所
望の配光曲面Cを形成する補強板20と、この補強板2
0を固定する固定板30と、この固定板30のネジ孔3
と補強板20のネジ穴6に螺合する小ねじ4を設ける。
小ねじ4により平板反射部材10と補強板20を螺着し
たとき、平板反射部材10が補強板20の配光曲面Cに
沿わせ、断面が湾曲する被配光曲面C’を形成する。補
強板20を固定板30と枠体40により固定し、平板反
射部材10の歪みを阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は反射鏡本体部を軽量に
し、かつ所望の配光曲面を補強板で形成する反射鏡装置
であって、詳しく述べると、片面に多積層反射膜を有し
光を反射しかつ撓みのある薄肉の平反反射部材を、配光
曲面を有する反射鏡として使用する反射鏡装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、反射鏡は鋳造機や押出機当により
鋳型や金型で反射鏡基材を作るか、または比較的金属素
材の中でも軟質な金属素材(例えばアルミニウムや真鍮
等)を反射鏡のブロックとして切削加工した反射鏡本体
がある。何れの反射鏡本体も所望する条件に沿った形状
の凹面鏡を製作している。また製作された反射鏡本体は
反射面の光輝性を良くするために、反射鏡本体面の粗面
側に下地としてニッケルメッキを施し、このニッケルメ
ッキ層の上に光沢のあるクロムメッキを施している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記するように前者の
鋳型や押出成型または切削による加工の製造では、反射
鏡本体の肉厚を薄くするという条件においては限界があ
り、たとえ製造される反射鏡本体の長さが短くなってい
ても、材質が金属であり、しかも肉厚が薄くできないの
で軽量化が図れないという欠点がある。また反射光の飛
散を防止するのに、反射鏡本体の反射面部分を長くする
と集光性は良くなるが、その反面、反射鏡本体の重量が
大きく嵩むので携帯に困るという欠点がある。また反射
鏡の反射面部分を長くすることにより、反射面の凹面部
分の奥に均一なメッキが施せないという欠点がある。
【0004】また反射鏡が凹曲面であるからメッキの処
理において加工不良が出るという大きな欠点がある。鋳
型や切削は材料を多く使用するのでコストが高くなり、
しかも反射鏡本体部を長くすると、所望する配光が得ら
れないという欠点がある。湾曲型の反射鏡は保管の場所
を多く占めるという欠点がある。光輝性の素材を直接磨
いて鏡面にしたり、また鏡面にクロムメッキを施しただ
けでは鏡面に傷がつき易く、また通常の透明酸化物によ
る反射膜層では光輝率が低いという欠点がある。
【0005】本発明の目的は斯かる欠点を除去するため
に、反射光率を最大にし、かつ横断面において湾曲型の
反射鏡となる本体部分が、平板反射部材で軽量化され、
しかも補強板の配光曲面により平板反射部材に配光曲面
を形成し、所望の配光分布と堅牢さを得ることにある。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明は斯かる目的を
達成するために、光を反射しかつ撓みのある薄肉の平板
反射鏡部材が、複数の補強板の配光曲面により被配光曲
面を形成する反射鏡装置において、複数のネジ穴を所定
間隔毎に配列し、かつ片面に透明な高屈折率膜と低屈折
率膜を交互に11層から23層の積層範囲内において、
この各層の厚さを真空蒸着により135nmないし15
0nmの範囲内で多積層反射膜に形成する前記薄肉の平
板反射部材と、この平板反射部材のネジ穴に沿って並列
に装着し、かつ内周面の長手方向に複数のネジ孔と所望
の配光曲面を形成する複数の補強板と、この補強板を固
定する固定板と、この固定板のネジ孔と補強板のネジ穴
に螺合する小ねじとを設けると共に、前記する平板反射
部材のネジ穴と補強板のネジ穴を一致させ、小ねじによ
り平板反射部材と補強板を螺着したとき、平板反射部材
が補強板の配光条件を有する配光曲面に沿わせ、断面が
湾曲する放物線状の被配光曲面を形成し、かつこの被配
光曲面の内面の近傍領域内にランプの設置を可能にする
と共に、前記する補強板を固定板と枠体で固定し、平板
反射部材の歪みを阻止することにある。
【0007】実施例 各図は本発明における反射鏡の補助装置であり、この一
実施例を図面につき説明する。図1は反射鏡装置Aの全
体の斜視図である。図2は反射板10に補強板20を取
付けている要部の斜視図であって、仮想線は反射板10
が補強板20に形成する配光曲面Cにより自由に曲げら
れる前の状態を図示する。図4は補強板20の斜視図で
ある。図5は補強板20の側面図である。
【0008】以下、本発明における反射鏡装置Aの一実
施例について、図示と共に詳しく説明する。本発明は光
を反射しかつ撓みのある薄肉の平板反射鏡部材10が、
複数の補強板20の配光曲面Cにより被配光曲面C’を
形成する反射鏡装置Aにおいて、複数のネジ孔1を所定
間隔毎に配列し、かつ片面に透明な高屈折率膜と低屈折
率膜を交互に11層から23層の積層範囲内にして、こ
の各層の厚さを真空蒸着により135nmないし150
nmの範囲内で多積層反射膜Mに形成する前記薄肉の平
板反射部材10と、この平板反射部材10のネジ孔1に
沿って並列に装
【0009】着し、かつ内周面21の長手方向に複数の
ネジ穴2と所望の配光曲面Cを形成する複数の補強板2
0と、この補強板20を固定する固定板30と、この固
定板30のネジ孔3と補強板20のネジ穴6に螺合する
小ねじ5を設けると共に、前記する平板反射部材10の
ネジ孔1と補強板のネジ穴2を一致させ、小ねじ4によ
り平板反射部材10と補強板20を螺着したとき、平板
反射部材10が補強板20の配光条件を有する配光曲面
Cに沿わせ、断面が湾曲する放物線状の被配光曲面C’
を形成し、かつこの被配光曲面C’の内面の近傍領域内
にランプLの設置を可能にすると共に、前記する補強板
20を固定板30と枠体40で固定し、平板反射部材1
0の歪みを阻止する。
【0010】さらに本発明における反射鏡装置Aを詳し
く説明すると、前記の平板反射部材10は反射鏡装置A
の中央から左右に分割(つまり一対にする。)して設
け、補強板20に平板反射部材10を螺着した後、固定
板0で、補強板20を固定するとき、各側縁部11を接
合する。あるいは平板反射部材10を前記する一対分の
大きさ(つまり2倍のサイズ)に裁断し、1枚の大きな
補強板20でもできる。また反射鏡Aは補強板20と固
定板30をそれぞれ設けるので、この固定板30と補強
板20により、平板反射部材10の歪みを阻止できる。
またはこの固定板30と下方の固定板50と、開口部1
aに固定する枠体40をそれぞれ設ける
【0011】ことにより、平板反射部材10の歪みを積
極的に阻止する。この場合の固定は補強板20の底面と
枠体40を小ねじ(不図示)により螺着またはピンで加
締付けする。または熱による溶着、あるいは耐熱性の接
着剤で接着してもよい。このように枠体40により固定
する場合は、下方に設ける固定部材50を省くこともで
きる。また前記する平板反射鏡部材10は撓みのある薄
肉の平板材であり、例えば光輝性の金属アルミニウムの
平板の片面に透明な高屈折率膜と低屈折率膜を交
【0012】互に11層膜ないし23層膜の薄膜を真空
蒸着により形成する。すなわち、透明酸化物例えばSi
、Ge、MgF、TiO等からなる透明な薄膜
材であり、この薄膜を前記するように11層ないし23
層の範囲内において、この各層の厚さを真空蒸着により
135nmないし150nmの範囲内で多積層反射膜を
に形成する。この場合、高屈折率膜と低屈折率膜を交互
に酸素供給量を制限し真空蒸着を施す。真空蒸着におい
て酸素供給量の制限は、通常の酸化物例えばSiO
TiO、あるいはCrを真空蒸着する時より低
くする。
【0013】前記する真空蒸着の条件の下に加工する平
板反射鏡部材10は、所望のサイズに裁断がでる。。し
たがってこの平板反射鏡部材10は前記する補強板20
の配光曲面C(つまり配光条件を有する配光曲面加工を
施す)に沿わせて、平板反射鏡部材10に配光曲面C’
を形成できる。このように被配光曲面C’の状態を維持
するには、平板反射鏡部材10に設けたネジ孔1の方、
つまり平板反射鏡部材10の内面側から小ねじ4を挿入
し、さらに前記する補強部材20の内周面21に設けた
ネジ孔2に螺合させ螺着できる。また前記の補強板20
を増加させた場合は、各隔壁が狭くなるので空冷が生じ
易く、平板反射鏡部材の過熱を抑える。また反射鏡Aの
配光曲面C’は光源Lとして例えば可視光線、紫外線、
熱赤外線当の長尺ランプを囲む位置に配置する。
【0014】
【発明の効果】以上の如く本発明は、光を反射しかつ撓
みのある薄肉の平板反射鏡部材が、複数の補強板の配光
曲面により被配光曲面を形成する反射鏡装置において、
複数のネジ穴を所定間隔毎に配列し、かつ片面に透明な
高屈折率膜と低屈折率膜を交互に11層から23層の積
層範囲内にして、この各層の厚さを真空蒸着により13
5nmないし150nmの範囲内で多積層反射膜に形成
する前記薄肉の平板反射部材と、この平板反射部材のネ
ジ穴に沿って並列に装着し、かつ内周面の長手方向に複
数のネジ孔と所望の配光曲面を形成する複数の補強板
と、この補強板を固定する固定板と、この固定板のネジ
孔と補強板のネジ穴に螺合する小ねじとを設けると共
に、前記する平板反射部材のネジ穴と補強板のネジ穴を
一致させ、小ねじにより平板反射部材と補強板を螺着し
たとき、平板反射部材が補強板の配光条件を有する配光
曲面に沿わせ、断面が湾曲する放物線状の被配光曲面を
形成し、かつこの被配光曲面の内面の近傍領域内にラン
プの設置を可能にすると共に、前記する補強板を固定板
と枠体で固定し、平板反射部材の歪みを阻止することに
より、反射光率を最大にし、かつ横断面において湾曲型
の反射鏡となる本体部分が、平板反射部材で軽量化さ
れ、しかも補強板の配光曲面により平板反射部材に配光
曲面を形成し、所望の配光分布と堅牢さを得る。しかも
補強板により容易に反射鏡の組立てができる。しかも鋳
型や反射鏡基材の切削を不要にできるので製造コストも
低減できる。また撓みを有する平板であるから所望のサ
イズに裁断し易く、各種の大きさの反射鏡装置を迅速に
作れる。組立る前の部品はそれぞれが平板の状態である
から、豊富な種類または量を保管しても場所に余裕がで
きる。またメッキや塗装の面において仕上げをムラなく
均一にできる。したがって平板反射鏡部材を長くしても
制度の良い光輝性を発揮できるなどきわめて有用であ
り、優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】反射鏡本体の斜視図
【図2】反射板と補強板の要部の斜視図
【図3】補強板の斜視図
【図4】補強板の側面図
【符号の説明】
A 反射鏡装置 C 配光曲面 C’ 被配光曲面 L ランプ M 多積層反射膜 1a 開口部 1 ネジ孔 2 ネジ穴 3 ネジ孔 4 ネジ孔 5 小ねじ 6 ネジ穴 10 平板反射鏡部材 11 側縁部 20 補強板 21 内周面 30 固定板 40 枠体 50 固定板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光を反射しかつ撓みのある薄肉の平板反射
    鏡部材が、複数の補強板の配光曲面により被配光曲面を
    形成する反射鏡装置において、複数のネジ穴を所定間隔
    毎に配列し、かつ片面に透明な高屈折率膜と低屈折率膜
    を交互に11層から23層の積層範囲内にして、この各
    層の厚さを真空蒸着により135nmないし150nm
    の範囲内で多積層反射膜に形成する前記薄肉の平板反射
    部材と、この平板反射部材のネジ穴に沿って並列に装着
    し、かつ内周面の長手方向に複数のネジ孔と所望の配光
    曲面を形成する複数の補強板と、この補強板を固定する
    固定板と、この固定板のネジ孔と補強板のネジ穴に螺合
    する小ねじとを設けると共に、前記する平板反射部材の
    ネジ穴と補強板のネジ穴を一致させ、小ねじにより平板
    反射部材と補強板を螺着したとき、平板反射部材が補強
    板の配光条件を有する配光曲面に沿わせ、断面が湾曲す
    る放物線状の被配光曲面を形成し、かつこの被配光曲面
    の内面の近傍領域内にランプの設置を可能にすると共
    に、前記する補強板を固定板と枠体で固定し、平板反射
    部材の歪みを阻止することを特徴とする。
JP29430696A 1996-10-01 1996-10-01 反射鏡装置 Pending JPH10106320A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013185312A (ja) * 2012-03-06 2013-09-19 Hitachi Metals Techno Ltd 柱と梁との接合構造および補強部材
US9394679B2 (en) 2011-09-14 2016-07-19 Senqcia Corporation Connection structure of beam and column, and connection member

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