JPH10105712A - 移動体追跡装置 - Google Patents

移動体追跡装置

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JPH10105712A
JPH10105712A JP8259401A JP25940196A JPH10105712A JP H10105712 A JPH10105712 A JP H10105712A JP 8259401 A JP8259401 A JP 8259401A JP 25940196 A JP25940196 A JP 25940196A JP H10105712 A JPH10105712 A JP H10105712A
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Keiichi Kenmochi
圭一 見持
Hideo Urata
秀夫 浦田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の移動体が存在する画像に対して個々の移
動体の区別がつかない場合、それらの移動体の進行方向
が変化した時点で移動体の追跡を可能とする。 【解決手段】差分器4は、画像記憶器3に記憶された時
刻tの画像とTVカメラ1による時刻t+Δtの画像と
の差を計算し移動体領域を抽出する。移動体画像抽出器
6は移動体領域に対応する画像を画像記憶器3から抽出
し、特徴点抽出器7で特徴点を抽出する。移動ベクトル
抽出器8は特徴点が時刻t+Δtに得られる画像の中で
対応する部分の移動量を抽出する。方向ヒストグラム生
成器9は移動ベクトルの方向から方向ヒストグラムを生
成し、ヒストグラム分割器10でヒストグラムの分布に
基づいて分割する。移動体領域分割器11はその移動ベ
クトルの部分集合により移動体領域を分割する。移動体
追跡器12はその移動体領域の時間の経過と共に変化す
る重心座標と平均移動ベクトルとを記憶して軌跡を求め
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば交差点にお
ける信号無視抑止システムに適用される移動体追跡装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像処理により移動体を追跡する
装置は、図10に示すように、TVカメラ101で対象
とする移動体102を撮像し、サンプリング時間Δtだ
け離れたタイミング時刻tと「t+Δt」で得られた2
枚の画像I(t)とI(t+Δt)との差分|I(t+
Δt)−I(t)|を求め、得られた差分画像の値の大
きい部分が移動体102の画像部分であり、値が小さい
部分は静止している背景領域であるとし、その移動体1
02の画像部分を時間毎に検出して追跡して行く。具体
的には、TVカメラ101で撮像した画像をA/D変換
器103でデジタル画像に変換し、量子化した画像I
(t,i,j)を画像記憶器104に記憶する。ここに
i,jは「1≦i,j≦L」であり、Lは画像サイズで
あり、一般的に「500」程度である。そして、画像記
憶器104の記憶画像I(t,i,j)、及び時刻t+
ΔtにTVカメラ101からA/D変換器103を介し
て量子化された画像I(t+Δt,i,j)が差分器1
05に入力され、次に示す(1)式の演算が実行され、
差分画像J(t+Δt,i,j)が得られる。
【0003】 J(t+Δt,i,j)=|I(t+Δt,i,j)−I(t,i,j)| …(1) (1≦i,j≦L) この差分画像J(t+Δt,i,j)は、2値化器10
6に送られ、予め設定されたしきい値よりも大きい画
素、即ち明るさが大きく変化する画素は値「1」に、ま
た、小さい画素即ち明るさがあまり変化しない画素は値
「0」に変換され、移動体追跡器107に2値画像K
(t+Δt,i,j)として送られる。この移動体追跡
器107で、2値画像K(t+Δt,i,j)の値
「1」の部分が1つの固まりの移動体部分として抽出さ
れる。同時に現時点での画像I(t+Δt,i,j)
は、画像記憶器104に送られ、1つ前の画像I(t,
i,j)と入れ換えて記憶され、次の時刻t+2Δtに
新しい画像(t+2Δt,i,j)が入ってくるのを待
つ。
【0004】上記の操作を時間が進む毎にΔt間隔で実
行することによって、移動体部分が時々刻々画像内で検
出、追跡される。例えば時刻tとt+Δtとの画像I
(t,i,j)、I(t+Δt,i,j)が図11
(a),(b)のように得られたとすると、二値画像K
(t+Δt,i,j)は図12のようになり、移動体領
域108が抽出される。移動体領域108の重心を点G
とすると、図13のように時刻t+Δtとt+2Δtと
の画像によって得られる移動体領域109は、点G′に
変化するので、この点Gから点G′の変化を時々刻々記
録することにより、移動体追跡が可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の移
動体追跡装置では、連続する2枚の画像間で明るさが変
化する領域を抽出し、それが1つの移動体であると判断
している。しかし、複数の移動体が図14(a)に示す
ように連続して移動し、途中で図14(b)のように2
つの方向に分かれるような場合、従来の装置では、2つ
の移動体が画像上で差分後の2値画像が完全に分離する
まで、2つの移動体を区別することができない。即ち、
図14(a)と時間Δt後の画像との差分を行ない、2
値化すると図14(c)のように2つの移動体はあたか
も1つの移動体のように検出される。その後、図14
(b)のように2つの方向に分かれても、2つの移動体
がある程度離れるまで、図14(d)のように1つの移
動体のように検出されてしまう。
【0006】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、複数の移動体が存在する画像に対して個々
の移動体の区別がつかない場合でも、複数の移動体が別
々の方向に分かれる時、画像上で分離されていなくて
も、それらの移動体の分離が可能な移動体追跡装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る移動体追跡
装置は、 移動体を連続的に撮像する撮像手段と、前記
撮像手段により得られた画像をデジタル画像に変換する
A/D変換手段と、前記A/D変換手段により変換され
たデジタル画像を記憶する画像記憶手段と、前記画像記
憶手段に記憶された時刻tの画像と前記撮影手段により
入力されるサンプリング時間Δtだけ離れた時刻t+Δ
tの2枚の画像の差の絶対値を計算する差分手段と、前
記差分手段によって得られる差分画像を2値化する2値
化手段と、前記2値化手段によって得られる移動体領域
に相当する部分を前記画像記憶手段に記憶された画像か
ら抽出する移動体画像抽出手段と、前記移動体画像抽出
手段により抽出された移動体画像の中から特徴点を抽出
する特徴点抽出手段と、前記特徴点抽出手段により得ら
れた特徴点が前記撮像手段によって得られる画像の中で
対応する部分を抽出し、その移動ベクトルを抽出する移
動ベクトル抽出手段と、前記移動ベクトル抽出手段によ
り得られた移動ベクトルの方向に基づいて、その頻度を
累積加算して方向ヒストグラムを生成する方向ヒストグ
ラム生成手段と、前記方向ヒストグラム生成手段により
生成された方向ヒストグラムをその分布に基づいて分割
するヒストグラム分割手段と、前記ヒストグラム分割手
段により分割されたヒストグラムに基づいてグループ化
された移動ベクトルの部分集合に基づいて前記移動体領
域を分割する移動体領域分割手段と、前記移動体領域分
割手段により分割された移動体領域の時間経過と共に変
化するその重心座標と平均移動ベクトルとを記憶し、そ
の軌跡を求める移動体追跡手段とを具備したことを特徴
とする。
【0008】(作用)上記の構成において、差分手段
は、画像記憶手段に記憶された時刻tの画像と撮像手段
により入力される時刻t+Δtの画像との差の絶対値を
計算する。この差の絶対値は、2値化手段に送られ、画
像の時間的に変化する部分が移動体領域として抽出され
る。この移動体領域内の時刻tにおける画像が移動体画
像抽出手段により、移動体画像として抽出され、特徴点
抽出手段に送られる。ここでは、画像内に含まれる移動
体の特徴点を抽出する。移動ベクトル抽出手段は、上記
抽出された幾つかの特徴点が時刻t+Δtの画像内でど
こに移動しているかを求め、その移動成分を移動ベクト
ルとして抽出する。また、特徴点毎に求められた移動ベ
クトルは、方向ヒストグラム生成手段に送られる。この
方向ヒストグラム生成手段は、各移動ベクトルの方向に
応じて、同一方向を向く移動ベクトルの数を計数し、そ
の累積数を方向ヒストグラムとして生成する。この方向
ヒストグラムは、移動体領域内に含まれる各移動体の方
向を表すので、そのヒストグラムの分布から幾つかの極
大値を与える方向を抽出し、その方向に基づきヒストグ
ラム分割手段で移動ベクトルを分割する。各々の分割さ
れた移動ベクトルの部分集合に含まれる個々の移動ベク
トルに対応する特徴点は、移動体領域分割手段で、元の
移動体領域を分割し、移動体追跡手段に送られる。ここ
では、得られた個々の移動体領域の重心位置及び平均移
動ベクトルをその移動体の時刻t+Δtにおける位置と
して記憶する。
【0009】このシーケンスは、時刻t,t+Δt、t
+2Δt,t+3Δt,…で行なうことにより、移動体
が画像上でどのように移動しているかが計算される。こ
のように検出された移動体領域内に含まれる特徴点の方
向ベクトルを分類し、同一方向に移動する特徴点をグル
ープ化し、このグループ化された特徴点の集まりを含む
移動体毎に追跡するので、複数の移動体が1つの移動体
領域に含まれていても、それらの移動体が異なる方向に
移動し始めた時点で分離し、個々の移動体を追跡するこ
とが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。図1は本発明の一実施形態に係る
移動体追跡装置の構成を示すブロック図である。本発明
に係る移動体追跡装置は、TVカメラ1、A/D変換器
2、画像記憶器3、差分器4、2値化器5、移動体画像
抽出器6、特徴点抽出器7、移動ベクトル抽出器8、方
向ヒストグラム生成器9、ヒストグラム分割器10、移
動体領域分割器11、移動体追跡器12により構成され
る。
【0011】上記TVカメラ1は、移動体を含むシーン
を撮像するためのもので、時刻tにおいて得られる画像
は画像記憶器3に送られて記憶される。差分器4は、時
刻t+ΔtにTVカメラ1によって得られる画像I(t
+Δt,i,j)と、その1つ前のサンプリング時間で
ある時刻tにおいて得られ、画像記憶器3に記憶されて
いる画像I(t,i,j)との差の絶対値を前記(1)
式により求める。この差分器4により得られた差分画像
j(t+Δt,i,j)は、2値化器5で予め設定され
たしきい値により2値化され、2値画像K(t+Δt,
i,j)が得られる。この画像のうち「1」の部分は、
時刻tからt+Δtの間に画像の明るさが変化する部分
に対応し、「0」の部分は明るさが変化しない部分に対
応する。従って、この「1」の部分を移動体領域とす
る。
【0012】移動体画像抽出器6は、画像記憶器3に記
憶されている画像I(t)から移動体領域に対応する部
分の画像のみを移動体画像として抽出するものである。
特徴点抽出器7は、抽出された移動体画像から移動体の
特徴点を抽出する。ここでいう特徴点とは、移動体の形
状を示す画像の濃淡変化部分や移動体を形成する面の模
様、即ち濃淡変化部分に対応する小領域のことを言う。
【0013】このような特徴点は、以下に述べる方法で
容易に検出できる。まず、画像データをE(x,y)と
し、x方向の微分画像をEx 、y方向の微分画像をEy
とする。任意の画像領域Sの範囲内で次式(2)で示す
行列Aを求める。
【0014】
【数1】
【0015】ここに、Σ記号は領域Sの中に含まれる画
素についての和を取ることを意味する。次に、この行列
Aの固有値λ1 ,λ2 を計算する。この固有値λ1 ,λ
2 は、x及びy方向にどれくらい画像が明るさが変化し
ているかの尺度を示し、小さい方の値をλ3 とすると、
このλ3 の値が小さい程、その領域Sの画像の明るさの
変化が大きいことを表している。
【0016】そこで、画像Eを小領域Sk (k=1,
2,…,K)に碁盤の目状に分割し、それぞれの領域毎
に固有値λ1 ,λ2 を求め、その小さい方の値をλ3k
すると、λ3k(k=1,2,…,K)の中から大きい順
にN個取ることによって、N個の特徴点Sn (n=1,
2,…,N)(実際は点ではなく、小領域であるが、こ
こでは点と呼ぶこととする)を抽出することができる。
【0017】移動ベクトル抽出器8は、特徴点抽出器7
で抽出された個々の特徴点Sn がA/D変換器2から出
力される時刻t+Δtの画像I(t+Δt)の中でどの
位置にあるかを探索し、時刻tの位置に対して移動した
成分(dx ,dy )n (n=1,2,…,N)を移動ベ
クトルとして抽出する。
【0018】この抽出方法は、図2において、特徴点S
n を2値画像K(t+Δt,i,j)で示される移動体
領域13に対応する画像I(t,i,j)の中から抽出
された特徴点の1つとすると、図3に示すように特徴点
n の近傍で画像I(t+Δt)の中から、画像の明る
さのパターンがその特徴点Sn の明るさのパターンと最
も良く似ている特徴点Sn ′を求めればよい。ここで特
徴点の類似度を計る尺度fとして以下の式(3)を用い
る。
【0019】
【数2】
【0020】ここに、Pn (i,j)は、特徴点Sn
小領域の画像の明るさであり、Qn(i,j)は、画像
I(t+Δt)の中で特徴点Sn の位置周辺から順次切
り出す小領域の画像の明るさであり、予め設定した特徴
点Sn の近傍の探索領域内をサーチするように(3)式
を計算し、fの値が最も小さくなるQn (i,j)を特
徴点Sn ′とする。図3に示すように求められた特徴点
n ′と特徴点Sn との位置の差を移動ベクトル(dx
,dy )n (n=1,2,…,N)とする。
【0021】方向ヒストグラム生成器9は、図4のよう
に移動ベクトル抽出器8で抽出された移動ベクトルの集
合(dx ,dy )n (n=1,2,…,N)を、その方
向に応じて方向ヒストグラムを生成する。即ち、図5に
示すように方向Zを定義し、個々の移動ベクトルがどの
方向を向いているかによって、各方向毎に移動ベクトル
の数を計数し、図6のような方向ヒストグラムを得る。
【0022】ヒストグラム分割器10は、その方向ヒス
トグラムに基づいて、極大値を与える方向θ1 ,θ2
…,θM を検索し、各方向に対して、その方向を中心に
±Δθ°の幅に含まれる移動ベクトルの部分集合Gm
次式 Gm {(dx ,dy )m1,(dx ,dy )m2,…(dx
,dy )mp} (m=1,2,…,M) によりM個求める。図6の例では、図7のように極大値
θ1 ,θ2 が見つかるので、その方向を中心に±θ°の
幅に含まれる移動ベクトルを部分集合G1 ,G2の要素
に加えてゆけば良い移動体領域分割器11は、移動ベク
トルの部分集合Gm の各々に対して含まれるmp 個の移
動ベクトル(dx ,dy )m1,(dx ,dy )m2,…
(dx ,dy)mpに対応する特徴点Sm1,Sm2,…Smp
に基づき、2値化器5によって得られる移動体領域13
を図8に示すように分割し、分割領域Dm を得る。
【0023】この分割方法は、移動ベクトル部分集合G
m に含まれる特徴点をすべて内包するような領域を求め
ることにより分割できる。移動体追跡器12は、分割さ
れた領域Dm の重心座標を(gx ,gy )m としてそれ
ぞれ領域毎に記録する。また、その分割領域Dm に含ま
れる移動ベクトル部分集合Gm の平均移動ベクトル(^
dx ,^dy )m も同時に記録する。
【0024】この一連の処理は、サンプリング時間Δt
毎に得られる画像I(t),I(t+Δt),I(t+
2Δt),…に対して実行され、その結果として、移動
体の分割領域Dm の平均移動ベクトル(^dx ,^dy
m と、その重心座標(gx,gy )m が時々刻々とし
て得られる。これらのデータは、図9に示すように、時
刻tが進むにつれて、重心座標(gx ,gy )m が平均
移動ベクトル(^dx,^dy )m ずつ移動する軌跡が
得られ、途中で移動体が複数の方向に分かれても、その
移動ベクトルの方向がヒストグラム分割器10により分
割された時点で移動体領域が分割され、引き続き、それ
ぞれの移動体を追跡することができる。
【0025】上記のように移動体を含むシーンを連続的
に撮像するTVカメラ1と、撮像画像をデジタル画像に
変換するA/D変換器2と、変換されたデジタル画像を
記憶する画像記憶器3と、サンプリング時間Δtだけ離
れた時刻tとt+Δtに得られる2枚の画像の差の絶対
値を計算する差分器4と、その差分画像を2値化する2
値化器5と、この2値化によって得られる移動体領域に
対応する画像を前記画像記憶器3から抽出する移動体画
像抽出器6と、抽出された移動体画像の中から特徴点を
抽出する特徴点抽出器7と、得られた特徴点が時刻t+
Δtに得られる画像の中で対応する部分を抽出し、その
移動量を抽出する移動ベクトル抽出器8と、得られた移
動ベクトルの方向に基づいて方向ヒストグラムを生成す
る方向ヒストグラム生成器9と、生成された方向ヒスト
グラムをその分布の極大値に基づいて分割するヒストグ
ラム分割器10と、分割された移動ベクトルの部分集合
に基づいて移動体領域を分割する移動体領域分割器11
と、分割された移動体領域の時間の経過と共に変化す
る、その重心座標と平均移動ベクトルとを記憶し、その
軌跡を求める移動体追跡器12とを備えることにより、
複数の移動体が存在する画像に対して個々の移動体の区
別がつかない場合でも、それらの移動体の進行方向が変
化した時点でそれぞれの移動ベクトルを検出できるの
で、その方向により移動体領域を分割でき、その結果、
正確に移動体を追跡することができる。なお、上記実施
形態では、車両を追跡する場合について示したが、その
他、セキュリティ用侵入監視システムとしても実施し得
るものである。
【0026】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、画
像処理により移動体を追跡する場合において、複数の移
動体が存在する画像に対して個々の移動体の区別がつか
ない場合でも、それらの移動体の進行方向が変化した時
点で移動体領域を分割して正確に移動体を追跡すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る移動体追跡装置の構
成を示すブロック図。
【図2】同実施形態における移動体領域と特徴点の説明
図。
【図3】同実施形態における特徴点の移動ベクトルの説
明図。
【図4】同実施形態における特徴点の移動ベクトルの集
合の例を示す図。
【図5】同実施形態における方向ヒストグラム生成時の
方向の定義を示す図。
【図6】同実施形態における方向ヒストグラムの一例を
示す図。
【図7】同実施形態におけるヒストグラム分割の説明
図。
【図8】同実施形態における分割された移動体領域の説
明図。
【図9】同実施形態における移動体の分割領域の重心摩
擦と平均移動ベクトルの説明図。
【図10】従来の移動体追跡装置を示すブロック図。
【図11】移動体追跡装置において、連続して入力され
る画像の例を示す図。
【図12】同装置における移動体領域の説明図。
【図13】同装置における時刻t+2Δtで抽出される
移動体領域の説明図。
【図14】同装置における同一方向に進む複数の移動体
が途中で方向が二手に分かれる画像例を示す図。
【符号の説明】
1 TVカメラ 2 A/D変換器 3 画像記憶器 4 差分器 5 2値化器 6 移動体画像抽出器 7 特徴点抽出器 8 移動ベクトル抽出器 9 方向ヒストグラム生成器 10 ヒストグラム分割器 11 移動体領域分割器 12 移動体追跡器 13 移動体領域
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】ここに、Σ記号は領域Sの中に含まれる画
素についての和を取ることを意味する。次に、この行列
Aの固有値λ1 ,λ2 を計算する。この固有値λ1 ,λ
2 は、x及びy方向にどれくらい画像が明るさが変化し
ているかの尺度を示し、小さい方の値をλ3 とすると、
このλ3 の値が大きい程、その領域Sの画像の明るさの
変化が大きいことを表している。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体を連続的に撮像する撮像手段と、 前記撮像手段により得られた画像をデジタル画像に変換
    するA/D変換手段と、 前記A/D変換手段により変換されたデジタル画像を記
    憶する画像記憶手段と、 前記画像記憶手段に記憶された時刻tの画像と前記撮影
    手段により入力されるサンプリング時間Δtだけ離れた
    時刻t+Δtの2枚の画像の差の絶対値を計算する差分
    手段と、 前記差分手段によって得られる差分画像を2値化する2
    値化手段と、 前記2値化手段によって得られる移動体領域に相当する
    部分を前記画像記憶手段に記憶された画像から抽出する
    移動体画像抽出手段と、 前記移動体画像抽出手段により抽出された移動体画像の
    中から特徴点を抽出する特徴点抽出手段と、 前記特徴点抽出手段により得られた特徴点が前記撮像手
    段によって得られる画像の中で対応する部分を抽出し、
    その移動ベクトルを抽出する移動ベクトル抽出手段と、 前記移動ベクトル抽出手段により得られた移動ベクトル
    の方向に基づいて、その頻度を累積加算して方向ヒスト
    グラムを生成する方向ヒストグラム生成手段と、 前記方向ヒストグラム生成手段により生成された方向ヒ
    ストグラムをその分布に基づいて分割するヒストグラム
    分割手段と、 前記ヒストグラム分割手段により分割されたヒストグラ
    ムに基づいてグループ化された移動ベクトルの部分集合
    に基づいて前記移動体領域を分割する移動体領域分割手
    段と、 前記移動体領域分割手段により分割された移動体領域の
    時間経過と共に変化するその重心座標と平均移動ベクト
    ルとを記憶し、その軌跡を求める移動体追跡手段とを具
    備したことを特徴とする移動体追跡装置。
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