JPH10102371A - 繊維ウエブを予備ニードルパンチする装置 - Google Patents
繊維ウエブを予備ニードルパンチする装置Info
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- JPH10102371A JPH10102371A JP9213793A JP21379397A JPH10102371A JP H10102371 A JPH10102371 A JP H10102371A JP 9213793 A JP9213793 A JP 9213793A JP 21379397 A JP21379397 A JP 21379397A JP H10102371 A JPH10102371 A JP H10102371A
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- D04H18/00—Needling machines
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 特に繊維ウエブ案内装置への繊維ウエブの引
込み範囲における予備ニードルパンチの条件を著しく改
善できるように、繊維ウエブの予備ニードルパンチ装置
を簡単な手段で構成する。 【構成】 繊維ウエブ５を予備ニードルパンチする装置
は、突刺し方向に往復駆動可能で繊維を連行するバーブ
１３を持つニードル４ａ，４ｂを備えたニードルボード
２と、ニードルボード２に対向するベツドプレート７及
びベツドプレート７とニードルボード２との間にあるス
トリツパプレート８から成る繊維ウエブ案内装置６とを
持つている。予備ニードルパンチにとつて有利な条件を
得るため、繊維ウエブ案内装置６の到来側区域１２に設
けられるニードルボード２のニードル４ａが、他のニー
ドル４ｂより密な分布又は、粗大であるがニードル４ａ
の動作部分の輪郭１４内にあるバーブ１３を持つてい
る。
込み範囲における予備ニードルパンチの条件を著しく改
善できるように、繊維ウエブの予備ニードルパンチ装置
を簡単な手段で構成する。 【構成】 繊維ウエブ５を予備ニードルパンチする装置
は、突刺し方向に往復駆動可能で繊維を連行するバーブ
１３を持つニードル４ａ，４ｂを備えたニードルボード
２と、ニードルボード２に対向するベツドプレート７及
びベツドプレート７とニードルボード２との間にあるス
トリツパプレート８から成る繊維ウエブ案内装置６とを
持つている。予備ニードルパンチにとつて有利な条件を
得るため、繊維ウエブ案内装置６の到来側区域１２に設
けられるニードルボード２のニードル４ａが、他のニー
ドル４ｂより密な分布又は、粗大であるがニードル４ａ
の動作部分の輪郭１４内にあるバーブ１３を持つてい
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、突刺し方向に往復駆動
可能で繊維連行用バーブを持つ複数のニードルを備えた
少なくとも１つのニードルボードと、ニードルボードに
対向するベツドプレート及びベツドプレートとニードル
ボードとの間にあるストリツパプレートから成る繊維ウ
エブ案内装置とを有する、繊維ウエブを予備ニードルパ
ンチする装置に関する。
可能で繊維連行用バーブを持つ複数のニードルを備えた
少なくとも１つのニードルボードと、ニードルボードに
対向するベツドプレート及びベツドプレートとニードル
ボードとの間にあるストリツパプレートから成る繊維ウ
エブ案内装置とを有する、繊維ウエブを予備ニードルパ
ンチする装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】繊維ウエブの処理のために十分な繊維ま
とまりを確保するため、繊維ウエブはその製造にすぐ続
いて予備ニードルパンチされて、引続く加工のために十
分なフエルト化を保証するようにする。ニードルパンチ
されない繊維ウエブは、大体においてゆるい繊維まとま
りのため、比較的大きい厚さを持つているので、ニード
ルボードの範囲に必要な繊維ウエブ案内装置への導入の
際繊維ウエブを圧縮して、ニードルパンチの際厚さを減
少するように考慮せねばならない。ニードルパンチされ
ない繊維ウエブのこの圧縮は、繊維ウエブ案内装置の直
前で、繊維ウエブ案内装置の方へ狭くなる楔状間隙を間
に形成する２つの循環する２つの案内ベルトの形の繊維
ウエブ入口によつて行われる。これらの案内ベルトがで
きるだけ繊維ウエブ案内装置へ近づけられても、繊維ウ
エブ入口と繊維ウエブ案内装置との間で繊維ウエブが弾
性的に伸びるのを防止することはできない。ニードルの
突刺しにより繊維ウエブの送りが繊維ウエブ案内装置に
おいて制動されるので、ニードルの係合中に繊維ウエブ
入口を通して繊維ウエブが連続的に搬送されるため、繊
維ウエブ入口と繊維ウエブ案内装置との間に繊維ウエブ
が停滞し、この停滞が繊維ウエブの弾性的な広がりと共
同作用して、繊維ウエブ案内装置への繊維ウエブの引込
みを妨げ、従つて不均一な予備ニードルパンチをひき起
こす可能性がある。
とまりを確保するため、繊維ウエブはその製造にすぐ続
いて予備ニードルパンチされて、引続く加工のために十
分なフエルト化を保証するようにする。ニードルパンチ
されない繊維ウエブは、大体においてゆるい繊維まとま
りのため、比較的大きい厚さを持つているので、ニード
ルボードの範囲に必要な繊維ウエブ案内装置への導入の
際繊維ウエブを圧縮して、ニードルパンチの際厚さを減
少するように考慮せねばならない。ニードルパンチされ
ない繊維ウエブのこの圧縮は、繊維ウエブ案内装置の直
前で、繊維ウエブ案内装置の方へ狭くなる楔状間隙を間
に形成する２つの循環する２つの案内ベルトの形の繊維
ウエブ入口によつて行われる。これらの案内ベルトがで
きるだけ繊維ウエブ案内装置へ近づけられても、繊維ウ
エブ入口と繊維ウエブ案内装置との間で繊維ウエブが弾
性的に伸びるのを防止することはできない。ニードルの
突刺しにより繊維ウエブの送りが繊維ウエブ案内装置に
おいて制動されるので、ニードルの係合中に繊維ウエブ
入口を通して繊維ウエブが連続的に搬送されるため、繊
維ウエブ入口と繊維ウエブ案内装置との間に繊維ウエブ
が停滞し、この停滞が繊維ウエブの弾性的な広がりと共
同作用して、繊維ウエブ案内装置への繊維ウエブの引込
みを妨げ、従つて不均一な予備ニードルパンチをひき起
こす可能性がある。
【０００３】まだ僅かしか圧縮されない繊維ウエブの範
囲で一層良好なフエルト化が行われるようにするため、
繊維ウエブ案内装置の到来側区域にあるニードルに粗大
な又は大きく突出するバーブを設けることが既に公知で
ある（オーストリア国特許出願公開第２６５６８５号明
細書）。これらの粗大な又は大きく突出するバーブによ
り、繊維とのかみ合いが改善されるので、繊維が多く部
分的に繊維ウエブから引出されるが、それにより繊維ウ
エブが引込み範囲において弾性的に広がる傾向が助長さ
れる。
囲で一層良好なフエルト化が行われるようにするため、
繊維ウエブ案内装置の到来側区域にあるニードルに粗大
な又は大きく突出するバーブを設けることが既に公知で
ある（オーストリア国特許出願公開第２６５６８５号明
細書）。これらの粗大な又は大きく突出するバーブによ
り、繊維とのかみ合いが改善されるので、繊維が多く部
分的に繊維ウエブから引出されるが、それにより繊維ウ
エブが引込み範囲において弾性的に広がる傾向が助長さ
れる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従つて本発明の基礎に
なつている課題は、特に繊維ウエブ案内装置への繊維ウ
エブの引込み範囲における予備ニードルパンチの条件を
著しく改善できるように、最初にあげた種類の装置を簡
単な手段で構成することである。
なつている課題は、特に繊維ウエブ案内装置への繊維ウ
エブの引込み範囲における予備ニードルパンチの条件を
著しく改善できるように、最初にあげた種類の装置を簡
単な手段で構成することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明によれは、繊維ウエブ案内装置の到来側区域に設
けられるニードルボードのニードルが、他のニードルよ
り密な分布又は他のニードルより粗大であるがニードル
の動作部分の輪郭内にあるバーブを持つている。
本発明によれは、繊維ウエブ案内装置の到来側区域に設
けられるニードルボードのニードルが、他のニードルよ
り密な分布又は他のニードルより粗大であるがニードル
の動作部分の輪郭内にあるバーブを持つている。
【０００６】繊維ウエブ案内装置の引込み範囲における
ニードルの粗大なバーブにより、繊維ウエブの一層大き
いフエルト化従つて一層高度の圧縮が次の効果と共に得
られる。即ち繊維ウエブ案内装置の到来側区域にあるニ
ードルのバーブがこれらのニードルの動作部分の輪郭内
にあると、この場合にのみ繊維ウエブからのニードルの
引出しの際個々の繊維とバーブとのかみ合いを回避し、
それにより繊維連行による繊維ウエブの弾性広がりがこ
の広がり方向において繊維ウエブ係合部から引出される
ニードルにより助長されることによつて、前述のかみ合
いを防止できるので、繊維ウエブ入口と繊維ウエブ案内
装置との間における繊維ウエブの広がる可能性が制限さ
れる。動作部分の輪郭内にある粗大なバーブを持つニー
ドルの使用により、場合によつてはおこる引込みの妨害
が大幅に防止され、それにより有利な予備ニードルパン
チが保証される。しかし繊維ウエブ案内装置の引込み範
囲における繊維ウエブの一層強いフエルト化及び圧縮
は、高いニードル密度によつても行われ、その際同様に
粗大なバーブを持つニードルを使用することができる。
繊維ウエブ案内装置の到来側区域におけるフエルト化の
増大は、更に予備ニードルパンチ過程の始めにおける繊
維ウエブの引張り強度の増大を伴うので、そうでない場
合ニードルパンチされないか又は僅かしか形成されない
繊維ウエブの比較的大きい歪みを制限するため限定され
ねばならない予備ニードルパンチを、到来側区域に続く
繊維ウエブ案内区域の範囲におけるニードルパンチパラ
メータの適当な選択により驚くべき程度に増大すること
ができる。従つて所定の強さの低下を甘受する必要なし
に、事情によつては２段又は多段のニードルパンチを不
要にすることができる。
ニードルの粗大なバーブにより、繊維ウエブの一層大き
いフエルト化従つて一層高度の圧縮が次の効果と共に得
られる。即ち繊維ウエブ案内装置の到来側区域にあるニ
ードルのバーブがこれらのニードルの動作部分の輪郭内
にあると、この場合にのみ繊維ウエブからのニードルの
引出しの際個々の繊維とバーブとのかみ合いを回避し、
それにより繊維連行による繊維ウエブの弾性広がりがこ
の広がり方向において繊維ウエブ係合部から引出される
ニードルにより助長されることによつて、前述のかみ合
いを防止できるので、繊維ウエブ入口と繊維ウエブ案内
装置との間における繊維ウエブの広がる可能性が制限さ
れる。動作部分の輪郭内にある粗大なバーブを持つニー
ドルの使用により、場合によつてはおこる引込みの妨害
が大幅に防止され、それにより有利な予備ニードルパン
チが保証される。しかし繊維ウエブ案内装置の引込み範
囲における繊維ウエブの一層強いフエルト化及び圧縮
は、高いニードル密度によつても行われ、その際同様に
粗大なバーブを持つニードルを使用することができる。
繊維ウエブ案内装置の到来側区域におけるフエルト化の
増大は、更に予備ニードルパンチ過程の始めにおける繊
維ウエブの引張り強度の増大を伴うので、そうでない場
合ニードルパンチされないか又は僅かしか形成されない
繊維ウエブの比較的大きい歪みを制限するため限定され
ねばならない予備ニードルパンチを、到来側区域に続く
繊維ウエブ案内区域の範囲におけるニードルパンチパラ
メータの適当な選択により驚くべき程度に増大すること
ができる。従つて所定の強さの低下を甘受する必要なし
に、事情によつては２段又は多段のニードルパンチを不
要にすることができる。
【０００７】繊維ウエブの初期フエルト化のため従来の
ニードルによる後続のニードルパンチに悪影響を及ほす
ことなく、繊維ウエブの有利な初期フエルト化を保証す
るため、繊維ウエブ通過方向におけるニードルボードの
到来側区域が、普通の繊維ウエブパラメータにおいて、
ニードルボードのニードル範囲の最大でも３分の１なる
べく最大でも４分の１にわたつて延びているようにす
る。
ニードルによる後続のニードルパンチに悪影響を及ほす
ことなく、繊維ウエブの有利な初期フエルト化を保証す
るため、繊維ウエブ通過方向におけるニードルボードの
到来側区域が、普通の繊維ウエブパラメータにおいて、
ニードルボードのニードル範囲の最大でも３分の１なる
べく最大でも４分の１にわたつて延びているようにす
る。
【０００８】
【実施例】図面には本発明の実施例が示されている。
【０００９】図示した実施例による装置は、ニードルビ
ーム１に保持されるニードルボード２を持ち、このニー
ドルボード２はニードルビーム１に作用する突き棒３を
持つ図示しない摺動クランク機構を介して往復駆動され
る。ニードルボード２のニードル４ａ及び４ｂは、ニー
ドルボード２に対向するベツドプレート７及びベツドプ
レート７とニードルボード２との間にあるストリツパプ
レート８から成る繊維ウエブ案内装置６の範囲で、鎖線
で示す繊維ウエブ５へ突刺さる。この繊維ウエブ案内装
置６のすぐ前に、２つの循環する搬送ベルト１０から形
成される繊維ウエブ入口９が設けられ、これらの搬送ベ
ルト１０はその間に繊維ウエブ５用の楔状案内間隙１１
を区画しているので、ニードルパンチされない繊維ウエ
ブ５は、搬送ベルト１０の間の案内間隙１１で、繊維ウ
エブ案内装置６への繊維ウエブ５の適当な引込みを可能
にする程度に圧縮される。それにもかかわらず繊維ウエ
ブ５は、繊維ウエブ案内装置６への繊維ウエブ引込みの
際障害になることはない。これに関し考慮すべきこと
は、繊維ウエブ５へのニードル４ａ，４ｂの係合の際、
ベツドプレート７とストリツパプレート８との間の繊維
ウエブ５が制動され、それにより必然的に、繊維ウエブ
入口９を経て連続的に送られる繊維ウエブ５に対して、
繊維ウエブ案内装置６のすぐ前で停滞作用が生ずること
である。
ーム１に保持されるニードルボード２を持ち、このニー
ドルボード２はニードルビーム１に作用する突き棒３を
持つ図示しない摺動クランク機構を介して往復駆動され
る。ニードルボード２のニードル４ａ及び４ｂは、ニー
ドルボード２に対向するベツドプレート７及びベツドプ
レート７とニードルボード２との間にあるストリツパプ
レート８から成る繊維ウエブ案内装置６の範囲で、鎖線
で示す繊維ウエブ５へ突刺さる。この繊維ウエブ案内装
置６のすぐ前に、２つの循環する搬送ベルト１０から形
成される繊維ウエブ入口９が設けられ、これらの搬送ベ
ルト１０はその間に繊維ウエブ５用の楔状案内間隙１１
を区画しているので、ニードルパンチされない繊維ウエ
ブ５は、搬送ベルト１０の間の案内間隙１１で、繊維ウ
エブ案内装置６への繊維ウエブ５の適当な引込みを可能
にする程度に圧縮される。それにもかかわらず繊維ウエ
ブ５は、繊維ウエブ案内装置６への繊維ウエブ引込みの
際障害になることはない。これに関し考慮すべきこと
は、繊維ウエブ５へのニードル４ａ，４ｂの係合の際、
ベツドプレート７とストリツパプレート８との間の繊維
ウエブ５が制動され、それにより必然的に、繊維ウエブ
入口９を経て連続的に送られる繊維ウエブ５に対して、
繊維ウエブ案内装置６のすぐ前で停滞作用が生ずること
である。
【００１０】このような引込み障害を避けるため、繊維
ウエブ案内装置６の到来側区域１２にあるニードル４ａ
は、図３及び４からわかるように、続く区域にあるニー
ドル４ｂより粗大なバーブ１３を持つように構成されて
いる。これらの粗大なバーブ１３は、到来側区域１２に
おける繊維ウエブ５を強くフエルト化及び圧縮する結
果、繊維ウエブ案内装置６の入口範囲における繊維ウエ
ブ５の広がりを、繊維ウエブ入口９と繊維ウエブ案内装
置６との間における繊維ウエブ５の弾性的広がりが認め
られる図２に概略的に示すように、限定することができ
る。この一層良好な繊維まとまりにより、繊維ウエブ案
内装置６の到来側区域１２の範囲における繊維ウエブ５
の引張り強さも増大し、これにより普通のニードル４ｂ
の範囲でも、繊維ウエブ５の強化されるニードルパンチ
のための有利な条件が生ずる。
ウエブ案内装置６の到来側区域１２にあるニードル４ａ
は、図３及び４からわかるように、続く区域にあるニー
ドル４ｂより粗大なバーブ１３を持つように構成されて
いる。これらの粗大なバーブ１３は、到来側区域１２に
おける繊維ウエブ５を強くフエルト化及び圧縮する結
果、繊維ウエブ案内装置６の入口範囲における繊維ウエ
ブ５の広がりを、繊維ウエブ入口９と繊維ウエブ案内装
置６との間における繊維ウエブ５の弾性的広がりが認め
られる図２に概略的に示すように、限定することができ
る。この一層良好な繊維まとまりにより、繊維ウエブ案
内装置６の到来側区域１２の範囲における繊維ウエブ５
の引張り強さも増大し、これにより普通のニードル４ｂ
の範囲でも、繊維ウエブ５の強化されるニードルパンチ
のための有利な条件が生ずる。
【００１１】しかし繊維ウエブ案内装置６の到来側区域
１２の範囲におけるニードル４ａの粗大なバーブ１３に
より、繊維ウエブ５からのニードル４ａの引出しの際、
繊維が連行されて繊維ウエブ案内装置６の入口範囲にお
ける繊維ウエブ５の弾性的広がりが助長されることのな
いようにする。このため、図からわかるように、ニード
ル４ａのバーブ１３がこのニードル４ａの輪郭線１４内
にあるように、バーブ１３を設けるのが好ましい。ニー
ドル４ａは３０又は３２ゲージの範囲にバーブ１３を持
つことができる。繊維ウエブ案内装置６の続く区域のた
めに、３８又は４０ゲージの範囲にバーブ１３を持つニ
ードル４ｂを使用して、繊維ウエブ５の予備ニードルパ
ンチに関して有利な効果を保証することができる。
１２の範囲におけるニードル４ａの粗大なバーブ１３に
より、繊維ウエブ５からのニードル４ａの引出しの際、
繊維が連行されて繊維ウエブ案内装置６の入口範囲にお
ける繊維ウエブ５の弾性的広がりが助長されることのな
いようにする。このため、図からわかるように、ニード
ル４ａのバーブ１３がこのニードル４ａの輪郭線１４内
にあるように、バーブ１３を設けるのが好ましい。ニー
ドル４ａは３０又は３２ゲージの範囲にバーブ１３を持
つことができる。繊維ウエブ案内装置６の続く区域のた
めに、３８又は４０ゲージの範囲にバーブ１３を持つニ
ードル４ｂを使用して、繊維ウエブ５の予備ニードルパ
ンチに関して有利な効果を保証することができる。
【００１２】粗大なバーブ１３を持つニードル４ｂの代
りに、ニードル分布を一層密にして、繊維ウエブ案内装
置６の到来側区域１２における繊維ウエブ５の所望の一
層強いフエルト化を行うこともできる。もちろんこれら
の手段の組合わせも可能である。
りに、ニードル分布を一層密にして、繊維ウエブ案内装
置６の到来側区域１２における繊維ウエブ５の所望の一
層強いフエルト化を行うこともできる。もちろんこれら
の手段の組合わせも可能である。
【００１３】図示した実施例によれば、ベツドプレート
７及びストリツパプレート８は連続的に湾曲しているの
で、繊維ウエブ案内装置６について繊維ウエブ通過方向
に異なる傾斜の区域が形成される。ニードルパンチの際
繊維ウエブ５は面でベツドプレート７へ接するので、ニ
ードル４ａ及び４ｂについて、ベツドプレート７のそれ
ぞれの傾斜に関係して異なる傾斜の突刺し通路が繊維ウ
エブ表面に対して生ずる。ベツドプレート７の平均傾斜
は、ニードルボード２の運動方向に対して傾斜して延び
ているので、繊維ウエブ５へのニードル突刺しの優位傾
斜が、繊維ウエブ通過方向の成分を持つ突刺しの方向に
生ずる。この優位な突刺し方向は繊維ウエブ５の縦強度
の増大をもたらす。しかし湾曲する繊維ウエブ案内装置
６の代りに、従来の直線状繊維ウエブ案内装置も当然使
用することができる。
７及びストリツパプレート８は連続的に湾曲しているの
で、繊維ウエブ案内装置６について繊維ウエブ通過方向
に異なる傾斜の区域が形成される。ニードルパンチの際
繊維ウエブ５は面でベツドプレート７へ接するので、ニ
ードル４ａ及び４ｂについて、ベツドプレート７のそれ
ぞれの傾斜に関係して異なる傾斜の突刺し通路が繊維ウ
エブ表面に対して生ずる。ベツドプレート７の平均傾斜
は、ニードルボード２の運動方向に対して傾斜して延び
ているので、繊維ウエブ５へのニードル突刺しの優位傾
斜が、繊維ウエブ通過方向の成分を持つ突刺しの方向に
生ずる。この優位な突刺し方向は繊維ウエブ５の縦強度
の増大をもたらす。しかし湾曲する繊維ウエブ案内装置
６の代りに、従来の直線状繊維ウエブ案内装置も当然使
用することができる。
【図１】本発明による繊維ウエブの予備ニードルパンチ
装置の簡単化した縦断面図である。
装置の簡単化した縦断面図である。
【図２】繊維ウエブ入口の範囲における予備ニードルパ
ンチ装置の拡大図である。
ンチ装置の拡大図である。
【図３】粗大なバーブを持つニードルの先端範囲の側面
図である。
図である。
【図４】微小なバーブを持つニードルの図３に対応する
側面図である。
側面図である。
２ ニードルボード ４ａ，４ｂ ニードル ６ 繊維ウエブ案内装置 ７ ベツドプレート ８ ストリツパプレート １２ 到来側区域 １３ バーブ １４ 輪郭
Claims (2)
- 【請求項１】 突刺し方向に往復駆動可能で繊維連行用
バーブを持つ複数のニードルを備えた少なくとも１つの
ニードルボードと、ニードルボードに対向するベツドプ
レート及びベツドプレートとニードルボードとの間にあ
るストリツパプレートから成る繊維ウエブ案内装置とを
有する繊維ウエブの予備ニードルパンチ装置において、
繊維ウエブ案内装置（６）の到来側区域（１２）に設け
られるニードルボード（２）のニードル（４ａ）が、他
のニードル（４ｂ）より密な分布又は他のニードル（４
ｂ）より粗大であるがニードル（４ａ）の動作部分の輪
郭（１４）内にあるバーブ（１３）を持つていることを
特徴とする、繊維ウエブを予備ニードルパンチする装
置。 - 【請求項２】 粗大なバーブのニードル（４ａ）又は密
なニードル分布を持つニードルボード（２）の到来側区
域（１２）が、繊維ウエブ通過方向においてニードルボ
ード（２）のニードル範囲の最大でも３分の１にわたつ
て延びていることを特徴とする、請求項１に記載の装
置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| AT0120196A AT404144B (de) | 1996-07-08 | 1996-07-08 | Vorrichtung zum vorvernadeln eines faservlieses |
| AT1201/96 | 1996-07-08 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10102371A true JPH10102371A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=3508802
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9213793A Pending JPH10102371A (ja) | 1996-07-08 | 1997-07-04 | 繊維ウエブを予備ニードルパンチする装置 |
Country Status (8)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10102371A (ja) |
| KR (1) | KR980009586A (ja) |
| AT (1) | AT404144B (ja) |
| CZ (1) | CZ205997A3 (ja) |
| DE (1) | DE19724335A1 (ja) |
| FR (1) | FR2750707A1 (ja) |
| GB (1) | GB2315281A (ja) |
| IT (1) | IT1293216B1 (ja) |
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