JPH0993041A - 包絡線検波回路 - Google Patents

包絡線検波回路

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JPH0993041A
JPH0993041A JP27204795A JP27204795A JPH0993041A JP H0993041 A JPH0993041 A JP H0993041A JP 27204795 A JP27204795 A JP 27204795A JP 27204795 A JP27204795 A JP 27204795A JP H0993041 A JPH0993041 A JP H0993041A
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JP
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sampling pulse
output
modulated wave
peak
envelope detection
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JP27204795A
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Inventor
Hiroyuki Narisawa
博行 成沢
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KENWOOD KOA KK
Kenwood KK
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KENWOOD KOA KK
Kenwood KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローパスフィルタを不要にして変調信号の再
現性が損なわれない包絡線検波回路を提供する。 【解決手段】 AM変調された被変調波の振幅をリミッ
タ2で制限し、ピークホールド回路5において被変調波
をピークホールドし、インバータ6によって極性を反転
させた被変調波のピークをピークホールド回路7にてホ
ールドし、ピークホールド回路5および7の出力を加算
回路8にて加算し、周波数シンセサイザ3によって被変
調波から搬送波に同期しかつ搬送波周波数の2倍の周波
数のサンプリングパルスを生成し、生成したサンプリン
グパルスを遅延回路10において所定時間遅延させ、遅
延させたサンプリングパルスによって加算回路8の出力
をA/D変換器9においてサンプリングしてデジタルデ
ータに変換するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画素の階調レベルが
搬送波の振幅で表される被変調波を包絡線検波する包絡
線検波回路に関する。
【0002】
【従来の技術】画素の階調レベルが搬送波の振幅で表さ
れる被変調波、例えば気象衛星からの信号のように映像
信号等によってAM変調された被変調波を包絡線検波す
る従来の包絡線検波回路は図5に示すように構成されて
いた。図5に示す包絡線検波回路は、被変調波を増幅器
11において増幅し、増幅器11からの出力を両波整流
回路12において両波整流し、両波整流回路12からの
出力をローパスフィルタ13に供給して包絡線に追従す
る出力を得て、A/D変換器18に供給し、一方、サン
プリングパルスをA/D変換器18に供給して、サンプ
リングパルスに基づいてローパスフィルタ13からの出
力をサンプリングしてデジタルデータに変換していた。
【0003】図5に示す従来例では、発振器14からの
発振出力を切替スイッチ回路17を介してA/D変換器
18へサンプリングパルスとして供給して上記のように
デジタルデータに変換している。
【0004】図5に示す従来例では、さらに、被変調波
とバンドパスフィルタ15によって帯域制限された発振
器14の発振出力とをテープレコーダに供給して同時に
再生される隣接トラックに記録し、記録したAM変調さ
れた信号とバンドパスフィルタ15からの出力信号とを
同時に再生し、前者を増幅器11に供給し、後者をPL
L回路16に供給して発振器14の発振出力に同期した
周波数の信号を再生してサンプリングパルスとしてA/
D変換器18に供給するようにもできるようにしてあ
る。
【0005】このようにした結果、テープレコーダにて
記録した場合にテープレコーダのテープ走行系による走
行速度のばらつきの補正を可能としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来の包絡線検波回路では、両波整流出力をロ
ーパスフィルタに供給するため、ローパスフィルタの遮
断特性がシャープな場合にはオーバーシュートやリンギ
ングがが生じたり、両波整流出力がローパスフィルタの
特性の肩部分にかかって出力が鈍るなどし、ローパスフ
ィルタの遮断特性がなだらかな場合には画像が甘くな
ど、変調信号に対する再現性が損なわれるという問題点
があった。
【0007】また、発振器は、高精度の発振器であるこ
とが必要であるという問題点があった。
【0008】本発明は、ローパスフィルタを不要にして
変調信号の再現性が損なわれない包絡線検波回路を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1にかか
る包絡線検波回路は、AM変調された被変調波の振幅を
制限するリミッタと、前記被変調波をピークホールドす
るピークホールド回路と、前記被変調波から搬送波に同
期しかつ搬送波の周波数のサンプリングパルスを生成す
るサンプリングパルス生成手段と、前記サンプリングパ
ルス生成手段により生成されたサンプリングパルスによ
って前記ピークホールド回路の出力をサンプリングして
デジタルデータに変換するA/D変換手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0010】本発明の請求項1にかかる包絡線検波回路
によれば、AM変調された被変調波がピークホールド回
路によってピークホールドされ、ピークホールド回路に
おいて被変調波を半波整流したときにおける各ピーク点
がホールドされた状態となる。一方、サンプリングパル
ス生成手段によって被変調波から搬送波に同期しかつ搬
送波の周波数のサンプリングパルスが生成され、ピーク
ホールド回路の出力がサンプリングパルス生成手段によ
って生成されたサンプリングパルスによってサンプリン
グされてA/D変換される。したがって被変調波を半波
整流したときにおける各ピーク点がサンプリングされて
デジタルデータに変換されることになって、包絡線検波
がなされる。この場合に従来必要としたローパスフィル
タは不要である。
【0011】本発明の請求項2にかかる包絡線検波回路
は、AM変調された被変調波の振幅を制限するリミッタ
と、前記被変調波をピークホールドする第1のピークホ
ールド回路と、前記被変調波の極性を反転するインバー
タと、前記インバータから出力をピークホールドする第
2のピークホールド回路と、第1および第2のピークホ
ールド回路の出力を加算する加算手段と、前記被変調波
から搬送波に同期しかつ搬送波周波数の2倍の周波数の
サンプリングパルスを生成するサンプリングパルス生成
手段と、前記サンプリングパルス生成手段により生成さ
れたサンプリングパルスによって前記加算手段の出力を
サンプリングしてデジタルデータに変換するA/D変換
手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】本発明の請求項2にかかる包絡線検波回路
によれば、AM変調された被変調波が第1のピークホー
ルド回路によってピークホールドされ、また一方、極性
が反転された被変調波が第2のピークホールド回路によ
ってピークホールドされ、第1および第2のピークホー
ルド回路の出力を加算した加算手段の出力は被変調波を
両波整流したときにおける各ピーク点がホールドされた
出力となる。
【0013】一方、サンプリングパルス生成手段によっ
て被変調波から搬送波に同期しかつ搬送波周波数の2倍
の周波数のサンプリングパルスが生成され、加算手段か
らの出力がサンプリングパルス生成手段によって生成さ
れたサンプリングパルスによってサンプリングされてA
/D変換される。したがって被変調波を両波整流したと
きにおける各ピーク点がサンプリングされてデジタルデ
ータに変換されることになって、包絡線検波がなされ
る。この場合に従来必要としたローパスフィルタは不要
である。
【0014】本発明の請求項3にかかる包絡線検波回路
は、請求項2記載の包絡線検波回路において、サンプリ
ングパルス生成手段の出力をN(Nは2以上の自然数)
分周する分周器と、サンプリングパルス生成手段からの
出力と分周器からの出力の一方を手動にて選択してサン
プリングパルスとして送出する選択スイッチとを備えた
ことを特徴とする。
【0015】本発明の請求項3にかかる包絡線検波回路
によれば、選択スイッチによって分周器からの出力を選
択したときは本発明の請求項1に記載の包絡線検波回路
と実質的に同一の作用をし、選択スイッチによってサン
プリングパルス生成手段からの出力を選択したときは、
本発明の請求項2に記載の包絡線検波回路と同一の作用
をする。したがって、請求項1の包絡線検波回路と請求
項2の包絡線検波回路の一方が選択できることになる。
【0016】本発明の請求項4および5にかかる包絡線
検波回路は、サンプリングパルス生成手段により生成さ
れたサンプリングパルス、または選択スイッチから出力
されるサンプリングパルスを予め定めた所定期間遅延さ
せ、かつ遅延されたサンプリングパルスをA/D変換手
段にサンプリングパルスとして供給する遅延手段を備え
たことを特徴とする。
【0017】本発明の請求項4および5にかかる包絡線
検波回路によれば、遅延手段によってサンプリングパル
スが予め定めた所定期間遅延させらる。したがって、被
変調波においてジッタの存在によってピークホールド回
路によるピークホールド時点に時間的な遅れが生じた場
合においても、確実にピーク値をサンプリングすること
ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明にかかる包絡線検波回路の
実施の一形態について説明する。図1は本発明にかかる
包絡線検波回路の実施の一形態を示すブロック図であ
る。
【0019】被変調波は増幅器1に供給して増幅する。
増幅器1から出力された被変調波はリミッタ2、ピーク
ホールド回路5およびインバータ6に供給し、リミッタ
2において被変調波の振幅を制限し、ピークホールド回
路5おいて被変調波のレベルをピークホールドし、イン
バータ6において被変調波の極性を反転する。
【0020】インバータ6において極性が反転された被
変調波はピークホールド回路7に供給し、ピークホール
ド回路においてピークホールドする。リミッタ2からの
出力信号はインバータ4に供給し、インバータ4におい
てリミッタ2の出力信号の極性を反転する。インバータ
4の出力信号はピークホールド回路5にリセット信号と
して供給し、インバータ4の出力信号の前縁によってピ
ークホールド回路5のホールド出力をリセットさせる。
同様に、リミッタ2の出力信号はピークホールド回路7
にリセット信号として供給し、リミッタ2の出力信号の
前縁によってピークホールド回路7のホールド出力をリ
セットさせる。
【0021】ピークホールド回路5の出力信号およびピ
ークホールド回路7の出力信号は加算回路8に供給して
加算し、リミッタ2の出力信号はPLL回路からなる周
波数シンセサイザ3に供給して搬送波に同期しかつ搬送
波の2倍の周波数のサンプリングパルスを生成し、加算
回路8からの出力信号およびPLL回路からなる周波数
シンセサイザ3において生成されたサンプリングパルス
は遅延回路10に供給して予め定めた時間遅延させる。
遅延回路10において遅延させられたサンプリングパル
スはA/D変換器9に供給し、遅延されたサンプリング
パルスに基づいて加算回路8からの出力信号をA/D変
換器9においてサンプリングし、デジタルデータに変換
して送出する。
【0022】ここで、遅延回路10は、例えば抵抗とコ
ンデンサからなり、遅延回路10における遅延時間は例
えば搬送波の1周期の1/8程度の時間が好ましい。ま
た、被変調波が前記した気象衛星からの信号のように映
像信号等によってAM変調された被変調波である場合
は、搬送波周波数は2.4kHzであるため、PLL回
路からなる周波数シンセサイザ3において分周比データ
を設定することによって周波数シンセサイザ3から搬送
波に同期し、かつ4.8kHz(搬送波周波数の2倍の
周波数)のサンプリングパルスを生成させる。
【0023】次に、上記した実施の一形態について作用
を図1、図2および図3に基づいて説明する。被変調波
aの波形は例えば図2(a)に示すごとくであるとす
る。図2(a)に示す被変調波aは増幅器1にて増幅さ
れ、増幅器1からの出力信号bの波形は図2(b)に示
すごとくになる。増幅器1からの出力信号bを受けてリ
ミッタ2はその振幅を制限し、リミッタ2からは図2
(c)に示す出力信号cが送出される。リミッタ2から
の出力信号cを受けてインバータ4からは極性が反転さ
れた図2(d)に示す出力信号dが出力される。
【0024】増幅器1からの出力信号bを受けたインバ
ータ6において出力信号bの極性が反転されて、インバ
ータ6から図2(e)に示す出力信号eが送出される。
増幅器1からの出力信号bを受けたピークホールド回路
5においては出力信号bのピークがホールドされ、かつ
インバータ4からの出力信号dの前縁によってホールド
出力がリセットされて、ピークホールド回路5からは図
2(f)に示す出力信号fが送出される。
【0025】インバータ6からの出力信号eを受けたピ
ークホールド回路7においては出力信号eのピークがホ
ールドされ、かつリミッタ2からの出力信号cの前縁に
よってホールド出力がリセットされて、ピークホールド
回路7からは図2(g)に示す出力信号gが送出され
る。ピークホールド回路5からの出力信号fおよびピー
クホールド回路7からの出力信号gは加算回路8におい
て加算されて、加算回路8からは図2(h)に示す出力
信号hが送出される。
【0026】一方、リミッタ2からの出力信号cを受け
たPLL回路からなる周波数シンセサイザ3からは被変
調波の搬送波に同期しかつ搬送波の周波数の2倍の周波
数の図2(i)に示すサンプリングパルスが送出され
る。サンプリングパルスiは遅延回路10に供給されて
予め定めた遅延時間遅延させられる。遅延回路10にお
いて遅延させられて、図2(k1)に示したサンプリン
グパルスk1が遅延回路10から出力される。遅延回路
10から出力されたサンプリングパルスk1を受けて、
A/D変換器9においては、サンプリングパルスk1
加算回路8の出力信号hがサンプリングされ、デジタル
データに変換される。
【0027】したがって、A/D変換器9においては、
図3に示すように、被変調波aを両波整流した時におけ
る被変調波の各ピーク点P1、P2、P3、P4、P5、P6
…において被変調波aがサンプリングされ、かつ該点P
1、P2、P3、P4、P5、P6…のレベルがデジタルデー
タに変換されることになる。この結果、従来必要とした
ローパスフィルタ13は不要となるほか、被変調波の各
ピーク点P1、P2、P3、P4、P5、P6…において被変
調波がサンプリングされ、かつ該点P1、P2、P3
4、P5、P6…のレベルがデジタルデータに変換され
るために、変調信号の再現性が損なわれることはない。
【0028】また、被変調波にジッタが存在しているよ
うな場合においてピークホールド回路5および7におけ
るピークホールド時点に時間的な遅れが生じるときがあ
る。上記したように遅延回路10を設けてサンプリング
パルスを予め定めた時間遅延させたたため、かかる場合
においても遅延回路10の存在によって確実にピーク値
をサンプリングされることになる。
【0029】次に本発明にかかる包絡線検波回路の実施
の他の形態について説明する。図4は本発明にかかる包
絡線検波回路の実施の他の形態を示すブロック図であ
る。
【0030】本発明にかかる包絡線検波回路の実施の他
の形態は、前記した図1に示した一形態の構成からイン
バータ6、ピークホールド回路7および加算回路8を省
略したものである。
【0031】すなわち、被変調波は増幅器1に供給して
増幅する。増幅器1から出力される増幅された被変調波
はリミッタ2およびピークホールド回路5に供給し、リ
ミッタ2において被変調波の振幅を制限し、ピークホー
ルド回路5おいて被変調波のレベルをピークホールドす
る。リミッタ2の出力はインバータ4に供給し、インバ
ータ4においてリミッタ2の出力信号の極性を反転す
る。インバータ4からの出力信号はピークホールド回路
5にリセット信号として供給し、インバータ4からの出
力信号の前縁によってピークホールド回路5のホールド
出力をリセットさせる。
【0032】リミッタ2からの出力信号はPLL回路か
らなる周波数シンセサイザ3に供給して搬送波に同期し
かつ搬送波周波数のサンプリングパルスを生成する。こ
の場合において、被変調波が前記した気象衛星からの信
号のように映像信号等によってAM変調された被変調波
である場合は、搬送波周波数は2.4kHzであるた
め、PLL回路からなる周波数シンセサイザ3において
分周比データを設定することによって周波数シンセサイ
ザ3から搬送波に同期し、かつ2.4kHzのサンプリ
ングパルスを生成させる。
【0033】PLL回路からなる周波数シンセサイザ3
から出力されるサンプリングパルスは遅延回路10に供
給して予め定めた時間遅延させ、ピークホールド回路5
からの出力信号および遅延回路10において遅延させら
れたサンプリングパルスはA/D変換器9に供給し、A
/D変換器9においてサンプリングパルスに基づいてピ
ークホールド回路5からの出力信号をサンプリングし、
デジタルデータに変換して送出する。
【0034】次に、上記した他の実施の形態について作
用を図2、図3および図4に基づいて説明する。被変調
波aの波形は例えば図2(a)に示すごとくであるとす
る。図2(a)に示す被変調波は増幅器1にて増幅さ
れ、増幅器1からの出力信号bの波形は図2(b)に示
すごとくになる。増幅器1からの出力信号bを受けてリ
ミッタ2はその振幅を制限しリミッタ2からは図2
(c)に示す出力信号cが送出される。リミッタ2から
の出力信号cを受けてインバータ4からは極性が反転さ
れた図2(d)に示す出力信号dが出力される。
【0035】増幅器1からの出力信号bを受けたピーク
ホールド回路5においては出力信号bのピークがホール
ドされ、かつインバータ4からの出力信号dによってピ
ークホールドがリセットされて、ピークホールド回路5
からは図2(f)に示す出力信号fが送出される。一
方、リミッタ2からの出力信号cを受けたPLL回路か
らなる周波数シンセサイザ3Aからは被変調波の搬送波
に同期しかつ搬送波周波数の図2(i2)に示すサンプ
リングパルスi2が送出される。サンプリングパルスi2
は遅延回路10において遅延させられて、遅延回路10
から図2(k2)に示すサンプリングパルスk2が送出さ
れる。A/D変換器9においては、サンプリングパルス
2で出力信号fがサンプリングされ、出力信号fがデ
ジタルデータに変換される。
【0036】したがって、A/D変換器9においては、
被変調波を半波整流した時における被変調波の各ピーク
点P1、P3、P5、…(図3参照)において被変調波が
サンプリングされ、かつ該点P1、P3、P5、…のレベ
ルがデジタルデータに変換されることになる。この結
果、従来必要としたローパスフィルタ13は不要となる
ほか、被変調波の各ピーク点P1、P3、P5、…におい
て被変調波がサンプリングされ、かつ該点P1、P3、P
5、…のレベルがデジタルデータに変換されるために、
変調信号の再現性が損なわれることはない。
【0037】上記した本発明にかかる包絡線検波回路の
実施の他の形態において、遅延回路10を設けたことに
よる効果は、前記した実施の一形態の場合と同様であ
る。
【0038】また、本実施の他の形態によれば正のピー
クのみがサンプリングされるために、前記気象衛星の信
号の包絡線検波に使用した場合に、画像の解像度が若干
低下するが、被変調波の直流レベルにオフセットがあっ
て、正負のピークレベルが非対称となっている被変調波
の場合に画像に生ずる濃淡が解消され、画像が一様にな
る効果が得られる。
【0039】次に、前記した本発明にかかる包絡線検波
回路の実施の一形態の変形例について説明する。本変形
例は、本発明にかかる包絡線検波回路の実施の一形態に
おいて、PLL回路からなる周波数シンセサイザ3の出
力を2分周する分周器(図示せず)と、該分周器の出力
と周波数シンセサイザ3からの出力との一方を選択して
出力を遅延回路10に導く手動の選択スイッチ(図示せ
ず)を設ける。
【0040】このように構成したことによって、選択回
路にて周波数シンセサイザ3の出力を選択したときは、
周波数シンセサイザ3からは搬送波に同期しかつ搬送波
周波数の2倍の周波数のサンプリングパルスが発生させ
られて、本発明にかかる包絡線検波回路の実施の一形態
と同一の作用が行われる。選択回路にて分周器の出力を
選択したときは、分周器からは搬送波に同期しかつ搬送
波の周波数のサンプリングパルスが発生させられて、本
発明にかかる包絡線検波回路の実施の他の形態と同一の
作用が実質的に行われることになる。
【0041】したがって、本変形例によるときは、被変
調波を全波整流したときにおける包絡線検波と、半波整
流したときにおける包絡線検波とが選択スイッチによっ
て選択されることになる。選択スイッチによって通常は
被変調波を全波整流した包絡線検波を用い、被変調波に
直流オフセットがあった場合は、被変調波を半波整流し
た包絡線検波を用いるように手動にて切り換え、常に最
適な検波出力を選択することができる。また、分周器は
2分周に代わってN(Nは2以上の自然数)分周する分
周器であってもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来必要としたローパスフィルタが不要となって、変調信
号の再現性が損なわれることのないない包絡線検波が行
えるという効果がある。また、包絡線検波回路の構成も
簡単ですむという効果がある。さらに、従来必要とした
発振器が不要となる。また、被変調波をテープレコーダ
に記録するとき、発振出力を記録することは不要となる
という効果がある。またさらに、遅延手段を設けたとき
により、被変調波にジッタが存在していてもジッタの影
響を防止することができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる包絡線検波回路の実施の一形態
における構成を示すブロック図である。
【図2】本発明にかかる包絡線検波回路の実施の一形態
の作用の説明に供する模式波形図である。
【図3】本発明にかかる包絡線検波回路の実施の一形態
の作用の説明に供する模式波形図である。
【図4】本発明にかかる包絡線検波回路の実施の他の形
態における構成を示すブロック図である。
【図5】従来の包絡線検波回路の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 増幅器 2 リミッタ 3 周波数シンセサイザ 4および6 インバータ 5および7 ピークホールド回路 8 加算回路 9 A/D変換器 10 遅延回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】AM変調された被変調波の振幅を制限する
    リミッタと、前記被変調波をピークホールドするピーク
    ホールド回路と、前記被変調波から搬送波に同期しかつ
    搬送波の周波数のサンプリングパルスを生成するサンプ
    リングパルス生成手段と、前記サンプリングパルス生成
    手段により生成されたサンプリングパルスによって前記
    ピークホールド回路の出力をサンプリングしてデジタル
    データに変換するA/D変換手段とを備えたことを特徴
    とする包絡線検波回路。
  2. 【請求項2】AM変調された被変調波の振幅を制限する
    リミッタと、前記被変調波をピークホールドする第1の
    ピークホールド回路と、前記被変調波の極性を反転する
    インバータと、前記インバータから出力をピークホール
    ドする第2のピークホールド回路と、第1および第2の
    ピークホールド回路の出力を加算する加算手段と、前記
    被変調波から搬送波に同期しかつ搬送波周波数の2倍の
    周波数のサンプリングパルスを生成するサンプリングパ
    ルス生成手段と、前記サンプリングパルス生成手段によ
    り生成されたサンプリングパルスによって前記加算手段
    の出力をサンプリングしてデジタルデータに変換するA
    /D変換手段とを備えたことを特徴とする包絡線検波回
    路。
  3. 【請求項3】請求項2記載の包絡線検波回路において、
    サンプリングパルス生成手段の出力をN(Nは2以上の
    自然数)分周する分周器と、サンプリングパルス生成手
    段からの出力と分周器からの出力の一方を手動にて選択
    してサンプリングパルスとして送出する選択スイッチと
    を備えたことを特徴とする包絡線検波回路。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載の包絡線検波回路に
    おいて、サンプリングパルス生成手段により生成された
    サンプリングパルスを予め定めた所定期間遅延させ、か
    つ遅延されたサンプリングパルスをA/D変換手段にサ
    ンプリングパルスとして供給する遅延手段を備えたこと
    を特徴とする包絡線検波回路。
  5. 【請求項5】請求項3記載の包絡線検波回路において、
    選択スイッチから出力されたサンプリングパルスを予め
    定めた所定期間遅延させ、かつ遅延されたサンプリング
    パルスをA/D変換手段にサンプリングパルスとして供
    給する遅延手段を備えたことを特徴とする包絡線検波回
    路。
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