JPH0992021A - 天井直付け照明器具取付装置用上アダプタ - Google Patents

天井直付け照明器具取付装置用上アダプタ

Info

Publication number
JPH0992021A
JPH0992021A JP27066395A JP27066395A JPH0992021A JP H0992021 A JPH0992021 A JP H0992021A JP 27066395 A JP27066395 A JP 27066395A JP 27066395 A JP27066395 A JP 27066395A JP H0992021 A JPH0992021 A JP H0992021A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adapter
upper adapter
base plate
locking
ceiling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP27066395A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Furukawa
健一 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuboshi Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Electric Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuboshi Electric Works Co Ltd filed Critical Mitsuboshi Electric Works Co Ltd
Priority to JP27066395A priority Critical patent/JPH0992021A/ja
Publication of JPH0992021A publication Critical patent/JPH0992021A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄形でかつ軽量であり、下アダプタの係止爪
と係合する係合段部の強度が高い天井直付け照明器具取
付装置用上アダプタを提供すること。 【解決手段】 上アダプタベース12が、板状のベース
板部15と、ベース板部15の上面に膨出する膨出部1
6とを有し、膨出部16の裏側に中空の収納部17を形
成し、膨出部17の対向側縁に沿ってベース板部15に
孔部18,18を設けることにより、上アダプタを薄形
化し、重量を軽量化する。上アダプタベース12のベー
ス板部15の上面の外周縁に平坦な係止段部19を形成
し、係止段部19に金属製の補強板13を密設すること
により、下アダプタ6の係止爪59,60と係合する係
合段部19を補強し、係止段部19の強度安全性を高め
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井の引掛シーリ
ングに照明器具を取り付けるための天井直付け照明器具
取付装置の上アダプタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、引掛シーリングに引掛ける取付具
を有すると共に、取付具に器具本体の係止具を着脱自在
に係止する照明器具取付装置が知られている。例えば、
特開平7−37410号に記載の照明器具取付装置にあ
っては、取付具は略円盤形状をなし、取付具の上面に引
掛シーリングに引っ掛ける一対の栓刃を有すると共に、
取付具の外周の略全周に形成された周溝と、取付具の上
面の外周縁部とがそれぞれ係止段部とされ、取付具の上
面にばねの付勢により出没自在にロック釦が設けられ、
ばねに抗してロック釦を後退させるロック解除釦が取付
具の側方に形成された凹部に摺動自在に設けられてい
る。
【0003】また、上記の照明器具取付装置の器具本体
は、取付具の係止段部に係脱可能に弾性係止する係止部
を有すると共に、係止部の係止を解除する解除操作部を
有する係止具を備える。係止具は、器具本体の中央に開
設された開口に対して配置され、係止具の中央には取付
具を嵌合する嵌合筒部が設けられ、嵌合筒部の相対向面
に突出孔がそれぞれ設けられると共に、各突出孔を介し
て嵌合筒部に連通する収納室がそれぞれ形成され、各収
納室内にはそれぞれ径方向に摺動自在に係止部が収納さ
れると共に、径方向の嵌合筒部に向けて付勢され、常時
は係止部の先端が突出孔から嵌合筒部内に突出された状
態とされ、係止部の先端には、係止段部の周面に沿う円
弧凹状に形成されると共に、その上面にテーパガイドが
形成され、収納室下面に開設された開口部から係止部に
一体に設けられた解除操作部が露出して設けられてい
る。
【0004】引掛シーリングに対する取付具の取り付け
は、栓刃を引掛シーリングに差込み、取付具を時計方向
に回転して引掛シーリング側の受け刃に栓刃を引っ掛け
ることにより、取付具が引掛シーリングに機械的に取り
付けられると共に、栓刃が電気的にも引掛シーリングに
接続され、取付具のロック釦が引掛シーリングのロック
釦嵌合用凹部に嵌合して取付具の回転止めがなされると
共に取付具の外れ止めがなされる。
【0005】引掛シーリングに対する取付具の取り外し
は、ロック解除釦を押し込んだ状態で、即ち、ロック釦
をばねに抗して後退させて取付具の上面に没入させ、取
付具のロック釦を引掛シーリングのロック釦嵌合用凹部
から外した状態としたまま、取付具を反時計方向に回転
する。
【0006】取付具に対する器具本体の取り付けは、器
具本体に設けた係止具の嵌合筒部を取付具に嵌合する時
に、係止部のテーパガイドが取付具の縁部に当接してガ
イドされ、ばねに抗して係止部が収納室側に後退して嵌
合筒部が取付具に嵌合され、係止部の先端が取付具側の
係止段部上に位置すると、ばねの付勢によって係止部が
突出されて係止段部が係止される。
【0007】このものによれば、取付具が略円盤状であ
るため、器具本体を取付具の周方向に回動することがで
き、任意の回動位置に取付けることが可能である。
【0008】しかしながら、この照明器具取付装置は、
引掛シーリングに取り付ける取付具の外周の略全周に設
けた周溝により係止段部が形成されているため、取付具
の高さ寸法を周溝を形成する分だけとる必要があり、取
付具が厚ぼったくなり、重量も重い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、薄形
でかつ軽量であり、下アダプタの係止爪と係合する係合
段部の強度が高い天井直付け照明器具取付装置用上アダ
プタを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の天井直付け照明
器具取付装置用上アダプタは、引掛シーリングに引っ掛
ける一対の栓刃を上面に有しており、上記課題を解決す
るために、上アダプタが、板状のベース板部と、前記ベ
ース板部の上面に膨出する膨出部と、前記膨出部の裏側
に形成した中空の収納部と、前記膨出部の対向側縁に沿
って前記ベース板部に設けた孔部と、前記ベース板部の
上面の外周縁に平坦に形成された係止段部とを有する上
アダプタベースと、前記上アダプタベースの係止段部に
密設された金属製の補強板とからなることを特徴とす
る。
【0011】上アダプタベースが、板状のベース板部
と、ベース板部の上面に膨出する膨出部とを有し、膨出
部の裏側に中空の収納部を形成し、膨出部の対向側縁に
沿ってベース板部に孔部を設けた構成により、上アダプ
タの薄形化を実現し、重量の軽量化を実現した。
【0012】上アダプタベースのベース板部の上面の外
周縁に平坦な係止段部を形成し、係止段部に金属製の補
強板を密設した構成は、下アダプタの係止爪と係合する
係合段部が補強されると共に、係止段部の強度安全性を
高める。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の上アダプタを適
用した天井直付け照明器具取付装置(以下、照明器具取
付装置)の一実施形態を示す分解斜視図である。照明器
具取付装置1は、概略として、引掛シーリング2に引っ
掛ける一対の栓刃3,3を上面に有する上アダプタ4
と、器具本体5側に配備されると共に、上アダプタ4に
対して着脱自在に嵌合係止される下アダプタ6とにより
構成される。
【0014】引掛シーリング2は、天井面7に対して取
り付けられる従来公知のものであって、シーリングベー
ス8の下面に、中心回りに一対の弧状の栓刃挿入口9,
9が設けられ、各栓刃挿入口9は、時計回りの回転方向
における始端に幅広部10が形成され、幅広部10に連
続して終端まで幅狭部11が形成されている。また、各
栓刃挿入口9,9の幅狭部11,11の奥方の内側裏面
には、栓刃受け部(図示せず)が設けられると共に、栓
刃受け部に屋内配線と接続された導電性の接続端子板
(図示せず)が配設されている。
【0015】上アダプタ4は、概略として、図2乃至図
5に示すように、上アダプタベース12と、上アダプタ
ベース12の上面側の外周縁に密設された金属製の補強
板13と、上アダプタベース12の下面に装着された閉
塞板14とにより構成されている。
【0016】上アダプタベース12は、図4乃至図5に
示すように、円板状のベース板部15と、ベース板部1
5の上面に膨出する膨出部16と、膨出部16の裏側に
形成した中空の収納部17と、膨出部16の長手方向の
対向側縁に沿ってベース板部15に設けた孔部18,1
8と、ベース板部15の上面の外周縁に周方向略全周に
亘って平坦に形成された係止段部19とを有する。
【0017】ベース板部12の上面に膨出する膨出部1
6は、図4に示すように所定幅で直径方向に形成されて
いる。膨出部16の上面には、図4に示すように、一対
の栓刃3,3が同一円周上に互いに向かい合って配置さ
れている。栓刃3は、略逆L字形をなすと共に図6に示
す端子板20と一体に形成されており、栓刃3の脚部の
基端が端子板20から上方に向けて折曲形成され、脚部
の先端に内側に向けて折曲された刃部21を有してい
る。
【0018】また、上アダプタ4の膨出部16の上面に
は、図4に示すように、引掛シーリング2に対する上ア
ダプタ3の取り外し方向の回動(反時計方向の回動)を
阻止するロック爪22がそれぞれ一対の栓刃3,3と同
一円周上に出没自在に配設されると共に、上アダプタ4
の取り外し回動方向において、栓刃3,3の一方に対し
て上流側に配置されている。
【0019】ベース板部15は、膨出部16の上面に配
置されたロック爪22を径方向に臨む位置のベース板部
22の周縁に、図6に示すように、矩形状の切欠部23
が設けられ、該切欠部23には、図4に示すように、ロ
ック爪22を膨出部16の内に没入させるロック解除釦
24が配設されている。また、ベース板部14は、切欠
部23が設けられた位置と径方向において交差するベー
ス板部14の周縁と各孔部との間に、それぞれ補強板用
ネジ穴25,25が設けられている。
【0020】図5に示すように、膨出部16の上面を形
成する上壁26の裏面には、一対の栓刃3,3の各配設
位置にそれぞれ対応して、栓刃3を一体に備えた端子板
20を取り付けるための端子板配設凹部27,27が設
けられ、ロック爪22の配設位置に対応してロック爪2
2を有するロック部材並びにロック解除釦24が配設さ
れるロック配設凹部28が設けられ、器具本体5側と電
気的接続をなすための接続コードが挿通されるコード取
出口29と、収納部17を塞ぐ閉塞板14を取り付ける
ためのネジ穴30,30とが設けられている。
【0021】端子板配設凹部27には、図5に示すよう
に、膨出部16の上面に連通する栓刃通孔31が設けら
れると共に、取付用ネジ孔32がそれぞれ設けられてお
り、膨出部16の裏面側から栓刃通孔31に端子板20
の栓刃3が挿通されて図4に示すように栓刃3の脚部の
中途から先端が上アダプタベース12の膨出部16の上
面から突出され、端子板20は、端子板配設凹部27の
取付用ネジ孔32に端子板20に挿通されたネジ33に
よってねじ止めされて端子板配設凹部27に固定されて
いる(図6参照)。
【0022】なお、各端子板20,20には、接続コー
ド34の一端がそれぞれハンダ付けにより接続されてい
る。該接続コード34は、図3に示すように、コード取
出口29に挿通されて上アダプタ4の下面側に延出さ
れ、接続コード34の他端には接続用コネクタ35が設
けられている。
【0023】図5に示すように、ロック配設凹部28の
中央には、膨出部16の上面に連通するロック爪挿通孔
36が設けられている。ロック爪22を有するロック部
材37は、図8に示すように、上面にロック爪22が突
設され、下面にコイルバネ38を挿入するためのバネ挿
入穴39が設けられ、両側部にテーパ摺動部40が突設
されている。また、ロック解除釦24は、図7乃至図8
に示すように、膨出部16の裏面のロック配設凹部28
から突出してベース板部15の切欠部23に配置される
押圧部41と、押圧部41の前部に一体に形成されてロ
ック配設凹部28に嵌挿されると共に、ロック部材37
の前部及び両側部に密接して配置される両腕部42,4
2とを有し、両腕部42,42の下部には、ロック部材
37のテーパ摺動部40,40に適合するテーパ係合部
43,43が形成されている。
【0024】ロック部材37及びロック解除釦24は、
図7に示すように、ロック解除釦24は、膨出部16の
裏面のロック配設凹部28の内部にロック解除釦24の
両腕部42が配置されると共に、ロック解除釦24の押
圧部41がロック配設凹部28の下方から突出してベー
ス板部15の切欠部23に配置され、ロック部材37
は、ロック解除釦24の両腕部42,42の間に挿入さ
れ、ロック部材37の上面に設けられたロック爪22が
ロック配設凹部28の中央のロック爪挿通孔36に挿通
されると共に、ロック解除釦24の両腕部42,42の
下部に形成されたテーパ係合部43,43に、ロック部
材37のテーパ摺動部40,40が当接され、さらに、
ロック部材37の下面に設けたバネ挿入穴39にコイル
バネ38がその上端から中途までを挿入され、膨出部1
6に相当したベース板部15の下面に対して装着された
閉塞板14により、ロック解除釦24の押圧部40の下
面が支持されると共に、コイルバネ38の下端が当接支
持され、膨出部16の裏面のロック配設凹部28に配設
される。
【0025】このため、ロック部材37はコイルバネ3
8により上方に向けて付勢され、常時は、ロック爪22
が膨出部16の上面に突出された状態とされると共に、
ロック部材37のテーパ摺動部40,40がロック解除
釦24のテーパ係合部43,43を下方から押圧する向
きのテーパ作用により、ロック解除釦24の押圧部41
がベース板部15の切欠部23内に突出された状態とさ
れている(図7参照)。
【0026】なお、閉塞板14は、閉塞板14に挿通さ
れたネジ44,44によってネジ孔30,30にねじ止
めされて、膨出部16に相当したベース板部15の下面
に対して装着され、膨出部16の裏面に設けられた収納
部17を外部に対して塞いでいる(図3及び図6参
照)。
【0027】図4に示す金属製の補強板13は、例え
ば、鉄製の薄板であって、平面視において、ベース板部
15の外形と同等に円形状をなし、上アダプタベース1
2の膨出部16及び膨出部16の長手方向の対向側縁に
沿ってベース板部15に設けた孔部18,18を合わせ
た形状に通孔45が穿設されると共に、上アダプタベー
ス12のベース板部15に設けた補強板用ネジ穴25,
25に対応する位置にネジ挿通孔46,46がそれぞれ
設けられ、ベース板部15に設けた切欠部23に対応す
る位置に弧状切欠47が設けられている。
【0028】補強板13は、そのネジ挿通孔46,46
にネジ48,48がそれぞれ挿通されると共に、ネジ4
8,48の先端がベース板部15に設けた補強板用ネジ
穴25,25にそれぞれ螺着され、上アダプタベース1
2の膨出部16が補強板13の通孔45に挿通されると
共に、膨出部16の長手方向の対向側縁に沿ってベース
板部15に設けた孔部18,18が補強板13の通孔4
5の内側に配置され、補強板13の通孔45を取り巻く
周縁部分が上アダプタベース12のベース板部15の上
面の外周縁に周方向略全周に亘って平坦に形成された係
止段部18の上面に密設される(図2乃至図4参照)。
【0029】以上に説明した構成のうち、上アダプタベ
ース12が、板状のベース板部15と、ベース板部15
の上面に膨出する膨出部16とを有し、膨出部16の裏
側に中空の収納部17を形成し、膨出部16の対向側縁
に沿ってベース板部15に孔部18,18を設けた構成
により、上アダプタ4の薄形化を実現し、重量の軽量化
を実現した。
【0030】また、上アダプタベース12のベース板部
15の上面の外周縁に平坦な係止段部19を形成し、係
止段部16に金属製の補強板13を密設した構成によっ
て、下アダプタ6の係止爪と係合する係合段部19を補
強し、係止段部19の強度安全性を高めることができ
る。
【0031】次に、器具本体5の上面に設けられて上ア
ダプタ4に対して着脱可能に係合される下アダプタ6に
ついて説明する。
【0032】器具本体5には図示しない光源が設けら
れ、器具本体5の上面には、図1に示すように、光源に
接続されたコード48が設けられると共に、コード48
の先端に上アダプタ4の接続用コネクタ35と着脱自在
に係合する接続用コネクタ49が装着されている。ま
た、器具本体5の天板50の中央部に上アダプタ4を挿
入するための通孔(図示せず)が穿設されており、該通
孔と一致するように下アダプタ6が取り付けられてい
る。
【0033】下アダプタ6は、図1に示すように、器具
本体5の天板50に重合される取付板51とその下面に
装着される下アダプタベース52とを有し、取付板51
及び下アダプタベース52の中央に器具本体5の天板5
0の中央に穿設された通孔と対応する円形状の挿入孔5
3が穿設されている。
【0034】また、下アダプタベース52には、図1に
示すように、下アダプタ6の挿入孔53を挟んで対向す
るように左右の両側に張出部54,54がそれぞれ形成
され、張出部54,54の内部には、図10に示すよう
に、それぞれ係止部材55,55が挿入孔53に向く下
アダプタ6の横方向に摺動自在に嵌合され、係止部材5
5,55は、挿入孔53に連続して張出部54,54の
内部に形成された中空部56に配置され、かつ一端が中
空部の外側壁57に当接されたバネ58に押圧されて挿
入孔53に向けて付勢されている。
【0035】係止部材55の先端には、平面視において
円弧凹状である上部係止爪59及び下部係止爪60とが
上下2段に設けられ、上部係止爪59は、上面にテーパ
部61が形成され、下面に平坦に形成されてなる段部係
止部62が設けられ、下部係止爪60は、上面にテーパ
部63が形成され、下面に平坦に形成されてなる段部係
止部64が設けられている。また、係止部材55の下面
には一体に解除操作レバー部65が突設されている。
【0036】係止部材55の各係止爪59,60は、常
態において、バネ58の付勢により、各段部係止部6
2,64が挿入孔53の内側周面から突出されている。
また、張出部54の下面には、張出部54の内部と外部
とを連通するガイド孔66が設けられており、係止部材
55の解除操作レバー65がガイド孔66に挿通されて
下アダプタ6の下面に突出されている。そして、解除操
作レバー65を摘んで左右両側方向にそれぞれ動かすこ
とにより係止爪59,60がバネ58の付勢力に抗して
奥側に摺動し、この結果、各段部係止部62,64が下
アダプター6の内部に退去するようになっている。
【0037】照明器具は次のように取り付けられる。
【0038】引掛シーリング2に対する上アダプタ4の
取り付けは、上アダプタ4を手で支持し、上アダプタ4
の膨出部16の上面に突設された一対の栓刃3,3を引
掛シーリング2の一対の弧状の栓刃挿入口9,9の幅広
部10,10に各々差し込んだ後、上アダプタ4を時計
方向に向けて回動させると、上アダプタ4が引掛シーリ
ング2に対して時計回りに回転され、一対の栓刃3,3
が弧状の栓刃挿入口9,9に沿ってそれぞれ移動し、一
対の栓刃3,3の刃部4,4が引掛シーリング2の一対
の幅狭部11,11の奥方の内側裏面の栓刃受け部にそ
れぞれ支持されて機械的に取り付けられると共に、栓刃
3,3が栓刃受け部に設けられた接続端子板に対して電
気的にも接続状態となる。
【0039】また、上アダプタ4の膨出部16を引掛シ
ーリング2の下面に当接した際に、図7において、コイ
ルバネ38の付勢に抗して上アダプタ4の膨出部16の
上面に突出されていたロック爪22が膨出部16のロッ
ク爪挿通孔36に没入し、この後、上アダプタ4の一対
の栓刃3,3が引掛シーリング2の一対の栓刃挿入口
9,9の幅狭部11,11の終端迄回転されると、ロッ
ク爪22が栓刃挿入口9の幅広部10の位置に一致し、
コイルバネ38の復帰力により上方に突出して幅広部1
0内に嵌まり込む。この状態では、上アダプタ4の引掛
シーリング2に対する反時計回りの回転は、即ち、引掛
シーリング2から上アダプタ4を取り外す方向の回転
は、ロック爪22と栓刃挿入口9の幅広部10の周縁と
が当接することによりロックされ、外れ止めがなされ
る。
【0040】また、上アダプタ4の引掛シーリング2か
ら取り外しは、上アダプタ4のロック解除釦24を切欠
部23の内方に押し込むと、ロック解除釦24の両腕部
42,42がロック嵌合凹部28内を径方向中心に向け
て移動し、この時、図9に示すように、ロック解除釦2
4のテーパ係合部43,43とロック部材37のテーパ
摺動部40とが互いの当接部分を増加させる向きのテー
パ作用により、コイルバネ38の付勢に抗してロック部
材37が押し下げられ、図7において、ロック部材37
のロック爪22が上アダプタ4の膨出部16のロック爪
挿通孔36に没入し、ロック爪22と引掛シーリング2
側の栓刃挿入口9の幅広部10の周縁との衝接が解消さ
れる。上アダプタ4のロック解除釦24を切欠部23の
内方に押し込んだまま、上アダプタ4を引掛シーリング
2に対して反時計方向に向けて回動させ、上アダプタ4
の一対の栓刃3,3を引掛シーリング2の一対の栓刃挿
入口9,9の幅広部10,10に移動させた後、上アダ
プタ4を引掛シーリング2から取り外す。
【0041】上アダプター4を引掛シーリング2に取付
けた後、図1に示す上アダプター4の接続用コネクタ3
5と器具本体5の接続用コネクタ49とを接続する。器
具本体5の上アダプタ4に対する取り付けは、器具本体
5に装着されている下アダプタ6を上アダプタ4に対し
て係止させることにより行われる。
【0042】下アダプタ6の円形状の挿入孔53に上ア
ダプタ4のベース板部15を一致させ、器具本体5を押
し上げる。下アダプタ6の挿入孔53に上アダプタ6の
ベース板部15を挿入するときに、下アダプタ6の左右
の上部係止爪59,59の上面に形成されたテーパ部6
1,61が上アダプタ4のベース板部15の下縁部に当
接してガイドされ、下アダプタ6のばね58,58の付
勢に抗して左右の係止部材55,55がそれぞれ張出部
54内に後退し、下アダプタ6の挿入孔53に上アダプ
タ4のベース板部15が挿入される。上アダプタ4のベ
ース板部15に対して、下アダプタ6の上部係止爪5
9,59の先端が上方に通過すると同時に、下アダプタ
6の係止部材55,55がばね58,58の復帰力によ
り前方に押し出され、上部係止爪59,59が挿入孔5
3にそれぞれ突出され、補強板13が密設されて補強さ
れている上アダプタ4のベース板部15の上面の外周縁
の係止段部19に下アダプタ6の上部係止爪59,59
の段部係止部62,62が当接係合し、上アダプタ4に
対して下アダプタ6が支持されることにより、下アダプ
タ6と一体とされた器具本体5が上アダプタ4に取り付
けられる(図11参照)。
【0043】器具本体5を取り外す場合には、左右の解
除操作レバー65,65を指で挟んでガイド孔66,6
6に沿って左右両側にそれぞれスライドさせると、係止
部材55,55がバネ58,58を押し縮めて張出部5
4,54の内部にそれぞれ後退し、上アダプタ4の係止
段部19に対する下アダプタ6に配設された係止爪5
9,59の段部係止部62,62の係合が外れて、器具
本体5が上アダプタ4から外れる。以上は、引掛シーリ
ング2が埋込型である場合である。
【0044】また、引掛シーリング2が露出型の場合に
は、図12に示すように、器具本体5を図11の状態か
らさらに押し上げて器具本体5を上昇させ、下アダプタ
6の左右の下部係止爪60,60の段部係止部64,6
4に上アダプタ4の係止段部19を係合させる(図12
参照)。
【0045】なお、上アダプタ4の係止段部19が略円
板状をなしたベース板部15の上面の外周縁に形成され
ているため、器具本体5の下アダプタ6を係合状態で上
アダプタ4の円周方向に摺動できるので、器具本体5を
取付後も回動することができ、天井に合わせて照明器具
の位置を任意に決めることができる。
【0046】上アダプタ4に対して器具本体5を取り付
けた時に、上アダプタ4の係止段部19に器具本体5お
よび下アダプタ6の重量が直接加わるが、上アダプタ4
の係止段部19に補強板13が密設されて補強されてい
るため、係止段部19の強度安全性を確保することがで
きる。
【0047】
【発明の効果】本発明の天井直付け照明器具取付装置用
上アダプタは、上アダプタベースが、板状のベース板部
と、ベース板部の上面に膨出する膨出部とを有し、膨出
部の裏側に中空の収納部を形成し、膨出部の対向側縁に
沿ってベース板部に孔部を設けた構成により、上アダプ
タを薄形化でき、重量を軽量化できる。
【0048】また、上アダプタベースのベース板部の上
面の外周縁に平坦な係止段部を形成し、係止段部に金属
製の補強板を密設した構成によって、下アダプタの係止
爪と係合する係合段部を補強し、係止段部の強度安全性
を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の上アダプタを適用した天井直付け照明
器具取付装置の一実施形態を示す分解斜視図
【図2】上方から眺めて示した上アダプタの斜視図
【図3】下方から眺めて示した上アダプタの斜視図
【図4】上アダプタを分解して示す斜視図
【図5】上アダプタの上アダプタベースの裏面図
【図6】上アダプタベースにおける部品の配設状態を示
す裏面図
【図7】補強板を除いた上アダプタの要部断面図
【図8】上アダプタにおけるロックの分解斜視図
【図9】上アダプタにおけるロックの係合状態を示す斜
視図
【図10】下アダプタの要部断面図
【図11】埋込型の引掛シーリングに対する天井直付け
照明器具取付装置の取付状態を示す一部破断側面図
【図12】露出型の引掛シーリングに対する天井直付け
照明器具取付装置の取付状態を示す一部破断側面図
【符号の説明】
1 照明器具取付装置 2 引掛シーリング 3 栓刃 4 上アダプタ 5 器具本体 6 下アダプタ 7 天井面 8 シーリングベース 9 栓刃挿入口 10 幅広部 11 幅狭部 12 上アダプタベース 13 補強板 14 閉塞板 15 ベース板部 16 膨出部 17 収納部 18 孔部 19 係止段部 20 端子板 21 刃部 22 ロック爪 23 切欠部 24 ロック解除釦 25 補強板用ネジ穴 26 上壁 27 端子板配設凹部 28 ロック配設凹部 29 コード取出口 30 ネジ穴 31 栓刃通孔 32 取付用ネジ孔 33 ネジ 34 接続コード 35 接続用コネクタ 36 ロック爪挿通孔 37 ロック部材 38 コイルバネ 39 バネ挿入穴 40 テーパ摺動部 41 押圧部 42 腕部 43 テーパ係合部 44 ネジ 45 通孔 46 補強板用ネジ穴 47 弧状切欠 48 コード 49 接続用コネクタ 50 天板 51 取付板 52 下アダプタベース 53 挿入孔 54 張出部 55 係止部材 56 中空部 57 外側壁 58 バネ 59 上部係止爪 60 下部係止爪 61 テーパ部 62 段部係止部 63 テーパ部 64 段部係止部 65 解除操作レバー 66 ガイド孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引掛シーリングに引っ掛ける一対の栓刃
    を上面に有する上アダプタにおいて、上アダプタが、板
    状のベース板部と、前記ベース板部の上面に膨出する膨
    出部と、前記膨出部の裏側に形成した中空の収納部と、
    前記膨出部の対向側縁に沿って前記ベース板部に設けた
    孔部と、前記ベース板部の上面の外周縁に平坦に形成さ
    れた係止段部とを有する上アダプタベースと、前記上ア
    ダプタベースの係止段部に密設された金属製の補強板と
    からなることを特徴とする天井直付け照明器具取付装置
    用上アダプタ。
JP27066395A 1995-09-26 1995-09-26 天井直付け照明器具取付装置用上アダプタ Withdrawn JPH0992021A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27066395A JPH0992021A (ja) 1995-09-26 1995-09-26 天井直付け照明器具取付装置用上アダプタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27066395A JPH0992021A (ja) 1995-09-26 1995-09-26 天井直付け照明器具取付装置用上アダプタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0992021A true JPH0992021A (ja) 1997-04-04

Family

ID=17489226

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27066395A Withdrawn JPH0992021A (ja) 1995-09-26 1995-09-26 天井直付け照明器具取付装置用上アダプタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0992021A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5970652B1 (ja) * 2015-12-25 2016-08-17 ワタナベ株式会社 電気接続器具
JP6122175B1 (ja) * 2016-04-08 2017-04-26 アイリスオーヤマ株式会社 Led照明装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5970652B1 (ja) * 2015-12-25 2016-08-17 ワタナベ株式会社 電気接続器具
JP6122175B1 (ja) * 2016-04-08 2017-04-26 アイリスオーヤマ株式会社 Led照明装置
JP2017188387A (ja) * 2016-04-08 2017-10-12 アイリスオーヤマ株式会社 Led照明装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR960015544A (ko) 제거가능한 다중 카트리지 광학 디스크 매거진
JPH0992021A (ja) 天井直付け照明器具取付装置用上アダプタ
JP4104811B2 (ja) 機械式ドラムブレーキのレバーとケーブルの接続構造
JPH0992020A (ja) 天井直付け照明器具取付装置における上アダプタ
JP3393744B2 (ja) 天井直付け照明器具取付装置用下アダプタ
JP3260073B2 (ja) 天井直付け照明器具取付装置用下アダプタ
US2691143A (en) Lamp socket adapter
US6210199B1 (en) Locking mechanism for a cam lever used in a pin grid array socket
JP3328379B2 (ja) 照明器具取付装置
JPH1131409A (ja) 天井直付け照明器具の取付用下アダプタ
JPH10247415A (ja) 直管蛍光灯ソケット
JP2000030523A (ja) 天井直付け照明器具取付装置
JP2001057107A (ja) 天井直付け照明器具取付装置
JP2001273811A (ja) 天井直付け照明器具取付装置
JP2596895Y2 (ja) コネクタ
JPH09134609A (ja) 天井直付け照明器具取付装置
JPH11274758A (ja) 小型電子機器の着脱装置
JPH07326448A (ja) ランプソケット装置
JP2549015Y2 (ja) 照明装置及びその取付装置
JP4966047B2 (ja) ランプソケット及び照明器具
JP3660468B2 (ja) ランプソケット
JP4488587B2 (ja) ランプソケットおよび照明器具
JPH09129020A (ja) 天井直付け照明器具取付装置用上アダプタ
JPH09129019A (ja) 天井直付け照明器具取付装置
JP2001283630A (ja) 天井直付け照明器具取付装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20021203