JPH0984975A - ミシン - Google Patents

ミシン

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JPH0984975A
JPH0984975A JP26784595A JP26784595A JPH0984975A JP H0984975 A JPH0984975 A JP H0984975A JP 26784595 A JP26784595 A JP 26784595A JP 26784595 A JP26784595 A JP 26784595A JP H0984975 A JPH0984975 A JP H0984975A
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sewing machine
sewing
unit
shaft
main body
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JP26784595A
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Osamu Ecchu
修 越中
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Hosei Mishin Seizo KK
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Hosei Mishin Seizo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本縫ミシンまたはオーバーロックミシンある
いは本縫とオーバーロック縫を1台のミシンに複合させ
た複合ミシンにおいて、針とその駆動機構を備えたアー
ム部分を有するミシン本体と、本縫用、オーバーロック
縫用の針板、送り歯、釜またはルーパー機構を備えた縫
製ユニットとに2分して着脱自在に備えることにより、
ミシンの製造を容易にし、使い易くするか、または所望
の単機能を備えた複数種の縫製ユニットを複合ミシン本
体に対して着脱交換自在に備えて、複合ミシンの構造を
簡単化し、使い易くする。 【構成】 本縫またはオーバーロック縫用のミシン、あ
るいは複合ミシンのベッド1"を針4の昇降位置の右側で
切り離して、下軸6の軸継手7a、嵌合部10、締結手段11
の結合部11a を臨ませた接続端面5を形成したミシン本
体1に、針板12、送り歯13、布送り機構19、釜部14また
はルーパー機構、釜部またはルーパー機構の駆動機構15
を一つの器体U2内に備えた縫製ユニット2を上記軸継
手、嵌合部、締結手段の結合部を介しミシン本体に着脱
自在に接続し緊締するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ミシンに関し、
ミシンのベッド部分を針の昇降位置の右側の適宜位置で
縦に切り離してミシン本体とし、このミシン本体のベッ
ド部分に対して、針板、送り歯、釜またはルーパー等を
組み込んだ縫製ユニットを接続して、所望の縫製ができ
るようにしたことを特長とするものである。
【0002】
【従来の技術】一般のミシンは、例えば本縫とジグザグ
縫とが選択的にできる本縫ミシンと、オーバーロックミ
シンとに分かれている。また、例えば特開平1ー166
796号公報のように、本縫ミシンとオーバーロックミ
シンを兼用できるようにした複合ミシンもある。
【0003】上記従来の複合ミシンは、ミシンのベッド
部分に、本縫用として釜を備え、オーバーロック縫用と
して上下のルーパーを備えるとともに、釜の駆動機構と
ルーパーの駆動機構とを備え、同じくベッド部分に作動
の切換え装置を付設して、本縫とオーバーロック縫とを
選択できるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のミシンの前
者は、ほぼ単機能用であるから各種の縫製を行うために
は、それぞれの機種を取り揃える必要があり、複数台の
ミシンを購入しなければならない。
【0005】これに対して後者は、ジグザグ縫、模様縫
等を含む本縫とオーバーロックの縫製ができるので、前
者に較べれば安価になる利点があるが、狭いベッド内に
各種の機能が組み込まれることになるので、構造が複雑
になり、組立難く、コスト高になるとともに、備えられ
た機能が十分に発揮できないようになり易いという欠点
があった。
【0006】そのために、使用者に使い易く、かつ、製
作が容易にできて故障し難く、それで選択的に所望の縫
製を可能にすることができるようにしたミシンを開発す
ることが課題となっていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、ベッド
の左側を針の昇降位置の右側で切り離して接続端面を形
成し、この接続端面に、下軸の軸継手およびまたは布送
り調節軸の軸継手と、縫製ユニットとの嵌合部と、縫製
ユニットとの締結手段の結合部とを臨ませたミシン本体
に、一つの器体に、針板、送り歯、釜若しくはルーパー
とメス機構、送り歯に所定の送り動作を与える布送り機
構、釜若しくはルーパーとメス機構の駆動機構を組み込
むとともに、該器体の右端面をミシン本体の接続端面に
接合する接続端面に形成し、この接続端面に、下軸の軸
継手およびまたは布送り調節軸の軸継手と着脱自在に連
結する軸継手と、ミシン本体側の上記嵌合部と着脱自在
に嵌合する嵌合部と、前記締結手段の結合部と結合する
結合部とを備えた縫製ユニットを互いに着脱自在に接続
するように構成したミシンを提供するものである。
【0008】
【作用】ミシンをミシン本体と縫製ユニットとに2分し
た本発明ミシンは、所定の単機能を具備した縫製ユニッ
トをミシン本体に接続するだけで、所望の縫製ができ、
使用者に使い易い。所望の縫機能ごとにその機構が縫製
ユニットに組み込まれるので、構造が単純になり、製作
が容易になるとともに、故障とか誤操作がすくなくな
る。本発明は以上のようにして前記の課題を解決したも
である。
【0009】本発明は、ミシン本体に接続する縫製ユニ
ットに、針板、送り歯、釜、送り歯に所定の送り動作を
与える布送り機構、釜の駆動機構を組み込み、該ユニッ
トの前記接続端面に、下軸の軸継手および布送り調節軸
の軸継手と着脱自在に連結する軸継手と、ミシン本体側
の上記嵌合部と着脱自在に嵌合する嵌合部と、前記締結
手段の結合部と結合する結合部とを備えた本縫ユニット
を用い、本縫機能を備えたミシン本体に接続すれば、通
常の本縫ミシンとなる。
【0010】また、縫製ユニットに、針板、送り歯、ル
ーパーとメス機構、送り歯に所定の送り動作を与える布
送り機構、ルーパーの駆動機構、メスの駆動機構を組み
込み、該ユニットの前記接続端面に、下軸の軸継手と着
脱自在に連結する軸継手と、ミシン本体側の上記嵌合部
と着脱自在に嵌合する嵌合部と、前記締結手段の結合部
と結合する結合部とを備えたオーバーロック縫ユニット
を用い、オーバーロック縫機能を備えたミシン本体に接
続すれば、通常のオーバーロック縫ミシンとなる。
【0011】前記縫製ユニットは、前記接続端面に、前
記結合部を逆止歯形に形成して備え、この結合部と係合
する前記ミシン本体側の締結手段は、上記逆止歯形の結
合部を掛止する鉤形の結合部を先端に連設して、水平方
向に揺動自在に備えられ、基端をミシン本体の外側面に
臨出させた操作レバーと、この操作レバーを常時結合方
向に付勢して上記鉤形の結合部に対する上記逆止歯形の
結合部の差し込み方向の弾性的な通過を許容させる牽引
ばねとからなり、この牽引ばねの牽引により、ミシン本
体側の接続端面と上記ユニット側の接続端面を互いに引
きつけ合わせ、強固に接続状態を保ち、かつ、接続解除
操作も容易にできるようにすることができる。
【0012】更に前記ミシン本体の下軸側の軸継手の周
面に、下軸の回転停止位置を針の上昇位置に設定したス
リットを軸線と平行に設ける一方、前記操作レバーに沿
わせて上記スリットに先端を嵌合する位置決めレバーを
設け、該レバーの他端を操作レバーに当接させるととも
に、両レバー間にばねを掛けて操作レバーの結合解除方
向の揺動に位置決めレバーの揺動を追従させるように
し、このスリットに設定した下軸の停止位置を前記縫製
ユニットの着脱位置とするように構成すれば、針が下降
している状態下での縫製ユニットの着脱が自動的に回避
されるので、下降している針を折るような危険が防止さ
れ、使用者に安心して使用してもらうことができる。
【0013】本発明において、ミシン本体側の軸継手
と、縫製ユニット側の軸継手をそれぞれ軸線と直交する
円盤状に形成して、互いの接合面の直径方向に沿って形
成した凹溝と凸条との噛み合いにより下軸の回転を縫製
ユニット側に伝達するようにすると、ミシン本体に対す
る縫製ユニットの着脱とともに軸継手の着脱もできるの
で、操作性に優れ、回転力の伝達も円滑にできる。
【0014】本発明において、前記ミシン本体側に設け
た嵌合部と、前記縫製ユニット側に設けた嵌合部を、縫
製ユニット側の接続端面から突出する先端の丸い円柱体
と、この円柱体と同径にミシン本体側に設けた円筒孔と
で構成すれば、縫製ユニットの着脱操作が容易になると
ともに、がたつきを防止してより一層縫製を安定させる
ことができる。
【0015】本発明において用いるミシン本体は、本縫
ミシンであってもオーバーロック縫ミシンであってもよ
いが、特に、本縫とジグザグ縫と、オーバーロック縫と
が行える複合ミシンを用いると、本縫ユニットとオーバ
ーロック縫ユニットとを互換可能に備えることができ、
1台のミシンで各種の縫製を行うことができるようにな
り、本発明の利点を最大に発揮できるものとなる。
【0016】複合ミシンをミシン本体として用いた本発
明において、オーバーロック縫ユニットの嵌合部は、本
縫ユニットの嵌合部とは別の位置でミシン本体側の嵌合
部と嵌合する位置に設けられ、このミシン本体側の嵌合
部の内端に、オーバーロック縫ユニットの嵌合部の嵌合
により変位する当接子を設け、この当接子を復数個のリ
ンクを介して、針に振り幅を与える針棒サポートの隣接
位置に設けた制止杆に連結し、この制止杆を常時は針棒
サポートから離間する方向に付勢するばねに付勢させる
ようにした針棒の揺動固定装置を設けると、オーバーロ
ック縫ユニットの接続時に、該ユニット側の嵌合部がば
ねに抗して押し入れられ、制止杆を前進させて針棒サポ
ートと係合させ、針に振り幅を与えないように固定する
ことができるので、安定したオーバーロック縫ができ
る。
【0017】複合ミシンをミシン本体として用いた本発
明において、該ミシン本体は、本縫とジグザグ縫とに合
わせて横方向から見て垂直に昇降する針を備え、前記オ
ーバーロック縫ユニットの上ルーパーの取付け軸をぼぼ
20°傾斜させたものは、本縫とジグザグ縫の縫製がス
ムーズにでき、オーバーロック縫時には、上ルーパーの
みが所定の角度傾斜して揺動するので、同じくスムーズ
な縫製ができる。
【0018】本発明において、オーバーロック縫ユニッ
ト内に装備されているメス取付け台の下端から、ミシン
本体側の接続端面側に向けて枢着軸を一体に延設し、こ
の枢着軸に、上部側面を下メスの外側面に沿わせた切屑
除去シュート兼用のメスカバーの下縁を枢着するととも
にメス取付け台と一体に左右動するように連結したもの
は、メスカバーを可及的にメスに接近させて設けて切屑
除去を確実に行い、一体に移動させることにより、メス
との干渉が回避される。
【0019】メス取付け台の下端に枢着軸を延設して、
切屑除去シュート兼用のメスカバーの下縁を枢着した本
発明において、メスカバーの右側面に隣接して、枢着軸
で下縁をベッドに枢着されたフロントガバーを備え、メ
スカバーの上部右側面に設けたピンをフロントガバーの
左側面に設けたガイド溝に嵌合させることにより、上記
枢着軸を支点とするフロントガバーの開閉に追従してメ
スカバーを一体に開閉するように構成すると、フロント
ガバーで覆われていたオーバーロック縫用の糸案内から
ルーパー糸を引き出して、次に、メス取付け台の奥に位
置する上下のルーパーに通す際の糸通し操作が容易にな
る。
【0020】縫製ユニットとしてオーバーロック縫ユニ
ットを接続するようにした本発明ミシンにおいて、該ユ
ニット内に装備されているメス取付け台の上端面に、巻
縫切換え用の移動爪から手前側に延設された摺動部分を
摺動自在に支承するL字形断面の支承面を設け、この支
承面の開放側方と上面とから移動爪の摺動部分をガイド
する押え板をメス取付け台の左側面に取り付け、この押
え板の後方に突出させた移動爪の摺動部分に嵌合孔を設
け、この嵌合孔に上端を嵌合させた切換えレバーをメス
取付け台の手前側側面に枢着して、該切換えレバーの操
作端部をオーバーロック縫ユニットの手前側側面に切換
え操作可能に突出させると、移動爪の支持が正確に強固
にできるとともに、巻縫の切換え操作が他のすべての部
分に支障されることなく、ミシンの正面側で簡単にでき
るという利点がある。
【0021】縫製ユニットとしてオーバーロック縫ユニ
ットを接続するようにした本発明ミシンにおいて、オー
バーロック縫ユニットに、該ユニットの接続端面に沿う
前方位置に縦の軸承部を設け、この軸承部を、同じくミ
シン本体の接続端面の前方位置に立設した支持軸に枢着
して、非使用時に該ユニットをベッドの向こう側へ回避
させて置けるようにすると、本縫ユニットに較べて大型
になる該ユニットを他の縫製ユニットと交換する際等
に、持ち去る必要がなくなる。また、次に用いる場合に
は、支持軸を支点にして該ユニットを回動させつつ、ミ
シン本体に接続することができ、ユニット着脱の際の労
力が軽減できるようになる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
について説明する。本発明の最も好ましい実施形態の一
例として図示した実施例は、従来公知の複合ミシンと同
様にアーム1’に、本縫用として.図示省略の直線縫機
構とジグザグ縫機構と布送り調節装置を備え、オーバー
ロック縫用として複数個の糸調子22aと糸案内22b
とを備えたミシン本体1と、このミシン本体1に着脱自
在に接続される縫製ユニットとして、本縫縫ユニット2
とオーバーロック縫ユニット3とを着脱交換自在に備え
るようにした場合のものである。
【0023】
【実施例】ミシン本体1は、図1に示すように、ベッド
1”の左端部を針4の昇降位置を適宜に右に偏った位置
で縦に切り離し、切り離し面を接続端面5としている。
接続端面5には、図4、6、7に示されるように、少な
くとも下軸6の軸継手7aと、送り調節軸8の軸継手9
aと、上記二つの縫製ユニット2、3側と嵌合する複数
の嵌合部10a、b、cと、縫製ユニット2、3側と結
合する締結手段11の結合部11aが、それぞれの対偶
部材との着脱を可能にして臨出している。
【0024】本縫ユニット2は、図4、6に示されるよ
うに、上面に針板12と送り歯13を備え、針板12の
裏面に、図示省略の釜が装着される水平回転型の釜部1
4を備え、下軸6の軸継手7aと噛み合う軸継手7bを
一端に備えた回転軸15a、傘歯車伝動機構15bと中
間軸15cおよび螺旋歯車機構15dと縦軸15eとか
らなる釜の駆動機構15を備えている。
【0025】同じく図4、5、6に示すように、本縫縫
ユニット2は、回転軸15aに固定したカム16aと揺
動ロッド16b、送り調節軸8の先端で調子函を兼用し
ている軸継手9aに、調子軸を兼用している軸継手(調
子軸)9bを嵌合して他端を揺動ロッド16bに接続さ
れる水平送り腕16cと、水平送り腕16cと送り台1
7との間に設けられて送り歯13に水平送りを与える二
又ロッド16dとで構成される水平送り機構16と、
【0026】回転軸15aに固定したカム18aに揺動
される揺動ロッド18bと、揺動ロッド18bと送り台
17の先端に連結されて揺動ロッド18bの揺動を送り
台17の上下動に変換する連結ロッド18cとで構成さ
れた上下送り機構18とからなる布送り機構19を組み
込んでいる。
【0027】また本縫縫ユニット2を構成する器体U2
は、図4、6に示されるように、右端面をミシン本体1
との接続端面20に形成し、該端面20の前後に突出さ
せた二つの嵌合部21a、21bを前記ミシン本体1側
の嵌合部10a、10bに嵌め込み、同じく接続端面2
0に突出させた逆止歯型の結合部23を、ミシン本体側
の前記締結手段11の結合部11aと噛み合わさせるこ
とによって、互いに一体に結合する。
【0028】締結手段11は、図7に示すように、本縫
ユニット側の上記逆止歯型の結合部23と噛み合わされ
るように鉤形に形成された結合部11aを先端に連設
し、支点軸24を介して水平方向に揺動自在に備えられ
て、基端をベッド1”の向こう側側面外に、横軸25’
で屈折可能に臨出させた操作レバー25と、ベッド内面
に取り付けたばね受け26に一端を掛け、他端を操作レ
バー25の側縁部に掛止させて、常時操作レバー25を
結合方向に牽引する牽引ばね27とによって構成されて
いる。
【0029】本縫ユニット2をミシン本体1に接続する
際に、上記逆止歯型の結合部23は、牽引ばね27に付
勢されている鉤形の結合部11aの先端を弾性的に通過
して該結合部11aと噛み合い、両接続端面5、20を
合致させた位置で牽引ばね27の引きつけにより、ミシ
ン本体1側に強固に緊締される。
【0030】ミシン本体1側にある下軸6の軸継手7a
と、本縫ユニット2側にある回転軸15aの軸継手7b
は、図4、6に示されるように、円盤状をなし、互いの
接合面の直径方向に沿って形成した凹溝28と凸条29
との噛み合いにより、着脱操作し易く、かつ、下軸6の
回転を効率よくユニット側に伝達するように構成されて
いる。
【0031】また、図6に示すように、ミシン本体1側
にある下軸6の軸継手7aは、周面に、下軸6の回転停
止位置を針4の上昇位置に設定するスuット30が軸線
と平行に設けられている。また、図7に示すように、こ
のスリット30に嵌合する停止位置の位置決めレバー3
1は、操作レバー25の左側側縁に沿い、支点軸32で
揺動自在に支えられ、操作レバー25との間に掛けたば
ね33に付勢されていて、操作レバー25の結合解除方
向(図示右回転)の変位に追従し、下軸6の回転が所定
位置に達するとスリット30に嵌合するので、針が上昇
した位置が本縫ユニット2の着脱位置となるように構成
されている。
【0032】ミシン本体1側に設けた前記複数の嵌合部
10a、b、cの内、ベッドの手前側に設けた嵌合部1
0aは、図4、6、7に示すように、他と較べて深い有
底の円筒孔で、底部にばね受けされたコイルばね34を
備え、同嵌合部10aと嵌合する本縫ユニット側の嵌合
部21aは同径の円柱形に形成されている。このコイル
ばね34は、前記締結手段11の操作レバー25を開放
操作したときに、復元力でユニット側の嵌合部21aを
押し出し、本縫ユニット2側の接続端面20をミシン本
体側の接続端面5から離間させる作用を有する。
【0033】次に、同じミシン本体1の接続端面5に対
して、上記本縫ユニット2と着脱交換を自在にして、図
8、9、10に示すように接続される前記オーバーロッ
ク縫ユニット3について説明する。
【0034】オーバーロック縫ユニット3は、図10に
示すように一つの器体U3の上面にオーバーロック縫用
の針板35を備え、針板35の間から送り歯36を臨ま
せ、針板35の右手に、巻縫用の固定ピン爪37と、巻
縫切換え用の移動爪38と、下側に位置する固定メス3
9と、右側上に位置する可動メス40とを臨出させてい
る。また、可動メス40に隣接して、ミシン本体1のベ
ッド1”の手前側を覆うフロントカバー41との間に、
切屑除去シュートを兼用するメスカバー42を設けてい
る。
【0035】またオーバーロック縫ユニット3は、同じ
く図10に示すように、右側の端面をミシン本体1との
接続端面43に形成し、前記コイルばね34を備えた嵌
合部10aと、本縫ユニット2の場合には使用しない嵌
合部10cに嵌合する二つの嵌合部44a、44cを突
設し、該端面43のほぼ中央部に前記結合手段11の結
合部11aと結合する逆止歯状の結合部45を突出させ
て、前記本縫用ユニット2の場合と同様に、ミシン本体
1に嵌合し、緊締して一体に結合される。
【0036】オーバーロック縫ユニット3は、同じく図
10に示すように、接続端面43に突出させた軸継手7
cをミシン本体側の前記軸継手7aに、本縫ユニット2
の場合と同様に互いの接合面に形成した凹溝28と凸条
29との嵌合により下軸6に連結され、回転を伝動され
る回転軸46を、図11に示すように、器体U3内に回
転自在に横架して備えている。回転軸46は、同図11
の左から上ルーパーカム46a、水平送りカム46b、
メスカム46c、上下送りカム46d、下ルーパーカム
46eと計5個のカムを同軸上に固定し、器体U3内に
配置したルーパーの駆動機構、メスの駆動機構、布送り
の駆動機構及び後述の差動布送り機構を駆動する原動軸
としている。
【0037】図11と図12に示すように、上ルーパー
47は、上ルーパーカム46a、カムリンク48a、下
揺動アーム48b、昇降ロッド48c、上揺動レバー4
8dからなる上ルーパー駆動機構48を備え、また、下
ルーパー49は、下ルーパーカム46e、カムリンク5
0a、揺動レバー50bからなる下ルーパー駆動機構5
0を備え、針板35の裏面で針4の昇降位置を挟んで従
来公知のオーバーロックミシンと同様に互いに交錯しつ
つ所定の揺動動作を行う。
【0038】上ルーパー駆動機構48の下揺動アーム4
8bの先端とカムリンク48aの先端、同じく下ルーパ
ー駆動機構50の揺動レバー50bの先端とカムリンク
50aの先端を、球面軸承51でそれぞれ連結すること
により、カムリンク48aとカムリンク50aの上下の
揺動が上ルーパー47と下ルーパー49の左右の揺動に
変換されている。また、揺動レバー50bの基部を一体
に固定する下ルーパー49の取付け軸52は水平に軸承
されているが、上ルーパー47の取付け軸53は、図1
3に示すように、下揺動アーム48bの枢着軸54と共
に、水平に対しほぼ20°傾斜し、上ルーパー47は、
同じく図13に示すように垂直に対してほぼ20°傾斜
している。
【0039】そして、針板35に対して図13に示すよ
うに垂直に昇降する針4を備えることは、本縫を行う場
合に有利であり、また、取付け軸53を傾斜させ、それ
によって上ルーパー47を針4に対しほぼ20°傾斜さ
せることは、オーバーロック縫をスムーズにすると共
に、ミシンの製作を容易にする点で有利である。特にミ
シン本体1が複合ミシンである場合に、ミシンの製作を
容易にし、両縫製ともにスムーズにできて使用し易く、
故障し難くなる。
【0040】同じく図13に示すように、前記可動メス
40は、器体U3内に左右方向の摺動を自在にして、接
続端面43の手前側に配置したメス取付け台55の側面
上部に取り付けられている。この可動メス40は、前記
メスカム46c、カムリンク56a、下メス取付け台5
5の左側面に取り付けられた上下一対の揺動アーム56
b、56c、この上下の揺動アーム間に接続されてカム
リンク56aの揺動を可動メス40の昇降運動に変換す
る昇降リンク56dとからなるメス駆動機構56を備え
ている。
【0041】図14に示すように、送り歯36を取り付
けた送り台57は、前記水平送りカム46b、カムリン
ク58a、同リンク58aの先端に下端を連結した揺動
リンク58b、揺動リンク58bの上端に下端を連結し
たく字形レバー58c、同レバー58cと送り台57の
前端を連結してく字形レバー58cの揺動を送り台57
の水平送りに変換する揺動レバー58dとからなる水平
送り機構58と、
【0042】図11と図14とに示すように、下面を前
記上下送りカム46dに上から接しさせて昇降する断面
L字形の連結板59aと、連結板59aの側面から送り
台57の中央部側面にねじ込まれて上下送りカム46d
の昇降を送り台57の上下動に伝動する連結ねじ59b
とで構成した上下送り機構59とからなる布送り機構6
0に駆動される。
【0043】またこのオーバーロック縫ユニット3は、
図10と図14とに示すように、送り歯36の手前側に
若干の距離をおいて、差動送り歯61を備え、縫製する
布の送り込み量を調節できるようにしている。差動送り
歯61は、図14と図15とに示すように、送り台57
の左側に、送り台57と平行に摺動自在に挿通した支持
軸62の先端に、取付け部材63を介して支持されてい
る。
【0044】支持軸62は、中間部側面に一端を連結し
た連結リンク64a、該リンク64aに上端を連結して
垂下する揺動レバー64b、前記く字形レバー58dの
下方に延設した分岐杆65の下端に基端を枢着され、先
端の嵌合子64cを揺動レバー64bの下部に具えた送
り量調節用の円弧孔64b’に嵌合させた揺動リンク6
4d、上記嵌合子64cの支持軸64c’の他端を二又
部64e’に嵌合させた揺動アーム64e、上記揺動レ
バー64bを固定した支点軸66と揺動リンク64dの
中間を連結した二節のリンク64fとで構成した差動水
平送り機構64を備え、前記送り歯36の水平送り機構
58中の上記く字形レバー58dの揺動に連動して差動
送り歯61を水平送りする。
【0045】送り歯36の布送り調節装置67は、図1
4に示すように、オーバーロック縫ユニット3の手前側
側面に周面を臨ませた操作ダイヤル67a、連結杆67
b、連結杆67bの先端を上端に枢着して、図15に示
すように、布送り調節軸69aの基端に固定された揺動
ブラケット67c、布送り調節軸69aの先端に固定さ
れた調子函67d、前記水平送りのかムリンク58aと
揺動リンク58bとの接続軸69bの一端に取り付けら
れて、上記調子函67dに嵌合して水平送り量を決める
嵌合子67e、揺動ブラケット67cの傾斜位置を固定
するクリックばね67fとからなり、揺動ブラケット6
7cの角度を変えることにより、カムリンク58aから
揺動リンク58bへ伝達される揺動範囲すなわち布送り
量が調節される。
【0046】差動送り調節装置68は、布送り調節装置
67と並設されて、オーバーロック縫ユニット3の手前
側側面に周面を臨ませた操作ダイヤル68a、連結杆6
8b、連結杆68bの先端を下方に枢着して前記差動水
平送りの揺動レバー64bの支点軸66と一体に固定さ
れた揺動ブラケット68c、揺動ブラケット68cの傾
斜位置を固定するクリックばね68dとからなり、操作
ダイヤル68a、連結杆68bを介して揺動ブラケット
68cと揺動レバー64bの傾斜角を変えることによ
り、嵌合子64cを送り量調節用の円弧孔64b’内で
移動させて揺動レバー64bの揺動範囲を変え、差動布
送り量を調節する。
【0047】前記メス取付け台55は、図16に示すよ
うに、上部を左右に貫通させて固定した固定メス軸70
を器体U3内の軸承部72に摺動自在に軸承させて、器
体U3内の手前側で左右に移動可能に備えられている。
固定メス軸70は、左端に具えたピン70’と軸承部7
2との間にコイルばね74を嵌装し、可動メス軸71
は、左端に具えた円筒カム73と、前記メス駆動機構5
6中の昇降リンク56dとの間にコイルばね75を嵌装
して、それぞれ常時図示左側に向けて付勢され、固定メ
ス軸70の左端に当接する制止レバー76と、該レバー
76を支持する移動操作カム77とによって、メス取付
け台55を常時所定位置に支持している。
【0048】このオーバーロック縫ユニット3を用い
て、例えばかがり縫をする場合は、器体U3の左側面に
臨出する操作ダイヤル78を回転すると、コイルばね7
4に抗して、可動メス40を共に押しながら、固定メス
軸70および固定メス39と一体のメス取付け台55を
移動させて行う。
【0049】また、メスを不要とする縫製の場合は、器
体U3の左側面に臨出する操作レバー79を押し込む
と、該レバー78の上部の当接部80が円筒カム73を
右手に移動させ、可動メス軸71と平行して可動メス4
0から延設されているロッド81が同カム73のカム斜
面82に接して誘導され、右側に押し込まれながら可動
メス軸71と可動メス40を手前側に回転させて、回避
位置に置くことができる。
【0050】メス取付け台55は、同じく図16に示す
ように、下縁右側からミシン本体1の前記接続端面5に
向けて枢着軸83を一体に延設し、この枢着軸83に、
上部側面を固定メス39の外側面に沿わせた前記切屑除
去シュート兼用のメスカバー42の下縁に形成した軸承
部84を枢着するとともに、メス取付け台55と一体に
左右動するように連結し、メスカバー42が可動メス4
0、固定メス39の移動を妨げないようにしている。
【0051】同じく図16に示すように、メスカバー4
2は、右側面に隣接して、枢着軸85によりベッド1”
に下縁を枢着されたフロントカバー41を備えている。
メスカバー42は、上部右側面に設けたピン86を、枢
着軸85を円心としてフロントガバー41の左側面に設
けた円弧形のガイド溝87に嵌合させることにより、枢
着軸85を支点とするフロントガバー41の開閉に従動
して一体に開閉する。
【0052】したがって、ミシン本体1をオーバーロッ
クミシンとして使用する場合に、糸通しのため、フロン
トガバー41を開くと、同時にメスカバー42も枢着軸
83を支点として開くので、下メス取付け台55の奥に
ある上下のルーパー47、49に対する糸通し操作が容
易にできるようになる。
【0053】また、メス取付け台55は、図16と図1
7とに示すように、上端面に、前記巻縫切換え用の移動
爪38から手前側に一体に延設された摺動部分38’を
前後に摺動自在に支承するL字形断面の支承面88を設
け、この支承面88の開放側方(図16の左側)と上面
とから移動爪38の摺動部分38’をガイドする押え板
89をメス取付け台55の左側面に取り付けている。
【0054】図17に示すように、上記押え板89の後
方に突出する移動爪38の摺動部分38’には嵌合孔9
0を設け、この嵌合孔90に、下メス取付け台55の手
前側側面に枢着した切換えレバー91の上端を嵌合し、
該レバー91の操作端部91’をオーバーロック縫ユニ
ット3の手前側側面に切換え操作可能に突出させ、巻縫
に際し、切換えレバー91の操作端部91’を押し下げ
て、巻縫切換え用の移動爪38を固定ピン爪37から遠
く切り離すことができるようにしている。なお、当然の
ことながら下げていた操作端部91’を押し上げると、
移動爪38が復帰する。
【0055】オーバーロック縫ユニット3は、本縫ユニ
ット2に較べて大型であり、重量も嵩むので、ユニット
交換の際の着脱操作が難しいが、図20に示すように、
オーバーロック縫ユニット3の接続端面43に沿う前方
に、縦の軸承部92を設け、この軸承部92を、同じく
ミシン本体1の接続端面5の前方に立設した支持軸93
に枢着して、該ユニット3の非使用時に、図中に虚線で
示すようにベッド1”の向こう側へ回避させて置くこと
ができるようにすると、交換の際の着脱操作が容易にで
き、労力を軽減できるようになる。
【0056】なお、この実施例2の場合に、ミシン本体
1側の接続端面5に臨ませる各嵌合部10とオーバーロ
ック縫ユニット3側の嵌合部44a、cは、支持軸93
を円心とする回動軌跡に沿って斜め横からの嵌合、脱出
を可能にすることは云うまでもない。
【0057】ミシン本体1は前述のように、複合ミシン
を用いているので、本縫の際は、針4の垂直昇降と、ジ
グザグ縫の場合の揺動昇降を行わなければならないが、
オーバーロック縫の場合には、針4の横振れを止めて垂
直昇降が確実に行われなければならない。
【0058】そのために、ミシン本体1には、針棒の揺
動固定装置94が具備されている。針棒の揺動固定装置
94は、図7と図10とに示すように、オーバーロック
縫ユニット3の接続時にのみ該ユニット側の嵌合部44
cと嵌合する本体側の嵌合部10c内に左端を臨出させ
て、嵌合部44cの嵌入によって後退するように設けた
スライドロッド形の当接子95と、この当接子95の後
退を揺動に変換するリンク96aと、該リンク96aの
揺動を摺動に変換するリンク96bと、
【0059】図18に示すように、上記リンク96bの
スライドを縦の揺動に変換するリンク96cと、該リン
ク96cに一端を連結し、他端を、針棒101の近傍に
沿わせて縦に設けたリンク96eに連結した横のリンク
96dと、縦のリンク96eの揺動を水平方向の揺動に
変換するベルクランク形のリンク96fとからなる複数
個のリンク96と、
【0060】図19に示すように、針4に振り幅を与え
る針棒サポート97の隣接位置に設けられて、常時は、
針棒サポート97から離間する方向に付勢されるコイル
ばね98を備え、上記ベルクランク形のリンク96fの
先端を連結した制止杆99とによって構成されている。
【0061】上記嵌合部10c内に、オーバーロック縫
ユニット3の嵌合部44cが挿入されると、当接子95
の後退がリンク96を介して制止杆99に伝達され、ば
ね98に抗して制止杆99が針棒サポート97の所定位
置に設けられている嵌合孔100に嵌入するので、オー
バーロック縫ユニット3の装着時には、自動的に針棒1
01の横振れが固定され、針4の横振れを防止する。
【0062】なお、本発明は、図示した実施例のよう
に、ミシン本体1に複合ミシンを用いる場合のみに限ら
ず、例えば本縫の単機能を備えたミシン本体に本縫ユニ
ットを接続するか、またはオーバーロック縫の単機能を
備えたミシン本体にオーバーロック縫ユニットを接続し
て、それぞれ単機能のミシンとしたり、あるいは他の縫
製機能を備えた縫製ユニットを接続して別の単機能ミシ
ンとしたりする場合もある。
【0063】何れの場合にも、ミシン本体の組立と縫製
ユニットの組立を平行して行うことができるので、生産
ラインが一本化せず、例えばタクト方式を採り入れるな
どして生産性を向上させたり、組立の軽量化ができるな
どの利点がある。また、1台のミシン本体に、本縫また
はオーバーロック縫とは別に複数種の縫製ユニットを着
脱交換自在に用意して所望の縫製ができるようにするこ
とも、本発明の設計的な変更に属し、任意である。
【0064】
【発明の効果】以上のように本発明は、ミシン本体を、
ベッドの左側部分、針の昇降位置の適宜右側で切り離し
て、軸継手と、縫製ユニットとの嵌合部と、ミシン本体
と縫製ユニットを緊締する結合手段とを臨ませた接続端
面を形成して、この接続端面を介して所定の縫製機構を
具備した縫製ユニットを着脱自在に接続するようにした
ので、単機能のミシンを製作する場合は組立が容易にな
り、複合ミシンを製作する場合には、所定の単機能を具
備した縫製ユニットをミシン本体に接続するだけで、所
望の縫製ができ、使用者に使い易い。また、所望の縫機
能ごとにその機構が縫製ユニットに組み込まれるので、
構造が単純になり、製作が容易になるとともに、故障と
か誤操作が少なくなる。本発明には以上のように優れた
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例を示すミシン本体の正面
【図2】図2は本縫ユニットを接続した場合の正面図
【図3】図3は本縫ユニットを接続した場合の左側面図
【図4】図4は本縫ユニットの内部構造を示す一部切欠
正面図
【図5】図5は本縫ユニットの内部構造を示す一部切欠
側面図
【図6】図6は本縫ユニットの内部構造を示す一部切欠
平面図
【図7】図7は本縫ユニットを接続した場合の一部切欠
平面図
【図8】図8はオーバーロック縫ユニットを接続した場
合の正面図
【図9】図9はオーバーロック縫ユニットを接続した場
合の側面図
【図10】図10はオーバーロック縫ユニットを接続し
た場合の一部切欠平面図
【図11】図11はオーバーロック縫ユニットの内部構
造を示す一部切欠正面図
【図12】図12はルーパー機構部分を示す一部切欠正
面図
【図13】図13はルーパー機構部分とメス台部分を示
す一部切欠側面図
【図14】図14はオーバーロック縫ユニットの布送り
機構部分を示す一部切欠側面図
【図15】図15はオーバーロック縫ユニットの内部構
造を示す一部切欠平面図
【図16】図16はメス台と切屑除去兼用メスカバーと
を示す一部切欠正面図
【図17】図17はメス台部分と巻縫切換え用移動爪部
分の一部切欠側面図
【図18】図18は針棒の揺動固定装置の一部切欠正面
【図19】図19は針棒の揺動固定装置の一部切欠側面
【図20】図20はオーバーロック縫ユニットを回動自
在にした場合の一部切欠平面図
【符号の説明】
1 ミシン本体 1’ アーム 1” ベッド 2 本縫ユニット U2 本縫ユニットの器体 3 オーバーロック縫ユニット U3 オーバーロック縫ユニットの器体 4 針 5 本体側接続端面 6 下軸 7a 本体側軸継手 7b 本縫ユニット側軸継手 7c オーバーロック縫ユニット側軸継手 8 送り調節軸 9a 送り軸側軸継手(調子函) 9b 本縫ユニット側軸継手(調子軸) 10 嵌合部a、b、c 11 締結手段 11a 本体側結合部 12 本縫用の針板 13 本縫用の送り歯 14 釜部 15 釜の駆動機構 16 水平送り機構 17 送り台 18 上下送り機構 19 布送り機構 20 本縫ユニット側接続端面 21 本縫ユニット側嵌合部a、b 22a 糸調子 22b 糸案内 23 本縫ユニット側結合部 24 支点軸 25 操作レバー 26 ばね受け 27 牽引ばね 28 凹溝 29 凸条 30 スリット 31 位置決めレバー 32 支点軸 33 ばね 34 コイルばね 35 オーバーロック縫用針板 36 オーバーロック縫用送り歯 37 固定爪ピン 38 移動爪 38’ 摺動部分 39 固定メス 40 可動メス 41 フロントカバー 42 メスカバー 43 オーバーロック縫ユニット側接続端面 44 オーバーロック縫ユニット側嵌合部a、c 45 オーバーロック縫ユニット側結合部 46 回転軸 46a 上ルーパーカム 46b 水平送りカム 46c メスカム 46d 上下送りカム 46e 下ルーパーカム 47 上ルーパー 48 上ルーパー駆動機構 49 下ルーパー 50 下ルーパー駆動機構 51 上ルーパー取付け軸 52 球面継手 53 下揺動アームの枢着軸 54 上ルーパーの取付け軸 55 メス取付け台 56 メス駆動機構 57 オーバーロック縫送り台 58 水平送り機構 59 上下送り機構 60 布送り機構 61 差動送り歯 62 支持軸 64 差動水平送り機構 65 分岐杆 66 支点軸 67 布送り調節装置 68 差動送り調節装置 69a 布送り調節軸 69b 接続軸 70 固定メス軸 71 可動メス軸 72 軸承部 73 円筒カム 74 コイルばね(固定メス軸側) 75 コイルばね(可動メス軸側) 76 制止レバー 77 移動操作カム 78 メス台移動用操作ダイヤル 79 可動メス回避用操作レバー 80 当接部 81 ロッド 82 カム斜面 83 枢着軸 84 軸承部 85 フロントカバーの枢着軸 86 ピン 87 ガイド溝 88 支承面 89 押え板 90 嵌合孔 91 切換えレバー 92 縦の軸承部 93 支持軸 94 針棒の揺動固定装置 95 当接子 96 リンク 97 針棒サポート 98 コイルばね 99 制止杆 100 嵌合孔 101 針棒

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッドの左側を針の昇降位置の右側で切
    り離して接続端面を形成し、この接続端面に、下軸の軸
    継手およびまたは布送り調節軸の軸継手と、縫製ユニッ
    トとの嵌合部と、縫製ユニットとの締結手段の結合部と
    を臨ませたミシン本体に、一つの器体に、針板、送り
    歯、釜若しくはルーパーとメス機構、送り歯に所定の送
    り動作を与える布送り機構、釜若しくはルーパーとメス
    機構の駆動機構を組み込むとともに、該器体の右端面を
    ミシン本体の接続端面に接合する接続端面に形成し、こ
    の接続端面に、下軸の軸継手およびまたは布送り調節軸
    の軸継手と着脱自在に連結する軸継手と、ミシン本体側
    の上記嵌合部と着脱自在に嵌合する嵌合部と、前記締結
    手段の結合部と結合する結合部とを備えた縫製ユニット
    を互いに着脱自在に接続するように構成したミシン。
  2. 【請求項2】 前記ミシン本体に本縫ミシンを用い、前
    記縫製ユニットは、針板、送り歯、釜、送り歯に所定の
    送り動作を与える布送り機構、釜の駆動機構を組み込
    み、該ユニットの前記接続端面に、下軸の軸継手および
    布送り調節軸の軸継手と着脱自在に連結する軸継手と、
    ミシン本体側の上記嵌合部と着脱自在に嵌合する嵌合部
    と、前記締結手段の結合部と結合する結合部とを備えた
    本縫ユニットであることを特徴とする請求項1のミシ
    ン。
  3. 【請求項3】 前記ミシン本体にオーバーロック縫ミシ
    ンを用い、前記縫製ユニットは、針板、送り歯、ルーパ
    ーとメス機構、送り歯に所定の送り動作を与える布送り
    機構、ルーパーの駆動機構、メスの駆動機構を組み込
    み、該ユニットの前記接続端面に、下軸の軸継手と着脱
    自在に連結する軸継手と、ミシン本体側の上記嵌合部と
    着脱自在に嵌合する嵌合部と、前記締結手段の結合部と
    結合する結合部とを備えたオーバーロック縫ユニットで
    あることを特徴とする請求項1のミシン。
  4. 【請求項4】 前記縫製ユニットは、前記接続端面に、
    前記結合部を逆止歯形に形成して備え、この結合部と係
    合する前記ミシン本体側の締結手段は、上記逆止歯形の
    結合部を掛止する鉤形の結合部を先端に連設して、水平
    方向に揺動自在に備えられ、基端をミシン本体の外側面
    に臨出させた操作レバーと、この操作レバーを常時結合
    方向に付勢して上記鉤形の結合部に対する上記逆止歯形
    の結合部の差し込み方向の弾性的な通過を許容させる牽
    引ばねとからなり、この牽引ばねの牽引により、ミシン
    本体側の接続端面と上記ユニット側の接続端面を互いに
    引きつけ合うようにしたことを特徴とする請求項1のミ
    シン。
  5. 【請求項5】 前記ミシン本体側の下軸の軸継手の周面
    に、下軸の回転停止位置を針の上昇位置に設定したスリ
    ットを軸線と平行に設ける一方、前記操作レバーに沿わ
    せて上記スリットに先端を嵌合する位置決めレバーを設
    け、該レバーの他端を操作レバーに当接させるととも
    に、両レバー間にばねを掛けて操作レバーの結合解除方
    向の揺動に位置決めレバーの揺動を追従させることによ
    り、このスリットに設定した下軸の停止位置を前記縫製
    ユニットの着脱位置とするように構成したことを特徴と
    する請求項4のミシン。
  6. 【請求項6】 前記ミシン本体側の軸継手と、前記縫製
    ユニット側の軸継手はそれぞれ軸線と直交する円盤状を
    なし、互いの接合面の直径方向に沿って形成した凹溝と
    凸条との噛み合いにより下軸の回転を縫製ユニット側に
    伝達するものであることを特徴とする請求項1のミシ
    ン。
  7. 【請求項7】 前記ミシン本体側に設けた嵌合部と、前
    記縫製ユニット側に設けた嵌合部は、縫製ユニット側の
    接続端面から突出する先端の丸い円柱体と、この円柱体
    と同径にミシン本体側に設けた円筒孔とで構成されてい
    ることを特徴とする請求項1のミシン。
  8. 【請求項8】 前記ミシン本体側に設けた円筒孔は、孔
    の底部にばね受けされるコイルばねを備え、このコイル
    ばねの復元力で、前記締結手段から開放された前記縫製
    ユニット側の円柱体を押して、縫製ユニット側の接続端
    面をミシン本体側から離間させるようにしたことを特徴
    とする請求項7のミシン。
  9. 【請求項9】 前記ミシン本体は、本縫とジグザグ縫
    と、オーバーロック縫とを行える複合ミシンであって、
    前記本縫ユニットとオーバーロック縫ユニットとを互換
    可能に備えるものであることを特徴とする請求項1、2
    及び3のミシン。
  10. 【請求項10】 前記オーバーロック縫ユニットの嵌合
    部は、前記本縫ユニットの嵌合部とは別の位置でミシン
    本体側の嵌合部と嵌合する位置に設けられ、このミシン
    本体側の嵌合部の内端に、オーバーロック縫ユニットの
    嵌合部の嵌合により変位する当接子を設け、この当接子
    を復数個のリンクを介して、針に振り幅を与える針棒サ
    ポートの隣接位置に設けた制止杆に連結し、この制止杆
    を常時は針棒サポートから離間する方向に付勢するばね
    に付勢させ、オーバーロック縫ユニットの接続時にばね
    に抗して制止杆を前進させて針棒サポートと係合させ
    て、針に振り幅を与えないようにする針棒の揺動固定装
    置を設けたことを特徴とする請求項9のミシン。
  11. 【請求項11】 前記ミシン本体は、本縫とジグザグ縫
    とに合わせて垂直に昇降する針を備え、前記オーバーロ
    ック縫ユニットは、上ルーパーの取付け軸をぼぼ20°
    傾斜させていることを特徴とする請求項9のミシン。
  12. 【請求項12】 前記オーバーロック縫ユニットは、メ
    ス取付け台の下端から、前記ミシン本体側の接続端面側
    に向けて枢着軸を一体に延設し、この枢着軸に、上部側
    面を下メスの外側面に沿わせた切屑除去シュート兼用の
    メスカバーの下縁を枢着するとともにメス取付け台と一
    体に左右動するように連結したことを特徴とする請求項
    3のミシン。
  13. 【請求項13】 前記メスカバーは、右側面に隣接して
    枢着軸で下縁をベッドに枢着されたフロントガバーを備
    え、メスカバーの上部右側面に設けたピンをフロントガ
    バーの左側面に設けたガイド溝に嵌合させることによ
    り、上記枢着軸を支点とするフロントガバーの開閉に従
    動して一体に開閉するように構成したことを特徴とする
    請求項12のミシン。
  14. 【請求項14】 前記オーバーロック縫ユニットは、メ
    ス取付け台の上端面に、巻縫切換え用の移動爪から手前
    側に延設された摺動部分を摺動自在に支承するL字形断
    面の支承面を設け、この支承面の開放側方と上面とから
    移動爪の摺動部分をガイドする押え板をメス取付け台の
    左側面に取り付け、この押え板の後方に突出させた移動
    爪の摺動部分に嵌合孔を設け、この嵌合孔に上端を嵌合
    させた切換えレバーをメス取付け台の手前側側面に枢着
    して、該切換えレバーの操作端部をオーバーロック縫ユ
    ニットの手前側側面に切換え操作可能に突出させたこと
    を特徴とする請求項3のミシン。
  15. 【請求項15】 前記オーバーロック縫ユニットは、該
    ユニットの前記接続端面に沿う前方に縦の軸承部を設
    け、この軸承部を同じくミシン本体の接続端面の前方に
    立設した支持軸に枢着して、該ユニットの非使用時にベ
    ッドの向こう側へ回避させて置くことができるようにし
    たことを特徴とする請求項3のミシン。
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