JPH0984743A - カバー方式内視鏡 - Google Patents

カバー方式内視鏡

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Publication number
JPH0984743A
JPH0984743A JP7244945A JP24494595A JPH0984743A JP H0984743 A JPH0984743 A JP H0984743A JP 7244945 A JP7244945 A JP 7244945A JP 24494595 A JP24494595 A JP 24494595A JP H0984743 A JPH0984743 A JP H0984743A
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JP
Japan
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cover
endoscope
tip
cam ring
insertion portion
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7244945A
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English (en)
Inventor
Takeshi Yokoi
武司 横井
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カバー先端部の固定構造において、着脱が容
易で衝撃に強い構造とし、かつ常に良好な観察像を得
る。 【解決手段】 内視鏡挿入部を被覆する挿入部カバー1
1は、先端の先端カバー部材17の手元側に挿入部カバ
ー外皮18が連結されて構成されている。先端カバー部
材17には、カムピンと指かけ用の突出部27とを有す
るカムリング28が移動可能に装着されている。一方、
先端カバー部材17と係合するカバー用内視鏡の先端部
本体35には、前記カムピンと設定位置で係合・離脱
し、カムリング28の回転方向への移動に連動して先端
カバー部材17を前後にスライドさせるカム溝が設けら
れている。カバー装着時には、先端部本体35に先端カ
バー部材17を装着してカムピンをカム溝に係合させ、
カムリング28を回転させることにより、内視鏡カバー
内面とカバー用内視鏡先端面とが当接するようになって
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡の挿入部を
覆う内視鏡カバーを備えたカバー方式内視鏡の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡は医療分野において広く用
いられるようになった。内視鏡は生体内に挿入するた
め、その挿入部は患者の粘液や汚物が付着する。また、
粘液や汚物が、内視鏡の観察や処置の妨げとなることも
あり、これを除去するために、観察窓洗浄用の水を挿入
部先端に送る管路や汚物吸引のための管路等、複数の管
路が挿入部内に設けられている。
【0003】このような医療分野で使用される内視鏡
は、一度患者等に使用したものは、感染症等を確実に防
ぐために洗浄や消毒または滅菌処理が施される。
【0004】この内視鏡の洗浄・消毒作業には非常に手
間がかかり、その作業時間が比較的長くなるために、内
視鏡の稼働効率が悪くなるという欠点がある。
【0005】そのため、最近では内視鏡自体を清潔な内
視鏡カバーで覆い、床例毎に内視鏡カバーを廃棄するこ
とで、使用後の洗浄、消毒を簡略化する、いわゆるカバ
ー方式内視鏡が採用されている。
【0006】カバー方式内視鏡を構成する内視鏡カバー
とカバー用内視鏡との固定方法については、特開平3−
193023号公報や実開平3−10901号公報にお
いて提案されている。これらの例では、カバー用内視鏡
の先端部本体側面と内視鏡カバーの先端部材内面との間
に空間を形成し、先端カバー部材を内側の空間部に向け
て弾性変形させることで、係止爪がはずれて先端部本体
より離脱する係止手段を有しており、この構成により内
視鏡カバーとカバー用内視鏡の先端部を固定すると共
に、内視鏡カバーの着脱を可能にしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成では、内視鏡検査中に加わる外力によっても離
脱しない位の係止爪の係止状態に対して、検査後に外力
を加えることで離脱させるには先端カバー部材の弾性変
形量が相当必要である。
【0008】内視鏡先端部を被覆するレンズカバーとし
て使用可能なレベルの透明度と耐性を有する合成樹脂と
しては、PMMA(商品名アクリル)とポリカーボネー
トが知られている。前者は、硬いがもろくて弾性変形を
ほとんどしないという性質を有しており、弾性変形によ
り係止爪を離脱する方式の先端カバー部材には採用でき
ない。後者は、ある程度弾性変形可能だが、それでも弾
性変形しやすくするためには相当薄肉にする必要があ
り、先端部をぶつけたりした時の衝撃で破損しやすい欠
点を有している。
【0009】このため、従来例のような弾性変形により
係止爪を離脱する方式の係止手段を設けるには、いくつ
かの問題点があり、実現が容易でなかった。
【0010】また、良好な観察像を得るためには、カバ
ー用内視鏡の観察光学系と内視鏡カバーのレンズカバー
との間隔が内視鏡検査中を通して常に一定である必要が
あるが、従来例のような係止爪によるカバーの固定方法
では、部材の加工精度等を考えた時、上記間隔を一定に
保つのは難しくある程度のガタツキが生じるため、結果
として良好な観察像が得にくいというもう一つの欠点を
有している。
【0011】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、内視鏡カバーとカバー用内視鏡の先端部の着脱
固定構造において、弾性変形しにくい材質でも採用で
き、衝撃に強く、かつ、常に良好な観察像を得ることの
できるカバー方式内視鏡を提供することを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によるカバー方式
内視鏡は、観察光学系を備えた挿入部を有するカバー用
内視鏡と、前記カバー用内視鏡に装着され少なくとも該
カバー用内視鏡の挿入部を被覆する内視鏡カバーとを備
えたものにおいて、前記内視鏡カバーの先端部に、内周
側に突出したカムピンを有する回動可能な略円環状のカ
ムリングと、このカムリングの移動を規制する移動ガイ
ドと、前記カムリング及び移動ガイドの周囲を気密的に
被覆する軟性カバーとを有する先端カバー部材を具備
し、前記先端カバー部材と係合するカバー用内視鏡の先
端部に、前記カムピンと設定位置で係合・離脱し、前記
カムリングの回転方向への移動に連動して前記先端カバ
ー部材に対して前後にスライドさせるカム溝を具備した
ものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1ないし図12には本発明の第
1の実施形態が示されている。図1はカバー方式内視鏡
を含む内視鏡装置の全体構成を示す斜視図、図2は内視
鏡カバーにカバー用内視鏡を装着した状態での挿入部軸
方向断面図(図4のC−C断面図)、図3は挿入部の外
面を示す平面図(図2のA方向矢視図)、図4は挿入部
の先端面を示す平面図(図2のB方向矢視図)である。
【0014】本実施形態のカバー方式内視鏡1は、カバ
ー用内視鏡2と、このカバー用内視鏡2の周囲を被覆
し、少なくとも内視鏡挿入部3の水密、気密を保つ内視
鏡カバー4と、を有して構成されている。また、内視鏡
装置には、内視鏡検査に必要な周辺装置を収納するカー
ト5と、カバー方式内視鏡1を保持するスコープハンガ
ー兼カバー着脱具6とが設けられている。カート5内に
は、光源装置7、ビデオプロセッサ8、電磁弁式の送気
・送水・吸引制御装置9が配設され、カート5上には内
視鏡像を表示するモニタ10が載置されている。
【0015】内視鏡カバー4は、挿入部カバー11、操
作部カバー12、ユニバーサルコードカバー13、及び
送気・送水・吸引管路類14を有して構成され、カバー
用内視鏡2の内視鏡挿入部3、内視鏡操作部15、ユニ
バーサルコード16を被覆するようになっている。送気
・送水・吸引管路類14は、ユニバーサルコード16に
沿って配設され、前記送気・送水・吸引制御装置9に接
続されている。
【0016】挿入部カバー11は、図2に示す略硬性の
先端カバー部材17と、ウレタン,塩化ビニル等の剛性
と可撓性を有する厚さ0.3〜0.5mm位の合成樹脂エ
ラストマーからなる挿入部カバー外皮18と、図1に示
す手元固定部19とが連結されて構成されている。
【0017】先端カバー部材17には、図4に示すよう
に、先端から見て約半分の領域に送気ノズル20、送水
ノズル21、吸引及び鉗子用のチャンネル口22が配置
されている。他の半分の領域には、対物用レンズカバー
部24と、2つの照明用レンズカバー部25とが配置さ
れ、これらの間に黒色等の部材からなるU字状遮光部材
23が設けられ、U字状遮光部材23により観察系と照
明系とが分離されている。
【0018】先端カバー部材17の先端カバー本体29
は、透明な材質であるPMMAやポリカーポネート等の
合成樹脂により形成されている。U字状遮光部材23と
レンズカバー部24,25とは、溶着、接着、一体成形
等の手段で先端カバー本体29に気密的に固定してあ
る。
【0019】先端カバー部材17の手元側端部外周と挿
入部カバー外皮18との間には、カムリング28が移動
可能に装着されている。
【0020】図5ないし図7は先端カバー部材とカバー
用内視鏡の先端部本体とが着脱可能な状態、図8ないし
図10は先端カバー部材の内面とカバー用内視鏡の先端
部本体の先端面とが密着し固定された状態をそれぞれ示
したものである。図5及び図8は挿入部の横断面図(図
5は図7のD−D断面図、図8は図10のD−D断面
図)、図6及び図9は先端部本体のカム溝におけるカム
ピンの位置を示す展開図、図7及び図10は挿入部の軸
方向断面図である。
【0021】カムリング28は、ポリプロピレン,変性
PPO,ABS等の可撓性に優れる合成樹脂で形成さ
れ、円周方向に約220°(半円以上)の大きさを有す
る略C形状(略円環状)で、装着前の曲率半径がR1 と
なっている。このカムリング28には、中央部にカムピ
ン26が、両端部に指かけ用の突出部27が固定されて
いる。カムリング28は、先端カバー本体29の外周に
略周回状に設けられた曲率半径がR2 である凹部の移動
ガイド30にスライド可能に装着されている。カムリン
グ28の曲率半径R1 と移動ガイド30の曲率半径R2
の関係は、R1 <R2 となっている。
【0022】先端カバー本体29の外周部には、カムリ
ング28と移動ガイド30の周囲を覆うようにその先端
側まで挿入部カバー外皮18が被っており、カムリング
28より先端側で接着、溶着等の手段により気密接合さ
れている。
【0023】本実施形態の挿入部カバー外皮18は、黒
色、ダークグレー等の有色の材料で形成されている。こ
のため内部が視認できないので、図3に示すように、ち
ょうどカムリング28に対応する部分の外面に白色等の
塗料で矢印や帯状線の指標31が付されている。
【0024】挿入部カバー外皮18の内部には、送気・
送水・吸引管路類14として、ポリエチレン,EVA,
PTFE,FEP等の可撓性を有する合成樹脂からなる
送気チューブ32、送水チューブ33、吸引及び鉗子用
のチャンネルチューブ34が移動自在に配設されてい
る。これらのチューブの先端側は、先端カバー本体29
に固定され、それぞれ送気ノズル20、送水ノズル2
1、チャンネル口22と連通している。
【0025】一方、カバー用内視鏡の内視鏡挿入部3の
先端には、ステンレス等のさびにくい金属からなる先端
部本体35が設けられている。先端部本体35の外周部
には、前記カムピン26と図5に示すような設定位置で
係合・離脱し、図8に示す位置までカムピン26を移動
可能なカム溝36が設けられている。このカム溝36
は、図6に示すような長円状の展開長を有している。
【0026】また、先端部本体35には、前記対物用レ
ンズカバー部24と対応する位置に内部に図示しない固
定撮像素子及び信号ケーブルが配設された対物レンズ3
7が設けられている。また、前記照明用レンズカバー部
25と対応する二カ所に内部に図示しないライトガイド
ファイバ束が配設された照明レンズ38が設けられてい
る。
【0027】内視鏡挿入部3は、図2に示すように、複
数の湾曲コマ39をリベット40等により連結してな
り、湾曲用ワイヤ41を内視鏡操作部15から牽引操作
することで上・下・左・右の4方向に湾曲する湾曲部4
2と、この湾曲部42の手元側に連結された可撓管部4
3とを有している。
【0028】湾曲部42は、図11(図2のE−E線断
面図)、図12(図2のF−F線断面図)に示すよう
に、その先端付近では半円に近い非円形断面に形成さ
れ、手元側に向かって徐々に円形断面に移行し、その中
央付近では略円形断面に形成されている。
【0029】湾曲部42の周囲には、内部の気密を保つ
可撓性の湾曲ゴム44が被覆されている。湾曲ゴム44
は、肉厚が0.2〜0.3mm程度と極力薄肉化されて形
成されており、その内部の構造体であるリベット40の
頭部や湾曲コマ39の形状による凹凸を転写した凹凸形
状部45を外面に有している。このことにより、前記挿
入部カバー外皮18の内面との接触抵抗を減らし、挿入
部カバー11と内視鏡挿入部3との着脱性を向上させて
いる。
【0030】ここで、挿入部カバー11と内視鏡挿入部
3との接触抵抗を減少させ着脱性を向上させる手段の例
をいくつか示す。
【0031】図13に示す第1の例は、湾曲ゴム44と
可撓管部43外面を成形後にサンドペーパーや砥石を用
いたり、薬品を塗布して、微細な凹凸を有する粗面46
を形成したものである。図14に示す第2の例は、湾曲
ゴム44や可撓管部43を回転させながらその外面にサ
ンドペーパーや砥石を押し付けながら移動することによ
りスプライン状凹部47を形成したものである。これら
により、内視鏡挿入部3と挿入部カバー外皮18内面と
の接触抵抗を減少させることができ、滑り性が向上す
る。
【0032】また、可撓管部43の外面に、図15に示
す第3の例のように、成形時に縦線状凸部48を形成し
たり、図16に示す第4の例のように、成形時にリング
状凸部49を形成したりしても良い。さらに、図17に
示す第5の例のように、可撓管部43の内部のスプライ
ン状のフレックス50や網目状のブレード51の形状が
外面に転写されるように、可撓管部43の気密外皮52
の肉厚を0.4〜0.6mm程度に薄く形成してスプライ
ン凸部53や網目状凸部54を形成しても良い。これら
の手段によっても、同様に内視鏡挿入部3と挿入部カバ
ー外皮18内面との接触抵抗を減少させることができ、
滑り性を向上できる効果が得られる。
【0033】前記カムリング28と移動ガイド30が係
合する部分は、カムリング28内面と移動ガイド30外
面に、ガラスビーズ,サンドブラスト,荒ヤスリガケ等
の追加工を施したり、型成形品の場合には成形型内面の
対応位置を粗面にすることで、表面粗さが▽50S 程度の
粗面としており、摺動面が不用意に動かないように形成
してある。
【0034】図5〜図7のようにカムピン26とカム溝
36が係合した位置では、先端カバー本体29内面と先
端部本体35先端面との間に隙間55ができるようにな
っており、この隙間55の間隔t1 は0.25mm程度に
設定してある。このとき、図6に示すようにカムピン2
6はカム溝36の一端に係合した状態となる。カム溝3
6は、図5及び図6の状態からカムリング28が35゜
回転したカムピン26の位置で折れ曲がり、この位置か
らカムリング28が45゜回転したカムピン26の位置
まで斜めに形成されている。図6の状態からカムリング
28を約60゜回転させて図9に示すようにカムピン2
6をカム溝36に沿って移動させると、カム溝36によ
るカムピン26の挿入部軸方向への移動に伴って先端カ
バー本体29が手元側に移動し、図10のように先端カ
バー本体29内面と先端部本体35先端面とが密着す
る。
【0035】図9の状態でカムピン26が位置している
点でのカム溝36の中心と図6の状態でカムピン26が
位置しているカム溝36端部の中心とのずれt2 は、前
記隙間55の間隔t1 と同一の0.25mm程度となる。
【0036】図10のように先端カバー本体29内面と
先端部本体35先端面とが密着して前記隙間55がなく
なった場合でも、図9に示すように、カム溝36にはさ
らにカムピン26を移動できる余裕部分56が設けてあ
る。このことにより、各部材に加工・組立上のバラツキ
が生じたときにおいても確実に前記隙間55をなくすこ
とができる構成となっている。
【0037】カバー用内視鏡2に内視鏡カバー4を装着
する際には、カバー用内視鏡2の操作部15をスコープ
ハンガー兼カバー着脱具6にひっかけて、内視鏡挿入部
3を清潔な内視鏡カバー4の挿入部カバー11内に挿入
していく。このとき、前述したような摩擦抵抗を減少さ
せる手段が内視鏡挿入部3に施してあるので、スムーズ
に装着できる。
【0038】内視鏡挿入部3と挿入部カバー11の先端
部分を固定するには、挿入部カバー外皮18の外面の指
標31を目安にして、その下に位置するカムリング28
を指標の矢印方向に回すことで、最初に図5〜図7の位
置にあったカムピン26と先端部本体35を図8〜図1
0の位置まで移動させる。このとき、カムリング28と
移動ガイド30の摩擦抵抗により、カムリング28を回
す際に抵抗があるが、指かけ用の二カ所の突出部27に
指をひっかけながら回転させることができるので、容易
にカムリング28を移動できる。
【0039】またこのとき、カムリング28の外側の挿
入部カバー外皮18にねじり力が加わり、指を離したと
きに復帰力が働くが、挿入部カバー外皮18とカムリン
グ28の摩擦抵抗力よりも、カムリング28と先端部本
体35の移動ガイド30の摩擦抵抗力の方が大きいの
で、挿入部カバー外皮18のみ元の状態に復帰し、カム
リング28は動くことなく、再び隙間55が生じること
はない。
【0040】挿入部カバー11の装着が終了した後、操
作部カバー12とユニバーサルコードカバー13をそれ
ぞれ操作部15とユニバーサルコード16に被せる。こ
れにより、内視鏡カバー4の全ての装着が終了する。
【0041】このように内視鏡カバー4を装着した状態
で挿入部を被検体の体腔内に挿入し、観察や各種処置を
行う。ここで、内視鏡検査中に生じる体腔内壁や操作者
のねじりによる挿入部カバー外皮18のねじり力に比べ
て、カムリング28と移動ガイド30及びカム溝36と
の摩擦抵抗の方が大きいので、内視鏡挿入部3に対して
挿入部カバー11がずれることなく、また先端カバー本
体29内面と先端部本体35先端面との間に隙間55が
生じることもなく、検査中を通して常に良好な観察像を
得ることができる。
【0042】検査終了後、装着時と同様に逆の手順で内
視鏡カバー4をカバー用内視鏡2から外して廃棄する。
カバー用内視鏡2は汚染されず清潔なままであり、新た
に清潔な内視鏡カバー4を装着すれば床例毎に洗滌する
手間が省ける。
【0043】以上説明したように、本実施形態では、カ
ムリング28を移動ガイド30に係合し、カムリング2
8のカムピン26がカム溝36内を摺動する構造により
内視鏡挿入部3と挿入部カバー11の先端部分を固定す
る手段を構成することにより、先端カバー本体29など
に弾性変形しにくい材質を採用でき、かつ先端カバー本
体29を過度に薄肉に形成する必要がないため衝撃にも
強くすることができる。このように硬い部材を用いたり
厚肉に形成することで衝撃に強い構造とした場合におい
ても、内視鏡カバーとカバー用内視鏡の着脱が容易であ
り、常にカバー先端内面と内視鏡先端面を当接させるこ
とが可能である。
【0044】また、挿入部カバー外皮18がカムリング
28周囲の軟性カバーを兼ねているので、別に軟性カバ
ーを設けるよりも部品点数が少なく、組立コストも安く
できると共に、接合箇所が減るので気密の信頼性を向上
できる。
【0045】また、挿入部カバー外皮18が有色であ
り、カムリング28に対応する部分に指標31を設けて
あるので、被検者は通常の内視鏡との異和感なく検査を
受けられると共に、カバー装着時に作業者はカムリング
28の移動を容易に行うことができる。
【0046】また、部品点数を増やすことなく、カムリ
ング28と移動ガイド30及びカム溝36との摩擦抵抗
力が生じる手段を施したので、カバー装着時及び内視鏡
検査中にカムリング28がずれることを防止でき、安価
な構成で常に良好な視野を得ることができる。
【0047】図18は本発明の第2の実施形態に係るカ
バー方式内視鏡の挿入部の軸方向断面図である。
【0048】第2の実施形態は、第1の実施形態におけ
るカムリング28の形状を変更した例である。本実施形
態では、カムリング28に設けられる指かけ用の突出部
27aを、第1の実施形態と異なりカムリング28の手
元側側面に一部突出した形状に形成している。
【0049】その他の構成は第1の実施形態と同様であ
り、説明を省略する。
【0050】このようにカムリング28の外面に突出す
るよう突出部を設けなくても、手元側側面の空間部で指
をひっかけてカムリング28を回転移動させることが可
能な位置に突出部27aを設けることにより、第1の実
施形態の効果に加えて、挿入部カバー11の最大外径が
太くならないようにでき、被検者の苦痛を低減すること
ができる。
【0051】図19ないし図21は本発明の第3の実施
形態に係り、図19はカバー方式内視鏡の挿入部の軸方
向断面図、図20は挿入部カバーの手元固定部近傍の外
観構成を示す平面図、図21は挿入部カバーの手元固定
部にカバー用内視鏡を挿入している状態での内部構成を
示す断面図である。
【0052】第3の実施形態は、第1の実施形態におけ
るカムリング28外周のカバーの構成を変更した例であ
る。本実施形態では、挿入部カバー外皮18は先端カバ
ー本体29の手元側端部付近外周に気密接合されてい
る。挿入部カバー外皮18より先端側の先端カバー本体
29外周には、挿入部カバー外皮18よりも軟らかい軟
質ポリエチレン等からなる0.1〜0.2mm程度の薄肉
に形成された透明な軟性カバー57が気密接合され、カ
ムリング28及び移動ガイド30の周囲を覆っている。
【0053】また、カムリング28と軟性カバー57と
の間には、コーンスターチ等の潤滑粉や乳液等を介在さ
せて摩擦抵抗を減らしてある。
【0054】なお、軟性カバー57は、シリコンゴム、
フッ素ゴム等の挿入部カバー外皮18よりも軟らかく伸
びやすい薄肉部材を用いても良い。この場合は、第1の
実施形態と同様にカムリング28に対応する位置に指標
31を設けておく。
【0055】また、挿入部カバー11の手元側端部に
は、図20に示すような手元固定部19が連結されてい
るが、この手元固定部19の内部には、図21に示すよ
うに、その端部付近に内視鏡挿入部3外面(湾曲ゴム4
4や気密外皮52の外面)を微細な粗面とするための砥
石やサンドペーパー等からなるリング状の研磨部材58
が固定リング59により手元固定部本体60に固定され
ている。
【0056】また、前述した吸引及び鉗子用のチャンネ
ルチューブ34は、手元固定部19内で二股に分けら
れ、その一方が鉗子類挿入口61に気密固定されてい
る。
【0057】その他の構成は第1の実施形態と同様であ
り、説明を省略する。
【0058】カバー用内視鏡2に内視鏡カバー4を装着
する際には、図21のように内視鏡挿入部3を手元固定
部19内に挿入する。すると、内視鏡挿入部3の湾曲ゴ
ム44や気密外皮52の外面に微少な新しい粗面62が
形成される。このようにして内視鏡挿入部3を挿入部カ
バー11内に挿入していき、先端部本体35が先端カバ
ー本体29まで達した後は、第1の実施形態と同様の手
順により内視鏡挿入部3と挿入部カバー11の先端部分
を固定する。
【0059】本実施形態の構成では、挿入部カバー外皮
18よりも軟性カバー57が軟らかいので、その中にあ
るカムリング28が移動しやすくなっており、第1の実
施形態の効果に加えて、カバー先端部を固定する際の作
業性を向上させることができる。また、軟性カバー57
を透明部材で形成すれば、内部のカムリング28が視認
可能で指標が不要となる。
【0060】また、手元固定部19内に研磨部材58を
設けて内視鏡挿入部3を挿入する際に研磨部材58を通
るようにすることにより、あらかじめ内視鏡挿入部3に
粗面46等を設けなくても良く、カバー用内視鏡を安価
に構成できる。また、この構成では常に新しい粗面を形
成できるので、良好で安定した滑り性を得ることができ
る。
【0061】本発明は、これらの実施形態に限定される
ものではなく、カムリング28とカムピン26及び突出
部27を一体の成形品として形成し、安価に構成しても
良いし、また、送気・送水・吸引管路類14を設けない
内視鏡カバーに本構成を適用しても良い。すなわち、本
発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であ
る。
【0062】[付記] (1) 観察光学系を備えた挿入部を有するカバー用内
視鏡と、前記カバー用内視鏡に装着され少なくとも該カ
バー用内視鏡の挿入部を被覆する内視鏡カバーとを備え
たカバー方式内視鏡において、前記内視鏡カバーの先端
部に、内周側に突出したカムピンを有する回動可能な略
円環状のカムリングと、このカムリングの移動を規制す
る移動ガイドと、前記カムリング及び移動ガイドの周囲
を気密的に被覆する軟性カバーとを有する先端カバー部
材を具備し、前記先端カバー部材と係合するカバー用内
視鏡の先端部に、前記カムピンと設定位置で係合・離脱
し、前記カムリングの回転方向への移動に連動して前記
先端カバー部材に対して前後にスライドさせるカム溝を
具備したことを特徴とするカバー方式内視鏡。
【0063】付記1の構成では、先端カバー部材におけ
るレンズカバー部分等の先端カバー本体を硬い部材や厚
肉にすることで衝撃に対して強くした場合においても、
内視鏡カバーとカバー用内視鏡の着脱が容易で、常にカ
バー先端内面と内視鏡先端面を当接させることができる
ので、良好な観察像を得ることが可能である。
【0064】(2) 前記カムリングと移動ガイド間の
摩擦抵抗を前記カムリングと軟性カバー間の摩擦抵抗よ
り大きく設定したことを特徴とする付記1に記載のカバ
ー方式内視鏡。
【0065】付記2の構成では、カバー装着時や内視鏡
検査時に軟性カバーに外力が加わっても、カムリングが
不用意に移動することがないので、カバー先端内面と内
視鏡先端面の間に隙間ができることなく、付記1と同様
に良好な観察像が常に得られる。
【0066】(3) 前記カムリングの内面と移動ガイ
ドの摺動面の少なくとも一方を粗面としたことを特徴と
する付記2に記載のカバー方式内視鏡。
【0067】付記3及び6の構成では、カムリングと移
動ガイド間の摩擦力の増加を、部品点数を増やすことな
く、容易な手段で達成できる。
【0068】(4) 前記カムリングの外面と前記軟性
カバーの内面の少なくとも一方に潤滑剤を介在させたこ
とを特徴とする付記2に記載のカバー方式内視鏡。
【0069】付記4の構成では、カムリングと軟性カバ
ー間の摩擦力の低減を、外径を太らせることなく容易な
手段で達成できる。
【0070】(5) 前記カムリングの円周方向の大き
さを、前記移動ガイドに装着した状態で180°(半
周)より大きくなるように設定したことを特徴とする付
記1に記載のカバー方式内視鏡。
【0071】付記5の構成では、カムリングが移動ガイ
ドのある先端カバー本体から不用意にはずれることを防
止できる。
【0072】(6) 前記移動ガイドに装着する前の前
記カムリング内面の曲率半径を前記移動ガイド摺動面の
曲率半径より小さく設定したことを特徴とする付記1に
記載のカバー方式内視鏡。
【0073】(7) 前記カムリングに少なくとも1カ
所以上の指かけ用の突出部を設けたことを特徴とする付
記1に記載のカバー方式内視鏡。
【0074】(8) 前記突出部をカムリングの外面に
設けたことを特徴とする付記7に記載のカバー方式内視
鏡。
【0075】付記7及び8の構成では、カムリングと移
動ガイドの間に摩擦力があっても、指かけ用の突出部が
突出しており、軟性カバーごしに突出部に指(または爪
先)をひっかけることができるので、カムリングの回転
移動を容易に行うことができる。
【0076】(9) 前記突出部をカムリングの手元側
側面に設けたことを特徴とする付記7に記載のカバー方
式内視鏡。
【0077】付記9の構成では、カムリングの外径方向
に突出部がないので、挿入部外径を突出部により太らせ
ることがなく、被検者の苦痛増加をまねくことなく、付
記8と同様にカムリングの回転移動を容易にできる。
【0078】(10) 前記軟性カバーは、外面から内
側のカムリングが視認可能なレベルの透明度を有するこ
とを特徴とする付記1に記載のカバー方式内視鏡。
【0079】(11) 前記軟性カバーは、外面におい
てその内側のカムリングに対応する部分に指標を有する
ことを特徴とする付記1に記載のカバー方式内視鏡。
【0080】付記10及び11の構成では、操作者がカ
ムリングの位置を確認できるので、カムリング移動操作
が容易となる。
【0081】(12) 前記軟性カバーは、前記内視鏡
カバーの挿入部カバー外皮を先端側に延出したもので形
成されることを特徴とする付記1に記載のカバー方式内
視鏡。
【0082】(13) 前記軟性カバーを前記内視鏡カ
バーの挿入部カバー外皮と同一の部材で共用したことを
特徴とする付記1に記載のカバー方式内視鏡。
【0083】付記13の構成では、軟性カバーを挿入部
カバー外皮と共用することで、部品点数と組立工数を削
減でき、内視鏡カバーを安価に提供できる。
【0084】(14) 前記軟性カバーを前記内視鏡カ
バーの挿入部カバー外皮よりも軟らかい部材で形成した
ことを特徴とする付記1に記載のカバー方式内視鏡。
【0085】(15) 前記軟性カバーを前記内視鏡カ
バーの挿入部カバー外皮よりも薄肉に形成したことを特
徴とする付記1に記載のカバー方式内視鏡。
【0086】付記14及び15の構成では、軟性カバー
により内部の気密確保ができると共に、その内側にある
カムリングを移動させやすい構造となる。
【0087】(16) 前記カムリングを前記先端カバ
ー部材の先端カバー本体よりも弾性力が高くなるように
形成したことを特徴とする付記1に記載のカバー方式内
視鏡。
【0088】付記16の構成では、カムリングを衝撃強
度の必要な先端カバー本体よりも弾性力が高くなるよう
に形成することにより、先端カバー本体にカムリングを
装着しやすく、付記5,6のようなカムリングの形態で
もカムリングが破損することがなく、耐久性を向上でき
る。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
視鏡カバーとカバー用内視鏡の先端部の着脱固定構造に
おいて、弾性変形しにくい材質でも採用でき、衝撃に強
く、かつ、常に良好な観察像を得ることが可能なカバー
方式内視鏡を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のカバー方式内視鏡を含む内視鏡装
置の全体構成を示す斜視図
【図2】第1の実施形態に係る内視鏡カバーにカバー用
内視鏡を装着した状態での挿入部軸方向断面図(図4の
C−C断面図)
【図3】挿入部の外面を示す平面図(図2のA方向矢視
図)
【図4】挿入部の先端面を示す平面図(図2のB方向矢
視図)
【図5】図5ないし図7は先端カバー部材とカバー用内
視鏡の先端部本体とが着脱可能な状態を示したものであ
り、図5は挿入部の横断面図(図7のD−D断面図)
【図6】先端部本体のカム溝におけるカムピンの位置を
示す展開図
【図7】挿入部の軸方向断面図
【図8】図8ないし図10は先端カバー部材の内面とカ
バー用内視鏡の先端部本体の先端面とが密着し固定され
た状態を示したものであり、図8は挿入部の横断面図
(図10のD−D断面図)
【図9】先端部本体のカム溝におけるカムピンの位置を
示す展開図
【図10】挿入部の軸方向断面図
【図11】湾曲部の横断面図(図2のE−E線断面図)
【図12】湾曲部の横断面図(図2のF−F線断面図)
【図13】挿入部カバーと内視鏡挿入部との接触抵抗を
減少させる手段の第1の例を示す平面図
【図14】挿入部カバーと内視鏡挿入部との接触抵抗を
減少させる手段の第2の例を示す平面図
【図15】挿入部カバーと内視鏡挿入部との接触抵抗を
減少させる手段の第3の例を示す斜視図
【図16】挿入部カバーと内視鏡挿入部との接触抵抗を
減少させる手段の第4の例を示す斜視図
【図17】挿入部カバーと内視鏡挿入部との接触抵抗を
減少させる手段の第5の例を示す斜視図
【図18】第2の実施形態に係るカバー方式内視鏡の挿
入部の軸方向断面図
【図19】第3の実施形態に係るカバー方式内視鏡の挿
入部の軸方向断面図
【図20】挿入部カバーの手元固定部近傍の外観構成を
示す平面図
【図21】挿入部カバーの手元固定部にカバー用内視鏡
を挿入している状態での内部構成を示す断面図
【符号の説明】
1…カバー方式内視鏡 2…カバー用内視鏡 3…内視鏡挿入部 4…内視鏡カバー 11…挿入部カバー 17…先端カバー部材 18…挿入部カバー外皮 26…カムピン 27…突出部 28…カムリング 29…先端カバー本体 30…移動ガイド 31…指標 35…先端部本体 36…カム溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観察光学系を備えた挿入部を有するカバ
    ー用内視鏡と、前記カバー用内視鏡に装着され少なくと
    も該カバー用内視鏡の挿入部を被覆する内視鏡カバーと
    を備えたカバー方式内視鏡において、 前記内視鏡カバーの先端部に、内周側に突出したカムピ
    ンを有する回動可能な略円環状のカムリングと、このカ
    ムリングの移動を規制する移動ガイドと、前記カムリン
    グ及び移動ガイドの周囲を気密的に被覆する軟性カバー
    とを有する先端カバー部材を具備し、 前記先端カバー部材と係合するカバー用内視鏡の先端部
    に、前記カムピンと設定位置で係合・離脱し、前記カム
    リングの回転方向への移動に連動して前記先端カバー部
    材に対して前後にスライドさせるカム溝を具備したこと
    を特徴とするカバー方式内視鏡。
JP7244945A 1995-09-22 1995-09-22 カバー方式内視鏡 Withdrawn JPH0984743A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006068255A (ja) * 2004-09-01 2006-03-16 Pentax Corp 内視鏡用洗浄ブラシ
JP2008514381A (ja) * 2004-09-30 2008-05-08 ボストン サイエンティフィック リミテッド ビデオ内視鏡
CN111050626A (zh) * 2017-08-02 2020-04-21 国立大学法人长崎大学 硬性内窥镜的罩及内窥镜单元

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