JPH0979024A - ディーゼル機関の排気浄化装置 - Google Patents

ディーゼル機関の排気浄化装置

Info

Publication number
JPH0979024A
JPH0979024A JP7233815A JP23381595A JPH0979024A JP H0979024 A JPH0979024 A JP H0979024A JP 7233815 A JP7233815 A JP 7233815A JP 23381595 A JP23381595 A JP 23381595A JP H0979024 A JPH0979024 A JP H0979024A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soot
filter
exhaust
exhaust gas
oxidation catalyst
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7233815A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Araki
康 荒木
Masahiko Takeuchi
雅彦 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP7233815A priority Critical patent/JPH0979024A/ja
Publication of JPH0979024A publication Critical patent/JPH0979024A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N3/00Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust
    • F01N3/02Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust
    • F01N3/021Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust by means of filters
    • F01N3/023Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust by means of filters using means for regenerating the filters, e.g. by burning trapped particles
    • F01N3/0231Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust by means of filters using means for regenerating the filters, e.g. by burning trapped particles using special exhaust apparatus upstream of the filter for producing nitrogen dioxide, e.g. for continuous filter regeneration systems [CRT]

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ディーゼルエンジン排気中のパティキュレー
トを効率的に除去する。 【解決手段】 ディーゼルエンジン排気系に酸化触媒5
と、その下流側に排気中のパティキュレート(煤)を捕
集するパティキュレートフィルタ6を配置する。パティ
キュレートフィルタ6はプリフィルタ7とメインフィル
タ8とに分割し、フィルタ7と8との間7Sに酸化触媒
を配置する。触媒5で排気中のNOを酸化することによ
り生成されたNO2 はプリフィルタに流入し、捕集され
た煤を燃焼させNOに還元される。7S部の酸化触媒は
このNOを再度NO2 に転換してメインフィルタに供給
する。煤燃焼後のNOをNO2 に転換して下流側のフィ
ルタに捕集された煤の燃焼に再利用するため、排気中の
NOX 総量を同一に維持したまま煤燃焼に寄与するNO
2 の量が増大する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディーゼル機関の排
気浄化装置に関し、特にディーゼル機関排気中の煤を除
去する排気浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンの排気中の煤を除去
する装置としては、例えば特開平1−318715号公
報に開示されたものがある。同公報の装置は、ディーゼ
ルエンジンの排気系に酸化触媒を配置し排気中のNO
(一酸化窒素)を酸化してNO2 (二酸化窒素)を生成
するとともに、上記酸化触媒下流側の排気通路にパティ
キュレートフィルタ(DPF)を配置して排気中の煤を
捕集するようにしたものである。
【0003】ディーゼルエンジンの排気中には、比較的
多量のNOが含まれる。同公報の装置は、エンジンで発
生したNOを酸化触媒によりNO2 に転換し、このNO
2 を下流側のDPFに供給することによりDPFに捕集
された煤を燃焼させている。すなわち、同公報の装置で
は、下流側のDPFには上流側の酸化触媒で生成された
NO2 を多く含む排気が流入することになる。DPF上
に捕集された煤(カーボン粒子)は排気中のNO2 と比
較的低温で反応し燃焼し、DPFから除去される。この
ため、DPFに捕集された煤の量が増大してDPFの排
気抵抗が増大することが防止される。
【0004】従来DPF上の煤を燃焼させるためには、
かなりの高温(例えば600℃以上)が必要とされてい
た。しかし、上記公報の装置のようにNO2 を用いてD
PF上の煤を燃焼させることによりディーゼルエンジン
の通常運転時の排気温度程度の比較的低い温度(例えば
300℃程度)でもDPF上の煤を燃焼、除去すること
が可能となる。このため、上記公報の装置ではDPF上
の煤を燃焼させるために、ヒータやバーナ等の特別の加
熱手段を設ける必要がなくなり、簡易な装置で排気中の
煤を除去することが可能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開平
1−318715号公報の装置では、運転条件によって
はDPF上に捕集された煤を完全に燃焼、除去すること
ができず、DPFに捕集された煤の増大により排気系の
圧損が増加してしまう問題が生じる。すなわち、比較的
低温の条件下では、DPFに捕集された煤(カーボン)
は、流入する排気中のNO2 と、NO2 +C→NO+C
O、2NO2 +2C→N2 +2CO2 等の燃焼反応を生
じDPFから除去される。このため、機関で発生する煤
(カーボン)を完全に処理するためには、少なくとも発
生する煤の量とと同量のNO2 をDPFに供給する必要
がある。しかし、エンジンからのNOX 発生量は運転状
態に応じて変化するため、実際の運転においては、常に
エンジンで発生した煤の全量を燃焼させるのに充分なN
2 をDPFに供給できない場合が生じ、燃焼しなかっ
た煤がDPF上に蓄積されてしまうことになる。このた
め、上記公報の装置では充分な量のNO2 をDPFに供
給できない場合には徐々にDPF上に煤が蓄積され、D
PFの圧損が増大する問題が生じるのである。
【0006】この問題を防止するためには、常にDPF
に大量のNO2 を供給してエンジンで発生する煤の全量
を燃焼できるようにすればよいが、同公報の装置ではD
PFに大量のNO2 を供給することは困難である。例え
ば、同公報の装置においてもエンジンで発生するNO、
NO2 等の窒素酸化物(NOX )の量を増加させればD
PFに供給されるNO2 の量を増大することは可能であ
る。しかし、比較的低温の状態では煤は、主にNO2
C→NO+COの形でNO2 と反応し、供給されたNO
2 と同量のNOが発生するため、エンジンで発生するN
X の量を増加させると大気に放出されるNOの量も増
大してしまう問題がある。
【0007】また、エンジンでのNOX の発生量は同一
であっても、酸化触媒で酸化されるNOの比率を増大さ
せれば、すなわち酸化触媒出口での排気中のNOX (N
2、NO)に占めるNO2 の割合を増大させれば、大
気放出されるNOX の量は同一であってもDPFに供給
されるNO2 の量は増大する。このため、例えば酸化触
媒として酸化力の強い触媒を用いたり、酸化触媒での排
気温度条件をNO2 発生量が増加する条件に制御すれば
NOX の量を全体として増大することなくDPFに供給
するNO2 の量を増加させることが可能となる。
【0008】ところが、酸化力の強い酸化触媒を使用し
た場合であっても、触媒出口のNO X に占めるNO2
割合は排気温度により定まる平衡状態での割合より増加
させることはできないため、NO2 の量は或る一定量以
上には増加させることはできない。また、酸化力の強い
触媒を使用すると、排気中のSO2 の酸化により生じる
SO3 の量が増加してしまう問題が生じる。また、排気
温度を上昇させ、平衡状態におけるNO2 の割合を増加
させることも理論的には可能であるが、実際には排気系
の各機器の耐久性が低下したり排気温度を所定の温度に
維持するための制御が複雑になる問題を生じてしまう。
【0009】そこで、本発明は上記問題に鑑み、エンジ
ンで発生するNOX の総量を増大することなく、また排
気中のSO3 量の増加や排気系の各機器の耐久性の低
下、制御の複雑化等を生じることなくDPFで捕集した
煤を完全に燃焼可能なディーゼルエンジンの排気浄化装
置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ディー
ゼル機関の排気通路に互いに直列に配置され、それぞれ
が流入する排気中の煤を捕集する複数の煤捕集手段と、
前記排気通路の、前記それぞれの煤捕集手段入口に配置
され、それぞれの煤捕集手段に流入する排気中のNOを
酸化してNO2 を生成する複数の酸化手段と、を備えた
ディーゼル機関の排気浄化装置が提供される。
【0011】すなわち、本発明では、煤捕集手段をディ
ーゼルエンジンの排気通路に複数個直列に配置し、各煤
捕集手段の排気入口にそれぞれ酸化手段を配置してい
る。各煤捕集手段に流入した排気中のNO2 は、NO2
+C→NO+COの反応によりNOに転換され煤捕集手
段から流出するが、このNOは各捕集手段の入口に配置
された酸化手段により酸化され、NO2 に再度転換され
て捕集手段に流入する。
【0012】すなわち、上流側の捕集手段で煤の燃焼に
より生成されたNOは酸化手段でNO2 に転換され下流
側の捕集手段で煤の燃焼に再利用されることになるた
め、全体としてエンジンのNOX 発生量を増加させるこ
となく、各煤捕集手段に充分なNO2 が供給される。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の排気浄化装置の
一実施形態の概略構成を示す図である。図1において、
1はディーゼルエンジン、4はエンジン1の排気通路、
5は排気通路4に配置された酸化触媒、6は後述するフ
ィルタアセンブリである。フィルタアセンブリ6下流側
では、排気通路は図示しないマフラを介して大気に開放
されている。
【0014】酸化触媒5は、例えばコージェライト製の
モノリス触媒担体にアルミナ等の触媒担持層をコーティ
ングにより形成し、この担持層に白金Pt、パラジウム
Pd等の触媒成分を担持させたものが使用される。酸化
触媒5は、排気中のHC、CO成分を酸化してH2 O、
CO2 を生成するとともに、排気中のNOを酸化してN
2 を生成する。
【0015】また、図1に示すように、本実施形態のフ
ィルタアセンブリ6は、ケーシング6a内にプリフィル
タ7と、その下流側にメインフィルタ8とを収納した構
成とされる。プリフィルタ7は焼結金属、セラミック製
フォームフィルタ等の多孔質フィルタ、またはセラミッ
ク繊維の織布からなり、フィルタ7下流側部分7Sには
酸化触媒5と同様の白金Pt等の酸化触媒成分を担持さ
せている。すなわち、プリフィルタ7は全体として排気
中の煤を捕集するパティキュレートフィルタとしての機
能を有する他、フィルタ7の下流側部分7Sは同時に酸
化触媒としての機能を有している。
【0016】メインフィルタ8は、例えば例えば多数の
排気通路が互いに平行に形成された多孔質コージェライ
ト製のハニカムフィルタが使用される。メインフィルタ
8内の排気通路は、上流側端部が閉鎖されたものと下流
側端部が閉鎖されたものとが交互に配列されており、排
気は上流側端部が開放された排気通路からフィルタ8内
に流入し、排気通路間を隔てる多孔質の壁面を通過して
下流側端部が開放された排気通路内に流入し、この排気
通路の下流側端部からフィルタ外部に流出する。このた
め、壁面通過時に排気中の煤等の微粒子が多孔質壁面に
捕集される。
【0017】本実施形態では、プリフィルタ7は比較的
孔径が大きく煤捕集による圧力損失が小さいものが使用
され、メインフィルタ8は比較的孔径の小さい、微粒子
の捕集効率の高いものが使用される。本実施形態では、
排気中の煤は、その一部がプリフィルタ7通過時にプリ
フィルタ7に捕集され、プリフィルタ7に捕集されずに
下流側に流出した煤のほぼ全量が捕集効率の高いメイン
フィルタ8に捕集される。このため、フィルタアセンブ
リ6から流出する排気はほとんど煤を含まない清浄な排
気となる。
【0018】また、本実施形態では、ディーゼルエンジ
ンが使用されており、酸化触媒5に流入する排気は酸素
濃度が高く、かつ比較的多量のNOX を含んでいる。更
に、排気中のNOX は、少量のNO2 を含むものの、そ
の大部分がNOから成っている。この排気中のNOは、
酸化触媒5通過時に触媒成分により酸化され、その一部
がNO+1/2 O2 →NO2 の反応によりNO2 に転換さ
れる。このため、酸化触媒5通過後の排気には比較的多
量のNO2 が含まれる。酸化触媒5通過後の排気中のN
2 の濃度は、酸化触媒5の酸化力が強い程高くなるが
生成されるNO2の量が増加して温度により定まるNO
とNO2 との平衡状態における比率に近づくにつれて、
2NO2 →2NO+O2 の方向に反応が進行するように
なる。このため、酸化触媒5の触媒成分担持量を増加し
て酸化力を増大させても、触媒5下流側排気中のNOX
に占めるNO2 の割合は一定の比率(温度により定まる
平衡状態における比率)以上には増大させることはでき
ない。
【0019】酸化触媒5を通過した排気は、次にフィル
タアセンブリ6に流入しプリフィルタ7を通過する。こ
のとき、排気中のNO2 はプリフィルタ7に捕集された
煤(カーボン)と、NO2 +C→NO+CO、等の反応
を生じNOを生成する。また、これらの反応によりプリ
フィルタ7に捕集された煤は燃焼しCO、CO2 を生成
する。
【0020】プリフィルタ7では、フィルタ上流側に捕
集された煤の燃焼によりフィルタ7を通過する排気中の
NO2 濃度は低下し、逆にNO濃度は下流側になるほど
増大する。すなわち、プリフィルタ7下流側の触媒担持
部分7Sに到達する排気は、NOを比較的多く含み、N
2 濃度が低く、更にプリフィルタで生成されたCOも
含まれた組成となっている。
【0021】この排気中のNOとCO成分は、プリフィ
ルタ下流側部分7Sを通過する際に担持された触媒によ
り酸化され、NOは再度NO2 に、COはCO2 に転換
される。また、前述のように、触媒担持部分7Sに到達
する排気中のNO2 濃度は低いため、部分7SではNO
2 濃度が平衡に到達するまでに多くNOがNO2 に転換
されることになり、触媒担持部分7SにおけるNO→N
2 の転換効率は高くなる。
【0022】従って、プリフィルタ7を通過して、下流
側のメインフィルタ8に流入する排気は、プリフィルタ
7に流入する排気と同等の濃度のNO2 を含むことにな
る。メインフィルタ8では、このNO2 により捕集した
煤が燃焼する。上述のように、本実施形態では酸化触媒
5で生成されたNO2 がプリフィルタ7上の煤の燃焼に
消費されNOに転換された後、再度このNOをNO2
転換してメインフィルタ8上の煤を燃焼させる。このよ
うに、プリフィルタ7で生成されたNOを、化学平衡上
NO2 の転換効率が増大する条件で(すなわち、NO2
濃度が低い状態で)NO2 に転換して煤の燃焼に再利用
するようにしたことにより、エンジンで発生するNOX
の量は従来と同一であっても、煤の燃焼に寄与するNO
2 の合計量が従来に較べて大幅に増大することになる。
このため、本実施形態では、大気に放出されるNOX
量を増大させることなくフィルタで多量の煤を燃焼させ
ることが可能となる。従って、本実施形態によれば、運
転条件にかかわらずエンジンで発生した煤の全量を燃焼
させるだけの量のNO2 をフィルタに供給できるため、
フィルタの圧損が上昇することが防止できる。
【0023】次に、本発明の別の実施形態について説明
する。前述したように、煤の燃焼により生成したNOを
酸化してNO2 を生成させることにより、排気中のNO
X の総量は同一に維持したままで(すなわち、最終的に
大気に放出されるNOX の総量は同一のままで)、煤の
燃焼に寄与するNO2 の量のみを増大させることができ
る。図1の実施例では、プリフィルタ7とメインフィル
タ8との2つのフィルタを設けプリフィルタ7下流側部
分7Sに触媒を担持させることにより、煤燃焼後のNO
を一度のみNO2 に再転換しているが、煤燃焼後のNO
→NO2 の転換の回数を増大すれば転換回数に応じて煤
燃焼に寄与するNO2 の量を増大することが可能とな
る。しかも、この場合も最終的に大気に放出されるNO
X の総量は転換を行う回数とは無関係に一定に維持され
る。このため、NO→NO2 の転換回数を増大するほど
多量の煤を処理することが可能となる。
【0024】以下に説明する実施形態では、フィルタア
センブリ内のフィルタを3つ以上に分割して、それぞれ
のフィルタの間に酸化触媒を配置することにより、煤燃
焼後のNO→NO2 の転換を複数回実施するようにして
いる。図2は、本実施形態に使用するフィルタアセンブ
リ6の構造を示す図である。本実施形態においても、フ
ィルタアセンブリ6は、図1の場合と同様に排気通路の
酸化触媒5下流側に配置される。
【0025】図2おいて、7a、7b、7cはフィルタ
アセンブリ6のケーシング6a内に配置されたプリフィ
ルタ、8はメインフィルタ、9a、9b、9cはそれぞ
れフィルタ7aと7b、7bと7c、7cと8との間に
配置された酸化触媒を示している。本実施形態では、フ
ィルタ7a、7b、7cはそれぞれ図1のプリフィルタ
7と同様な焼結金属、セラミック製フォームフィルタ、
セラミック繊維の織布等から構成される。メインフィル
タ8及び酸化触媒9a、9b、9cは、それぞれ図1の
メインフィルタ8、酸化触媒5と同一の構成とされてい
る。フィルタ7a、7b、7c及び8は、下流側のフィ
ルタほど孔径が小さく煤の捕集効率が高くなるように設
定される。本実施形態では、プリフィルタ7a、7b、
7cで煤の燃焼により生成したNOが、それぞれ酸化触
媒9a、9b、9cで再度NO2に転換され、下流側の
フィルタでの煤の燃焼に再使用されることになる。この
ため、煤燃焼後のNO→NO2 の転換が3回実施される
ことになり、煤の燃焼に寄与するNO2 の量が図1の実
施形態の場合に較べて大幅に増大することになる。
【0026】なお、図1と図2の実施形態では、排気中
のSO2 成分も複数回酸化触媒を通過することになるた
め、酸化により生成されるSO3 成分も増大することに
なる。しかし、排気中のSO3 成分とSO2 成分との割
合は最初の酸化触媒5(図1)通過時に略平衡状態にお
ける比率に近い値になるため、その後酸化触媒を通過し
た場合でも平衡状態以上に排気中のSO3 成分濃度が増
大することはなく酸化触媒9aから9c通過によるSO
3 成分の増加は極めて少なくなる。また、本実施形態で
は、フィルタ7aから7c及び8で煤の燃焼によりCO
成分が生成するが、CO成分は還元性が強いため、排気
中のSO3 成分の一部はCOによりSO 2 に還元され
る。このため、フィルタアセンブリ6から流出する排気
中のSO3成分の量は、最初の酸化触媒5通過後の排気
中のSO3 成分量より増大することはない。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、排気中の煤を捕集する
煤捕集手段を排気通路に複数個直列に配置し、それぞれ
の煤捕集手段で煤の燃焼により生成したNOを再度NO
2 に転換して下流側の煤捕集手段での煤の燃焼に再利用
するようにしたことにより、大気に放出されるNOX
SO3 の量を増大することなく煤捕集手段により燃焼さ
れる煤の量を増大させることが可能となるという優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態の概略構成を説明する図で
ある。
【図2】本発明の、図1とは別の実施形態を説明する図
である。
【符号の説明】
1…ディーゼルエンジン 4…排気通路 5…酸化触媒 6…フィルタアセンブリ 7…プリフィルタ 8…メインフィルタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディーゼル機関の排気通路に互いに直列
    に配置され、それぞれが流入する排気中の煤を捕集する
    複数の煤捕集手段と、 前記排気通路の、前記それぞれの煤捕集手段入口に配置
    され、それぞれの煤捕集手段に流入する排気中のNOを
    酸化してNO2 を生成する複数の酸化手段と、 を備えたディーゼル機関の排気浄化装置。
JP7233815A 1995-09-12 1995-09-12 ディーゼル機関の排気浄化装置 Pending JPH0979024A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7233815A JPH0979024A (ja) 1995-09-12 1995-09-12 ディーゼル機関の排気浄化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7233815A JPH0979024A (ja) 1995-09-12 1995-09-12 ディーゼル機関の排気浄化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0979024A true JPH0979024A (ja) 1997-03-25

Family

ID=16961017

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7233815A Pending JPH0979024A (ja) 1995-09-12 1995-09-12 ディーゼル機関の排気浄化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0979024A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2780096A1 (fr) * 1998-06-22 1999-12-24 Rhodia Chimie Sa Procede de traitement par combustion des particules carbonees dans un circuit d'echappement d'un moteur a combustion interne
WO2000029726A1 (en) * 1998-11-13 2000-05-25 Engelhard Corporation Catalyst and method for reducing exhaust gas emissions
EP1055805A1 (de) * 1999-05-22 2000-11-29 Degussa-Hüls Aktiengesellschaft Verfahren und Vorrichtung zur Entfernung von Russ aus dem Abgas eines Dieselmotors
WO2001002083A1 (en) * 1999-07-02 2001-01-11 Engelhard Corporation Oxidation catalyst for treating diesel engine exhaust gases
US6294141B1 (en) 1996-10-11 2001-09-25 Johnson Matthey Public Limited Company Emission control
FR2812342A1 (fr) * 2000-07-26 2002-02-01 Volkswagen Ag Dispositif de reduction de composants nocifs dans le gaz d'echappement d'un moteur a combustion interne,notamment d'un moteur diesel
EP1251249A2 (en) * 2001-04-18 2002-10-23 OMG AG & Co. KG A process and device for removing soot particles from the exhaust gas from a diesel engine
EP1251248A1 (de) * 2001-04-18 2002-10-23 OMG AG & Co. KG Verfahren und Vorrichtung zur Entfernung von Russpartikeln aus dem Abgas eines Dieselmotors
WO2004015252A1 (en) 2002-08-09 2004-02-19 Johnson Matthey Public Limited Company Exhaust system for a lean-burn ic engine
US6817174B1 (en) * 1999-10-19 2004-11-16 Hino Motors, Ltd. Filtering means regenerating system for diesel engine
EP1515012B1 (de) * 2003-09-11 2006-10-11 Pankl Emission Control Systems GmbH Vorrichtung zur Entfernung von Russpartikeln aus einem Abgasstrom von Verbrennungsmotoren
EP1719553A2 (de) * 2005-05-04 2006-11-08 Pankl Emission Control Systems GmbH Hybridvorrichtung zum Entfernen von Russpartikeln aus Dieselabgasen
JP2010203451A (ja) * 2000-04-25 2010-09-16 Emitec Ges Fuer Emissionstechnologie Mbh 排気ガスからすす粒子を除去するための集塵要素と構成および方法
US8166750B2 (en) 2001-04-12 2012-05-01 Emitec Gesellschaft Fuer Emissionstechnologie Mbh Exhaust system

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6294141B1 (en) 1996-10-11 2001-09-25 Johnson Matthey Public Limited Company Emission control
WO1999067509A1 (fr) * 1998-06-22 1999-12-29 Rhodia Chimie Procede de traitement par combustion des particules carbonees dans un circuit d'echappement d'un moteur a combustion interne
FR2780096A1 (fr) * 1998-06-22 1999-12-24 Rhodia Chimie Sa Procede de traitement par combustion des particules carbonees dans un circuit d'echappement d'un moteur a combustion interne
WO2000029726A1 (en) * 1998-11-13 2000-05-25 Engelhard Corporation Catalyst and method for reducing exhaust gas emissions
EP1055805A1 (de) * 1999-05-22 2000-11-29 Degussa-Hüls Aktiengesellschaft Verfahren und Vorrichtung zur Entfernung von Russ aus dem Abgas eines Dieselmotors
JP2001003728A (ja) * 1999-05-22 2001-01-09 Degussa Huels Ag ディーゼルエンジンの排気ガスからカーボンブラックを除去する方法及び装置
WO2001002083A1 (en) * 1999-07-02 2001-01-11 Engelhard Corporation Oxidation catalyst for treating diesel engine exhaust gases
JP2003503191A (ja) * 1999-07-02 2003-01-28 エンゲルハード・コーポレーシヨン ディーゼルエンジン排気ガス処理用酸化触媒
US7078004B2 (en) 1999-07-02 2006-07-18 Engelhard Corporation Diesel oxidation catalyst
US6817174B1 (en) * 1999-10-19 2004-11-16 Hino Motors, Ltd. Filtering means regenerating system for diesel engine
JP2010203451A (ja) * 2000-04-25 2010-09-16 Emitec Ges Fuer Emissionstechnologie Mbh 排気ガスからすす粒子を除去するための集塵要素と構成および方法
FR2812342A1 (fr) * 2000-07-26 2002-02-01 Volkswagen Ag Dispositif de reduction de composants nocifs dans le gaz d'echappement d'un moteur a combustion interne,notamment d'un moteur diesel
DE10036401A1 (de) * 2000-07-26 2002-02-07 Volkswagen Ag Vorrichtung zum Verringern der schädlichen Bestandteile im Abgas einer Brennkraftmaschine, insbesondere einer Diesel-Brennkraftmaschine
DE10036401B4 (de) * 2000-07-26 2009-07-30 Volkswagen Ag Vorrichtung zum Verringern der schädlichen Bestandteile im Abgas einer Brennkraftmaschine, insbesondere einer Diesel-Brennkraftmaschine
US8166750B2 (en) 2001-04-12 2012-05-01 Emitec Gesellschaft Fuer Emissionstechnologie Mbh Exhaust system
EP1251249A3 (en) * 2001-04-18 2003-11-19 OMG AG & Co. KG A process and device for removing soot particles from the exhaust gas from a diesel engine
EP1251249B1 (en) * 2001-04-18 2006-06-14 Umicore AG & Co. KG A process and device for removing soot particles from the exhaust gas from a diesel engine
JP2009013994A (ja) * 2001-04-18 2009-01-22 Umicore Ag & Co Kg ディーゼルエンジン排気ガスから煤粒子を取り除くためのプロセスおよびデバイス
EP1251249B2 (en) 2001-04-18 2010-06-30 Umicore AG & Co. KG A process and device for removing soot particles from the exhaust gas from a diesel engine
EP1251248A1 (de) * 2001-04-18 2002-10-23 OMG AG & Co. KG Verfahren und Vorrichtung zur Entfernung von Russpartikeln aus dem Abgas eines Dieselmotors
EP1251249A2 (en) * 2001-04-18 2002-10-23 OMG AG & Co. KG A process and device for removing soot particles from the exhaust gas from a diesel engine
EP1540150A1 (en) * 2002-08-09 2005-06-15 Johnson Matthey Public Limited Company Exhaust system for a lean-burn ic engine
WO2004015252A1 (en) 2002-08-09 2004-02-19 Johnson Matthey Public Limited Company Exhaust system for a lean-burn ic engine
EP1515012B1 (de) * 2003-09-11 2006-10-11 Pankl Emission Control Systems GmbH Vorrichtung zur Entfernung von Russpartikeln aus einem Abgasstrom von Verbrennungsmotoren
EP1734234A3 (de) * 2003-09-11 2007-01-03 Pankl Emission Control Systems GmbH Verfahren zum Entfernen von Rußpartikeln aus einem Abgasstrom eines Verbrennungsmotors
EP1719553A2 (de) * 2005-05-04 2006-11-08 Pankl Emission Control Systems GmbH Hybridvorrichtung zum Entfernen von Russpartikeln aus Dieselabgasen
EP1719553A3 (de) * 2005-05-04 2008-03-12 Pankl Emission Control Systems GmbH Hybridvorrichtung zum Entfernen von Russpartikeln aus Dieselabgasen

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8844274B2 (en) Compact diesel engine exhaust treatment system
US20100205936A1 (en) Exhaust gas-purifying apparatus and exhaust gas-purifying method
US7316106B2 (en) Method for processing combustion exhaust gas containing soot particles and NOx
JP2004084666A (ja) ディーゼルエンジンの排気ガスからのスス微粒子の除去
JP2009530543A (ja) 低温でディーゼル微粒子物質を低減するシステム
JPH0979024A (ja) ディーゼル機関の排気浄化装置
JPH09217618A (ja) 排気ガス浄化装置
JP2011214577A (ja) ディーゼルエンジン排気ガスから煤粒子を取り除くためのプロセスおよびデバイス
JP6453233B2 (ja) 排ガス浄化装置
JP2006312921A (ja) ディーゼルエンジンの排気浄化システム及び方法(systemandmethodforpurifyingexhaustgasofdieselengine)
JP2012036821A (ja) 内燃機関の排気ガス浄化装置
CN1195940C (zh) 柴油发动机的废气净化装置
JP4582806B2 (ja) 排ガス浄化装置
US8236261B2 (en) Exhaust system having a gold-platinum group metal catalyst
EP1251249B2 (en) A process and device for removing soot particles from the exhaust gas from a diesel engine
JP2008121602A (ja) フィルタ及び排気ガス浄化システム
JP2005288362A (ja) ディーゼルエンジン排気ガス浄化装置
KR100763411B1 (ko) 다중배열형 디젤 산화/환원 촉매변환장치
JP2001082127A (ja) 排気浄化装置
JP2004243189A (ja) 内燃機関の排ガス浄化装置
JP3230799B2 (ja) ディーゼル機関の排ガス浄化装置
JP2006257920A (ja) 排ガス浄化装置
CN114929365B (zh) 排气系统及其特征
JP2006046286A (ja) 排ガス浄化方法および装置
JP4217407B2 (ja) 排気浄化装置