JPH097836A - 複合部品及びそれを用いたdc−dc変換器 - Google Patents

複合部品及びそれを用いたdc−dc変換器

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JPH097836A
JPH097836A JP15050895A JP15050895A JPH097836A JP H097836 A JPH097836 A JP H097836A JP 15050895 A JP15050895 A JP 15050895A JP 15050895 A JP15050895 A JP 15050895A JP H097836 A JPH097836 A JP H097836A
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JP
Japan
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core
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composite component
magnetic
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JP15050895A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Morishima
靖之 森島
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 損失が少なく、巻線間の結合が高く、絶縁耐
力も高いうえ、小形化が実現できる複合部品及びそれを
用いたDC−DC変換器を提供する。 【構成】 フェライトからなる直方体の配線基板11の
一方主面上に、DC−DC変換器を実現するための入出
力平滑コンデンサ14、スイッチング用半導体素子1
5、制御IC16が面実装され、他方主面上には、融着
性銅線を巻回してなる巻線17が形成される。そして、
磁路を形成し、電気−磁気−電気変換効率を上げるた
め、巻線17は、フェライトからなる断面略E字形のコ
ア18で覆われ、磁気飽和を避けるため、コア18の中
足部分19にギャップ20を設ける。コイル21は、巻
線17とコア18の中足部分19とで構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複合部品及びそれを用
いたDC−DC変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の複合部品として、図6に示すよう
なものがある。図6において、51は多層磁性基板であ
り、磁性層51aと、銅等からなる導体パターン52を
印刷により表面上に形成した磁性層51b、51cを積
層し、ビアホール53にて導体パターン52を接続し
て、巻線54を形成した後、焼成されて完成に至る。そ
して、多層磁性基板51の表面(最上層の磁性層51a
の表面)に、例えばコンデンサ、抵抗、トランジスタ等
の回路素子55が搭載され、多層磁性基板51の内部
に、巻線54を有するトランス、あるいはコイルが形成
され、複合部品50が構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
複合部品50においては、巻線を形成する導体パターン
が印刷にて形成されているため、固有抵抗が増大し、銅
損が増加してしまう。
【0004】また、同軸上に配置された複数個の巻線を
有するトランスにおいては、巻線間に磁性層が入るた
め、巻線間の結合を高くすることが困難であった。
【0005】さらに、導体パターン間の磁性層が薄くな
るため、巻線間での絶縁耐力が低くなり、信頼性上の問
題が生じる。
【0006】本発明の目的は、このような問題点を解消
するためになされたものであり、損失が少なく、巻線間
の結合が高く、絶縁耐力も高い上、小形化が実現できる
複合部品及びそれを用いたDC−DC変換器を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、磁性材料からなる配線基板上に、少なくと
も1つの巻線を搭載し、該巻線の端末を前記配線基板に
接続し、前記巻線を、磁性材料からなり、断面略E字形
のコアで覆ったことを特徴とする。
【0008】また、前記配線基板をフェライト基板とし
たことを特徴とする。
【0009】また、前記コアをフェライトで構成したこ
とを特徴とする。
【0010】また、前記コアを磁性樹脂で構成したこと
を特徴とする。
【0011】また、前記巻線として融着性銅線を使用し
たことを特徴とする。
【0012】また、請求項1乃至請求項5のいずれかに
記載の複合部品を用いたことを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1の複合部品によれば、巻線を磁性材料
からなる断面略E字型のコアで覆っているため、コアの
中足部分をトランス、あるいはコイルの巻線軸にするこ
とができる。
【0014】請求項2の複合部品によれば、磁性材料か
らなる配線基板にフェライト基板を使用しているため、
配線基板上に配線等を厚膜印刷することができる。
【0015】請求項3の複合部品によれば、磁性材料か
らなるコアにフェライトを使用しているため、任意の形
状への加工が容易にできる。
【0016】請求項4の複合部品によれば、磁性材料か
らなるコアに磁性樹脂を使用しているため、磁性樹脂に
含まれる磁性粉の含有率を変えることにより、実効透磁
率を変化させることができる。
【0017】請求項5の複合部品によれば、巻線の線材
に融着性銅線を使用しているため、巻線後、通電、薬品
等で線材の被膜を溶融させ固めることができる。
【0018】請求項6の複合部品によれば、複合部品が
DC−DC変換機能を有しているため、DC−DC変換
器の小形化が可能である。
【0019】
【実施例】以下、本発明に係る複合部品の第1の実施例
を図1乃至図3を用いて説明する。図1、図2及び図3
は、それぞれ複合部品10の上面図、側面図及び下面図
を示す。11はフェライト等の磁性材料からなる配線基
板であり、配線基板11の一方主面上に、厚膜印刷にて
配線12、抵抗13が形成される。そして、DC−DC
変換器を実現するための入出力平滑コンデンサ14、ス
イッチング用半導体素子15、制御IC16は、はんだ
にて、配線基板11上の配線12上に、面実装され、電
気的に接続される。
【0020】また、配線基板11の他方主面上には、融
着性絶縁皮膜を有する銅線、すなわち融着性銅線を巻回
してなる巻線17が形成される。そして、巻線17を形
成する融着性銅線の一端及び他端は、圧着、あるいはは
んだにて、配線基板11の他方主面上の配線(図示せ
ず)に接続される。
【0021】さらに、巻線17は、磁路を形成し、電気
−磁気−電気変換効率を上げるため、磁性材料、すなわ
ちフェライトからなり、中足部分19を有する断面略E
字形のコア18で覆われる。このとき、磁気飽和を避け
るため、コア18の中足部分19と配線基板11間にギ
ャップ20を設ける。そして、ギャップ20の寸法を調
整することで、にてトランスあるいはコイルのインダク
タンスを調整する。
【0022】そして、巻線17とフェライトからなるコ
ア18とで、コイル21が構成される。このとき、コア
18の中足部分19は、コイル21の巻回軸になってい
る。また、このように構成されたコイル21をトランス
に用いる場合は、巻線17を同軸上に配置することで構
成する。
【0023】以上述べた本発明の第1の実施例では、巻
線17を磁性材料からなるコア18で覆っているため、
高効率のコイルと回路を一体成形することができる。
【0024】また、トランスあるいはコイルに巻線を使
用しているため、従来の印刷やシートで形成した場合と
比べて損失が少ない。
【0025】さらに、小形化した複合部品が、DC−D
C変換機能を有しているため、DC−DC変換器の小形
化、及び低背化が可能となる。
【0026】また、基板にフェライト基板を使用してい
るため、基板表面への厚膜印刷が容易である。従って、
基板表面の回路配線を容易に、かつ精度よく実現でき
る。
【0027】さらに、フェライトは磁性体として高透磁
率、高飽和磁束密度、低コア損失を有しているため、ト
ランス、コイル等を性能よく実現できる。
【0028】また、コア18にフェライトを使用してい
るため、任意の形状への加工が容易であり、コア18の
中足部分19のギャップ20を精度良く形成できる。従
って、インダクタンスの調整が正確にでき、トランスあ
るいはコイルの性能を向上させることができる。
【0029】さらに、巻線の線材に融着性銅線を使用し
ているため、巻線後、通電、薬品等で線材の被膜を溶融
させ固めることができる。従って、巻線の形が崩れず、
巻線のコアへのはめ込みが容易になり、生産性が向上す
る。
【0030】図4及び図5に、本発明に係る複合部品の
第2の実施例を示す。図4及び図5は、それぞれ複合部
品25の上面図及び断面図である。なお、第1の実施例
と同一もしくは同等の部分には同一番号を付し、詳細な
説明は省略する。
【0031】本実施例においては、複合部品25は、第
1の実施例である複合部品10と比べて、コア26に磁
性粉入りの樹脂材料からなる点で異なる。
【0032】そして、巻線17とフェライトからなるコ
ア26の中足部分27とで、コイル28が構成される。
このとき、第1の実施例と同様にコア26の中足部分2
7は、コイル28の巻回軸になっている。
【0033】このように、第2の実施例では、コア26
に磁性粉入りの樹脂材料を使用しているため、磁性粉の
含有率を変えることによって、実効透磁率を変化させる
ことができる。
【0034】
【発明の効果】請求項1の複合部品によれば、巻線を磁
性材料からなるコアで覆っているため、コアの中足部分
をトランスあるいはコイルの巻回軸にすることができ
る。従って、高効率のコイルと配線基板上の回路を一体
成形することができる。
【0035】また、トランスあるいはコイルに巻線を使
用しているため、従来の印刷やシートで形成した場合と
比べて損失が少ない。さらに、巻線間の結合を高くする
ことが可能である。加えて、巻線間での絶縁耐力も高く
なる。
【0036】請求項2の複合部品によれば、配線基板に
フェライト基板を使用しているため、配線基板表面への
厚膜印刷が容易である。従って、配線基板表面の回路配
線を容易に、かつ精度よく実現できる。
【0037】また、フェライトは磁性体として高透磁
率、高飽和磁束密度、低コア損失を有しているため、ト
ランス、コイル等を性能よく実現できる。
【0038】請求項3の複合部品によれば、コアにフェ
ライトを使用しているため、任意の形状への加工が容易
であり、コアの中足部分のギャップを精度良く形成でき
る。従って、正確に、トランスあるいはコイルのインダ
クタンスを調整でき、トランスあるいはコイルの性能を
向上させることができる。
【0039】請求項4の複合部品によれば、コアに磁性
粉入りの樹脂材料を使用しているため、磁性粉の含有率
を変えることによって、実効透磁率を変化させることが
できる。従って、正確に、トランスあるいはコイルのイ
ンダクタンスを調整でき、トランスあるいはコイルの性
能を向上させることができる。
【0040】請求項5の複合部品によれば、巻線の線材
に融着性銅線を使用しているため、巻線後、通電、薬品
等で線材の被膜を溶融させ固めることができる。従っ
て、巻線の形が崩れず、巻線のコアへのはめ込みが容易
になり、生産性が向上する。
【0041】請求項6の複合部品によれば、小形化した
複合部品が、DC−DC変換機能を有しているため、D
C−DC変換器の小形化、及び低背化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複合部品の第1の実施例の上面図
である。
【図2】図1の複合部品の側面図である。
【図3】図1の複合部品の下面図である。
【図4】本発明に係る複合部品の第2の実施例の上面図
である。
【図5】図4の複合部品の側面図である。
【図6】従来の複合部品の分解斜視図である。
【符号の説明】
10、25 複合部品 11 配線基板 17 巻線 18、26 コア 19、27 中足部分

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性材料からなる配線基板上に、少なく
    とも1つの巻線を搭載し、該巻線の端末を前記配線基板
    に接続し、前記巻線を、磁性材料からなり、断面略E字
    形のコアで覆ったことを特徴とする複合部品。
  2. 【請求項2】 前記配線基板をフェライト基板としたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の複合部品。
  3. 【請求項3】 前記コアをフェライトで構成したことを
    特徴とする請求項1あるいは請求項2のいずれかに記載
    の複合部品。
  4. 【請求項4】 前記コアを磁性樹脂で構成したことを特
    徴とする請求項1あるいは請求項2のいずれかに記載の
    複合部品。
  5. 【請求項5】 前記巻線として融着性銅線を使用したこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか複合部
    品。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の複合部品を用いたDC−DC変換器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008087781A1 (ja) * 2007-01-19 2008-07-24 Murata Manufacturing Co., Ltd. Dc-dcコンバータモジュール
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