JPH0974448A - 移動体電話装置の端末装置 - Google Patents

移動体電話装置の端末装置

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JPH0974448A
JPH0974448A JP7229366A JP22936695A JPH0974448A JP H0974448 A JPH0974448 A JP H0974448A JP 7229366 A JP7229366 A JP 7229366A JP 22936695 A JP22936695 A JP 22936695A JP H0974448 A JPH0974448 A JP H0974448A
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unit
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data terminal
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JP7229366A
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Sumio Takemoto
澄雄 竹本
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話装置の端末装置である移動機に対し
て、ファクシミリやパーソナルコンピュータなどの外部
機器を接続するにあたって、専用の外部機器を認識可能
とし、機能の拡張を図る。 【解決手段】 移動機51の識別情報入出力部68は、
外部コネクタ62に関連して設けた機械的または電気的
な識別手段によって専用の端末機であるデジタルデータ
端末機52を認識し、電源投入/遮断を始めとして、フ
ァクシミリ通信などの機能および操作を、いずれか一方
からの操作によって連動動作を可能とし、機能を拡張
し、かつ操作性を向上することができる。また、外部コ
ネクタ62と、切換器74や主要部63などの内部回路
との接続状態を接続変更部72によって変更可能とする
ので、専用の端末機に対して、専用のコネクタを設ける
必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車/携帯電話
装置や、いわゆるコードレス電話装置などの移動体電話
装置における端末装置、すなわち移動機に関し、特にフ
ァクシミリやパーソナルコンピュータなどの外部機器の
ための外部接続端子を備える端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前記自動車/携帯電話装置では、無線伝
送路は、旧来のアナログ方式によるものと、近年のデジ
タル方式によるものとが用いられている。アナログ方式
では、伝送すべき音声やデータなどの情報の入出力はア
ナログインタフェイスを用いて行われる。このアナログ
方式の無線伝送路を用いるデータ通信は、前記移動機に
対して、ファクシミリなどのアナログデータ端末機がモ
デムを介して接続され、またはモデム内蔵のデータ端末
機が接続されて実現される。
【0003】これに対して、無線伝送路がデジタル方式
で構成されているときには、移動機には、前記伝送すべ
き情報の入出力は、アナログまたはデジタルのインタフ
ェイスを介して行われる。したがって、アナログ信号に
対して透過性を有する移動機と、透過性を有していない
移動機とが存在する。透過性を有している前記アナログ
インタフェイスを用いてデータ通信を行う場合には、前
記アナログ方式による構成と同一の構成が用いられる。
これに対して、前記デジタルインタフェイスを用いてデ
ータ通信を行う場合には、前記移動機に対して、前記パ
ーソナルコンピュータなどのデジタルデータ端末機が接
続され、またはファクシミリなどのアナログデータ端末
機がデジタルアナログ変換アダプタを介して接続され
る。
【0004】一方、通信操作は、移動機およびデータ端
末機の電源投入→移動機の発呼または着呼操作による通
信回線の接続→データ端末機の通信設定→データ端末機
での送信または受信操作→データ通信→データ端末機の
通信終了に伴う電源遮断操作→移動機の終話および電源
切断操作の順で行われる。したがって、操作者はデータ
端末機と移動機との両方を、通信手順の進行に従って、
順次操作してゆく必要がある。
【0005】図5は、上述のような従来技術によるデー
タ通信を実現するための一構成例を具体的に示すブロッ
ク図である。この構成例では、携帯電話の端末装置であ
る移動機1に対して、ファクシミリなどで実現されるア
ナログデータ端末機2と、携帯型のパーソナルコンピュ
ータなどで実現されるデジタルデータ端末機3とが、選
択的に接続される。また、前記移動機1には、ヘッドセ
ット4が接続可能とされている。
【0006】移動機1は、主要部11と、制御部12
と、操作部13と、表示部14と、切換器15と、外部
インタフェイス16と、マイクロフォン17と、スピー
カ18と、入出力ジャック19と、外部コネクタ20
と、アンテナ21とを備えて構成されている。
【0007】通常の電話通話時には、操作部13への操
作に応答して制御部12が主要部11に発呼動作を行わ
せ、通信回線が接続されると、入出力ジャック19への
ヘッドセット4の接続の有無に対応して、切換器15
は、ヘッドセット4のマイクロフォン22およびスピー
カ23または内蔵の前記マイクロフォン17およびスピ
ーカ18を主要部11に接続する。こうしてマイクロフ
ォン17または22からの音声信号は、主要部11にお
いて符号化処理等の信号処理および無線通信用の周波数
への変換等の変調処理が施された後、アンテナ21から
送信される。またアンテナ21で受信された信号は、主
要部11において周波数変換等の復調処理が施され、さ
らにアナログ音声信号への復調等の信号処理が施された
後、前記スピーカ18または23から音響化される。こ
のとき表示部14では、ダイアル発信番号等の表示が行
われる。
【0008】前記制御部12は、制御プログラムや短縮
番号などを記憶する記憶手段を備えて構成されており、
該移動機1内の動作制御および通信制御動作を行う。ま
た外部インタフェイス16は、該移動機1と接続される
端末機2,3と、該移動機1内の回路とを電気的に整合
させるためのものである。また、切換器15は、外部コ
ネクタ20内に前記入出力ジャック19に相当するアナ
ログ入出力端子が設けられている場合には、主要部11
に対してこの外部コネクタ20も接続可能とする。
【0009】アナログデータ端末機2は、主要部31
と、制御部32と、変復調部33と、外部インタフェイ
ス34と、入出力ジャック35と、外部コネクタ36と
を備えて構成されている。このアナログデータ端末機2
によるデータ通信時には、該アナログデータ端末機2の
入出力ジャック35が、前記ヘッドセット4に代えて、
移動機1の入出力ジャック19に接続される。
【0010】移動機1による無線通信回線の接続後、該
アナログデータ端末機2からは、主要部31において読
込まれたキャラクタおよび画像等のデータに対応したデ
ジタル信号が出力され、このデジタル信号は変復調部3
3においてアナログ信号に変調された後、入出力ジャッ
ク35から出力され、前述のヘッドセット4のマイクロ
フォン22からの音声信号と同様に、移動機1から送信
される。また移動機1で受信されたアナログデータ信号
は、前記ヘッドセット4のスピーカ23で音響化される
音声信号と同様に、入出力ジャック35から入力され、
変復調部33においてデジタル信号に復調された後、主
要部31に与えられてそのデータに対応した前記キャラ
クタおよび画像等に復元される。
【0011】デジタルデータ端末機3は、主要部41
と、制御部42と、ベースバンド変復調部43と、外部
インタフェイス44と、外部コネクタ45とを備えて構
成されている。このデジタルデータ端末機3は、前記ア
ナログデータ端末機2とは異なり、ベースバンド変復調
部43から外部インタフェイス44を介して外部コネク
タ45へ出力される信号は、デジタル信号である。この
デジタル信号は、外部コネクタ45が外部コネクタ20
に接続されることによって移動機1側へ入力されて送信
される。
【0012】上述のように構成された移動機1および端
末機2,3において、データ通信は、前述のように、移
動機1に端末機2または3が接続され、移動機1と被呼
側との通信回線が接続された後に該端末機2または3が
起動されることによって行われる。すなわち、発呼時に
は、操作者が端末機2または3を通信可能な状態に起動
するとともに、移動機1を送信可能な状態に起動させて
ダイアル発信を行い、被呼側の応答があり通信回線が接
続されると、端末機2または3の送信操作を行うことに
よって実現され、また被呼側の応答が無いときには前記
通信回線の接続動作を一旦終了し、移動機1を待受け状
態とするとともに、端末機2または3を停止させ、適当
な時間が経過した後に再びダイアル発信を行い、通信回
線を接続することによって実現される。
【0013】また着呼時には、操作者が移動機1の着信
を知らせる呼出音等から着信を知覚し、操作部13から
応答操作を行うことによって通信回線が接続され、さら
にスピーカ18または23からの音によってデータ通信
のための着信であると判断し、端末機2または3を起動
することによって前記データ通信が実現される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来技術
では、移動機1は、該移動機1に端末機2,3が接続さ
れているか否か、または接続されていても、その端末機
2,3が汎用の端末機であるのか、もしくは該移動機1
に対して、その記憶容量の増大、操作性の向上および新
規な機能の付加などによって機能を拡張するための専用
の端末機であるのかが識別されていない。したがって、
移動機1と端末機2,3とは個々に動作可能であり、機
能、操作に食違いが生じたり、電源の立上げなどを連動
させて行うことができないという問題がある。
【0015】また、移動機1に対して接続することがで
きない端末機を接続したり、または該移動機1の設定を
誤っていても警報が発せられず、このような基本的な操
作の間違い等に操作者が気付くのに時間がかかり、無駄
な通信料を支払うことになるという問題もある。
【0016】一方、移動機1と端末機2,3とをアダプ
タを介して接続し、電源投入は個々に行う必要があるけ
れども、移動機1側がデータ通信モードに設定されてい
ると、端末機2,3からのコマンドによって、移動機1
のオンフック、ダイアリングおよびオフフックを制御可
能とするようにした構成も知られている。しかしなが
ら、このような構成でも、端末機2,3が移動機1に対
して一体となって上述のような機能を拡張するような形
態にはなっていない。
【0017】また、本件出願人が先に提案した特開平6
−244985号公報は、端末機2,3からの出力信号
に直流を重畳し、移動機1側でその重畳された直流電流
から端末機2,3が接続されていることを識別し、端末
機2,3側からの発呼情報に従って、発呼動作を行うよ
うに構成されている。しかしながら、このような構成で
あっても、通信動作は連動して行われるけれども、上述
のように移動機1の機能を拡張することは依然として不
可能である。
【0018】さらにまた、移動機1側に外部コネクタ2
0が用意され、端末機2,3との間で制御用の通信を可
能とした構成が提案されているけれども、ほとんどの場
合、将来の機能追加に対するものであり、実際には利用
されておらず、また機能面および操作面において充分と
は言い難いものである。
【0019】本発明の目的は、外部接続端子に接続され
る外部機器の種類に対応して機能を拡張することができ
る移動体電話装置の端末装置を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る移
動体電話装置の端末装置は、関連した動作を行う予め定
める外部機器のための外部接続端子を備える移動体電話
装置の端末装置において、前記外部接続端子に関連して
設けられ、前記予め定める外部機器を識別する識別手段
と、前記識別手段の識別結果に応答し、前記予め定める
外部機器であるときには、前記外部接続端子と内部回路
との接続関係を変更することができる接続変更手段とを
含むことを特徴とする。
【0021】上記の構成によれば、接続された外部機器
がファクシミリなどの汎用の外部機器であるのか、また
は該端末装置の記憶容量の増大、操作性の向上および新
規な機能の付加などのための専用の外部機器であるのか
を識別し、その識別結果に対応して内部回路との接続関
係を変更するので、専用の外部機器のために個別の外部
接続端子を設ける必要がなく、または外部接続端子を変
更することなく、該専用の外部機器との連動動作が可能
となり、機能を拡張することができる。また、外部機器
側から全ての操作を可能とするなどの外部機器と該端末
装置とを一体品とした機能および操作を実現することが
できる。さらにまた、該端末装置に不適切な外部機器の
接続や操作に対して警告を発することができ、速やかに
正常動作を可能とし、不所望な通信動作を抑止すること
ができる。
【0022】また、請求項2の発明に係る移動体電話装
置の端末装置は、前記識別手段に関連して、前記予め定
める外部機器が接続されたときには、操作部からの入力
操作の少なくとも一部を無効とする操作機能停止手段を
設けることを特徴とする。
【0023】上記の構成によれば、接続された外部機器
に必要となる入力操作以外の操作を無効とするなどし
て、誤動作による通信エラーなどの発生を未然に防止す
ることができる。
【0024】さらにまた、請求項3の発明に係る移動体
電話装置の端末装置では、前記識別手段は、前記予め定
める外部機器が動作状態にあるときにのみ、前記操作機
能停止手段を能動化することを特徴とする。
【0025】上記の構成によれば、外部機器が非動作状
態にあるにもかかわらず、すなわち該端末装置が単独で
動作可能であるにもかかわらず、前記外部機器に対応し
た機能が不所望に不能動化されてしまうことがなくな
り、外部機器の動作状態に対応して、誤動作を防止する
ための機能のみを不能動化することができ、操作性を向
上することができる。
【0026】また、請求項4の発明に係る移動体電話装
置の端末装置は、接続された前記予め定める外部機器と
の関係を、対等、いずれか一方がいずれか他方に従属ま
たは相互に独立のうち、任意に設定可能であることを特
徴とする。
【0027】上記の構成によれば、該端末装置を外部機
器に連動させることができるとともに、外部機器を接続
したままの状態で個別の動作が可能となり、さらに操作
性を向上することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について、
図1〜図4に基づいて説明すれば以下のとおりである。
【0029】図1は、本発明の実施の一形態の移動機5
1およびそれに関連するデジタルデータ端末機52の電
気的構成を示すブロック図である。携帯電話の端末装置
である移動機51の入出力ジャック61には、ヘッドセ
ット53が接続可能とされる。また外部コネクタ62に
は、デジタルデータ端末機52が接続可能とされる。
【0030】移動機51は、主要部63と、制御部64
と、操作部65と、表示部66と、操作機能停止部67
と、識別情報入出力部68と、動作状態入出力部69
と、電源スイッチ制御入出力部70と、拡張機能インタ
フェイス71と、接続変更部72と、外部インタフェイ
ス73と、切換器74と、マイクロフォン75と、スピ
ーカ76と、アンテナ77と、前記入出力ジャック61
および外部コネクタ62とを備えて構成されている。
【0031】通常の電話通話時には、操作部65への操
作に対応した信号が操作機能停止部67を介して制御部
64へ入力され、これによって制御部64が主要部63
に発呼動作を行わせ、通信回線が接続されると、入出力
ジャック61へのヘッドセット53の接続の有無に対応
して、切換器74は、ヘッドセット53のマイクロフォ
ン78およびスピーカ79または内蔵の前記マイクロフ
ォン75およびスピーカ76を主要部63に接続する。
こうしてマイクロフォン75または78からの音声信号
は、主要部63において符号化処理等の信号処理および
無線通信用の周波数への変換等の変調処理が施された
後、アンテナ77から送信される。またアンテナ77で
受信された信号は、主要部63において周波数変換等の
復調処理が施され、さらにアナログ音声信号への復調等
の信号処理が施された後、前記スピーカ76または79
から音響化される。このとき、液晶パネルなどで実現さ
れる表示部66では、制御部64からの表示信号が操作
機能停止部67を介して入力され、これによってダイア
ル発信番号等の表示が行われている。
【0032】一方、前記デジタルデータ端末機52は、
携帯型のパーソナルコンピュータなどで実現され、前記
移動機51の機能を拡張するためのものであり、たとえ
ば移動機51に比べて大きな該デジタルデータ端末機5
2の操作ボタンや表示部を利用して移動機51の操作機
能の向上を図るために用いることができ、また大容量の
記憶手段を用いて電話帳機能を拡充することができ、さ
らにまた手書きによる図形や文字の認識を行うことがで
き、また手書き情報をそのまま記憶したり、ファクシミ
リ送受信などを行うことができる。
【0033】このため、該デジタルデータ端末機52
は、操作部、表示部および記憶手段を備える主要部81
と、制御部82と、ベースバンド変復調部83と、前記
各入出力部68〜70および拡張機能インタフェイス7
1にそれぞれ対応する入出力部84〜86および拡張機
能インタフェイス87と、外部インタフェイス88と、
外部コネクタ89とを備えて構成されている。
【0034】主要部81からのデジタルデータ信号は、
ベースバンド変復調部83において伝送に適したビット
列に並べ替えられて変調された後、外部インタフェイス
88、外部コネクタ89,62、外部インタフェイス7
3および接続変更部72を介して主要部63に入力さ
れ、前述のように周波数変換されてアンテナ77から送
信される。また、アンテナ77で受信されたデジタルデ
ータ端末機52のための信号は、上述と逆の経路でベー
スバンド変復調部83に入力され、復調されて主要部8
1に入力される。
【0035】前記外部コネクタ62,89の端子は、主
要部63とベースバンド変復調部83との間で送受信さ
れるデータ信号と、外部コネクタ62に接続された端末
機が該移動機51に専用の前記デジタルデータ端末機5
2であるのかまたは他の汎用の端末機であるのかを表す
識別情報と、移動機51およびデジタルデータ端末機5
2の動作状態を表す信号と、電源スイッチが投入されて
いるか否かを表す電源スイッチ状態を表す信号と、デジ
タルデータ端末機52による拡張機能に対応した制御信
号となどの送受信用に割当てられている。
【0036】前記識別情報は、たとえば図2(a)で示
すように、外部コネクタ62の周縁部に設けられたスイ
ッチ91によって作成される。すなわち、接続された端
末機が前記デジタルデータ端末機52であるときには、
図2(b)で示すように、前記外部コネクタ89の周縁
部において対応して立設された突起92が外部コネクタ
62に形成された挿通孔93を挿通して、前記スイッチ
91を押圧することによって、専用機であることが検知
される。これに対して、接続された端末機が汎用機であ
るときには、図2(c)で示すように、そのコネクタ9
4が外部コネクタ62に嵌合されても、前記スイッチ9
1によって端末機の接続が検知されることはない。
【0037】また、上述のような機械式の接続検知に代
えて、図3で示すようにして電気的に、専用端末機であ
るデジタルデータ端末機52の接続検知を行うようにし
てもよい。この例では、図3(a)で示すように、専用
機であるデジタルデータ端末機52の外部コネクタ89
側には識別情報入出力部84側の端子84aが該デジタ
ルデータ端末機52内で接地されており、または端子8
4bから外部コネクタ62の端子62bを介して移動機
51側で接地されており、これによって前記端子89a
に対応した端子62aの電位に対応した出力を導出する
トランジスタ94の出力電圧がハイレベルとなる。これ
に対して、外部コネクタ62に汎用の端末機が接続され
たときには、前記端子62aは、図3(b)で示すよう
に開放状態のままであり、したがってトランジスタ94
からの出力はローレベルとなる。このようにして、外部
コネクタ62に接続された端末機が専用のデジタルデー
タ端末機52であるかまたは他の汎用の端末機であるか
を電気的に検知するようにしてもよい。
【0038】なお、図3で示すように電気的に検知する
場合には、外部コネクタ62,89には、広く用いられ
ている汎用品を使用することができ、また図2で示すよ
うに機械的に行う場合には、外部コネクタ62,89は
専用品となり、かつ外部コネクタ62は汎用品との嵌合
が可能となるような形状に形成される。識別情報入出力
部68によって検出された識別情報は、接続された端末
機がデジタルデータ端末機52であるときには、外部コ
ネクタ62,89から識別情報入出力部84を介して制
御部82に入力される。
【0039】前記動作状態入出力部69,85は、それ
ぞれ移動機51およびデジタルデータ端末機52が動作
状態にあるか否かを検出するとともに、他方の動作状態
入出力部85,69へその検出結果を送信する。
【0040】同様に、電源スイッチ制御入出力部70,
86は、それぞれ操作部65および主要部81の操作部
への入力操作に応答して、電源スイッチの投入/遮断
を、相互に対等な関係、いずれか一方がいずれか他方に
従属する関係または相互に独立な関係のいずれかに設定
するための制御信号を相互に送受信する。
【0041】すなわち、対等動作では、移動機51また
はデジタルデータ端末機52のいずれか一方の電源スイ
ッチの操作に対して、いずれか他方も追従する。また従
属動作では、独立側、たとえばデジタルデータ端末機5
2からは電源の投入/遮断操作は可能となるけれども、
従属側、すなわち移動機51側からは電源の前記投入/
遮断動作を行うことができず、このようにいずれか一方
の電源スイッチのみが使用可能となり、いずれか他方が
無効となる。さらにまた独立動作では、移動機51の電
源スイッチは該移動機51のみの電源投入/遮断が可能
となり、デジタルデータ端末機52の電源スイッチは該
デジタルデータ端末機52のみの電源投入/遮断が可能
となる。
【0042】上述のような連動関係は、識別情報入出力
部68によって専用のデジタルデータ端末機52が接続
されたことが検出されると、該デジタルデータ端末機5
2に移動機51が従属するように初期設定されている。
この初期設定の変更は、たとえば外部コネクタ89,6
2を嵌合させる以前に操作部65からの入力操作によっ
て行われるようにしてもよい。したがって、移動機51
の操作部65における電源スイッチは、たとえばトグル
スイッチやスライドスイッチ等の空間スイッチではな
く、押圧操作されると導通し、押圧力が解除されると遮
断して復帰し、複数の接点が順次走査されていて所定期
間の押圧を検出することによって導通状態を検出するも
のが選ばれる。
【0043】拡張機能インタフェイス71は、たとえば
発信、ダイアリング、着信応答および電源投入/遮断等
の移動機51の基本操作機能、電話帳機能、手書きによ
る文字や図形の認識機能、手書き情報の記憶機能および
ファクシミリ送受信機能等のデジタルデータ端末機52
に特有の機能と、移動機51が備える機能とを関係付
け、制御部64から操作機能停止部67を介して操作部
65からの入力操作の一部または全部を無効とし、また
はデジタルデータ端末機52側からの操作に従属させる
などの機能面での整合を行うとともに、表示部66での
表示をそれに対応して消去するなどの変更を行う。ま
た、拡張機能インタフェイス71は、拡張機能インタフ
ェイス87との間で、制御部64,82相互間の制御信
号の通信を行なう。
【0044】たとえば、制御部82を構成するマイクロ
コンピュータの各入力ポートを主要部81における操作
スイッチに対応付けておき、入力操作が行われると、操
作されたスイッチに対応した出力ビット列が前記マイク
ロコンピュータから拡張機能インタフェイス87を介し
て出力され、拡張機能インタタフェイス71から制御部
64のマイクロコンピュータに入力されて認識される。
こうして、デジタルデータ端末機52を移動機51に一
体品として使用することが可能となる。
【0045】制御部64は、前記識別情報、動作状態、
電源スイッチの状態および拡張機能に対応した制御を行
うために、制御プログラムや短縮番号などを記憶する記
憶手段を備えて構成されており、主要部63を制御す
る。
【0046】外部コネクタ62,89および外部インタ
フェイス73,88は、移動機51とデジタルデータ端
末機52との接続を電気的および機械的に整合するため
に設けられている。また接続変更部72は、接続された
端末機が汎用の端末機であるのか、または専用のデジタ
ルデータ端末機52であるのかに対応して、外部コネク
タ62側と主要部63および切換器74などの内部回路
側とで用途の異なる端子の接続状態を変換する。この接
続変更部72は、たとえばマトリクススイッチを備えて
構成され、図4(a)で示すように、前記識別情報入出
力部68からの識別信号に対応して、選択的に切換制御
される。
【0047】識別情報入出力部68による検出精度に対
応して、たとえば複数種類の端末機の識別が可能である
ときには、マトリクススイッチへの前記識別信号は、そ
の種類数に対応した階調のビット列で入力され、また専
用のデジタルデータ端末機52が接続されているか否か
の2値に対応するときには、前記識別信号は、ハイレベ
ルまたはローレベルの2値レベルとなる。この場合、た
とえば図4(b)で示すような接続状態と図4(c)で
示すような接続状態とに切換えが行われる。
【0048】上述のように構成された移動機51および
デジタルデータ端末機52において、ともに電源が投入
されていない状態で、外部コネクタ62,89が嵌合さ
れると、移動機51の識別情報入出力部68において、
たとえば前記図3(a)で示すように、端末機が接続さ
れ、かつその端末機が専用のデジタルデータ端末機52
であることの条件設定が行なわれる。
【0049】この状態で、デジタルデータ端末機52側
で電源が投入されると、制御部82から動作状態入出力
部85を介して移動機51の動作状態入出力部69から
制御部64へ電源投入を示す信号が連続送出され、これ
によって移動機51の電源が投入されるとともに、その
電源投入を行ったことを表す信号がデジタルデータ端末
機52側へ返送される。
【0050】またこのとき、識別情報入出力部68は、
たとえば前記図2または図3で示すような構造によっ
て、接続された端末機が専用のデジタルデータ端末機5
2であることを識別し、そのことを表す識別信号を制御
部64へ出力するとともに、デジタルデータ端末機52
側の識別情報入出力部84を介して、制御部82へ入力
する。こうして、相互に専用の機器であることが認識さ
れ、デジタルデータ端末機52側の電源スイッチの操作
に移動機51側の電源制御動作が従属される。またこれ
によって、操作機能停止部67が動作し、操作部65お
よび表示部66が不能動化される。
【0051】このようにして、デジタルデータ端末機5
2側のみでの操作が有効となって、移動機51とデジタ
ルデータ端末機52との間の制御信号は拡張機能インタ
フェイス71,87を介して送受信され、移動機51と
デジタルデータ端末機52とが一体品として動作し、前
述のように操作機能の向上を図ることができ、また電話
帳機能を拡充することができ、さらにまた手書きによる
図形や文字の認識を行うことができるようになり、移動
機51の機能を拡張することができる。また、外部コネ
クタ62,89の嵌合が不完全であるなどの不適切な接
続や操作に対して、制御部64は表示部66を介して警
告を発する。したがって、操作者は速やかに正常な動作
を行わせることが可能となり、前記接続不良のままで通
信を行ってしまうなどの不所望な通信動作を抑止するこ
とができる。
【0052】また、専用のデジタルデータ端末機52が
接続されたときには、操作部65からの入力操作を無効
とすることによって、操作部65からの誤操作による通
信エラーなどの発生を未然に防止することができる。さ
らにまた、このような動作はデジタルデータ端末機52
が動作状態にあるときにのみ行なわれる。したがって、
デジタルデータ端末機52が非動作状態にあるにもかか
わらず、操作部65からの入力操作が無効とされてしま
うことがなくなり、操作性を向上することができる。ま
た、接続されたデジタルデータ端末機52との関係を、
対等、いずれか一方がいずれか他方に従属または相互に
独立のうち、任意に設定可能としている。したがって、
移動機51をデジタルデータ端末機52に連動させるこ
とができるとともに、デジタルデータ端末機52を接続
したままの状態で個別の動作が可能となり、さらに操作
性を向上することができる。
【0053】なお、移動機51へのデジタルデータ端末
機52の接続は、外部コネクタ62,89を嵌合させる
とともに、連結部材でその嵌合部分の補強を行うように
してもよく、また外部コネクタ62,89に充分な強度
を備えるガイドピンが設けられているときには、これら
の外部コネクタ62,89を嵌合させるだけで、移動機
51およびデジタルデータ端末機52を強固に一体化す
ることができる。ただし、前述のようにコネクタ62,
89を嵌合させる以前に設定を変更することによって、
いずれか一方をいずれか他方に従属、またはデジタルデ
ータ端末機52を移動機51に従属させることも可能と
なる。
【0054】
【発明の効果】請求項1の発明に係る移動体電話装置の
端末装置は、以上のように、外部接続端子に接続された
外部機器が汎用の機器であるのか、または該端末装置に
専用の機器であるのかを識別し、その識別結果に対応し
て内部回路との接続関係を変更する。
【0055】それゆえ、前記専用の機器のために個別の
外部接続端子を設ける必要がなくなり、または外部接続
端子を変更することなく、その専用の機器との連動動作
が可能となり、機能を拡張することができる。また、外
部機器側からすべての操作を可能とするなどの外部機器
と該端末装置とを一体品とした機能および操作を実現す
ることができる。さらにまた、端末装置に不適切な外部
機器の接続や操作に対して、速やかに正常動作を可能と
し、不所望な通信動作を抑止することができる。
【0056】また請求項2の発明に係る移動体電話装置
の端末装置は、以上のように、予め定める外部機器が接
続されたときには操作部からの入力操作の少なくとも一
部を無効とする。
【0057】それゆえ、接続された外部機器に必要とな
る入力操作以外の操作を無効とするなどして、誤動作に
よる通信エラーなどの発生を未然に防止することができ
る。
【0058】さらにまた請求項3の発明に係る移動体電
話装置の端末装置は、以上のように、前記予め定める外
部機器が動作状態にあるときにのみ入力操作の一部を無
効とする。
【0059】それゆえ、外部機器が非動作状態にあるに
もかかわらず、外部機器に対応した機能が不所望に不能
動化されてしまうことがなくなり、操作性を向上するこ
とができる。
【0060】また請求項4の発明に係る移動体電話装置
の端末装置は、以上のように、接続された予め定める外
部機器との関係を、対等、いずれか一方がいずれか他方
に従属または相互に独立のうち、任意に設定可能とす
る。
【0061】それゆえ、該端末装置を外部機器に連動さ
せることができるとともに、外部機器を接続したままの
状態で個別の動作が可能となり、さらに操作性を向上す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の移動機およびそれに関
連するデジタルデータ端末機の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】前記移動機における専用の端末装置である前記
デジタルデータ端末機を機械的に識別するための構成例
を示す図である。
【図3】前記移動機における専用の端末装置である前記
デジタルデータ端末機を電気的に識別するための構成例
を示す図である。
【図4】前記移動機における接続変更部の構成および変
更状態を説明するための図である。
【図5】従来技術によるデータ通信を実現するための一
構成例を具体的に示すブロック図である。
【符号の説明】
51 移動機(端末装置) 52 デジタルデータ端末機(予め定める外部機器) 53 ヘッドセット 62 外部コネクタ(外部接続端子) 63 主要部 64 制御部 65 操作部 66 表示部 67 操作機能停止部 68 識別情報入出力部(識別手段) 69 動作状態入出力部 70 電源スイッチ制御入出力部 71 拡張機能インタフェイス 72 接続変更部 73 外部インタフェイス 81 主要部 82 制御部 83 ベースバンド変復調部 84 識別情報入出力部 85 動作状態入出力部 86 電源スイッチ制御入出力部 87 拡張機能インタフェイス 88 外部インタフェイス 89 外部コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 7/26 7/30

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】関連した動作を行う予め定める外部機器の
    ための外部接続端子を備える移動体電話装置の端末装置
    において、 前記外部接続端子に関連して設けられ、前記予め定める
    外部機器を識別する識別手段と、 前記識別手段の識別結果に応答し、前記予め定める外部
    機器であるときには、前記外部接続端子と内部回路との
    接続関係を変更することができる接続変更手段とを含む
    ことを特徴とする移動体電話装置の端末装置。
  2. 【請求項2】前記識別手段に関連して、前記予め定める
    外部機器が接続されたときには、操作部からの入力操作
    の少なくとも一部を無効とする操作機能停止手段を設け
    ることを特徴とする請求項1記載の移動体電話装置の端
    末装置。
  3. 【請求項3】前記識別手段は、前記予め定める外部機器
    が動作状態にあるときにのみ、前記操作機能停止手段を
    能動化することを特徴とする請求項2記載の移動体電話
    装置の端末装置。
  4. 【請求項4】接続された前記予め定める外部機器との関
    係を、対等、いずれか一方がいずれか他方に従属または
    相互に独立のうち、任意に設定可能であることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の移動体電話装置の
    端末装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2344429A (en) * 1998-12-01 2000-06-07 Nokia Mobile Phones Ltd Electrical device and connector
US6128371A (en) * 1998-03-20 2000-10-03 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Multiple-service offering communication terminal and multiple-service offering apparatus

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