JPH0961021A - Hfc系非共沸冷媒混合物を用いた冷凍装置 - Google Patents

Hfc系非共沸冷媒混合物を用いた冷凍装置

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JPH0961021A
JPH0961021A JP23788995A JP23788995A JPH0961021A JP H0961021 A JPH0961021 A JP H0961021A JP 23788995 A JP23788995 A JP 23788995A JP 23788995 A JP23788995 A JP 23788995A JP H0961021 A JPH0961021 A JP H0961021A
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refrigerant
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defrosting
pipe
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Takeo Asai
建夫 浅井
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オゾン層を破壊する危険がない低沸点冷媒と
それより沸点の高い高沸点冷媒を含むHFC系非共沸冷
媒混合物を冷媒として用い、短時間で除霜およびポンプ
ダウンができる除霜回路を有する冷凍装置を提供するこ
と。 【解決手段】 除霜運転時に蒸発器に圧縮機からの高温
の低沸点冷媒を流入するようにしたので、この蒸発器の
温度上昇を速めることができる。またこの除霜運転時に
蒸発器で液化した低沸点冷媒は導入管を経て受液器へ回
収し、この受液器へ導かれた低沸点冷媒の一部はガス導
出管を経て圧縮機へ導かれて蒸発器に流入するようにし
たので蒸発器内の冷媒を排除するポンプダウン運転の時
間を短くできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はHFC系非共沸冷媒
混合物を用いた冷凍装置に関するものであり、更に詳し
くは、除霜運転およびポンプダウン運転の時間短縮が可
能な除霜回路を有するHFC系非共沸冷媒混合物を用い
た冷凍・冷蔵システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ショーケースやプレハブ冷蔵庫に組み込
まれる冷凍装置として特願昭63−64313号があ
る。この内容は、蒸発器の入口管並びに出口管に夫々制
御弁を設けていた。そして除霜運転開始時は、蒸発器の
出口管の制御弁を一時的に閉めて、この除霜運転開始時
に蒸発器へ流れ込んだ冷媒をこの蒸発器へ一時的に貯溜
させるようにしていた。又、蒸発器へ流れ込んだ冷媒の
ポンプダウン運転時は蒸発器の入口管の制御弁を閉め
て、蒸発器内の冷媒を排除するようにしていた。
【0003】この冷凍装置において、除霜運転開始時に
蒸発器の出口管の制御弁を一時的に閉めることにより、
蒸発器へ流れ込んだ冷媒を蒸発器へ一時的に溜められる
ものの、この蒸発器内の圧力が凝縮器内の圧力と比べて
低い。従って蒸発器の温度上昇が低く抑えられて除霜時
間が長くなるおそれがある。又、ポンプダウン運転時に
蒸発器の入口管の制御弁を閉めることにより、蒸発器内
の冷媒を排除するようにしているものの、この排除され
た冷媒はすべて圧縮機を介して凝縮器や受液器等に回収
されるため、このポンプダウン運転の時間は長くかかる
おそれがある。
【0004】また、除霜運転時に冷凍サイクルの高温の
凝縮液冷媒とガス冷媒を蒸発器へ流すようにした冷凍装
置や、除霜運転時に圧縮機からの高温の冷媒を蒸発器へ
流し、蒸発器からの液冷媒は受液器へ導くようにした冷
凍装置が提案されている(特公昭58−26511号公
報など)。これらの冷凍装置により、除霜運転およびポ
ンプダウン運転の時間は相当短縮されたが、更により一
層の除霜運転およびポンプダウン運転の時間短縮が求め
られている。
【0005】従来、冷凍機の冷媒として用いられている
ものはジクロロジフルオロメタン(R−12)や共沸混
合冷媒のR−12と1,1−ジフルオロエタン(R−1
52a)とからなるR−500が多い。R−12の沸点
は大気圧で−29.65℃、R500の沸点は−33.
45℃で、これらの冷媒を使用した冷凍サイクルは、信
頼性、耐久性などの高い品質レベルに至っている。
【0006】しかしながら、上記の各冷媒は、その高い
オゾン破壊の潜在性により大気中に放出されて地球上空
のオゾン層に到達すると、このオゾン層を破壊する。こ
のオゾン層の破壊は冷媒中の塩素基(Cl)により引き
起こされる。そこで、この塩素基の含有量の少ない冷
媒、例えばクロロジフルオロメタン(HCFC−22、
R−22)、塩素基を含まない冷媒、例えばジフルオロ
メタン(HFC−32、R−32)、ペンタフルオロエ
タン(HFC−125、R−125)や1,1,1,2
−テトラフルオロエタン(HFC−134a、R−13
4a)、あるいはこれらのHFC系冷媒混合物が前記冷
媒の代替冷媒として考えられている。
【0007】このR−22の沸点は、大気圧で−40.
82℃で、R−32の沸点は、−51.7℃で、R−1
25の沸点は、−48.5℃、R−134aの沸点は、
−26.5℃である。
【0008】HFC系冷媒混合物とは、HFC系冷媒の
2種あるいは3種以上の混合物であり、通常、混合物の
沸点と露点が相違している組み合わせが多い。本発明に
おいてはこれらのHFC系冷媒混合物をHFC系非共沸
冷媒混合物と称す。
【0009】HFC系非共沸冷媒混合物は、具体的には
例えば、R125/R143a/134a(重量比44
/52/4)(R404A、沸点−46.78℃、露点
−46.08℃、商品名:HP62、デュポン社製)、
R32/R125/134a(重量比20/40/4
0)(R407A、沸点−45.4℃、露点−38.8
℃、商品名:KLEA60G2、ICI社製、以下KL
EA60と称す)などを挙げることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、オゾ
ン層を破壊する危険がないHFC系非共沸冷媒混合物を
冷媒として用い、短時間で除霜およびポンプダウンがで
きる除霜回路を有する冷凍装置を提供することである。
【0011】本発明の他の目的は、冷媒として上記HF
C系非共沸冷媒混合物を用いた冷凍装置に装着して使用
できる除霜装置であって、短時間除霜および短時間ポン
プダウンが可能となる除霜機能を付与できる除霜装置を
提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1の発明は、少なくとも低沸点冷媒と
それより沸点の高い高沸点冷媒を含むHFC系非共沸冷
媒混合物を用いた冷凍装置において、除霜運転時に冷凍
サイクルの高温の冷媒を蒸発器へ流す除霜用冷媒管を、
この冷凍サイクルの前記高沸点冷媒を主体とする冷媒
(以下、高沸点冷媒と称す)の凝縮液が流れる液管と、
この冷凍サイクルの前記低沸点冷媒を主体とする冷媒
(以下、低沸点冷媒と称す)のガスが流れるガス管とか
ら構成するようにしたものである。
【0013】又、本発明の請求項2の発明は、除霜運転
時圧縮機からの高温の低沸点冷媒を受液器を側路して蒸
発器へ流すバイパス管と、この除霜運転時にこの蒸発器
で液化した低沸点冷媒をこの受液器へ導く導入管と、こ
の受液器へ導かれた低沸点冷媒の一部を圧縮機へ導く導
出管とを設けるようにしたものである。
【0014】本発明の請求項3の発明は、少なくとも請
求項1あるいは請求項2に記載の除霜回路より構成され
る除霜装置であって、冷媒として少なくとも低沸点冷媒
とそれより沸点の高い高沸点冷媒を含むHFC系非共沸
冷媒混合物を用いる冷凍装置に装着して除霜機能を付与
できるようにしたことを特徴とする除霜装置を提供する
ものである。
【0015】本発明の請求項4の発明は、請求項3に記
載の除霜装置を装着したことを特徴とする冷凍装置を提
供するものである。
【0016】
【作用】本発明は請求項1のように構成することによ
り、除霜運転時に蒸発器に冷凍サイクルの高沸点冷媒の
凝縮液と低沸点冷媒を主体とするガス冷媒とが流入され
この蒸発器の温度上昇を速めることができる。
【0017】本発明は請求項2のように構成することに
より、除霜運転時に蒸発器に圧縮機からの高温の低沸点
冷媒が流入され、この蒸発器の温度上昇を速めることが
できる。この除霜運転時に蒸発器で液化した低沸点冷媒
は前記導入管を経て受液器へ回収され、この受液器へ導
かれた低沸点冷媒ガスの一部は前記導出管を経て圧縮機
へ導かれ蒸発器に流入されるので、この蒸発器の温度上
昇を速めることができるとともにこの蒸発器のポンプダ
ウン運転の時間を短縮できる。
【0018】本発明の請求項3の除霜装置を前記HFC
系非共沸冷媒混合物を用いる冷凍装置に装着すれば、そ
の冷凍装置に上記のような除霜機能を容易に付与でき
る。
【0019】本発明の請求項4の冷凍装置は、請求項3
に記載の除霜装置を装着した冷凍装置である。
【0020】前記HFC系非共沸冷媒混合物を用い、特
に除霜時には蒸発器に低沸点冷媒を流入させることによ
り、従来にない短い時間で除霜を終了することができる
理由は次のように考えられるが、この考えに限定される
ものではない。
【0021】表1にR−134a(沸点−26.5
℃)、R−32(沸点−51.7℃)およびそれらの混
合物(R−32/R134a=25/75のブレンド
物)の−15℃における比体積(m3 /kg)、−15
℃におけるガスエンタルピ(kcal/kg)、25℃
における液エンタルピ(kcal/kg)、−15℃と
25℃のエンタルピ差を示す。
【0022】
【表1】
【0023】表1から、低沸点冷媒のR−32は高沸点
冷媒のR−134aに対して比体積が小さく、従って密
度が高いことが判る。また、R−32はR−134aに
対してエンタルピ差も大きいことが判る。
【0024】従って、冷媒としてHFC系非共沸冷媒混
合物である上記ブレンド物を用いた冷凍装置の除霜時
に、圧縮機からR−32を蒸発器に流入させれば高密度
であるため同一容積の圧縮機からよりおおくの冷媒を蒸
発器に流入できると共に、R−32は前記エンタピ差も
大きいので、これらの相乗効果により蒸発器の加熱をよ
り短時間で効果的に行うことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1において、1は、低沸点冷媒
とそれより沸点の高い高沸点冷媒を含むHFC系非共沸
冷媒混合物を用いた冷凍装置の圧縮機、2は三方弁で、
その一方の出口側は凝縮器3に、他方の出口端はこの凝
縮器3と受液器4とを側路するバイパス管5につながれ
ている。そして冷却運転時並びに第1除霜運転時には実
線矢印a方向に、第2除霜運転時並びにポンプダウン運
転時には実線矢印b方向に夫々冷媒が流れるように切換
えられる。
【0026】6は液管で受液器4の下部につながれてお
り、逆止弁7、第1開閉弁8、並列回路9を介して蒸発
器10につながれている。この第1開閉弁8はポンプダ
ウン運転時のみ閉じられる。又、並列回路9は減圧器1
1と第2開閉弁12とが並列につながれており、この第
2開閉弁12は冷却運転時並びにポンプダウン運転時に
閉じて第1並びに第2除霜運転時に開放される。
【0027】13は第1低圧管で、第3開閉弁14を介
して一端がアキュムレータ31に、他端が蒸発器10の
出口管16につながれている。この第3開閉弁14は冷
却運転時のみ開放される。
【0028】17はこの第3開閉弁14を側路する第2
低圧管で、第4開閉弁15と圧力調整弁18とが設けら
れており、第4開閉弁15はポンプダウン運転時のみ開
放される。19はガス管(導入管)で一端が凝縮器3の
入口管20に、他端が蒸発器10の出口管16につなが
れており、第5開閉弁21と、逆止弁22とが並列に配
置されている。この第5開閉弁21は冷却運転時並びに
ポンプダウン運転時に閉じ、第1並びに第2除霜運転時
に開放するようになっている。
【0029】23は導出管で、一端が受液器4の上部
に、他端が第1低圧管13に夫々つながれており、この
導出管23には第6開閉弁24と圧力調整弁25が直列
に配置されている。そしてこの第6開閉弁24は冷却運
転時並びにポンプダウン運転時に閉じ、第1並びに第2
除霜運転時に開放するようになっている。表2に上述し
た三方弁2並びに各開閉弁の動作状態をまとめて示す。
但し、○は開、×は閉を示す。
【0030】
【表2】
【0031】そして、冷却運転時は圧縮機1から吐出さ
れた冷媒が図1中の実線矢印のように流れる。この冷却
運転によって蒸発器10に霜が生成された時にはまず第
1除霜運転を行う。
【0032】第1除霜運転時は、冷媒を一点鎖線矢印の
ように流す。すなわち、圧縮機1から吐出されたガス冷
媒は凝縮器3、受液器4へ流れ、この受液器4内の高沸
点液冷媒26を液管6、第1並びに第2開閉弁8,12
を介して蒸発器10へ送り込む。
【0033】又、この圧縮機1から吐出された低沸点冷
媒を主体とするガス冷媒の一部はガス管19、第5開閉
弁21を介して蒸発器10に送り込まれる。一方、受液
器4内の低沸点冷媒を主体とするガス冷媒27は導出管
23によって第6開閉弁24、圧力調整弁25を介して
圧縮機1へ戻される。
【0034】ここで圧力調整弁25を設けたのは、受液
器4内のガス冷媒の圧力が直接圧縮機1へ加わるのを防
止するためで、この圧力調整弁25によって受液器4内
の冷媒圧力が設定値以上の時は設定値以下に落として圧
縮機1へ冷媒を流すようにしている。そして、受液器4
内の冷媒圧力が設定値以下になった時にはそのままこの
冷媒が圧縮機1へ戻るようになっている。
【0035】このように、第1除霜運転時は蒸発器10
へ高沸点液冷媒と低沸点冷媒を主体とするガス冷媒とを
同時に送り込んで冷媒を封入させ、この蒸発器10内の
圧力並びに温度を同時に高めるようにし、蒸発器10に
付着した霜を早く溶かし始める。
【0036】この第1除霜運転は、蒸発器10へ冷媒を
一時的に封入させるためのものである。従って、この運
転時間は約30秒〜1分間であり、その後は第2除霜運
転に切り換える。この第2除霜運転時は、冷媒を2点鎖
線矢印のように流す。すなわち、圧縮機1から吐出され
た低沸点冷媒は三方弁2、バイパス管5、第1並びに第
2開閉弁8,12を介して蒸発器10に導かれる。そし
てこの蒸発器10で溶かし始められている霜を確実に溶
かす。霜を溶かしたことによって蒸発器10内の低沸点
冷媒の多くは液化する。このような冷媒はガス管19、
凝縮器3を介して受液器4に流れ込む。
【0037】そしてこの受液器4内から流れ出た低沸点
冷媒のガスの冷媒圧力を圧力調整弁25で調整して、導
出管23を介して圧縮機1に戻される。このように第2
除霜運転時においては、蒸発器10で液化した冷媒を受
液器4内に溜めるようにしている。そして、蒸発器10
の出口側地点Cの温度が一定値以上になったら、この第
2除霜運転を終了する。
【0038】その後はポンプダウン運転を行って、この
蒸発器10内の低沸点冷媒を排除する。ポンプダウン運
転時は、冷媒を破線矢印のように流す。この運転時は第
4開閉弁15以外はすべて閉じて(第4開閉弁15のみ
開放)、蒸発器10内の冷媒を第2低圧管17を介して
アキュムレータ31、凝縮器3、受液器4へ回収する。
この時、第2除霜運転によって蒸発器10で液化した冷
媒は受液器4内にあらかじめ溜められているため蒸発器
10に残っている冷媒量は少なく、このためポンプダウ
ン運転の時間を短くすることができる。このポンプダウ
ン運転の時間を短くして冷却運転の再開を早めることが
できる。
【0039】上述の実施の形態においてはガス管19の
一端28を凝縮器3の入口管20につないだ破線で示す
ように出口管29につないでも良い。
【0040】図2は本発明の他の実施の形態を示すもの
で、図1に示したものと同一機器には同一符号を記して
その説明は省略した。尚、冷却運転時並びにポンプダウ
ン運転時の冷媒の流れは省略した。そして図1に示した
実施の形態との相異点は、ガス管19の一端を三方弁2
と圧縮機1との間の配管に接続したことであり、又、第
5開閉弁21と並列に配置された逆止弁22の出口側管
30をガス管19につながずに直接受液器4へつなぎ、
且つ第5開閉弁21を第2除霜運転時に閉じるようにし
たもである。
【0041】これによって蒸発器10からの液冷媒が直
接受液器4に導かれる(図1では凝縮器3を介して受液
器4に導かれていた)ことになり、この蒸発器10から
流出された液冷媒のガス化を防ぐことができる。更に凝
縮器3に導入管23を通して第1並びに第2除霜運転時
に圧縮機1に戻る冷媒を加熱するようにしても良い。こ
れによって圧縮機1から吐出される冷媒の温度を高めて
除霜時間を短くすることができる。
【0042】
【発明の効果】本発明の請求項1の冷凍装置は、除霜運
転時に蒸発器に冷凍サイクルの高沸点冷媒の凝縮液と低
沸点冷媒のガス冷媒とを同時に流入するようにしたの
で、この蒸発器の圧力および温度上昇を早く行って除霜
時間を短くすることができる。
【0043】本発明の請求項2の冷凍装置は、除霜運転
時に蒸発器に圧縮機からの高温の低沸点冷媒を流入する
ようにしたので、この蒸発器の温度上昇を速めることが
できる。またこの除霜運転時に蒸発器で液化した低沸点
冷媒は導入管を経て受液器へ回収し、この受液器へ導か
れた低沸点冷媒の一部はガス導出管を経て圧縮機へ導か
れて蒸発器に流入するようにしたので、この蒸発器の温
度上昇を速めることができるとともに蒸発器内の冷媒を
排除するポンプダウン運転の時間を短くすることができ
る。
【0044】本発明の請求項3の除霜装置をHFC系非
共沸冷媒混合物を用いる冷凍装置に装着すれば、その冷
凍装置に簡単に上記のような除霜機能を付与できる。
【0045】本発明の請求項4の冷凍装置は、請求項3
の除霜装置を装着した冷凍装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示す冷媒回路図。
【図2】 本発明の他の実施の形態を示す冷媒回路図。
【符号の説明】
1 圧縮機 3 凝縮器 4 受液器 5 バイパス管 6 液管 10 蒸発器 11 減圧器 19 ガス管(導入管) 23 導出管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも低沸点冷媒とそれより沸点の
    高い高沸点冷媒を含むHFC系非共沸冷媒混合物を用
    い、圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器を順次冷媒管でつ
    ないで冷凍サイクルを形成し、前記蒸発器の除霜運転時
    にこの冷凍サイクルの高温の冷媒を前記蒸発器へ流す除
    霜用冷媒管を設けた冷凍装置において、この除霜用冷媒
    管を前記冷凍サイクルの前記高沸点冷媒を主体とする冷
    媒の凝縮液が流れる液管と、この冷凍サイクルの前記低
    沸点冷媒を主体とする冷媒のガスが流れるガス管とから
    構成したことを特徴とするHFC系非共沸冷媒混合物を
    用いた冷凍装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも低沸点冷媒とそれより沸点の
    高い高沸点冷媒を含むHFC系非共沸冷媒混合物を用
    い、圧縮機、凝縮器、受液器、減圧器、蒸発器を順次冷
    媒管でつないで冷凍サイクルを形成し、前記蒸発器の除
    霜運転時にこの冷凍サイクルの高温の冷媒を前記蒸発器
    へ導く冷凍装置において、前記除霜運転時に前記受液器
    を側路して高温の前記低沸点冷媒を主体とする冷媒を前
    記蒸発器へ流すバイパス管と、この除霜運転時にこの蒸
    発器からの前記低沸点冷媒を主体とする冷媒を前記受液
    器へ導く導入管と、この受液器へ導かれた前記低沸点冷
    媒を主体とする冷媒の一部を前記圧縮機へ導く導出管と
    を備えたことを特徴とする冷凍装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも請求項1あるいは請求項2に
    記載の除霜回路より構成される除霜装置であって、冷媒
    として少なくとも低沸点冷媒とそれより沸点の高い高沸
    点冷媒を含むHFC系非共沸冷媒混合物を用いる冷凍装
    置に装着して除霜機能を付与できるようにしたことを特
    徴とする除霜装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の除霜装置を装着したこ
    とを特徴とする冷凍装置。
JP23788995A 1995-08-24 1995-08-24 Hfc系非共沸冷媒混合物を用いた冷凍装置 Pending JPH0961021A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998049506A1 (fr) * 1997-04-25 1998-11-05 Sanyo Electric Co., Ltd. Meuble de rangement a basse temperature
JP2010002074A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 Mitsubishi Electric Corp 混合冷媒とそれを用いた冷凍サイクル装置

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WO1998049506A1 (fr) * 1997-04-25 1998-11-05 Sanyo Electric Co., Ltd. Meuble de rangement a basse temperature
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