JPH0958601A - 大型袋への充填装置 - Google Patents

大型袋への充填装置

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JPH0958601A
JPH0958601A JP24253295A JP24253295A JPH0958601A JP H0958601 A JPH0958601 A JP H0958601A JP 24253295 A JP24253295 A JP 24253295A JP 24253295 A JP24253295 A JP 24253295A JP H0958601 A JPH0958601 A JP H0958601A
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bag
bag body
suction
bag mouth
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Sanji Suzuki
三次 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 20〜30Kgの大重量の内容物の袋体への
充填を自動化する。 【解決手段】 供給部2で袋体をピックアップし、下端
部を箱体8に差し入れた状態で吊り下げ、充填部4で内
容物を投入する。袋体を箱体と共にチャンバー部5に導
入し、空気抜き及びシールする。袋体の供給、箱体の供
給、内容物の充填、空気抜き、シールの全てを搬送しな
がら行って、自動化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は20〜40Kg等の
大重量の内容物を大型袋に充填する充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】緑茶、紅茶、ウーロン茶等の茶葉、コー
ヒー粉或いは削り節等の粉状調味料などの加工食料品を
出荷する場合には、20Kg、30Kg等の大重量を袋
体内に充填し、この袋体を段ボール箱等の箱体に梱包し
ている。このような大重量の内容物の梱包は、袋体への
内容物の充填→袋体内のガス置換或いは空気抜き→袋体
の袋口のシール→箱体への袋体の収容の順で行われてい
る。これらの作業は従来、全て作業者による人力で行わ
れており、大型袋への内容物の充填、箱体への大型袋へ
の梱包を自動化する装置は、未だ開発されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した大重量の内容
物の充填作業は、作業者に多大の労力を要求すると共
に、この充填後におけるシール、箱体への梱包について
も大重量を運搬する労力を要求する。従って、これらを
全て、自動化できる装置を開発することは労力の軽減、
省力化の観点から好ましいものである。また大重量の内
容物の充填においては、袋体の不用意による転倒等によ
って内容物の周囲への飛散が起こり易く、これにより周
囲の清掃が必要となる作業上の煩雑さを有している。
【0004】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、大型袋への内容物の充填、袋体内のガス
置換、袋口のシール、袋体の箱体への収容の全てを自動
的に行うことが可能で、しかも内容物の周囲への飛散を
防止することが可能な大型袋への充填装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の大型袋への充填
装置は、折り畳み状態で積み重ねられた大型の袋体を1
枚づつ吸着して取り出すピックアップ装置とこのピック
アップ装置により取り出された袋体の袋口部分を挟持し
た状態で回動して袋体下部を箱体内に差し入れるハンド
装置と、このハンド装置が挟持している袋体の袋口部分
に対して外側から吸引によって吸着する吸着部材と、こ
の吸着部材の吸引力を検出する吸引力検出部と、この吸
引力検出部の検出値を設定値と比較し、検出値が設定値
以下のとき吸引部材による袋口部分の吸着を解除する判
定制御部とを有する制御手段と、前記吸引力検出部の検
出部の検出値が設定値以上と判定制御部が判断したと
き、吸着部材による袋体の袋口部分の吸着と共に、袋体
の袋口部分を掴み、この掴持状態で離隔作動して袋口を
開口する開口装置と、この開口状態の袋体に内容物を所
定量投入する投入装置と、内容物が投入された袋体を箱
体と共に、密閉空間内に収容して密閉空間内の空気抜き
を行うチャンバー装置と、このチャンバー装置内に設け
られ、袋体の袋口を封鎖するシール装置と、を備えるも
のである。
【0006】この装置では、袋体の袋口の開口、袋体内
への内容物の充填、袋体内の空気抜き、袋口のシールの
全てが自動的に行われる。また、これらの処理の間、袋
体は箱体と共に搬送され、これにより、大型袋に対する
充填、シール、箱体への梱包の全てを自動化することが
でき、省力化が可能となる。
【0007】さらに、制御手段は吸着部材の吸引力を検
出して、所定の設定値と比較し、所定値以下の場合は、
袋口の吸着を解除する。吸着部材の吸引力が設定値以下
の状態で大重量の内容物を袋体内に投入すると、内容物
の重量に耐えることができず、袋体が吸着から脱落して
落下するためである。この場合には、制御手段は内容物
の投入の前に袋体の吸着を解除して、袋体を空のまま落
下させる。これにより内容物の充填時における吸着力不
足に起因した袋体の脱落がなく、落下に起因した内容物
の周囲への飛散を防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明の実施の形
態の全体構成を示す。この装置は図1に示すように、ロ
ーラが多数配設されることにより構成された搬送路1に
対し、その上流側に袋体の供給部2及び箱体8の供給部
3が直交するように配置されており、これに続いて充填
部4、チャンバー部5が搬送路1に沿って順に配置さ
れ、排出路6が下流側に位置している。袋体は茶葉、コ
ーヒー粉その他の内容物が20〜30kgの大重量で充
填されるものであり、このため大型となっている。又、
袋体はプラスチックシートにアルミニウム箔が積層され
ることにより、非通気性を有した包材が使用される。こ
の袋体は対向する一対の側面に内側への折り込み線が形
成されたガゼット袋が使用される。袋体はその袋口が開
放され、他の周囲がシールされた状態で供給部2にセッ
トされる。箱体8は内容物が充填され、袋口がシールさ
れた袋体を梱包するものであり、段ボール箱等が使用さ
れる。この箱体は上面が開放された組み立て状態で箱体
の供給部3に並べられる。
【0009】図3及び図4は袋体の供給部2及び箱体8
の供給部3を示す。袋体の供給部2は折り畳まれた複数
の袋体7が積み重ねられて載置される載置台20と、こ
の載置台20の上方に配置されたピックアップ装置21
とを備えている。載置台20はモータ22に連結されて
おり、モータ22の駆動により昇降する。この載置台2
0に対して、袋体7は袋口が前側(図4において右側)
に位置するように載置される。
【0010】ピックアップ装置21は袋体7の袋口部分
を減圧によって吸着する吸着ヘッド23と、この吸着ヘ
ッド23が取り付けられ、同ヘッド23を搬送路1方向
に進退させるスライド部材24と、このスライド部材2
4を昇降させる昇降用シリンダ25とを備えている。こ
の場合、スライド部材24はモータ及びモータの回転軸
にピニオンギヤを介して連結されたラックギヤ26を備
えており、モータが駆動することにより吸着ヘッド23
を緩速度でスライド移動させる。
【0011】かかる袋体の供給部2は載置台20の下降
位置で袋体7が同台20上に積み重ねられ、この載置台
20が上昇した後、吸着ヘッド23が下降して最上部の
袋体7の袋口部分を吸着する。そして、スライド部材2
4がスライド前進して袋体7を引き出し、その引き出し
先端で後述するハンド装置31のチャックハンド32に
引き渡す。図4において、27は引き出された袋体7の
先端を検出する光センサ等の先端検出センサである。こ
の先端検出センサ27の検出信号によりハンド装置31
への袋体の引き渡しが行われる。
【0012】箱体の供給部3は図1に示すように、上述
した袋体の供給部2と平行に設けられている。箱体8は
上面が開放され、底面及び側面が閉鎖された組み立て状
態でこの供給部3に並べられ、先端側から順次、搬送路
1に送り出される。この送り出しを行なうため、図2及
び図3に示すように、搬送路1方向に進退する押し出し
プレート30が設けられており、この押し出しプレート
30の進出により箱体8は1個づつ袋体の供給部2の前
方に送り込まれる。
【0013】図5は搬送路1の始端部分を示し、この部
分にはハンド装置31が設けられている。このハンド装
置31は袋体の供給部2における吸着ヘッド23から袋
体7を受け取るチャックハンド32と、このチャックハ
ンド32を開閉させるチャック用シリンダ33と、チャ
ックハンド32及びチャック用シリンダ33が取り付け
られた回動ロッド34とを備えている。回動ロッド34
は装置全体の骨格を構成するフレーム36に基部が枢支
された回動用シリンダ35に枢着構造で連結されてお
り、回動用シリンダ35の伸縮により図示のように90
度の範囲で回動する。
【0014】このハンド装置31においては、上述した
先端検出センサ27による袋体7の先端部分検出信号の
入力に基づいて、回動ロッド34が鉛直位置まで回動す
る。そして、チャック用シリンダ33が作動して、チャ
ックハンド32が閉じ、袋体7の袋口を挟持する。その
後、回動ロッド34が水平位置まで回動して袋体7を垂
れ下がり状態とする。この水平位置への回動に先立って
箱体8はチャックハンド32の真下に供給されており、
回動ロッド34の水平回動により袋体7はその下部が箱
体8の中に差し入れられた状態で吊り下がる。そして、
これ以降、袋体7は箱体8上に吊り下がった状態で、箱
体8と共に搬送路1上を搬送される。
【0015】図6及び図7は内容物の充填部4及びその
周辺部位の構成を示す。充填部4は内容物が投入される
ホッパー40と、このホッパー40下端部に上下動自在
に取り付けられ、内容物を袋体7に投下するシュータ4
1とを備えている。このホッパー40及びシュータ41
は20〜30kgの所定量の内容物を袋体7に投入する
投入装置を構成する。図6において、39はシュータ4
1を上下動させる上下動用シリンダであり、その作動に
よりシュータ41は袋体7の袋口から、その内部に進入
する。
【0016】この投入装置の下方には袋体の袋口を開口
する開口装置9及び袋体7をガゼット形態とするための
折り込み装置10が配置されている。開口装置9は搬送
路1に沿って延びるようにフレーム36に支持されたガ
イドプレート42に取り付けられた移動部材43と、こ
の移動部材43を水平方向に往復移動させる移動用シリ
ンダ44とを備えている。この移動部材43には相互に
接近及び離反する一対の開口板45が対向するように取
り付けられている。又、開口板45の横方向のそれぞれ
の両端部には減圧吸引により袋体7の袋口を吸着する吸
着部材46と、この吸着部材46によって吸着された袋
体7の袋口を掴むチャック爪47とが設けられている。
【0017】一の開口板45における吸着部材46は袋
体7の袋口の両端部に対応するように配置されていると
共に、チャック爪47はこの吸着部材46と対向するよ
うに配置され、これにより、1組の吸着部材46及びチ
ャック爪47が袋体7の袋口の各端部に対向している。
図7において、48は袋体の袋口を掴むため、チャック
爪47を開口板45に当接させる掴み用シリンダであ
る。
【0018】各開口板45の両端部に設けられた吸着部
材46は袋体の袋口を開口する開口装置9の構成部材で
あると共に、後述するように袋体の吸引状態を検出し
て、袋体の吸着を制御する制御手段の構成部材となって
いる。この吸着部材46には、図6に示すように、吸引
孔80が貫通している。吸引孔80は吸着部材46を支
持する開口板45を貫通しており、その貫通端にホース
81が連結されている。ホース81は図8に示すよう
に、開口板45の裏側に延びており、その延出端部に吸
引力検出部82及び吸引手段としてのポンプ83が連結
されている。これらの吸引孔80、ホース81、吸引力
検出部82及びポンプ83は制御手段の構成部材となっ
ている。
【0019】図9及び図10はこの制御手段の構成を示
す。図9に示すように、吸着部材46の吸引孔80は開
口板45(図示省略)を貫通しており、この貫通端部に
ホース81が連結されている。このホース81には吸引
力検出部82が連結され、この吸引力検出部82にポン
プ83が連結されている。これによりポンプ83が駆動
することで吸引孔80内が減圧状態となり、吸着部材4
6が袋体7の袋口を吸引により吸着する。吸引力検出部
82はこの吸着部材46の吸引力を検出する。この吸引
力検出部82には、判定制御部85が接続されており、
検出した吸引力の検出値が判定制御部85に出力され
る。この判定制御部85には図10に示すように、停止
制御部86が接続されており、判定制御部85の判定結
果が同制御部86に出力される。
【0020】図11は以上の制御手段の作動のフローチ
ャートを示し、同図及び図10を参照して制御手段の作
動を説明する。吸引力検出部82が吸着部材46の吸引
力を検出すると、その検出値が判定制御部85に出力さ
れる(ステップS1)。判定制御部85には所定の設定
値が設定されており、吸引力検出部82から入力された
検出値と設定値との比較が行われる(ステップS2)。
判定制御部85内の設定値は袋体7に投入される内容物
の重量で袋体7が吸着から脱落しないような最低の吸引
力が設定されるものである。判定制御部85は検出値が
この設定値よりも小さい場合、停止制御部86に停止信
号を出力する。
【0021】停止制御部86はこの停止信号の入力によ
り、ポンプ83(図9参照)の駆動を停止する。或いは
ホース81にバルブ(図示省略)を設けている場合は、
このバルブを閉鎖する。これにより吸着部材46の吸引
力がなくなり、吸着部材46に吸引されている吊り下げ
状態の袋体7が自重で落下する。停止制御部86はこの
制御と同時に、開口装置9、折り込み装置10、投入装
置の上下動用シリンダ39、チャンバー装置50の作動
を停止し、さらにはピックアップ装置21、ハンド装置
31の作動を停止する。これにより、充填装置全体の作
動が異常停止する(ステップS4)。この異常停止状態
では、落下した袋体7は下方の箱体と共に、手動或いは
自動で搬送路1上を移動して搬出路6(図1参照)から
搬出される。そして、この搬出の後、充填装置全体の起
動を行うことで、再稼動を開始する。
【0022】このような制御装置を有する構成では、袋
体7への内容物投入前に、袋体7の吸引力不足を検出し
て袋体7を落下させるため、袋体7への内容物投入時に
おける袋体7の脱落がなくなる。このため内容物の投入
の際に、袋体7の不用意の落下がなく、袋体7の落下に
起因した内容物の周囲への飛散がなくなって、作業環境
を悪化させることがない。なお、判定制御部85におい
て、検出値が判定値よりも大きい場合には、吸着部材4
6の吸引力が充分であり、この場合、判定制御部85は
開口装置9及び開口装置9以降の各装置に作動信号を出
力して、通常作動を続行する(ステップS3)。
【0023】上述した制御装置では、吸引力の検出値が
設定値より小さい場合、充填装置全体の作動を異常停止
しているが、本発明ではこれに限らず、投入装置の作動
だけを停止させても良い。この投入装置だけの停止によ
っても、内容物の周囲への飛散を防止できるため、作業
環境の悪化を防止することができる。
【0024】折り込み装置10は図6に示すように、投
入装置のシュータ41の両側に配置された一対の折り込
みロッド70と、この折り込みロッド70を上下動させ
る上下動部材71とを備えている。この上下動部材71
には折り込みロッド70の上端部が取り付けられて18
0度回転する回動ブラケット72が設けられている。折
り込みロッド70は上部が屈曲された状態で回動ブラケ
ット72に取り付けられており、回動ブラケット72の
回転で鎖線で示す相互の離隔状態から実線で示す接近状
態となり、これにより、袋体7の一対の両側面に外方か
ら当接し、この当接で一対の両側面に折り込みを形成す
る。
【0025】図6において、75はシュータ41の真下
に位置するように配置された振動装置であり、箱体8が
載置される上下動可能な振動板76と、この振動板76
を上下動させるシリンダ77とを備えている。又、振動
板76はその下部が振動体78に連結されている。この
振動体78はシュータ41からの袋体内への内容物の投
入時に作動して、振動板76を振動させる。これによ
り、箱体8及び袋体7が振動するため、袋体7内に充填
される内容物の架橋を防止できる。
【0026】次に、以上の開口装置9及び折り込み装置
10の作動を説明する。ハンド装置31のチャックハン
ド32が袋体7の袋口を挟持している状態で移動部材4
3が袋体7まで移動する。そして、開口板45が袋体7
の袋口に対して両側から接近し、吸着部材46が袋体7
の袋口を外側から吸着する。これと同時に、掴み用シリ
ンダ48が作動してチャック爪47が開口板45に当接
し、袋体7の袋口の四隅部を開口板45とによって掴持
する。そして、開口板45が相互に離隔移動して袋体7
の袋口を開口する。
【0027】その後、移動部材43は開口した袋体7を
掴持した状態で箱体8と共に、充填部4まで移動する。
箱体8が充填部4下方の振動板76に移動した時、振動
板76が上昇する。この振動板76の上昇と連動して折
り込みロッド70が図6の鎖線位置から実線位置まで下
降すると共に、回動ブラケット72が回動し、折り込み
ロッド70が相互に接近する。
【0028】図8はかかる状態を示しており、袋体7は
袋口の四隅部分がチャック爪47及び開口板40に掴持
されて開口されている。一方、折り込みロッド70が袋
体7の対向する側面に外側から当接してその側面に折り
込みを形成している。この状態の袋体7に対し、シュー
タ41が下降して袋口内に進入し、振動板76の振動と
共に、内容物を所定量投入する。このような開口装置9
及び折り込み装置10では、内容物の投入と共に側面が
折り込まれたガゼット袋を形成できるため、ガゼット袋
を迅速に、しかも確実に成形することができる。
【0029】図12、図13、図14はチャンバー部5
に配置されたチャンバー装置50を示す。このチャンバ
ー装置50は図1に示すように、搬送路1の両側に配置
され、交互に作動することにより袋体7内の空気抜きを
行なう。各チャンバー装置50は図12に示すように、
内部が空胴となっているボックス51と、このボックス
51に対して進退移動する蓋体52とを備えている。こ
の蓋体52は搬送路1に沿って移動するようになってお
り、これにより内容物が充填された袋体7を開口板45
から受け取ってボックス51との対向位置まで搬送す
る。
【0030】蓋体52はボックス51方向に延びるアン
グルアーム54と、このアングルアーム54にT字形の
ブラケットアーム55を介して取り付けられる一対のク
リップ53と、このクリップ53の上方に位置するよう
に設けられたシール装置56と、窒素ガス等の不活性ガ
スを噴射するガスノズル57とを備えている。クリップ
53は開口板45に挟持されている袋体7の袋口部分を
両側から挟んで挟持するものである。シール装置56は
蓋体52に設けられたガイド部材58(図13参照)に
沿って走行し、袋体7の袋口をシールする。
【0031】かかるチャンバー装置50は蓋体52が充
填部4まで移動して開口装置9の開口板45から袋体7
を受け取る。この受け取りはクリップ53が袋体7の袋
口を挟持することにより行なう。そして、蓋体52がボ
ックス51との対向位置まで移動することにより、袋体
7を搬送する。この袋体7の搬送にあっては、箱体8も
搬送路1上を一緒に移動する。その後、蓋体52がボッ
クス51に突き合うまで進出し、これにより図14に示
すように、箱体8及び袋体7をボックス51内に移送す
る。
【0032】蓋体52の突き合わせにより、チャンバー
装置50は密閉され、この状態で内部の空気抜きが行わ
れる。この空気抜きの後、ガスノズル57から不活性ガ
スを袋体7に吹き込み、その後、再度、空気抜きを行な
う。その後、ガスノズル57が袋体7から抜け出て、シ
ール装置56が走行し、袋口のシールを行なう。これに
より、袋体7は不活性ガス置換された後、内部が真空状
態となるため、内容物の酸化、放香を防止できる。そし
て、チャンバー装置50内に空気を導入し、蓋体52が
退出することにより、袋体7及び箱体8の取り出しが行
なわれる。この袋体7及び箱体8はその後、搬出路6に
運び出される。
【0033】図1において、61は箱体8の側面に当接
して、箱体8に吸着する吸着パット62を有した引寄せ
シリンダ、63は箱体8を搬出路6に送り出す押出しシ
リンダである。これらのシリンダ61、63によって袋
体7は箱体8と共に、搬出路6に送り出され、その後、
箱体8の上部のフラップ(図示省略)を折り曲げて袋体
7を収納することにより、梱包が終了する。
【0034】以上の構成の装置では、袋体の取り出し、
袋体の袋口の開口、内容物の充填、袋体内の空気抜き及
び袋口の封鎖が全て自動的に行なわれるため、作業者が
不要となり、省力化ができる。又、袋体の取り出し後に
おいては、袋体は箱体と共に、搬送されて上述した処理
が行なわれる。このため、箱体への収容作業も不要とな
る。
【0035】
【発明の効果】本発明は、大型の袋体の袋口の開口、袋
体内への内容物の充填、袋体内の空気抜き、袋口のシー
ルの全てが自動的に行われると共に、これらの処理の
間、袋体は箱体と共に搬送され、これにより、大型袋に
対する充填、シール、箱体への梱包の全てを自動化する
ことができ、省力化が可能となる。
【0036】また、制御手段は吸着部材の吸引力を検出
して、所定の設定値と比較し、所定値以下の場合は、袋
口の吸着を解除し、内容物の投入以前に袋体を落下させ
るため、内容物充填時における吸着力不足に起因した袋
体の脱落がなく、落下に起因した内容物の周囲への飛散
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における概略平面図であ
る。
【図2】実施の形態の全体正面図である。
【図3】ピックアップ装置の正面図である。
【図4】ピックアップ装置の側面図である。
【図5】ハンド装置の側面図である。
【図6】投入装置及び折り込み装置部分の側面図であ
る。
【図7】開口装置の側面図である。
【図8】開口装置及び折り込み装置の作用を示す斜視図
である。
【図9】制御手段を示す断面図である。
【図10】制御手段の構成を示すブロック図である。
【図11】制御手段の制御のフローチャートである。
【図12】チャンバー装置の側面図である。
【図13】チャンバー装置の蓋体の正面図である。
【図14】チャンバー装置の作動時の側面図である。
【符号の説明】
1 搬送路 2 袋体の供給部 3 箱体の供給部 4 充填部 5 チャンバー部 6 搬出路 7 袋体 8 箱体 9 開口装置 10 折り込み装置 11 ピックアップ装置 27 先端検出センサ 31 ハンド装置 46 吸着部材 50 チャンバー装置 56 シール装置 82 吸引力検出部 85 判定制御部 86 停止制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り畳み状態で積み重ねられた大型の袋
    体を1枚づつ吸着して取り出すピックアップ装置と、 このピックアップ装置により取り出された袋体の袋口部
    分を挟持した状態で回動して袋体下部を箱体内に差し入
    れるハンド装置と、 このハンド装置が挟持している袋体の袋口部分に対して
    外側から吸引によって吸着する吸着部材と、この吸着部
    材の吸引力を検出する吸引力検出部と、この吸引力検出
    部の検出値を設定値と比較し、検出値が設定値以下のと
    き吸引部材による袋口部分の吸着を解除する判定制御部
    とを有する制御手段と、 前記吸引力検出部の検出部の検出値が設定値以上と判定
    制御部が判断したとき、吸着部材による袋体の袋口部分
    の吸着と共に、袋体の袋口部分を掴み、この掴持状態で
    離隔作動して袋口を開口する開口装置と、 この開口状態の袋体に内容物を所定量投入する投入装置
    と、 内容物が投入された袋体を箱体と共に、密閉空間内に収
    容して密閉空間内の空気抜きを行うチャンバー装置と、 このチャンバー装置内に設けられ、袋体の袋口を封鎖す
    るシール装置と、を備えていることを特徴とする大型袋
    への充填装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は前記吸引力検出部の検出
    値が設定値以下と判定制御部が判断したとき、少なくと
    も前記投入装置の作動を停止する停止制御部を有してい
    ることを特徴とする請求項1記載の大型袋への充填装
    置。
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