JPH095189A - 静電容量型圧力センサ - Google Patents

静電容量型圧力センサ

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JPH095189A
JPH095189A JP17807495A JP17807495A JPH095189A JP H095189 A JPH095189 A JP H095189A JP 17807495 A JP17807495 A JP 17807495A JP 17807495 A JP17807495 A JP 17807495A JP H095189 A JPH095189 A JP H095189A
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JP
Japan
Prior art keywords
capacitance
sensor chip
lead terminals
groove
pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP17807495A
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English (en)
Inventor
Masahiro Sato
正博 佐藤
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リード端子間に発生する静電容量を減少させ
て、良好な直線性を示す出力特性を有する静電容量型圧
力センサを供する。 【構成】 センサチップ30に出力端子を接続するリー
ド端子62および61間に溝71を形成して、この部分
の高誘電率材であるモールド樹脂を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対向した電極間の静電
容量の変化により圧力を検出する静電容量型圧力センサ
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の静電容量型圧力センサとして、
一般に、図3に示す圧力センサが知られている。図3
で、(a)は外観斜視図であり、(b)は断面図であ
る。
【0003】シリコン基板10には、圧力に応じて変形
するダイアフラム部11が形成され、ガラス基板20上
には固定電極21が形成されている。図示のように、シ
リコン基板10とガラス基板20とは、その一部におい
て接合されており、それによって、ダイアフラム部11
の下部にはキャビティー部12が形成されることにな
る。
【0004】これらシリコン基板10及びガラス基板2
0によってセンサチップ30が構成され、センサチップ
30はガラス基板20によって下部封止筐体41上に接
着されている。又、センサチップ30を構成するガラス
基板20及びセンサチップ30が配置された下部封止筐
体41に、大気圧導入用、又は被測定圧力と比較する圧
力を導入するための通路42が形成されている。下部封
止筐体41には、モールド成型時に一緒に作製されて固
定されたリード端子51,52が配置されている。ガラ
ス基板20の上面には、前記固定電極21を引き出した
ボンディングパット23と、前記ダイアフラム部に形成
した可動電極13を引き出したボンディングパット22
が形成されている。
【0005】前記リード端子52と前記ボンディングパ
ット23とは、リード線61によって電気的に接続さ
れ、前記リード端子51と前記ボンディングパット22
とは、リード端子62によって接続されている。
【0006】下部封止筐体41と被測定圧力導入のため
の導入路44を設けた上部封止筐体43とは、超音波溶
着によってシールされる。
【0007】図3に示す従来型の静電容量型圧力センサ
では、ダイアフラム部11に圧力が加わると、圧力の大
きさに応じてダイアフラム部11が変形する。ダイアフ
ラム部11の変形によって、可動電極13と固定電極2
1との間のギャップが変化することになる。ここで、可
動電極13と固定電極21との間には、c=ξ(A/
d)の関係がある。ここで、c:静電容量、ξ:空気の
誘電率、A:電極面積、d:電極間ギャップである。
【0008】従って、ギャップの変化によって静電容量
が変化することになり、さらに、圧力とギャップとの間
には一定の相関関係があるから、静電容量を検出するこ
とによって圧力を知ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の静電容量型圧力
センサでは、図4の等価回路に示すように、被測定圧力
によって変化するセンサチップの静電容量Csは、1,
2pFと微小であり、センサチップを封止筐体に配置
し、前記センサチップの出力端子を外部回路と接続する
ために、封止筐体に形成されたリード端子に接続してい
るが、前記リード端子間には静電容量Cdが存在して、
前記センサチップに静電容量Csと並列に存在する寄生
容量となり、前記センサチップの静電容量の逆数特性を
用いる場合に、直線性を低下させる欠点を有していた。
【0010】本発明の技術的課題は、リード端子間の静
電容量に起因する寄生容量の発生を抑制し、出力特性の
直線性の良好な静電容量型圧力センサを提供することで
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】電極部が形成された第1
の基板と、圧力に応じて変形するダイアフラム部が形成
された第2の基板とを有し、前記ダイアフラム部と前記
電極部とがギャップを挟んで互いに対向する関係となる
ように、前記第1及び前記第2の基板とが接合されたセ
ンサチップを備え、前記ダイアフラム部に加わる圧力に
応じて前記ギャップ幅を変化させて、該ギャップ幅の変
化による前記ダイアフラム部と前記電極部との間の静電
容量の変化によって前記圧力を検出するようにした静電
容量型圧力センサにおいて、前記センサチップからの出
力を取り出すための封止筐体にモールドして固定された
一対のリード端子の間に溝を形成することによって、セ
ンサチップの静電容量と並列に存在する寄生容量の発生
を抑制する。
【0012】
【作用】本発明によれば、センサチップに出力端子を接
続するリード端子間のモールド部分に溝を形成すること
で、前記リード端子間の高誘電率材であるモールド樹脂
が除かれ、前記リード端子間に発生する静電容量を抑制
することができる。つまり、センサチップの静電容量と
並列に存在する寄生容量を減少させることにより、良好
な直線性の出力特性を得ることができる。
【0013】
【実施例】以下に、本発明に係る静電容量型圧力センサ
の実施例について図面に基づき説明する。
【0014】図1は、本発明の静電容量型圧力センサを
示し、図1(a)は外観斜視図、図1(b)は断面図で
ある。
【0015】シリコン基板10には、圧力に応じて変形
するダイアフラム部11が形成され、ガラス基板20上
には固定電極21が形成されている。図示のように、シ
リコン基板10とガラス基板20とは、その一部におい
て接合されており、それによって、ダイアフラム部11
の下部にはキャビティー部12が形成されることにな
る。これらシリコン基板10及びガラス基板20によっ
て、センサチップ30が構成され、センサチップ30は
ガラス基板20によって下部封止筐体41上に接着され
ている。又、センサチップ30を構成するガラス基板2
0及びセンサチップ30が配置された下部封止筐体41
に、大気圧導入用、又は被測定圧力と比較する圧力を導
入するための通路42が形成されている。下部封止筐体
41には、モールド成型時に一緒に作製されて固定され
たリード端子51,52が配置されている。ガラス基板
20の上面には、前記固定電極21を引き出したボンデ
ィングパット23と、前記ダイアフラム部に形成した可
動電極13を引き出したボンディングパット22が形成
されている。
【0016】前記リード端子52と前記ボンディングパ
ット23とは、リード線61によって電気的に接続さ
れ、前記リード端子51と前記ボンディングパット22
とは、リード線62によって接続されている。
【0017】前記リード端子51,52の間に溝71を
形成し、前記リード端子51,52間の高誘電率材であ
るモールド樹脂を除去し、前記リード端子51,52間
に発生する静電容量を抑制するためのガードとする。
【0018】従って、図2の等価回路に示すように、被
検出圧力によって変化するセンサチップの静電容量Cs
と並列に、前記リード端子51,52に発生する静電容
量はモールド樹脂部で形成されるCd1,Cd3と、溝に
よって形成される非常に小さいCd2が直列に並ぶ形と
なり、トータルの静電容量Cdを小さく抑制することが
できる。
【0019】なお、下部封止筐体41と被測定圧力導入
のための導入路44を設けた上部封止筐体43とは、超
音波溶着によってシールされる。
【0020】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、センサチップに出力端子を接続するリード端子間に
溝を形成し、前記リード端子間に発生する寄生容量のガ
ードとして用いることにより、リード端子間に発生する
静電容量を抑制することができる。つまり、センサチッ
プの静電容量と並列に存在する寄生容量を減少させるこ
とにより、良好な直線性を示す出力特性を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の静電容量型圧力センサの構造例を示
し、図1(a)は外観斜視図、図1(b)は断面図。
【図2】本発明の静電容量型圧力センサの等価回路を示
す図。
【図3】従来の静電容量型圧力センサの構造例を示し、
図3(a)は外観斜視図、図3(b)は断面図。
【図4】従来の静電容量型圧力センサの等価回路を示す
図。
【符号の説明】
10 シリコン基板 11 ダイアフラム部 12 キャビティー部 13 可動電極 20 ガラス基板 21 固定電極 22,23 ボンディングパット 30 センサチップ 41 下部封止筐体 42 通路 43 上部封止筐体 44 導入路 51,52 リード端子 61,62 リード線 71 溝 Cs,Cd 静電容量

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極部が形成された第1の基板と、圧力
    に応じて変化するダイアフラム部が形成された第2の基
    板とからなり、前記ダイアフラム部と前記電極部とが互
    いに対向してギャップを形成するように構成されたセン
    サチップを具備する静電容量型圧力センサにおいて、前
    記第1の基板と第2の基板とに接続して固定されたそれ
    ぞれのリード端子の間に、溝を形成したことを特徴とす
    る静電容量型圧力センサ。
JP17807495A 1995-06-20 1995-06-20 静電容量型圧力センサ Pending JPH095189A (ja)

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JP17807495A JPH095189A (ja) 1995-06-20 1995-06-20 静電容量型圧力センサ

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JP17807495A JPH095189A (ja) 1995-06-20 1995-06-20 静電容量型圧力センサ

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JPH095189A true JPH095189A (ja) 1997-01-10

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ID=16042171

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JP17807495A Pending JPH095189A (ja) 1995-06-20 1995-06-20 静電容量型圧力センサ

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