JPH0951766A - カップ入り粥およびその製造方法 - Google Patents

カップ入り粥およびその製造方法

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JPH0951766A
JPH0951766A JP7209387A JP20938795A JPH0951766A JP H0951766 A JPH0951766 A JP H0951766A JP 7209387 A JP7209387 A JP 7209387A JP 20938795 A JP20938795 A JP 20938795A JP H0951766 A JPH0951766 A JP H0951766A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cup
lid
water
rice
porridge
Prior art date
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Pending
Application number
JP7209387A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Arishima
弘 有島
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IFUJI SANGYO KK
Original Assignee
IFUJI SANGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】そのまま食することが出来、均一にα化されて
おり、かつ糊状になっていないカップ入り粥、及びその
製造方法を提供するとともに、この粥を食するに際して
加熱するとき内容物、水分がこぼれない、落とし蓋を設
けたお碗状容器も提供する。 【解決手段】原料米は定法により水洗いし、次いで50
〜90℃、好ましくは80℃、の温水中で30〜120
分ゆっくり攪拌して、水分を均一に吸収させ、得られた
部分的にα化した米を、清水またはだし汁と共にお碗状
カップに入れ密封し、その後加熱殺菌する 本発明の粥を入れる容器は、お碗状カップ本体1と蓋よ
りなり、蓋はカップ周縁部2に係合する蓋周縁部3とカ
ップの内部に突出し、内容物である粥を覆う蓋体部4よ
りなる。蓋体部4は、お粥をカップに入れ蓋をした状態
において、カップ周縁よりカップの内部に突出し、落と
し蓋となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カップ入りの調理
米、特におかゆ、ぞうすいに関する。また、本発明は、
蓋が落とし蓋となっている粥を入れるカップにも関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来お粥や雑炊は、レトルトパウチタイ
プの袋に入ったものが市販されている。また、熱湯浸漬
や電子レンジにより加熱して食するカップタイプの調理
食品は、満量充填方式になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】レトルトパウチタイプ
の袋に入ったお粥や雑炊を食する場合は、熱湯に浸漬
し、温めた後他の容器に移し替える必要があった。この
ような状況は、アウトドアにおける食事、夜食等におい
ては不便である。一方、お碗型容器(カップ)に、生米
をそのまま入れ、水やだし汁を加えた後に密封し、加圧
加熱する方法では密封容器中の水の流動性が拘束される
ために米が水分を吸収しにくくなり、結果的にでき上が
りが不均一であったり、芯が残ったり、また、米が塊に
なったりし、商品価値がないものとなる。また、容器封
入前の米のα化を進めすぎるとお粥が、糊状となり独特
の風味、舌触りが損なわれ、α化が不足すれば消化され
にくいβ澱粉が残存することになる。さらに、満量充填
されているカップタイプの調理食品は、湯煎または電子
レンジで加熱中に中身や水分がこぼれやすく、その結
果、レンジ内を汚したり、場合によっては火傷を負った
りすることもある。そこで、本発明の目的は、熱湯浸漬
や電子レンジにより加熱して食するに際し、移し替える
必要がなく、かつ、容器であるカップのまま加熱した場
合にお粥がのり状になることを防止することにある。ま
た、本発明の他の目的は、カップタイプの調理食品を熱
湯浸漬や電子レンジにより加熱する際に、中身や水分が
こぼれてレンジ内を汚したり火傷をしたりすることのな
い、粥を入れるカップを提供することにもある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のカップ入り粥
は、50〜90℃、好ましくは80℃、の温水中で30
分〜120分浸漬攪拌したのち水切りをした米、清水ま
たはだし汁を含む材料をカップに入れ、密封し加熱殺菌
して得られる。また、本発明のカップ入り粥の製造方法
は、原料米を50〜90℃、好ましくは80℃、の温水
中で30分〜120分浸漬攪拌したのち水切りをし、こ
れを清水またはだし汁を含む材料と共にカップに入れ、
密封した後加熱殺菌する工程よりなる。さらに、本発明
の粥を入れるカップは、蓋が落とし蓋となっていること
に特徴を有する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明においては、原料米は定法
により水洗いし、次いで50〜90℃、好ましくは80
℃、の温水中で30〜120分ゆっくり攪拌して、水分
を均一に吸収させる。ここで、「ゆっくり」とは、攪拌
は行われ、米と水は混合されるように動いているが、米
が攪拌装置、容器壁、あるいは米同志と激しく衝突、接
触し、破砕や粉末化が起こらない程度をいう。このよう
にして得た部分的にα化した米を、清水またはだし汁と
共にお碗状カップに入れ密封する。この際必要な具を入
れることは可能であり、淡白な粥にするためには、梅干
し、葉菜類、きのこ類等が、まただし汁を使用して雑炊
とする場合にはさらに魚介、肉類等が使用できる。米
と、清水または出し汁の配合比率は重量比にて5:95
〜20:80であり、好ましくは8:92〜12:88
である。密封後は、加熱殺菌すると同時に、更に米のα
化を進め、その後冷却する。このようにして消費者が購
入後、そのままでも、また、加熱しても食することがで
きるカップ入りお粥が製造できる。米は既に部分的にα
化されており、かつ均一に吸水した状態であるため、密
封後の加熱により均一な粥が得られる。さらに、このよ
うにして得た粥は糊状にならず、食感に優れたものであ
る。本発明の粥を入れる容器は、お碗状カップ本体
(1)と蓋よりなり、蓋はカップ周縁部(2)に係合す
る蓋周縁部(3)と、カップの内部に突出し、内容物で
ある粥を覆う蓋体部(4)よりなる。蓋体部(4)は、
お粥をカップに入れ蓋をした状態において、カップ周縁
よりカップの内部に突出し、落とし蓋となっていること
が特徴で、このため消費者が熱湯浸漬や電子レンジによ
り加熱する際に、中身や水分がこぼれてレンジ内を汚し
たり火傷をしたりすることがないという効果を有する。
【0006】
【図面の簡単な説明】
【図1】カップ
【符号の説明】
1 お碗状カップ本体 2 カップ周縁部 3 蓋周縁部 4 蓋体部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 50〜90℃の温水中で30分〜120
    分浸漬され、ゆっくり攪拌され、のち水切りをされた
    米、清水またはだし汁を含む材料が密封され、加熱殺菌
    されて得られるカップ入り粥。
  2. 【請求項2】 50〜90℃の温水中で30分〜120
    分浸漬、ゆっくり攪拌したのち水切りをした米、清水ま
    たはだし汁を含む材料をカップに入れ、密封し加熱殺菌
    するカップ入り粥の製造方法。
  3. 【請求項3】 カップの蓋が落とし蓋となって粥を入れ
    るようになっている請求項1記載のカップ入り粥。
JP7209387A 1995-08-17 1995-08-17 カップ入り粥およびその製造方法 Pending JPH0951766A (ja)

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JP2005341963A (ja) * 2004-05-06 2005-12-15 Kesennuma Hotei Kk 電子レンジ調理対応の容器入りお粥
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