JPH09512406A - シリアルデータ信号をパラレルデータ信号へ変換する回路装置 - Google Patents
シリアルデータ信号をパラレルデータ信号へ変換する回路装置Info
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、シリアル/パラレルコンバータに関する。このシリアル/パラレルコンバータは、シフトレジスタ装置(12′,12″〜12n)と出力レジスタ装置(13′,13″〜13n)とにより構成されており、これらはそれぞれn個の記憶装置(12′,12″〜12n,13′,13″〜13n)から成る。少なくとも出力レジスタ装置の記憶装置(13′,13″〜13n)の各々は、2つのデータ入力端子(DP,DS)、一方のデータ入力端子を選択する選択入力端子(S)、1つのクロック入力端子(CLK)ならびに1つのデータ出力端子(Q)を有している。各記憶装置(13′,13″〜13)の個々のクロック入力端子(CLK)はシリアルデータ信号を受信し、各選択入力端子(S)は分周されたクロック信号を受信する。各記憶装置(13′,13″〜13n)の第2のデータ入力端子(DS)はシフトレジスタ装置(12′,12″〜12n)の出力端子(Q)と接続されており、これらの記憶装置の第1の入力端子(DP)は自身のデータ入力端子(Q)と接続されている。そしてこれらの記憶装置(13′,13″〜13n)の各データ出力端子(Q)から、データ信号をパラレルに取り出すことができる。
Description
【発明の詳細な説明】
シリアルデータ信号をパラレルデータ信号へ変換する回路装置
本発明は、シリアルデータ信号をパラレルデータ信号へ変換する回路装置に関
する。この場合、n段から成るシフトレジスタ装置と、n段から成る出力レジス
タ装置と、分周器装置とが設けられており、前記シフトレジスタは、シリアルデ
ータ信号および該シリアルデータ信号と対応づけられたクロック信号を受信し、
該シフトレジスタは、前記クロック信号に依存して1つの段から別の段へ当該シ
フトレジスタ装置を通してシリアルデータ信号のデータをシフトし、各段の出力
端子に生じるデータをパラレルに出力し、前記出力レジスタ装置は、シフトレジ
スタ装置により出力されたデータをパラレルに受信し、分周されたクロック信号
に依存して該データを引き継ぎ、該データをパラレルデータ信号として各段の出
力端子から出力し、前記分周器装置は、シリアルデータ信号に対応づけられてい
るクロック信号を受信し、前記出力レジスタ装置に対し分周されたクロック信号
を出力端子から出力するように構成されている。
このような回路装置は、アメリカ合衆国特許第5,223,833号から公知
である。シリアル/パラレ
ルコンバータとも称するこの種の回路装置の最高動作速度は、データエントリを
コントロールするクロック信号のタイミングにより実質的に制限される。その理
由は、コンバータにおいて用いられるレジスタの所定のセットアップ時間および
ホールド時間に従わなければならず、さらに伝播遅延時間を考慮しなければなら
ないからである。
シリアルデータ信号と分周された(ロード)クロック信号は、1つのレジスタ
の遅延時間によりシリアル(データ)クロック信号に対し相対的に遅延されてい
るという状況を前提として、両方の信号に対し状態の変化が同時に発生する。し
かしながら、分周された(ロード)クロックの方式による関連データの信頼性の
ある入力のために、シリアル(データ)クロックに対する分周された(ロード)
クロックの相対的な位置を補正しなければならない。この場合、分周された(ロ
ード)クロックのクロック側縁は、セットアップ時間およびホールド時間により
定められたインターバルのもっぱら外側に位置していなければならない。クロッ
ク信号の時間的な補正のため、ゲートの伝播遅延時間による適応を実現する目的
で、それらの信号は直列接続された所定数のロジックゲートを介して供給される
ことになる。しかし、許容誤差の生じやすいゲートの伝播遅延時間の連鎖ゆえに
、このステップによりクロック信号の不正確な位相補正が生じてしまう。それと
いうのは、典型的には各レジスタの個々のセットアップ時間およびホールド時間
の許容誤差の和が、実行可能な最小のシステムサイクル時間を超えてしまうから
である。さらに、このようなステップのためには所定数のゲートという形で付加
的な回路が必要である、ということも考慮しなければならない。
一般的にいえば、精確に規定した遅延ラインによるクロック位相位置の補正は
著しく高価である。また、2つのクロック信号の位相位置の補正は、サブ回路の
連結の観点でクリティカルでもある。さらに、挿入された規定の遅延ラインによ
って、入力側におけるクロックに対し相対的な所定のクロック位置を生じさせる
のが妨げられ、その結果、たとえばパラレルな信号分岐の場合、クロック位相の
綿密なマッチングを実施しなければならなくなる。このようなマッチングは、個
々の事例において信頼性がなくなる可能性すらある。
本発明の課題は、冒頭で述べた形式の回路装置の動作速度を高めることにある
。
本発明によればこの課題は、少なくとも出力レジスタ装置の各段は、第1およ
び第2のデータ入力端子と、第1または第2のデータ入力端子を選択する選択入
力端子と、クロック入力端子ならびにデータ出力端子とを備えた記憶装置を有し
ており、各記憶装置のクロック入力端子はシリアルデータ信号に対応づけられた
クロック信号を受信し、各記憶装置の選択入力端子は
分周されたクロック信号を受信し、前記第1のデータ入力端子は、同じ記憶装置
のデータ出力端子と接続されており、前記第2の入力端子は、シフトレジスタ装
置の対応のデータ出力端子と接続されており、前記出力レジスタ段の各データ出
力端子からパラレルデータ信号が取り出されることにより解決される。
本発明による回路装置により得られる利点は、分周された(ロード)クロック
信号のクロックにより、記憶装置の2つのデータ入力端子のいずれからデータを
引き継ぐかが決定されることである。このような特有の接続構成により、分周さ
れた(ロード)クロックの1つのサイクルにおいてシリアルデータが同じ段のデ
ータ出力端子から出力レジスタ装置へ加えられ、その結果、データ出力端子にお
ける信号は一定に保持され、n番目のシリアル(データ)クロックにおいて、
シフトレジスタ装置の第2の入力端子を介してへ引き継がれる。
したがって、クロック信号の位相位置を補正する必要はない。それ故、本発明
による回路装置において達成可能な最高動作速度は、シフトレジスタの動作速度
と、記憶装置の一方のデータ入力端子から他方の入力端子へのスイッチングのた
めの手段のセットアップ時間およびホールド時間によってしか制限されない。そ
れというのは、出力レジスタ装置のクロック入力端子とシフトレジスタ装置は同
じクロック信号を受け取る
からである。
シフトレジスタ装置と出力レジスタ装置のスイッチング遅延時間を等しくする
ために、出力レジスタ装置と同じ記憶装置によってシフトレジスタ装置の各段を
構成するのが有利である。この場合、シフトレジスタ装置における少なくとも第
1の記憶装置の第1および第2のデータ入力端子はシリアル信号をパラレルに受
信し、他方、後続のすべての段の第1のデータ入力端子はすぐ前の段のデータ出
力端子と接続されており、さらに第2のデータ入力端子にも一定の論理信号を供
給することができる。
本発明の有利な実施形態の場合、各記憶装置は、1つの入力端子と2つの出力
端子を備えた1対2(1-to-2)デコーダと、それぞれ2つの入力端子と1つの出
力端子を備えた第1および第2のANDゲートと、2つの入力端子と1つの出力
端子を備えたORゲートと、D入力端子および1つのクロック入力端子ならびに
1つのデータ出力端子を備えたDフリップとにより構成されている。この場合、
前記の各ANDゲートの第1の入力端子は1対2デコーダの2つの出力端子とそ
れぞれ接続されており、各ANDゲートの第2の入力端子は第1および第2のデ
ータ入力端子とそれぞれ接続されている。また、前記のORゲートの2つの入力
端子は2つのANDゲートのの2つの出力端子と接続されている。さらに、Dフ
リップフロップのD入力
端子はORゲートの出力端子と接続されており、そのクロック入力端子はシリア
ルデータ信号に対応づけられたクロック信号を受信し、さらにデータ出力端子か
らデータ信号を取り出すことができる。
図面には本発明の実施例が示されており、これについて以下で詳細に説明する
。
第1図は従来技術によるシリアル/パラレルコンバータのブロック図であり、
第2図は第1図のブロック図についての電圧タイムチャートであり、第3図は本
発明によるシリアル/パラレルコンバータのブロック図であり、第4図は第3図
のブロック図についての電圧タイムチャートであり、さらに第5図は、本発明に
よるシリアル/パラレルコンバータで用いられる複数の記憶手段のうちの1つの
有利な接続構成を示す図である。
これらの図中、それぞれ対応するコンポーネントは同じ参照符号で示されてい
る。
第1図は、公知のシリアル/パラレルコンバータのブロック図である。このシ
リアル/パラレルコンバータの入力端子1を介して、シリアルデータ信号がn段
のシフトレジスタの入力側へ加えられ、このシフトレジスタはn個のDフリップ
フロップ2′,2″〜2nの直列接続により構成されている。シリアルデータ信
号は、第1のDフリップフロップ2′のD入力端子に加わる。第1のDフリップ
フロップ2′の出力端子Q
は、第2のフリップフロップ2″のD入力端子と接続されている。同様に、別の
フリップフロップ2″〜2nの各出力端子は、隣りのDフリップのD入力端子と
接続されている。さらにこれらのDフリップフロップ2′,2″〜2nの各出力
端子Qは、出力レジスタを成すさらに別のDフリップフロップ3′,3″〜3n
のD入力端子と接続されている。これによりシリアルデータ信号はn bitのパラ
レルデータ信号へ変換される。n bitのパラレルデータ信号は出力端子4′,4
″〜4nから取り出すことができ、これらの出力端子は上記の別のDフリップフ
ロップ3′,3″〜3nの出力端子Qと接続されている。
シフトレジスタのDフリップフロップ2′,2″〜2nは、端子5に加わる(
データ)クロック信号によりクロック制御され、このクロック信号は入力端子1
に加わるシリアルデータ信号に対しパラレルに伝送される。分周器6により生成
される分周された(ロード)クロック信号は、出力レジスタのDフリップフロッ
プ3′,3″〜3nのクロック入力端子に加えられる。端子5に加わる(データ
)クロック信号を受信する分周器6は(データ)クロック信号の周波数をnで分
周し、ここでnはデータワードあたりのビット数を表す。
端子1に加わるシリアルデータ信号は、端子5に加わる(データ)クロック信
号のコントロールのもとで
シフトレジスタの個々の段(Dフリップフロップ2′,2″〜2n)を通って左
から右へシフトされる。n個のクロックシフト周期の後、n bitのデータワード
はDフリップフロップ2′,2″〜2nの出力端子Qにパラレルに生じ、それら
のデータワードは出力レジスタのDフリップフロップ3′,3″〜3nにより、
分周された(ロード)クロック信号のコントロールのもとでパラレルに取り込ま
れ、その結果、出力端子4′,4″〜4nにおいてワードごとに出力されるよう
になる。
第2図のaには、端子5に加わるクロック信号の電圧タイムチャートの一部分
が示されている。既述のようにこのクロック信号は、入力端子1に加わるシリア
ルデータ信号に対しパラレルに伝送される。第2図のbには対応のシリアルデー
タ信号が示されている。このシリアルデータ信号の各側縁は、クロック信号の立
ち上がり縁に対し伝播遅延時間tpdだけ遅延されている。分周されたクロック信
号(第2図のc)は、シリアルデータ信号の側縁と同時のその状態を変えるもの
とする。分周されたクロック信号のこのような時間位置では、シフトレジスタの
出力端子Qに生じるデータの信頼性のある引き継ぎは不可能であるので、シリア
ルクロック(第2図のa)に対する分周されたクロック(第2図のc)の相対的
位置を、クロック側縁が時間th(ホールド時間)とtsu(セットアップ時間)
の両方により定められたインターバルの外側に位置するよう補正しなければなら
ない。必要とされるクロック位相補正の結果、回路構成ならびに調整のためのコ
ストないし複雑性が高まることになる。そしてそれにもかかわらず、高いデータ
レートにおけるデータの引き継ぎに関して不確実性ないし不安定性が依然として
残されたままになる。
このような欠点は、第3図に示した本発明によるシリアル/パラレルコンバー
タにより回避される。このシリアル/パラレルコンバータの場合も、シリアルデ
ータ信号はn段のシフトレジスタの入力端子へ供給される。このシフトレジスタ
はこの実施例では、n段の記憶装置12′,12″〜12nの直列接続により構
成されており、これらの記憶装置の特有の接続構成については第5図を参照して
あとで詳細に説明する。入力端子に供給されるシリアルデータ信号は、第1の記
憶装置12′の入力端子DPおよびDSに同時に加わる。DPはパラレルデータ
入力端子を表しDSはシリアルデータ入力端子を表す。第1の記憶装置12′の
出力端子Qは、第2の記憶装置12″の入力端子DPと接続されている。同様に
他の記憶装置12″〜12nの出力端子は、このシフトレジスタにおける後続の
記憶装置の各入力端子DPと接続されている。しかし後続の記憶装置12″〜1
2nでは、入力端子DSはオープンのままである。これらの入力端子は、内部的
に論理値Lレベルと接続されている。シフトレジスタにおけるn個の記憶装置1
2′,12″〜12nの出力端子Qはやはり、出力レジスタを成すさらに別の記
憶装置13′,13″〜13nの入力端子DSと接続されている。そしてこの出
力レジスタにおいて、一方では個々の出力端子Qから取り出し可能なデータ信号
が出力端子4′,4″〜4nへ供給され、そこからn bitのワード幅でそれらを
パラレルに取り出し可能であり、他方、それらは前記の記憶装置13′,13″
または13nの入力端子DPへ戻される。公知のシリアル/パラレルコンバータ
(第1図)とは異なり本発明によるシリアル/パラレルコンバータの場合、シフ
トレジスタにおける記憶装置12′,12″〜12nのクロック入力端子も、出
力レジスタにおける記憶装置13′,13″〜13nのクロック入力端子も、端
子5に加わる(データ)クロック信号を受信する。同様に、記憶装置12′,1
2″〜12nおよび13′,13″〜13nのすべての選択入力端子Sはいっしよ
に、分周器6により出力される分周されたクロック信号を受け取る。第1図に基
づき説明した分周器6のようにこの図面に設けられている分周器6も、パラレル
データの引き継ぎのために相応のワードクロック信号を発生させる目的で、端子
5に加わるクロック信号の周波数をnで除算する。
次に、この実施例で用いられている記憶装置12′
,12″〜12nおよび13′,13″〜13nの実際の回路を説明してから、本
発明によるシリアル/パラレルコンバータ(第3図)の動作について説明する。
第5図には、記憶装置の有利な実施形態が示されている。記憶装置の各々は基本
的に1対2(1-to-2)デコーダ14により構成されており、このデコーダは端子
Sを介して分周されたクロック信号により制御され、このデコーダは2つの出力
側から2つのスイッチング信号を出力する。これらのスイッチング信号は、端子
Sにおける分周されたクロック信号の論理レベルに依存して、LレベルとHレベ
ルを有するかまたはHレベルとLレベルを有する。1対2デコーダは、たとえば
タイプ74LS139(Dual 2-to-4 Decoder)のICにより実現することがで
き、この場合、デコーディングのためには1つの入力端子と2つの出力端子だけ
が用いられる。記憶装置の各々は2つのANDゲート15,16も有しており、
これらの各々は2つの入力端子と1つの出力端子を有する。2つのANDゲート
15,16の第1の入力端子は、1対2デコーダにより出力されたスイッチング
信号を受け取る。ANDゲート15の第2の入力端子は端子DPと接続されてお
り、ANDゲート16の第2の入力端子は端子DSと接続されている。ANDゲ
ート15,16の出力端子はORゲート17の入力端子と接続されており、この
ORゲートの出力端子はDフリップフロップ18の
D入力端子と接続されている。Dフリップフロップ18のクロック入力端子は、
端子CLKに供給される(シリアル)クロック信号を受信する。
第5図に示されている記憶装置の場合、DフリップフロップのD入力端子は、
コントロールされるスイッチ(素子14〜17)を介して2つの入力端子DPお
よびDSのうちの一方と選択的に接続される。端子Sにおける分周されたクロッ
ク信号の論理レベルに依存して、端子DPに加わるデータ信号かまたは端子DS
に加わるデータ信号が選択される。
第5図に基づき説明したコントロールされるスイッチ(素子14〜17)の実
施形態を、他の実施形態と置き換えられることは自明である。1対2デコーダ1
4の代わりに、1つの反転出力端子と1つの非反転出力端子を有する増幅器を用
いることができる。
本発明によるシリアル/パラレルコンバータの場合、記憶装置12′,12″
〜12nおよび13′,13″〜13nはシフトレジスタにおけるように、以下の
ようにして共働する。すなわち、分周されたクロック信号のサイクルでシリアル
データが、すべての記憶装置12′,12″〜12nの入力端子DPを介して左
から右へ(n−1)回、シフトされ、同時に記憶装置13′,13″〜13nに
おいてその中に格納されている自身のデータが引き継がれ、つまり(n−1)個
のクロック信号中、変化しないまま保持され、他方
、n番目のクロック信号により、記憶装置12′,12″〜12nのデータ出力
端子におけるデータは、すべての記憶装置13′,13″〜13nの入力端子D
Sを介してパラレルに引き継がれる。
第4図のaには、端子5に加わるシリアルクロック信号の電圧タイムチャート
が示されている。第4図のbには、端子1に加わるシリアルデータ信号の電圧タ
イムチャートが示されており、これはシリアルクロック信号に対し伝播遅延時間
tPdだけ遅延されているものである。シリアルクロックに応答してデータをパラ
レルに引き継ぐために、シリアルデータ信号の側縁変化において、分周されたク
ロック信号(第4図のc)の側縁が現れ、その結果、n bitのパラレルデータ信
号が出力される(第4図のd)。したがって、慣用のクロック位相補正を省略で
きる。このため、本発明によるシリアル/パラレルコンバータの最高動作速度は
もっぱら、選択入力端子Sのセットアップおよびホールド時間ならびにフリップ
フロップにおける伝播遅延時間によってのみ規定される。
シフトレジスタを、スイッチの設けられていない1つのデータ入力端子だけを
有する簡単な記憶装置により実現することも可能であるのは自明である。しかし
最高動作速度は、出力レジスタの記憶装置の構成により定まるような速度では生
じない。
─────────────────────────────────────────────────────
【要約の続き】
3′,13″〜13n)の各データ出力端子(Q)か
ら、データ信号をパラレルに取り出すことができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.n段から成るシフトレジスタ装置と、n段から成る出力レジスタ装置と、 分周器装置とが設けられており、 前記シフトレジスタは、シリアルデータ信号および該シリアルデータ信号と対 応づけられたクロック信号を受信し、該シフトレジスタは、前記クロック信号に 依存して1つの段から別の段へ当該シフトレジスタ装置を通してシリアルデータ 信号のデータをシフトし、各段の出力端子に生じるデータをパラレルに出力し、 前記出力レジスタ装置は、シフトレジスタ装置により出力されたデータをパラ レルに受信し、分周されたクロック信号に依存して該データを引き継ぎ、該デー タをパラレルデータ信号として各段の出力端子から出力し、 前記分周器装置は、シリアルデータ信号に対応づけられているクロック信号を 受信し、前記出力レジスタ装置に対し分周されたクロック信号を出力端子から出 力するように構成されている、 シリアルデータ信号をパラレルデータ信号へ変換する回路装置において、 少なくとも出力レジスタ装置の各段は、第1および第2のデータ入力端子と、 第1または第2のデータ入力端子を選択する選択入力端子と、クロック入力端子 ならびにデータ出力端子とを備えた記憶装置を有しており、 各記憶装置のクロック入力端子はシリアルデータ信号に対応づけられたクロッ ク信号を受信し、 各記憶装置の選択入力端子は分周されたクロック信号を受信し、 前記第1のデータ入力端子は、同じ記憶装置のデータ出力端子と接続されてお り、 前記第2の入力端子は、シフトレジスタ装置の対応のデータ出力端子と接続さ れており、 前記出力レジスタ段の各データ出力端子からパラレルデータ信号が取り出され ることを特徴とする、 シリアルデータ信号をパラレルデータ信号へ変換する回路装置。 2.前記記憶装置の各々はD入力端子を備えたDフリップフロップを有してお り、該Dフリップフロップは、分周されたクロック信号により制御される選択回 路を介して、第1のデータ入力端子に加わるデータ信号または第2のデータ入力 端子加わるデータ信号を受信する、請求項1記載の装置。 3.各記憶装置は、1つの入力端子と2つの出力端子を備えた1対2(1-to-2 )デコーダと、2つの入力端子と1つの出力端子をそれぞれ備えた第1および第 2のANDゲートと、2つの入力端子と1つの入力端子を備えたORゲートと、 D入力端子および1つのク ロック入力端子ならびに1つのデータ出力端子を備えたDフリップフロップとに より構成されており、 各ANDゲートの第1の入力端子は1対2デコーダの2つの出力端子と接続さ れており、各ANDゲートの第2の入力端子は第1および第2のデータ入力端子 と接続されており、 前記ORゲートの2つの入力端子は前記の2つのANDゲートの2つの出力端 子と接続されており、 前記D入力端子はORゲートの出力端子と接続されており、前記クロック入力 端子はシリアルデータ信号に対応づけられたクロック信号を受信し、前記データ 出力端子からデータ信号が取り出される、 請求項1または2記載の装置。
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