JPH09512168A - 敗血症の治療用ヘパリン結合タンパク質およびその製造方法 - Google Patents

敗血症の治療用ヘパリン結合タンパク質およびその製造方法

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JPH09512168A JP7527282A JP52728295A JPH09512168A JP H09512168 A JPH09512168 A JP H09512168A JP 7527282 A JP7527282 A JP 7527282A JP 52728295 A JP52728295 A JP 52728295A JP H09512168 A JPH09512168 A JP H09512168A
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Abstract

(57)【要約】 リポ多糖(LPS)により引き起こされるサイトカイニンカスケードの誘発に関連した疾患又は症状を予防又は治療するための医薬組成物であって、該組成物は医薬として許容し得る担体又は希釈剤と共にヘパリン結合タンパク質(HBP)を含んでなり、このヘパリン結合タンパク質はグリコシル化形で、28kDの見掛け分子量(還元条件下SDS-PAGEより測定)を有し、該タンパクが多形核白血球のアズール性顆粒内で生産される。ヘパリン結合タンパク質は、N末端伸長 HBPをコードするか、又は別のタンパク質をコードする DNAによりそしてこれと融合する HBPをコードする DNA配列を含有する宿主細胞内で生産される。また、培地が硫酸化多糖を含有するプロセスが開示される。

Description

【発明の詳細な説明】 敗血症の治療用ヘパリン結合タンパク質およびその製造方法 発明の分野 本発明は、ヘパリン結合タンパク質を含んでなる医薬組成物、および細菌エン ドトキシンによりもたらされる疾患又は症状の治療のためのその使用に関する。 発明の背景 重大な感染に対する全身性応答から生じる敗血症性ショックは、過去50年にわ たって事件を増加せしめておりそして今日米国における集中的医療ユニット(uni ts)において最もありふれた死亡原因となっている。敗血症性ショックのこの増 加および高い傾向の理由は、脈管内カテーテルの如き侵襲装置の増加せしめられ た使用、細胞毒性および免疫抑制の増加せしめられた使用、敗血症に発展しやす い患者の増加せしめられた寿命および抗生物質耐性生物体により引きおこされる 感染の増加にあると信じられている。 敗血症に関連した疾患は、陽性血液培養を特徴とする菌血症(また敗血症とし て知られている);頻呼吸、頻脈、高熱又は低体温の形で感染に対する全身応答 を特徴とする敗血症;敗血症の臨床的証拠がある敗血症症候群並びに異状に増加 したラクテートレベル、オリグリア(oliguria)又は急性に衰えた精神状態の形 で衰えた器官のかん流の症候;初期敗血症性ショック(ここにおいて敗血症症候 並びに1時間未満続きかつ通常の治療に応答する低血圧の臨床的証拠);および 難治性敗血症ショック(ここにおいて敗血症症候群並びに通常の治療にかかわら ず1時間以上持続する低血圧の臨床的証 拠である)である。 敗血症の公知の媒介物は複雑な方法で相互作用し、敗血症、又はサイトカイニ ン、感染又は傷害の部位(例えば腹腔)で開始したカスケードを形成する。 (敗血症の通常の原因であるグラム陰性細菌における)サイトカイニンカスケ ードのイニシエーターは、感染又は炎症部位(そこでは細菌は腫瘍昏迷因子α(T NFα)、インターロイキン−1、インターロイキン−6、インターロイキン−8 およびマクロファージおよび他の細胞からの血小板活性化因子の放出を誘発する )で細菌により放出される内毒素(又はリポ多糖(LPSと略す)として知られてい る)である。 TNFα、インターロイキン−1および PAFの放出後、アラキドン酸は、代謝さ れインターロイキン、トロンボキサンA2およびプロスタグランジンを形成する 。インターロイキン−1およびインターロイキン−6はT細胞を活性化し、イン ターロイキン−γ、インターロイキン−2、インターロイキン−4および顆粒球 −単球コロニー刺激因子を生成する。好中球白血球は、多くのこれらの媒介物に より直接活性化される。かくして、好中球誘発損傷は、感染又は炎症部位で凝集 中、酸素遊離ラジカルおよびリソソーム酵素の放出により脱顆粒中に生じ得る。 潜在的にサイトカイニンカスケードを起こす可能性があるけれども、感染又は 炎症主患部で内毒素又は他の敗血症媒介物の存在は、それ自身において敗血症を 導く必要はない、何故ならサイトカイニンカスケードは、サイトカイニンカスケ ードの未制御活性化に対し一定の固有の保護を有する。従って、プロスタグラン ジンは、マクロファージからサイトカイニンの放出を阻害し、そしてマクロファ ージはT細胞を抑制することができる。敗血症の臨床的症状は、余 りに多くの内毒素又は他の媒介物が放出されるとき又はサイトカイニンカスケー ドを妨害し得る媒介物が存在しないとき、例えば免疫系が弱化せしめられるとき 、生じるように思われる。敗血症性疾患の進行およびそこに含まれる媒介物のよ り詳しい記載に対しては、R.C.Bone,“The Pathogenesis of Sepsis”,Ann.In t.Med. 115 ,1991,457-469 参照。 グラム陰性敗血症に起因する継続した高い死亡率および罹患率は、細菌 LPSを 循環せしめる潜在的な致死効果を妨害し得る治療薬に対する広範囲の研究を促進 してきた。多数の論文は、高用量の静脈内投与した免疫グロブリンの著るしい治 療効果を報告する。しかし、治療は、コア(core)LPSに対し天然の高レベルの抗 体に対しスクリーンされるドナーの血漿から由良する IgG又は非常に多量のプー ルのドナー(>1000)から由来する IgGを必要とする。菌血症の治療に対し提案さ れた LPSに対するモノクローナル抗体(例えば WO 88/03211)は、殆ど又は全く 効果を示さない、これは多分それらが LPSによって誘発されたサイトカイニンカ スケードを阻害しないからである。 ヒトおよび豚起源の末梢の好中球白血球から単離した2つの密接に関連したタ ンパク質の共有構造が、近年測定された(注.H.Flodgaard et al.,Eur.J.Bioc hem. 197 ,1991,pp.535-547;J.Pohl et al.,FEBS Lett. 272 , 1990,p. 200 以降)。両方のタンパク質は、活性セリンおよびヒスチジン57の選択的突然 変異のため、好中球エラスターゼに高い類似性を示す(chymotrypsin numbering( B.S.Hartley,“Homologies in Serine Proteinases”,Phil.Trans.Roy.Soc.Se ries 257 ,1970,p.77以降))。該タンパク質はプロテアーゼ活性を欠いてい る。該タンパク質は、ヘパリンに対するそれらの高い親和性のため、それぞれヒ トヘパリン結合タンパク質( hHBP)および豚ヘパリン結合タンパク質(pHBP)と命名されたSchafer et al. (W.M.Schafer et al.,Infect.Immun53,1986,p.651 以降)は、その抗生物 質活性のため、タンパク質カチオン抗菌タンパク質(CAP37)と命名した。該タン パク質はまた範囲 1.3×10-9M−10-8Mにわたって単球に対し走化性であること を示した(H.A.Pereira et al.,J.Clin.Invest.85 ,1990,p.1468以降)、こ れはFlodgaard et al.(上掲参照)から明白な結果と一致する。 更に、HBPは単層培養物内で増殖したそのような細胞に添加されるとき、内皮 細胞および線維芽細胞の分離および収縮をもたらすことが示された。HBPはまた 、単球生存およびトロンボスポンジン( J.Leukocyte Biol51,1992,p.316以降)。 アズール性顆粒から、hHBPおよび CAP37と命名されたアズロシジン(azurocid in)のアミノ酸残基と同一の第一の20個のN−末端アミノ酸を有するタンパク質 が単離され(J.E.Gabay et al.,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 86,1989,p.5610以 降;C.G.Wilde et al.,J.Biol.Chem. 265 ,1990,p.2038以降)そしてその抗 菌性が報告された(D.Campanelli et al.,J.Clin.Invest. 85,1990,p.904 以 降)。 好中球白血球中のhHBPの存在並びに白血球がStaph.aureusを食作用するとき89 %のCAP37(これはhHBPに同一である)が放出される事実(H.A.Pereira等、上掲 )は、以下の内容を示している;すなわちhHBPの機能は炎症過程においてその巻 き添えとなりうる;何故ならタンパク質は活性化好中球から明らかに放出される からである。Pereira et al.(上掲)は、CAP37の機能が炎症部位にあることを 提案しており、そこではそれは特に単球を引きつけることができそして第二波の 炎症における単球の流入の原因である因子の一つとなり 重要であることに加え、HBPは好中球および単球滲出の機構において重要な役割 を奏するであろう。 HBPの構造は、WO 89/08666およびH.Flodgaard et al.(上掲)から明らかで あり、HBPは一方CAP37(注WO 91/00907)およびアヅロシジン(注、C.G.Wilde et al.,J.Biol.Chem. 265 ,1990,p.2038)と命名された。 発明の要約 以前以下の内容は提案されていなかった;すなわち HBPは感染および傷害部位 で細菌内毒素の存在により引き起こされた疾患又は症状の治療において使用でき る。 従って、本発明は、リポ多糖(LPS)により引き起こされるサイトカイニンの誘 発に関連した疾患又は症状を予防又は治療するための組成物に関し、該組成物は 医薬として許容し得る担体又は希釈剤と共にヘパリン結合タンパク質(HBP)を含 んでなり、このタンパク質はグリコシル化形で、28kDの見掛け分子量(還元条件 下SDS-PAGEより測定)を有し、該タンパク質は多形核白血球のアズール性顆粒内 で生産される。 HBPは LPSに結合することが見出された(注、Pereira et al.,Proc.Natl.Aca d.Sci.USA 90,1993,pp.4733-4737)、ここでこの能力はタンパク質の抗菌作 用にリンクしている。HBPの抗菌作用はpH7(すなわち生理学的pH)で減少する ことが報告されている。更に、敗血症性症状はそのままグラム陰性細菌により引 き起こされないが、しかし単球に関しCD14レセプターを活性化する死亡細菌細胞 から放出される内毒素により引き起こされ、これによりサイトカイニンカスケー ドを誘発する。従って HBPの抗菌作用は敗血症性症状 の治療に重要でないように思われる。この点に関し、以下の内容が注目されるべ きである;すなわちそれ自身で結合する LPSは、LPSに対して生ぜしめられた抗 体がこの点において殆ど又は全く効果を有しない(注、E.Th.Rietschel and M.S chlaak,Immun.Infect21,1993,pp.25-36)ことの事実より明らかな如く、内 毒素のサイトカイニン誘発効果を中和する能力を暗示しない。 敗血症性症状と争う従来の公けにされた努力は敗血症患者の血行内で内毒素を 中和することに集中されてきたが(例えば、WO 93/19087 において提案されて いる如く、このWO 93/19087 においてCAP37(すなわちHBP)は LPSに結合しそし て血行から LPSのクリアランスを与えることにより内毒素の治療が提案されてい る)、大部分のこれらの努力はむだであった、何故なら敗血症患者は循環する内 毒素の高められたレベルを一般に有しないからである。しかし、敗血症性徴候が それ自身現われた後(すなわち後−内毒血症前兆である)、HBPは局所炎症又は 感染部位で有効である。今日次のように推定されている;すなわち HBPは特異的 に結合しそして脂質A(LPSの毒性部分)に対する高い親和性を有しこれによりサ イトカイニンカスケードの連続誘発を阻害するのみならず、傷害および感染に対 する体の防御機構の一部として食細胞(例えば好中球、単球、マクロファージ) から酸素遊離基およびサイトカイニンの放出により引き起こされるストレス傷害 から生じるアポプトシスから単球を保護することにより、その有利な効果を発現 する。 単球は傷害又は感染の部位に移行し、その部位で単球は感染微生物および有害 物質例えは内毒素を食作用する。HBPはまた、単球の食作用を刺激する。単球を 移動させる HBPの能力は、未だ明らかにされていなかった方法で LPSに結合する その能力に依存するように思われる。 更に、驚くべきことに、HBPが37−45℃(すなわち常温ないし高体温)で LPS に不可逆的に結合することが確立された。これはまた、HBPにより LPSの中和に 対し効果を有する。 別の面において、本発明は LPSにより引き起こされるサイトカイニンの誘発に 関連した疾患又は症状を予防又は治療するための方法に関し、該方法は有効量の ヘパリン結合タンパク質(HBP)をそのような治療を必要とする患者に投与するこ とを含んでなり、該ヘパリン結合タンパクはグリコシル化形で、28kDの見掛け分 子量(還元条件下SDS-PAGEより測定)を有し、該タンパク質は多形核白血球のア ズール性顆粒内で生産される。 別の面において、本発明は LPSにより引き起こされるサイトカイニンカスケー ドの誘発に関連した疾患又は症状を予防又は治療するための医薬の製造のための 、グリコシル化形にあるヘパリン結合タンパク質(HBP)の使用であって、ヘパリ ン結合タンパク質は28kDの見掛け分子量(還元条件下SDS-PAGEより測定)を有し 、該タンパク質は多形核白血球のアズール性顆粒内で生産される。 発明の詳細な記載 HBPは、哺乳動物、特にヒト又は豚起源が適当である。特に、HBPは配列番号1 として配列表に示されるアミノ酸配列を有するヒト HBP、又は配列番号2として 配列表に示されるアミノ酸配列を有する豚 HBP、又は LPSの脂質A部分に結合で きるその官能性類似体又はペプチド断片である。そのような官能性類似体の例に は、天然タンパク質のC末端又はN末端の両方又はいずれかに1種又はそれ以上 のアミノ酸残基を添加することにより、天然タンパク質の両端又は一方端で又は アミノ酸配列内の1又はそれ以上の部位で1種又はそれ以上のアミノ酸残基で置 換することにより、又は天然アミノ酸 配列中の1種又はそれ以上の部位で1種又はそれ以上のアミノ酸残基を挿入する ことにより得られる天然タンパク質の誘導体が含まれる。 この語句は、HBPのペプチド断片、特に単核細胞から LPS−誘発サイトカイニ ンカスケードを減少させるため天然 HBPとて類似の能力を有する断片を含むこと が特に意図される。LPSの脂質Aタンパク質に結合し得るそのような断片の例は 、配列番号1のアミノ酸残基20−53、特にアミノ酸残基26−42又は配列番号2の アミノ酸残基20−53を含んでなるペプチド断片である。 HBPをコードする DNA配列は、確立された標準法、例えばS.L.Beaucage and M. H.Caruthers,Tetrahedron Letters 22,1981,pp.1859-1869により記載された ホスホアミダイト(phosphoamidite)法、又はMatthes et al.,EMBO Journal 3 ,1984,pp.801-805により記載される方法により合成的に製造できる。ホスホア ミダイト法に従い、オリゴヌクレオチドを例えば自動 DNA合成機内で合成し、精 製し、アニールし、連結しそして適当なベクター内でクローン化する。 DNA配列は、例えばゲノム又はcDNAライブラリーを調製しそして標準法(cf.Sa mbrook et al.,Molecular Cloning:A Laboratory Manual,2nd Ed.,Cold Spr ing Harbor,1989)に従って合成オリゴヌクレオチドプローブを用いハイブリッ ド形成により全ての又は一部の HBPをコードする DNA配列に対しスクリーニング することにより得られる、ゲノム又はcDNA起源のものであってよい。DNA配列は 、例えば米国特許 4,683,202又はR.K.サイキ等、Science 239 ,1988,pp.487- 491に記載の如く、特定のプライマーを用いポリメラーゼ鎖反応により製造でき る。 次いで DNA配列を組換え発現ベクター内に挿入し、このベクター は組換え DNA手順に好都合に委ねられる全てのベクターであってよい。ベクター の選択は、それが導入されるべき宿主細胞にしばしば依存するであろう。従って 、ベクターは自動複製ベクター、すなわち染色体外部分として存在するベクター 例えばプラスミドであってよい、その複製は染色体複製に独立である。択一的に 、ベクターは宿主細胞内に導入されるとき、宿主細胞ゲノム内に組込まれそして それが組込まれた染色体と共に複製されるものであってよい。 ベクター内で、HBPをコードする DNA配列は適当なプロモーター配列に、操作 可能に接続されるべきである。プロモーターは、選択宿主細胞内で転写活性を示 す全ての DNA配列であってよくそして宿主細胞に相同又は異質タンパク質をコー ドする遺伝子から誘導される。哺乳動物細胞内で HBPをコードする DNAの翻訳を 指示するための好適なプロモーターの例は、SV40プロモーター(Subramani et a l.,Mol.Cell Biol. ,1981,pp.854-864)、MT-1(メタロチオネイン遺伝子 )(Palmiter et al.,Science 222 ,1983,pp.809-814)又はアデノウィルス 2主要後期プロモーターである。昆虫細胞内で使用のための好適なプロモーター は、ポリヒドリンプロモーターである(Vasuvedan et al.,FEBS Lett.311,19 92,pp.7-11)。酵母宿主細胞中に使用のための好適なプロモーターには、酵母 解糖遺伝子(Hitzeman et al.,J.Biol.Chem. 255 ,1980,pp.12073-12080;Al ber and Kawasaki,J.Mol.Appl.Gen,1982,pp.419-434)からのプロモータ ー又はアルコールデヒドロゲナーゼ遺伝子(Young et al.,in Genetic Engineer ing of Microorganisms for Chemicals (Hollaender et al.,eds.),Plenum Press,New York,1982)からのプロモーター又はTPI1(米国特許 4,599,311)又 はADH2-4c(Russell et al.,Nature 304 ,1983,pp.652-654)プロモーターが 含まれる。線状菌類宿主細胞中で使用するための好適なプ ロモーターは、例えばADH3プロモーター(McKnight et al.,The EMBO J,19 85,pp.2093-2099)又はtpiAプロモーターである。 HBPをコードする DNA配列はまた、好適なターミネーター、例えばヒト成長ホ ルモンターミネーター(Palmiter et al.,上掲)又は(菌類宿主に対し)the TPI 1 (Alber and Kawasaki,上掲)又はADH3(McKnight et al.,上掲)プロモーター である。ベクターは更に要素例えばポリアデニル化シグナル(例えばSV40又はア デノウィルス5 Elb領域から)、翻訳エンハンサー配列(例えば、SV40エンハン サー)および翻訳エンハンサー配列(例えばアデノウィルスVARNASをコードする もの)に操作可能に接続できる。 組換え発現ベクターは、対象の宿主細胞中でベクターを複製せしめる DNA配列 を更に含んでなる。(宿主細胞が哺乳動物であるとき)そのような配列の例は、 複製のSV40開始点である。ベクターはまた選択可能なマーカー、例えば遺伝子を 含んでなり、その生成物は宿主細胞内で欠損を相補する、例えばジヒドロフォレ ートレダクターゼ(DHFR)をコードする遺伝子、薬物、例えばネオマイシン又は ヒドロマイシンへの耐性を与えるものを含むことができる。 HBP、プロモーターおよびターミネーターをそれぞれコードする DNA配列を結 合するためおよびそれらを複製に必要な情報を含有する適当なベクター内に挿入 するために用いられる手順は、当業者に周知である(注、例えば、Sambrook et al.,上掲)。 発現ベクターが導入される宿主細胞は、HBPを生産できる全ての細胞であって よくそして好ましくは真核細胞、例えば無脊椎(昆虫)細胞又は脊椎動物細胞、 例えばキセノプス レビス(Xenopus laevis)卵母細胞又は哺乳動物である。好 適な哺乳動物細胞系の例は、COS(例えばATCC CRL 1650)、BHK(例えばATCC CRL 1 632,ATCC CCL 10)又はCHO(例えばATCC CCL 61)細胞系である。哺乳動物細胞に 移入しそして細胞内で導入された DNA配列を発現する方法は、例えば Kaufman a nd Sharp,J.Mol.Biol159 ,1982,pp.601-621;Southern and Berg.J.Mol.A ppl.Genet,1982,pp.327-341;Loyter et al.,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 79 ,1982,pp.422-426;Wigler et al.,Cell 14,1978,p.725;Corsaro and Pearson,Somatic Cell Genetics ,1981,p.603,Graham and van der Eb ,Virology 52,1973,p.456;and Neuman et al.,EMBO J,1982,pp.841 -845に記載されている。 択一的に、菌類細胞(酵母細胞を含む)は、宿主細胞として用いられる。好適 な酵母細胞の例には、サッカロマイセス(Saccharomyces)spp.又はシゾサッカ ロマイセス(Schizosaccharomyces)spp.、特にサッカロマイセス セレビシエ (Saccharomyces cerevisiae)株の細胞が含まれる。他の菌類細胞の例は線状菌 類、例えばアスペルギルス(Aspergillus)spp.又はニューロスポラ(Neurospo ra)spp.、特にアスペルギルス オリゼ(Aspergillus oryzae)又はアスペルギ ルス ニガー(Aspergillus niger)菌株の細胞である。 細胞を培養するために用いられる培地は、哺乳動物細胞を増殖するために好適 な通常の培地、例えば適当な補足物を含有する血清含有又は無血清含有培地、又 は昆虫、酵母又は菌類細胞を増殖するための好適な培地であってよい。 好適な培地は、商業上の供給者から入手可能であるか、又は公けにされた製法 (例えばアメリカン タイプ カルチュアー コレクションのカタログ中)に従 って入手できる。 次いで細胞によって生産される HBPを遠心分離又は濾過により細胞を培地から 分離し、そして塩例えば硫酸アンモニウムを用いて培地のタンパク質成分を沈殿 させ、次いでイオン交換クロマトグラフ ィー、アフィニティクロマトグラフィー等の如きクロマトグラフィー法による精 製を含む周知の手順により培地から回収される。 驚くべきことに、以下の内容が見出された;すなわち HBPを pro-HBPとして発 現するとき特に高収率の HBPが得られる。従って、特異的態様において、本発明 は HBPの生産方法に関しここにおいてN末端伸長部により先行される成熟 HBPを コードする DNA配列を含有する宿主細胞を、HBPの発現を許容する条件下適当な 培地中で培養し、次いで生成した HBPをN末端伸長 HBPとして培地から回収する ことを含んでなる。 N末端伸長は、約5〜約25個のアミノ酸残基、特に約8〜約15個のアミノ酸残 基の配列であってよい。N末端配列中のアミノ酸残基の性質は重要でないと考え られている。N末端伸長は好都合にはアミノ酸配列 Gly-Ser-Ser-Pro-Leu-Aspを 有する HBPのプロペプチドであってよい。 成熟 HBPの生産を促進するため、一般に以下の内容が好ましい;すなわちN末 端伸長 HBPをコードする DNA配列が、N末端伸長をコードする DNA配列と成熟 H BPをコードする DNA配列との間に位置するプロテアーゼ切断部位をコードする D NA配列を含む。適当なプロテアーゼ切断部位の例は、アミノ酸配列(Asp)4-Lysを 有するエンテロキナーゼ切断部位又はアミノ酸配列 Ile-Glu-Gly-Argを有する因 子Xa切断部位を有する。 培地から回収後、N末端伸長 HBPは好都合には適当なプロテアーゼで切断され 成熟(および活性)HBPを生産する。好適な酵素の例はエンテロキナーゼ又は因 子Xaである。 HBPを生産するために用いられる宿主細胞は、好ましくは昆虫細胞、例えばレ ピドプテラ(Lepidoptera)又はドロソフィラ(Drosophila)の細胞である。この 場合、細胞は例えば米国特許 4,745,051 又は国際公開(WO)92/01801 に記載される如く、バクロウィルスを用いて好都合 に移入できる。 培地中に存在するリポ多糖に HBPが結合することを避けるため、ヘパリン又は 別の硫酸化多糖の存在下に HBPを生産することが、好都合であることが更に見出 された。従って、特異的態様において、本発明は HBPを生産する方法に関し、こ こにおいて、HBPをコードする DNA配列を含有する宿主細胞を、HBPの伸長を許容 せしめる条件下硫酸化多糖類を含有する適当な培地中で培養し、次いで生成した HBPを培地から回収する。HBPは培地内に存在する硫酸化多糖類に結合するであ ろうしそして引き続き適当な条件で例えば HBPを塩例えば塩化ナトリウムにより 溶出することにより、多糖類から放出されるべきである。 他の硫酸化多糖類、例えばヘパリン スルフェート、デキストラン スルフェ ート、デルマタン硫酸、ペントサン ポリスルフェート又はプロタミン スルフ ァミンが用いられるけれども、硫酸化多糖類は好ましくはヘパリンである。硫酸 化多糖類は、培地から多糖類に結合した HBPの分離を促進するために好ましくは 不活性担体上に固定化される。不活性担体は、例えばアガロース(例えばセファ ロース)である。 この態様において、成熟 HBPをコードする DNA配列を含有する宿主細胞は、前 記の如くN末端伸長部によって先行される。 別の態様において、本発明は HBPを生産する方法に関し、ここにおいて、別の タンパク質をコードする DNAにより先行されかつこれと融合した成熟 HBPをコー ド DNA配列を含有する宿主細胞を、HBPの融合タンパク質および他のタンパク質 の発現を許容する条件下、適当な培地中で培養することを含んでなる。他のタン パク質は、例えば因子VIII軽鎖であってよい(FVIII軽鎖をコードする DNA配列 は、 例えばヨーロッパ特許232112に記載される如く得られる)。 この態様において、前記の如くN末端伸長部と成熟 HBP間に位置するプロテア ーゼ切断部位をコードする DNA配列を導入することが有利である。 医薬組成物において、HBPは例えばRemington's Pharmaceutical Science,198 5に記載される如く医薬組成物を製剤化するための全ての確立された方法により 製剤化できる。組成物は典型的には局所又は全身注射又は温浸法に対し適合した 形であってよくそして殺菌水又は等張食塩水又はグルコース溶液を用いそのまゝ 製剤化できる。組成物は当業者に周知の通常の滅菌技術により滅菌できる。生成 水性溶液は、使用のため包装できるか又は無菌条件下で濾過しそして凍結乾燥さ れ、凍結乾燥調製品は投与前に殺菌水性溶液と組合わせられる。組成物は、適当 な生理学的条件に要求される如き医薬として許容し得る補助物質、例えば緩衝剤 、浸透圧調節剤等、例えば酢酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、塩化ナトリウム、 塩化カリウム、塩化カルシウム等を含有できうる。HBPの濃度は、広範囲に変化 でき、例えば数 0.5%未満から例えば1%から15−20重量%だけまで変化できる 。組成物の単位用量は、典型的には約10mgないし約1gの HBPを含有できる。 本発明の医薬組成物は、敗血症、敗血症性ショック、散在性脈管内凝固又はメ ニンゴコカール メニンギチス(Meningococcal meningitis)の治療の如き治療 適用に対して好都合に使用できることが企図される。前記の如く、医薬組成物は 、(例えば腹腔内の)炎症又は感染の部位に局所適用するために特に有用である 、何故ならそのような部位に移動する単球を保護しそして単球がエンドトキシン および感染細菌を内在化できることを確保することが重要である。体重1kg当た り 0.1−100 mgの HBPの日用量は、治療されるべき症 状の程度および患者の症状に依存して、今日適当であると考えられている。 本発明の組成物は、原因となる細菌感染を治療するために抗菌剤を含んでなる 。好適な抗菌剤の例は、β−ラクタム抗生物質(例えばペニシリン)、アミノグ リコシド、テトラサイクリン、バシトラシン、ポリミキシン(polymyxin)、スル ホアミド、ニトロフラン、ナリジクス酸等である。全身適用に対し、組成物はま たヘパリン又は他の硫酸化グルコサミノグリカンを抗凝固剤として含有でき、何 故ならヘパリンが LPSに結合する HBPの能力を阻害しないことが驚くべきことに 見出されたからである。抗凝固薬として作用することは別として、ヘパリンの存 在はまた HBPのより長いプラズマ半減期に導びくからである、何故ならそれは血 管内皮上で HBPがグルコサミノグリカンに結合するのを防止するからである。 図面の簡単な説明 本発明を、添付の図面を参照しつつ以下の例において更に説明する。 図1は、hHBPをコードする、プラスミド pKFN-1783の901bp EcoRI−XbaIの DNA配列および誘導アミノ酸配列を示し; 図2は、hHBPをコードする、プラスミドに挿入される772bp BamHI−HindIII の DNA配列および誘導アミノ酸配列を示し; 図3は、10μg/mlの HSAで処理された血液単核細胞中のサイトカイニンレベ ル又は10ng/ml LPSの存在下 HBPの変化レベルを示すグラフであり;そして 図4は、10μg/mlの HSAで処理された血液単核細胞中のサイトカイニンレベ ル又は 100ng/ml LPSの存在下 HBPの変化レベルを示すグラフである。例 1 酵母株KFN-1775からヒトヘパリン結合タンパク質の生産 一般的方法 標準 DNA工学を、(Sambrook,J.,Fritch,E.F.,and Maniatis,T.(1989)Mo lecular Cloning:A Laboratory Manual,2nd edn.,Cold Spring Harbor Labor atory Press,Cold Spring Harbor,NY)に記載の如く行った。合成オリゴヌク レオチドを、商業的に入手可能な試剤を用い、自動 DNA合成機(380B,Applied Biosystems)で製造した。DNA配列決定は、ジデオキシ鎖−停止技術により行っ た(Sanger,F.,Micklen,S.,and Coulson,A.R.,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 7 4 (1977)5463-20 5467)。ポリメラーゼ鎖反応(PCR)を、DNA Thermal Cycler( パーキン エルマー セタス)で行った。 N末端アミノ酸配列分析を、アプライド バイオシステム 477Aガス相シーケ ンサーを用い自動化エドマン(Edman)分解により得た。オンライン逆相HPLCによ る分析を、各シーケンサーサイクルから遊離した PTHアミノ酸の検出および定量 化に対して行った。 1μl(106pfu)のヒト骨髄cDNAライブラリー(Clontech,Palo Alto,CA,U. S.A.)をプライマーNOR-3176(GTTGGAATTCAT(A/T/C)CA(A/G)AA(T/C)CA(A/G)GGN(A/ C)G)およびNOR-3174(CA(T/C)TG(A/G)TC(T/C)TCNGGNGT)(ここにおいて、Nは 全ての4種のヌクレオチドの混合物である)の各々100pmoleを含有する PCR反応 において鎖型として用いられた。 プライマーNOR-3176の前方5′部分は、EcoRI部位を含有しそして3′部分は アミノ酸残基 no.18−23に相当しそして逆プライマーNOR-2174はhHBPのアミノ酸 配列中のアミノ酸 no.18−23に相当する omsen,J.,Engels,M.,and Wollmer,A.(1991)Eur.J.Biochem.197,535-547 〕。 PCRは商業上キット(GeneAmp,パーキン エルマー シータス)および次のサ イクル:94℃で1分、50℃で2分そして72℃で3分を用い 100μl容量で行った 。35回サイクル後、最終サイクルを行いここにおいて72℃の工程は10分間維持し た。PCR生成物、420bp断片を1%アガロースゲル上電気泳動により単離した。 同様にプライマーNOR-3173(ACNCCNGA(A/G)GA(T/C)CA(A/G)TG)およびNOR-3175 (GGTTTCTAGATTATCCCGG(A/G)TT(A/G)TTNA(A/G)NACNCC)を、PCR反応において前 記と同じcDNA鋳型と伴に用いた。前方のプライマーNOR-3173はNOR-2174に相補的 でありそして逆プライマーNOR-3175は、HBPのアミノ酸配列中のアミノ酸残基 21 5−221 およびこれに続く停止コドンおよび XbaI部位に対応する。PCR反応を前 記の如く行いそして生成物、232bp断片をアガロースゲル電気泳動により単離し た。 前記の2種の PCR断片を、末端プライマーとしてNOR-3176およびNOR-3175を用 い、オーバーレイ イクステンション(overlay extension)PCR〔Horton,R.M. ,Hunt,H.D.,Ho,S.N.,Pullen,J.K.,and Pease,L.R.(1989)Gene 77,61- 68〕により結合した。生成 635bp断片を単離し次いでEcoRIおよび XbaIで消化 し 621bp断片を得、これをプラスミ pTZ19R からの2.8kb EcoRI−XbaI断片に 結合した(Mead,D.A.,Szczesna-Skorupa,E.and Kemper,B.,Prot,Engin. (1986)67-74)。 結合混合物を用い、アンピシリン耐性に選択したコンピテントE.コリー株( r-,m+)を形質転換した。DNA配列は、生成コロニーの1つからのプラスミド pKFN-1726が期待したhHBP18-221アミノ酸配列をコードしていることを示した。 HPBのN末端を、前記と同じcDNA鋳型およびプライマーMHJ-206(GCTGAGAGATTGG AGAAGAGAATCGTTGGCGGCCGGAAGGCGAG)とMHJ-200(CGGCTTCCACCGTGGCGTTCTG)を用い 、PCRにより 379bp断片として単離した。MHJ-206の3′部分は、ヒト HBP遺伝子 のN末端コード部分に同一であり、そして MHJ-206の5′部分は先に述べたハイ ブリッド酵母リーダー遺伝子のC末端に同一である〔Thim,L.,Norris,K. etersen,J.(1993)FEBS Lett.318,345-352〕。 ハイブリッドリーダー遺伝子と HBPのN末端部分をコードする 379bp PCR断片 との枠内融合が、オーバーレイ イクステンション PCRにより得られた〔Horton ,R.M.,Hunt,H.D.,Ho,S.N.,Pullen,J.K.,and Pease,L.R.(1989)Gene 7 7,61-68〕。生成物をEcoRIおよびPstIで消化次いで 572bp断片として単離し た。 572bp EcoRI− PstI断片および前記 329bp PstI− XbaI断片を、プラスミ ドpTZ19Rからの2.8kb EcoRI− XbaIに結合せしめた(Mead,D.A.,Szczesna-Sk orupa,E.and Kemper,B.,Prot,Engin.(1986)67-74)。結合混合物を用 い、アンピシリン耐性に対し選択したコンピテントE.コリー株(r-,m+)を 形質転換した。得られたコロニーの1つからのプラスミド pKFN-1780を選択し更 に用いた。 プラスミド pKFN-1780をEcoRIおよび XbaIで消化した。生成 901bp断片を、 pMT636からの 9.5kb NcoI− XbaIおよびpMT636からの 1.4kb NcoI−EcoRI断 片に結合した。プラスミドpMT636は、国際公開(WO 89/01968)に記載されている 。 pMT636は、シゾサッカロマイセス(Schizosaccharomyces)ポムベ(pombe)TPI (遺伝子)(POT)(Russell,P.R.,Gene 40(1985)125-130)、S.セレビシ エ(cerevisiae)トリオースホスフェート イソメラーゼプロモーターおよびターミネーター、TPIPおよび TPIT(Alber,T .,and Kawasaki,G.J.Mol.Appl,(1982),419-434)を含有するE.コリー −S.セレビシエシャトルベクターである。 連結混合物を用い、アンピシリン耐性に対し選択するコンピテントE.コリー 株(r-,m+)を形質転換した。DNA配列決定は以下の内容を示した;すなわち 生成コロニーからのプラスミドは、合成酵母シグナル−リーダー遺伝子に正しく 融合したヒト HBPに対する正しい DNA配列を含有していた。 1つのプラスミド pKFN-1783を選択し更に用いた。 プラスミド pKFN-1783の発現カセットは次の配列を含有する: TPIP−シグナル−リーダー− HBP− TPIT pKFN-1783からの901bp EcoRI− XbaIの DNA配列を図1に示す。 酵素形質転換:S.セレビシエ(cerevisiae)株MT663(E2-7B XE11-36 a/α ,ΔtPi /Δtpi,pep 4-3/pep 4-3)を、YPGaL(1%バクト酵母抽出物、2%バ クトペプトン、2%ガラクトシダーゼ、1%ラクテート)上で600nmで 0.6の光学 密度まで増殖した。 100mlの培養物を遠心分離により集め、10ml水で洗い、再遠心分離しそして1.2 Mソルビトール、25mM Na2EDTA pH=8.0および 6.7mg/mlジチオトレイトールを 含有する10mlの溶液中に再懸濁させた。懸濁液を、30℃で15分間インキュベート し、遠心分離し次いで細胞を、1.2Mのソルビトール、10mMの Na2EDTA、 0.1M のクエン酸ナトリウム、pH=5.8 および2mgのノボザイム(Novozym)(商標)234 を含有する10mlの溶液に再懸濁させた。懸濁液を30℃でインキュベートし、細胞 を遠心分離により集め、10mlの 1.2Mソルビトールおよび10mlのCAS(1.2Mのソ ルビトール、10mMの CaCl2、10mMの トリスHCl(トリス=トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン)pH=7.5)に懸濁 させ次いで2mlの CASに再懸濁させた。形質転換に対し、0.1mlの CAS−再懸濁 細胞を、約1μgのプラスミド pKFN-1783と混合し次いで室温で1時間放置した 。(20%ポリエチレングリコール4000、20mM CaCl2、10mM CaCl2、10mMトリス HC l、pH=7.5)の1mlを、加え次いで混合物を遠心分離し次いでペレットを0.1mlの SOS(1.2Mのソルビトール、33%v/v YPD、6.7mMのCaCl2、14μg/mlのロイ シン)中に再懸濁し次いで30℃で2時間インキュベートした。次いで懸濁液を遠 心分離し次いで 1.2Mのソルビトール0.5mlに再懸濁した。次いで、1.2Mのソル ビトールおよび 2.5%寒天を含有する6mlのトップ(top)寒天(the SC medium o f Sherman et al.,(Methods in Yeast Genetics ,Cold Spring Harbor Labora tory(1982))を添加し次いで懸濁液を、同じ寒天固化、ソルビトール含有培地を 含有するプレートの頂部に注いだ。 形質転換体コロニーを30℃で3日後に選び、再単離し次いで液体培養を開始す るために用いた。1個のそのような形質転換体KFN-1775を更に特徴化のために選 定した。 発酵:酵母株KFN-1775を、YPD培地(1%酵母エキス、2%ペプトン(ディフ コ ラボラトリーから)、および3%グルコース)上で増殖した。株の1l培養 物を650nmで光学密度24まで30℃で振とうした。遠心分離後、上澄みを単離した 。 HBPを、WO 89/08666 に記載されている如く実質的に上澄みから精製した。残 基1−20のアミノ酸配列分析は、配列番号1のN末端配列と同一性を示した。例 2 バキュロウィルス系を用い昆虫細胞中でHBP(プロフォームとして)を発現さ せるため、次の PCRプライマーを作成した。 MHJ2087は、BamHI部位、開始コドンおよびヒトcDNAのプレプロ部分(Morgan, J.G.et al.(1991),J.Immun.,147(3210-3214))およびこれに引き続きpKFN1780 上の遺伝子の成熟部分の開始から最初の20個のヌクレオチドをコードする。 MHJ2089は、pKFN1780上の HBP遺伝子のコード部分から最後の8個のコドン並 びに上記cDNA配列に従った2個の余分のコドンに相補的てある。 PCRを次に従って鋳型として2個のプライマーおよびpKFN1780を用いて行った : 3サイクル 95℃60秒、50℃ 120秒、72℃ 120秒 12サイクル 95℃30秒、65℃60秒、72℃90秒 PCR生成物、760bp断片を1%のアガロースゲル上で電気泳動により単離し、Ba mHIおよびHindIIIで切断し次いで同じ2種の酵素で切断したpSX221に挿入した 。(pSX221は pUC19の誘導体である(Yannisch-Perron,C.et al.(1985)GENE 33,103-119)。クローン化 DNAは配列決定により証明されそしてBamHI−HindI II断片(図2(示される)を、切断し、単離しそして昆虫細胞内の発現に対しpB lueBacIII(インビトロゲン社)に挿入した。生成プラスミドはpSX556と命名さ れた。 HBPを発現する組換え体バキュロウィルスを構築するため、インビトロゲン社 (サンジエゴ,CA)からのMAXBACを用いそして全ての操作を含められたバキュロ ウィルス発現系マニュアル(バージョン 1.5.5)に従って行った。簡単には、1μgの線状化AcMNPV DNAおよび3μgのpS X556を、SF9昆虫細胞(60mm皿内に2×106個の細胞)に共移入した。生成培養 上澄みを7日後に集めた。100mmプレート内のSF9細胞の新たな単層を、種々の 希釈でウィルス上澄みで感染させ次いで 150μg/ml X-galを有する 1.5%アガ ロース含有完全TNM-FH培地で覆った。8日後、6種の推定組換え体プラークをそ れらの青色により同定しそしてSF9細胞を含有する6穴ウェルプレートを感染さ せるために用いた。5日後、対応するウィルス DNAを精製し次いでウィルス DNA 内の組換え部位に隣接する順方向プライマーおよび逆方向プライマーを用いて P CR反応に委ねた。アガロースゲル上の PCR生成物を評価後、対応する最も純粋な 組換え体ウィルスを、最終組換えウィルス株が野生型ウィルスのないことを確保 するためもう1回の循環のプラーク精製に委ねた。組換え体 HBPの生成は、無血 清 SF900−II培地(Gibco BRL/Life-Technologies)内で増殖に適合した昆虫細胞 (SF9およびSF21)内で行った。典型的には、5lのスピナー(spinner)培養物 又は10lの発酵器(両タイプは1×106/mlの細胞密度を有する)を、1のMOIで 感染しそして培地を感染後3日目に集めた。HBPの精製は、WO 89/08666 に記載 の如く行った。例 3 プロ領域(proregion)を有しない HBP: オリゴヌクレオチドリンカー(下記参照)を作成しこれは、(73から87、イタ リック体)のプロ領域を含む部分を除外する(BamHIからEagIまで)図2で示 される最初の99bp配列を含んでおり次いでこれをpSX556内でもとのBamHI− Eag Iで置換しpSX559を生ぜしめた。この構築体は、バキュロウィルス系内で発現さ れるとき成熟 HBPを生産することが期待される。 リンカーは2つの次の二重部分を与えるように対合的にアニールされた4種の オリゴヌクレオチドから成る: 例 4 プロペプチドと成熟 HBP間に位置する牛エンテロキナーゼ切断部位を有する H BP誘導体の発現 HBP(シグナル−プロペプチド−成熟HBP)をコードするバキュロウィルスベク ターで感染した昆虫細胞は、プロペプチドを切断することができない。プロペプ チドなしのHBP(成熟 HBP配列に直接融合したシグナル配列)をコードするウィル スで感染した細胞は、成熟形を生産するが、極めて低量である。成熟 HBPの収率 を増加するため、プロペプチドと成熟 HBP間に挿入された牛エンテロキナーゼ切 断部位(Asp4-Lys)を有する HBP誘導体をコードするバキュロウィルスベクター を構築し、生成した伸長形の HBPをインビトロ加工することにより成熟 HBPを得 ることが可能となる: シグナル−Gly-Ser-Ser-Pro-Leu-Leu-Asp-Asp3-Lys−成熟 HBPを、Pfuポリメ ラーゼおよびプライマー241(CCGGGGATCCGATGACCCGGCTGACAGTCCTGGCCCTGCTGGCTG GTCTGCTGGCGTCCTCGAGGGCCGGCTCCAGCCCCCTTTTGGACGACGACGACAAGATCGTTGGCGGC)お よびPBRa246(CCGGGGATCCAACTAGGCTGGCCCCGGTCCCGG)を用いた PCRにより作成し た。PCR生成物をBamHIで消化し次いで pVL1393伝達ベクター(インビトロゲン ,サンジエゴ,CA)内にクローン化した。組換えバキュロウィルス の発生およびタンパク質の生産を例2に記載する如く行った(しかしこの場合、 推定組換え体プラークは、それらの閉鎖−陰性表現型により同定された)。 N末端伸長形の HBPを生産するため、SF900II無血清培地(ギブコ)内で増殖 する4×108SF9細胞を、遠心分離し次いで1のMOI(感染多重性)を与えるウィル スストック(stock)からのサンプル中に再懸濁させた。ウィルスと共に細胞を 0. 5lのBellcoスピネルフラスコ(#1965-00500)に移しそして新しいSF900II培地を4 00mlの最終容量に添加した。最後に、1.5gのヘパリン−セファロース(CL-6B、 ファルマシア)(これは25mlの殺菌 0.9%NaCl中でオートクレーブ処理された)を 培養物に添加した。培養物を27℃で3日間インキュベートした。 昆虫細胞培養物からヘパリン−セファロースビーズを単離するため、400mlの 発酵培地を50mlの管8本に分取し次いでソルバールインストラメント テクノス ピンR遠心分離内で300rpmで3分間遠心分離した。細胞を有する上澄みを吸引除 去し次いでペレット化したヘパリン−セファロースビーズを、各管に加えられた 30mlの殺菌NaCl中で再懸濁し次いで300rpmで遠心分離することにより汚染細胞の 残余から分離した。全ての手順を2回くりかえした。最後にビーズを、各管に加 えられた20ml殺菌 0.5M NaCl 中で洗浄した。次いでビーズを 0.5M殺菌NaClの 少量(20−30ml)で1個の50ml管に集め次いで殺菌ガラスフィルター漏斗に移し た。ビーズを吸引せしめ次いでrHBPを30mlの3M NaCl を用いビーズから最後的 に溶出せしめた。HBPを、WO 89/08666 に記載される方法に従い3M NaCl溶出 液から精製した。 プロ配列(prosequence)と成熟タンパク質間のエンテロキナーゼ切断部位並び にプロ配列を含有する200μgの精製 HBPを、25mMの CaCl2を含有する50mMのNa−アセテート緩衝液(pH 5.1)中に溶解した。バイオ ザイム ラボラトリー リミテッド GB バッチ18×2コードEK3からの 400単位 エンテロキナーゼを、1.2μlの容量で加え次いで混合物を37℃で1時間インキ ュベートした。最後に HBPをWO 89/08666 に記載の方法に従いHPLCによりイン キュベーション混合物から精製した。精製 HBPのアリコート(1nmol)を、N末 端配列決定に委ね、この配列決定は主配列が切断が成功したことを示す Ileで開 始する正しい成熟 HBPを表わしていた。例 5 プロペプチドと成熟 HBP間に位置する因子Xa切断部位を有する HBP誘導体の 発現 成熟 HBPの作成のための択一的戦略は、生産された物質のインビトロ切断に対 する因子Xaの使用であった。因子Xa認識/切断部位は Ile-Glu-Gly-Argである 。T.J.Gardella et al.(J.Biol.Chem.,26,15854-15859,1990)によれば、因 子Xa認識部位の丁度N末端の3個の小アミノ酸(Gly-Gly-Ser)の配置は、多分立 体障害効果を最少化しそしてこれにより因子Xa切断の有効性が増加することが 見出された。 シグナル−プロペプチド−Ile-Glu-Gly-Arg −成熟 HBPおよびシグナル−プロ ペプチド−Gly-Gly-Ser-Ile-Glu-Gly-Arg −成熟 HBPを作成するため、それぞれ 2種のプライマー249(CCGGGGATCCGATGACCCGGCTGACAGTCCTGGCCCTGCTGGCTGGTCTGC TGGCGTCCTCGAGGGCCGGCTCCAGCCCCCTTTTGGACATCGAGGGTAGGATCGTTGGCGGC)およびPB Ra250(CCGGGGATCCGATGACCCGGCTGACAGTCCTGGCCCTGCTGGCTGGTCTGCTGGCGTCCTCGAGGG CCGGCTCCAGCCCCCTTTTGGACGGTGGTTCCATCGAGGGTAGGATCGTTGGCGGC)を合成した。2 個の断片をBamHIで消化し次いで pVL1393に挿入した。組換え体バキュロウィル スの作成およびタンパク質の生産を例4 に記載したものと同様にして行った。例 6 末梢の血液単核細胞(BMNC)を、ライムホプレプ(Lymphoprep)(商標)(Nycome d,オスロ,ノルウェー)上でシトラート抗凝固淡黄コートの遠心分離により健 康な成人血液ドナー(血液銀行、Rigshospitalet)から製造した。幾つかの実験 において、リポ多糖(LPS)(E.コリー0.55:B5;ディフコ ラボラトリー ,デトロイト,MI)、最終濃度1μg/ml、又はPHA(ディフコ、最終濃度20μg /ml、又はツベルクリンの精製タンパク質誘導体(PPD)(ステートセラム インス チチュート,コペンハーゲン,デンマーク)、最終濃度25μg/mlの添加前に、B MNCsを予備インキュベートした。インキュベーションを3%正常ヒト血清(NHS) を含有するRPMI-1640(BRL-Gibco,ロキルデ,デンマーク)中で行い、56℃で30分 間加熱失活させ次いで 0.8mMグルタミン、ペニシリン/ストレプトマイシン(BRL -Gibco,デンマーク)20IE/ml(各々)を加えた。インキュベーション後、細胞 を集め、次いで上澄みを直ちに−20℃で凍結し;細胞ペレットを液体窒素上で速 やかに凍結し次いで RNAを抽出する前に−80℃で1週間以上保った。 IL-1α,IL-1β,IL-2,IL-6,IFNγ,TNFαおよび TNFβを、精製組換え体サ イトカイニンに対する単一特異性ポリクローナル家兎抗体を用い、二本鎖 ELISA により測定した(M.B.Hansen et al.,Immunol.Lett30,1991,p.156)。イムノ −マキソープ(Immuno-Maxisorp)プレート(Nunc,Roskilde,Denmark)を、タンパ ク質−Aアフィニティー精製 IgGでコートした。非結合部位を、ホスフェート緩 衝食塩水(PBS)中5%ヒト血清アルブミンを用いてブロックした。サンプルを、 2%正常家兎血清(ダコ,グロスツループ,デンマーク)、EDTA 10mM、アプロ チニン2,000KIE/mlおよび5mM DL− ジチオトレイトールを加えた PBS中で希釈した。各々のサイトカイニンの国際的 標準法を用いて分析を行った(National Institute for Biological Standards and Controls,Potters Bar,Hertfordshire,UK)。ビオチニル化家兎抗体をス トレプタビジン(streptavidines)−ペルオキシダーゼと共に検出用抗体として 用いた(キルゲガード アンド ペリー ラボラトリー,ガイスデルベルク,MD )。1,2−フェニレンジアミンを用いて展開し次いで 492nmで測定した。8pg /ml〜1ng/mlの濃度範囲に対する変化のインターアッセイ係数は、15%未満で あった。これらのELISAsの検出限界は8〜10pg/mlであった。BMNCsを解かし次 いでそれぞれ10ng/ml LPSおよび 100ng/ml LPSの存在下、10μg/mlおよび10 0μg/mlの量のヒト血清アルブミン並びに 0.2μg/ml、2μg/mlおよび20 μg/mlの量の HBPで処理した。 結果を図3および図4に示す。図から明らかなように、BMNCsからのサイトカ イニンの放出は HBPの存在下で著るしく減少する。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年5月20日 【補正内容】 請求の範囲 1.敗血症、グラム陰性敗血症、敗血症性ショック又は散在性脈管内凝固の予 防又は治療のための医薬の製造のための、グリコシル化形にある、ヘパリン結合 タンパク質(HBP)の使用であって、このヘパリン結合タンパク質が28kDの見掛け 分子量(還元条件下SDS-PAGEより測定)を有し、該タンパク質が多形核白血球の アズール性顆粒内で生産される、前記使用。 2.前記医薬が、炎症又は感染の部位に局所適用するために有用である、請求 の範囲第1項記載の使用。 3.ヘパリン結合タンパク質が、ヒト HBPである、請求の範囲第1又は2項記 載の使用。 4.HBPが配列番号1として配列表に示されるアミノ酸配列、又は LPSの脂質 A部分に結合できるその類似体又はペプチド断片である、請求の範囲第1〜3項 のいずれか1項に記載の使用。 5.LPSの脂質A部分に結合できるペプチド断片が、少なくとも配列番号1の アミノ酸残基20−53、特にアミノ酸残基26−42を含んでなるペプチド断片である 、請求の範囲第1〜4項のいずれか1項に記載の使用。 6.ヘパリン結合タンパク質が豚 HBPである、請求の範囲第1〜5項のいずれ か1項に記載の使用。 7.HBPが配列番号2として配列表に示されるアミノ酸配列、又は LPSの脂質 A部分に結合できるその類似体又はペプチド断片である、請求の範囲第1〜6項 のいずれか1項に記載の使用。 8.LPSの脂質A部分に結合できるペプチド断片が、少なくとも配列番号2の アミノ酸残基20−53を含んでなるペプチド断片である、請求の範囲第1〜7項の いずれか1項に記載の使用。 9.医薬が、単位剤形当たり約10mgないし約1gの量の HBPを含有する、請求 の範囲第1〜8項のいずれか1項に記載の使用。 10.敗血症、グラム陰性敗血症、敗血症性ショック又は散在性脈管内凝固に関 連した疾患又は症状を予防又は治療する方法であって、そのような治療を必要と する患者に、有効量のグリコシル化形にあるヘパリン結合タンパク質(HBP)を投 与することを含んでなり、該ヘパリン結合タンパク質が28kDの見掛け分子量(還 元条件下SDS-PAGEより測定)を有し、該タンパク質が多形核白血球のアズール性 顆粒内で生産される、前記方法。 11.ヘパリン結合タンパク質が、ヒト HBPである、請求の範囲第10項記載の方 法。 12.HBPが配列番号1として配列表に示されるアミノ酸配列、又は LPSの脂質 A部分に結合できるその類似体又はペプチド断片である、請求の範囲第12項記載 の方法。 13.LPSの脂質A部分に結合できるペプチド断片が、少なくとも配列番号1の アミノ酸残基20−53、特にアミノ酸残基26−42を含んでなるペプチド断片である 、請求の範囲第13項記載の方法。 14.ヘパリン結合タンパク質が豚 HBPである、請求の範囲第10項記載の方法。 15.HBPが配列番号2として配列表に示されるアミノ酸配列、又は LPSの脂質 A部分に結合できるその類似体又はペプチド断片である、請求の範囲第14項記載 の方法。 16.LPSの脂質A部分に結合できるペプチド断片が、少なくとも配列番号2の アミノ酸残基20−53を含んでなるペプチド断片である、請求の範囲第15項記載の 方法。 17.有効量の HBPが、体重1kg当たり 0.1−100 mg、好ましくは体重1kg当た り 0.5−50mg、より好ましくは体重1kg当たり1−25 mgの範囲内にある、請求の範囲第10項記載の方法。 18.HBPが、炎症又は感染の部位に局所適用するために用いられる、請求の範 囲第10〜17項のいずれか1項に記載の使用。 19.HBPの生産方法であって、HBPをコードする DNA配列を含有する宿主細胞を 、HBPの発現を許容せしめる条件下、硫酸化多糖類を含有する適当な培地中で培 養し、次いで生成した HBPを培地から回収することを含んでなる、前記方法。 20.硫酸化多糖類がヘパリンである、請求の範囲第19項記載の方法。 21.硫酸化多糖類が、不活性担体上に固定されている、請求の範囲第19項記載 の方法。 22.不活性担体かアガロースである、請求の範囲第21項記載の方法。 23.宿主細胞が、N末端伸長部により先行されている成熟 HBPをコードする D NA配列を含有する、請求の範囲第19項記載の方法。 24.N末端伸長 HBPをコードする DNA配列が、N末端伸長部をコードする DNA 配列と成熟 HBPをコードする DNA配列との間に位置するプロテアーゼ切断部位を コードする DNA配列を含む、請求の範囲第23項記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C12N 5/10 9356−4H C07K 14/47 C12P 21/02 9282−4B C12N 5/00 B // C07K 14/47 9051−4C A61K 37/02 ADZ (C12N 1/19 C12R 1:865) (C12N 1/21 C12R 1:19) (C12P 21/02 C12R 1:91) (C12P 21/02 C12R 1:865) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,M W,MX,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TT,UA, US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.リポ多糖(LPS)により引き起こされるサイトカイニンカスケードの誘発に 関連した疾患又は症状を予防又は治療するための組成物であって、該組成物は医 薬として許容し得る担体又は希釈剤と共にヘパリン結合タンパク質(HBP)を含ん でなり、このヘパリン結合タンパク質はグリコシル化形で、28kDの見掛け分子量 (還元条件下SDS-PAGEより測定)を有し、該タンパク質が多形核白血球のアズー ル性顆粒内で生産される、前記組成物。 2.ヘパリン結合タンパク質が、ヒト HBPである、請求の範囲第1項記載の組 成物。 3.HBPが配列番号1として配列表に示されるアミノ酸配列、又は LPSの脂質 A部分に結合できるその類似体又はペプチド断片である、請求の範囲第2項記載 の組成物。 4.LPSの脂質A部分に結合できるペプチド断片が、少なくとも配列番号1の アミノ酸残基20−53、特にアミノ酸残基26−42を含んでなるペプチド断片である 、請求の範囲第3項記載の組成物。 5.ヘパリン結合タンパク質が豚 HBPである、請求の範囲第1項記載の組成物 。 6.HBPが配列番号2として配列表に示されるアミノ酸配列、又は LPSの脂質 A部分に結合できるその類似体又はペプチド断片である、請求の範囲第5項記載 の組成物。 7.LPSの脂質A部分に結合できるペプチド断片が、少なくとも配列番号2の アミノ酸残基20−53を含んでなるペプチド断片である、請求の範囲第6項記載の 組成物。 8.単位剤形当たり約10mgないし約1gの量の HBPを含有する、請求の範囲第 1〜7項のいずれか1項に記載の組成物。 9.LPSにより引き起こされるサイトカイニンの誘発に関連した疾患又は症状 を予防又は治療するための方法であって、該方法は有効量のヘパリン結合タンパ ク質(HBP)をそのような治療を必要とする患者に投与することを含んでなり、該 ヘパリン結合タンパク質がグリコシル化形で、28kDの見掛け分子量(還元条件下 SDS-PAGEより測定)を有し、該タンパク質が多形核白血球のアズール性顆粒内で 生産される、前記方法。 10.グラム陰性敗血症、敗血症性ショック又は散在性脈管内凝固の予防又は治 療のための、請求の範囲第9項記載の方法。 11.メニンゴコカール メニギチス(Meningococcal menigitis)の治療のため の、請求の範囲第9項記載の方法。 12.、ヘパリン結合タンパク質がヒト HBPである、請求の範囲第9項記載の方 法。 13.HBPが配列番号1として配列表に示されるアミノ酸配列、又は LPSの脂質 A部分に結合できるその類似体又はペプチド断片である、請求の範囲第12項記載 の方法。 14.LPSの脂質A部分に結合できるペプチド断片が、少なくとも配列番号1の アミノ酸残基20−53、特にアミノ酸残基26−42を含んでなるペプチド断片である 、請求の範囲第13項記載の方法。 15.ヘパリン結合タンパク質が豚 HBPである、請求の範囲第9項記載の方法。 16.HBPが配列番号2として配列表に示されるアミノ酸配列、又は LPSの脂質 A部分に結合できるその類似体又はペプチド断片である、請求の範囲第15項記載 の方法。 17.LPSの脂質A部分に結合できるペプチド断片が、少なくとも配列番号2の アミノ酸残基20−53を含んでなるペプチド断片である、請求の範囲第16項記載の 方法。 18.有効量の HBPが、体重1kg当たり 0.1−100 mg、好ましくは体重1kg当た り 0.5−50mg、より好ましくは体重1kg当たり1−25mgの範囲内にある、請求の 範囲第9項記載の方法。 19.LPSにより引き起こされるサイトカイニンカスケードの誘発に関連した疾 患又は症状を予防又は治療するための医薬の製造のための、グリコシル化形にあ るヘパリン結合タンパク質(HBP)の使用であって、このヘパリン結合タンパク質 が28kDの見掛け分子量(還元条件下SDS-PAGEより測定)を有し、該タンパク質が 多形核白血球のアズール性顆粒内で生産される、前記使用。 20.グラム陰性敗血症、敗血症性ショック又は散在性脈管内凝固の予防又は治 療のための、請求の範囲第19項記載の使用。 21.メニンゴコカール メニギチス(Meningococcal menigitis)の治療のため の、請求の範囲第19項記載の使用。 22.、ヘパリン結合タンパク質がヒト HBPである、請求の範囲第19項記載の使 用。 23.HBPが配列番号1として配列表に示されるアミノ酸配列、又は LPSの脂質 A部分に結合できるその類似体又はペプチド断片である、請求の範囲第22項記載 の使用。 24.LPSの脂質A部分に結合できるペプチド断片が、少なくとも配列番号1の アミノ酸残基20−53、特にアミノ酸残基26−42を含んでなるペプチド断片である 、請求の範囲第23項記載の使用。 25.ヘパリン結合タンパク質が豚 HBPである、請求の範囲第19項記載の使用。 26.HBPが配列番号2として配列表に示されるアミノ酸配列、又は LPSの脂質 A部分に結合できるその類似体又はペプチド断片である、請求の範囲第25項記載 の使用。 27.LPSの脂質A部分に結合できるペプチド断片が、少なくとも 配列番号1のアミノ酸残基20−53を含んでなるペプチド断片である、請求の範囲 第26項記載の使用。 28.医薬が、単位剤形当たり約10mgないし1gの量の HBPを含有する、請求の 範囲第19項記載の使用。 29.HBPの生産方法であって、N末端伸長部により先行される成熟 HBPをコー ドする DNA配列を含有する宿主細胞を、HBPの発現を許容する条件下適当な培地 中で培養し、次いで生成した HBPをN末端伸長 HBPとして培地から回収すること を含んでなる、前記方法。 30.N末端伸長 HBPをコードする DNA配列が、N末端伸長部をコードする DNA 配列と成熟 HBPをコードする DNA配列との間に位置するプロテアーゼ切断部位を コードする DNA配列を含む、請求の範囲第29項記載の方法。 31.タンパク質切断部位が、アミノ酸配列(Asp)4-Lysを有するエンテロキナー ゼ切断部位である、請求の範囲第30項記載の方法。 32.プロテアーゼ切断部位が、アミノ酸配列 Ile-Glu-Gly-Argを有する因子Xa 切断部位である、請求の範囲第30項記載の方法。 33.N末端伸長部が、アミノ酸配列 Gly-Ser-Ser-Pro-Leu-Leu-Aspを有する H BPのプロペプチドである、請求の範囲第29項記載の方法。 34.宿主細胞が、昆虫細胞である、請求の範囲第29項記載の方法。 35.N末端伸長 HBPが適当なプロテアーゼで切断され成熟タンパク質を生産す る、請求の範囲第30項記載の方法。 36.HBPの生産方法であって、HBPをコードする DNA配列を含有する宿主細胞を 、HBPの発現を許容せしめる条件下硫酸化多糖類を含有する適当な培地中で培養 し、次いで生成した HBPを培地から回収することを含んでなる、前記方法。 37.硫酸化多糖類がヘパリンである、請求の範囲第36項記載の方法。 38.硫酸化多糖類が、不活性担体上に固定されている、請求の範囲第36項記載 の方法。 39.不活性担体がアガロースである、請求の範囲第38項記載の方法。 40.宿主細胞が、N末端伸長により先行されている成熟 HBPをコードする DNA 配列を含有する、請求の範囲第36項記載の方法。 41.N末端伸長 HBPをコードする DNA配列が、N末端伸長部をコードする DNA 配列と成熟 HBPをコードする DNA配列との間に位置するプロテアーゼ切断部位を コードする DNA配列を含む、請求の範囲第40項記載の方法。 42.HBPの生産方法であって、別のタンパク質をコードする DNAにより先行さ れかつこれと融合した成熟 HBPをコードする DNA配列を含有する宿主細胞を、HB Pの融合タンパク質および他のタンパク質の発現を許容する条件下、適当な培地 中で培養することを含んでなる、前記方法。 43.タンパク質切断部位をコードする DNA配列が、別のタンパク質をコードす る DNA配列と成熟 HBPをコードする DNA配列との間に位置している、請求の範囲 第42項記載の方法。
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