JPH09506901A - フッ素化オレフィンの製造方法 - Google Patents

フッ素化オレフィンの製造方法

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JPH09506901A JP7517553A JP51755395A JPH09506901A JP H09506901 A JPH09506901 A JP H09506901A JP 7517553 A JP7517553 A JP 7517553A JP 51755395 A JP51755395 A JP 51755395A JP H09506901 A JPH09506901 A JP H09506901A
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Abstract

(57)【要約】 フッ素化オレフィンが、フッ化物イオンを供給する触媒例えばフッ化カリウムの存在下でフッ素化脂肪族カルボン酸のシリルエステルの熱分解によって製造される。

Description

【発明の詳細な説明】 フッ素化オレフィンの製造方法 発明の分野 本明細書中で開示されるのは、アルカリ金属フッ化物の存在下でフッ素化脂肪 族カルボン酸のシリルエステルを熱分解することを含んで成る、フッ素化オレフ ィンの製造方法である。生成するオレフィンは、重合のためのモノマーとして又 は化学中間体として有用である。 技術的背景 フッ素化オレフィン、特にトリフルオロビニル基を含むものは、モノマーとし て、そして有機化合物、例えば医薬品の合成のための化学中間体として有用であ る。このようなオレフィンは、種々の方法、例えばフッ素化脂肪族カルボン酸金 属塩の熱分解によって作られてきた、J.D.LaZerteら、J.Am.C hem.Soc.、75巻、4525〜4528頁(1953)。 WO93/20085は、基−O(C24)CO2Siを含む化合物の熱分解 によるトリフルオロビニルエーテルの製造を報告している。この特許においては 、トリフルオロビニルエーテルだけが製造され又は述べられている。 発明の要約 本発明は、熱分解触媒の存在下で式R12CFCR45C(O)OSiR3 3 [式中、 R1及びR2は、各々独立に、フッ素、ヒドロカルビル又は置換されたヒドロカ ルビルであり、 R3は、ヒドロカルビル、置換されたヒドロカルビル又はオキシシリルであり 、 R4は、フッ素又はペルフルオロアルキルであり、そして R5は、水素又はフッ素である] の化合物を150℃〜400℃の温度に、そしてR4がフッ素である時には前記 温度は200℃〜400℃であるという条件下で、加熱することを含んで成る、 フッ素化オレフィンの製造方法に関する。 発明の詳細 本明細書中で述べられるのは、式R12CFCR45C(O)OSiR3 3のフ ッ素化脂肪族カルボン酸のシリルエステルの熱分解によるフッ素化オレフィンの 製造方法である。これから、式R12CF=CR45のオレフィンが作られるが 、反応の間に、オレフィンの二重結合が(可能な場合には)内部位置に移動する 可能性がある(実施例3参照)。好ましいシリルエステル(そして、二重結合移 動が無いと仮定した生成するオレフィン)においては、R1、R4及びR5はフッ 素であり、そしてR2はアルキル、好ましくはフッ素置換されたアルキル、そし て更に好ましくはペルフルオロアルキル、そして殊に好ましくはペルフルオロ− n−アルキル、そして非常に好ましくはトリフルオロメチルであるか;又はR4 及びR5はフッ素であり、そしてR1及びR2は各々独立にペルフルオロアルキル であり、更に好ましくはR1とR2は両方ともペルフルオロ−n−アルキルである か;又はR1、R2及びR5はフッ素であり、そしてR4はトリフルオロメチルであ るか;又はR1、R2、R4及びR5は フッ素であるか;又はR1及びR4はフッ素であり、R2はトリフルオロメチルで あり、そしてR5は水素であるか;又はR1及びR2はフッ素であり、R4はトリフ ルオロメチルであり、そしてR5は水素である。すべての場合において、R1、R2 及びR4が各々独立に1〜20個の炭素原子を含むならば(それらはフッ素では ないと仮定して)それが好ましい。 本明細書中ではヒドロカルビルとは、炭素及び水素だけを含む一価の基を意味 する。置換されたヒドロカルビル基とは、一個以上の置換基が−CF2CF2C( O)OSiR3[式中、R3は上で定義されたようである]のような基で良い以外 は、方法の条件下で不活性である一個以上の置換基を含むヒドロカルビル基を意 味する。言い換えると、シリルエステル含有分子は、反応してオレフィン基を生 成させるであろうシリルエステルの数に関して“ジ−又はより高い官能性”で良 い。有用な置換基は、フルオロ、エーテル[(置換された)ヒドロカルビル部分 の間の]、エステル、フッ化スルホニル、クロロ、ブロモ、ニトリル、スルホン [(置換された)ヒドロカルビル部分の間の]、スルホネートエステル、及びヨ ードを含むが、これらに限定されない。好ましい置換基は、フルオロ、エーテル 、クロロ、ブロモ、ヨード、フッ化スルホニル、ニトリル、又は1若しくは2個 の水素原子を含むペルフルオロアルキル基である。 R3は、シリルエステルのケイ素原子に結合している基である。好ましいR3は 1〜20個の炭素原子を含むアルキル及びフェニル、そして殊に好ましいR3は フェニル及び1〜4個の炭素原子を含むアルキルである。更に好ましいシリルエ ステルにおいては、すべてのR3はメチルである。R3はまたオキシシリルでも良 い。オキシシリル基とは、その 中でケイ素の自由原子価がヒドロカルビル、置換されたヒドロカルビル又は別の オキシシリル基に結合していることができる−OSi−基を意味する。 フッ化物イオンのソースである熱分解触媒が、この方法のためには必要である 。金属フッ化物はフッ化物イオンのソースであり、そしてアルカリ金属フッ化物 が好ましい触媒であり、そしてフッ化カリウムが更に好ましい。フッ化物イオン のその他のソースは、ペルフルオロカルボキシレートアニオンである。方法の温 度に加熱する時に、これらの化合物は、脱炭酸しそして対応する金属フッ化物を 生成させると信じられる。反応を気相中で実施する時には、その上を蒸気が通過 するであろう比較的大きな表面積のフッ化物触媒を有することが好ましい。金属 フッ化物は、例えば、粉末、不活性基体上のコーティングの形で、又はペレット の形で良い。フッ素化脂肪族カルボン酸のシリルエステルは、この方法の温度で 熱分解触媒と接触しなければならない。このような接触は、シリルエステルが液 相(純粋な液体として若しくは溶液中のどちらか)中に又は気相中に、好ましく は気相中にある間に実施することができる。使用する触媒対シリルエステルの重 量比は限界的ではなく、そして100:1〜0.001:1の範囲で良い。典型 的には、それは0.1:1〜0.04:1である。 本発明の方法は、約150℃〜約400℃、好ましくは約220℃〜約300 ℃の温度で実施する。有用な接触時間(シリルエステルと触媒の間の)は、約5 秒〜5分を含む。一般的に言うと、温度が高ければ高いほど、必要とされる接触 時間はそれだけ短い。水及び酸素は、それらが収率を低下させるので、存在して はならない。これを達成する便利な 方法は、反応を不活性ガス例えば窒素又はアルゴンの下で実施することである。 フッ素化脂肪族カルボン酸のシリルエステルは、当業者には知られた種々の方法 によって作ることができる。例えば、対応するフッ素化脂肪族カルボン酸のフッ 化アシルをシロキサンと反応させてシリルエステルを生成させることができる。 例えば、特許出願WO 93/20085を参照せよ。 本発明において作られたフッ素化オレフィンは、特にフッ素化オレフィンが末 端オレフィンである場合には、ホモポリマー又はコポリマーを生成させるフリー ラジカル的に接触された(共)重合におけるモノマーとして使用することができ る。重合のための好ましいフッ素化オレフィンはテトラフルオロエチレン及びヘ キサフルオロプロピレンであるが、前者は単独で重合されてホモポリマーを生成 させ、そして両方とも他のモノマーと重合されてコポリマーを生成させた。例え ば、H.Markら、編集、ポリマーの科学及び工学の百科事典、7巻、Joh n Wiley & Sons,New York,1987、257〜269 頁;同じく、16巻、1989、577〜648頁を参照せよ。なお、これらは 両方とも引用によって本明細書中に組み込まれる。 実施例において、“GC”はガスクロマトグラフィーである。 実験1 CF3CF2CO2SiMe3の製造 200mLのハステロイ(R)圧力容器を、窒素パージの下で150℃で6時間 加熱した。室温において、容器に、カリウムトリメチルシラノレート(0.65 g、5.1ミリモル)及びヘキサメチルジシロキサン(81g、0.50モル) を仕込み、そして次に密封し、冷却しそして 排気した。フッ化ペンタフルオロプロピニル(47.4g)0.27モル)をシ リンダーから圧力容器に移した。一度密封すると、それを125℃で加熱した( バリケード)。圧力は1.79MPaに急速に上昇し、そして次に1.5時間の 期間の間に0.62MPaに低下した。圧力容器を全部で24時間加熱した。冷 却した圧力容器を窒素で加圧し、そして内容物を乾燥したボトルに移した。粗製 生成物を真空下で移し、そして引き続いて回転バンド蒸留によって分溜して、殆 どのフッ化トリメチルシリルを除去した。残りの100gの無色液体は以下の3 つの成分の混合物であった:GC分析、1H及び19F NMR分析によって測定 してトリメチルシリルペンタフルオロプロピオネート(49.7%)、ヘキサメ チルジシロキサン(42.6%)、及びフッ化トリメチルシリル(7.6%)。19 F NMR(CDCl3):−83.4(s,CF3)、−122.28(s, CF2)、−158.2(m,SiF)。1H NMR:0.40(s,CO2S iMe3)、0.22(d,Me3SiF)、及び0.06(s,Me6Si2O) 。CF3CF2CO2SiMe3の前に製造したサンプルのGC/MS分析は、M− CH3と一致する、m/z @ 220.989868(C565SiO2に対 する計算値=221.005722)を有する成分を特徴とした。 実施例1 CF3CF2CO2Si(CH33の熱分解 不活性ガスの導入、熱電対及び液体サンプルのためのポートを備えた40cm x1.3cmのハステロイ(R)のチューブに、3mmのガラスビーズ(20g) 及び噴霧乾燥したフッ化カリウム(3g)の混合物を仕込み、そしてマッフル炉 中に垂直に装着した。固定床をステンレスス チールの篩によって所定の場所に保持し、そしてきれいなガラスビーズをチュー ブの触媒含有部分の上に置いた。チューブの長さ(約24cm3)の約18cm が加熱されたゾーンの中にあった。チューブを18時間225℃で維持しながら 、乾いた窒素を14.5cm3/minでチューブを通過させた。0.1mL/ minを運ぶようにセットされたシリンジポンプによって駆動されたシリンジに よって液体を添加した。出口ガスを、粗い分散フリットを備えた二つのガラスト ラップ(直列の)を通過させた。各々のトラップにはCCl4(50mL)中の 臭素(1.4mL、4.1g)の溶液を仕込み、そして第二のトラップは0℃で 冷却し、一方第一のものは周囲温度(20〜23℃)で運転した。 上のトリメチルシリルエステル製造の3.14gのサンプル(1.57g、6 .65ミリモルのCF3CF2CO2Si(CH33)を、0.5時間の間に22 4〜226℃で維持された反応器に添加し、この間出口ガスはBr2/CCl4溶 液を通過させた。添加が完了した後で、カラムの不活性ガス流れを更に45分間 維持した。過剰の臭素を、振りながらの0℃での水性亜硫酸ナトリウムの添加に よって滅した。デカフルオロビフェニルを内部標準として添加し、そして乾燥し た有機層をGC及び19F NMRによって分析すると、それらはただ一つの検出 可能な有機フッ素生成物として48%収率(添加したシリルエステルを基にして )で得られた1,2−ジブロモ−テトラフルオロエタンを示した。フッ化トリメ チルシリルも類似の量で得られた。かくして、トリメチルシリルペンタフルオロ プロピオネートは、きれいにテトラフルオロエチレン、二酸化炭素及びフッ化ト リメチルシリルに転換される。 実施例2 CF3CF2CO2Si(CH33の熱分解 不活性ガスの導入、熱電対及び液体サンプルのためのポートを備えた40cm x1.3cmのハステロイ(R)のチューブに、3mmのガラスビーズ(20g) 及び噴霧乾燥したフッ化カリウム(3g)の混合物を仕込み、そしてマッフル炉 中に垂直に装着した。固定床をステンレススチールの篩によって所定の場所に保 持し、そしてきれいなガラスビーズをチューブの触媒含有部分の上に置いた。チ ューブの長さ(約24cm3)の約18cmが加熱されたゾーンの中にあった。 チューブを18時間225℃で維持しながら、乾いた窒素を14.5cm3/m inでチューブを通過させた。0.1mL/minを運ぶようにセットされたシ リンジポンプによって駆動されたシリンジによって液体を添加した。出口ガスを 、粗い分散フリットを備えた二つのガラストラップ(直列の)を通過させた。各 々のトラップにはCCl4(50mL)中の臭素(1.4mL、4.1g)の溶 液を仕込み、そして第二のトラップは0℃で冷却し、一方第一のものは周囲温度 (20〜23℃)で運転した。 上のトリメチルシリルエステル製造の3.00gのサンプル(1.50g、6 .35ミリモルのCF3CF2CO2Si(CH33)を、0.5時間の間に25 0℃で維持された反応器に添加し、この間出口ガスはBr2/CCl4溶液を通過 させた。添加が完了した後で、カラムの不活性ガス流れを更に45分間維持した 。過剰の臭素を、振りながらの0℃での水性亜硫酸ナトリウムの添加によって滅 した。デカフルオロビフェニル(0.21g)を内部標準として添加し、そして 乾燥した有機層をGC及び19F NMRによって分析すると、それらはただ一つ の検出可能な有機フッ素生成物として約100%収率(添加したシリルエステル を基にして)で得られた1,2−ジブロモ−テトラフルオロエタンを示した。フ ッ化トリメチルシリルも類似の量で得られた。かくして、トリメチルシリルペン タフルオロプロピオネートは、きれいにテトラフルオロエチレン、二酸化炭素及 びフッ化トリメチルシリルに転換される。 実験2 715CO2Si(CH33の製造 ペルフルオロオクタン酸のサンプル(13.0g、31.4ミリモル)を三ッ 口丸底フラスコ中に入れ、そして少しずつヘキサメチルジシラザン(2.9g、 18.0ミリモル)で処理した。幾らかのガス発生が起き、そして発熱はアイス バスによって制御した。別の部分のヘキサメチルジシラザン(2.9g、18ミ リモル)を不均一な混合物に添加し、そして反応を完結させるためにフラスコを 約140℃のオイルバス中に沈めた。この混合物を150℃で0.5時間維持し 、そして次に25℃に冷却した。小量の残留固体から液体を分離し、そしてまず 殆どの過剰のヘキサメチルジシラザンを除去するために大気圧で、そして次にb p=75℃を有する生成物を収集するために20mmHgで蒸留した。11.7 gの無色のGCによって均一な液体が得られた。19F NMR(CDCl3): −81.4(m,CF3)、−119.08(t,J=10.9Hz,CF2C( O))、−122.1(s,CF2)、−122.5(s,CF2)、−123. 2(s,二つのCF2)、−126.7(m,CF2)、1H NMR(CDCl3 ):0.38(s,CH3)。 実施例3 715CO2Si(CH33の熱分解 標題のシリルエステルの1.50gのサンプル(3.08ミリモル) を、フッ化カリウム及びガラスビーズを含みそして225℃で維持された前に述 べた熱分解床に添加した。添加は10分の期間にわたって実施し、そして補助の 窒素の流れは13.5mL/minで固定した。生成物を−78℃で冷却された 風袋を計ったガストラップ中に収集した。トラップを25℃に加温し、そしてC O2を出口を通って逃げるようにせしめた。残留液体(0.7g)をGCによっ て分析したが、それは検出可能な出発のトリメチルシリルエステルを示さなかっ た。19F NMR(CDCl3)は以下の比で全フッ素化ヘプテンの混合物と一 致した:1−ヘプテン/t−2−ヘプテン/c−2−ヘプテン=78/17/5 。主な生成物のオレフィン性CF基に関する特徴的なシフトは−87.5、−1 04.8及び−189.2であり、一方主な生成物のCF3信号は−69.1( トランス)及び−65.6(シス)に現れた。 実施例4 715CO2Si(CH33の熱分解 標題のシリルエステルの1.50gのサンプル(3.08ミリモル)を、フッ 化カリウム及びガラスビーズを含みそして250℃で維持された前に述べた熱分 解床に添加した。添加は10分の期間にわたって実施し、そして補助の窒素の流 れは13.5mL/minで固定した。生成物を−78℃で冷却された風袋を計 ったサンプルガストラップ中に収集した。トラップを25℃に加温し、そしてC O2を出口を通って逃げるようにせしめた。残留液体(1.30g)をGCによ って分析したが、それは検出可能な出発のトリメチルシリルエステルを示さなか った。19F NMR(CDCl3)は以下の比で全フッ素化ヘプテンの混合物と 一致した:1−ヘプテン/t−2−ヘプテン/c−2−ヘプテン=65 /28/7。主な生成物のオレフィン性CF基に関する特徴的なシフトは−87 .5、−104.8及び−189.2であり、一方主な生成物のCF3信号は− 69.1(トランス)及び−65.6(シス)に現れた。 実験3 CF3CF2CF2CO2Si(CH33の製造 ペルフルオロブタン酸の商業的サンプル(21.4g)100ミリモル)を三 ッ口丸底フラスコ(還流コンデンサー、滴下漏斗を備え、そして乾いた窒素ライ ンに接続された)中に入れ、そして少しずつヘキサメチルジシラザン(8.1g 、50ミリモル)で処理した。幾らかのガス発生が起き、そして発熱はアイスバ スによって制御した。混合物を18時間50℃で撹拌し、3.5時間還流で加熱 し、そして冷却せしめた。生成したトップの液体層を真空(0.1mm)下で移 すと、17.8gの液体が得られたが、これを分溜した(1atm)。留分(9 .0g)、bp 106〜108℃は、GC分析によって>99%純粋であった 。19F NMR(CDCl3):−81.43(t,J=8.3Hz)、−12 0.02(q,J=8.4Hz)、−127. 7(s);1H NMR:0. 38(s)。還流での追加のヘキサメチルジシラザン(5.0mL)による処理 によって、反応から得られた固体アンモニウムカルボキシレートは、追加の9. 4gのトリメチルシリルエステルを与えた。 実施例5 CF3CF2CF2CO2Si(CH33の熱分解 小量のしかし測定されない量の付随の水を含むペレット化フッ化カリウム(ほ ぼ4mm径x4mm長さ)を以下のように処理した。ペレット をガラスチューブ中に入れられた乾燥ボート中に置き、次にこのチューブを水平 マッフル炉中に装着した。チューブを、それを約3時間の期間にわたって次第に 350℃に加熱しながら連続的な真空(0.1mm)にさらした。ペレットをド ライボックスに移し、そして不規則な粒子(約1〜2mmの平均寸法)に破砕し た。21.8gの仕込み物を、不活性ガスの導入、熱電対及び液体サンプルのた めのポートを備えそしてマッフル炉中に垂直に装着された40cmx1.3cm のハステロイチューブの中で、ステンレススチール篩によって所定の場所に保持 した。約18cmのチューブの長さが加熱ゾーン中にあった。 この反応器を窒素(30mL/min)でパージしそして2.5時間350℃ に加熱した。250℃での平衡化の後で、流量を15mL/minに減らし、そ して標題のシリルエステルのサンプル(1.82g、6.36ミリモル)を15 分の間隔にわたって反応器に添加し、この間、出口ガスを直列の二つのトラップ (−78℃での)を通過させた。すべての凝縮可能物を第一トラップ中で収集し た。窒素パージを止め、そしてトラップ内容物を第二トラップ中に蒸留せしめた 。第一トラップ中には0.025mL未満の液体が残ったが、これはシリルエス テルの>99%転化率を示す。液体生成物の容量(1.1mL)は、ヘキサフル オロプロペン(0.95g)及びフッ化トリメチルシリル(0.59g)の添加 容量に関して本質的に予期されたものであった。19F NMR(CDCl3)( 真空ラインサンプル調製)は、ヘキサフルオロプロペンに関する信号(−68. 83,m,CF3)、−91.7、−105.8及び−192.25(m,CF )並びにフッ化トリメチルシリル(−158.3)だけを示した。HFPダイマ ー又はC37Hに関する信号 は観察できなかった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 熱分解触媒の存在下で式R12CFCR45C(O)OSiR3 3 [式中、 R1及びR2は、各々独立に、フッ素、ヒドロカルビル又は置換されたヒドロカ ルビルであり、 R3は、ヒドロカルビル、置換されたヒドロカルビル又はオキシシリルであり 、 R4は、フッ素又はペルフルオロアルキルであり、そして R5は、水素又はフッ素である] の化合物を約150℃〜約400℃の温度に、そしてR4がフッ素である時には 前記温度は200℃〜400℃であるという条件下で、加熱することを含んで成 る、フッ素化オレフィンの製造方法。 2. R1、R4及びR5がフッ素であり、そしてR2がペルフルオロアルキルであ る、請求の範囲第1項に記載の方法。 3. R2がペルフルオロ−n−アルキルである、請求の範囲第2項に記載の方 法。 4. R4及びR5がフッ素であり、そしてR1及びR2が独立にペルフルオロアル キルである、請求の範囲第1項に記載の方法。 5. R1、R4及びR5がフッ素であり、そしてR2がトリフルオロメチルである か、又は R1、R2及びR5がフッ素であり、そしてR4がトリフルオロメチルである、請 求の範囲第1項に記載の方法。 6. 前記温度が約220℃〜約300℃である、請求の範囲第1項に記載の方 法。 7. 前記温度が約220℃〜約300℃である、請求の範囲第5項に記載の方 法。 8. 各々のR3が1〜20個の炭素原子を含むアルキルである、請求の範囲第 1項に記載の方法。 9. 各々のR3がメチルである、請求の範囲第7項に記載の方法。 10. 各々のR3が1〜20個の炭素原子を含むアルキルである、請求の範囲 第7項に記載の方法。 11. 前記触媒がアルカリ金属フッ化物である、請求の範囲第1項に記載の方 法。 12. 前記アルカリ金属フッ化物がフッ化カリウムである、請求の範囲第11 項に記載の方法。 13. 前記触媒がフッ化カリウムである、請求の範囲第9項に記載の方法。 14. 前記フッ素化オレフィンのフリーラジカル重合又は共重合の付加的ステ ップを含んで成る、請求の範囲第1項に記載の方法。 15. 前記フッ素化オレフィンのフリーラジカル重合又は共重合の付加的ステ ップを含んで成る、請求の範囲第13項に記載の方法。 16. 前記フッ素化オレフィンのフリーラジカル重合又は共重合の付加的ステ ップを含んで成る、請求の範囲第5項に記載の方法。 17. 前記フッ素化オレフィンのフリーラジカル重合又は共重合の付加的ステ ップを含んで成る、請求の範囲第9項に記載の方法。 18. R1及びR4がフッ素であり、R2がトリフルオロメチルであり、そして R5が水素であるか、又は R1及びR2がフッ素であり、R4がトリフルオロメチルであり、そし てR5が水素である、請求の範囲第1項に記載の方法。 19. 置換基がフルオロ、エーテル、クロロ、ブロモ、ヨード、フッ化スルホ ニル、ニトリル、又は1若しくは2個の水素原子を含むペルフルオロアルキル基 の一種以上である、請求の範囲第1項に記載の方法。 20. R1、R2、R4及びR5がフッ素である、請求の範囲第1項に記載の方法 。
JP7517553A 1993-12-20 1994-12-20 フッ素化オレフィンの製造方法 Pending JPH09506901A (ja)

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