JPH0950334A - ターミネータ制御システム - Google Patents

ターミネータ制御システム

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JPH0950334A
JPH0950334A JP20107595A JP20107595A JPH0950334A JP H0950334 A JPH0950334 A JP H0950334A JP 20107595 A JP20107595 A JP 20107595A JP 20107595 A JP20107595 A JP 20107595A JP H0950334 A JPH0950334 A JP H0950334A
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JP
Japan
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terminator
signal
hdd
switching
scsi
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Pending
Application number
JP20107595A
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English (en)
Inventor
Susumu Onodera
進 小野寺
Hiroshi Suzuki
弘志 鈴木
Hiroyuki Kurosawa
弘幸 黒澤
Tatsuya Ninomiya
龍也 二宮
Hiromasa Iwai
宏方 岩井
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Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】接続装置数の増減に伴い装置のターミネータが
変わるシステムにおいて、余分な実装スペースを不要と
し、装置内部の2つのコネクタの区別を不用とし、ター
ミネータのオン・オフを自動設定可能にする。 【構成】切り換え信号生成部は、ターミネータの優先度
を下位装置側のケーブル端に近い装置の順とする接続位
置情報に基づいて、自己の装置より優先度の高い装置が
接続されていないときに限って、ターミネータをオンと
する切り換え信号を生成する。また、ターミネータ切り
換え部は、切り換え信号に基づいて、インタフェース信
号のターミネータをオンとする。この結果、ケーブル端
に接続された下位装置のターミネータはオンに、下位装
置間に接続された下位装置のターミネータはオフに設定
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の装置が接続された
インタフェース信号に対するターミネータ制御システム
に関し、特に、磁気ディスク装置などの装置の増・減に
伴って、ターミネータの位置が変化するシステムにおい
て、装置に共通な構成により自動的にターミネータのオ
ン・オフ設定を行うのに好適なターミネータ制御システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】高度な情報処理要求に対応するため性能
向上が著しいコンピュータ・システムにおいて、磁気デ
ィスク装置は外部記憶装置として必須の周辺装置となっ
ている。磁気ディスク装置に対する課題として、ディス
クの大容量化、記憶制御装置間とのインタフェースを含
めた高速化があり、またディスク容量を自由に拡張でき
ることが重要となっている。
【0003】ホストコンピュータ(または記憶制御装
置)と磁気ディスク装置とは、一般に長さが数mから数
十mの導線ケーブルで互いに接続されており、信号波形
の品質(ノイズマージン)確保が重要な課題となってい
る。このため、導線ケーブルの両端には、導線ケーブル
のインピーダンスとマッチングを取るターミネータ(終
端抵抗)を備えて信号波形の反射を抑え品質を確保して
いる。なお、導線ケーブル内部のインタフェース信号に
は、例えばSCSI(Small Computer
System Interface)、専用バス等があ
る。磁気ディスク装置によっては、インタフェース信号
用のターミネータができるように、ターミネータ設定機
能(手動によるターミネータのオン・オフ設定)を内蔵
しているものも存在する。以下、ターミネータ設定機能
を内蔵した磁気ディスク装置において、ディスク容量拡
張のために、磁気ディスク装置を増加する際、必要とな
るターミネータ設定操作について説明する。
【0004】図14は、インタフェース信号としてSC
SIで接続されたシステム(上位装置1台、下位装置2
台)の概略を示す構成図である。同図において、6はS
CSI仕様の上位装置であり、具体的にはHDD(磁気
ディスク装置)に対してアクセスを行う記憶制御装置で
ある。60aはSCSI仕様の下位装置であり、具体的
にはHDDである。また、60bはHDD60aと全く
同一構成のHDDである(説明の便宜上、コネクタ51
a1,51a2,51b1,51b2については、別個
の符号を付している)。SCSI仕様の装置において
は、アクセス相手を選択するためにIDと呼ばれる固有
アドレスが必要で、ここでは、記憶制御装置6のID値
を“2”、HDD60aとHDD60bのID値をそれ
ぞれ“0”,“1”とする。52a,52bはSCSI
信号の導線ケーブル(以下、単にケーブルと称する)で
あり、51a1はケーブル52aとHDD60a内の信
号ライン52cを接続するコネクタ、51a2はケーブ
ル52bとHDD60a内の信号ライン52cを接続す
るコネクタ、51b1はケーブル52bとHDD60b
内の信号ライン52cを接続するコネクタ、51b2は
HDD60bよりも下位の装置が増設されたとき、HD
D60b内の信号ライン52cとさらに下位の装置に結
ばれたケーブルとを接続するコネクタである。記憶制御
装置6において、50はケーブル52aと記憶制御装置
6内部のSCSI信号(図示せず)とを接続させるコネ
クタである。ここで、コネクタ50,51a1,51a
2,51b1,51b2は、全て同一構成である。従っ
て、ケーブル52a,52bそしてHDD内部の信号ラ
イン52cは1つに接続され、SCSI信号を伝送す
る。
【0005】HDD60a(HDD60b)の内部にお
いて、4はHDDの本体部分であるHDD本体部、52
cはSCSI信号の信号ライン、53は信号ライン52
cのターミネータを手動によりオンまたはオフに設定す
るターミネータ設定部である。
【0006】SCSI信号波形の品質を確保するため、
SCSI信号伝送用のケーブルの両端では、ターミネー
タをオンに設定する必要がある。従って、1つに接続さ
れたSCSI信号(ケーブル52a,ケーブル52b、
及びHDD60a、60b内部の信号ライン52c)の
両端に設置されているコネクタではターミネータをオ
ン、両端以外のコネクタではターミネータをオフに設定
する必要がある。このため、HDD60a,60bのタ
ーミネータ設定部53は、図示するように、それぞれタ
ーミネータをオフ、オンに設定している。また、記憶制
御装置6内のターミネータはオンに設定している(オン
に固定、図示せず)。
【0007】次に、図14において、システムの磁気記
憶容量を拡張する場合、具体的にはHDD1台をHDD
60bの下位に追加する場合について考える。この場
合、HDD60bの空きコネクタ51b2を用いてケー
ブルで追加用のHDDを接続する。このとき、今度は追
加されるHDD(ターミネータをオン設定)がケーブル
端となる。このため、追加前にケーブル端であったHD
D60bのターミネータをオンからオフに再設定する必
要があり、手動によるターミネータのオン・オフ操作が
煩雑であるという問題点がある。
【0008】従来技術としては、例えば特開平5−34
1891号公報又は特開平5−128064号公報に開
示されている方法でターミネータを自動設定する方法が
知られている。上記公報に開示された従来技術では、装
置内の2つのコネクタをAとBとすると、装置同士の接
続は必ずコネクタAとコネクタBの組で接続しなければ
ならない(図14に示すHDD60a,HDD60bで
は、それぞれ2つのコネクタ51a1,51a2、及び
コネクタ51b1,51b2の区別は必要ない)。すな
わち、上記従来技術では、切り換え信号に基づいてター
ミネータのオン・オフを行うスイッチ回路を設け、相手
コネクタと接続のないオープン状態の時は、プルアップ
により切り換え信号の論理を“H”としてターミネータ
をオンに設定する。また、相手コネクタとの接続されて
いるクローズ状態の時には、切り換え信号の論理を
“L”としてターミネータをオフに設定する。そのた
め、相手コネクタの切り換え信号との対応ピンは、GN
Dに固定している。従って、同じコネクタ同士を接続し
てしまうと、GND固定ピン同士となって論理“L”、
切り換え信号はプルアップ同士となって論理“H”、と
なるのでターミネータをオフできず、正しい制御ができ
ないという問題点があった。
【0009】また、上記公報に開示された従来技術で
は、電気的手段以外に機械的または光学的にターミネー
タを自動設定する方法も示されている。しかし、いずれ
の方法においても、装置同士の接続は必ずコネクタAと
コネクタBを対にして行わなければならない。このた
め、(1)コネクタが1つの場合より実装スペースが余
分にかかる、(2)コネクタ同士の誤挿入を防ぐ必要が
あり(例えば、誤挿入防止キーの接続)、ケーブルと装
置におけるコネクタ組立行程が増加する、(3)コネク
タの特定がない場合と比較すると、正しい組み合わせを
選ぶ必要があり、装置を増設する最の作業が煩雑になる
という問題点が発生する。
【0010】また、他の従来技術として特開昭63−5
5615号公報に開示されたものが存在する。上記公報
に開示された従来技術においては、2つのコネクタの他
にターミネータのオン・オフを行う機械的スイッチを設
けている。この方法では、機械的スイッチの働きで、ど
ちらか一方のコネクタが未使用でコネクタカバーが装着
している時にターミネータをオン、両方のコネクタが使
用されている時にターミネータをオフに設定する。この
方法は、2つのコネクタの区別が不用であるものの、
(1)未使用コネクタにコネクタカバーをつける手間が
必要であり、(2)コネクタ間に機械的スイッチを設け
ているため、実装スペースを余分に必要とするという問
題点がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来技術にお
いては、接続装置数を増・減する場合、インタフェース
信号のターミネータを自動設定することは可能である。
しかし、余分な実装スペースを必要とし、かつ装置内の
2つのコネクタの区別が必要であったり、もしくはコネ
クタを1つにする点に関して、考慮がなされていなかっ
た。
【0012】本発明の目的は、余分な実装スペースを不
要とし、かつ2つのコネクタの区別を不要もしくは装置
内のコネクタを1つに簡素化し、ターミネータの自動設
定を行うのに好適なターミネータ制御システムを提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のターミネータ制
御システムは、上位装置と複数の下位装置が両端(上位
装置側と下位装置側)にターミネータの必要なインタフ
ェース信号で接続され、下位装置の増・減により下位装
置側のターミネータ設定を変更するターミネータ制御シ
ステムに適用されるものであり、次の特徴を有してい
る。
【0014】すなわち、下位装置は、上位装置と複数の
下位装置との関係において定まる接続位置情報に基づい
て、下位装置側の端部に近い順に下位装置のターミネー
タ設定の優先順位を定め、自己が一番優先度の高い場合
と、自己よりも優先度の高い下位装置が非接続の場合
に、ターミネータをオンにする切り換え信号を生成する
切り換え信号生成部を備え、かつ、下位装置は上記切り
換え信号に基づきターミネータのオン・オフを切り換え
るターミネータ切り換え部を備えたことを特徴としてい
る。
【0015】ここで、前記切り換え信号生成部は、下位
装置の固有アドレスに基づいて、接続位置情報を生成し
ても良い。
【0016】また、前記下位装置は、上位装置と下位装
置のインタフェース信号を伝達する中継動作を行う中継
装置であっても良い。
【0017】さらに、前記ターミネータのオン・オフ状
態を上位装置より読み出しできるように構成することも
可能である。
【0018】さらに、前記ターミネータのオン・オフ状
態を発光ダイオードの発光により検出可能に構成ことも
できる。
【0019】
【作用】本発明によれば、切り換え信号生成部は、ター
ミネータの優先度を下位装置側のケーブル端に近い装置
の順とする接続位置情報に基づいて、自己の装置より優
先度の高い装置が接続されていないときに限って、ター
ミネータをオンとする切り換え信号を生成する。また、
ターミネータ切り換え部は、切り換え信号に基づいて、
インタフェース信号のターミネータをオンとする。この
結果、ケーブル端に接続された下位装置のターミネータ
はオンに、下位装置間に接続された下位装置のターミネ
ータはオフに設定される。
【0020】
【実施例】以下、添付の図面に示す実施例について説明
する。図1は本発明の第1の実施例を示すブロック図で
あり、上位装置1台、下位装置の接続最大数N=2台
(拡張用1台)のシステムに本発明を適用したものであ
る。なお、添付の図面において、符号が同一のものは、
同一の構成又は同一の信号を示すものとする。
【0021】図1において、5aと6はSCSI仕様の
下位装置と上位装置であり、5aはHDD(磁気ディス
ク装置)、6はHDDに対してアクセスを行う記憶制御
装置である。また、5bは拡張用HDDでHDD5aと
同一構成を有している。SCSI仕様の装置では、アク
セス相手を選択するために、IDと呼ばれる固有アドレ
スが必要である。ここでは、記憶制御装置6のID値を
“3”、HDD5aとHDD5bのID値をそれぞれ
“0”,“1”とする。
【0022】図1において、9aはSCSI信号のケー
ブルであり、9bはSCSI信号用の拡張ケーブルであ
る。ケーブル9aと9bは同一構成を有している。ま
た、図1において、7a1はケーブル9aとHDD5a
の信号ライン9c,91とを接続するコネクタ(HDD
内部の基板上に固定)、7a2はケーブル9bとHDD
5aの信号ライン9c,91とを接続するコネクタ(H
DD内部の基板上に固定)、7b1はケーブル9bとH
DD5aの信号ライン9c,91とを接続するコネクタ
(HDD内部の基板上に固定)、7b2はHDD5bよ
りも下位の装置が増設されたとき、HDD5b内の信号
ライン9c,91とさらに下位の装置に結ばれたケーブ
ルとを接続するためのコネクタである。コネクタ7a
1,7a2,7b1,7b2は、全て同一の構成を有し
ている。
【0023】さらに、図1において、8はケーブル9a
と記憶制御装置6のSCSI信号(図示せず)とを接続
するコネクタであり、コネクタ7a1,7a2,7b
1,7b2と同一構成を有している。従って、ケーブル
9a,9bそしてHDD5a,5bのそれぞれの内部に
おける信号ライン9cは、1つに接続されたSCSI信
号(但し、SCSI信号以外の信号ライン91も含む)
を伝送するものである。
【0024】HDD5a(HDD5b)の内部におい
て、4はHDDの本体部分であるHDD本体部、9cは
SCSI信号の信号ライン(基板内の配線パターン)、
2はSCSI信号の信号ライン9cのターミネータをオ
ンまたはオフに設定するターミネータ切り換え部、信号
ライン11のTEN−N(アクティブ“L”)はターミ
ネータ切り換え部2をオン・オフさせる切り換え信号
(ターミネータ・イネーブル信号)、1は切り換え信号
TEN−Nを生成する切り換え信号生成部、信号ライン
91のNC−P(アクティブ“H”)はターミネータ優
先度の高いHDD5bが非接続であることを示す非接続
信号である。3はSCSIの固有アドレスを設定するI
D設定部、信号ライン31のIDは固有アドレスを示す
ID信号である。接続装置数が最大8台のノーマルSC
SIにおいて、ID信号は3ビットの信号(ID2−
P,ID1−P,ID0−P)であり、HDD5aでは
ID値“0”なので(ID2−P,ID1−P,ID0
−P)=(L,L,L)、HDD5bではID値“1”
なので(ID2−P,ID1−P,ID0−P)=
(L,L,H)と設定する(例えば、手動によるスイッ
チ設定)。ケーブル端に位置する記憶制御装置6のター
ミネータは固定(図示せず)である。
【0025】次に、HDD5a,5bにおけるターミネ
ータ制御に関して、切り換え信号生成部1とターミネー
タ切り換え部2の機能について説明する。図2は切り換
え信号生成部1の一例を示す回路図である。図2におい
て、100はオープンコレクタ型のインバータ(論理反
転)回路、101はノア(出力が負論理の論理和)回
路、102は信号ライン91の非接続信号NC−Pを電
源(図示せず)にプルアップするための抵抗、310は
3ビットの信号ライン31のうちの1ビット信号ライン
を示し、ID信号のビット0信号(ID0−P)を意味
する。信号ライン91と信号ライン11は、それぞれ図
1の構成で述べたHDD5a,HDD5bの非接続信号
NC−Pとターミネータ・イネーブル信号TEN−Nで
ある。
【0026】次に、本実施例において重要な役割をはた
す信号ライン11のターミネータ・イネーブル信号TE
N−Nの論理値について、ターミネータ優先度の高いH
DD5b,HDD5aの順で説明する。(1)HDD5
b(ID値1)の場合:この場合、信号ライン310の
信号ID0−Pは“H”なので、信号ライン11のター
ミネータ・イネーブル信号TEN−Nは“L”でアクテ
ィブとなる。なお、HDD5bの信号ライン91におけ
る非接続信号NC−Pは“L”(インアクティブ)とな
る。
【0027】(2)HDD5a(ID値0)の場合:こ
の場合、信号ライン310の信号ID0−Pは“L”な
ので、信号ライン11のターミネータ・イネーブル信号
TEN−Nは、次の様に信号ライン91の非接続信号N
C−Pに依存する。すなわち、非接続信号NC−Pが
“H”の場合、ターミネータ・イネーブル信号TEN−
Nは“L”でアクティブとなる。非接続信号NC−Pが
“H”になるのは、HDD5bが非接続時のHDD1台
構成のシステムである。また、非接続信号NC−Pが
“L”の場合、ターミネータ・イネーブル信号TEN−
Nは“H”でインアクティブとなる。信号NC−P91
が“L”になるのは、HDD5bが接続時の2台構成の
システムである。
【0028】次に、ターミネータ・イネーブル信号TE
N−Nがアクティブ時にターミネータをオンにするター
ミネータ切り換え部2の構成について説明する。図3は
ターミネータ切り換え部2の一例を示す回路図である。
【0029】図3において、210は電源(5V)が供
給されていることを示す5V電源ライン(Vcc),2
03,204,205は抵抗、206は発光ダイオー
ド、201はスイッチング用MOS FET(例えば、
株式会社日立製作所製2SJ220)である。また、2
02は信号ライン208に5V電源Vccが供給された
場合に信号ライン9cのSCSI信号のターミネータを
オンとするターミネータ制御IC(例えばTI社製TL
2218−285)である。信号ライン208は、FE
T201のオンにより5V電源Vccが供給され、FE
T201のオフによりGNDとなる。従って、信号ライ
ン9cのSCSI信号は、ターミナル・イネーブル信号
TEN−Nが“L”の時にオン,“H”の時にオフとな
る。なお、FET201がオンすると、発光ダイオード
206では順方向の電流が流れ発光する。
【0030】以上述べた、切り換え信号生成部1とター
ミネータ切り換え部2の動作をまとめると、HDD5a
とHDD5bの内部では次のようになる。HDD5a:
信号ライン9cのSCSI信号のターミネータは、HD
Dが1台構成のシステム(HDD5b未接続、ケーブル
9bなし)でオン、HDDが2台構成のシステムでオフ
となる。HDD5b:信号ライン9cのSCSI信号の
ターミネータはオンになる。従って、本動作は本来のタ
ーミネータ制御と同一である。
【0031】本ターミネータ制御のポイントは、装置内
部において、ターミネータ優先度が一番高い(接続され
る時は必ずケーブル端側)場合、またはターミネータ優
先度の高い(自己よりケーブル端側に接続される)装置
が接続されていないときに、ターミネータをオンにする
ことである。また、装置のターミネータ優先度(ケーブ
ル端に近い装置順)知るための接続位置情報として、I
D信号を利用する。従って、HDD5a内部では自己よ
りケーブル端側であるHDD5bの接続・非接続の検出
(信号ライン91の非接続信号NC−P)により、HD
D5bの接続時にターミネータが自動的にオンからオフ
に変わり、逆にHDD5bを取り外す(ケーブル9b含
む)場合には自動的にオフからオンに変わる。HDD5
b内部では、ターミネータ優先度の一番高い装置は常に
ターミネータがオンとなる。
【0032】なお、HDD5aとHDD5bのターミネ
ータ制御を行う部分(切り換え信号生成部1とターミネ
ータ切り換え部2)は同一構成なので、本ターミネータ
制御を内蔵したHDDでは、所定のID設定をすること
により任意の位置に接続可能である。すなわち、接続位
置の変更も可能である。さらに、HDD5a又は5bに
おいて、2つのコネクタ7a1,7a2又は7b1,7
b2はピン機能が全く同一で区別がないので、ケーブル
9aまたはケーブル9bをどちらのコネクタ7にも接続
可能であり、作業上の制約がない。また、図1に示すH
DD5a,5bではコネクタが2つ設けられているが、
コネクタは同一構成で区別がないので、1つが不要のと
きには1つに簡略化することもでき、実装の省スペース
化が図れるという利点もある。また、ターミネータ制御
を行う部分(切り換え信号生成部1とターミネータ切り
換え部2)は比較的簡単な構成なので、特に大きな実装
スペースは必要としない。また、発光ダイオードの発光
によりターミネータのオン状態を容易に確認できる。な
お、確認が不用の場合、図3に示す発光ダイオード20
6と抵抗205は省略可能である。
【0033】図4は本発明の第2の実施例を示すSCS
Iシステムの構成図である。図4は、図1において、タ
ーミネータ・イネーブル信号TEN−Nを記憶制御装置
6からリードできるようにした例である。図4に示すH
DD5a,5bにおいて、70はターミネータ・イネー
ブル信号TEN−Nの読み出し制御を行うターミネータ
・リード制御部、71は図1に示す非接続信号NC−P
と読み出し信号(後述の信号ライン710〜712を介
して伝送される3つの信号)とを1つにした信号を伝送
するための信号ラインである。他の部分は、図1に示す
第1の実施例と同一の構成である。
【0034】図5は、図4に示すターミネータ・リード
制御部70の内部構成の一例を示す図である。図5にお
いて、701はイーオア(排他論理和)回路、702は
インバータ(論理反転)回路、703はナンド(出力が
負論理の論理積)回路、704はバッファ回路(A側が
負論理でB側が正論理)、信号ライン712のDO−P
は、信号ライン707が論理“L”,“H”の時、それ
ぞれ信号ライン11のターミネータ・イネーブル信号T
EN−Nの負論理値、ハイインピーダンス値“Z”をと
る。また、信号ライン710のADRP−Pは、ターミ
ネータ状態を読み出す装置のID信号を選択するアドレ
ス信号、信号ライン711のAEN―Nはアドレス信号
ADRO―Pが有効であることを示すアドレスイネーブ
ル信号、信号ライン712のDO―Pはターミネータの
読み出しデータ信号、705は信号710〜712を電
源(図示せず)にプルアップするための抵抗である。
【0035】図6は図5に示すターミネータ・リード制
御部70の読み出し動作を示すタイムチャート図であ
る。記憶制御装置6が信号ライン710のADRO―P
と信号ライン711のAEN―Nを出力することによ
り、図6に示す時刻T2〜T3間と時刻T6〜T7間で
それぞれHDD5a(ID値“0”)とHDD5b(I
D値“1”)のターミネータ状態を信号ライン712の
読み出しデータ信号DO―Pから読み出す。読み出しタ
イミング時間(T1からT8)は、比較的長い時間(例
えば、数十μs)設定され、SCSI信号のような終端
は不用である。
【0036】図4の例では、記憶制御装置6が各HDD
5a,5bのターミネータ状態を読み出せるため、ター
ミネータ制御動作が正常かどうかを調べることができる
効果がある(障害発生時は利用者または保守員に連絡し
てチェックする)。その他の効果は前記した第1の実施
例と同じである。
【0037】次に、図1のSCSIシステムの応用とし
て、ターミネータ制御は同じN=2であるが、HDDの
代わりにインタフェース信号の伝達を行う中継装置を用
いた例について説する。
【0038】図7は本発明の第3の実施例を示すSCS
Iシステムの構成図である。図示するSCSIシステム
は、記憶制御装置6の筐体と、標準用の中継装置(20
a)を含む磁気ディスク装置群(28等)筐体と、拡張
用の中継装置(20b)を含む拡張用磁気ディスク装置
群(28等)の筺体の計3個の筐体からなるシステムで
ある。同図において、20aは記憶制御装置6とHDD
間でSCSI信号の伝達を行う標準用の中継装置、20
bは中継装置20aと同一構成の拡張用の中継装置、2
3はバックボード(母基板)、28はHDDをバックボ
ード23に取り付け可能としたHDDユニットである。
【0039】第3の実施例では、HDDユニット28を
バックボード23上で抜き差しする構造のためケーブル
が不用で、組み立て、保守時におけるHDDユニットの
取り付け・取り外し作業が容易であるという利点があ
る。
【0040】中継装置20a(20b)内の314はI
D信号の最上位ビット信号ID3−Pの信号ラインであ
る。同じく、24は信号ライン314に出力するID信
号の最上位ビット信号ID3−Pを生成するID設定
部、22は基板上のSCSI信号の信号ライン、25は
信号ライン22の片端のターミネータをオンするターミ
ネータ部、26はバックボード23に対して中継装置2
0a(または20b)を接続させるコネクタ、27はバ
ックボード23に対してHDD28接続させるコネクタ
である。21はSCSI制御部であり、信号の品質を向
上させるため、信号ライン9c(SCSI信号)と信号
ライン22の中継動作を行う(一方側から信号受けて他
方側へ信号を駆動する)。SCSI信号は上位装置と下
位装置を合わせ16台接続できるワイドSCSIで、記
憶制御装置6(ID値“15”)に対して、標準用磁気
ディスク装置群(20a等)ではHDDユニット28が
最大8台(ID値“0”〜“7”)、拡張用磁気ディス
ク装置群(20b等)ではHDDユニット28が最大7
台(ID値“8”〜“14”)接続されている。HDD
ユニット28の数は最大接続数以内であれば任意であ
る。なお、HDDユニット28に対するID値を設定す
るため、ID信号ビット0〜2(信号ライン314のI
D3−P以外のビット)は、その値が0〜7となるよう
に個別にバックボード23から供給される(図示せ
ず)。
【0041】中継装置20a,20bによって、機能的
には1つに接続されているSCSI信号の負荷インピー
ダンスは3つ(記憶制御装置側と2つのHDD側)に分
割される。即ち、記憶制御装置側としては、記憶制御装
置6と中継装置20a,20bを結ぶケーブル9a,9
b、そして内部の信号ライン9c(但し、SCSI信号
以外の信号を伝送する信号ライン91を含む)である。
また、HDD側としては、中継装置20a(または20
b)とHDDを結ぶ信号ライン22である。ここで、S
CSIのターミネータは、HDD側ではSCSI制御部
21(内部は図示せず)とターミネータ部25の両端で
固定である。一方、記憶制御装置側では拡張用磁気ディ
スク装置群(20b等)が無し・有りと変化するため、
図1と同様なターミネータ制御が行われることを以下に
説明する。
【0042】中継装置20a(20b)のターミネータ
制御部(切り換え信号生成部1とターミネータ切り換え
部2)は、図1に示すHDD内と同一構成であるから、
切り換え信号生成部1の入力信号ID3―P(図2の例
ではID信号のビット0信号ID0−P)の値できま
る。信号ID3―Pは中継装置20aと20bでそれぞ
れ“L”と“H”なので、ターミネータ制御の機能は中
継装置20aが図1のHDD5aに、中継装置20bが
図1のHDD5bにそれぞれ対応する。従って、記憶制
御装置側ではケーブル端の記憶制御装置6でオン(図示
せず)、ケーブル端の中継装置20a,20bでそれぞ
れオフ、オンとなる。また、中継装置20aのターミネ
ータは、拡張用中継装置20bがない1台構成の場合は
オンとなる。また、中継装置1台構成から2台構成に拡
張する場合、中継装置20a内のターミネータは自動的
にオンからオフに変わる。また、逆に追加した中継装置
20bを取り外す場合には、中継装置20a内のターミ
ネータは自動的にオフからオンに変わる。従って、自動
的に正しいターミネータ制御が可能である。
【0043】次に、図8を用いて、図7のターミネータ
制御部(切り換え信号生成部1とターミネータ切り換え
部2から成る)をアナログ回路で構成した例について説
明する。
【0044】図8は図2の切り替え信号生成部1のアナ
ログ回路例と図3のターミネータ切り替え部2を合わせ
た詳細回路図の一例で、機能は図2、図3の場合と同様
である。図8の特徴は電源としてSCSI信号のターム
パワー(上位装置、下位装置から供給される電源)を用
いることにより、例えば、拡張用中継装置20bの電源
に障害が発生しても、標準用中継装置20aの電源によ
りターミネータ制御が正しく行われる。特に、切り替え
信号生成部1をアナログ回路で構成しているため、低消
費電力化が図れる効果がある。
【0045】図8において、114〜120は抵抗、1
10と113はトランジスタ、111と112はダイオ
ード、121はSCSI信号のタームパワーVTERM
である。他の部分は、図3と同一構成になっている。
【0046】次に、図8に示す回路の動作について説明
する。信号ライン313の信号ID3−Pが“H”の場
合、トランジスタ113がオンとなり、信号ライン11
の信号TEN−Nがアクティブ“L”となる。一方、信
号ライン313の信号ID3−Pが“L”の場合には、
信号ライン91における信号NC−Pの“H”,“L”
にかかわりなく、トランジスタ110,113が共にオ
ン(信号TEN−Nがアクティブ“L”)、トランジス
タ110,113が共にオフ(信号TEN−Nがインア
クティブ“H”)となる。図3の説明で述べたように信
号TEN−Nがアクティブ“L”、インアクティブ
“H”の場合には、信号ライン9cのSCSI信号のタ
ーミネータがそれぞれオン、オフとなる。
【0047】なお、中継装置20a、20bのターミネ
ータ制御部(切り換え信号生成部1とターミネータ切り
換え部2)は同一構成なので、本ターミネータ制御部を
内蔵した中継装置では、ID設定(1台目中継装置の信
号ID3―P=“L”、2台目中継装置のID3―P=
“H”)をするだけで任意の位置に接続可能である(接
続位置の変更も可)。さらに、中継装置20a(20
b)の2つのコネクタ7a1,7a2(7b1,7b
2)は、ピン機能が全く同一で区別がないので、ケーブ
ル9aまたはケーブル9bをどちらにでも接続でき、作
業上がしやすいという利点もある。また、図7では中継
装置20a(20b)のコネクタが2つ(7a1,7a
2(7b1,7b2))あるが、区別がないので1つに
簡略化できる。この場合に実装の省スペース化が図れる
という利点もある。本ターミネータ制御部(切り換え信
号生成部1とターミネータ切り換え部2)は比較的簡単
な構成なので、特に大きな実装スペースはとらない。ま
た、発光ダイオード206の発光によりターミネータの
オン状態を容易に確認できる効果がある。
【0048】次に、図9を用いて、図7に示すSCSI
システムを用いたディスクアレ−方式の磁気ディスク装
置(多数のHDDを内蔵)の構成について説明する。
【0049】図9はSCSIシステムを多数用いたディ
スクアレ−装置の一実施例を示すブロック図である。記
憶制御装置6と標準用磁気ディスク装置群705aと拡
張用磁気ディスク装置群705bの3つの筺体からなる
システムである。ここで、標準用磁気ディスク装置群7
05aは、中継装置20aとターミネータ部25と複数
のHDD28から成るSCSIシステムを複数個備え、
同様に拡張用磁気ディスク装置群705bは、中継装置
20aとターミネータ部25と複数のHDD28から成
るSCSIシステムを複数個備えている。
【0050】図9において、701はホストコンピュー
タ700とデータのやり取りを行うホスト制御部、70
3は高速化のためHDDユニット28に対するデータを
一時的に保持させるバッファの役目をするキャッシュメ
モリ部、702はHDDに対する書き込み時はホスト制
御部701からデータを受け取り多数のSCSIシステ
ムに分配し、HDDからの読み出し時は多数のSCSI
システムからデータを受け取りホスト制御部701に送
り出すデバイス制御部、704はデバイス制御部702
がHDDユニット28とアクセスできるようにするため
SCSI信号を生成するSCSI信号生成部である。
【0051】図9に示すシステムにおいては、拡張用磁
気ディスク装置群705bの有り/無しの構成、さらに
標準用磁気ディスク装置群705a内でSCSIシステ
ム数を変化させ、又は拡張用磁気ディスク装置群705
b内でSCSIシステム数を変化させることにより、H
DD数を調整し、広範囲の用途に対応できる効果があ
る。拡張用磁気ディスク装置群705b有/無の構成に
おいても、中継装置20a,20bにより適切なターミ
ネータ制御が自動で行われるなど、図7に示すシステム
と同様な効果が得られる。
【0052】次に、図1に示すシステム(HDD2台)
おいて、HDD接続最大数N=7台とした場合のターミ
ネータ制御について、図10を用いて説明する(装置内
のコネクタは1つ)。
【0053】図10は、上位装置に7台の下位装置が接
続されたSCSIシステムの一例を示すブロック図であ
る。図10において、600は上位装置(ID値
“7”)、601a〜601gはすべて同一構成の下位
装置(HDD)でID値がそれぞれ“0”〜“6”、6
02はSCSI信号のケーブル、603と604はそれ
ぞれ上位装置と下位装置のコネクタ(同一構成)であ
る。SCSI信号のターミネータは、図示しないが、上
位装置でオン固定、下位装置ではターミネータ制御部を
内蔵している。ターミネータ制御部の内、ターミネータ
をオンまたはオフに設定するターミネータ切り換え部2
はHDD接続最大数に依存せずに図3がそのまま使用で
きるので、ここでは切り換え信号生成部1について説明
する。
【0054】図11は、接続最大数Nが7の場合におけ
る切り換え信号生成部1の一例を示す回路図である。図
11において、100a〜100fはオープンコレクタ
型のインバータ(論理反転)回路、101a〜101f
は2入力ノア(出力が負論理の論理和)回路、102a
〜102fは信号ライン91a〜91fを電源電圧(5
V)にプルアップするための抵抗、103は6入力オア
(論理和)回路、91a〜91fは非接続信号NC0−
0〜NC5−Pの信号ライン、51a〜51fは接続位
置情報LOC0―P〜LOC5―Pの信号ラインであ
る。
【0055】また、図12はID値と接続位置情報との
論理関係を示す表である。
【0056】次に、下位装置601a〜601gの切り
換え信号生成部1の動作を、ターミネータ優先度の高い
順(ケーブル端に近い順)に説明する。
【0057】(1)601g(ID=“6”)の場合:
図12の表より、接続位置情報LOC0―P〜LOC5
―Pが全て“H”なので、信号ライン11の信号TEN
−Nが常にアクティブ“L”になる。従って、他の下位
装置の接続状態に依存せずにターミネータはオンとな
る。なお、非接続信号91a〜91fは全て“L”であ
る。(2)601f(ID=“5”)の場合:図12の
表の接続位置情報LOC0―P〜LOC5―Pのうち、
LOC5―Pが“L”であるので、信号TEN−Nがア
クティブ“L”になるのは、非接続信号91fが“H”
の場合、即ち、自己よりターミネータ優先度の高い下位
装置601gが非接続の場合である。なお、非接続信号
91a〜91eは全て“L”である。
【0058】(3)601e(ID=“4”)の場合:
図12の表の接続位置情報LOC0―P〜LOC5―P
のうち、LOC5―PとLOC4―Pが“L”であるの
で、信号TEN−Nがアクティブ“L”になるのは、非
接続信号91f,91eが“H”の場合、即ち、自己よ
りターミネータ優先度の高い下位装置601g,601
fが非接続の場合である。なお、非接続信号91a〜9
1dは全て“L”である。(4)601d(ID=3)
の場合:図12の表の接続位置情報LOC0―P〜LO
C5―Pのうち、LOC5―P〜LOC3―Pが“L”
であるので、信号TEN−Nがアクティブ“L”になる
のは、非接続信号91f,91e,91dが“H”の場
合、即ち、自己よりターミネータ優先度の高い下位装置
601g,601f,601eが非接続の場合である。
なお、非接続信号91a〜91cは全て“L”である。
【0059】(5)601c(ID=2)の場合:図1
2の表の接続位置情報LOC0―P〜LOC5―Pのう
ち、LOC5―P〜LOC2―Pが“L”であるので、
信号TEN−Nがアクティブ“L”になるのは、非接続
信号91f,91e,91d,91cが“H”の場合、
即ち、自己よりターミネータ優先度の高い下位装置60
1g,601f,601e,601dが非接続の場合で
ある。なお、非接続信号91aと91bは“L”であ
る。
【0060】(6)601b(ID=“1”)の場合:
図12の表の接続位置情報LOC0―P〜LOC5―P
のうち、LOC5―P〜LOC1―Pが“L”であるの
で、信号TEN−Nがアクティブ“L”になるのは、非
接続信号91f,91e,91d,91c,91bが
“H”の場合、即ち、自己よりターミネータ優先度の高
い下位装置601g,601f,601e,601d,
601cが非接続の場合である。なお、非接続信号91
aは“L”である。
【0061】(7)601a(ID=“0”)の場合:
図12の表の接続位置情報LOC0―P〜LOC5―P
の全てが“L”であるので、信号TEN−Nがアクティ
ブ“L”になるのは、非接続信号91f,91e,91
d,91c,91b,91aが“H”の場合、即ち、自
己よりターミネータ優先度の高い下位装置601g,6
01f,601e,601d,601c,601bが非
接続の場合である。
【0062】図10ではケーブル端に近い順(601g
〜601a)に接続位置情報LOC0―P〜LOC5―
Pを図12の表のように大きい値に設定する。
【0063】図13は、図12の表(ID値と接続位置
情報との論理関係)を実現するブロック図及び接続位置
情報LOC0―P〜LOC5―P生成の論理式を示す図
である。なお、図11、図13はLSI化することによ
り特に大きな実装スペースはとらない。
【0064】以上述べた切り換え信号生成部の動作によ
り、接続数が1〜7台と任意に変化しても、ケーブル端
に接続された装置のターミネータはオンに、装置間に接
続された場合のターミネータはオフとなる。この結果、
下位装置の接続最大数Nが7台の場合でも、自動的に正
しいターミネータ制御が可能となる。また、接続位置情
報としてID信号を利用すれば、特に接続位置情報を設
定する必要がない。図10は、装置内のコネクタが1つ
の例を示しているが、コネクタを2つにした場合でも、
同一ピン構成となるため、区別が不用なので作業性がよ
い。
【0065】以上述べた様に、本ターミネータ制御部
(切り換え信号生成部1とターミネータ切り換え部2)
は比較的簡単な回路で実現でき、一部または全部を1個
または数個のLSIで実現すれば、小型・低価格化が図
れる。本実施例の様に接続位置情報としてID値を用い
るようにすれば、接続位置情報の設定は不用である。ま
た、実施例では、ターミネータ制御を大形のHDDの内
部に対して適用してきたが、パソコン内部の小型磁気デ
ィスク装置、ホストコンピュータとケーブルで接続され
た光磁気ディスク装置、CD−ROM、プリンタ装置等
の周辺装置一般の内外部、またはホストコンピュータ、
記憶制御装置のような上位装置においても適用可能であ
る。なお、本発明はSCSIバスに限定するものではな
く、ターミネータが必要なインタフェース信号全般に有
効である。
【0066】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、磁気ディスク装置などの装置の増・減に伴い
ターミネータの位置が変化するシステムにおいて、余分
な実装スペースを不要とし、かつ2つのコネクタの区別
を不要もしくは装置内のコネクタを1つに簡素化でき、
ターミネータの自動設定を行うことが可能なターミネー
タ制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図。
【図2】図1に示す切り換え信号生成部の一例を示す回
路図。
【図3】図1に示すターミネータ切り換え部2の一例を
示す回路図。
【図4】本発明の第2の実施例を示すブロック図。
【図5】図4に示すターミネータ・リード制御部の内部
構成の一例を示す回路図。
【図6】図4に示す第2の実施例のターミネータの読み
出し動作を示すタイムチャート。
【図7】本発明の第3の実施例を示すブロック図。
【図8】切り替え信号生成部とターミネータ切り替え部
2を合わせた回路の一例を示す図。
【図9】SCSIシステムを多数用いたディスクアレー
装置の一実施例を示すブロック図。
【図10】本発明の第4の実施例を示すブロック図。
【図11】接続最大数Nが7の場合における切り換え信
号生成部の一例を示す回路図。
【図12】第4の実施例における固有アドレスと接続位
置情報との関係を示す図。
【図13】図12に示すID値と接続位置情報との論理
関係を実現するブロック図及び接続位置情報生成の論理
式を示す図。
【図14】インタフェース信号としてSCSIで接続さ
れたシステム(上位装置1台、下位装置2台)の概略構
成を示すブロック図。
【符号の説明】
1…切り換え信号生成部、2…ターミネータ切り換え
部、3…ID設定部、4…HDD本体部、5a,5b…
HDD、6…記憶制御装置、7a1,7a2,7b1,
7b2,8,26…コネクタ、9a,9b…ケーブル、
11…切り換え信号、91…非接続信号、20a,20
b…中継装置、21…SCSI制御部、24…ID設定
部、25…ターミネータ部、28…HDD、70…ター
ミネータリード制御部、310〜312…固有アドレ
ス、51a〜51f…接続位置情報、70…ターミネー
タリード制御部、91a〜91f…非接続信号、700
…ホストコンピュータ、701…ホスト制御部、702
…デバイス制御部、703…キャッシュメモリ部、70
4…SCSI信号生成部、705a,705b…磁気デ
ィスク装置群。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒澤 弘幸 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 二宮 龍也 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 岩井 宏方 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位装置と複数の下位装置が両端(上位
    装置側と下位装置側)にターミネータの必要なインタフ
    ェース信号で接続され、下位装置の増・減により下位装
    置側のターミネータ設定を変更するターミネータ制御シ
    ステムにおいて、 下位装置は、上位装置と複数の下位装置との関係におい
    て定まる接続位置情報に基づいて、下位装置側の端部に
    近い順に下位装置のターミネータ設定の優先順位を定
    め、自己が一番優先度の高い場合と、自己よりも優先度
    の高い下位装置が非接続の場合に、ターミネータをオン
    にする切り換え信号を生成する切り換え信号生成部を備
    え、かつ、下位装置は上記切り換え信号に基づきターミ
    ネータのオン・オフを切り換えるターミネータ切り換え
    部を備えたことを特徴とするターミネータ制御システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記切り換え信号生成部は、下位装置の
    固有アドレスに基づいて、接続位置情報を生成すること
    を特徴とする請求項1と記載のターミネータ制御システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記下位装置は、上位装置と下位装置の
    インタフェース信号を伝達する中継動作を行う中継装置
    であることを特徴とする請求項1記載のターミネータ制
    御システム。
JP20107595A 1995-08-07 1995-08-07 ターミネータ制御システム Pending JPH0950334A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110275494A (zh) * 2018-03-16 2019-09-24 横河电机株式会社 使用类别参数组进行现场装置管理的系统和方法

Cited By (1)

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